JPS6111467B2 - - Google Patents

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JPS6111467B2
JPS6111467B2 JP15354678A JP15354678A JPS6111467B2 JP S6111467 B2 JPS6111467 B2 JP S6111467B2 JP 15354678 A JP15354678 A JP 15354678A JP 15354678 A JP15354678 A JP 15354678A JP S6111467 B2 JPS6111467 B2 JP S6111467B2
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JP
Japan
Prior art keywords
island
semiconductor
silicon
defects
oxide film
Prior art date
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Expired
Application number
JP15354678A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5578543A (en
Inventor
Koichi Kijima
Hiromi Sakurai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPS5578543A publication Critical patent/JPS5578543A/ja
Publication of JPS6111467B2 publication Critical patent/JPS6111467B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は結晶欠陥吸収手段を具えた絶縁膜分離
構造を有する半導体装置に関するものである。
半導体基板内に能動素子及び受動素子を多数個
形成したIC,LSI等の半導体装置においては、各
個別素子を電気的に分離するいわゆるアイソレー
シヨン領域が設けられる。このアイソレーシヨン
を行うための方式は多くあるが、基板と接合との
間の容量を減らす点で優れた特徴を発揮する酸化
膜分離方式が最近広く採用されている。この酸化
膜分離方式は製法が安定している上、上記特徴の
ため高周波特性の点で最適である。
これを加えてこの方式は分離を行うための酸化
膜が基板内に占める面積が小さくなるためにこの
分集積度が向上する利点もある。
しかしこの方法は、電気的に活性となる領域い
わゆ上述のような素子領域が多数個形成されるの
でこの多数の領域にわずかでも異常な欠陥群が形
成されると半導体装置全体にわたつて動作不可能
となるおそれが生ずる。
例えばバイポーラメモリにおいて4Kラムを作
る場合、活性領域となる半導体島はフリツプフロ
ツプで構成される1ビツト動作する時4000×2ケ
も必要とするが、この中に5〜10ケでも欠陥群が
発生すると全ビツトの動作が不可能に近くなり、
もし動作したとしても非常に歩留りは低くなる。
第1図a乃至dは従来における絶縁膜分離構造
を有する半導体装置の製法を示すものである。以
下工程順に説明すると、先ずaのようにシリコン
基板1を用意し、この上に酸化法により下敷酸化
膜2を形成し、さらにこの上にシリコン窒化膜3
を形成し部分的にレジスト4を形成する。次にb
のようにレジスト4をマスクとしてプラズマエツ
チヤーで低濃度酸素を含むフツ化シリコン
(SiF4)ガス中で上記シリコン窒化膜3を除去し、
さらに弗酸系のエツチヤントで下敷酸化膜2をエ
ツチング除去する。続いてcようにプラズマエツ
チヤー等で部分的にシリコン基板1を所望深さだ
けエツチングする。続いてdのように基板1表面
にチヤンネルカツト用にボロンを注入した後レジ
スト4を除去し、前処理をして酸化性雰囲気中で
低温、長時間酸化して分離用として働く酸化膜5
を形成する。この後酸化膜形成に際し成長したシ
リコン酸化膜を除去し、シリコン窒化膜を除去す
ることにより酸化膜分離構造を完成する。
この後基板1のシリコン島7内に所望の素子領
域を形成することにより半導体装置が完成する。
ここで第1図dの工程において、基板1のエツ
チされずに残つたシリコン島7とエツチされて酸
化膜5に変えられた領域の境界において結晶欠陥
6が分布しているのが認められる。この欠陥6は
境界の特に彎曲する部分に集中して生ずる。
この欠陥は、下敷酸化膜/窒化膜の構成比を適
当な値にしかつ膜厚を変化させ、プロセス熱処理
条件をくふうすることにより極力抑えることはで
きる。
しかしながらこれらの欠陥を皆無にすることは
不可能であり、第2図のようにシリコン島7が多
数並んだラム等のメモリセル群においては、内在
する結晶欠陥が平均化されて平衡を保つ時はシリ
コン島内に欠陥集中はないが、内部に局存するミ
クロな欠陥がトリガとなつて熱処理中に結晶群内
に分散して存在すべき欠陥が平衡を破つてあるシ
リコン島に集中して集められる現象が起りやす
い。この現象は×印で示すシリコン島に発生した
時その周りの酸化膜直下のシリコン基板にも多く
の欠陥6が発生し、周りのシリコン島には全く欠
陥は観察されない。この現象はジルトルエツチ等
で知られている公知の欠陥観察用エツチヤントを
用いることでエツチビツト、スリツプライン、ス
タツキングフオールト等を観察することで簡単に
確められる。
通常メモリセル等の素子を構成するシリコン島
7の巾は5〜10μm、長さは22〜25μm程度の形
状であり、結晶欠陥はこの形状の島全体に集中し
周りの他のシリコン島はこの欠陥から開放されて
いるのが常である。
しかしながらメモリセル等を造る時はこれらの
シリコン島のたとえ1ケにでも結晶欠陥の集中が
あると、その島内に形成されるPN接合がすべて
異常になる。これらの異常現象は例えばバイポー
ラ素子ではエミツタがベースを突き抜けてコレク
ターエミツタ間のチヤンネルを起こしたり、VCB
,VEBO等の逆方向バイアス時のリーク電流が極
めて大きくなつてシリコン島1ケ内のトランジス
タアクシヨンが不可能となる形で現れてくる。メ
モリセル群内にこのような欠陥集中が1ケ所でも
あると、メモリは1ビツト動作不良を起こして用
をなさなくなる。ゲートアレイで代表されるロジ
ツクについても同様である。
したがつて、本発明の目的は半導体島と酸化膜
との境界部に結晶欠陥が生じない絶縁膜分離構造
を有する半導体装置を提供するものである。
このような目的を達成するため、本発明は素子
を形成すべき半導体島とならない部分に島状で半
導体島より小さい結晶欠陥吸収手段を設けるもの
で、以下実施例を用いて詳細に説明する。
第3図a乃至dは本発明の一実施例による酸化
膜分離構造を有する半導体装置の製法を第1図a
乃至dの従来製法に対応して示す断面図である。
先ずaのようにシリコン基板1を用意しこの上
に下敷酸化膜2を形成し、さらにシリコン窒化膜
3を形成して部分的にレジスト4でマスクする。
次にbのようにレジスト4をマスクとしてシリコ
ン窒化膜3を除去し、さらに下敷酸化膜2をエツ
チング除去する。次にcのようにシリコン基板1
を部分的に所望深さだけエツチングする。続いて
dのように基板1を酸化して分離用酸化膜5を形
成する。この時基板1内に素子を形成すべきシリ
コン島7とは別な部分にこれよりも形状の小さい
他のシリコン島8を部分的に形成する。シリコン
島7の寸法が前述のように巾5〜10μm、長さ22
〜25μmであるのに対し、他のシリコン島8はこ
れよりも小さく巾、長さとも1〜2μmに形成さ
れる。
第1図dのように比較的大きなシリコン島7に
あつては、寸法が大きいため欠陥6が酸化膜5と
境界をなす領域に分散された状態で平衡を保つて
いる。これに対して、第3図dにおけるシリコン
島8は寸法が小さいため、内存する欠陥数は上記
と同じでも欠陥密度は異常に高くなる。
すなわち、大形、小形の各シリコン島が隣接し
共存する基板を熱処理する過程で、欠陥密度の高
い小形のシリコン島8は内部歪が大きくなり、平
衡を保とうとしてその周辺の欠陥を第3図dの矢
印のように一層集めようと働く。したがつて大形
のシリコン島6内にある欠陥は小形のシリコン島
8に向つて移動し、はき出されるようになつてや
がて小形のシリコン島8は大欠陥群の島となつて
成長する。
第4図はこれを具体的に示すものであり、例え
ばメモリセルが形成されている領域(a―b―c
―d)内の不要な基板1部分に小形のシリコン島
8を大形のシリコン島7と平衡に形成することに
より、欠陥6は小形のシリコン島8内に集中し大
形のシリコン島7には欠陥群は発生しなかつた。
すなわち小形のシリコン島8は欠陥吸収用手段と
しての働きをすることができる。
以上により従来構造において、基板全体の欠陥
を極力少くするのにもかかわらずいずれかの大形
のシリコン島内に欠陥群が発生していたため大集
積化を計る程歩留りが低くなつていた欠点を除去
することができる。小形のシリコン島の形成手段
としては、特に余分な工程(写真製版、インプ
ラ、拡散、エツチング等)を必要とせず通常のの
工程で高歩留りを得ることができる。
第4図の領域(a′―b′―c′―d′)内に極めて小
形のシリコン島を複数個形成したり、円形、L
形、フイシユ、ボーン形等の小形のシリコン島を
酸化膜分離領域内の素子の形成されない領域に配
置することにより同じような効果を得ることがで
きる。
第5図aは他の実施例を示すもので、酸化膜5
の中央部の一部が下地半導体である基板1に向つ
て突出して基板1に凹部9が形成された構造とな
つている。これにより、酸化膜5の上記突出部、
すなわち基板1の凹部9の近傍の半導体領域に小
形のシリコン島に相当する結晶欠陥吸収手段が形
成される。
第5図bはまた他の実施例を示し、小形のシリ
コン島8上のみに直接シリコン窒化膜10を形成
し、この部分のみに結晶欠陥を強制的に酸化工程
で形成した例である。
第5図cはさらに他の実施例を示し、小形のシ
リコン島あるいは上記のように堀り下げた領域に
結晶欠陥を生む材料をイオン注入、拡散等の方法
で導入した例である。
いずれにおいても欠陥吸収用手段として働かせ
ることにより前記と同じ効果が得られる。
以上説明して明らかなように本発明によれば、
素子を形成すべき半導体島とならない部分に島状
で半導体島より小さい結晶欠陥吸収手段を設ける
ことにより、半導体島と酸化膜との境界部に結晶
欠陥のないあるいは極めて少ない半導体装置が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図a乃至dは従来の半導体装置の製法を示
す断面図、第2図は第1図の製法による半導体装
置を示す斜視図、第3図a乃至dは本発明の一実
施例の半導体装置の製法を示す断面図、第4図は
第3図の製法による半導体装置を示す斜視図、第
5図a乃至cは本発明の他の実施例を示す断面図
である。 1……シリコン基板、2……下敷酸化膜、3,
10……シリコン窒化膜、4……レジスト、5…
…分離用酸化膜、6……結晶欠陥、7……大形の
シリコン島、8……小形のシリコン島、9……凹
部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 能動素子、受動素子が形成されるべき半導体
    島と、これら半導体島間を電気的に絶縁する絶縁
    膜とを有し、上記半導体島とならない部分に島状
    で半導体島より小さい結晶欠陥吸収手段を具えて
    なることを特徴とする絶縁膜分離構造を有する半
    導体装置。 2 結晶欠陥吸収手段が半導体島として働く領域
    よりも形状の小さい別な半導体島よりなることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の絶縁膜分
    離構造を有する半導体装置。 3 絶縁膜の一部が下地半導体に向つて突出して
    おり、結晶欠陥吸収手段がこの絶縁膜突出部近傍
    の半導体領域よりなることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の絶縁膜分離構造を有する半導
    体装置。
JP15354678A 1978-12-11 1978-12-11 Semiconductor with insulating-film separated construction Granted JPS5578543A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15354678A JPS5578543A (en) 1978-12-11 1978-12-11 Semiconductor with insulating-film separated construction

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JP15354678A JPS5578543A (en) 1978-12-11 1978-12-11 Semiconductor with insulating-film separated construction

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5578543A JPS5578543A (en) 1980-06-13
JPS6111467B2 true JPS6111467B2 (ja) 1986-04-03

Family

ID=15564865

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15354678A Granted JPS5578543A (en) 1978-12-11 1978-12-11 Semiconductor with insulating-film separated construction

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57211748A (en) * 1981-06-23 1982-12-25 Nec Corp Semiconductor device
JPS5877241A (ja) * 1981-11-02 1983-05-10 Nec Corp 半導体集積回路装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5578543A (en) 1980-06-13

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