JPS61113785A - η相とζ相の生成を防止した亜鉛−鉄系合金メツキ鋼板の電気メツキによる製造法 - Google Patents
η相とζ相の生成を防止した亜鉛−鉄系合金メツキ鋼板の電気メツキによる製造法Info
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- JPS61113785A JPS61113785A JP23505284A JP23505284A JPS61113785A JP S61113785 A JPS61113785 A JP S61113785A JP 23505284 A JP23505284 A JP 23505284A JP 23505284 A JP23505284 A JP 23505284A JP S61113785 A JPS61113785 A JP S61113785A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は亜鉛−鉄系合金メッキ鋼板の電気メッキによる
製造法に関するものである。
製造法に関するものである。
Zni、こ対してFeを主成分として含有するZn−F
e或いはZn−Fe−Ni、Zn−Fe−Cr等の亜鉛
−鉄系合金メッキ鋼板は、特公昭50−29821号公
報、特開昭56−9386号公報などで発表されすぐれ
た耐食性、塗装性能(特に、塗料密着性、塗装後耐食性
)、溶接性等を有することから自動車用防錆鋼板として
広く使用されつつある。特に、近年では寒冷地帯におけ
る冬期道路凍結防止用散布塩に対する自動車車体の防錆
鋼板として使用されるなど、非常に苛酷な腐食環境での
使用が著しく増加の傾向にある。従って、このような腐
食環境に対しても、常に安定してすぐれた耐食性、塗装
性能を示す亜鉛−鉄系合金メッキ鋼板の製造が要求され
ている。
e或いはZn−Fe−Ni、Zn−Fe−Cr等の亜鉛
−鉄系合金メッキ鋼板は、特公昭50−29821号公
報、特開昭56−9386号公報などで発表されすぐれ
た耐食性、塗装性能(特に、塗料密着性、塗装後耐食性
)、溶接性等を有することから自動車用防錆鋼板として
広く使用されつつある。特に、近年では寒冷地帯におけ
る冬期道路凍結防止用散布塩に対する自動車車体の防錆
鋼板として使用されるなど、非常に苛酷な腐食環境での
使用が著しく増加の傾向にある。従って、このような腐
食環境に対しても、常に安定してすぐれた耐食性、塗装
性能を示す亜鉛−鉄系合金メッキ鋼板の製造が要求され
ている。
一般に、電気メツキ法で製造されるFeを合金化成分と
する亜鉛−鉄系合金メッキ鋼板は、上記の如き腐食環境
を想定した評価試験において優れた性能が得られるが、
時として耐食性、塗装性能の劣る現象が、時にFeを1
0〜20%含有する亜鉛−鉄系合金メッキ鋼板で生じる
事がある。即ち、腐食環境に曝された場合、塗膜下でZ
n−Fe系合金メッキ層の部分的な溶解によって塗膜面
に小さなフクレ(所謂、ブリスター)を発生したり、或
いは塗膜の欠陥部から腐食が部分的に著し、く進行した
りする現象が時としてm察される。
する亜鉛−鉄系合金メッキ鋼板は、上記の如き腐食環境
を想定した評価試験において優れた性能が得られるが、
時として耐食性、塗装性能の劣る現象が、時にFeを1
0〜20%含有する亜鉛−鉄系合金メッキ鋼板で生じる
事がある。即ち、腐食環境に曝された場合、塗膜下でZ
n−Fe系合金メッキ層の部分的な溶解によって塗膜面
に小さなフクレ(所謂、ブリスター)を発生したり、或
いは塗膜の欠陥部から腐食が部分的に著し、く進行した
りする現象が時としてm察される。
すなわち、CQ−イオンを含有する水溶液に曝される腐
食環境での優れた耐食性或いは道路凍結防止用散布塩の
岩塩岩石等の衝突(チッピング)によって、塗膜面の剥
離が起こりに<<、また剥離が生じても塗膜欠陥部から
腐食の生じにくい、すなわち優れた塗料密着性、塗装後
耐食性が常に安定して得られる亜鉛−鉄系合金メッキ鋼
板を提供するものである。
食環境での優れた耐食性或いは道路凍結防止用散布塩の
岩塩岩石等の衝突(チッピング)によって、塗膜面の剥
離が起こりに<<、また剥離が生じても塗膜欠陥部から
腐食の生じにくい、すなわち優れた塗料密着性、塗装後
耐食性が常に安定して得られる亜鉛−鉄系合金メッキ鋼
板を提供するものである。
すなわち、本発明は亜鉛−鉄系合金メッキ電解浴組成中
のPbイオン濃度を1ppm以下、Snイオン濃度を0
.5ppm以下、Sbイオン濃度1 を0.
5ppm以下にして、電流密度60A/dイ、極間比1
115 m m以下で電解処理するη相とζ相の生成を
防止した亜鉛−鉄系合金メッキ鋼板の電気メッキによる
製造法を提供することにある。
のPbイオン濃度を1ppm以下、Snイオン濃度を0
.5ppm以下、Sbイオン濃度1 を0.
5ppm以下にして、電流密度60A/dイ、極間比1
115 m m以下で電解処理するη相とζ相の生成を
防止した亜鉛−鉄系合金メッキ鋼板の電気メッキによる
製造法を提供することにある。
本発明者等はこれらの耐食性不良原因について検討した
結果、第1図に示すように、亜鉛−鉄系合金メッキ鋼板
のメッキ層中に部分的にZn相(η相)或いはFe含有
量が少ない(Feifi度;約6.2%以下)Zn−F
e相(ζ相)が析出した場合に、腐食環境においてFe
濃度の高いZn” F e合金相(δ1.ε相等)に比
して耐食性が劣り、溶解による腐食の進行が速いために
、前記の如き耐食性の劣る現象が生じるものと推察され
た。従って1本発明においては、電気メツキ法による亜
鉛−鉄系合金メッキ鋼板の製造において、これらの耐食
性不良の原因となるZn相(η相)或いはFe含有量の
少ないZn−Fe合金相(ζ相)をメッキ層中に析出さ
せないための電解処理条件を提供するものである。
結果、第1図に示すように、亜鉛−鉄系合金メッキ鋼板
のメッキ層中に部分的にZn相(η相)或いはFe含有
量が少ない(Feifi度;約6.2%以下)Zn−F
e相(ζ相)が析出した場合に、腐食環境においてFe
濃度の高いZn” F e合金相(δ1.ε相等)に比
して耐食性が劣り、溶解による腐食の進行が速いために
、前記の如き耐食性の劣る現象が生じるものと推察され
た。従って1本発明においては、電気メツキ法による亜
鉛−鉄系合金メッキ鋼板の製造において、これらの耐食
性不良の原因となるZn相(η相)或いはFe含有量の
少ないZn−Fe合金相(ζ相)をメッキ層中に析出さ
せないための電解処理条件を提供するものである。
以下、本発明について詳細に説明する。
先ず、被メツキ鋼板に脱脂、酸洗等の通常電気メッキに
おいて表面清浄化、前処理を施した後。
おいて表面清浄化、前処理を施した後。
これらの電薄浴組成中で電気メッキが施される。
本発明に使用される電解浴組成は、特に規定されるもの
ではないが、例えば以下に示すようなZnイオン、Fe
イオンを含有する硫酸塩浴或いは塩化物浴等が使用され
る。
ではないが、例えば以下に示すようなZnイオン、Fe
イオンを含有する硫酸塩浴或いは塩化物浴等が使用され
る。
(a)硫酸亜鉛 175g/Q
硫 酸 鉄 175g/Q
PH=1.2
(b)硫酸亜鉛 120g/Q
硫 酸 鉄 210g/Q
硫酸アンモン 19 g / Q
pH=1.4
(c)塩化亜鉛 120g/α
塩 化 鉄 180 g / Qさ (酸
塩 20gIQ PH=1.3 このような電解浴中のFeイオン濃度とZnイオン濃度
がF e / Z n = 50 / 50〜70 /
40の範囲では、通常工業的に使用される電流密度が
30〜150 A / d mの範囲ではメッキ層中の
Fe含有量が10〜20%に維持される。
塩 20gIQ PH=1.3 このような電解浴中のFeイオン濃度とZnイオン濃度
がF e / Z n = 50 / 50〜70 /
40の範囲では、通常工業的に使用される電流密度が
30〜150 A / d mの範囲ではメッキ層中の
Fe含有量が10〜20%に維持される。
この場合、第2図に示すように、Fe含有量が10〜2
0%のZn−Fe系合金組成において、電解時の電流密
度によっては、η相の析出がメッキ層中に認められる。
0%のZn−Fe系合金組成において、電解時の電流密
度によっては、η相の析出がメッキ層中に認められる。
これは同−Feイオン含有量の浴組成であっても、電流
密度が低い場合。
密度が低い場合。
Znの優先析出が起こり易く、そのため部分的にFe含
有量の低いZn−Fe合金組成のもの或いはZn相が析
出するためと考えられる。従って、η相の析出を防止す
るためには、電流密度が6OA/dm2以上、好ましく
は80A/di以上である事が必要である。
有量の低いZn−Fe合金組成のもの或いはZn相が析
出するためと考えられる。従って、η相の析出を防止す
るためには、電流密度が6OA/dm2以上、好ましく
は80A/di以上である事が必要である。
この電流密度が60A/dm2以上に維持されたとして
も、さらに工業的に安定してη相の(メッキ層中への)
析出を防止するには、以下の電解条件が維持される事が
必要である。即ち、金属イオンの供給源として使用され
るZn、Feからの不可避的不純物或いは電極から溶解
混入される不純物であるPb、Sn及びSbイオンの混
入量を限定する事が必要である。これら不純物のPb。
も、さらに工業的に安定してη相の(メッキ層中への)
析出を防止するには、以下の電解条件が維持される事が
必要である。即ち、金属イオンの供給源として使用され
るZn、Feからの不可避的不純物或いは電極から溶解
混入される不純物であるPb、Sn及びSbイオンの混
入量を限定する事が必要である。これら不純物のPb。
Sn及びSbイオンについても、Feと比較して非常に
析出電位が低く、メッキ層中に析出すると同時に、Fe
イオンのメッキ層中への析出を妨害するため、第3図に
示すように極く微量メッキ浴中に含有される事によって
η相の析出を生じる。
析出電位が低く、メッキ層中に析出すると同時に、Fe
イオンのメッキ層中への析出を妨害するため、第3図に
示すように極く微量メッキ浴中に含有される事によって
η相の析出を生じる。
従って、これら不純物の含有量は、Pbイオンをlpp
m以下、好ましくは0.5ppm以下、SnイオンをQ
、5ppm以下、好ましくは0.lppm以下に、また
SbイオンをO95ppm以下、好ましくは0.1p
pm以下に限定する必要がある。
m以下、好ましくは0.5ppm以下、SnイオンをQ
、5ppm以下、好ましくは0.lppm以下に、また
SbイオンをO95ppm以下、好ましくは0.1p
pm以下に限定する必要がある。
而して、電解浴組成中のPbイオン、Snイオン及びS
bイオンの混入量を上記範囲の規制は、以下述べるよう
な方法で達成される。金属イオン源として使用されるZ
n、Feの各硫酸基或いは塩化物の製造に際して、各々
純度の高いZn。
bイオンの混入量を上記範囲の規制は、以下述べるよう
な方法で達成される。金属イオン源として使用されるZ
n、Feの各硫酸基或いは塩化物の製造に際して、各々
純度の高いZn。
Fe金属を用い、また金属としてイオン補修を行う
なう場合にも純度の高いZn、Fe金属を用いる
事が好ましい。
なう場合にも純度の高いZn、Fe金属を用いる
事が好ましい。
特に、Pb、Sn及びSbイオンが不純物として含有さ
れ易いZn金属として、JIS H2107記載の特
殊亜鉛地金或いは最純亜鉛地金を用いる事が好ましい。
れ易いZn金属として、JIS H2107記載の特
殊亜鉛地金或いは最純亜鉛地金を用いる事が好ましい。
また、電極としてZn、またはFeの可溶性電極を用い
る場合にも各々、上記亜鉛地金酸いは高純度鉄より製造
された電極を用いる事が好ましい。
る場合にも各々、上記亜鉛地金酸いは高純度鉄より製造
された電極を用いる事が好ましい。
さらに不溶性電極を用いる場合は、チタン或いはジルコ
ニウムの白金クラツド板の如きPb、Sn及びSbを使
用しない電極を用いることが好ましく、Pb系合金の電
極を用いる場合にはSnかSbの含まれないPb−Ag
電極を使用するとよい。而して、上記のいずれの場合も
、SnかSbより不純物として多く含有されるPb不純
物等の電解浴からの除去には、炭酸ストロンチュウム或
いは炭酸バリウム等を用いて共沈法等により除去されて
もよく、またSnかSb不純物は、例えば電解槽と別に
設けられたタンク等で低電流密度電解法により除去して
もよい。
ニウムの白金クラツド板の如きPb、Sn及びSbを使
用しない電極を用いることが好ましく、Pb系合金の電
極を用いる場合にはSnかSbの含まれないPb−Ag
電極を使用するとよい。而して、上記のいずれの場合も
、SnかSbより不純物として多く含有されるPb不純
物等の電解浴からの除去には、炭酸ストロンチュウム或
いは炭酸バリウム等を用いて共沈法等により除去されて
もよく、またSnかSb不純物は、例えば電解槽と別に
設けられたタンク等で低電流密度電解法により除去して
もよい。
さらに、上記の如く、電流密度及び電解浴中年
1゜純物量が規定されても、η相の析出しないZ
n−Fe系合金メッキ層を工業的に安定して得るために
は、以下の電解処理条件を規定する必要がある。
1゜純物量が規定されても、η相の析出しないZ
n−Fe系合金メッキ層を工業的に安定して得るために
は、以下の電解処理条件を規定する必要がある。
即ち、電解時に電極と鋼板の相対面は、電極に附与した
電流密度で電解処理が可能であるが、鋼板が電極に対し
て電極の入側部分或いは出側部分は電極から電流が分配
されて電極に附与した電流密度より低電流密度で電解処
理される部分が生じ。
電流密度で電解処理が可能であるが、鋼板が電極に対し
て電極の入側部分或いは出側部分は電極から電流が分配
されて電極に附与した電流密度より低電流密度で電解処
理される部分が生じ。
前記の如き本発明の電解処理条件を保持してもη相を析
出する。
出する。
このような低電流密度の電解域は、鋼板の通板速度が遅
い場合或いは鋼板と電極との間の距離(所謂、極間距離
)が大きい場合に多くなる。このうち、鋼板の通板速度
は、定速運転の場合以外にコイル同志の溶接時或いは何
らかの通板時のトラブル等で減速される可能性もあり、
常に通板速度を一定に保つ事が困難である。従って、本
発明では、安定して操業条件を確保して、低電流密度電
解域を少なくするために、極間距離を小さくし、悪影響
を防止する。
い場合或いは鋼板と電極との間の距離(所謂、極間距離
)が大きい場合に多くなる。このうち、鋼板の通板速度
は、定速運転の場合以外にコイル同志の溶接時或いは何
らかの通板時のトラブル等で減速される可能性もあり、
常に通板速度を一定に保つ事が困難である。従って、本
発明では、安定して操業条件を確保して、低電流密度電
解域を少なくするために、極間距離を小さくし、悪影響
を防止する。
鋼板と電極との極間距離については第4図に一例を示す
ように、極間距離を15mm以下、好ましくは10mm
以下に限定する事によって、電極の通板方向両端部分で
の低電流密度での電解部分を減らし、η相の析出を生じ
にくくする。
ように、極間距離を15mm以下、好ましくは10mm
以下に限定する事によって、電極の通板方向両端部分で
の低電流密度での電解部分を減らし、η相の析出を生じ
にくくする。
しかして上記のような本発明により、電解時の電流密度
、電解浴中の不純物Pb、Sn及びSbイオンの混入量
、極間距離を各々規制する事によって、Zn−(10〜
20%)Fe系合金メッキ組成中にη相の析出を防止す
る事が可能であり、またすぐれた耐食性及び塗装性能を
確保する事ができる。
、電解浴中の不純物Pb、Sn及びSbイオンの混入量
、極間距離を各々規制する事によって、Zn−(10〜
20%)Fe系合金メッキ組成中にη相の析出を防止す
る事が可能であり、またすぐれた耐食性及び塗装性能を
確保する事ができる。
尚、本発明は、Zn−Fe系合金メッキ層が主要構成の
合金メッキ鋼板に適用され、例えばZn−(10〜20
%)Fs系合金メッキ鋼板さらにFe含有量の高いZ
n −F e 、 Z n −F e −P 。
合金メッキ鋼板に適用され、例えばZn−(10〜20
%)Fs系合金メッキ鋼板さらにFe含有量の高いZ
n −F e 、 Z n −F e −P 。
Zn−Fe−Ni、Zn−Fe−Crの合金メッキ鋼板
の製造法にも適用される。
の製造法にも適用される。
以下に、本発明の実施例を示す。
Φ
0.8mm板厚の冷延鋼板を用い、オルケイ酸ソーダ溶
液による脱脂、硫酸々洗を行なった後、硫酸亜鉛140
g / Q 、硫酸鉄240g / Q、硫酸アンモ
ン10 g / Qからなる電解浴組成を用いて、第1
表に示すように本発明の重要要因である、電流密度、電
解浴中のPb+ Sn及びSbイオンの不純物添加量、
鋼板と電極との極間距離を各々変化させて、製造したZ
n−(10〜20%)Fe系合金メッキ鋼板の性能につ
いて評価を行なった。尚、評価方法については、以下の
評価方法によった。
液による脱脂、硫酸々洗を行なった後、硫酸亜鉛140
g / Q 、硫酸鉄240g / Q、硫酸アンモ
ン10 g / Qからなる電解浴組成を用いて、第1
表に示すように本発明の重要要因である、電流密度、電
解浴中のPb+ Sn及びSbイオンの不純物添加量、
鋼板と電極との極間距離を各々変化させて、製造したZ
n−(10〜20%)Fe系合金メッキ鋼板の性能につ
いて評価を行なった。尚、評価方法については、以下の
評価方法によった。
■り相の析出状況
メッキ鋼板の以下の方法で、X線解析を行ない、第1図
に示した測定角度2θ中43度のη相に相当するピーク
高さの測定により行なった。尚、X線解析条件は以下の
通りである。
に示した測定角度2θ中43度のη相に相当するピーク
高さの測定により行なった。尚、X線解析条件は以下の
通りである。
OCOターゲット Oフィルター Fe フィル
ター〇加速電圧35kv 05canスピード 1″
/分1 加速電流20mA o
Fullスケール 5KcpsO出側スリツト(div
ergence 5lit) 0 、8 mmO受側ス
リット(receiving 5lit) 0 、3
m m■カチオン電着塗装後のサイクリックコロジョ
ンテストによる耐食性化成処理後(リン酸塩被膜量2−
8g/m)に、カチオン電着20μ塗装後第5図に示す
サイクル条件を1サイクルとして、50サイクルテスト
を実施して、最大孔食深さの測定により、その耐食性を
評価した。
ター〇加速電圧35kv 05canスピード 1″
/分1 加速電流20mA o
Fullスケール 5KcpsO出側スリツト(div
ergence 5lit) 0 、8 mmO受側ス
リット(receiving 5lit) 0 、3
m m■カチオン電着塗装後のサイクリックコロジョ
ンテストによる耐食性化成処理後(リン酸塩被膜量2−
8g/m)に、カチオン電着20μ塗装後第5図に示す
サイクル条件を1サイクルとして、50サイクルテスト
を実施して、最大孔食深さの測定により、その耐食性を
評価した。
尚、評価基準は以下の方法によった。
◎・・・最大孔食深さ 0.15mm以下Q以下・最大
孔食深さ 0.25mm以下Δ・・・、最大孔食深さ
0.40mm以下×・・・最大孔食深さ 0.40mm
超■カチオン電着塗装後の塩水噴霧試験(S、S、T)
による塗装性能化成処理後にカチオン電着塗装20μ厚
さ施した後、評価材に地鉄に達するクロスカット傷を入
れ、S、S、7 750時間後に、乾燥、セロテープ剥
離を行ない、以下の評価基準でその塗装性能を評価した
。
孔食深さ 0.25mm以下Δ・・・、最大孔食深さ
0.40mm以下×・・・最大孔食深さ 0.40mm
超■カチオン電着塗装後の塩水噴霧試験(S、S、T)
による塗装性能化成処理後にカチオン電着塗装20μ厚
さ施した後、評価材に地鉄に達するクロスカット傷を入
れ、S、S、7 750時間後に、乾燥、セロテープ剥
離を行ない、以下の評価基準でその塗装性能を評価した
。
O・・・クロスカット部分からの塗膜剥離中2mm以下
、その他の塗膜面の剥離なし、′) O・−・クロスカット部分からの塗膜剥離中3mm以下
、その他の塗膜面からの剥離なし Δ・・・クロスカット部分からの塗膜剥離中4 m m
以下、その他の塗膜面からの剥離個数若干発生 X・・・クロスカット部分からの塗膜剥離中4mm超、
その他の塗膜面からの剥離個数多数発生 ■3コート後の二次塗料密着性 化成処理後に、カチオン電着塗装(18μ)、中塗り(
30μ)、上塗り(35μ)の3コート塗装後、50’
C蒸溜水中に240時間浸漬後に、碁盤目試験(2m
m角、100マス)、セロテープ剥離を行ない、以下の
評価基準で評価した。
、その他の塗膜面の剥離なし、′) O・−・クロスカット部分からの塗膜剥離中3mm以下
、その他の塗膜面からの剥離なし Δ・・・クロスカット部分からの塗膜剥離中4 m m
以下、その他の塗膜面からの剥離個数若干発生 X・・・クロスカット部分からの塗膜剥離中4mm超、
その他の塗膜面からの剥離個数多数発生 ■3コート後の二次塗料密着性 化成処理後に、カチオン電着塗装(18μ)、中塗り(
30μ)、上塗り(35μ)の3コート塗装後、50’
C蒸溜水中に240時間浸漬後に、碁盤目試験(2m
m角、100マス)、セロテープ剥離を行ない、以下の
評価基準で評価した。
◎・・・塗膜剥離部分が5%以下で、基盤目1マス中の
最大剥離部分が10%以下 O・・塗膜剥離部分が10%以下で、基盤目1マス中の
最大剥離部分が20%以下 Δ・・・塗膜剥離部分が20%以下で、基盤目1マス中
の最大剥離部分が50%未満 ×・・・基盤目の1マス中の剥離50%以上のものが存
在 〔発明の効果〕 以上の如く、本発明の方法によるZn−Fe系合金メッ
キ鋼板は、メッキ層中にη相の生成が極めて少なく、そ
の性能は良好である。
最大剥離部分が10%以下 O・・塗膜剥離部分が10%以下で、基盤目1マス中の
最大剥離部分が20%以下 Δ・・・塗膜剥離部分が20%以下で、基盤目1マス中
の最大剥離部分が50%未満 ×・・・基盤目の1マス中の剥離50%以上のものが存
在 〔発明の効果〕 以上の如く、本発明の方法によるZn−Fe系合金メッ
キ鋼板は、メッキ層中にη相の生成が極めて少なく、そ
の性能は良好である。
第1図はZn−16%Fe系合金メッキ鋼板のメッキ層
組織(X線回折結果)を示し、(a)は性能の劣るZn
−Fe系合金メッキ鋼板のメッキ組織、(b)は性能の
良好なZn−Fe系合金メッキ鋼板のメッキ組織を表わ
している。 第2図はZn−(10〜20%)Fe系合金メッキ鋼板
のメッキ層中のη相析出に及ぼす電流密度の影響を示す
図。 第3図(a) (b) (c)はZn−(10〜2
0%)Fe系合金メッキ鋼板のメッキ層中のη相析出に
及ぼすメッキ浴中のSn’、Pb、Sbの各イオンの影
響を示す図。 第4図はZn−(10〜20%)Fe系合金メッキ鋼板
のメッキ層中のη相析出に及ぼす極間距離の影響を示す
図である。 第5図はサイクリックコロ−ジョンテストのサイクル条
件を示す図である。 特許出願人 新日本製鐵株式会社 代理人 弁理士 古島 寧 第1図(α) →り坩の析出が火 第1図(b) →々相の析うが名7!ぬ一71?lCい一一−29−m
− 第2図 電涜妄度 第3図(α) ヌ・ンキ浴中の5tn含有+(ppm)第3図(b) メツ叱浴申のPb含有量CPPM) 第3図(C) I 2 3 メッキ洛中のSm含有量(pPm) 第4図
組織(X線回折結果)を示し、(a)は性能の劣るZn
−Fe系合金メッキ鋼板のメッキ組織、(b)は性能の
良好なZn−Fe系合金メッキ鋼板のメッキ組織を表わ
している。 第2図はZn−(10〜20%)Fe系合金メッキ鋼板
のメッキ層中のη相析出に及ぼす電流密度の影響を示す
図。 第3図(a) (b) (c)はZn−(10〜2
0%)Fe系合金メッキ鋼板のメッキ層中のη相析出に
及ぼすメッキ浴中のSn’、Pb、Sbの各イオンの影
響を示す図。 第4図はZn−(10〜20%)Fe系合金メッキ鋼板
のメッキ層中のη相析出に及ぼす極間距離の影響を示す
図である。 第5図はサイクリックコロ−ジョンテストのサイクル条
件を示す図である。 特許出願人 新日本製鐵株式会社 代理人 弁理士 古島 寧 第1図(α) →り坩の析出が火 第1図(b) →々相の析うが名7!ぬ一71?lCい一一−29−m
− 第2図 電涜妄度 第3図(α) ヌ・ンキ浴中の5tn含有+(ppm)第3図(b) メツ叱浴申のPb含有量CPPM) 第3図(C) I 2 3 メッキ洛中のSm含有量(pPm) 第4図
Claims (1)
- 亜鉛−鉄系合金メッキ電解浴組成中のPbイオン濃度を
1ppm以下、Snイオン濃度を0.5ppm以下、S
bイオン濃度を0.5ppm以下に規制して電流密度6
0A/dm^2以上、極間距離15mm以下で電解処理
する事を特徴とするη相とζ相の生成を防止した亜鉛−
鉄系合金メッキ鋼板の電気メッキによる製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23505284A JPS61113785A (ja) | 1984-11-09 | 1984-11-09 | η相とζ相の生成を防止した亜鉛−鉄系合金メツキ鋼板の電気メツキによる製造法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP23505284A JPS61113785A (ja) | 1984-11-09 | 1984-11-09 | η相とζ相の生成を防止した亜鉛−鉄系合金メツキ鋼板の電気メツキによる製造法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPS61113785A true JPS61113785A (ja) | 1986-05-31 |
JPH0148356B2 JPH0148356B2 (ja) | 1989-10-18 |
Family
ID=16980372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP23505284A Granted JPS61113785A (ja) | 1984-11-09 | 1984-11-09 | η相とζ相の生成を防止した亜鉛−鉄系合金メツキ鋼板の電気メツキによる製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPS61113785A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6411994A (en) * | 1987-07-06 | 1989-01-17 | Nippon Steel Corp | Production of zn alloy plated steel sheet |
JPS6411995A (en) * | 1987-07-06 | 1989-01-17 | Nippon Steel Corp | Production of zn alloy plated steel sheet |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57137493A (en) * | 1981-02-20 | 1982-08-25 | Sumitomo Metal Ind Ltd | Electroplating method for alloy |
-
1984
- 1984-11-09 JP JP23505284A patent/JPS61113785A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57137493A (en) * | 1981-02-20 | 1982-08-25 | Sumitomo Metal Ind Ltd | Electroplating method for alloy |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6411994A (en) * | 1987-07-06 | 1989-01-17 | Nippon Steel Corp | Production of zn alloy plated steel sheet |
JPS6411995A (en) * | 1987-07-06 | 1989-01-17 | Nippon Steel Corp | Production of zn alloy plated steel sheet |
JP2509940B2 (ja) * | 1987-07-06 | 1996-06-26 | 新日本製鐵株式会社 | Zn―Ni系合金めっき鋼板の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0148356B2 (ja) | 1989-10-18 |
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