JPS61111245A - 紙葉類繰出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、紙葉類計数機や紙幣放出機（ディスペンサ）
等の紙葉類処理機において、該処理機本体に対して着脱
可能に装着されろ紙葉類収納箱（以下、カセットと呼ぶ
）から１枚ずつ紙葉類を繰り出す紙葉類裸出装置に関す
るものである。

「従来の技術」 前記紙葉類繰出装置として、カセット内には起立状態に
して紙葉類を集積しておき、この集積されている紙葉類
を端から蹴り出しローラーによってカセット外に突出さ
せ、この突出させた紙葉類を突出方向に配置されている
繰り出しローラーと、該繰り出しローラーに臨んで設け
られている分離部材とで挟み、繰り出しローラーの回転
によって、１枚ずつ繰り出していく方式ものが開発′さ
れている。

この方式のものは、蹴り出しローラーが」度に２枚以上
の紙葉類を蹴り出した場合には、これらの紙葉類相互を
繰り出しローラーから作用する摩擦力と分離部材から作
用する摩擦力とによって分離させ、繰り出しローラーの
回転によって繰り出しローラー側のものから順に１枚ず
つ繰り出すように成されている。

「発明が解決しようとする問題点」 ところで、上記の分離部材としては、彩状が櫛状を成し
ていて装置本体に固定されて設けられるものや、繰り出
しローラーに対向して配置され繰り出しローラーと同一
方向に回転するようになしたローラー状のもの等が知ら
れているが、航者は分離部材の同一箇所が長時間紙葉類
に接触し続ける構成であり、また、後者は摩擦周面が回
転して／′　　　　　　　□、＜、ヨ１ユ□□。Ｍ、　
Ｗ！＠ＷＪｈ’ヵゎえり、摩耗したりして、必要な摩擦
力を紙葉面に作用さける機能が比較的早くに失われて、
分離能力が低下するという問題があった。

この発明は、前記事情に鑑みて提案されたもので、前述
の上うな方式を保る繰出装置において、分離部材の接触
面が汚れたり、摩耗することによって分離能力が低下す
るという問題を解決することを、主たる目的とする。

「問題点を解決するための手段」 この発明の紙葉類繰出装置は、紙葉類を起立状態で収容
するとともに一端側に繰り出し口を備えたカセットと、
該カセットの一端側からカセット内に突出して収容され
た紙葉類に当接されて前記繰り出し口から所定長だけ紙
葉類を蹴り出す蹴り出しローラーと、前記繰り出し口に
対応して配置されて前記蹴り出しローラーによって蹴り
出された紙葉類を順に１枚ずつ繰り出してゆく繰り出し
機構とを備え、かつ前記繰り出し機構は、前記蹴り出し
ローラーと連動して回転駆動される繰り出しローラーと
、該繰り出しローラーに対向して配置されて該繰り出し
ローラーと協働して蹴り出された紙葉類を挟み、紙ｍｗ
Ａが同時に２枚以上繰り出されることを防止する分離部
材とを備えてなるもので、これらの点に関しては従来の
ものと同様である。

ところが、この発明の紙葉類裸出装置では、前述の問題
の解決手段として、前記分離部材がローラー状をなすと
ともに蹴り出された紙葉類をカセット内に戻す方向にの
み回転可能に支持され、かつ所定の枚数だけ繰り出して
一連の繰り出し作業が完了する毎に、前記繰り出しロー
ラーと蹴り出しローラーとを繰り出し時と逆向きに駆動
させる逆転機能が備えられている。

「作用」 このような構成であると、一連の繰り出し動作が終了す
る毎に、前記各ローラーの逆転によってカセットからは
み出した紙葉類がカセット内に引き戻され、この紙葉類
の引き戻ル時にこの紙葉類との摩擦力によって分離部材
が回転して、分離部材の紙葉類と接触する面が新規にな
る。したがって、分離部材は、同一箇所だけが紙葉類と
接触するようなことがなくなり、接触面の汚れや摩耗に
よる分離能力の低下が長期に亙って抑制されることにな
る。

また、一連の繰り出し動作が終了する苺に、前記各ロー
ラーの逆転によってカセットからはみ出した紙葉類がカ
セット内（こ引き戻される構成であれば、いつカセット
を引き出すこととしてら、前述の紙詰まりや紛失等のよ
うな問題が生じない。

「実施例」 以下、本発明の一実施例を図面に基づい説明する。

第１図は本発明の一実施例の側面図である。

この紙葉類繰出装置ｌは、紙葉類計数機や紙幣放出機（
ディスペンサ）等を含む紙葉類処理機の処理機本体に着
脱可能に装着されるカセット（紙葉類収納箱）２と、該
カセット２内に起立状態で集積されている紙葉類３を１
番端のものから順に蹴り出す蹴り出しローラー４と　、
該蹴り出しローラー４によって蹴り出された紙葉類３を
一枚ずつ繰り出していく繰り出し機構５とを基本構成と
している。

前記カセット２は、その一端側（図では、右端側）の上
部にカバー２８によって開閉されろ紙葉順繰出口２ｂを
備えている。また、一端側に位置した前壁２Ｃの内側に
起立状態で配置されたガイド板２ｄとこのガイド板２ｄ
側に付勢する押圧機構２ｅとによって紙葉類３を挟んで
紙葉類３の起立状態を保ち、かつ紙葉類３を下方から支
える支持＋１Ｌ２ｆによって収容する紙葉類３の上下位
置を設定する構成となっている。

このカセット２は、処理機本体から取り外した状態では
前記繰出口２ｂがカバー２ａによって塞がれ、金庫とし
ての性格を持つ。前記カバー２ａはカセット２を第１図
の矢印イ方向に移動させて処理機本体にセットすると、
図示せぬカム機構によって自動的に図示の位置まで開か
れ、矢印口方向１こ移動させて処理機本体から取り外す
と、自動的に１　　　　　　　　　閉じてロックされる
。

前記蹴り出しローラー４は、その周縁の一部が１ｉり記
ガイド仮２ｄから紙葉類側に突出゛４°る如く配置され
ている。前記周縁は滑り易く仕上げられているが、この
周縁の一部には摩擦係数の大きな摩擦部材４ａが貼付さ
れており、該摩擦部材４ａによって１回転毎に当接して
いる紙葉類を所定の長さずつ移動させる。

前記繰り出し機構５は、第２図にも示すように、全周に
亙って溝６ａが形成された繰り出しローラー６と、前記
溝６ａに対向して進退可能に配置された分離部材７とに
よって繰出口２ｂから蹴り出された紙葉１１３を挟み、
同時に複数枚の紙葉１［３が挟み込まれた時には、繰り
出しローラー６から作用する摩擦力と分離部材７から作
用する摩擦力とによって紙葉類相互を分離させ、繰り出
しローラー６の回転によって繰り出しローラー６側のも
のから順に一枚ずつ繰り出してゆく。

前記繰り出しローラー６は、溝６ａの両側の大径部６ｂ
の周面を紙葉類３に接触させる。大径部６ｂの周面は滑
り易く仕上げられているが、この＾ 周面の一部には摩擦係数の大きな摩擦部材６Ｃが貼付さ
れており、該摩擦部材６Ｃによって１０転毎に間欠的に
所定の長さずつ紙８Ｍ３を繰り出してゆく。

前記分離部材７は、第２図にも示しているように、ロー
ラー状をなしていて、その枢軸７ａが一方向クラッチ７
ｂおよび軸受７ｃ等によって支持されて、挟み込んだ紙
葉類３がカセット２内に戻る方向（第１図で時計方向）
にのみ回転自在にされている。

前記蹴り出しローラー４と繰り出しローラー６とは、第
１図に示す如くタイミングベルト等の動力伝達手段８に
よって連結されており、図示せぬ駆動源によって互いに
同じ方向に、かつ正逆両方向に回転できる構成となって
いる。　ローラー４゜６の回転方向等は処理機本体内に
装備されたセンサーや制御機器によって制御される。こ
の点については、次に説明する。

処理機本体内には、繰り出しローラー６から繰り出され
た紙葉類３を順次計数する計数手段（図示路）か設けら
れており、処理機本体に繰り出す枚数が入力されると、
第１図に示す如くローラー４．６が時計方向に回転駆動
されて１．ローラー４によって蹴り出された紙葉類３が
順次ローラー６によって１枚ずつ繰り出されてゆく。

ローラー４によって蹴り出された紙葉１１ｉ３は、ガイ
ド板２ｄによって先端部の折れ曲がりが防止される。

ローラー６によつて１枚ずつ繰り出された紙葉類３は、
第３図に示すように、前記計数手段によって順に計数さ
れ（Ｓｌ）、その計数値が処理機に入力された枚数と比
較される（Ｓ２）。計数値が所定の枚数に満たない場合
には、そのまま繰り出し作業が続行され、所定の枚数に
達したら駆動源に信号が出力されて前記ローラー４．６
が停止される（Ｓ３）。この時の停止させるタイミング
は、第４図に示すように、繰り出しローラー６と分離部
材７との間に挟まれる紙葉類３の先端がローラー６と分
離部材７との接点Ｃから２〜ｉｏｍｓ程度突出するよう
にきめられている。

そして停止後、直ぐに、あるいは若干の時間経過般に、
今度は所定ｍノこけローラー４．６が逆転される（Ｓ４
）。この逆転は、第４図に示すように、繰り出し作業終
了後に、ローラー６と分離部け７との間に残されている
紙葉類３をカセット２内に戻すためのもので、各ローラ
ー４．６の回転量は蹴り出した量に対応して設定されて
いる。この逆転時には、紙葉１１３のカセット２内への
移動に伴って、分離部材７も回転させられて、次の繰り
出し作業時に該分離部材７の紙葉類に接触する位置が変
えられる。

そして第５図に示す如く紙葉類３の戻しが完了したら、
カセット取り出し可能の表示が出されるようになってい
る（Ｓ５）。

このように、一連の繰り出し作業が完了する毎に、繰り
出しローラー６と蹴り出しローラー４とが繰り出し作業
時と逆に駆動され、前記各ローラー４．６の逆転によっ
てカセット２からはみ出した紙葉類３が一連の繰り出し
動作毎にカセット２内に引き戻される構成であれば、カ
セット２内のｌ　　　　　　　紙葉類３を全て繰り出し
た後でなくとも、カセット２を処理機本体から自由に着
脱４°るごとができ、その際にも、繰り出しローラー６
と分離部材７との間に蹴り出された紙葉類３がそのまま
処理機本体内に取り残されることに起因した紙詰まり等
の問題や、紙葉類３がはみ出した状態のままカセット２
の抜き出しが行なわれることに起因した紙葉類３の紛失
等の問題が生じない。

また、分離部材７は、ローラー状をなすとともに紙葉類
の引き戻し方向にのみ回転可能で、一連の繰り出し動作
が終了して紙葉類３の引き戻しが行なわれた時に、紙葉
類３との摩擦力によって回転し、紙葉類３と接触する面
が新規になる。したがって、同一箇所たけが紙葉類と接
触するようなことがなくなり、該分離部材７の接触面の
汚れや摩耗による分離能力の低下が長期に亙って抑制さ
れることになる。

「発明の効果」 以上に説明したように、本発明の紙葉類裸出装置は、分
離部材がローラー状をなして紙葉類の引き戻し方向にの
み回転可能にされるとともに、カセットに収容した紙葉
類を繰り出すための蹴り出しローラーと繰り出しローラ
ーとがそれぞれ逆転可能にされており、一連の繰り出し
作業が終了する毎に、蹴り出されてそのまま残っている
紙葉類は府記各ａ−ラーの逆転によってカセット内に戻
され、この紙葉類の引き戻し時にこの紙葉類との摩擦力
によって分離部材が回転して、分離部材の紙葉類と接触
する面が新規にされる。したがって、分離部材は、同−
御所だけが紙葉類と接触するようなことがなくなり、接
触面の汚れや摩耗による分離能力の低下が長期に亙って
抑制されることになる。

また、一連の繰り出し動作が終了する毎に、前記各ロー
ラーの逆転によってカセットからはみ出した紙葉類がカ
セット内に引き戻される構成であれば、処理機本体から
いつカセットを引き出そうとも、繰り出しローラーと分
離部材との間に蹴り出された紙葉類がそのまま処理機本
体内に取り残されることに起因した紙詰まり等の問題や
、紙葉類がはみ出した状態のままカセットの抜き出しが
行なわれることに起因した紙葉類の紛失等の問題も生じ
ない。

【図面の簡単な説明】

第【図は本発明の一実施例の構成を示す概略側面図、第
２図は前記一実施例の要部の平面図、第３図は前記一実
施例の動作手順を説明するフローチャート、第４図およ
び第５図はそれぞれ前記一実施例の一動作態様の説明図
である。 ｌ・・・・・紙葉類繰出装置、２・・・・・カセット、
２ａ・・・・・・カバー、２ｂ・・・・・・繰出口、２
ｃ前壁、２ｄ・・・・・ガイド仮、２ｅ・・・・・・押
圧機構、２ｆ・・・・・・支詩板、３・・・・・・紙葉
類、４・・・・・・蹴り出しローラー、５・・・・・・
繰り出し機構、６・・・・・・繰り出しローラー、６ａ
・・・・・・溝、６ｂ・・・・・・大径部、６ｃ・・・
・・摩擦部材、７・・・・・−分離部材、７ａ・・・・
・・枢軸、７ｂ・・・・・一方向クラッチ、７ｃ・・・
・・・軸受。 −−−ゆイ ローーー 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 紙葉類を起立状態で収容するとともに一端側に繰り出し
   口を備えたカセットと、該カセットの一端側からカセッ
   ト内に突出して収容された紙葉類に当接されて前記繰り
   出し口から所定長だけ紙葉類を蹴り出す蹴り出しローラ
   ーと、前記繰り出し口に対応して配置されて前記蹴り出
   しローラーによって蹴り出された紙葉類を順に１枚ずつ
   繰り出してゆく繰り出し機構とを備え、かつ前記繰り出
   し機構は前記蹴り出しローラーに連動して回転駆動され
   る繰り出しローラーと、該繰り出しローラーに対向して
   配置されて該繰り出しローラーと協働して蹴り出された
   紙葉類を挟み、摩擦力によって紙葉類が同時に２枚以上
   繰り出されることを防止する分離部材とを備えてなる紙
   葉類繰出装置であって、前記分離部材がローラー状をな
   すとともに蹴り出された紙葉類をカセット内に戻す方向
   にのみ回転可能に支持され、かつ所定の枚数だけ繰り出
   して一連の繰り出し作業が完了する毎に、前記繰り出し
   ローラーと蹴り出しローラーとを繰り出し時と逆向きに
   駆動させる逆転機能が備えられたことを特徴とする紙葉
   類繰出装置。