JPS61109697A - 仏用線香の自動ドライカツタ−機 - Google Patents

仏用線香の自動ドライカツタ−機

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JPS61109697A
JPS61109697A JP23054784A JP23054784A JPS61109697A JP S61109697 A JPS61109697 A JP S61109697A JP 23054784 A JP23054784 A JP 23054784A JP 23054784 A JP23054784 A JP 23054784A JP S61109697 A JPS61109697 A JP S61109697A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、仏用線香の自動製造ラインの一翼を担う自動
ドライカッター機、より詳しくは、乾燥化された長尺乾
燥線香を折断する形態で寸断する自動化装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、仏用線香は、細線化され、木製の盆板上に切り出
されてきた長尺生線香が木製等の乾燥板上に移し替える
生付は工程を経て定木及び円板カッターを用いて手作業
的に、又は加重下の回転刃により機械操作によって適当
な長さに胴切され、さらに乾燥後製品化されていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このような従来法によれば、仏用線香はその断面径が約
1乃至数肩の極めて細い線状物であり、その製造過程に
於いてはその多・数本が一時に取り扱われることが大量
生産上及び商業上の要請するところであるが、この取り
扱われる多数本の全てについて、その曲りを防止し又は
矯正するのは、例えば生付は工程、板寄せ工程、押板工
程等によっても困難であり、またこれらの操作工程によ
る場合、その夫々の操作過程により生じる歪みなど2次
的弊害が生じることにもなる。また前記した線状の曲り
、歪みは乾燥後の線香に於いて、結束される際の折損の
直接的な原因となる。
本発明の目的とするところは、上記従来法に於ける諸欠
点を解消すると共に、製造の機械化により製造時間の短
縮化と製造操作の容易化を図り、直線性、火付効果等の
優れた品質の仏用線香を得ることができる製造方法を実
施する仏用線香の自動ドライカッター機を提供するにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に関連して、長寸乾燥線香Yを得る工程に於いて
、盆受器100として、第20図及び第21図に示す、
長寸の固定フレーム101.101と短寸の受刃フレー
ム102,102とで矩形状の枠体が構成され、この枠
体面を受網103によって被覆し、この受網103はそ
の四周縁部を上記枠体上面上に周回状に穿った取付溝1
01a内にゴムパツキン104で嵌装して張装せられて
なる構成のものが適用せられる。
この場合、油圧等押出機から譲状に下方に押出されてき
た細線状の一群の生線香Xを盆受器100の受網103
面上に、各切断刃105によって夫々受刃フレーム10
2面上にてその両側部を切断して受けそのまま乾燥され
るが、受網103の通気性に基づく平均化された乾燥特
性によってその直線性が維持された長寸乾燥線香Yが得
られる。なお、盆受器100に於いて、各固定フレーム
101の下面上には取付溝101aに沿って脚部101
bが夫々垂設して形成されており、上記した乾燥操作の
際、その脚部101bを取付溝101a内に嵌め込んで
ゴムパツキン104上にて他の盆受器10びを支持する
と同時に必要な乾燥気流の空間を得ることができる。従
って、移動可能な台車106上に多数の盆受器100.
100’、100’・・・を積み重ねた状態で適当に乾
燥させることができる(第22図)。
本発明は、上記したような操作により得られる一群の長
寸乾燥線香Yに対する自動ドライカッター機に関し、次
の構成を特徴とする。即ち、第1図に示すように、盆受
器100上で整列、乾燥せられた一群の長寸乾燥線香Y
を一時にその夫々の長手方向を移送方向に直交するよう
に、連設される移送装置Bの移送ベルト面上憂こ移載す
る移載装置Aと、この移送ベルト面上の各長寸乾燥線香
Yの両端部をその移送過程にて切断するように前記移送
装置の両側面位置に夫々設けられたサイドカッター装置
Cと、この移送されてきた各長寸乾燥線香Yを前記移送
ベルト面上にて転回させるようにその長寸乾燥線香Yの
周面からその中心軸方向へその断面半径より短い深さ位
置にまで刃部が及んでスライド動作するカッター部を前
記移送ベルトの上方にてこの長寸乾燥線香Yの長手方向
に沿った適宜位置に1又は2以上配した寸断装置りと、
及びこの寸断せられた寸断乾燥線香2を順次受タンク9
0及び91内に送り出す送出装置Eとによりなる構成を
特徴とする。
〔作 用〕
上記した本発明に係る構成に於いて、移載装置Aは、盆
受器100毎に上載する一群の長寸乾燥線香Yを一時に
次に連設される移送装置Bの移送ベルト上にその整列状
態を維持して移載する装置であり、手作業的に又は機械
的に操作される。次にサイドカッター装置Cは、この移
載され移送装置Bにより移送過程中にある一群の長寸乾
燥線香Yについて、前記した切断刃105による切出し
の際に生じた両端部の歪部分を除去する。次に寸断装置
りでは、移送装置Bによってさらに前方に移送される一
群の長寸乾燥線香Yに対して、その適当な寸法位置に配
設されたカッター部がその長寸乾燥線香Yの周面上にそ
の刃部を押し当て前記移送ベルト上にて転回させ乍ら折
断するようにスライド動作する。
このように定寸に寸断された各寸断乾燥線香2は、その
夫々の折断端部に於いてな詔もその連続的な形態が維持
されており、従って、前記長寸乾燥線香と同様の形態の
まま移送装置B上でその終端部にまで移送される。次に
送出装置Eは、このように移送されてきた各寸断乾燥線
香2を別々に受タンク90又は91内へ送り出すように
機能する。
〔実施例〕
本発明に係る実施例を説明する。
実施例に於いて、移載装置Aでは、第1図乃至第3図に
示すように、基台フレーム1上の水平で互いに平行な受
フレームla、la間に軸受台2.2を夫々介して回転
自在に支持されたシャフト3、このシャフト3上には、
一定間隔で複数の軸受部4・・・が軸固定され、これら
各軸受部4上にはシャフト3゛軸と直交するように転回
バー5が夫々設けられ、これらの転回バー5・・・の組
によって移載面が形成される。この移載面は、シャフト
3が回転される際の各転回バー5の夫々の後方面によっ
て構成される。この各転回バー5の後方面上には、夫々
クッションシート6が着設され、また軸受部4の近傍位
置には夫々ストッパー7が垂設されている。
この移載装置Aと関連して、シャフト3上には一定間隔
で複数の7”−IJ−12・・・が回転自在に支持され
ており、これらの各プーリー12上には帯状の移送ベル
ト13が夫々渡設され、これらの各移送ベルト13によ
って移送装置Bの移送面が形成される。
上記した移載装置Aは次のように機能する。
先ず、第3図及び第4図にて示すように、各転回バー5
が移送装置Bの始端外の位置にあるとき、その移載面は
下向き状態となる。この状態の各転回バー5での移載面
に対し、一群の長寸乾燥線香Yをその上載する盆受器1
00によって下方から押し付ける状態で、その各クッシ
ョンシート6面上に押°接する。このとき、各ストッパ
ー7はその盆受器100の縁部位置を指定し、また各ク
ッションシート6は各長寸乾燥線香Yをその際の押圧力
から保護する。
この状態で各転回バー5がシャフト3回り番こ転回され
ると、各転回バー5が移送装置Bの移送面と面一となる
位置に変位−される。このように一群の長寸乾燥線香Y
は各移送ベルト13に対し直交する状態で移送面上に移
載されるが、その後その各転回バー5はさらに転回され
相当する移送ベルト13・・・閣内に及び元の位置に復
帰され、またその盆受器100は上方に移行され除去さ
れる。
移送装置Bは巡回する各移送ベルト13により構成され
、その終端は、受フレーム1a、18間に支持され、基
台フレームl上に設置された駆動機Hの駆動軸に連絡さ
れた回転シャフト10、この回転シャフト10上には前
記各プーリー12位置と合致した一定の間隔位置にプー
リー11・・・が固定されており、これらのプーリー1
1上に前記移送ベルト13・・・が夫々渡設されること
によって構成されている。また基台フレーム1上の立設
フレーム上部位置に軸受台14を介して回動自在に軸支
され、至端部にプーリー16が配されたテンションバー
17が、下方向へのテンションを作用させるように前記
移送ベルト13数と同数設けられており、これらの各テ
ンションバー17はそのプーリー16を介して夫々相当
する移送ベルト13の上部位に係合され、夫々の移送ベ
ルト13を適当に緊張する状態に維持する。
次に、前記各移送ベルト13による移送面に面一状態に
ある各転回バー5の至端前方の位置に合致した各受フレ
ーム1aの内方面上には、サイドカッター装置Cが夫々
固定アーム17を介して配設されている。このサイドカ
ッター装置Cは、回転力を連動させる歯車装置部19を
備え、この歯車装置部19からは内方向で突設された上
下二本の連動する回転軸を有し、これらの回転軸端には
夫々円板カッター18.18が互いに刃部を合わせて配
設されている。なお、この各円板カッター18.18の
刃合わせ位置は、各移送ベル)13上の長寸乾燥線香Y
の移送位置に調整されている。また前記各歯車装置部1
9は、夫々受フレームla、la間に支持され、駆動機
Hの駆動軸に連絡された回転シャフト20上の歯車21
.21と夫々噛合している。
上記サイドカッター装置Cは、各移送ベルト13上に移
載され移送過程中にある一群の長寸乾燥線香Yについて
その夫々の両端部を各円板カッター18.18の刃合わ
゛せ位置内に導いてその端部部分を切断除去する。この
操作過程は、前記した盆受器100への切断刃105に
よる切出しの際生ずる第5図及び第6図に示すようなそ
の切断端部の歪部分Yaを除去することを目的とするが
、この歪部分Ya’は、次工程に存する寸断装置りに於
いて、移送ベル)13面上で各長寸乾燥線香Yが回転動
作される際、相隣る長寸乾燥線香Y、Yがその夫々の歪
部分Ya。
Yaにて絡まって破損するのを防止するにある。
次に、サイドカッター装置Cのさらに前方位置に配設さ
れる寸断装置りは、第7図及び第8図にて示すが、移送
装置Bの巡回する移送ベルト13の上位部に対して下方
位置には、各受フレームla、la間に跨って固定板2
5.25によって固定された支持台26が配され、この
支持台26上には、各受フレーム1aに近接する位置に
移送方向に沿って隔間して順にガイドバー28と30と
が固定ボルト27と29とによって夫々垂設されている
。またこれらのガイドバー28及び30には夫々支持ス
プリング31及び32が夫々その下端を支持台26面に
接して巻回状に配されている。
また、ハンガー台33には、上面に対し垂直に貫通され
たガイド孔34及び35が離間して穿たれてなり、また
これらのガイド孔34.35の中間位置には上面から垂
下して穿った有底のスプリング孔36を有し、またその
内方側面上にガイド孔34と直交する向きに穿ったレー
ル溝37を有する。このハンガー台33はそのガイド孔
34.35内にガイドバー28.30を夫々挿通し、そ
の底面にて支持スプリング31及び32上に支持されて
いる。また支持台26上に夫々垂設されたリミットボル
ト38.39は、上下に位置調整可能なその至端がハン
ガー台33の底面下方位置にあって、ハンガー台33の
下限位置を定める。
また、各受フレームla上に固設された夫々の固定台4
0上面上にはアーム板41面がハンガー台33面上方に
及ぶように固定され、このアーム板41には螺孔42.
43及び透孔44が穿たれてなる。
アーム板41上にはガイドネジ45.46が夫々螺孔4
2又は43に螺合されることによって垂下固定され、こ
のガイドネジ45.46の至端は夫々ガイド孔34又は
35を介してガイドバー28又は30内にその上端部か
ら挿入状態とされ、各ガイドバーをその夫々の上端部に
ついて支持ガイドする。
また、各固定台40上面上の前方端近傍部上に軸台47
が立設され、この軸台47の内方側面上に垂設された支
軸上には押込みレバー48がその中間位置の軸受部49
にて移送ベル、ト13の移送方向に沿って回動自在に支
持されている。この押込みレバー48端のレバーへラド
48aはハンガー台33のスプリング孔36面上方に及
び、またこの部分には垂下するヘッドネジ50が調整可
能に螺合されている。このヘッドネジ50の下端は、ス
プリング孔36内に挿   入されている押込みスプリ
ング52上部を透孔44を介してスプリング孔36内に
押接するスプリングへラド53上面に当接している。ま
たこの押込みレバー48の尾端48bは、下方に屈曲せ
られた至端位置にローラ51を配してなる。
また、尾端48bの直下方向で、ハンガー台33前方で
移送ベルト13の上方に位置して受フレームla、la
間に回転シャフト55が駆動機Hにより駆動するように
渡設されている。
前記ローラ51は、この回転シャフト55上に固設され
ているカム56と当接状態にある。
また、この回転シャフト55上には、具有する誘導軸5
8を移送ベルト13の移送方向と同時に上下方向に移行
動作させるように機能する内輪57aと外輪57bとか
らなるクランクカム装置Fを備える。このクランクカム
装置F上の誘導軸58端は、軸受59を介して、各ハン
ガー台33上の夫々のレール溝37内に車輪60及び6
1を夫々嵌入し支承板62を介して下面が水平状態にあ
るように支持されるカッター取付ハンガー63の前方側
壁面に設けられた軸受台64上に連結されている。
上記カッター取付ハンガー63の上平面上には、カッタ
ー部65・・・が移送装置Bの各移送ベルト13・・・
に沿ってその直上方位置にカッター69を夫々配して垂
下固定せられている。このカッター部65は、第9図に
示すように、固定プレート66及び67を有する。この
固定プレート66には、その上面に垂下して2つの螺孔
66aが穿たれ、またその側面上方位置に3つの螺孔が
穿たれ、その側壁下方位置に沿って凹状の段差部66b
が形成されている。また固定プレート67には、同様に
上面に垂下して2つの螺孔67aが穿たれ、また前記固
定プレート66上の前記各螺孔位置に合致して3つの透
孔がその側面上方位置に穿たれ、その側壁下方位置に沿
って凸状の段差部67bが形成されている。これらの各
固定プレート66及び67は、その夫々の側面を合わせ
る状態で前記した透孔に固定ネジ68を夫々挿通し前記
螺孔内に夫々螺合させることによって組合わせられるが
、その際、段差部66bと67bとの間に形成される凹
溝内にカッター69が挟持固定される。このように組立
てられるカッター部65は各螺孔66&、67&を夫々
介してカッター取付ハンガー63面上にボルトにより前
記のように固定される。
また、これらカッター部65が及ぶ夫々の移送ベルト1
3部分については、ベルト台70・・・が夫々その平行
度調整ボルト71・・・を介して支持台26上に支持さ
れている。
上記したように構成される寸断装置りに於いて、各カッ
ター部65は夫々次のように機能動作する。
先ず、移送ベルト13・・・上筈ごて移送されてきた一
群の長寸乾燥線香Yは、移送装置Bと駆動機Hとに関連
するクラッチ装置(図示せず)の機能によってカッター
部65の下方位置にて一時的に停止される。次にタイミ
ングを合わせて回転シャフト55が回転しクランクカム
装置Fを動作させると共にカム56を回動させる。この
とき、このクランクカム装置Fの動作は誘導軸58を介
してカッター取付ハンガー63を各車輪60・・・が各
レール溝37内で夫々転勤することにより移送ベルト1
3の移送方向に沿って後方に移行させると同時に、第1
0図に示すように、カム56の回動が押込みレバー48
のレバーヘッド48aを上方に移動させる。このレバー
ヘッド48gの移動は、その押圧作用を解放したことに
基づき、支持スプリング31及び32、さらに押込みス
プリング52の弾性力が作用することによるもので、従
って、これらの弾性力は同時にハンが一台33を上動さ
せるように機能する。
上述した寸断装置りでの機能動作によって、第12図に
示すように、移送ベルト13に対し、カッター部は順に
658,65b、escの形態、即ち、そのカッター6
9がその衝突を避けるように各長寸乾燥線香Yの上方に
ある状態で移行される。
次には、クランクカム装置Pの動作は、誘導軸58を介
してカッター取付ハンガー63を移送ベルト13の移送
方向に沿って前方に移行させると同時に、第10図にて
二点鎖線で示すように、カム56の回動が押込みレバー
48のレバーヘッド48Mを下方に移動させる。このレ
バーヘッド48mの移動は、スプリングヘッド゛   
53を介して押込みスプリング52を圧縮するように機
能するが、この圧縮の際押込みスプリング52に生じる
弾性はスプリング孔36底壁に作用してハンガー台33
を支持スプリング31.32による弾性に抗して降下さ
せる。
この寸断装置りでの機能動作によって、第13図に示す
ように、前記65C位置に達したカッター部は次には順
に65d、65e、65fの形態で移行される。この移
行過程に於いて、各カッター部の夫々のカッター69が
移送ベルト13上の一群の長寸乾燥線香Yの周面上に達
し、前記のようにスライド動作する各カッター部65は
さらにその局面内に断面半径より小さい深さに切込んで
各長寸乾燥線香Yをベルト台70によって支持されてい
る移送ベルト13上で回転させて折断し寸断乾燥線香2
を得る。なお、上記の寸断過程での切込み深さが、その
長寸乾燥線香Yの断面半径より大きくなると、その長寸
乾燥線香Yを移送ベルト13上で回転させることができ
ず、折損等の弊害を生じさ讐、また、リミットボルトは
移送ベルトの切損を防ぐ。
また、上記の第13図に示される寸断過程に於いて、ハ
ンガー台33を介して各カッター部65に対する押込み
スプリング52での弾性作用力は、カッター69が長寸
乾燥線香Yの周面内に及ぶカッター部650時点に於い
て、各支持スプリング31.32による弾性作用力と拮
抗しており、各カッター69はその長寸乾燥線香Yの硬
度、形質に応じて自動的に微妙に変化して機能される。
この各カッター部65での機能動作によって、一群の長
寸乾燥線香Yを一過程で折損等を生じさせることなく適
宜寸断することが可能となる。またこの微妙な各カッタ
ー部65での機能動作は、第11図に示すように、スプ
リング孔36内に挿入装置されるスプリングについて、
外スプリング52aに対しその内側により弾性が小さい
内スプリング52bを挿入して二重構成とすることによ
ってより高い精度で調整される。
次に、上記した寸断過程を経て得られる寸断乾燥線香2
・・・は、寸断直後に於いて単一の長寸乾燥線香Yによ
るものについて、夫々その折断端にてなおも接触状態に
あるから、各カッター69が夫々各折断端面間の切込み
溝Ya内にて挾持状態となっている。このため、次にカ
ッター部65が658位置にまで上昇する際、カッター
69が寸断乾燥線香Zを上方へ持ち上げてしまう弊害が
生じる場合がある。
この弊害に対処するため、第14図及び第15図に示す
ような離脱装置Gを配設することができる。この離脱装
置Gは、移送ベルト13とカッター取付ハンガー63と
の中間位置にて、受フレーム1a、18間に互いに平行
に渡設された渡設杆75.76、これらの渡設杆75.
76上に垂下固定せられた吊下げアーム77又は78端
上にカッター部65に沿って離脱爪79.79が夫々カ
ッター69位置にて間隙80を有するように渡架されて
なる。
上記の各離脱爪79.79は、第15図に於いて二点鎖
線部分で示すように、カッター部65が上昇しそのカッ
ター69の刃先が間隙80面に達した際、カッター69
上に挾持状態の相隣る寸断乾燥線香2,2とその夫々の
折断端近傍の位置にて衝突する。その結果、各寸断乾燥
線香2はその上動が阻止され、カッター69上から離脱
される。
この寸断乾燥線香2は、詳しくは第19図にて示すよう
に、その折断端面が、その周縁部寄りの切込み部Zaと
その中央部の凹凸状をなす折断部zbとからなる。なお
、この折断部zbは、火着けの際、空気を効果的に流入
させ、単なる切離面形態のものに比べて着火させ易い形
状特性をなす。従って、得られた各寸断乾燥線香2は、
単一の長寸乾燥線香Yによるものについて、夫々その折
断端の特に折断部zb部分にてなおも連接状態にあり、
このため、移送ベルト13・・・上ではその長寸形態が
維持されてさらに前方に移送される。
このように長寸形態にある寸断乾燥線香2に対しては、
その後の工程での機械装置の構造を簡略化し得ると同時
に、その加工速度を高めるのに効果的に寄与する。
次に、移送装置Bの終端位置には、第16図及び第17
図に示す送出装置Eが連設されている。この送出装置E
は、次の構成をなす。即ち、上記終端位置には、その各
移送ベルト13間にて、基台フレーム1からプーリー取
付はハンガー81が夫々上方に延設されており、この各
プーリー取付はハンガー81の至端の軸受部にはその両
側に夫々プーリー11と同方向に回転するプーリー82
が軸支されている。これら各ブーIJ−82によって送
出装置Eの始端部が構成される。また、その前方位置に
は、一つ置きに並ぶ各プーリー取付ハンガー81上の夫
々のプーリー82.82に対応したプーリー85.85
を夫々軸固定して有する上方位置の回転シャフト84と
、また上記に属さない一つ置きに並ぶ各プーリー取付ハ
ンガー81上の夫々のプーリー82.82に対応したプ
ーリー88.88を夫々軸固定して有する下方位置の回
転シャフト87とが夫々回転シャフト10と平行に固定
板92.92を介して受フレーム1b、Ib間に渡設さ
れていて、これらの各プーリー85.88によって送出
装置Eの終端部が構成される。
このプーリー85,85と該当するプーリー82.82
との間は夫々段付きの送出ベルト83.83が上方向に
傾斜して張装され、またプーリー88.88と該当する
プーリー82.82との間には夫々段付きの送出ベルト
86.86が下方向に傾斜して張装されている。
前記したように、移送ベルト13・・・上で移送されそ
の移送装置Bの終端部に達した各長寸形態の寸断乾燥線
香2・・・は、第16図に示すように、連続的に機能す
る送出装置Eの始端部から送出ベルト83.83上又は
送出ベルト86、86上へ移載される。この場合、この
各送出ベルトは、第18図に示すように、一定の間隔で
並ぶ凹部83a・・・又は86a・・・を夫々有し、上
記の移載されてきた寸断乾燥線香Zを順次この凹部83
a又は86aに跨って収納して送出移送する。
この送出ベルトでの収納機能によって、前記した長寸形
態の寸断乾燥線香2・・・は、その相隣接するものごと
に第19図のように、夫々送出ベルト83.83と送出
ベルト86.86とによって確実に上下方向に分離され
て送出移送される。
また、送出装置Eの終端部のさらに前方には、受タンク
90及び91がプーリー85.85とプーリー88.8
8に順に対応して、その前後部が受フレーム1b、Ib
上に夫々立設された固定板92又は93間に固定軸94
・・・を介して支持され夫々その口部部分にて連設され
ている。
この各受タンクの口部には下方に曲折状の突出縁部90
a又は91aをプーリー85.85間又はプーリー88
.88間に入り込んだ状態で有する。従って、前記送出
ベルト83.83及び送出ベルト86.86上の寸断乾
燥線香Z・・・は夫々突出縁部90a面又は918面に
よって誘導されて受タンク90又は91内に夫々の口部
を介して収容される。
このように、受タンク内に移送送出され、収容された各
寸断乾燥線香は、手工業的に結束、包装して製品化する
ことも可能であるが、自動数量計測装置等を具備する自
動結束、包装機内に導いて自動的に製品化を図ることも
可能である。
〔効 果〕
上述したように、本発明に係る自動ドライカッター機は
、直線性と火付効果等の特性の優れた仏用線香を、不良
品の発生率が極めて少なく、また速やかかつ大量生産で
きる装置部を極めて簡略化された構成で提供することを
可能とする。
【図面の簡単な説明】
第1図・・・本発明に係る仏用線香の自動ドライカッタ
ー機の正面図、第2図・・・同部分平面図、第3図・・
・同移載装置の平面図、第4図・・・同移載装置の正面
図、第5図・・・長寸乾燥線香の部分正面図、第6図・
・・同説明的側面図、第7図・・・本発明に係る寸断装
置の縦断面正面図、第8図・・・同部分側面図、第9図
・・・同カッター部の斜視図、第10図・・・同説明的
縦断面図、第11図・・・同部分縦断面図、第12図・
・・同カッター部の機能説明図、第13図・・・同カッ
ター部の機能説明図、第14図・・・同離脱装置の平面
図、第15図・・・同離脱装置の部分正面図、第16図
・・・本発明に係る送出装置の正面図、第17図・・・
同部分平面図、第18図・・・同送出ベルトの機能説明
図、第19図・・・同送出ベルトの機能説明図、第20
図・・・盆受器の斜視図、第21図・・・同説明的縦断
面図、第22図・・・同適用形態を示すローロ縦断面図
。 図面符号の説明 A・・・移載装置、B・・・移送装置、C・・・サイド
カッター装置、D・・・寸断装置、E・・・送出装置、
F・・・クランクカム装置、Y・・・長寸乾燥線香、2
・・・寸断乾燥線香、3・・・回転シャフト、5・・・
転回バー、13・・・移送ベルト、27,30・・・ガ
イドバー、31.32・・・支持スプリング、33・・
・ノ1ンガ一台、34.35・・・ガイド孔、3e・・
・スプリング孔、37・・・レール溝、48・・・押込
みレバー、52・・・押込みスプリング1,60.61
・・・ノλンガー車、63・・・カッター取付ハンガー
、65・・・カッター部、69・・・カッター、83.
86・・・送出ベルト、90.91・・・受タンク、1
00・・・盆受器。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)盆受器上で整列、乾燥せられた一群の長寸乾燥線
    番を一時にその夫々の長手方向を移送方向に直交するよ
    うに、連設される移送装置の移送ベルト面上に移載する
    移載装置と、この移送ベルト面上の各長寸乾燥線香の両
    端部をその移送過程にて切断するように前記移送装置の
    両側面位置に夫々設けられたサイドカッター装置と、こ
    の移送されてきた各長寸乾燥線香を前記移送ベルト面上
    にて転回させるようにその長寸乾燥線香の周面からその
    中心軸方向へその断面半径より短い深さ位置にまで刃部
    が及んでスライド動作するカッター部を前記移送ベルト
    の上方にてこの長寸乾燥線香の長手方向に沿った適宜位
    置に1又は2以上配した寸断装置と、及びこの寸断せら
    れた寸断乾燥線香を順次受タンク内に送り出す送出装置
    とによりなる構成を特徴とする仏用線香の自動ドライカ
    ッター機。
  2. (2)移送装置が、互いに平行な複数の巡回する帯状移
    送ベルトによってその移送面が形成されると共に、移載
    装置が、前記移送装置の始端位置でその移送方向に垂直
    に設けられた回転シャフト上に、一平面を形成し前記帯
    状ベルトの任意の間隔位置に及ぶように夫々垂設されて
    なる複数の転回バーにより構成される場合の特許請求の
    範囲第1項記載の仏用線香の自動ドライカッター機。
  3. (3)寸断装置が、1又は2以上のカッター部を適宜位
    置に前記移送装置の移送方向に沿って垂下せしめて固定
    して有し、また前記移送方向に沿った両側面位置にはハ
    ンガー車が夫々設けられ、さらにこれらと直交する一方
    の側面上には水平及び鉛直方向への移動動作を可能とす
    るクランクカム装置が連結されてなるカッター取付ハン
    ガーと、鉛直な方向に沿って貫通したガイド孔を有しま
    たその具有する水平なレール溝内にて前記カッター取付
    ハンガーをその前記ハンガー車を介して夫々支持する二
    台のハンガー台と、水平面をなす支持台上に垂設固定せ
    られたガイドバーを有し、このガイドバーの上部部分を
    前記ガイド孔内に夫々挿通すると共にその下部部分に巻
    回状に配された支持スプリングを介して前記ハンガー台
    を夫々前記支持台上に支持する構成部と、さらに前記ハ
    ンガー台をその上面部に当接して前記ガイドバーに沿っ
    て移動させる二台の押込みレバーとによりなる場合の特
    許請求の範囲第1項又は第2項記載の仏用線香の自動ド
    ライカッター機。
  4. (4)各押込みレバーが当接する夫々の前記ハンガー台
    の部位に、その上面から鉛直下方にスプリング孔を穿ち
    、このスプリング孔内に単又は二重のスプリングを鉛直
    方向にその弾性が作用するように夫々挿入配置し、さら
    にこのスプリング上端上にスプリングヘッドを夫夫配し
    た構成である場合の特許請求の範囲第3項記載の仏用線
    香の自動ドライカッター機。
  5. (5)移送装置が、互いに平行な複数の巡回する帯状移
    送ベルトによってその移送面が形成されると共に、送出
    装置が、この移送装置の終端近傍の位置にて、前記各帯
    状ベルトの各間隔内に夫々始端が及ぶ互いに平行な2本
    の巡回する段付きの送出ベルトの複数組を上方向と下方
    向に交互に傾斜する形態で配置した構成である場合の特
    許請求の範囲第1項乃至第4項記載の仏用線香の自動ド
    ライカッター機。
JP23054784A 1984-10-31 1984-10-31 仏用線香の自動ドライカツタ−機 Granted JPS61109697A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5179087A (ja) * 1974-12-29 1976-07-09 Fuji Iron Works
JPS541956A (en) * 1977-06-04 1979-01-09 Masakuni Kanai Method of removing ammonia in water
JPS5434193A (en) * 1977-08-23 1979-03-13 Shibaura Eng Works Ltd Assemblying type cutter wheel
JPS5494187A (en) * 1978-01-10 1979-07-25 Kato Yoshihiko Method of cutting paper cylinder

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