JPS61108096A

JPS61108096A - 帆船

Info

Publication number: JPS61108096A
Application number: JP59228690A
Authority: JP
Inventors: Masashi Sawada; 正志澤田
Original assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Current assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date: 1984-10-30
Filing date: 1984-10-30
Publication date: 1986-05-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は帆船に関する。

〔従来の技術〕

近時、商船においては省エネルギーのために帆を利用す
ることの重要性が再認識されっつあシ、一部では剛体帆
を具えた商船もすでに実用化されている。

この種の帆船においては、第８図斜視図、第９因子面図
及び第１０図斜視図に示すように、船体Ａに回動自在の
帆柱０１を樹立し、これに折りたたむことのできる剛体
帆０３を取シつけ、帆は風向、風力によっては負の推力
（抵抗）となるので、これを避けるため、油圧装置０４
等で剛体帆０３を開閉し、第１１因子面図に示すように
、抵抗が最小となるよう閉じることができるようになっ
ている。

この種の剛体帆０３は左右対称であるので、その形はそ
の断面形状が第１２因子面図に示すように円弧翼となシ
、この円弧翼では、例えば、同図で船の進行方向が矢印
Ｂであるとき、空気の流れＣによって剛体帆０３には矢
印りのような力が働く。

しかしながら、流体力学的観点からみると、第１３因子
面図に示すように、同図（１）の円弧翼よりも同図（２
）のエーロフオイル翼の方が一般的に性能が良く、空気
の流れＣに対してそれぞれの翼に生じる推力（揚力）は
同図（１）の推力Ｅより同図（２）の推力Ｆの方がその
力の生じる方向及び大きさともに性能的に優れている。

また、剛体帆０３は第８〜１１図から分るよって、その
展開装置等に多くの部品点類を要し、その構造が複雑で
ある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は、このような事情に鑑みて提案されたもので、
推力の発生が効率的で、かつ機構が簡単な剛体帆を装備
した帆船を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

そのために本発明は、水平断面が協働してエーロフオイ
ル翼形状をなす帆前部及び杭径部とが帆柱中心線の周り
に回動可能に枢着されてなる可変二−ロフォイル翼型剛
体帆と、上記帆前部及び杭径部をそれぞｎ所望の角度に
上記帆柱中心線の周りに回動せしめる手段とを具えたこ
とを特徴とする。

〔作　用〕

上述の構成によシ、推力の発生が効率的で、かつ機構が
簡単な剛体帆を装備した帆船を得ることかできる。

〔実施例〕

本発明の一実施例を図面について説明すると、第１図は
その剛体帆を示す斜視図、第２　　　　図は第１図の側
面図、第３図は第２図の平面図で、同図（１）は杭径部
が回動しない場合を、同図（２）は杭径部が回動した場
合をそれぞれ示す。

第４図は第２図の杭径部回動装置の構造を示す斜視図、
第５図は帆の使用要領を示す平面図、第６図は第１図の
帆の制御系統図、第７図は第６図の制御系統の流れ図で
ある。

上図において、１は甲板Ｇ上に樹立されると−もに、そ
の基部に取付けた帆柱回動装置２により垂直軸の周りに
回動自在な帆柱、６は帆柱１の前側に帆柱１と一体に構
成され水平断面が真贋の前半部形状をなした帆前部で、
帆前部３は中空とすると＼もに複合材料等を使い軽量化
を図っている。

４は帆柱１の後側に帆柱１の回動軸に枢支され水平断面
が真贋の後半部形状をなした杭径部で、杭径部４の構造
及び材質は帆前部６と同一である。。

５ａはモーター、５ｂ、５ｃは歯車、５ｄは杭径部４の
前端一部に刻まれた円弧状ラックで、５ａ〜５ｄは協働
して杭径部回動装置５を構成する。

６は帆前部３と杭径部４の接続部の空気の流れを滑らか
にし、かつ同接続部を覆う保護板で、１〜６は協働して
剛体帆７を構成する。

８は風向・風速計、９はコンパス、１０は操舵機、１１
は主機、１２はコンピューター、１３は制御装置である
。

このような装置において、第６図及び第７図に示すよう
に、まず、コンピューター１２に風向・風力計８からの
データ、コンパス９からのデータ、操ｊ柁４幾１０から
の舵角データ、主機１１からの主機出力データ、帆柱回
動装置２からの帆柱１の回動角度、杭径部回動装置５か
らの杭径部４の回動角度が入力されると、そのデータに
基づいてその時点での帆によって最大の推力が得られる
帆柱１の回動角度θ及び杭径部４の回動角度αの計算を
行う。

次いで、帆による推力が得られる場合は、そのだめの指
令をコンピューター１２から制御装置１３に伝え、制御
装置１６はその指令を帆柱回動装置２、杭径部回動装置
５、操舵機１０及び主機１１に伝える。

もし、帆による推力が得られない場合は、剛体帆７によ
る抵抗を最小にする帆柱１の回動角度及び杭径部４の回
動角度を計算し、前記と同一手順で制御装置１３を介し
て各装置に指令が伝達される。

そして、帆柱１や杭径部４を回動し、風が推力（・こ利
用できる場合は、例えば、第５図に示すように杭径部４
を回動して剛体帆７の形を整えることによって、エーロ
フオイル型の剛体帆７とし推力を生みだし、また、剛体
帆７が抵抗となる場合には例えば同図の剛体帆７のよう
な形にして抵抗を下げることができ　４゜る。

このような装置によれば、下記効果が奏せられる。

（１）帆の水平断面をエーロフオイル型にすることがで
きるので、風を更に効率よく推力に利用することができ
る。

Ｑ）従来のように剛体帆を開閉する必要がなくなるので
、剛体帆の構造が簡素化される。

〔発明の効果〕

要するて本発明によれば、水平断面が４働してエーロフ
オイル翼形状をなす帆前部及び杭径部とが帆柱中心線の
周りに回動可能に枢着されてなる可変エーロフオイル翼
型剛体帆と、上記帆前部及び帆険部をそれぞれ所望の角
度に上記帆柱中心線の周シに回動せしめる手段とを具え
たことにより、推力の発生が効率的で、かつ機構が簡単
な剛体帆を装備した帆船を得るから、本発明は所業上極
めて有益なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す副イ本↑田り釘イを図
、第２図は第１図の側面図、第３図は第２図の平面図で
、同図（１）は杭径部が回動しない場合を、同図（２）
は杭径部が回動した場合をそれぞれ示す。第４図は第２図の杭径部回動装置の構造を示す斜視図、
第５図は帆の使用要領を示す平面図、第６図は第１図の
帆の制御系統図、第７図は第６図の制御系統の流れ図、
第８図は公知の帆船を示す斜視図、第９図は第８図の帆
の部分平面図、第１０図は第８図の帆柱の回動構造を示
す部分斜視図、第１１図は第９図の帆を閉じた状態を示
す同じく部分平面図、第１２図は第９図の円弧翼の周シ
の空気の流れと推力との関係を示すモデル図、第１３図
は円弧翼と二−ロフォイル翼の推力の大きさ及び方向の
違いを示す比較モデル図で、同図（１）は円弧翼の場合
を、同図（２）は二−ロフォイル翼の場合をそれぞれ示
す。１・・・帆柱、２・・・帆柱回動装置、３・・・帆前部
、４・・・杭径部、５・・・杭径部回動装置、５ａ・・
・モーター、５ｂ　、５ｃ・・・歯車、５ｄ・・・ラッ
ク、６・・・保護板、７　、７．、７　・・・剛体帆、
８・・・風向・風速計、９・・・コンパス、１０・・・
操舵機、１１・・・主４％Ｌ　　１２・・・コンピュー
ター、１３・・・制御装置、Ａ・・・船体、Ｇ・・・甲板、Ｈ・・・風の流れ、■・
・・船の進行方向、θ・・・帆柱の回動角度、α・・・
杭径部の回動角度。復代理人　弁理士　塚　本　正　文箱３図（υ 第１図第２図第４図第５図 ′！＄６図第８図第１２図第１３図

Claims

【特許請求の範囲】水平断面が協働してエーロフオイル翼形状をなす帆前部及び帆後部とが帆柱中心線の周りに回動可
能に枢着されてなる可変エーロフオイル翼型剛体帆と、
上記帆前部及び帆後部をそれぞれ所望の角度に上記帆柱
中心線の周りに回動せしめる手段とを具えたことを特徴
とする帆船。