JP2552611B2 - ウォータジェット推進船のデフレクタ装置 - Google Patents
ウォータジェット推進船のデフレクタ装置Info
- Publication number
- JP2552611B2 JP2552611B2 JP4184559A JP18455992A JP2552611B2 JP 2552611 B2 JP2552611 B2 JP 2552611B2 JP 4184559 A JP4184559 A JP 4184559A JP 18455992 A JP18455992 A JP 18455992A JP 2552611 B2 JP2552611 B2 JP 2552611B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water jet
- pair
- deflector
- fixed guide
- deflector device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Hydraulic Turbines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウォータジェット推進
船のデフレクタ装置に関し、特にウォータジェットの方
向を任意の方向へ変換可能でかつウォータジェットの断
面積を可変できるように構成したものに関する。
船のデフレクタ装置に関し、特にウォータジェットの方
向を任意の方向へ変換可能でかつウォータジェットの断
面積を可変できるように構成したものに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、全没翼型水中翼船が普及しつつあ
り、この水中翼船は、船体本体と、船体本体の前部に前
部ストラットを介して支持された前部翼と、船体の後部
に後部ストラットを介して支持された後部翼とを備えて
おり、ウォータジェット推進式推進装置の推進力で翼走
時には約45ノットもの高速で航行する。この水中翼船
は、停泊時や艇走時に船体に作用する浮力で海面上に浮
かび、航行初期には艇走しつつ加速してテイクオフし、
翼走状態へ移行する。
り、この水中翼船は、船体本体と、船体本体の前部に前
部ストラットを介して支持された前部翼と、船体の後部
に後部ストラットを介して支持された後部翼とを備えて
おり、ウォータジェット推進式推進装置の推進力で翼走
時には約45ノットもの高速で航行する。この水中翼船
は、停泊時や艇走時に船体に作用する浮力で海面上に浮
かび、航行初期には艇走しつつ加速してテイクオフし、
翼走状態へ移行する。
【0003】前記ウォータジェット推進装置は、ポンプ
で加圧した水をジェットノズルから噴出して推進力を発
生させるように構成してある。前記ウォータジェット式
推進装置では、艇走状態から翼走状態へ移行するテイク
オフ時に、船速が遅いためにポンプへの取水性能が低
く、ポンプにキャビテーションが発生しやすくなるが、
これを防ぐ為にテイクオフ時には、ポンプの回転数を下
げて推力を制限している。
で加圧した水をジェットノズルから噴出して推進力を発
生させるように構成してある。前記ウォータジェット式
推進装置では、艇走状態から翼走状態へ移行するテイク
オフ時に、船速が遅いためにポンプへの取水性能が低
く、ポンプにキャビテーションが発生しやすくなるが、
これを防ぐ為にテイクオフ時には、ポンプの回転数を下
げて推力を制限している。
【0004】ところで、前記ジェットノズルの口径を絞
ってウォータジェットの断面積を小さくすれば、ポンプ
の噴出水量が減ってキャビテーションが発生しにくくな
り、且つ吐出圧が高まってウォータジェットの流速が増
大するため推進力の低下を少なくすることが出来ること
から、前記ジェットノズルの口径を可変にする技術が提
案されている。例えば、特開平1−262290号公報
や特開平2−124395号公報に記載のウォータジェ
ット推進機においては、外側の固定ノズルの内部に小径
のテーパ状の可動ノズルを軸方向へ移動可能に設け、可
動ノズルの前後方向位置を調節することで固定ノズルと
可動ノズル間の環状隙間を調節してジェットノズルのノ
ズル出口面積を調節するように構成してある。
ってウォータジェットの断面積を小さくすれば、ポンプ
の噴出水量が減ってキャビテーションが発生しにくくな
り、且つ吐出圧が高まってウォータジェットの流速が増
大するため推進力の低下を少なくすることが出来ること
から、前記ジェットノズルの口径を可変にする技術が提
案されている。例えば、特開平1−262290号公報
や特開平2−124395号公報に記載のウォータジェ
ット推進機においては、外側の固定ノズルの内部に小径
のテーパ状の可動ノズルを軸方向へ移動可能に設け、可
動ノズルの前後方向位置を調節することで固定ノズルと
可動ノズル間の環状隙間を調節してジェットノズルのノ
ズル出口面積を調節するように構成してある。
【0005】一方、特開平1−262291号公報に記
載のウォータジェット推進船のトリム調整装置において
は、ジェットノズルの後端部から延びる上下1対の可動
デフレクタを設け、これら可動デフレクタの前端部を左
右方向向きの水平枢支軸を介してノズルにヒンジ結合
し、これら1対の可動デフレクタを上下に揺動駆動する
駆動機構を設けてある。この1対の可動デフレクタを介
してウォータジェットの方向を上下方向に変えること
で、トリムを調整することができる。
載のウォータジェット推進船のトリム調整装置において
は、ジェットノズルの後端部から延びる上下1対の可動
デフレクタを設け、これら可動デフレクタの前端部を左
右方向向きの水平枢支軸を介してノズルにヒンジ結合
し、これら1対の可動デフレクタを上下に揺動駆動する
駆動機構を設けてある。この1対の可動デフレクタを介
してウォータジェットの方向を上下方向に変えること
で、トリムを調整することができる。
【0006】他方、実開平2−12997号公報には、
ジェットノズルの後端部に左右1対の可動デフレクタ
(舵片)を左右方向へ回動可能に設け、これら可動デフ
レクタ を左右方向に独立に回動駆動するシリンダを設け
たポンプジェット推進装置が記載されている。
ジェットノズルの後端部に左右1対の可動デフレクタ
(舵片)を左右方向へ回動可能に設け、これら可動デフ
レクタ を左右方向に独立に回動駆動するシリンダを設け
たポンプジェット推進装置が記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記公報のウォータジ
ェット推進機は、ジェットノズルのノズル出口面積を調
節する機能において優れているものの、ウォータジェッ
トの方向を変える機能が無い。前記公報のトリム調整装
置は、ウォータジェットの方向を上下方向に変え得るも
のの、ジェットノズルのノズル断面積を調節する機能が
無い。前記公報のポンプジェット推進装置は、ジェット
ノズルのノズル断面積を調節する機能とウォータジェッ
トの方向を左右方向に変換する機能(操舵機能)がある
が、ウォータジェットの方向を上下方向に変えてトリム
調整するトリム調整機能がない。
ェット推進機は、ジェットノズルのノズル出口面積を調
節する機能において優れているものの、ウォータジェッ
トの方向を変える機能が無い。前記公報のトリム調整装
置は、ウォータジェットの方向を上下方向に変え得るも
のの、ジェットノズルのノズル断面積を調節する機能が
無い。前記公報のポンプジェット推進装置は、ジェット
ノズルのノズル断面積を調節する機能とウォータジェッ
トの方向を左右方向に変換する機能(操舵機能)がある
が、ウォータジェットの方向を上下方向に変えてトリム
調整するトリム調整機能がない。
【0008】つまり、ウォータジェットの断面積を調節
する機能と、ウォータジェットの方向を左右方向に変換
する操舵機能と、トリム調整機能とを兼備したデフレク
タ装置は、未だ実用化されていない。本発明の目的は、
ノズル断面積調節機能とウォータジェットの方向を左右
方向に変換する操舵機能と、トリム調整機能とを兼備し
た簡単な構成のウォータジェット推進船のデフレクタ装
置を提供することである。
する機能と、ウォータジェットの方向を左右方向に変換
する操舵機能と、トリム調整機能とを兼備したデフレク
タ装置は、未だ実用化されていない。本発明の目的は、
ノズル断面積調節機能とウォータジェットの方向を左右
方向に変換する操舵機能と、トリム調整機能とを兼備し
た簡単な構成のウォータジェット推進船のデフレクタ装
置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1のウォータジェ
ット推進船のデフレクタ装置は、ポンプで加圧した水を
ジェットノズルから噴出させるように構成したウォータ
ジェット推進船において、前記ジェットノズルの外側
に、このジェットノズルに対してその軸心回りに回転可
能なリング部材を設け、前記リング部材に、その後端部
から後方へ延びてウォータジェットを案内するデフレク
タ装置であって、前記ウォータジェットを
ット推進船のデフレクタ装置は、ポンプで加圧した水を
ジェットノズルから噴出させるように構成したウォータ
ジェット推進船において、前記ジェットノズルの外側
に、このジェットノズルに対してその軸心回りに回転可
能なリング部材を設け、前記リング部材に、その後端部
から後方へ延びてウォータジェットを案内するデフレク
タ装置であって、前記ウォータジェットを
【0010】挟んで対置されリング部材に固定的に設け
られた平板状の1対の固定案内板と、これら1対の固定
案内板間の一端側と他端側に前記ウォータジェットを挟
んで固 定案内板と直交状に夫々配置され、前端部におい
て固定案内板と直交する方向の軸心回りに回動自在に夫
々枢着され且つ外側へ膨らんだ断面円弧状の1対の可動
デフレクタ部材と、前記1対の可動デフレクタ部材を夫
々独立に回動駆動可能な1対の第1駆動手段とを備えた
デフレクタ装置を設け、前記リング部材を、少なくとも
90度正逆方向へ選択的に回動駆動する第2駆動手段を
設けたものである。
られた平板状の1対の固定案内板と、これら1対の固定
案内板間の一端側と他端側に前記ウォータジェットを挟
んで固 定案内板と直交状に夫々配置され、前端部におい
て固定案内板と直交する方向の軸心回りに回動自在に夫
々枢着され且つ外側へ膨らんだ断面円弧状の1対の可動
デフレクタ部材と、前記1対の可動デフレクタ部材を夫
々独立に回動駆動可能な1対の第1駆動手段とを備えた
デフレクタ装置を設け、前記リング部材を、少なくとも
90度正逆方向へ選択的に回動駆動する第2駆動手段を
設けたものである。
【0011】
【作用】請求項1のウォータジェット推進船のデフレク
タ装置においては、ジェットノズルの外側に、このノズ
ルに対してその軸心回りに回転可能なリング部材を設
け、このリング部材に、デフレクタ装置を設け、リング
部材を少なくとも90度正逆方向に選択的に回動駆動す
る第2駆動手段を設けたので、1対の第1駆動手段によ
りデフレクタ装置の1対の可動デフレクタ部材を相接近
側へ回動させると、ウォータジェットが細く絞られる。
ここで、左右1対の可動デフレクタ部材が外側に膨らん
だ断面円弧状に形成されているため、ウォータジェット
を絞るときの絞り性能が高くなる。
タ装置においては、ジェットノズルの外側に、このノズ
ルに対してその軸心回りに回転可能なリング部材を設
け、このリング部材に、デフレクタ装置を設け、リング
部材を少なくとも90度正逆方向に選択的に回動駆動す
る第2駆動手段を設けたので、1対の第1駆動手段によ
りデフレクタ装置の1対の可動デフレクタ部材を相接近
側へ回動させると、ウォータジェットが細く絞られる。
ここで、左右1対の可動デフレクタ部材が外側に膨らん
だ断面円弧状に形成されているため、ウォータジェット
を絞るときの絞り性能が高くなる。
【0012】1対の固定案内板を上下に対置させた状態
では、1対の可動デフレクタ部材の方向を変えることに
よりウォータジェットの方向を左方又は右方の所望の方
向に変換できる。また、第2駆動手段によってリング部
材を90度の範囲内で回動させて、1対の第1駆動手段
により1対の可動デフレクタ部材の方向を変えることに
より、ウォータジェットの方向を左右方向だけでなく、
上方又は下方、左方又は右方と上方又は下方とを組み合
わせた種々の方向、等の所望の方向に変換できる。
では、1対の可動デフレクタ部材の方向を変えることに
よりウォータジェットの方向を左方又は右方の所望の方
向に変換できる。また、第2駆動手段によってリング部
材を90度の範囲内で回動させて、1対の第1駆動手段
により1対の可動デフレクタ部材の方向を変えることに
より、ウォータジェットの方向を左右方向だけでなく、
上方又は下方、左方又は右方と上方又は下方とを組み合
わせた種々の方向、等の所望の方向に変換できる。
【0013】
【発明の効果】請求項1のウォータジェット推進船のデ
フレクタ装置によれば、ジェットノズルの外側に回動可
能なリング部材を設け、このリング部材に、1対の平板
状の固定案内板と1対の可動デフレクタ部材とこれら可
動デフレクタ部材を夫々回動駆 動する1対の第1駆動手
段とを含むデフレクタ装置を設け、リング部材を少なく
とも90度正逆方向に選択的に回動駆動する第2駆動手
段を設けたことにより、
フレクタ装置によれば、ジェットノズルの外側に回動可
能なリング部材を設け、このリング部材に、1対の平板
状の固定案内板と1対の可動デフレクタ部材とこれら可
動デフレクタ部材を夫々回動駆 動する1対の第1駆動手
段とを含むデフレクタ装置を設け、リング部材を少なく
とも90度正逆方向に選択的に回動駆動する第2駆動手
段を設けたことにより、
【0014】ウォータジェットを高い絞り性能で細く絞
ることができ、ウォータジェットの方向を左方又は右
方、上方又は下方、左方又は右方と上方又は下方とを組
み合わせた種々の方向等の所望の方向へ方向変換できる
から、トリム調整機能、ピッチング抑制機能、回頭モー
メント発生(操舵機能)、これらを組み合わせた機能、
などの機能が得られる。 しかも、デフレクタ装置の他
に、リング部材と第2駆動手段を設ければよいので、構
成が簡単化し、製作コスト的に有利である。
ることができ、ウォータジェットの方向を左方又は右
方、上方又は下方、左方又は右方と上方又は下方とを組
み合わせた種々の方向等の所望の方向へ方向変換できる
から、トリム調整機能、ピッチング抑制機能、回頭モー
メント発生(操舵機能)、これらを組み合わせた機能、
などの機能が得られる。 しかも、デフレクタ装置の他
に、リング部材と第2駆動手段を設ければよいので、構
成が簡単化し、製作コスト的に有利である。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。本実施例は、高速の全没翼型水中翼船に本発
明を適用した場合の一例である。図1に示すように、水
中翼船JFの船体10の船首部の下部中央には翼形断面
のラダーを兼ねる前部ストラット12がその上端部にお
いて鉛直軸回り及び左右方向水平軸回りに回動可能に設
けられ、前部ストラット12の下端のセンターポッド部
12Aには前部翼13が設けられ、前部翼13の後縁部
には前部フラップが設けられている。翼走時に前部スト
ラット12は図示のように鉛直に下方へ伸張され、停船
や艇走時には前方へ回動させた水平姿勢に起される。
説明する。本実施例は、高速の全没翼型水中翼船に本発
明を適用した場合の一例である。図1に示すように、水
中翼船JFの船体10の船首部の下部中央には翼形断面
のラダーを兼ねる前部ストラット12がその上端部にお
いて鉛直軸回り及び左右方向水平軸回りに回動可能に設
けられ、前部ストラット12の下端のセンターポッド部
12Aには前部翼13が設けられ、前部翼13の後縁部
には前部フラップが設けられている。翼走時に前部スト
ラット12は図示のように鉛直に下方へ伸張され、停船
や艇走時には前方へ回動させた水平姿勢に起される。
【0016】船体10の船尾部の下部には、左右1対の
翼形断面の後部ストラット22がその上端部において左
右方向の水平枢支ピンを介して回動可能に設けられ、左
右の後部ストラット22の中間位置にはセンターストラ
ット23がその上端において左右方向の水平枢支ピンを
介して回動可能に設けられ、左舷後部ストラット22と
右舷後部ストラット22の下端部同士に亙って後部翼2
4が設けられ、後部翼24はセンターストラット23の
下端部にも固着されている。
翼形断面の後部ストラット22がその上端部において左
右方向の水平枢支ピンを介して回動可能に設けられ、左
右の後部ストラット22の中間位置にはセンターストラ
ット23がその上端において左右方向の水平枢支ピンを
介して回動可能に設けられ、左舷後部ストラット22と
右舷後部ストラット22の下端部同士に亙って後部翼2
4が設けられ、後部翼24はセンターストラット23の
下端部にも固着されている。
【0017】前記センターストラット23及びその上端
近傍の船体底部とに亙ってウォータジェット方式の推進
装置が設けられている。翼走時に左右の後部ストラット
22及びセンターストラット23は図示のように鉛直に
下方へ伸張され、艇走時には後方へ回動させた水平姿勢
に起される。
近傍の船体底部とに亙ってウォータジェット方式の推進
装置が設けられている。翼走時に左右の後部ストラット
22及びセンターストラット23は図示のように鉛直に
下方へ伸張され、艇走時には後方へ回動させた水平姿勢
に起される。
【0018】次に、本願の特徴的構成であるデフレクタ
装置について図2〜図5に基いて説明する。船体10の
後部の下部のうち、左舷側と右舷側には、ウォータジェ
ットポンプ30が設けられ、各ウォータジェットポンプ
30を駆動するタービンエンジン21が設けられ、これ
ら1対のウォータジェットポンプ30への取水通路の取
水口31aは、後部のセンターストラット23の下端の
センターポッド23Aの前端に開口され、取水通路は、
センターポッド23Aとセンターストラット23内に形
成された共通通路部(図示略)とその上端から左右のウ
ォータジェットポンプ30へ延びる左右1対の分岐通路
部31とから構成されている。
装置について図2〜図5に基いて説明する。船体10の
後部の下部のうち、左舷側と右舷側には、ウォータジェ
ットポンプ30が設けられ、各ウォータジェットポンプ
30を駆動するタービンエンジン21が設けられ、これ
ら1対のウォータジェットポンプ30への取水通路の取
水口31aは、後部のセンターストラット23の下端の
センターポッド23Aの前端に開口され、取水通路は、
センターポッド23Aとセンターストラット23内に形
成された共通通路部(図示略)とその上端から左右のウ
ォータジェットポンプ30へ延びる左右1対の分岐通路
部31とから構成されている。
【0019】各ウォータジェットポンプ30は、そのポ
ンプケース32内にポンプ駆動軸33に連結されたイン
ペラ34とステータ35とを有するもので、ポンプケー
ス32の後端部には、ウォータジェットノズル36が一
体形成されている。各ウォータジェットポンプ30のウ
ォータジェットノズル36には、ウォータジェットWを
絞ったり或いはウォータジェットWの方向を左右方向に
方向変換する為の次のようなデフレクタ装置40が設け
られている。前記デフレクタ装置40は、ウォータジェ
ットWを挟んで上下に平行に対置された上下1対の固定
案内板41と、これら1対の固定案内板41間にウォー
タジェットWを挟んで左右に対置された左右1対の可動
デフレクタ部材42と、これら可動デフレクタ部材42
を夫々回動駆動する左右1対の油圧シリンダ43と、こ
れら油圧シリンダ43に油圧を供給する油圧供給装置等
から構成されている。各固定案内板41は、ウォータジ
ェットノズル36の後端よりも後方へ所定長さ延びた水
平な案内板部を有し、案内板部の前端から延びた固定部
41aがウォータジェットノズル36の外面に溶接等で
固定されている。
ンプケース32内にポンプ駆動軸33に連結されたイン
ペラ34とステータ35とを有するもので、ポンプケー
ス32の後端部には、ウォータジェットノズル36が一
体形成されている。各ウォータジェットポンプ30のウ
ォータジェットノズル36には、ウォータジェットWを
絞ったり或いはウォータジェットWの方向を左右方向に
方向変換する為の次のようなデフレクタ装置40が設け
られている。前記デフレクタ装置40は、ウォータジェ
ットWを挟んで上下に平行に対置された上下1対の固定
案内板41と、これら1対の固定案内板41間にウォー
タジェットWを挟んで左右に対置された左右1対の可動
デフレクタ部材42と、これら可動デフレクタ部材42
を夫々回動駆動する左右1対の油圧シリンダ43と、こ
れら油圧シリンダ43に油圧を供給する油圧供給装置等
から構成されている。各固定案内板41は、ウォータジ
ェットノズル36の後端よりも後方へ所定長さ延びた水
平な案内板部を有し、案内板部の前端から延びた固定部
41aがウォータジェットノズル36の外面に溶接等で
固定されている。
【0020】各可動デフレクタ部材42は、ウォータジ
ェットWの側部に沿う形状つまり外側へ膨らんだ形状の
部分円筒状に形成され、その前端部の上下1対の枢支部
42aが立向きのピン44により固定案内板41に枢着
され、これにより可動デフレクタ部材42は、図2に鎖
線で図示のようにその前端のピン44を回動中心として
左右方向へ回動自在に構成され、可動デフレクタ部材4
2を回動駆動する複動型の油圧シリンダ43のロッド4
3aの先端部は、可動デフレクタ部材42の前端中段部
のブラケット45に連結され、またそのシリンダ本体
は、ポンプケース32に連結され、1対の油圧シリンダ
43は、夫々配管や油圧ホースにより油圧供給装置に独
立に接続されている。
ェットWの側部に沿う形状つまり外側へ膨らんだ形状の
部分円筒状に形成され、その前端部の上下1対の枢支部
42aが立向きのピン44により固定案内板41に枢着
され、これにより可動デフレクタ部材42は、図2に鎖
線で図示のようにその前端のピン44を回動中心として
左右方向へ回動自在に構成され、可動デフレクタ部材4
2を回動駆動する複動型の油圧シリンダ43のロッド4
3aの先端部は、可動デフレクタ部材42の前端中段部
のブラケット45に連結され、またそのシリンダ本体
は、ポンプケース32に連結され、1対の油圧シリンダ
43は、夫々配管や油圧ホースにより油圧供給装置に独
立に接続されている。
【0021】以上説明したデフレクタ装置40の作用に
ついて説明する。水中翼船JFが艇走状態から加速して
翼走状態へ移行するテイクオフ時には、船速も低いため
ウォータジェットポンプ30への押込み圧が小さいこと
から、ウォータジェットポンプ30の取水性能が低くな
って、キャビテーションが発生しやすくなるが、これを
防止する為、デフレクタ装置40により、ウォータジェ
ットWを絞ってウォータジェットポンプ30の噴出水量
を減らして、キャビテーションの発生を防止する。この
場合、左右の油圧シリンダ43のロッド43aを所定長
さ突出させることにより左右の可動デフレクタ部材42
の後端(先端)側が相接近する方向へ、左右の可動デフ
レクタ部材42を回動させると、その回動角に比例的に
ウォータジェットWが絞られることになる。尚、ウォー
タジェットWを絞ると、ウォータジェットWの流速が増
大するため、推進力の低下も殆ど生じない。
ついて説明する。水中翼船JFが艇走状態から加速して
翼走状態へ移行するテイクオフ時には、船速も低いため
ウォータジェットポンプ30への押込み圧が小さいこと
から、ウォータジェットポンプ30の取水性能が低くな
って、キャビテーションが発生しやすくなるが、これを
防止する為、デフレクタ装置40により、ウォータジェ
ットWを絞ってウォータジェットポンプ30の噴出水量
を減らして、キャビテーションの発生を防止する。この
場合、左右の油圧シリンダ43のロッド43aを所定長
さ突出させることにより左右の可動デフレクタ部材42
の後端(先端)側が相接近する方向へ、左右の可動デフ
レクタ部材42を回動させると、その回動角に比例的に
ウォータジェットWが絞られることになる。尚、ウォー
タジェットWを絞ると、ウォータジェットWの流速が増
大するため、推進力の低下も殆ど生じない。
【0022】このように、デフレクタ装置40により、
ウォータジェットWの左右方向幅を幾分小さく調節して
ウォータジェットポンプ30のキャビテーション発生を
防止できるため、キャビテーション発生防止の為にウォ
ータジェットポンプ30の回転数を制限する必要がなく
なる。一般に、ウォータジェットポンプ30に要求され
る所要推力は、翼走時よりもテイクオフ時の方が大きい
ため、前記のようにテイクオフ時にウォータジェットポ
ンプ30の回転数制限がなくなると、ウォータジェット
ポンプ30を小型化することも可能となる。
ウォータジェットWの左右方向幅を幾分小さく調節して
ウォータジェットポンプ30のキャビテーション発生を
防止できるため、キャビテーション発生防止の為にウォ
ータジェットポンプ30の回転数を制限する必要がなく
なる。一般に、ウォータジェットポンプ30に要求され
る所要推力は、翼走時よりもテイクオフ時の方が大きい
ため、前記のようにテイクオフ時にウォータジェットポ
ンプ30の回転数制限がなくなると、ウォータジェット
ポンプ30を小型化することも可能となる。
【0023】一方、デフレクタ装置40により、ウォー
タジェットWの方向を左方又は右方の所望の方向へ傾け
ることにより、水中翼船JFが左方又は右方へ旋回する
ときの回頭モーメントを発生させることもできる。この
場合、各デフレクタ装置40において、左右1対の油圧
シリンダ43を介して左右1対の可動デフレクタ部材4
2を略平行に左方へ回動させると、ウォータジェットW
の方向が左方へ傾くので、左旋回の回頭モーメントを発
生させることができ、また左右1対の可動デフレクタ部
材42を略平行に右方へ回動させると、ウォータジェッ
トWの方向が右方へ傾くので、右旋回の回頭モーメント
を発生させることができる。
タジェットWの方向を左方又は右方の所望の方向へ傾け
ることにより、水中翼船JFが左方又は右方へ旋回する
ときの回頭モーメントを発生させることもできる。この
場合、各デフレクタ装置40において、左右1対の油圧
シリンダ43を介して左右1対の可動デフレクタ部材4
2を略平行に左方へ回動させると、ウォータジェットW
の方向が左方へ傾くので、左旋回の回頭モーメントを発
生させることができ、また左右1対の可動デフレクタ部
材42を略平行に右方へ回動させると、ウォータジェッ
トWの方向が右方へ傾くので、右旋回の回頭モーメント
を発生させることができる。
【0024】別実施例・・・図6、図7参照 次に、別実施例に係るデフレクタ装置50について図6
と図7に基いて説明する。このデフレクタ装置50は、
ウォータジェットノズル36及びポンプケース32にそ
の軸心回りに回転可能に設けられたリング部材51と、
このリング部材51を保持する左右1対のリテーナ52
と、リング部材51の鍔部に形成されたギヤ53と、ギ
ヤ53に噛合する駆動ギヤ54と、駆動ギヤ54を回転
駆動する油圧モータ又は電動モータ(図示略)(これは
船体内に設けられる)と、リング部材51に固着された
前記実施例の固定案内板41と同様の上下1対の固定案
内板55と、上下1対の固定案内板55間に設けられた
前記実施例の可動デフレクタ部材42と同様の左右1対
の可動デフレクタ部材56等から構成されている。
と図7に基いて説明する。このデフレクタ装置50は、
ウォータジェットノズル36及びポンプケース32にそ
の軸心回りに回転可能に設けられたリング部材51と、
このリング部材51を保持する左右1対のリテーナ52
と、リング部材51の鍔部に形成されたギヤ53と、ギ
ヤ53に噛合する駆動ギヤ54と、駆動ギヤ54を回転
駆動する油圧モータ又は電動モータ(図示略)(これは
船体内に設けられる)と、リング部材51に固着された
前記実施例の固定案内板41と同様の上下1対の固定案
内板55と、上下1対の固定案内板55間に設けられた
前記実施例の可動デフレクタ部材42と同様の左右1対
の可動デフレクタ部材56等から構成されている。
【0025】前記リング部材51と、ウォータジェット
ノズル36及びポンプケース32間には、必要に応じて
ベアリングが介装され、リング部材51は滑らかに回転
可能に構成され、その前端には立向きの環状鍔51aが
形成され、その環状鍔51aの外周部にはギヤ53が形
成されている。前記左右1対のリテーナ52は、後方よ
り視て円弧状で、船体10の壁部10aに溶接やボルト
にて固定され、リテーナ52の保持部52aは、環状鍔
51aの後端面に回転摺動自在に当接され、これらリテ
ーナ52の保持部52aによりリング部材51はウォー
タジェットノズル36から外れないように保持されてい
る。
ノズル36及びポンプケース32間には、必要に応じて
ベアリングが介装され、リング部材51は滑らかに回転
可能に構成され、その前端には立向きの環状鍔51aが
形成され、その環状鍔51aの外周部にはギヤ53が形
成されている。前記左右1対のリテーナ52は、後方よ
り視て円弧状で、船体10の壁部10aに溶接やボルト
にて固定され、リテーナ52の保持部52aは、環状鍔
51aの後端面に回転摺動自在に当接され、これらリテ
ーナ52の保持部52aによりリング部材51はウォー
タジェットノズル36から外れないように保持されてい
る。
【0026】前記駆動ギヤ54はギヤ53の上端におい
てギヤ53に噛合され、その駆動軸54aは壁部10a
を挿通して船体10内へ延び、船体10内のモータに連
結され、そのモータで少なくとも90度以上正逆回転駆
動される。但し、モータの代わりに油圧シリンダ等で回
動駆動するように構成してもよい。前記上下1対の固定
案内板55と左右1対の可動デフレクタ部材56の構成
については、前記実施例のものと同様であり、1対の固
定案内板55はウォータジェットWを挟んで上下に平行
に対置されてリング部材51に固着され、また1対の可
動デフレクタ部材56はウォータジェットWを挟んで左
右に対置され、これらの前端部の枢支部56aは、夫々
固定案内板55に立向きのピン57を介して回動自在に
枢支され、左右1対の可動デフレクタ部材56を夫々回
動駆動する油圧シリンダ58が設けられ、油圧シリンダ
58のロッドは対応する可動デフレクタ部材56のブラ
ケット59に連結され、また油圧シリンダ58のシリン
ダ本体はリング部材51に連結され、これら油圧シリン
ダ58は、夫々船体10内の油圧供給装置に油圧ホース
を介して独立に接続されている。
てギヤ53に噛合され、その駆動軸54aは壁部10a
を挿通して船体10内へ延び、船体10内のモータに連
結され、そのモータで少なくとも90度以上正逆回転駆
動される。但し、モータの代わりに油圧シリンダ等で回
動駆動するように構成してもよい。前記上下1対の固定
案内板55と左右1対の可動デフレクタ部材56の構成
については、前記実施例のものと同様であり、1対の固
定案内板55はウォータジェットWを挟んで上下に平行
に対置されてリング部材51に固着され、また1対の可
動デフレクタ部材56はウォータジェットWを挟んで左
右に対置され、これらの前端部の枢支部56aは、夫々
固定案内板55に立向きのピン57を介して回動自在に
枢支され、左右1対の可動デフレクタ部材56を夫々回
動駆動する油圧シリンダ58が設けられ、油圧シリンダ
58のロッドは対応する可動デフレクタ部材56のブラ
ケット59に連結され、また油圧シリンダ58のシリン
ダ本体はリング部材51に連結され、これら油圧シリン
ダ58は、夫々船体10内の油圧供給装置に油圧ホース
を介して独立に接続されている。
【0027】以上説明したデフレクタ装置50の作用に
ついて説明する。1対の固定案内板55を水平に位置さ
せた状態においては、前記実施例の可変デフレクタ装置
40と同様に、左右の可動デフレクタ部材56を相接近
させることによりウォータジェットを幾分細く絞ってウ
ォータジェットポンプ30のキャビテーションを防止で
き、また左右の可動デフレクタ部材56を平行に左方又
は右方の所望の方向へ傾けてウォータジェットWの方向
を所望の方向へ傾け回頭モーメントを発生させることが
出来る。一方、リング部材51を90度回動させると、
1対の固定案内板55が立向きとなり、また1対の可動
デフレクタ部材56が水平状態となるため、1対の可動
デフレクタ部材56を平行に上方又は下方の所望の方向
へ傾けることで、ウォータジェットWの方向を上方又は
下方へ傾けることができ、これによりトリム調整を行っ
たり、或いは船体10のピッチングを抑制するようにウ
ォータジェットの方向を周期的に変換することが出来
る。
ついて説明する。1対の固定案内板55を水平に位置さ
せた状態においては、前記実施例の可変デフレクタ装置
40と同様に、左右の可動デフレクタ部材56を相接近
させることによりウォータジェットを幾分細く絞ってウ
ォータジェットポンプ30のキャビテーションを防止で
き、また左右の可動デフレクタ部材56を平行に左方又
は右方の所望の方向へ傾けてウォータジェットWの方向
を所望の方向へ傾け回頭モーメントを発生させることが
出来る。一方、リング部材51を90度回動させると、
1対の固定案内板55が立向きとなり、また1対の可動
デフレクタ部材56が水平状態となるため、1対の可動
デフレクタ部材56を平行に上方又は下方の所望の方向
へ傾けることで、ウォータジェットWの方向を上方又は
下方へ傾けることができ、これによりトリム調整を行っ
たり、或いは船体10のピッチングを抑制するようにウ
ォータジェットの方向を周期的に変換することが出来
る。
【図1】実施例に係る水中翼船の側面図である。
【図2】ウォータジェットポンプ及びデフレクタ装置の
横断面図である。
横断面図である。
【図3】ウォータジェットポンプ及びデフレクタ装置の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図4】図2及び図3のデフレクタ装置の背面図であ
る。
る。
【図5】図2及び図3のデフレクタ装置の要部斜視図で
ある。
ある。
【図6】ウォータジェットポンプ及びデフレクタ装置の
横断面図である。
横断面図である。
【図7】図6のデフレクタ装置の背面図である。
30 ウォータジェットポンプ 36 ウォータジェットノズル 50 デフレクタ装置 51 リング部材 53 ギヤ 54 駆動ギヤ 55 固定案内板 56 可動デフレクタ部材 58 油圧シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−262291(JP,A) 実開 平2−12997(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 ポンプで加圧した水をジェットノズルか
ら噴出させるように構成したウォータジェット推進船に
おいて、前記ジェットノズルの外側に、このジェットノズルに対
してその軸心回りに回転可能なリング部材を設け、 前記リング部材に、その後端部から後方へ延びてウォー
タジェットを案内するデフレクタ装置であって、前記ウ
ォータジェットを挟んで対置されリング部材に固定的に
設けられた平板状の1対の固定案内板と、これら1対の
固定案内板間の一端側と他端側に前記ウォータジェット
を挟んで固定案内板と直交状に夫々配置され、前端部に
おいて固定案内板と直交する方向の軸心回りに回動自在
に夫々枢着され且つ外側へ膨らんだ断面円弧状の1対の
可動デフレクタ部材と、前記1対の可動デフレクタ部材
を夫々独立に回動駆動可能な1対の第1駆動手段とを備
えたデフレクタ装置を設け、 前記リング部材を、少なくとも90度正逆方向へ選択的
に回動駆動する第2駆動手段を設けた ことを特徴とする
ウォータジェット推進船のデフレクタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4184559A JP2552611B2 (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | ウォータジェット推進船のデフレクタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4184559A JP2552611B2 (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | ウォータジェット推進船のデフレクタ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0672387A JPH0672387A (ja) | 1994-03-15 |
JP2552611B2 true JP2552611B2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=16155329
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4184559A Expired - Fee Related JP2552611B2 (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | ウォータジェット推進船のデフレクタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2552611B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5863229A (en) * | 1996-06-11 | 1999-01-26 | Bombardier, Inc. | Variable venturi |
KR101402537B1 (ko) * | 2012-10-04 | 2014-05-30 | 현대중공업 주식회사 | 가변형 날개부를 갖는 선박용 추진 장치 |
KR101908395B1 (ko) * | 2017-06-28 | 2018-10-16 | 글로벌마린서비스 주식회사 | 수상 운반수단용 고성능 추진장치 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2532236Y2 (ja) * | 1988-07-11 | 1997-04-09 | 川崎重工業株式会社 | 水中噴出式ポンプジエツト推進装置 |
-
1992
- 1992-06-17 JP JP4184559A patent/JP2552611B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0672387A (ja) | 1994-03-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5373800A (en) | Sea vessel | |
US4977845A (en) | Boat propulsion and handling system | |
ES2213352T3 (es) | Sistema de propulsion. | |
US5667415A (en) | Marine outdrive with surface piercing propeller and stabilizing shroud | |
US7018252B2 (en) | Watercraft control mechanism | |
JPH07506549A (ja) | 荒海での高速航行のための高速海洋船舶 | |
US9274528B2 (en) | Marine vessel control system | |
KR20090108120A (ko) | 자동 피치 제어 기능을 가지는 에어포일 | |
US4040373A (en) | Steering and stabilization apparatus for watercraft | |
WO2007072185A2 (en) | A propulsion system for a watercraft | |
US5390623A (en) | Boat hull | |
JP2000511488A (ja) | 海上推進および操舵装置 | |
US3605672A (en) | Directional control apparatus | |
JP2552611B2 (ja) | ウォータジェット推進船のデフレクタ装置 | |
JP2019107984A (ja) | 操舵装置及び船舶 | |
JP3551415B2 (ja) | 半潜水式水中翼船 | |
JPH11505485A (ja) | ウォータジェットの正逆方向変更用コントロール部材を備えた水上艇のウォータジェット推進装置 | |
AU683418B2 (en) | Hydrofoil craft | |
US4473358A (en) | Hydrofoil vessel | |
IL95777A (en) | Method and device for asymmetrical propulsion of hydrodynamic surface | |
JP2532236Y2 (ja) | 水中噴出式ポンプジエツト推進装置 | |
WO1994027862A1 (en) | Hydrofoil craft | |
JPH05319359A (ja) | 水中翼船のアタックアングル調節装置 | |
JPS5830890A (ja) | 可変径プロペラ | |
US4265626A (en) | Trimming device to control propeller forces affecting propeller driven boats |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |