JPS61107936A - 焼成造粒キヤリア - Google Patents
焼成造粒キヤリアInfo
- Publication number
- JPS61107936A JPS61107936A JP23090384A JP23090384A JPS61107936A JP S61107936 A JPS61107936 A JP S61107936A JP 23090384 A JP23090384 A JP 23090384A JP 23090384 A JP23090384 A JP 23090384A JP S61107936 A JPS61107936 A JP S61107936A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carrier
- water
- granulated
- baked
- bentonite
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は焼成造粒キャリアに関する。
〈従来の技術〉
農薬剤は使用目的に従って種々の剤型に製剤され、乳剤
、水和剤、粉剤及び粒剤等がある。
、水和剤、粉剤及び粒剤等がある。
この中で固形剤の形状で用いられるのは粉剤及び粒剤で
ある。粉剤は、例えば農薬として使用する場合、その単
粒子は300メツシユ(46μ)以下と細かく(平均粒
径10〜15μのものが多い)、又質量が小さいために
風にのりやすくドリフトしヤす、いことから散布地域外
へ薬剤が飛散するという欠点を有している。含有薬剤が
毒薬あるいは劇薬であると薬剤飛散による危険性は大き
い。
ある。粉剤は、例えば農薬として使用する場合、その単
粒子は300メツシユ(46μ)以下と細かく(平均粒
径10〜15μのものが多い)、又質量が小さいために
風にのりやすくドリフトしヤす、いことから散布地域外
へ薬剤が飛散するという欠点を有している。含有薬剤が
毒薬あるいは劇薬であると薬剤飛散による危険性は大き
い。
これに対し粒剤は流動性に富むにも拘らず粉剤に比し飛
散性が極めて少なく、運搬中及び使用中の取り扱いが容
易であると同時に、毒薬及び劇薬にも比較的安全に使用
できる。
散性が極めて少なく、運搬中及び使用中の取り扱いが容
易であると同時に、毒薬及び劇薬にも比較的安全に使用
できる。
粒剤の製造方法としては、ねり込みなどの方法で主剤に
キャリアを添加して粒状化する方法と、予め造粒した粒
状キャリアいわゆる造粒キャリアに随時主剤を含浸させ
る方法とがある。前者ではキャリア製造時に同時に主剤
を混入させるため、製造上のコントロールが難しい。例
えば、農薬は冬から春にかけて需要が増大するというよ
うに需要が一定せず、短期間で大量に製造する必要が生
じることがあり、また常時一定毎を製造し需要に応じて
出荷する場合には、保存中の成分の安定性に問題が生ず
る。一方、造粒キャリアを使用すれば、必要に応じて該
造粒キャリアに主剤を含浸させることが出来るため、製
造上のコントロールも行いやすく、安定な品質のものが
供給できる。
キャリアを添加して粒状化する方法と、予め造粒した粒
状キャリアいわゆる造粒キャリアに随時主剤を含浸させ
る方法とがある。前者ではキャリア製造時に同時に主剤
を混入させるため、製造上のコントロールが難しい。例
えば、農薬は冬から春にかけて需要が増大するというよ
うに需要が一定せず、短期間で大量に製造する必要が生
じることがあり、また常時一定毎を製造し需要に応じて
出荷する場合には、保存中の成分の安定性に問題が生ず
る。一方、造粒キャリアを使用すれば、必要に応じて該
造粒キャリアに主剤を含浸させることが出来るため、製
造上のコントロールも行いやすく、安定な品質のものが
供給できる。
従来、造粒キャリアとしてはタルクとベントナイトとに
結合剤を混合し、水を加え、押出し機で成形した後、流
動通風乾燥したものが用いられてきた。しかしこれらも
また水中崩壊性が大きく、硬度が小さい等の欠点を有し
ており、十分に満足すべきものではない。硬度が小さい
ため、粉剤程ではないが粉塵性が認められ、水中崩壊性
が大きいため水溶性農薬のキャリアとしては不適当であ
る。従って、水溶性農薬では水和剤、粉剤、あるいはね
り込みによる粒剤が使用されている。
結合剤を混合し、水を加え、押出し機で成形した後、流
動通風乾燥したものが用いられてきた。しかしこれらも
また水中崩壊性が大きく、硬度が小さい等の欠点を有し
ており、十分に満足すべきものではない。硬度が小さい
ため、粉剤程ではないが粉塵性が認められ、水中崩壊性
が大きいため水溶性農薬のキャリアとしては不適当であ
る。従って、水溶性農薬では水和剤、粉剤、あるいはね
り込みによる粒剤が使用されている。
〈発明が解決しようとする問題点〉
従来の造粒キャリアは水溶性農薬のキャリアとして使用
できず、硬度、吸油量も十分満足のゆくものではなかっ
た。従って、本発明は水不溶性農薬のみならず水溶性農
薬のキャリアとしても有用な、十分な硬度および吸油m
を有する粒状キャリアを提供することを目的とする。
できず、硬度、吸油量も十分満足のゆくものではなかっ
た。従って、本発明は水不溶性農薬のみならず水溶性農
薬のキャリアとしても有用な、十分な硬度および吸油m
を有する粒状キャリアを提供することを目的とする。
く問題点を解決するための手段〉
本発明が提供する造粒キャリアは、従来の造粒キャリア
を600〜1300℃で焼成することにより得られたも
のである。
を600〜1300℃で焼成することにより得られたも
のである。
く作用〉
本発明に於いて、60012下の焼成ではベントナイト
の結晶水を除去することができず、一方、1300℃以
上で焼成するとガラス状になってしまうためキャリアと
しての有用性が失われる。
の結晶水を除去することができず、一方、1300℃以
上で焼成するとガラス状になってしまうためキャリアと
しての有用性が失われる。
本発明焼成造粒キャリアは、水中崩壊性がなく、硬度が
大きく、吸油量が増加する等の利点を有する。前述の如
く、従来の造粒キャリアでは水中崩壊性が大きいために
水溶性農薬を含浸することばできず、水中では主剤が一
気に溶出してしまう。
大きく、吸油量が増加する等の利点を有する。前述の如
く、従来の造粒キャリアでは水中崩壊性が大きいために
水溶性農薬を含浸することばできず、水中では主剤が一
気に溶出してしまう。
これに対し、本発明の焼成造粒キャリアでは、水溶性農
薬の含浸も可能であり、徐放効果も大である。又、硬度
の増加により発塵性は減少し、従来の造粒キャリアより
更に運搬及び使用上の取り扱いが安全で容易なものとな
る。又、造粒キャリアの原材料であるベントナイトやタ
ルクは天然であるため産地等により品質にばらつきがあ
るが、本発明の焼成により品質が均一化される。
薬の含浸も可能であり、徐放効果も大である。又、硬度
の増加により発塵性は減少し、従来の造粒キャリアより
更に運搬及び使用上の取り扱いが安全で容易なものとな
る。又、造粒キャリアの原材料であるベントナイトやタ
ルクは天然であるため産地等により品質にばらつきがあ
るが、本発明の焼成により品質が均一化される。
本発明焼成造粒キャリアは、農薬含浸用としてのみなら
ず、水耕栽培用キャリアとしても用いられてもよい。
ず、水耕栽培用キャリアとしても用いられてもよい。
以下に本発明焼成造粒キャリア製造の実施例を示す。
〈実施例〉
タルク65 Kg、ベントナイト35 Kgを各々粉状
で0.2m、3容の混合練合機の中に投入し混合した後
、これに造粒水として23%(容伍)となるように水を
加えて練合した。
で0.2m、3容の混合練合機の中に投入し混合した後
、これに造粒水として23%(容伍)となるように水を
加えて練合した。
次に、この練合品を孔径0.9mのスクリーンを装着し
た造粒ta<玉輿化学工業(株)製)に投入してソーメ
ン状の成型品を得た。成型品を破砕して円柱状の粒状品
ベレットとした。
た造粒ta<玉輿化学工業(株)製)に投入してソーメ
ン状の成型品を得た。成型品を破砕して円柱状の粒状品
ベレットとした。
次にこの円柱状ベレットを160℃の熱風で流動乾燥し
、シフターを通過させて整粒品のみを回収し、粒状ベレ
ットすなわち造粒キャリアを得た。
、シフターを通過させて整粒品のみを回収し、粒状ベレ
ットすなわち造粒キャリアを得た。
造粒キャリアの収率は93%であった。次に、この造粒
キャリアを700℃で1時間焼成して焼成造粒キャリア
を得た。
キャリアを700℃で1時間焼成して焼成造粒キャリア
を得た。
焼成の収率は100%であり、原料からの焼成造粒キャ
リアの生産収率は93%であった。このようにして得た
焼成造粒キャリア及び焼成性造粒キャリアの物理性試験
結果を表1に示す。
リアの生産収率は93%であった。このようにして得た
焼成造粒キャリア及び焼成性造粒キャリアの物理性試験
結果を表1に示す。
表 1
表1に示すように焼成により造粒キャリア中の水分は1
.7%から0.1%へと減少した。農薬粒剤においては
水分5%以下が標準とされているが、特に不安定主剤で
は1%あるいはそれ以下が規定されており、焼成により
この条件を十分満足させるものが得られた。
.7%から0.1%へと減少した。農薬粒剤においては
水分5%以下が標準とされているが、特に不安定主剤で
は1%あるいはそれ以下が規定されており、焼成により
この条件を十分満足させるものが得られた。
硬度は焼成前造粒キャリアでは2.6%であったのに対
し、焼成後は0.6%となり、焼成による硬度の上昇が
示された。
し、焼成後は0.6%となり、焼成による硬度の上昇が
示された。
吸油量は焼成前13,0%から焼成後16.0%へと増
加し、この差は例えば高濃度薬剤を含浸させる場合に顕
著な効果となって表われる。水中崩壊度については焼成
前では2.5分で崩壊したが、焼成後は崩壊は認められ
なかった。
加し、この差は例えば高濃度薬剤を含浸させる場合に顕
著な効果となって表われる。水中崩壊度については焼成
前では2.5分で崩壊したが、焼成後は崩壊は認められ
なかった。
水中崩壊度及び吸油量は以下の方法で測定した。
水中崩壊度測定法
20℃の水浴上に保持したベトリ皿(内径約91)に水
を約5IIIRの深さに入れ、造粒キャリア約0.5g
を水面にばらまくように落し、粒剤に指頭を軽くふれ、
固体の存否を触知しなくなるまでの時間を測定する。
を約5IIIRの深さに入れ、造粒キャリア約0.5g
を水面にばらまくように落し、粒剤に指頭を軽くふれ、
固体の存否を触知しなくなるまでの時間を測定する。
吸油量測定法
造粒キャリア100gを200dのビーカーに回りとり
、「白灯油」約2dを加え、ガラス棒でかきまぜる。こ
の操作を繰り返して水晶の流動性が減少し始めてから、
添加層を約1−ずつとし、同様に操作して流動性がなく
なる点を終点とする。
、「白灯油」約2dを加え、ガラス棒でかきまぜる。こ
の操作を繰り返して水晶の流動性が減少し始めてから、
添加層を約1−ずつとし、同様に操作して流動性がなく
なる点を終点とする。
Claims (1)
- (1)造粒キャリアを600〜1300℃で焼成してな
る焼成造粒キャリア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23090384A JPS61107936A (ja) | 1984-11-01 | 1984-11-01 | 焼成造粒キヤリア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23090384A JPS61107936A (ja) | 1984-11-01 | 1984-11-01 | 焼成造粒キヤリア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61107936A true JPS61107936A (ja) | 1986-05-26 |
Family
ID=16915100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23090384A Pending JPS61107936A (ja) | 1984-11-01 | 1984-11-01 | 焼成造粒キヤリア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61107936A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02121902A (ja) * | 1988-10-29 | 1990-05-09 | Nippon Nohyaku Co Ltd | 固結の防止された農薬粒状組成物 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4895388A (ja) * | 1972-03-21 | 1973-12-07 | ||
JPS4899345A (ja) * | 1972-04-07 | 1973-12-15 | ||
JPS5022793A (ja) * | 1973-06-30 | 1975-03-11 | ||
JPS52146784A (en) * | 1976-06-01 | 1977-12-06 | Takio Nakagaki | Manufacture of granules |
JPS5511534A (en) * | 1978-07-11 | 1980-01-26 | Showa Kogyo Kk | Preparation of extender for dl-type powder |
-
1984
- 1984-11-01 JP JP23090384A patent/JPS61107936A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4895388A (ja) * | 1972-03-21 | 1973-12-07 | ||
JPS4899345A (ja) * | 1972-04-07 | 1973-12-15 | ||
JPS5022793A (ja) * | 1973-06-30 | 1975-03-11 | ||
JPS52146784A (en) * | 1976-06-01 | 1977-12-06 | Takio Nakagaki | Manufacture of granules |
JPS5511534A (en) * | 1978-07-11 | 1980-01-26 | Showa Kogyo Kk | Preparation of extender for dl-type powder |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02121902A (ja) * | 1988-10-29 | 1990-05-09 | Nippon Nohyaku Co Ltd | 固結の防止された農薬粒状組成物 |
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