JPS61106618A - 複合エポキシ樹脂の製造方法 - Google Patents

複合エポキシ樹脂の製造方法

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JPS61106618A
JPS61106618A JP22768984A JP22768984A JPS61106618A JP S61106618 A JPS61106618 A JP S61106618A JP 22768984 A JP22768984 A JP 22768984A JP 22768984 A JP22768984 A JP 22768984A JP S61106618 A JPS61106618 A JP S61106618A
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JP
Japan
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group
epoxy resin
formula
organic titanate
parts
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JP22768984A
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Masayuki Sato
正之 佐藤
Noriyuki Kobayashi
範行 小林
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Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 不発明は、複合エポキシ樹脂の製造方法に関し、詳しく
1工千ボキシ樹脂、硬化剤および充填剤を主成分とする
複合エポキシ樹脂を製造する際(:、特定の有機チネー
ト化合物を添加してなる那工性・物性の向上した複合エ
ポキシ樹脂の製造方法(二関する。該方法によりて得ら
れる加工性、物注C;富む複合エポキシ樹脂は電気機器
、塗料、土木建築などの分野に巾広く適用さnる。
〔従来技術〕
従来、高分子製品に対する性能改善の一!!求として耐
熱性の同上、寸法安定性の改善、増量による価格低下な
どがあり、これらの目的のため≦:光充填の使用が行わ
れていることは、例えばり、E。
N1elsen著(小野木重治訳ン;“高分子と複合材
料の力学的性質”株式会社化学同人、第288〜284
頁、(19807に示される如くである。
しかしながら、“ポリマーダイジェスト”第84巻、8
号、第28頁(1982)に記載されている如く、充填
剤と複合した樹脂系は一面c2いて物性の低下Sよび加
工性の低下を起工ことが知られてSす、このような充填
剤複合時の諸欠点を改善するため、シラン系のカップリ
ング剤を用いること)、:′I、   、=よって充填
剤の嵌置ン処理することは公知であるが、シラン系カッ
プリング剤は“ポリマーダイジェスト″第84巻、第8
号、第26頁(1982I)に記載さnている如(、使
用する充填剤、例えば炭酸カルシウムの如き充填剤には
無効であることが知られている。
さらにまた、前述の諸欠点を改善するため(ニチタン系
カップリング剤の使用も知らtて8す、チタン系カップ
リング剤はシラン系カップリング剤が無効な炭酸カルシ
ウムの如き充填剤にも有効であるとして、′ポリマーダ
イジェスト”第84氷m8号、第26頁(1υl)に記
載さnている。しかしながら、複合エポキシ樹脂に適用
するような性能を十分(:満足させるものは未だ開発さ
れるに至っていないのが現状である。例えばチタン系カ
ップリング剤のエポヤシ樹脂C;対する応用例としては
、特公昭57−10891−1dよび特開昭57−15
1616号公報に記載されているが、こnら先行技術は
減粘による加工性向上効果は認められるものの、物性向
上の効果に認めら一1′Lない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
複合エポキシ樹脂を製造する(二際し、現状の市販カッ
プリング剤を用いた場合、シラン系カップリング剤でに
便用する充填剤、例えば炭酸カルシウムの如き充填剤C
;は無効であり、チタン系カップリング剤でニ澗工性向
上効果に認められるものの物性同上の効果を1認めら:
nないという諸問題があった。
従って、本0発明は複合エポキシ樹脂の製造において、
加工性を同上せしめ、かつ硬化物の物性を改良すること
ができる複合エポキシ樹脂の製造方法を提供Tることに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、前述した従来の問題点を解消したもので、複
合エポキシ樹脂の製造方法について鋭意検討を重ねた結
果、特定の有機チタネート化合物を便用するここにより
、加工性および硬化物の物性が著しく改良されることを
見い出し、本発明乞完成するに至った。
丁なわち、本発明t−zエポキシm脂、硬化剤sよび充
填剤を主成分とする複合エポキシ樹脂を製造するに際し
、下記一般式印で示される有機チタネート化合物を充填
剤の100 :ii量置部して0.1〜5重量部添那せ
しめてなることt特徴とする複合エポキシ樹脂の製造方
法である。
Am −T1→OCOR)n−・−・−印X(4−m−
n) 〔式中、0CORR同種または異種の少なくとも1個以
上のアミノ基を有する炭素数5〜12の脂肪族やたは芳
香族ガルボン酸残基Y示し、人は一般基なる群から選択
さnた少なくとも1種の基(式中、R1は炭素数1〜8
のアルキル基、アルケニル基または置換されたこれらの
基を、R23よびR3基t、YはCH3−基またはR4
0−基(R4は炭素数1〜4のアルキル基]を示し、X
は一般式RS Co。
−で表さnる非那水分解性基(R5は炭素数1〜24の
アルキル基、アルケニル基、アリール基、アルキルアリ
ール基、了り−ルアルキル基または置換されたこ八らの
基J’に示し、nに0.5〜1,51mは1〜2.5、
m+n二8を示す。〕 以下、本発明の詳細な説明する。
不発明C二用いるエポキシ樹脂tユ、その分子中−にエ
ポキシ基ぞ少なくとも2個以上有するものであnは分子
構造、分子11など(二時(二制限されるものでなく、
例えばビスフェノールA型エボ中シ樹脂ビスフェノール
F型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、環状脂
肪族型エポキシ樹脂、非環状脂肪族型エポキシ樹脂、ダ
イマー酸グリシジルエステル系エボ中シm脂、ポリプタ
ジエシ系エポキシ樹脂あるいを工こ八らの変性体などで
ある。
これら#工単独また112m以上の混合系で用いること
ができる。
本発明(二用いる硬化剤に、一般Cニエボキシ樹脂の硬
化剤として用いられているもので、例えばア11ミン系
硬化剤、酸無水智硬化剤、あるい燻フェノ:1 一ルツボラック樹脂やブレゾールノボラック樹脂などの
フェノール系硬化剤などである。こnらの使用量(二つ
いてt1脣(=制限にないが、エポキシ樹脂のエポキシ
基と硬化剤の官能基の化学童論量をフロえることが望ま
しい。
不発明に用いる充填剤)工、佐藤弘三著:″光てん高分
子の物性”理工出版社、第8.9頁(1978)C二示
される如く、「高分子材料の単価を低減し、加工性8よ
び物理的性質を改善し、色彩効果を付与するなどの目的
のために高分子材料ζ:fA那される比較的不活性な固
体物質」である。な8向書の第9頁I:ある如(、「塗
料工業で称されている顔料8よび体質顔料」ン含むもの
であり、これら充填剤こしては、例えば炭酸力ルシウム
、カオリン、クレー、マイカ、タルク、フォラストナイ
ト、ケイ酸カルシウム、酸化チタン、酸化鉄、硫酸カル
シウム、硫酸バリウム、シリカ、カーボンブラック、ガ
ラス繊維などの無機化合物;アルミニウム、ニッケル、
亜鉛などの金属粉末、;セルロース、木粉、合成8工び
天然繊維、ポリアミドなどの有機  □化合物である。
λ(4−m−n) ・・・・・・CDで示される有機チタネート化合物に1
式中、0CORは少なくとも1個以上のアミノ基を有す
る炭素数5〜12の同種または異種の脂肪族あるいは芳
香族カルポジ酸残基であり、具体的(二ニ、例などであ
る。また人1i7JrJ水分解性の基で次の巾〜nた少
なくとも1sの基を示す。
巾R”O−一般式で表される所謂−価のアルコキシド基
; 式中、R1は炭素数1〜8の同種または異種のアルキル
基、アルケニル基または置換されたこれらの基を示し、
R(J−基として、例えば(CHd ) C)to−1
C4H,(J−1C,Hl、Cl−1NH2C2H40
−1CH2−CH−CH20−などである。
tilR2−o−一般式で茨さnる二価のアルコキシド
R3−0− 基: 式中、R”g zびR’tXl’iQ−または相異なる
一CH,−CH,−0−などである。
岨 CH−0− CH3 基、所謂エノール化合物残基: 式中、YはCH3−またはR40−(R4は炭素数1〜
などである。
さらにまた、Xは一般式R5COO−で表さnるカルボ
ン酸残基を示し、式中、R5は炭素数1〜24のアルキ
ル基、アルケニル基、アリール基、アリールアルキル基
、アルキルアリール基またに置換されたこれらの基であ
り、例えばCH3COO−1C,H,COO−1C,H
,COO−1C,H,、COO−、C1□H,COO−
1C1,HuCOO−1eH2−CHCOO−1CH,
譚C(CH3) COO−1C、Hl、CH−CHC、
Hl、COO−1C,H,CQO−1叫CH3,C,H
4COO−、C,H,CH,COO−、C)l、CノC
OO−1CsH4CJ COO−などである。
yzs、一般式印に8いて、fl)Xo、5〜1.5、
mH1〜2.5であり、かつm −4−n <;、、 
Bである。
これらの有機チタネート化合物を求容易に得るここがで
き、例えば下記(イ)XJl、び(ロ)の方法で得られ
る。
(イ」一般式印のAがRつ−の場合に、一般式Ti(O
F”) 4で異されるチタニウムテトラアル;キ)゛(
シ化合物と一般式H,N R/ C0OHで表されるア
ミノ基を肩するカルボン酸と一般式R//C0OHで我
されるカルボン酸とt反応する。
Ti (OR4) 4の代置的化合物としてに、前記の
Ro−1i ン含ム化合物、例t ハTi ((JC3
H7) 4、Ti (0C4HsJ 4、Ti(QC,
H工、]4、Tt (0CH2CHx CHj 4、T
l(OC4H9パC’C5Hy)sなどがあり、これら
に単独また[21種以上の混合系で用いることかでさる
H,NR’C0OHの代辰的化合物としてに、宮42種
以上の混合系で用いることができる。
R”C0OH(7) 代辰的化合物トL テ)X、cH
scouaC,H,C0OH,C,H,C0OH,C,
Hl、C0OH,C,1H,C00)LC,、H,C0
OH,CH,凋(、’HCOOIH%CM、−〇 (C
Hs )COOルC@H17Cf(x CHC7H44
C0OH%C6H5C0OH、CH3C6H4QXH。
C,H,CH,C0OH,CH,CI C00H1C8
H4CICOOHなどがあり、これらに単独また#12
種以上の混合系で用いることができる。
前記のTi(OR”)、とH,NR’ C0OH化合物
との反応は、H,NR’C0OH/Ti (ORζ)4
モル比が0.5〜1.5、 1好ましIsO,7〜1.
8の範囲で、有機溶媒の存在下まπに非存在下で[)〜
80℃で1−10時間行われる。
またR”C0OHのカルボン酸ンTi(OR’)4とH
2NR’ C0OH化合物との反応後、または反応前C
:Ti(CIRl)4と反応し、次いでH,NR’C0
OHを反応させるか、または同時に反応せしめる。これ
らの反応に、一般式Q)v満足するような範囲で、R”
C0OH/Ti (OR1) 、モル比が1.0−2.
5Cて10〜80℃でlO分〜8時間行われる。
前記の反応に8いては必要(:応じて用いられる有s溶
媒としてはメタノール、エタノール、2−プロパツール
、n−ブタノールのような低級アルコール系、n−ヘキ
サン、トルエン、メチルエチルケトンなどが挙げられ、
これらに単独または混合系で適宜選択して用いられる。
のキレート基の場合#求、前記イ)の方法の8成分、T
 71: t) チTi (CIRIJ4、H4N R
COOHjdJ: ヒR”C0OH(7)他にTiとキ
レートを構成する化合物(以下、キレート剤と称丁)を
刃口えて反応する。
該キレート剤の代表例としては、CHCOCkl、■C
H,、CH8GoCHzCOOCHs、CH,C0CH
,C00C,H,、CH,0HCH,OH%CH3CH
OHCH,OHなどがあり、これらに単独またに2種以
上の混合系で用いることができ、これらの反応は、キレ
ート剤/Ti(ORす4のモル比1.0〜2.5で、か
つHxNR’ C0OH/’ TI (ORl) 4毎
ル比が0.5〜1.5、好ましくはO,?〜1. S 
R’ C00)t/Tx(OR”J4のモル比が1.0
〜2.5の条件下で、(イ)合成法CSける同様な反応
温度、時間でもって合成される。
本発明に用いる有機チタネート化合物に、単独あるいは
2種以上の混合物としても有効であり、エポ牟シ樹JI
!(:予め加えて8いてもよいし、エポキシ樹脂と充填
剤を混合する時(:同時に澗えてもよく、また充填剤の
表面(二予めコーティング処理しておいてもよく、その
添加方法[%(二限定きれるものではない。また1、こ
れらの有機チタネート化合物の添加量は、充填剤100
重量部に対して0.1〜5重量部、好ましくに0.5〜
z*i部である。
0、 l g置部以下でにその効果に小さく、また5重
量部以上加えても効果の増大に認めらf′Lzい。
さらC=、本発明(=8いては、必要C二応じて硬化促
進剤、可撓性付与剤、劣化防止剤、離型剤、難燃剤、希
釈剤など娶配合して使用しても何んら差しつかえない。
〔作用〕 不発明は複合エポキシ樹脂の製造に際し、特定の有機チ
タネート化合物を添加すること’に!徴とし、該化合物
添7JOCよる複合エポキシ樹脂裂造C;どける有効な
作用の理由として、次の諸事項が推察さnる。
a)一般(二充填剤の表面は大気中(二8いては水分子
が結合し、この結合水は加熱しても除去困難であると謂
nていることは、1接着ハンドブック”第2版、日本接
着協会、第126頁(昭和55年]C二示さnる如くで
ある。またこれらの水分は1ボ′ リマーダイジェスト
l■1巻、第舎号、第62〜!l  c+aJj(工5
4JCignうヵ3、□〜5,2クスと充填剤の界面破
壊の原因となる。本発明で使用する有機チタネート化合
物は、充填剤表面の水分と反応し、結果として該水分を
除去すると共C二有機チタネート化合物が充填剤表面(
:処理(コーティング]された形となりt14脂マトリ
ックスとのR和性が改良される。
b)本発明で使用する有機チタネート化合物はアミン基
ン有するものが主成分であり、このアミン基がエポキシ
樹脂のエポキシ基と結合して物性向上の効果を示す。
さらに、本発明で使用する有機チタネート化合物の特徴
とするところ)1、溶媒などへの溶解性か大きく、従っ
て充填剤の表面処理が容易であり、またエポキシ樹脂と
充填剤の混合時に直接混合した場合もエポキシ樹脂とよ
(混和し、その結果容易(二目的達成が可能である。
本発明に用いられる一般式Am −TI−+ 0COR
InX(4−m−n) の有機チタネート化合物に8いて、Aの刃口水分解性の
基がm<1の場合シ求、m−αの化合物とm≧1   
(の化合物との混合物と考えられ、m −Qの化合物に
加水分屏性基を肩しないため前記aJの効果は得られず
、従って有効なるものは該混合物中のm≧1のみである
。0COR基のnの数が0.5より小さい場合は、前記
b]の効果が十分(;得られず、またnが1.5より大
きい場合は、溶媒などに難溶あるいシ求エポキシ樹脂と
の混和(相溶性]が不良となり目的の効果は得らtない
。従って0.5≦n≦1.5  が有効である。
また、X基の存在に必須でXv欠く場合に、溶媒など(
:難溶あるいはエポキシ樹脂との混和(相溶性)が不良
となり目的の効果は得られない。
n2’1.0.5≦n≦1.5、m十n≦8の条件から
1≦(4−m−n)≦2.5  テア);b。
〔実施例〕
以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
が、本発明はこれらの実施例に何んら限定されるもので
ない。なお、例中の部は重量部である。
合成例1 攪拌装置、温度計、添加口および冷却器を備えた反応フ
ラスコにチタニウムテトライソプロポキシド142fと
6−アミノカプロン酸63fを採シ、攪拌下で90℃に
て6時間反応を行った。次いで、これを40℃に冷却し
て2−エチルヘキサン酸721を徐々に添加したところ
、発熱して液温か50″CK上昇した。添加終了後、さ
ら[40℃で1時間反応を継続した後、減圧処理してイ
ンプロパツール55ヰ tを留出させた。得られた有機チタ=ラード化合物(T
−1)は透明な液状物であシ、このものはトルエン、エ
タノールに溶解し、また3力月経過後も、透明で安定で
あった。
合成例2 合成例1において、2−エチルへキサン酸の代υにイソ
ステアリン酸144fを使用する他は全く同様にして反
応を行った。得られた有機チタネート化合物(T−2)
は透明な液状物であ夛、このものはトルエン、エタノー
ルに溶解し、また3力月経過後も透明で安定であった。
合成例3 合成例1において、2−エチルヘキサン酸の代シにイソ
ステアリン酸28Ofを使用する他は全く同様((シて
反応を行い、透明な液状の有機チタネート化合物(T−
3)を得た。このものはトルエン、エタノールに溶解し
、また3力月経過後も透明で安定であった。
合成例4 合成例1において、チタニウムテトライソプロポキシド
に代えてチタニウムテトラブトキシド170fを使用し
た他は、全く同様にして反応を行1    った。
得られた有機チタネート化合物(T−4)は透明な液状
物であシ、このものはトルエン、エタノールに溶解し、
また3力月経過後も透明で安定であった。
合成例5 合成例1と同様の反応フラスコにイソステアリン酸14
42を採)、攪拌下でチタニウムテトライソプロポキシ
ド1422を徐々に添加した。反応液は発熱して液温か
45℃に上昇し、添加終了後、40〜45℃で1時間反
応を継続した。次いで予めp−アミノ安息香酸65tを
エタノール250 fに溶解したものを加え、加熱しな
がら8時間還流反応を行い、透明な液状の有機チタネー
ト化合物(T −5)を得た。このものはトルエンに溶
解し、また3力月経過後も透明で安定であった。
合成例6 合成例5において、イソステアリン酸の代DK2−エチ
ルヘキサ/酸144fを使用する他は全く同様に反応を
行い、透明な液状の有機チタネート化合物(T−6)を
得た。
このものはトルエンに溶解し、また3力月経過後も透明
で安定であった。
合成例7 合成例1と同様の反応フラスコにチタニウムテトライソ
プロポキシド142tと6−アミノカプロン酸63 t
を採シ、攪拌下で90 ℃にて6時間反応した0 次いで、これを40℃に冷却し、アセト酢酸エチル65
 ?を徐々に添加したところ発熱して液温か50℃に上
昇し、引続きイソステアリン酸144 fを徐々に加え
たところ、さらに液温か55℃に上昇した。
添加終了後、50〜55℃で1時間反応を継続した後、
減圧処理してイソプロパツール82?を留出させた。
得られた有機チタネート化合物(’II’−7)は透明
゛ な液状物であシ、トルエン、エタノールに溶解し、
また3力月経過後も透明で安定であった。
合成例8 合成例1と同様にしてチタニウムテトライソプo ホ#
シ)” 142 f t!: 6−アミノカプロン酸6
0 tおよびイソステアリン酸150 tを反応した。
次に、エチレングリコール31 tを徐々に添加したと
ころ発熱してペースト状になった。 これにトルエン2
002を加え透明な液状の有機チタネート化合物(T−
8)を得た。このものは3力月経過後も透明で安定であ
った。
合成例9 合成例1と同様のフラスコにチタニウムテトライソプロ
ポキシド142fと6−アミノカプロン酸66Fを採υ
、攪拌下で90℃にて6時間反応を行い透明な液状物を
得た。この有機チタネート化合物(T−9)は室温に冷
却すると数時間でベート状となってトルエン、エタノー
ル、イソプロパツール、ルーへ一??ン、酢酸エチル、
メチルエチルケトンなどにいずれも不溶であった。
合成例10 合成例1と同様のフラスコにチタニウムテトライソプロ
ポキシド142fと6−アミノカプロン酸661を採シ
、攪拌下で90℃にて6時間反応を行い、透明な液状物
を得、さらに6−アミノカプロン酸65tを加えて90
℃で反応を継続したところ透明な液状物となったがこの
得られた有機チタネート化合物(T−10)は室温に冷
却後数時間で固体となシ、このものはトルエン、エタノ
ール、インプロバノール、ルーへキサン、酢酸エチル、
メチルエチルケトンなどにいずれも不溶であった。
合成例11 合成例10と同様にしてチタニウムテトライソプロボキ
シド142tと6−アミノカプロン酸131?を反応し
た後、さらにイソステアリン酸144fを加え2時間反
応を行った。得られた有機チタネート化合物(T−11
)はペースト状でちゃ、トルエン、エタノール、インプ
ロパツール、ルーへキサン、酢酸エチル、メチルエチル
ケトンなどにいずれも不溶であった。
合成例12 合成例3と同様にインステアリン酸144fとチタニウ
ムテトライソブー・ボキシド142?を反応した。
次いで、これにp−アミノ安息香酸137 fをエタ・
 ノール500yに溶解したものを加え、加熱しなが1
:、・:(ら還流反応を行った。得られた有機チタネー
ト化合物(T−12)は、室温冷却後1日後には沈澱物
を生じ、これはトルエン、エタノール、インプロパツー
ル、ルーへキサン、酢酸エチル、メチルエチルケトンな
どにいずれも不溶であった。
実施例1 ビスフェノールA型エポキシ樹脂エピコート828(油
化シェルエポキシ■製)100部、本発明の表1に示す
合成例で得られた各有機チタネート化合物0.5部およ
び酸化チタン(石原産業■製)50部をボールミルで良
く混合し、この混合物の25℃における粘度を測定した
また、比較試料として有機チタネート化合物の無配合系
、合成例9および11で得られた本発明の範囲を逸脱し
た有機チタネート化合物(T−9)および(T −11
)の0.5部配合系で混合した混合物についても同様に
試験を行った。これらの結果を表1に示す。
表  1 実施例2 エピコー) 828 (前出)100部、本発明の表2
に示す合成例で得られた各有機チタネート化合物1部、
酸化チタン(前出)50部およびキシレン20部を、ボ
ールミルで良く混合し、この混合物の25℃における粘
度を測定した。
さらに、これらの混合物の分散安定性について混合1週
間後の酸化チタンの沈降の有無により調べた。また、比
較試料として有機チタネート化合物の無配合系、合成例
10,11で得られた本発明の範囲を逸脱した有機チタ
ネート化合物(T−10、T−11) 、日本ユニカー
社製A −1100のシラン系化合物(HzNCsHs
Si(OCzHs)3)の1部配合系で混合した混合物
についても同様に試験を行った。これらの結果を表2に
示す。
表  2 〔注〕 分散安定性 内径8an、高さ15crf1の試験ビンに液高10m
になるように混合物を入れ、フタをして室温で1週間静
置した後、沈降物の有無を調べた。
実施例3 エピコート828 (前出) 100部、本発明の表3
に示す合成例で得られた各有機チタネート化合物1部お
よび炭酸カルシウム(白石工業■製)50部をボールミ
ルで良く混合した。この混合物100部に硬化剤である
キエアリングエージェン) K−61部8部(セール・
チルニーリミテッド製)を十分に混合し、120℃で5
時間加熱して硬化せしめた。これらの硬化複合樹脂の物
性を表3に示す。
また、比較試料として、有機チタネート化合物の無配合
系、市販有機チタネート化合物であるケ:’ !J y
 チ社1jiKR−TTS(Tf (OCsHy)(O
COC2yHss)s)、合成例10.11で得られ九
本発明の範囲を逸脱した)jl    有機チタネート
化合物(T−10,’r−11) O1部配合系で混合
した混合物についても同様に試験を行った。これらの結
果を表3に示す。
実施例4 ヘンシェルミキサーを使用してシリカ(龍森■製)10
0を本発明の表4に示す合成例で得られた各有機チタネ
ート花合物2部で処理し九。次に、これら処理物にエポ
キシ樹脂エビコー) 828 (前出) 100部、硬
化剤エピキエア126(油化シェルエポキシ@製、酸無
水物系)80部、硬化促進剤DMP−30(東京化成■
製)1部を加えて良く混合し、90℃で2時間加熱し、
さらに120 ℃で10時間加熱して硬化した。これら
の硬化複合樹脂の物性を表4に示す。
また、比較試料として有機チタネート化合物の無配合系
、市販有機チタネート化合物であるKR−TTS (前
出)、合成例11,12で得られた本発明の範囲を逸脱
した有機チタネート化合物(T−11、T −12)の
2部配合系で混合した混合物についても同様に試験を行
った。これらの結果を表4に示す。
表4 実施例5 ヘンシェルミキサーを使用して水酸化アルミニウム(昭
和電工■製) 100部を本発明の表5に示す合成例で
得られた各有機チタネート化合物1部で処理した。次に
これら処理的にエポキシ樹脂エピコート828(前出5
70部、硬化剤エピキエア126(前出)56部、硬化
促進剤DMP −30(前出)1部を加えて良く混合し
、90℃で2時間加熱し、さらに120℃で10時間加
熱して硬化した。これらの硬化複合樹脂の物性を表5に
示す。
また比較試料として有機チタネート化合物の無配合系、
合成例10.11で得られた本発明の範囲を逸脱した有
機チタネート化合物(T−10、T−11)の1部配合
系で混合した混合物についても同様に試験を行った。こ
れらの結果を表5に示す。
表  5 1′: ・”1( 実施例6 ノボラック型エポキシ樹脂EOCN102 (日本化薬
@製)100部、本発明の表6に示す合成例で得られた
各有機チタネート化合物2部、3.3−ジアミノジフェ
ニルスルフォン35部、1−シアンエチル−2−メチル
イミダゾール3部、炭酸カルシウム(前出)200部、
ガラス繊維チWツブトストランド(旭ガラス■R)50
部を、ニーダ(バンバリータイプ)で60℃に加熱して
混合した後、200℃で8時間加熱して硬化した。これ
らの硬化複合樹脂の物性を表6に示す。
また、比較試料として、有機チタネート化合物の無配合
系、市販有機チタネート化合物であるKR−TTS(前
出)、合成例10で得られた本発明の範囲を逸脱した有
機チタネート化合物(T −10)の2部配合系で混合
した混合物についても同様に試験を行った。これらの結
果を表6に示す。
実施例7 ダイマー酸グリシジルエステルエボキシ樹脂エビコー)
 871 (油化シェルエポキシ■製)100部に本発
明の表7に示す合成例で得られた各有機チタネート化合
物2部、ブチルグリシジルエーテル10部、シリカ(前
出)60部、水酸化アルミニウム(前出)120部、デ
カずロモピフ、エニルオキサイド(三木産業■製)30
部、三酸化アンチモノ15部、HN−2200(日立化
成■製) 50部、DMP −30(前出)2部を十分
混合し、これらの混合物の40℃における粘度を測定し
た。次に1これら混合物を80℃で2時間加熱し、さら
に100℃で10時間加熱して硬化した。これらの硬化
複合樹脂の物性を表7に示す。
また、比較試料として有機チタネート化合物の無配合系
、合成例10で得られた本発明の範囲を逸 。
脱した有機チタネート化合物(T −10)の1部配 
゛合糸で混合した混合物についても同様に試験を行った
。これらの結果を表7に示す。
〔発明の効果〕
本発明によれば、複合エポキシ樹脂の製造に際し、特定
の有機チタネート化合物を少量添加することにより、加
工性が改良され特に硬化物の物性が著しく改良された複
合エポキシ樹脂を得ることができる。従って、本発明は
電気機器、塗料、土木建築などの分野に使用される複合
エポキシ樹脂の製造に極めて有効である6

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 エポキシ樹脂、硬化剤および充填剤を主成分とする複合
    エポキシ樹脂を製造するに際し、下記一般式〔 I 〕で
    示される有機チタネート化合物を充填剤の100重量部
    対して0.1〜5重量部添加せしめてなることを特徴と
    する複合エポキシ樹脂の製造方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・・・・
    〔 I 〕 〔式中、OCORは同種または異種の少なくとも1個以
    上のアミノ基を有する炭素数5〜12の脂肪族または芳
    香族カルボン酸残基を示し、Aは一般式▲数式、化学式
    、表等があります▼ および▲数式、化学式、表等があります▼で表される加
    水分解性の基なる群から選択された少なくとも1種の基
    (式中、R^1は炭素数1〜8のアルキル基、アルケニ
    ル基または置換されたこれらの基を、R^2およびR^
    3は同一または相異なる−CH_2−基または▲数式、
    化学式、表等があります▼基を、YはCH_3−基また
    はR^4O−基(R^4は炭素数1〜4のアルキル基)
    を示し、Xは一般式R^5COO−で表される非加水分
    解性基(R^5は炭素数1〜24のアルキル基、アルケ
    ニル基、アリール基、アルキルアリール基、アリールア
    ルキル基または置換されたこれらの基)を示し、nは0
    .5〜1.5、mは1〜2.5、m+n≦8を示す。〕
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5872163A (en) * 1994-07-01 1999-02-16 Ciba Specialty Chemicals Corporation Liquid epoxy resin composition containing wollastonite and calcite
JP2002187935A (ja) * 2000-12-19 2002-07-05 Nippon Shokubai Co Ltd 硬化性樹脂組成物及びその硬化物

Cited By (3)

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US6030713A (en) * 1994-07-01 2000-02-29 Ciba Specialty Chemicals Corp. Electrical or electronic components encapsulated with liquid epoxy resins containing a mixture of wollastonite and calcite fillers
JP2002187935A (ja) * 2000-12-19 2002-07-05 Nippon Shokubai Co Ltd 硬化性樹脂組成物及びその硬化物

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