JPS6110555A - 随時置換されたベンズ[c,d]インドル‐2‐オンの製造法 - Google Patents

随時置換されたベンズ[c,d]インドル‐2‐オンの製造法

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JPS6110555A
JPS6110555A JP12839685A JP12839685A JPS6110555A JP S6110555 A JPS6110555 A JP S6110555A JP 12839685 A JP12839685 A JP 12839685A JP 12839685 A JP12839685 A JP 12839685A JP S6110555 A JPS6110555 A JP S6110555A
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ハインツ・ウルリツヒ・ブランク
グンター・ジルバー
ゲルハルト・マルツオルフ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、α−ナフチルアミンの随時置換されたアリー
ルカーバメートを反応させることによる明は、対応する
N−置換化合物の製造に特に適当である。
N−置換ナフトラクタム例えばN−アルキル及びN−ア
リール誘導体は、窒素が置換されてないナフトラクタム
をアルキル化又はアリール化剤と反応源せることによっ
て得ることができる。例えば塩基の存在下における硫酸
ジアルキルは、ソ連国特許第242,908号(ケム・
アプストル(Chtrm、AI)atr、) 、7±、
81022z(1969)及び独国公開特許第2,72
4,445号に試剤として言及されている。
更に、N−アルキル化又はN−アリール化ナフトラクタ
ムは、8−ハロゲノ−1−ナフトエ酸から、第一級アミ
ンとの反応によって得ることができる(ツー・オルグ・
キム(Zh、Org、Khim、)5.478(196
9)及び7.2186(1971))。
N−フェニルベンズ〔c、d〕インドルー2−オンは、
N−フェニル−N−α−ナフチルアミンの、ナフタレン
環系の8−位におけるブチルリチウムとの反応ζ−続い
て二酸化炭素を用いるカルボキシル化及び自発的な環化
によって製造された(インディアン・ジエイ・ケル(I
ndian J。
Chem、)7,538 (1969))。
ヨーロッパ特許も、1,8−ナフトラクトンの第一級ア
ミンとの反応によるN−置換ベンズ〔C、d)インドル
ー2−オンの製造法を記述している。この方法は大過剰
のアミンと15時間までの長反応時間とを必要とすると
いう欠点をもっている。
更に、英国特許第973,260号は、N−α−ナフチ
ル−N−アルキルカルバモイルクロライドを不活性な溶
媒中AtC1,の存在下に環化させることによるN−置
換ベンズ〔c、d〕インドール−2−オンの製造法を記
述している。この方法では、カルバモイルクロライドを
用いると止が必要である。これは発ガン性作用がおり、
作業衛生の゛観点から許容できない。
ソ連国特許第189.869号(ケム・てプストh(C
hetn、 Abstr、、)  67.108448
号(1967)lt、フェネートをフェニルウレタンで
アミノカルボニル化してサリシルアニドとしうろことを
開示した。しかしながら、ツー・オルグ・キム1互、1
287(1982)(ケム・アブストル 97.101
66v(1982)及びケム・べ/l/(Chgm、B
er、)I G 5.1926(1972)によれば、
第一段階はアリールカーバメートの生成であると言われ
、これは第2反応ν・段階においてフリース(Frie
s)転位によシサリシルアミドを生成する。フェノール
性ヒドロキシル基の存在はそのような反応の予備必要条
件である。
最後に、アルキル置換芳香族例えばキシレン又はメシチ
レンの、AlCl1の存在下におけるエチルカーバメー
トでのアミノカルボニル化による対応する酸アミドの製
造は、シンセシス(5hn−thesisン 1981
.977から公知である。
しかしながらツーペン−ワイル(Homben −Fg
y4)、第1巻、167頁(1952)K!ると、ウレ
タンはアルコールの開裂を伴なってイソシアネートに転
化され、そのイソシアネートのフリーデル−クラフツ条
件下におけるアシル化作用が記述されている(ツーベン
−ワイル、第1巻、155頁(1952))から、反応
は上記開裂反応の結果として不均一な具合に進行すると
予想することができる。
今回、随時置換されたアリールN−α−ナフチルカーバ
メートを、フリーデル−クラフツ反応に適当な溶媒中、
カーバメート1モル当り1〜5モルのフリーデル−クラ
フツ触媒の存在下に、昇温度で反応させることを含んで
なる、随時置換されたベンズC−c、d〕インドpル2
−オンの製造法が発見された。
本発明の方法に対する随時置換されたアリールN−α−
ナフチルカーバメートは、ナフタレン系の核の1つ又は
両方がモノ置換又はポリ置換されていてよく、且つこれ
と無関係にN原子が置換されていてもよい。更に、2つ
の核の各々は互いに独立に脂環族又は芳香族系と融合し
ていてもよい。
言及しうる例は、式 〔式中、R1は水素、随時置換された直鎖又は分岐鎖の
アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル又は
複素環式基を示し、R1、Rs及びR4は互いに独立に
水素、随時置換された直鎖又は分岐鎖のアルキル、シク
ロアルキル、アリール、アラルキル、ハロゲン、シアノ
、ヒドロキシル、ホルミル、アルキルカルボニルアミノ
、アリールアミノ、アルコキシカルボニル、アルキルカ
ルボニロキシ、アリーロキシカルボニル、アリールカル
ボニロキシ、アルキルカルボニル、アリールカルボニル
、アルコキシ、アリーロキシ、アルキルチオ、アラルキ
ルチオ、アリールチオ、アルコキシカルボニロキシ、ア
シルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルアリールアミ
ノ、アルキルアミノカルボニロキシ、アルキルスルホニ
ルアミノ、ウレイド、N−アルキルウレイド、アリーロ
キシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、
カルバモイル、N−アルキルカルバモイル、N、N−ジ
アルキルカルバモイル、N−フルキル−N−アリールカ
ルバモイル、スルファモイル、N−アルキルスルファモ
イル、N、N−ジアルキルスルファモイル、アリーロキ
シスルホニル、アルコキシスルホニル、ニトロ、アルキ
ルスルホニル、アラルキルスルホニル又はアリールスル
ホニルを表わし、但し基R8、R3及びR4の2つが一
緒になって融合した芳香族又は脂環族環を表わしてもよ
く、そして Arは随時置換されたフェニル又はナフチルを表わす〕 のカーバメートである。
言及しうる直鎖又は分岐鎖アルキルの例は、炭素数1〜
20、好ませくけ1〜10及び特に好ましくは1〜4の
もの、例えばメチル、エチル、直鎖又は分岐鎖プロビル
、ブチル、アミル、ヘキシル、オクチル、テシル、ドデ
シル、ヘキサデシル或いはエイコシルである。
言及しうるシクロアルキルの例は、環の炭素数が4〜8
、好ましくは5〜乙のもので、随時1又は2つのメチル
又はエチル基を有していてよい、例エバシクロブチル、
シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シ
クロ、オクチル、メチルシクロペンチル、エテルシクロ
ペンチル、メチルシクロヘキシル又はエチルシクロヘキ
シルテする。
該アルキル又はシクロアルキル基は例えばハロゲン、ヒ
ドロキシル、クアノ、アルコキシカルボニル、アリーロ
キシカルボニル、アルコキシ、アリーロキシ、アルキル
カルボニロキシ又はアリールカルボニロキシで置換され
ていてもよい。好ましくは該アルキル又はシクロアルキ
ル基はこれらの種類の置換基を有さない。
言及しうるアリールの例はフェニル、ナフチル、アンス
リル又はビフェニル、好ましくはフェニルである。
言及しうるアラルキルの例えばベンジル、フェニルエチ
ル、ナフチルメチル、ナフチルエチル、アンスリルメチ
ル又はアンスリルエチル、好ましくはベンジルである。
言及しうる複素環族基の例は、環に1つ又はそれ以上の
N原子を有するもの、例えば2−15−又は4−ピリジ
ル;2−又は3−ピラジニル12−14−又は5−ビ害
ニル;3−又は4−ピリダジニル:2−トリアジニル;
2−13−14−15−16−17−又は8−キノリニ
ル;1−13−14−15−16−17−又は8−イン
キノリニル;2−16−15−16−17−又は8−キ
ノキサ11I、−ル;2−14−15−16−17−又
は8−キナゾリニル;1,8−ナフチリジン−2−1−
3−1−4−1−5−1−6−又は−7−イル;x5−
14−15−16−17−又は8−シンノリニル;1−
14−15−16−17−又は8−7タラジニル;2−
14−16−又は7−グテリジニル;1−12−,3−
14−16−17−18−又は9−フエナジニル;1−
12−16−14−15−16−17−18−又は9−
アクリジニル、1−12−13−14−16−17+、
5−19−又は・10−フエナンスリシニル;2−又は
3−ピロリル;1−12−又は4−イミダゾリル;1−
12−15−14−15−16−又は7−インドリAI
+ 5−14−15−16−又は7−イミダゾリル;或
いは2−16−又は8−プリニル、でおる。
更にN原子以外のへテロ原子を有して或いはN原子だけ
で作られている複素環式環の基、例えば2−又は6−チ
ェニル;2−又は3−フリル+2−15−1′4−15
−16−又は7−ベンゾ〔b〕チェニル;1−12−1
3−14−16−17−18−又は9−チアンスレニル
:2−15−14−15−16−又は7−ベンゾ[L)
フラニル;1−12−13−14−15−16−17−
又は8−キサンテニル、2−14−又は5−チアゾリル
;2−、4−又は5−オキサシリル;3−フラザニル;
1−12−13−14−16−17−18−又は9−フ
ェノキサジニル;或いは1−12−13−14−16−
17−18−又は9−フェノチアジニルも適当である。
飽和の又は一部だけが不飽和の複素環族の基、例えば1
−12−16−又は4−ピペリジニル;1−12−又は
5−ピペラジニル;或いは1−12−又は6−モルフオ
リニルも言及しうる。
芳香族複素環族(ヘテロアリール)の基は、複素環族基
として特に適当でおる。特に好適なものは、環原子の位
置に対して上述の番号を有するピリジル、ピリミジニル
、トリアジニル、キノリニル、アクリジニル、チェニル
、チアゾリル、フェノキサジニル又はフェノチアジニル
である。非常゛に特に好適なものは、ピリジル、ピリミ
ジニル、トリアジニル又はチアゾリルである。
該アリール及びアラルキル基及び更に複素環族基ハ、ハ
ロゲン、シアノ、アルコキシカルボニル、アリーロキシ
カルボニル、アルキルカルボニロキシ、アリールカルボ
ニロキシ、アル中ルカルボニル、アリールカルボニル、
アルコキク、アリーロキシ、アシルアミノ、ジアルキル
アミノ、ア/I/Φルアリールアミノ、アルキルスルホ
ニル、アリールスルホニル又は01〜C,アルキルで置
−換されていてよく;弗素、塩素、臭素、シアン、メト
キシ、エトキシ、エチル又はメチルでの置換は好適であ
る。これらの種類のいくつかの置換基は該ア・リール又
はアラルキル基に或いは複素環族基に位置していてもよ
い。
R1がアリール、好ましく【求フェニルを示す場合、そ
れは基Δによって並びに該置換基によって置換されてい
てもよい。ここに該基Aも好適な置換基に属するもので
ある、基Aは構造式〔式中、Arは上述した意味を有し
、そしてR”、R・及びR)はR1、RB及びR4の意
味を有するが、相互にも且つRt 、Bs及びR4にも
独立である〕 を有する。
R6、R6及びR7の意味の限定範囲はそれぞれB宜、
Rh及びR4に対する範囲に従う。基AはアリールがN
原子に結合する位置に対してO−1毒−又はp−位に、
好ましくはm−又はp−位に、特に好ましくはp−位に
位置する。
言及しうるハロゲンの例は、弗素、塩素、臭素又はヨウ
素、好ましくは弗素、塩素又は臭素°、特に好ましくは
塩素又は臭素である。
アルコキシカルボニル、アルキルカルボニロキシ、アル
キルカルボニル、アルコキシ、アシルアミノ、ジアルキ
ルアミノ、アルキルアリールアミノ及ヒアルキルスルホ
ニル基で言及されるアルキル基は、例えば炭素数1〜1
0、好ましくは1〜4を有し、そして特に好ましくはメ
チル又はエチルを表わす。これらは上述のように置換さ
れていてもよい。該基に類似のアリール基において、ア
リールはフェニル又はナフチル、好ましくはフェニルを
表わす。そのようなアリール基は上述のように置換され
ていてもよい。
本発明の方法で使用できる式(I)の物質のうち、基R
11が基R1の代りに存在するものは好適である。ここ
に7? l 1はフェニル、ヘテロアリール又は−〇H
,−R” を表わし、セしてHaは水素、直鎖又は分岐
鎖C1〜C,アルキル或いはフェニルを示す。
他の好適な式(I)の物質は基RIffi、R11及び
R14が基R″、R1及びR4の代りに存在するもので
ある。前者の基は互いに独立に水素、弗素、!L 臭L
 シアノ、アリーロキシカルボニルアミノ、ClNC4
アルキル又はC1〜C4アルコキシを表わす。
他の好適な式(1)の物質群は、基Ar1が基Ar0代
り、に存在するものである。ここにAr’は随時C1〜
C,アルキル、弗素、塩素、臭素、C8〜C,アルコキ
シ又はシアノでモノ置換或いはジ置換されていてよいフ
ェニルを示す。
式(I)の好適な物質、例えばすぐ上に言及したものの
うち、R1、R1、Rm、Ra及びArが該限定された
意味を有するものは特に好適である。これらの特に好適
な物質の例は、式〔式中、R11,R1!、Ro、B 
I 4及びAr’は互いに独立に上述の意味を有する〕 のものである。
本発明による方法の非常に特に好適な態様では、式 〔式中、R″1はフェニル、ピリジル、ピφるニニル、
トリアジニル、キノリニル、アクリジニル、チェニル、
チアゾリル、フェノキサジニル、フェノチアジニル或い
は01〜C4アルキルを表わし、 Btt、BMj及びR14は互いに独立に水素、塩素、
臭素、メチル又はエチルを示し、そして Artは随時塩素、臭素、メチル又はエチルで置換され
たフェニルを表わす〕 の物質が言及しうる。
本発明の方法は同業者には公知のブリーデル−クラフッ
触媒の存在下に行なわれる。これらの触媒の例は塩化ア
ルミニウム、臭化アルミニウム、塩化鉄(■)、臭化鉄
(■)、三弗化ホウ素、四塩化スズ、塩化亜鉛、臭化亜
鉛、塩化アンチモン又は臭化アンチモンである。本発明
の方法は好ましくは塩化アルミニウム又は臭化アルミニ
タム及び特に好ましくは塩化アルミニウムの存在下に行
なわれる。本方法において、フリーデル−クラフツ触媒
バカ−バメート1モル当り1〜5モル、好ましくは1.
5〜五5モル及び特に好ましくは1.8〜z5モルの量
で用いられる。5モル以上のフリーデル−クラフツ触媒
の使用も本質的に可能であるが、いずれの更なる利点も
もたらさない。出発物質の分子当92つのカーバメート
基が存在する場合には、フリーデル−クラフツ触媒の該
量は2倍にすべきである。本発明の方法ではフリーデル
−クラフツ触媒は、溶液の形で或いは少くとも一部が溶
解し、その残シが懸濁して存在する状態で使用される。
本方法は好ましくは溶解した触媒の存在下に行なわれる
本発明の方法に可能な溶媒は、フリーデル−クラフツ反
応に適当なものとして同業者には公知のものすべてであ
る。これらの溶媒の例は、ハロゲン化された芳香族又は
脂肪族炭化水素例えばクロルベンゼン、フロムベンゼン
、クロルトルエン、ジクロルベンゼン、ジブロムベンゼ
ン、ジクロルトルエン、トリクロルベンゼン、塩化メチ
レン、ジクロルエタン又はテトラクロルエタンでおる。
好適には該ハロゲン化芳香族、特に好適には1゜2 、
4− トIJ クロルベンゼン、ジクロルトルエン(異
性体混合物)及びO−ジクロルベンゼンが挙げられる。
溶媒の量は本発明の方法を行なうこめに厳密でなく、従
って広い範囲内で変えることができる。しかしながら本
方法は選択した温度において均一な反応混合物を保証す
るのに十分な最小量の溶媒中で有利に行のわれら。最高
の可能な空間一時間収率を達成するには、本方法は可能
な最も濃い溶液で行なわれる。用いる溶媒が例えばO−
ジクロルベンゼンならば、言及しうる溶媒の全量は触媒
量の2〜8倍0好ましくは2.5〜6倍である。この溶
媒の全量のうち、一部が触媒を溶解するために使用され
、適当ならば更なる部分がカーバメートを溶解するため
に使用される。
本発明の方法は昇温度で行なわれる。言及しうる温度の
例は、100〜250℃、好ましくは150〜220°
CS特に好ましくは160〜190℃の範囲である。
反応物は所望の反応温度が維持できるように、上述の温
度範囲内において、一般に溶液又は懸濁液の形で一緒に
導入される。例えば同業者に公知の方法に従い、反応混
合物から取った試料のクロマトグラフィーでの検討によ
シ追跡できる反応の完結後、更に短期間反応させてから
処理してもよい。
本方法の反応は特別な外部圧を維持することに依存せず
、従って常圧下、加圧下、或いは部分的真空下に行なう
ことができる。好ましくは本方法は反応物の沸点が許す
限りにおいて常に常圧で行なわれる。与えられた温度範
囲内において高い方の反応温度を用い且つ同時に低沸点
溶媒又は懸濁剤を用いるならば、反応は同業者には公知
の方法に従い昇圧下に行なわれる。適当な昇圧は一般に
反応温度における反応混合物の自発圧力である。
不活性気体例えば窒素、空気又は水素を添加して更なる
圧力を適用してもよいが、これは必ずしも゛必要ない。
本質的に、カーバメート及びフリーダぞ一クラフッ触媒
はいずれかの順序で導入することができる;しかしなが
ら好ましくは、先ず触媒を溶媒の一部に導入し、セして
カーバメートを溶液(溶媒の残シの部分中の溶液の形で
或いは溶融物として添加する。触媒を導入するための最
初の溶媒部分は例えばフリーデル−クラ7ツ触媒の量の
2〜5倍、好ましくは2.5〜3倍で金ってよい。この
場合、好ましくは均一な溶液が生成するまで触媒及び溶
媒を所望の反応温度に加熱する。次いで所望の反応温度
が維持できるようにカーバメートを秤量する。カーバメ
ートを溶融物として秤り入れる場合、辷れは好適な方法
であるが、溶媒の量を、触媒を溶解させ名のに必要な量
に制限し、空間一時間収率を改善することが有利である
。触媒の懸濁又は溶解に対して及びカーバメートの溶液
形での抑大に対しては同一の溶媒を用いることが好適1
50″f;、で添加してフリーデル−クラフツ触媒を加
水分解する。次いで水性及び有機相の混合物を、適当な
らば市販の清澄剤及び/又は濾過助剤例えばセルロース
粉末、トンシル(Tonsil )、活性炭及び/又は
珪藻土の添加後、例えば通常の耐酸性フィルターを通し
て清澄させることができる。
相分離は有利には50〜100℃、好ましくは60〜1
00℃で行なわれる。次いで有機相を普通の方法によシ
水で或いは1〜10重量%の炭酸水素ナトリウム溶液で
洗浄する。乾燥後、例えば蒸留によって有機相から回収
した溶媒は本発明の方法で再び使用することができる。
所望の随時置換されたナフトラクタムは有機相の蒸留残
渣から結晶化又は真空蒸留によって純粋形で得ることが
できる。
反応混合物を処理する他の方法において、ハログ:/化
フルミニウムをフリーデル−クラフツ触媒として用いる
場合、ハロゲン化アルミニウム1モルfiL1.0〜1
.3モルのハロゲン化アルカリ金属例えば塩化ナトリウ
ムが80〜120℃で反応混合物に添加される。用いる
溶媒の主なる部分(全量の約80%まで)は、直接蒸留
して、更に精製することなしに反応に再使用することが
できる。
次いでこの蒸留後に濃縮される反応混合物を、水又は希
塩酸で加水分解し、更に上述の方法に従つて更に処理す
る。
本発明の方法で用いるカーバメートは、公知の方法で製
造することができる(ウルマンズ・エンシクロヘティー
・デア・テヒニツシエン・ヘミ−(Ullmanns 
 Encyclopadte  dertechrts
chen Chgte )、第4版、第9巻、118頁
以降+7−ペンーryイ/l/ (Houben  −
Weyl)、メトーデン・デア・オーガニツシエン・ヘ
ミ−(Methode′rL dttr  organ
iachtnChemte)、第4版、第1巻、137
頁以降)。
即ち例えばArが上述の意味を有する式(IV)のアリ
ールクロルホーメートは、適当ならば適当な溶媒中及び
塩基の存在下に、R1、R1、R8及びR4が上述の意
味を有する式(V)のα−ナフチルアミンと反応させる
ことができる:(V) (’I) 適当な塩基は、無機塩基例えば水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、水酸化カルシウム、炭酸アルカリ金属、炭
酸水素アルカリ金属、炭酸カルシウム、酸化マグネシウ
ム懸濁液など、並びに有機第三級アミン例えばトリエチ
ルアミンである。適当な溶媒は脂肪族又は芳香族炭化水
素及びそのハ四グン置換生成物、例えばベンゼン、トル
エン、エチルベンゼン、キシレン、石油留分、ケロセン
、シクロヘキサン、クロルベンゼン、0−ジクロルベン
ゼン、トリクロルベンゼン、クロ・ルトルエン又はジク
ロルトルエン、適当ならば異性体混合物、並びに塩化メ
チレン、ジクロルエタンなどである。
カーバメートは、続いて本発明の方法で使用することの
できるものと同一の溶媒を用いて有利に製造される。こ
の場合、カーバメートの溶液はとのカーバメートを途中
で分離すること表しに、塩基使用することができる。
本発明の方法の他の態様では、式(IV)のアリールク
ロルホーメートの、式(V)の随時置換されたα−ナフ
チルアミンとの反応による本発明の方法で使用しうる式
(I)の随時置換され九カーバメートの製造は、適当な
らば上述の溶媒中及び必要ならば加圧下に昇温度例えば
50〜180℃、好ましくは80〜150℃で行なわれ
、この時補助塩基を省略することができる。この反応で
は、式(V)のα−ナフチルアミンが過剰量でなく、む
しろ化学量論的割合よシ僅かに低い割合で使用されるよ
うに、式(V)のα−ナフチルアミンと式(IV)のフ
ェニルクロルホーメ−)2>(1: 1.0〜1.2、
好ましくは1:1.05〜1.1のモル比で用いられる
。これらの反応条件下で最初に生成するα−ナフチルア
ミン(V)の塩酸塩は開裂させて塩化水素の遊離を伴な
って遊離のα−ナフチルアミンに戻すことができ、次い
でとのα−ナフチルアミンを更に反応させることが可能
でおる。カーバメートの溶液は更に精製しないで、適当
ならばこの溶媒を濃縮した後、本発明の方法で使用する
ことができる。
それ故に、本発明は第1段階において、随時置換された
α−ナフチルアミンを、フリーチル−クラフッ反応に適
当な溶媒中において補助塩基を用いずに、α−ナフチル
アミン1モル当す1,0〜1.2モルのアリールクロル
ホーメートと昇温度で反応させ、そして第2段階におい
て、この溶液を、適当ならば濃縮した後、同一溶媒中ハ
ロゲン化アルミニtムの溶液に昇温度で添加し、次いで
更に反応させて上述したように随時置換されたベンズ〔
C1d〕インドルー2−オンを製造する、随時置換され
たベンズ〔c,d]インドルー2−オン(ナフトラクタ
ム)を製造するための方法にも関する1゜ 適当な随時置換されたα−ナフチルアミンの例は式(V
)のものであシ、そして適当なアリールクロルホーメー
トの例は(IV)のものである。ここでR1、R2、R
51R4及びArは上述の意味を有する。
本発明の方法で除去される式 %式%() 〔式中、Arは上述の意味を有する〕 のフェノールは、その処理中の相対的な溶解度に依存し
て、一部が水性相に且つ一部が有機相に現われる。これ
は同業者には熟知の方法により、抽出及び/又は蒸留に
よって水性相から得ることができる。有機相に残るこの
フェノールの量ハ、蒸留による処理中に別の゛画分とし
て得られる。回収されたフェノールは、適当ならば別に
精製した後、式1’VI)のアリールクロルホーメート
の製造に再び用いることができる。
本発明の方法によれば、多数の随時置換されたベンズ〔
c,d:]]インド乎ルー2−オンナフトラクタム)、
例えば式 〔式中、R1、R1、Rs及びR′は上述の意味を有す
る〕 ものを有利に製造することができる。
特に本発明の方法によれば、基R′が水素以外である式
(■)の化合物、特に好ましくは基R1がフェニル、ヘ
テロアリール又はアルキルを示す式(■)の化合物を有
利に製造することができる。
本発明の方法は、作業衛生の観点から許容できない形態
の中間体を避けながら、上記化合物を簡単且つ経済的な
方法で、高純度で及び良好な収率で提供する。
本発明の方法は驚くべきことでアシ、奮然予想できない
ことであった。最初に言及した文献に関して言えば、ア
リールカーバメートはフリース直換のように転位してサ
リシルアミドを与えると推定できた。これと同様に、文
献は芳香族のカーバメート、特にN、N−ジ置換カーバ
メートでのカルボキサミド化についての情報を全然含ん
でいない。
従ってこの複雑な反応は望ましくない副生物の生成を伴
なうと予想されるに違いない。それ故に、対応するアル
キルカーバメートが本発明の方法の条件下に開裂してα
−ナフチルアミン成分に戻るので、対応する芳香族系の
カーバメートが本発明の方法の反応を均一に進行させる
ということは特に驚くべきことでおった。
本発明の方法で製造しうるベンズ(C,d)インドルー
2−オン、特にフェニル及びアルキルでN−置換された
ものは、有用な染料を製造するための公知の中間体であ
る(英国特許第975,259号、独国特許公報第1,
170,569号、ベルギー国特許第671.139号
及びベルギー国特許第695.292号)。
実施例 1 滴下炉斗、気体出口管つき還流凝縮器及び温度計を備え
た攪拌装置中に、塩化アルミニウム166.8.F(1
,25モル)及びO−ジクロルベンゼン4749を導入
した。この混合物を攪拌しながら160℃まで加熱し、
塩化アルミニウムを溶解させた。溶液が均一になった時
、O−ジクロルベンゼン340JifフエニルN−エチ
ル−N−α−す7テルカーバメー)145.68.9(
0,5モル)の溶液を60分間に亘って滴々に添加した
。カーバメートの添加が終った後、攪拌を160℃で4
時間続けた。この反応混合物を40℃に冷却し、水0.
51及び氷1.5 kgの混合物中に放出した。傅られ
た混合物を60℃で1時間攪拌し、この温度で相を分離
させた。次いで有機相を水1.51で1回及び次いで6
%炭酸ナトリウム溶液1.51で洗浄した。この場合に
は、毎回相を60℃で分離させた。この結果有機相97
5.0.9を得た。高速液体クロマトグラフィー<Hp
Lc)での分析によれば、この溶液はN−エテルベンズ
Cc、d〕インドルー2−オン&37%6s1.s、p
を含有した。
−緒にした水性相をO−ジクロルベンゼン450yで2
回抽出した。有機相を3%炭酸ナト1,1ウム液で洗浄
した後、HPLCによるとN−エチルベンズ〔c,d]
インドルー2−オン0.48%公4.311を含有する
有機溶液898gを得た。
従って全収量は、N−エチルベンズ〔c,d〕インドル
ー2−オン85.9.9ρ理論収量の87%であった。
硫酸ナトリウムで乾燥し且つ溶媒を回転蒸発機で除去し
た後、−緒にした有機相を真窒蒸留に供した。初留14
.4Fの後、黄色の生成物7a71が146〜b 度で留出した。この物質は受器フラスコ中で結晶として
固化し、これは62〜65℃で溶融した。
純度はHPLCによると92.2%であった。従って分
離した収率は理論収量の74%に相当した。
実施例 2 (比較例) O−ジクロルベンゼン64.21 中メfルN −エチ
ル−α−ナフチル、カーバメー) 27.51 #(α
12モル)及Uo−シクロルベンゼン117g中塩化ア
ルミニウム41.1.9(0,31モル)を用いる以外
実施例1と同様の方法に従った。この粗反応混合物のガ
スクロマトグラフィー(GC)による分析は、多くの副
生物成分と一緒にN−エチル−N−α−ナフチルアミン
52.5%を示した。
・所1i1(D N −エテルベンズ〔c、d〕インド
ルー2−オンは痕跡量(〈1%)でした検知できなかっ
た。
実施例 3 (比較例) o−)クロルベンゼン70.9中エテルN−エチル−N
−(t−f7fルカーバメ−ト30.9 (0,12モ
ル)を用いる以外実施例2と同様の方法に従った。粗反
応混合物のGC分析:多くの未知物質と一緒にN−エテ
ル−N−α−ナフチルアミン50.8%。所望のN−エ
テルベンズ〔o、d〕インドルー2−オンは検知できな
かった。
実施例 4〜7 実施例1におよるような反応装置中に塩化アルミニウム
41.1#(0,31モル)及び0−ジクロルベンゼン
117gを導入した。この混合物を対応する反応温度(
第1表参照)に加熱し、0−ジクロルベンゼン82FI
’l’lフエニルN−エチル−、N−α−ナフチルカー
バメート34.9611(0,12モル)の溶液を1時
間秤り入れた。次いで混合物を反応温度で6時間攪拌し
た。収量は粗溶液の含量(HpLCで定量)からの値で
あった。
実施例 8 実施例1に記述したような反応装置中に塩化アルミニウ
ム32.0F(0,24モル)及び0−ジクロルベンゼ
ン91.9を導入し、混合物を攪拌しながら160℃ま
で加熱し、この温度で0−ジクロルヘンセン82F中フ
エニルN−工fルーN−α−ナブチルカーパメー)34
.96.@(α12モル)の溶液を滴々に添加した。次
いで混合物をこの反応温度で更に6時間攪拌した。
冷却後、N−エテルベンズ〔c、d〕イ/トルー2−オ
ン&53%公19.99 #を含有する粗溶液254.
411を得た。収率:理論収量の84%。
実施例 9〜11 カーバメートと塩化アルミニウムのモル比を変える(参
照第2表)以外実施例8の方法に従った。
塩化アルミニウムに対する溶媒の量は、フェニルカーバ
メート溶液を抑大する前に0−ジクロルベンゼン中塩化
アルばニウムの26%溶液が存在するように計算した。
実施例 12 AICI、  を溶解するために74.711の及びフ
ェニルカーバメートを溶解するために59.5 #のO
−ジクロルベンゼンを用いる以外実施例8の方法に従っ
た。
反応混合物の全重量:196.5F N−エチルベンズ〔c,d)インド7I/−2−オンの
含量:10.09% 収率:理論収量の84% 実施例 13 塩化アルミニウムを懸濁させるために、0−ジクロルベ
ンゼン4a09だけを用いる以外実施例12の方法に従
った。
反応混合物の重量:17α3y N−エチルベンズ〔c、、d〕インドルー2−オンの含
量:11.12% 収率:理論収量の80% 実施例 14 フェニルカーバメートを溶媒なしに溶融物として押入れ
る以外実施例12の方法に従った。
反応混合物の重量:13a1.9 収量:理論収量の86% 実施例 15 α) 純度96.5%のN−エテル−N−α−ナフチル
アミン171.24Ii(0,965モル)を0−ジク
ロルベンゼン780g中に導入し、溶液を攪拌しながら
100℃まで加熱した。この温度でフ:f−ニルクロル
*  l−ト164.4 Ji’ (1,05モ/L’
)を1時間に亘って滴々に添加した。最初透明な溶液が
徐々に濁シ、無色の沈殿が析出した;活発なガスの発生
も始まった。添加の終了後、混合物を、再び透明な溶液
となシ且つ気体の発生が停止するtで10!5〜110
℃で攪拌した。これには約5時間を要した。薄層クロマ
トグラフィー−JILC)での分析によれば、定量的な
転化が起った。次いでO−ジクロルベンゼン100gを
約11c10c/100ミリバールで留去した。
Hp、LCによると、残渣1979.1.9 )はフェ
ニルN−エチル−N−α−ナフチル/’7−ハ、7’ 
−1281gを含有した。
上で調製した溶液4 B 7.8.9を180℃で1時
間に亘って押入れた。次いで混合物を180℃で更VC
2時間攪拌し、100℃まで冷却し、塩化ナトリウム6
1.411(1,05モル)を激しく攪拌しながら添加
した。次いで混合物を120℃まで加熱し、O−ジクロ
ルベンゼン545g全量を約150ミリバールで留去し
た。冷却後、釜残留生成物を氷400g上に放出し、2
相混合物を60℃まで加熱し、この温度で相を分離させ
た。有機相を水30Q7で1回及び3%炭酸水素ナトリ
ウム溶液300tntで1回洗浄し、各回毎に60℃で
相を分離させた。この結果有機溶媒254.8.9を得
た。
HPLCによると、この溶液はN−エチルベンズ[: 
c 、d〕インドh−2−、ty32.72重量%公s
 3.s 7 gA、用いたカーバメートに基づく理論
収量の88%を含有した。
実施例 16 α) フェニルN−α−ナフチル−N−フェニルカーバ
メート N−α−ナフチル−N−フェニルアミンi31.56y
(α6モル>をe−ジクロルベンゼン470#に溶解し
、この溶液を100℃まで加熱した。フェニルクロルホ
ーメ−)9a28.F(0,63モル〕を攪拌しながら
1時間で滴々に添加した。少量の沈殿が生成した二滴々
の添加が終了した後、混合物を120〜130℃まで加
熱した。活発な気体の発生が起こった。混合物をこの温
度で約4時間攪拌し、次いでガスの発生が終シ、再び透
明な暗色の溶液となった。次いで溶媒を真空下に留去し
、残シの溶融物をトルエン200dに溶解した。この溶
液を10℃まで冷却し、n−ヘキサンを結晶化が始まる
まで添加し、生成物を氷−塩浴で結晶化させた。吸引濾
過後、n−ヘキサンで洗浄し且つ真空下に乾燥すること
により、融点100〜101℃を有する石灰色の生成物
173.4Mを得た。
この化合物はTLCによると純粋でおった。
b)  N−フェニルベンズI:c、d〕インドール−
2−オン フェニルN−α−ナフチル−N−フェニルカーバメー)
 155.7511 (cl、4モ、v)をo−シクc
tルベンゼン317Iに溶解し、この溶液を、0−ジク
ロルベンゼン3Ω41I中塩化アルミニウムIC17g
(0,8モル)に160℃で1時間に亘シ滴々に添加し
九。この混合物を160℃で更に5時間攪拌し、次いで
180℃まで加熱し、そして更に1.5時間攪拌した。
冷却後、これを氷400g上に注ぎ、混合物を65℃ま
で加熱し、濾紙を通して吸引清澄させ、相を分離せしめ
た。このO−ジクロルベンゼン溶液を再び65〜70℃
下に水500tR1で洗浄し、次いでトルエン50tn
tの添加後、溶媒を真空下に留去した。
残渣を高真空下に蒸留した。198〜b/1.1ミリバ
ールにおいて、粘稠な黄赤色油75.39が留出した。
これは受器フラスコ中で数日後に固化した。
生成物をトルエン/n−ヘキサンから再結晶させた。こ
の結果融点10&5〜105℃のlトさい緑色の針秋物
を得た。
実施例 17 α) フエニ4A’ff1−(3−メチルフェニル)−
N−α−ナフチルカーバメート N−(3−メチルフェニル)−N−α−ナフチルアミン
140.0.9(0,6モル)をO−ジクロルベンゼン
47OII中に導入し、溶液を100℃まで攪拌しなが
ら加熱した。次いでフェニルクロルホーメート98.2
810.63モル)を1時間に亘って滴々に添加した。
添加の終了後、混合物を120°Cまで加熱し、気体を
発生させた。この反応混合物を、この温度で五5時間攪
拌し、次いで気体6発生を終らせた。この溶液を回転蒸
発機で一定重量になるまで濃縮し、残った油をメタノー
ルで処理し、混合物を冷蔵庫に夜通し放置して結晶化さ
せん。吸引濾過後、水冷メタノールで洗浄し且つ乾燥す
ることによシ、融点108〜9℃の褐色/トビ色の結晶
169.5.9を得た。収率公理論収量の80%。
b)  N−(5−メチルフェニル)ベンズC’+d〕
インドルー2オン フェニルN−(5−メチルフェニル)N−α−ナフチル
カーバメート70.68.9(0,2モル)をO−ジク
ロルベンゼン158gに溶解し、この溶mを、O−ジク
ロルベンゼン191111中塩化アルミニウム66.6
7i0.5モル)に160℃で1時間に亘って科人れた
。この混合物を160℃で更に4時間攪拌し、室温まで
冷却し、氷水中に放出した。清澄後、相を分離させ、水
性相を塩化メチレンで再抽出し、併せた有機相を水で2
回及び゛5%炭酸水素ナトリウムで1回洗浄し、硫酸ナ
トリウムで乾燥した。溶媒を回転蒸発機で蒸留させた後
、残渣を真空下に蒸留した。195〜204”C10,
9ミ!jバールで得られた主画分は黄緑色の螢光のある
油であった。これは受器中で数日間後に結晶として固化
した。この生成物をトルエン/n−ヘキサンから再結晶
させて、融点99−103℃の緑黄色の針秋物を得た。
実施例 18 (1)  フェニルN−α−ナフチルカーバメートα−
ナフチルアミン85.9#(0,6モル)をトルエン1
20−に溶解し、この溶液を水38ゴ及び4う%水酸化
ナトリウム溶液56.0!!(0,6!。
モル)で処理し、混合物を攪拌しながら10℃まで冷却
シた。トルエン78ゴ中フエニルクロルホーメート9a
28.9+0.63モル)の溶液を、完全に攪拌した混
合物に1時間に亘って滴々に添加し・た。温度を外部か
ら冷却して10〜15℃に保った、添加が終了した後、
生成した懸濁液を室温で更に4時間攪拌し;次いで生成
物を吸引炉別し、水1ノでゆすぎ、真空下に乾燥した。
収量:114s、oy/>理論収量の91%。生成物は
TLCによると純粋。
b) ベンズ(:c、d  インドルー2−オン   
−フェニルN−α−ナフチルカーバフ−)105.3、
F(0,4モル)を、O−ジクロルベンゼン625d中
塩化アルミニウム133.34.9+1.0モル)の溶
液に1時間に亘って160℃で導入した。この混合物を
更に4時間160℃で攪拌した。次いでこれを冷却し、
氷500g上に放出して加水分解させQ’(−2相混合
物を吸引濾過した。続いて水性相を分離し、有機相を水
500ゴで再抽出し、併せた水性相をO−ジクロルベン
ゼン200−で再抽出し、−緒にした有機相を、トルエ
ン200―の添加後に回転蒸発機で一定重量まで濃縮し
た。
残渣の粘稠彦油を熱10%水酸化ナトリウム溶液600
dに溶解し、溶液を濾過し、生成物を塩酸でpH1〜2
にすることによって再沈殿させた。
水酸化ナトリウム溶液に再溶解し、濾過し、そして塩酸
で沈殿させた後、乾燥して褐色の粉末3a1gを得た。
HPLCによると、生成物はベンズ〔c,d〕インドル
ー2−オン2五8%を含有した。
実施例 19 N−C4−(ベンズ〔c、d)インドルー2−オン−1
−イル)フェニル〕ベンズ[:c、d〕インドルー2−
オン AlCl、10.99g+82.4ミリモル)を0−ジ
クロルベンゼン60ゴに懸濁させ、混合物を還流温度(
178℃)まで加熱し、塩化アルミニクムを溶解させた
。N 、 N’−ジ−α−ナフチル−N 、 N’−ジ
フ ェノキシカルボニル−p−フェニレンジアミン4.95
1 (8,24ミリモル)Oo−ジpロhベンゼン6〇
−中熱溶液を1時間に亘って滴々に添加し、続いて混合
物を更に5時間還流下に沸とうさせた。
冷却した溶液を氷200g上に放出し、0−ジクロルベ
ンゼンを水蒸気蒸留した。釜残留生成物を吸引戸別し、
水洗し及び乾燥室で乾燥した。この結果粗生成物4.2
419を得た。
DMF400−からの再結晶後、融点〉365℃以上の
暗褐色の結晶1.841!公理論量の54%を分離する
ことができた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、随時置換されたアリールN−α−ナフチルカーバメ
    ートを、フリーデル−クラフツ反応に適当な溶媒中、カ
    ーバメート1モル当り1〜5モルのフリーデル−クラフ
    ツ触媒の存在下に、昇温度で反応させることを特徴とす
    る、随時置換されたベンズ〔c,d〕インドル−2−オ
    ンの製造法。 2、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^1は水素、随時置換された直鎖又は分岐鎖
    のアルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル又
    は複素環式基を示し、R^2、R^3及びR^4は互い
    に独立に水素、随時置換された直鎖又は分岐鎖のアルキ
    ル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ハロゲン
    、シアノ、ヒドロキシル、ホルミル、アルキルカルボニ
    ルアミノ、アリールアミノ、アルコキシカルボニル、ア
    ルキルカルボニロキシ、アリーロキシカルボニル、アリ
    ールカルボニロキシ、アルキルカルボニル、アリールカ
    ルボニル、アルコキシ、アリーロキシ、アルキルチオ、
    アラルキルチオ、アリールチオ、アルコキシカルボニロ
    キシ、アシルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルアリ
    ールアミノ、アルキルアミノカルボニロキシ、アルキル
    スルホニルアミノ、ウレイド、N−アルキルウレイド、
    アリーロキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニル
    アミノ、カルバモイル、N−アルキルカルバモイル、N
    ,N−ジアルキルカルバモイル、N−アルキル−N−ア
    リールカルバモイル、スルファモイル、N−アルキルス
    ルファモイル、N,N−ジアルキルスルファモイル、ア
    リーロキシスルホニル、アルコキシスルホニル、ニトロ
    、アルキルスルホニル、アラルキルスホニル又はアリー
    ルスルホニルを表わし、但し基R^2、R^3及びR^
    4の2つが一緒になって融合した芳香族又は脂環族環を
    表わしてもよく、そしてArは随時置換されたフェニル
    又はナフチルを表わす〕 のカーバメートを用いる特許請求の範囲第1項記載の方
    法。 3、基R^1の代りに基R^1^1を有し、但しR^1
    ^1がフェニル、ヘテロアリール又は基−CH_2−R
    ^8を表わし、なおR^8が水素、直鎖又は分岐鎖C_
    1〜C_3アルキル又はフェニルを表わす、カーバメー
    トを用いる特許請求の範囲第1及び2項記載の方法。 4、基R^2、R^3及びR^4の代りに基R^1^2
    、R^1^3及びR^1^4を有し、但しR^1^2、
    R^1^3及びR^1^4が互いに独立に水素、弗素、
    塩素、臭素、シアノ、アリーロキシカルボニルアミノ、
    C_1〜C_4アルキル又はC_1〜C_4アルコキシ
    を示す、カーバメートを用いる特許請求の範囲第1及び
    2項記載の方法。 5、基Arの代りに基Ar^1を有し、但しAr^1が
    随時C_1〜C_4アルキル、C_1〜C_4アルコキ
    シ、弗素、塩素、臭素又はシアノでモノ置換又はポリ置
    換されていてよいフェニルを表わす特許請求の範囲第1
    及び2項記載の方法。 6、塩化アルミニウム又は臭化アルミニウムをフリーデ
    ル−クラフツ触媒として用いる特許請求の範囲第1〜5
    項記載の方法。 7、フリーデル−クラフツ触媒を、カーバメート基1モ
    ル当り1.5〜3.5モルの量で用いる特許請求の範囲
    第1〜6項記載の方法。 8、反応を100〜250℃で行なう特許請求の範囲第
    1〜7項記載の方法。 9、カーバメートをフリーデル−クラフツ触媒の溶液中
    に溶融物として秤り入れる特許請求の範囲第1〜8項記
    載の方法。 10、第1段階において、随時置換されたα−ナフチル
    アミンを、フリーデル−クラフツ反応に適当な溶媒中に
    おいて補助塩基を用いずに、α−ナフチルアミン1モル
    当り1.0〜1.2モルのアリールクロルホーメートと
    昇温度で反応させ、そして第2段階において、この溶液
    を、適当ならば濃縮した後、同一溶媒中ハロゲン化アル
    ミニウムの溶液に昇温度で添加し、次いで更に反応させ
    て特許請求の範囲第1項記載の随時置換されたベンズ〔
    c,d〕インドル−2−オンを製造する、随時置換され
    たベンズ〔c,d〕インドル−2−オン(ナフトラクタ
    ム)を製造するための特許請求の範囲第1項記載の方法
JP12839685A 1984-06-14 1985-06-14 随時置換されたベンズ[c,d]インドル‐2‐オンの製造法 Pending JPS6110555A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH025822B2 (ja) * 1983-05-02 1990-02-06 Allied Signal Inc

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JPH025822B2 (ja) * 1983-05-02 1990-02-06 Allied Signal Inc

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