JPS61105461A - 工具折損検出装置 - Google Patents
工具折損検出装置Info
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- JPS61105461A JPS61105461A JP59227195A JP22719584A JPS61105461A JP S61105461 A JPS61105461 A JP S61105461A JP 59227195 A JP59227195 A JP 59227195A JP 22719584 A JP22719584 A JP 22719584A JP S61105461 A JPS61105461 A JP S61105461A
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- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
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- Pathology (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の分野〕
本発明は工作機械における工具の折損や異常を切削加工
及び折損時に発生するアコースティックエミッション(
以下AEという)を利用して監視。
及び折損時に発生するアコースティックエミッション(
以下AEという)を利用して監視。
自動検出する工具折損検出装置に関するものである。
本発明は工作機械の加工対象の表面が必ずしも均一でな
いことに鑑み、工具の折損時の擬似AE傷信号発生させ
る擬似AE信号発生手段の取付強度を電磁石による駆動
力によっ°ζ一定レベルの擬似AE傷信号発生させるよ
うに調整している。そして正しく調整された擬似AE傷
信号ら所定レベルのAE倍信号得られるので、それに基
づいて再び工作時に用いられるAEセンサの感度を調整
する。そうすれば工具の折損時と同一レベルのAE倍信
号AEセンサに伝わるので、AEセンサの感度調整が確
実となり信頼性の高い工具折損検出装置とすることがで
きる。
いことに鑑み、工具の折損時の擬似AE傷信号発生させ
る擬似AE信号発生手段の取付強度を電磁石による駆動
力によっ°ζ一定レベルの擬似AE傷信号発生させるよ
うに調整している。そして正しく調整された擬似AE傷
信号ら所定レベルのAE倍信号得られるので、それに基
づいて再び工作時に用いられるAEセンサの感度を調整
する。そうすれば工具の折損時と同一レベルのAE倍信
号AEセンサに伝わるので、AEセンサの感度調整が確
実となり信頼性の高い工具折損検出装置とすることがで
きる。
工作機械において工具を用いて加工対象(以下ワークと
いう)を切削加工する場合、何らかの原因で工具が折損
し又切屑のつまりを起こして異常切削している場合があ
る。近年の工場自動化の進展に伴いこのような工具の折
損や異常切削を自動的に検出することが強く要求されて
いる。こうした工作機械の工具の折損を検出する一手法
として、従来より工作機械の工具やワー・りの近傍にA
Eセン号を設け、そこから得られるAE倍信号基づいて
工具の折損を検出する装置が提案されている。
いう)を切削加工する場合、何らかの原因で工具が折損
し又切屑のつまりを起こして異常切削している場合があ
る。近年の工場自動化の進展に伴いこのような工具の折
損や異常切削を自動的に検出することが強く要求されて
いる。こうした工作機械の工具の折損を検出する一手法
として、従来より工作機械の工具やワー・りの近傍にA
Eセン号を設け、そこから得られるAE倍信号基づいて
工具の折損を検出する装置が提案されている。
しかしながら従来の工具折損検出装置によれば、ワーク
の近傍にAEセンサが設けられるためその取付位置によ
ってAE倍信号レベルが大幅に異なる。そのため従来の
工具折損検出装置ではAEセンサの感度を工具の大きさ
に応じてあらかじめ定められた標準値に設定し、個々の
工作機械の工具。
の近傍にAEセンサが設けられるためその取付位置によ
ってAE倍信号レベルが大幅に異なる。そのため従来の
工具折損検出装置ではAEセンサの感度を工具の大きさ
に応じてあらかじめ定められた標準値に設定し、個々の
工作機械の工具。
AEセンサ間の減衰率を試行錯誤で補正していた。
しかるに工具の折損時のAE倍信号折損時にしか得られ
ないのでAEセンサの取付位置や取付状態の確認が難し
く、工具の折損を確実に検出することが困難であった。
ないのでAEセンサの取付位置や取付状態の確認が難し
く、工具の折損を確実に検出することが困難であった。
更に工具の種類、例えばドリル径を変更した時や回転速
度等の切削条件を異ならせたとき、更に形状材質の異な
るワーク毎にAE倍信号レベルが異なるため、調整が困
難であり使い難く信頼性に問題があるという欠点があっ
た。
度等の切削条件を異ならせたとき、更に形状材質の異な
るワーク毎にAE倍信号レベルが異なるため、調整が困
難であり使い難く信頼性に問題があるという欠点があっ
た。
本発明はこのような従来の工具折損検出装置の問題点に
鑑みてなされたものであって、AEセンサの感度を調整
するために工具折損時のAE倍信号同一のAE倍信号発
生ずる擬似AE信号発生手段を設け、AEセンサの感度
設定がワークの形状や材質1表面状態に依存することな
く容易に感度を設定することができる使い易い工具折損
検出装置を提供することを目的とする。
鑑みてなされたものであって、AEセンサの感度を調整
するために工具折損時のAE倍信号同一のAE倍信号発
生ずる擬似AE信号発生手段を設け、AEセンサの感度
設定がワークの形状や材質1表面状態に依存することな
く容易に感度を設定することができる使い易い工具折損
検出装置を提供することを目的とする。
本発明は工作機械の工具近傍に設けられたAE
。
。
センサを有し、工具の折損時に得られるAE倍信号基づ
いて折損を検出する工具折損検出装置であって、工具の
折損時に得られるAE倍信号周波数を含む擬似AE倍信
号発生する擬似AE信号発生手段と、擬似AE信号発生
手段を取付ける強度を設定する設定手段と、設定手段に
より設定されたレベルにより駆動される電磁石を下面に
有し、該電磁石の吸引力により擬似AE信号発生手段を
加工対象上に取付ける取付手段と、を具備し、設定手段
により電磁石の駆動レベルを変化させて所定レベルの擬
4g1AE信号を発生させ、該擬似AE倍信号基づいて
AEセンサの感度を調整することを特徴とするものであ
る。
いて折損を検出する工具折損検出装置であって、工具の
折損時に得られるAE倍信号周波数を含む擬似AE倍信
号発生する擬似AE信号発生手段と、擬似AE信号発生
手段を取付ける強度を設定する設定手段と、設定手段に
より設定されたレベルにより駆動される電磁石を下面に
有し、該電磁石の吸引力により擬似AE信号発生手段を
加工対象上に取付ける取付手段と、を具備し、設定手段
により電磁石の駆動レベルを変化させて所定レベルの擬
4g1AE信号を発生させ、該擬似AE倍信号基づいて
AEセンサの感度を調整することを特徴とするものであ
る。
このような特徴を有する本発明によれば、工作機械によ
る加工を行う前に擬似AE信号発生手段により工具の折
損時の擬似AE倍信号発生させてAE倍信号感度を調整
している。そして擬似AE信号発生手段を工作機械に取
付ける際に電磁石を用いて取付強度を調整するようにし
たので、取付面の荒さに応じて吸着力を調整することに
よって適正なレベルの擬似AE倍信号発生させることが
可能となる。こうして発生する擬似AE倍信号用いてA
Eセンサの感度を調整すれば、ワークの表面状態や材質
にもかかわらず正確に且つ容易に調整することが可能と
なる。
る加工を行う前に擬似AE信号発生手段により工具の折
損時の擬似AE倍信号発生させてAE倍信号感度を調整
している。そして擬似AE信号発生手段を工作機械に取
付ける際に電磁石を用いて取付強度を調整するようにし
たので、取付面の荒さに応じて吸着力を調整することに
よって適正なレベルの擬似AE倍信号発生させることが
可能となる。こうして発生する擬似AE倍信号用いてA
Eセンサの感度を調整すれば、ワークの表面状態や材質
にもかかわらず正確に且つ容易に調整することが可能と
なる。
こうした調整を終えた後擬似AE信号発生手段を外して
工具を取付ければ、工具折損時には擬似AE倍信号同一
の経路によってAE倍信号AEセンサに伝えられる。そ
して適正な感度のAEセンサによってAE倍信号信号処
理部に伝えられるので、L具折損の信頼性を大幅に向上
させることが可能となり使い易い工具折損検出装置とす
ることができる。
工具を取付ければ、工具折損時には擬似AE倍信号同一
の経路によってAE倍信号AEセンサに伝えられる。そ
して適正な感度のAEセンサによってAE倍信号信号処
理部に伝えられるので、L具折損の信頼性を大幅に向上
させることが可能となり使い易い工具折損検出装置とす
ることができる。
第1図は本発明による工具折損検出装置の一実施例を示
すブロック図である。本実施例はボール盤に取付けられ
た状態を示すものであって、ワーク1はボール盤のベー
ス2上に固定されており、ワーク1の上部よりドリル3
を回転させて所定速度で押下しワーク1に開口が設けら
れる。ここでワーク1の上部のドリルの刃が切削する位
置にワークに切削を行う前にあらかじめ擬似AE信号発
土器4を取付ける。レベル設定器5はこの擬似AE信号
発生器4の駆動レベルを設定するものであって、使用工
具の大きさ1種類に応じて設定された駆動レベルの信号
を駆動回路6に伝える。駆動回路6は擬似AE信号発生
器4を駆動するものであって、あらかじめ工具の折損時
のAE傷信号相似で、且つ同一のパワースペクトル分布
を持つ駆動波形により擬似AE信号発生器4を駆動する
ものである。又レベル設定器7は擬似AE信号発生器4
をワーク1に取付ける取付強度を設定するものであって
、例えば可変抵抗器等によってレベル設定が行われる。
すブロック図である。本実施例はボール盤に取付けられ
た状態を示すものであって、ワーク1はボール盤のベー
ス2上に固定されており、ワーク1の上部よりドリル3
を回転させて所定速度で押下しワーク1に開口が設けら
れる。ここでワーク1の上部のドリルの刃が切削する位
置にワークに切削を行う前にあらかじめ擬似AE信号発
土器4を取付ける。レベル設定器5はこの擬似AE信号
発生器4の駆動レベルを設定するものであって、使用工
具の大きさ1種類に応じて設定された駆動レベルの信号
を駆動回路6に伝える。駆動回路6は擬似AE信号発生
器4を駆動するものであって、あらかじめ工具の折損時
のAE傷信号相似で、且つ同一のパワースペクトル分布
を持つ駆動波形により擬似AE信号発生器4を駆動する
ものである。又レベル設定器7は擬似AE信号発生器4
をワーク1に取付ける取付強度を設定するものであって
、例えば可変抵抗器等によってレベル設定が行われる。
電磁石駆動回路8はこの設定されたレベルに応じて後述
する取付具を用いて所定の強度で擬似AE信号発生器4
をワークに取付けるも、のである。そしてワーク1が配
置される工具の近傍、例えば第1図に示すようにベース
2上にAE傷信号検出するAEセンサ9を設ける。AE
センサ9はドリル等の工具からのAE傷信号擬似AE信
号発生器4からのAE傷信号検出する広帯域のAEセン
サであって、その出力はアナログスイッチ10に与えら
れる。アナログスイッチlOは外部の出力によってアナ
ログ信号を断続するもので、その出力は増幅器11に与
えられる。増幅器11は可変抵抗器12の調整により増
幅率を任意に設定することができる増幅器であって、そ
の出力を二つのバンドパスフィルタ13.14及び切削
レベル表示器15に4えるものである。バンドパスフィ
ルタ13は中心周波数300KHz、バンドパスフィル
タ14は中心周波数50KHzのフィルタであって、夫
々の中心周波数付近の信号のみを次段の検波器16.1
7に伝える。検波器16゜17は夫々その入力信号を検
波し振幅に応じた出力を得るものであって、検波器16
の出力は微分回路18に、検波器16.17の出力は夫
々比較器19に与えられる。これらのバンドパスフィル
タ13,14、検出器16.17及び比較器19により
折損時のAE傷信号識別する周波数識別手段を形成して
いる。微分回路18は入力信号の急峻な変化分のみを次
段のレベル判定器20及び折損・異常レベル表示器21
に伝える。レベル判定器20は所定の基準レベルと入力
信号とを比較するものであり、入力信号が大きければ出
力を折損検出回路22と異常切削検出回路23に伝える
や又比較器19は検波器16.17の出力を比較し、検
波器16の出力が大きい場合にのみ出力を折損検出回路
22に伝える。折損検出回路22はこれらの入力の論理
積をとって工具の折損を検出する論理回路であって、検
出信号によってアナログスイッチ10を閉成すると共に
出力回路24を介して外部に出力する。又異常切削検出
回路23はレベル判定器20の出力に基づいて異常切削
を検出するものであって、その出力を出力回路25を介
して外部に伝えるものである。
する取付具を用いて所定の強度で擬似AE信号発生器4
をワークに取付けるも、のである。そしてワーク1が配
置される工具の近傍、例えば第1図に示すようにベース
2上にAE傷信号検出するAEセンサ9を設ける。AE
センサ9はドリル等の工具からのAE傷信号擬似AE信
号発生器4からのAE傷信号検出する広帯域のAEセン
サであって、その出力はアナログスイッチ10に与えら
れる。アナログスイッチlOは外部の出力によってアナ
ログ信号を断続するもので、その出力は増幅器11に与
えられる。増幅器11は可変抵抗器12の調整により増
幅率を任意に設定することができる増幅器であって、そ
の出力を二つのバンドパスフィルタ13.14及び切削
レベル表示器15に4えるものである。バンドパスフィ
ルタ13は中心周波数300KHz、バンドパスフィル
タ14は中心周波数50KHzのフィルタであって、夫
々の中心周波数付近の信号のみを次段の検波器16.1
7に伝える。検波器16゜17は夫々その入力信号を検
波し振幅に応じた出力を得るものであって、検波器16
の出力は微分回路18に、検波器16.17の出力は夫
々比較器19に与えられる。これらのバンドパスフィル
タ13,14、検出器16.17及び比較器19により
折損時のAE傷信号識別する周波数識別手段を形成して
いる。微分回路18は入力信号の急峻な変化分のみを次
段のレベル判定器20及び折損・異常レベル表示器21
に伝える。レベル判定器20は所定の基準レベルと入力
信号とを比較するものであり、入力信号が大きければ出
力を折損検出回路22と異常切削検出回路23に伝える
や又比較器19は検波器16.17の出力を比較し、検
波器16の出力が大きい場合にのみ出力を折損検出回路
22に伝える。折損検出回路22はこれらの入力の論理
積をとって工具の折損を検出する論理回路であって、検
出信号によってアナログスイッチ10を閉成すると共に
出力回路24を介して外部に出力する。又異常切削検出
回路23はレベル判定器20の出力に基づいて異常切削
を検出するものであって、その出力を出力回路25を介
して外部に伝えるものである。
第2図は擬似AE信号発生器4の取付具30を示・す断
面図である。本図において擬似AE信号発生器4は図示
のように取付具によって取付けられる。取付具30は断
面コ字状の金属筐体から成り立っており、その内部に擬
似AE信号発生器4が設けられる。擬似AE信号発生器
4は取付具30内にバネ31によって下方に押下されて
固定される。擬似AE信号発生器4の下面はPZT等の
圧電素子32が平坦なセラミック板33上に固定され、
セラミック板33が取付具30の底面と一体に形成され
ている。そしてこの取付具30の下方外周には図示のよ
うに環状の溝を用する鉄輪34が設けられており、その
溝内にコイル35が巻かれている。コイル35は前述し
た第1図の電磁石駆動回路8より供給される電流によっ
て駆動されるものである。
面図である。本図において擬似AE信号発生器4は図示
のように取付具によって取付けられる。取付具30は断
面コ字状の金属筐体から成り立っており、その内部に擬
似AE信号発生器4が設けられる。擬似AE信号発生器
4は取付具30内にバネ31によって下方に押下されて
固定される。擬似AE信号発生器4の下面はPZT等の
圧電素子32が平坦なセラミック板33上に固定され、
セラミック板33が取付具30の底面と一体に形成され
ている。そしてこの取付具30の下方外周には図示のよ
うに環状の溝を用する鉄輪34が設けられており、その
溝内にコイル35が巻かれている。コイル35は前述し
た第1図の電磁石駆動回路8より供給される電流によっ
て駆動されるものである。
次に本実施例の工具折損検出装置を工作機械に設置する
際の操作について説明する。まず第3図に示すようにワ
ーク1上に取付具30を用いて擬似AE信号発生器4を
取付ける。そして用いられる工具の種類、例えばドリル
径に応じてレベル設定器5によって擬似AE信号レベル
を設定する。
際の操作について説明する。まず第3図に示すようにワ
ーク1上に取付具30を用いて擬似AE信号発生器4を
取付ける。そして用いられる工具の種類、例えばドリル
径に応じてレベル設定器5によって擬似AE信号レベル
を設定する。
次いで第3図に示すようにこの擬似AE信号発生器4か
ら所定間隔i、例えば10cmを隔ててワーク1上にA
Eセンサ9を取付ける。このときAEセンサ9も第2図
の取付具を用いて取付けるようにすることも可能である
。ごごでAEセンサ9の出力を増幅する増幅器11の増
幅率は所定値に固定しておくものとする。そして擬似A
E信号発生器4より擬似AE倍信号発生させれば、AE
センサとの間隔及びAEセンサの感度は一定であるので
、そのときに切削レベル表示器15に得られる切削レベ
ルは擬似AE信号発生器4のワーク1への取付状態のみ
に依存することとなる。即ちワーク1の表面が荒ければ
擬似AE信号発生器4の出力が減衰してAEセンサ9に
伝えられることとなるので、レベル設定器7のレベルを
上げるように調整し、電磁石駆動回路8を介してより強
力に擬似AE信号発生器4をワーク1上に吸着させる。
ら所定間隔i、例えば10cmを隔ててワーク1上にA
Eセンサ9を取付ける。このときAEセンサ9も第2図
の取付具を用いて取付けるようにすることも可能である
。ごごでAEセンサ9の出力を増幅する増幅器11の増
幅率は所定値に固定しておくものとする。そして擬似A
E信号発生器4より擬似AE倍信号発生させれば、AE
センサとの間隔及びAEセンサの感度は一定であるので
、そのときに切削レベル表示器15に得られる切削レベ
ルは擬似AE信号発生器4のワーク1への取付状態のみ
に依存することとなる。即ちワーク1の表面が荒ければ
擬似AE信号発生器4の出力が減衰してAEセンサ9に
伝えられることとなるので、レベル設定器7のレベルを
上げるように調整し、電磁石駆動回路8を介してより強
力に擬似AE信号発生器4をワーク1上に吸着させる。
又ワーク1の表面がなめらかな場合には、減衰せず強い
信号がAEセンサ9に与えられるので設定レベルを下げ
る。このように切削レベル表示器15の表示によって所
定の切削レベルとなるようにレベル設定器7を調整し擬
似AE信号発生器4のワーク1への吸着力を調整する。
信号がAEセンサ9に与えられるので設定レベルを下げ
る。このように切削レベル表示器15の表示によって所
定の切削レベルとなるようにレベル設定器7を調整し擬
似AE信号発生器4のワーク1への吸着力を調整する。
こうして所定のレベル表示が得られればワーク1の表面
状態にかかわらず擬似AE信号発生器4より一定レベル
の擬似AE倍信号出力されていることとなる。
状態にかかわらず擬似AE信号発生器4より一定レベル
の擬似AE倍信号出力されていることとなる。
次いでAEセンサ9をワーク1より外して第1図に示す
ようにベース2上に取付ける。そして既に調整したレベ
ルによって擬似AE信号発生器4を吸着し、正確なレベ
ルの擬似AE倍信号発生させる。このときAEセンサ9
の取付状態やAEセンサ9とワーク1との間隔、ワーク
の材質等によってAEセンサ9に伝えられる信号レベル
が異なるので、可変抵抗°器12を用いて切削レベル表
示器15の表示値により適正な値になるように感度を調
整する。これを工具毎に設定すればAEセンサ9の感度
、即ち増幅器11の出力が一定レベルとなるように調整
することが可11シとなる。
ようにベース2上に取付ける。そして既に調整したレベ
ルによって擬似AE信号発生器4を吸着し、正確なレベ
ルの擬似AE倍信号発生させる。このときAEセンサ9
の取付状態やAEセンサ9とワーク1との間隔、ワーク
の材質等によってAEセンサ9に伝えられる信号レベル
が異なるので、可変抵抗°器12を用いて切削レベル表
示器15の表示値により適正な値になるように感度を調
整する。これを工具毎に設定すればAEセンサ9の感度
、即ち増幅器11の出力が一定レベルとなるように調整
することが可11シとなる。
さ°ζ通常の切削加工時にAEセンサ9より与えられる
AE倍信号パワースペクトルの分布は第4図の曲線すに
示すように周波数50KHz付近に集中しており、それ
より高い周波数領域モは単調に減衰する分布となってい
る。又多くの実験より知らす れるように工具の折損時のパワースペクトルの分布は第
4図の曲線aにより表され、周波数300KHz付近に
ピークを持つことが明らかとなっている。
AE倍信号パワースペクトルの分布は第4図の曲線すに
示すように周波数50KHz付近に集中しており、それ
より高い周波数領域モは単調に減衰する分布となってい
る。又多くの実験より知らす れるように工具の折損時のパワースペクトルの分布は第
4図の曲線aにより表され、周波数300KHz付近に
ピークを持つことが明らかとなっている。
これは信号源プく機械的振動を原因とするものでなく、
工具の非可塑性破壊時に生じる超音波特有の現象が起こ
るためと考えられる。従って二つのバンドパスフィルタ
13.14により夫々の周波数成分付近のAE倍信号み
を取出して検波器16゜17により検波し、その出力レ
ベルを比較すれば通常時と工具折損時とを明確に識別す
ることが可能である。即ち通常の切削時には周波数50
KHz付近のAE倍信号パワーが周波数周波数300K
Hz付近のパワーより大きく、工具の折損時には300
Kfiz付近のパワーが周波数50KHz付近のパワー
より大きいからである。比較器19はこれらの出力を比
較して工具の折損時にのみ信号を折損検出回路22に与
えている。
工具の非可塑性破壊時に生じる超音波特有の現象が起こ
るためと考えられる。従って二つのバンドパスフィルタ
13.14により夫々の周波数成分付近のAE倍信号み
を取出して検波器16゜17により検波し、その出力レ
ベルを比較すれば通常時と工具折損時とを明確に識別す
ることが可能である。即ち通常の切削時には周波数50
KHz付近のAE倍信号パワーが周波数周波数300K
Hz付近のパワーより大きく、工具の折損時には300
Kfiz付近のパワーが周波数50KHz付近のパワー
より大きいからである。比較器19はこれらの出力を比
較して工具の折損時にのみ信号を折損検出回路22に与
えている。
一方切削加工時に生じる切屑と工具ワークとの接触や摩
擦によって第4図の曲線aで示されるパワースペクトル
分布と似た信号が発生する場合がある。この場合にはバ
ンドパスフィルタ13,14の中心周波数やQの値、及
び比較器19のスレッシュホールドレベル等を適切に設
定しても切屑と工具やワークの接触、摩擦による信号を
工具の折損信号と誤って判断することがある。従って本
実施例においては工具の折損時に見られるAE倍信号時
間領域の波形にも着目し、これらの信号を分離している
。即ち工具の折損時に得られるAE信号波形は第5図(
a)に示すように折損時に鋭い立上りを有する信号とな
っており、一方切屑と工具やワークの接触、摩擦によっ
て発生するAE倍信号第5図中)に示すように鋭い立上
りを示さず所定期間信号が継続する波形となっている。
擦によって第4図の曲線aで示されるパワースペクトル
分布と似た信号が発生する場合がある。この場合にはバ
ンドパスフィルタ13,14の中心周波数やQの値、及
び比較器19のスレッシュホールドレベル等を適切に設
定しても切屑と工具やワークの接触、摩擦による信号を
工具の折損信号と誤って判断することがある。従って本
実施例においては工具の折損時に見られるAE倍信号時
間領域の波形にも着目し、これらの信号を分離している
。即ち工具の折損時に得られるAE信号波形は第5図(
a)に示すように折損時に鋭い立上りを有する信号とな
っており、一方切屑と工具やワークの接触、摩擦によっ
て発生するAE倍信号第5図中)に示すように鋭い立上
りを示さず所定期間信号が継続する波形となっている。
従って第1図のブロック図に示すように検波器16の出
力を微分回路18に与え、折損時等の急峻な信号のみを
分離してレベル判定器20に与える。そしてその入力レ
ベルを所定の基準値と比較し、急峻な立上りのAE倍信
号得られたときにレベル判定器20より折損検出回路2
2に信号を与える。折損検出回路、22はこれらの論理
積信号によって工具の折損を検出する。このように周波
数領域の折損検出と時間領域の折損検出の両者を組み合
わせることによって確実に工具の折損のみを検出するこ
とが可能となる。
力を微分回路18に与え、折損時等の急峻な信号のみを
分離してレベル判定器20に与える。そしてその入力レ
ベルを所定の基準値と比較し、急峻な立上りのAE倍信
号得られたときにレベル判定器20より折損検出回路2
2に信号を与える。折損検出回路、22はこれらの論理
積信号によって工具の折損を検出する。このように周波
数領域の折損検出と時間領域の折損検出の両者を組み合
わせることによって確実に工具の折損のみを検出するこ
とが可能となる。
このようにして工具の折損のみを検出すれば出力回路2
4より折損出力を与えると共に、アナログスイッチ10
をオフとして以後AE倍信号増幅器11に伝えないよう
にしている。これは工具の折損後に発生する折損した工
具とワークとの異常接触や摩擦により発生する大きなA
E倍信号更に折損と判定しないようにするためである。
4より折損出力を与えると共に、アナログスイッチ10
をオフとして以後AE倍信号増幅器11に伝えないよう
にしている。これは工具の折損後に発生する折損した工
具とワークとの異常接触や摩擦により発生する大きなA
E倍信号更に折損と判定しないようにするためである。
又第1図のブロック図に示すように増幅器11の出力を
そのまま切削レベル表示器15により表示し切削レベル
を示しており、更に切屑とワークとの異常な接触摩擦状
態を工具の折損3通常の加工信号として分離することが
可能である。レベル判定器20の出力により異常切削検
出器23を介して出力回路25より異常切削出力を外部
に与えているので、異常切削を同時に検出することも可
能となる。
そのまま切削レベル表示器15により表示し切削レベル
を示しており、更に切屑とワークとの異常な接触摩擦状
態を工具の折損3通常の加工信号として分離することが
可能である。レベル判定器20の出力により異常切削検
出器23を介して出力回路25より異常切削出力を外部
に与えているので、異常切削を同時に検出することも可
能となる。
又本実施例はボール盤のドリル折損検出装置について説
明しているが、本発明は他の工作機械、例えば旋盤やフ
ライス盤等の種々の工作機械に適用することが可能であ
る。
明しているが、本発明は他の工作機械、例えば旋盤やフ
ライス盤等の種々の工作機械に適用することが可能であ
る。
第1図は本発明による工具折損検出装置の一実施例を示
すブロック図、第2図は本実施例による擬似AE信号発
生器4とそれをワーク上に取付ける取付具の構造を示す
断面図、第3図は擬似AE信号発生器とAEセンサ9と
をワーク1上に取付けた状態を示す側面図、第4図はA
Eセンサ9よす得うれるAE倍信号パワースペクトルを
示す図、第5図(alは工具折損時に得られるAE信号
波形、第5図(b)は切屑が生じる場合に得られるAE
信号波形を示す図である。 ■−・−ワーク 2・・・・−・−ベース 3−−
−−一・−ドリル4−−−−−−・擬似AE信号発生器
5,7−・−・−レベル設定器 6−・−AE駆
動回路 8−・−電磁石駆動回路 9−−一−−・
−AEセンサ 10・−−−−−−アナログスイッチ
11−・・−増幅器 13.14−・−バンドパ
スフィルタ 16.17・−・−・検波器 18−
・−・−・−微分回路 19−−−−−−一比較器2
0−−−−−−−レベル判定器 22−・−折損検出
回路24 、 25−−−−−一出力回路 30−・
−擬似AE信号発生器取付具 31−−m=−・・バ
ネ 35−一−−−−−コイル 特許出願人 立石電機株式会社 代理人 弁理士 岡本宜喜(他1名) 第2図 第3図 第4図
すブロック図、第2図は本実施例による擬似AE信号発
生器4とそれをワーク上に取付ける取付具の構造を示す
断面図、第3図は擬似AE信号発生器とAEセンサ9と
をワーク1上に取付けた状態を示す側面図、第4図はA
Eセンサ9よす得うれるAE倍信号パワースペクトルを
示す図、第5図(alは工具折損時に得られるAE信号
波形、第5図(b)は切屑が生じる場合に得られるAE
信号波形を示す図である。 ■−・−ワーク 2・・・・−・−ベース 3−−
−−一・−ドリル4−−−−−−・擬似AE信号発生器
5,7−・−・−レベル設定器 6−・−AE駆
動回路 8−・−電磁石駆動回路 9−−一−−・
−AEセンサ 10・−−−−−−アナログスイッチ
11−・・−増幅器 13.14−・−バンドパ
スフィルタ 16.17・−・−・検波器 18−
・−・−・−微分回路 19−−−−−−一比較器2
0−−−−−−−レベル判定器 22−・−折損検出
回路24 、 25−−−−−一出力回路 30−・
−擬似AE信号発生器取付具 31−−m=−・・バ
ネ 35−一−−−−−コイル 特許出願人 立石電機株式会社 代理人 弁理士 岡本宜喜(他1名) 第2図 第3図 第4図
Claims (1)
- (1)工作機械の工具近傍に設けられたAEセンサを有
し、工具の折損時に得られるAE信号に基づいて折損を
検出する工具折損検出装置において、 工具の折損時に得られるAE信号の周波数を含む擬似A
E信号を発生する擬似AE信号発生手段と、 前記擬似AE信号発生手段を取付ける強度を設定する設
定手段と、 前記設定手段により設定されたレベルにより駆動される
電磁石を下面に有し、該電磁石の吸引力により前記擬似
AE信号発生手段を加工対象上に取付ける取付手段と、
を具備し、 前記設定手段により電磁石の駆動レベルを変化させて所
定レベルの擬似AE信号を発生させ、該擬似AE信号に
基づいてAEセンサの感度を調整することを特徴とする
工具折損検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59227195A JPS61105461A (ja) | 1984-10-29 | 1984-10-29 | 工具折損検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59227195A JPS61105461A (ja) | 1984-10-29 | 1984-10-29 | 工具折損検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61105461A true JPS61105461A (ja) | 1986-05-23 |
JPH055619B2 JPH055619B2 (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=16856981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59227195A Granted JPS61105461A (ja) | 1984-10-29 | 1984-10-29 | 工具折損検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61105461A (ja) |
-
1984
- 1984-10-29 JP JP59227195A patent/JPS61105461A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH055619B2 (ja) | 1993-01-22 |
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