JPS61105011A - 液体燃料燃焼用バ−ナ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は灯油、Ａ重油等の液体燃料をバーナーノズルか
ら噴霧して完全燃焼させる液体燃料燃焼用バーナーに関
するものである。

（従来の技術） 従来、暖房用、給湯用ボイラー等には液体燃料を噴霧す
るバーナーノズルをシロッコファンからの送風を受ける
バーナーカバーの内部に設けた液体燃料燃焼用バーナー
が用いられているが、風量が多いと液体燃料の一部が未
燃焼のまま吹き飛ばされ、風量が少ないと液体燃料の一
部が滴下するため完全燃焼が難しい欠点があった。（例
えば、実開昭５４−８１１３０号公報）そこで上記のボ
イラー等では液体燃焼用バーナーの前方にチェッカー煉
瓦等を積み、未燃焼の燃料を加熱されたチェッカー煉瓦
等に接触させて完全燃焼させる工夫がなされているが、
チェッカー煉瓦等が十分に加熱されるまでの間は煙や炭
化水素等を含む未燃焼ガスが発生する問題があり、また
チェッカー煉瓦が加熱された後も床面にこぼれた液体燃
料は未燃焼ガスを発生する等の問題があった。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明はこのような従来の問題点を解決し、シロッコフ
ァンから送風される風量の大小に拘わず常に完全燃焼が
行われ未燃焼燃料の飛散や未燃焼ガス、臭気等の発生の
ない液体燃料燃焼用バーナーを目的として完成されたも
のである。

（問題点を解決するための手段） 本発明は液体燃料を噴霧するバーナーノズルを中心部に
備えたバーナーカバーの先端部の外周に、バーナーカバ
ーとの間に所定の間隙を持たせて外筒を取付けるととも
に、外筒の先端面には外筒より小径の開孔を形成したこ
とを特徴とするものである。

（実施例） 次に本発明を図示の実施例について詳細に説明すると、
（１）は液体燃料を噴霧するバーナーノズル（２）を中
心部に備えたバーナーカバー、（３）はバーナーカバー
（１）の後部に接続されたエアー吹出管、（４）はシロ
ッコファンである。バーナーカバー（１）の内部にはバ
ーナーノズル（２）に近接させて点火プラグ（５）が固
定板（６）によって取付けられており、またバーナーカ
バー（１）の先端部には中央に透孔（７）が透設された
逆火防止板（８）が取付けられている。（９）はバーナ
ーカバー（１）の先端部の外周にボルトαωにより所定
の間隙を持たせて取付けられた耐熱材料製の外筒であり
、外筒（９）の先端面にば外筒（９）よりも小径の開孔
（１１）が形成されている。本実施例では外筒（９）の
先端面に短い円筒（１２）を突設したがこの円筒（１２
）は更に長いものとしてもあるいは省略しても差支えな
（、また、外筒（９）の先端部付近にオリフィスリング
状のものを嵌入して外筒（９）よりも小径の開孔（１１
）を形成してもよい。このほか、外筒（９）の形状も図
示のものに限定されず、断面を多角形としたり全体をテ
ーパ状としてもよく、また、先端付近に適当な丸味を付
ける等の種々の変形も可能である。本発明者の実験によ
ればエアー吹出管（３）を９５ｎ＋φ、バーナーカバー
（１１を１２０　＊＊φとしたとき、外筒（９）の内径
は１３０〜２００１１１φ程度が好ましく、外筒（９）
の内径が１３０ｆｌφ以下では燃料の噴霧拡散が不十分
となり、逆に２００鶴φ以上では外筒（９）が十分に加
熱されずいずれの場合にも未燃焼ガスを発生する。また
、バーナーノズル（２）の先端と外筒（９）の開孔（１
１）との間の距離はバーナーカバー（１）の拡大部の内
径の１〜２．５倍の１２０〜３００ｎ程度が適当であり
、長すぎると後述する渦の発生が不十分となり短かすぎ
ると燃焼空間が小さくなるので、いずれの場合にも未燃
焼ガスが゛発生する。なお、開孔（１１）の孔径は外筒
（９）の内径の０．６〜０．９倍程度とすることが最も
好ましい。

（作用） このように構成されたものは、シロッコファン（４）に
よりエアー吹出管（３）を介してバーナーカバー（１）
の内部に送風しつつバーナーカバー（１）の中心部のバ
ーナーノズル（２）から６〜８ｋｇ／−程度の圧力で液
体燃料を噴霧して点火プラグ（５）により点火すれば、
焔の外周部はバーナーカバー（１）の先端部の外周に取
付けられた外筒（９）の内周面に沿って前進したうえで
外筒（９）を加熱しつつその先端面に形成された開孔（
１１）から外方へ噴出することとなり、外筒（９）の先
端部分で激しい渦を生ずることとなる。この結果、未燃
焼燃料はこの渦中で気化して完全燃焼することとなり、
また、シロッコファン（４）により送風される風量が多
いときにはバーナーカバー（１）と外筒（９）との間の
間隙から空気が排出され、風量が不足するときにはこの
間隙から外気が吸引されて常に最良の燃焼状態で燃焼が
行われることとなるので未燃焼ガスを発生することがな
い。

（発明の効果） 本発明は以上の説明からも明らかなように、バーナーカ
バーの先端部の外周に先端面に開孔を形成した外筒をバ
ーナーカバーとの間に所定の間隙を持たせて取付けるこ
とにより外筒を加熱させるとともにその内部で渦を発生
させて未燃焼燃料の完全燃焼を行わせるものであり、ま
た、風量の過不足は外筒とバーナーカバーとの間隙を介
して自然に調節されるようにしたものであるから、未燃
焼燃料の飛散や未燃焼ガス及び臭気等の発生がなく、常
に安定した完全燃焼を行わせることができるものである
。従って、本発明は従来の問題点を解決したものであり
、ボイラー及び乾燥炉等に好適な液体燃料燃焼用バーナ
ーとして業界にもたらすところ極めて大である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示す中央縦断面図である。 （１）：バーナー力バー、（２）：バーナーノズル、（
９）：外筒〜（１１）：開孔。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 液体燃料を噴霧するバーナーノズル（２）を中心部に備
   えたバーナーカバー（１）の先端部の外周に、バーナー
   カバー（１）との間に所定の間隙を持たせて外筒（９）
   を取付けるとともに、外筒（９）の先端面には外筒（９
   ）より小径の開孔（１１）を形成したことを特徴とする
   液体燃料燃焼用バーナー。