JPS61104316A - 磁気記録媒体およびその製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体およびその製造方法

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JPS61104316A
JPS61104316A JP59221688A JP22168884A JPS61104316A JP S61104316 A JPS61104316 A JP S61104316A JP 59221688 A JP59221688 A JP 59221688A JP 22168884 A JP22168884 A JP 22168884A JP S61104316 A JPS61104316 A JP S61104316A
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孝司 西村
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、磁気記録媒体およびその製造方法に係り、特
に、耐ヘツド摺動性の向上に好適な保護膜を有する磁気
記録媒体およびその製造方法に関する。
〔発明の背景〕
近年高密度記録の要求の高まりにこたえて、真空蒸着、
スパッタリング、あるいはイオンブレーティング法など
によって形成される強磁性金属薄膜を記録媒体とする、
いわゆるバインダーを使用しない非バインダー型の磁気
記録媒体が注目を浴び、実用化への努力が行なわれてい
る。この型の磁気記録媒体では磁気特性の改良もさるこ
とながら、酸化等による媒体の変質防止およびヘッドと
の接触に対する強度である耐摺動性の向上が実用化上解
決すべき重要課題となっている。
媒体の変質防止および耐摺動性の向上を目的としたもの
には、耐酸化性の金属、例えばRh、Au。
Pt、、Pd、Cr、A(1,Pd−B、Ge−8n、
Ag−Cuなどを強磁性金属薄膜上に保護膜として形成
する方法等がある(特開昭53−40505号。
特開昭55−73932号)。
しかし、上記金属保護膜を形成する方法では耐摺動性の
点でまだ十分ではなかった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、強磁性金属薄膜に対する保護膜の接着
強度を高めることにより、耐ヘツド摺動性の向上を図り
得る磁気記録媒体およびその製造方法を提供することに
ある。
〔発明の概要〕
すなわち本発明は蒸着法、スパッタ法あるいはイオンブ
レーティング法等のペーパーデポジション法で基板上に
強磁性金m薄膜を形成した後、この強磁性金属薄膜上に
直接保護層をペーパーデポジション法で形成することに
より、耐摺動性が優れた磁気記録媒体を製造するもので
ある。
ここで「直接」とは、強磁性金属薄膜と保護膜台まない
)、異種物質による汚れ等が存在しない状態をいい1例
えば1強磁性金g薄膜形成時の真空下において、当該強
磁性金属薄膜の上部に保護膜を形成するという方法によ
って得られるものである。
また、強磁性金属薄膜上に保護膜を直接形成するのは、
以下に示す理由による。
強磁性金属薄膜を形成した後空気中に取り出したり、あ
るいは膜形成装置中に長時間放置すると、その表面番−
油蒸気、水蒸気などが吸着し1強磁性金属薄膜表面が酸
化されたり汚れたりする。この上に保護膜を形成すると
、これら酸化層や吸着物の影響で保護膜と強磁性金属薄
膜の間の接合力が低下し、良好な耐摺動性が得られない
。(例えば。
強磁性金属薄膜とSi、Si合金およびSi酸化物のミ
クロ的な接合強度を比較すると、Si、Si合金との組
合せの方がはるかに大きい。これはFe。
Go、Ni等との結びつきが酸素、窒素などが介在する
ことにより、大幅に低下するためと考えられる。) 強磁性金属膜の形成に連続して保護膜を付着すると、強
磁性金属薄膜表面が清浄で活性な状態で保護膜材料が付
着されるので両者の結合強度は大きくなり、耐摺動性も
向上する。この場合強磁性金属薄膜と保護膜の界面の酸
化層は存在しない。
強磁性金属薄膜の形成時に基板を加熱する場合は、@護
膜の形成が終了するまで基板加熱を続けるのが望ましい
。これは加熱することにより、ペーパーデポジション装
置の薄膜形成室内に存在する残留ガスの吸着を一層確実
に防ぐことができ、表面を活性に保つことができるため
である。また、基板温度は接合強度を大きく保つと同時
に強磁性金属薄膜の磁気特性を劣化させない範囲の50
〜400℃であることが望ましい。また、もし強磁性金
属薄膜表面が汚れた場合には、イオンスパッタ法等によ
り清浄化した後、保護膜を形成すると良い。
保護膜の厚さは、充分な保護作用が得られること、磁気
記録層面と磁気ヘッドの間隙によるスペーシングロスに
よって磁気記録再生出力の低下しないこと、等の条件に
よって0.003〜0.3μm、好ましくは0.01〜
0.15μmの範囲が良い。
13% 8 Bの材料としては、以下に示す理由からS
i、Si合金、Ge、Ge合金、BおよびB化合物が望
ましい。
すなわち、保護層に必要な条件は、耐蝕性があり、磁性
層を保護すること、磁気ヘッドに対して滑性があること
、および電磁変換特性の低下を抑えるため膜厚はできる
だけ小さいこと(1000Å以下)である。非磁性基板
上に形成された強磁性金属薄膜の表面には一般にミクロ
な起伏がある。
保護膜は前記条件を満すことに加えて、このミクロな起
伏の上に強固に付着していることが必要であり、望まし
くは保護膜を形成することによりミクロな起伏が平坦化
されることである。ミクロな起伏の大きさは強磁性金属
薄膜を構成する微結晶粒子が垂直配向した柱状晶から成
る垂直磁化膜の場合に最も大きくなり、例えばGo基金
合金膜らなる垂直磁化膜でその表面には周期200〜5
00人、深さ50〜200人の起伏が存在する。
微結晶粒子界面が表面に露出した部分には1M子規模(
10λ以下)の溝さえも存在する。この様な起伏を持つ
強磁性金属薄膜の上に形成される保護膜材料はミクロな
起伏のすみずみまで回り込んで強固に付着することが必
要である。
本発明者らの実験によると、保護膜材料としてSi、S
iを主成分とする合金、Ge、Geを主成分とする合金
、BおよびB化合物を用いると特に優れた効果を得られ
ることが分かった。これは。
Si、Qe、B原子の大きさが強磁性金属薄膜を構成す
るFe、Ni、Goなどの強磁性体原子の大きさに比べ
て十分小さく、ミクロな窪みの中まで容易に浸入し易い
こと、Sll Get Bは金属原子との親和性が良く
磁性体膜に強固に付着することによる。さらにSi、G
e、B系材料は緻密で硬く、表面を滑らかにでき、ヘッ
ドに対する耐摩耗性と滑性が特に優れている。またSi
、Ge、B系材料を磁性体膜表面にスパッタ法等で形成
すると非晶質状の膜が得易<、200〜500λ程度の
厚さの保3膜を形成することにより磁性体膜の表面のミ
クロな起伏が平坦化される傾向が認められる。
さらに、SL、Ge、Bは耐触性にも優れ、また有機材
料系の潤滑剤を耐慴動性の一層の向上を目的として使用
する場合にもSi、Ge、Bは他の金属保バ膜に比べて
有機材料との親和性が良い。。
Si合金の合金元素としてはGe、Sn、C,Sb。
Bi、Bなどを、Ge合金の合金元素としてはSi。
Sn、C+ sb、Bl、Bなどを加える。合金にする
と、一つとしては、純Si若しくは純Geに上記合金元
素を少量添加すると固溶体硬化現象によって、より硬く
て耐摩耗性の良い保護膜が得られる。
また、蒸右による膜製造の場合、純Si若しくは純Ge
だと、特に5人/S以上の高速の膜形成において安定な
蒸発が得難いが、合金元素を加えることによって蒸発が
安定し、高品質な保護膜が高歩留りで得られる。B化合
物としては、B、C。
B4Si、B、Si等であり、また、これらの混晶も含
む。
また、保護膜材料は非晶質である方が均質な膜を得易い
という点で望ましいが、結晶質が含まれていても良い。
本発明に係る強磁性金1薄膜としては、Co−Cr、C
o−V、Co−Mo、Co−W、Go−RCCo −0
、Go −Cr −Rh、 Co −Cr −Ru、 
Go −Ni−0,Co−Ni、Go−P、Go−B、
Co−3i、 Co−Y、 Go−L、a、 Go−P
r、 Go−Ce。
Co−8+s、 Go−Mn、 Go−Ni−P、 G
o−Ni −B、Go−Ni−Ag、Co−Ni−Nd
、Co−Ni−Ce、 Co−Ni−Zn、 Go−N
i−Cu、 Co−Ni−Hg、Go−Ni−W、Go
−Ni−Re、Co−Mn−P 、 Go −Zn −
PなどのCO基金合金膜Fe−Go、 Fe−Ni、 
Fe−5i、 Fe−Rh、 Fe−V等のFe合金膜
を蒸着法、スパッタリング法、イオノブレーティング法
等のペーパーデポジション法で形成したものが相当する
。強磁性金属薄膜の厚さは0.03〜5μmであり、高
密度の磁気記録を実現するためには0.05〜1μmの
膜がより望ましい。
強磁性金属薄膜を形成する基板材料としては、ポリイミ
ド、ポリカーボネイト、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、酢酸
セルロース、ポリアミドのような高分子材料、アルミニ
ウム、ステンレス。
黄銅のような金属材料、あるいはガラス、セラミックを
用いることができる。またこれらの材料か。
ら成る基板と強磁性金H,ya膜の間に他の材料からな
る河膜の層が設けられても良い。例えば、基板と強磁性
金属薄膜の接合強度を上げるためにOrなどの薄膜を中
間に設けたり1強磁性金属薄膜の磁気特性を向上させる
ために中間に軟磁性材料薄膜を設ける方法がある6基板
の環状としては、ディスク、テープ、ドラムのいずれで
も良い。
〔発明の実施例〕
以下に本発明を実施例で説明する。
実施例1゜ 基板としてポリイミドフィルムを用いて、第1図に示す
構成の蒸着装置を用いて磁気記録媒体を作製した。lX
l0−5Torrの真空中でポリイミドフィルム基板1
を赤外線加熱ヒータ2で200℃に加熱しながら蒸着源
3からGeを蒸発させ、基板上に300AのGe層を形
成した。つづいて基板温度150℃で蒸着源4がらCo
−Cr合金を蒸発させ、膜厚3500人のGo−21w
t。
%Crの強磁性金属薄膜を形成した。さらに同じ基板温
度で蒸着源5よりSiを蒸発させ膜厚200人のSiか
ら成る保護層を形成し、第2図に示す構造の磁気記録媒
体を作製した。ここでポリイミドフィルム上に3000
人のGeを付着したのはCo −Cr膜の磁気特性の改
善と付着強度の増大を図るためである。
同様の条件でSiの代りにSi−3wt;%C* Si
51−1O%Ge、 Si −30wt%Sn、 si
 −25tt%Sb、 Si −10wt、%Bを用い
て同様な構造を持つ磁気記録媒体を作製した。この製造
条件で作製した試料をAグループとする。
比較試料として、Co−Cr合金膜を形成した後基板温
度を室温まで下げ10時間保った後150℃に基板を加
熱して保護膜を形成した以外は前記と同様な条件で薄膜
形成を行なった磁気記録媒体を一組作製した。この製造
条件で作製した試料をBグループとする。さらに別の比
較試料として、Go−Cr合金膜の形成後基板温度を室
温まで下げ、蒸着装置を開けて空気に10時間露出した
後再びI X 10−’ Torrの真空に排気して基
板温度150℃で保護膜を形成した以外は最初に述べた
場合と同様な条件で薄膜形成を行なった磁気記録媒体を
一組作製した。この製造条件で作製した試料をCグルー
プとする。この他、保護膜の付着していない試料をA、
B、Cの各グループでa準試料として準備した。
このようにして得られた各試料からディスク試料を切り
出し、下記の方法で耐摺動性テストを行なった。ディス
ク回転装置に各試料ディスクをセットし、荷重10gの
ヘッドを接触させてディスクを1 、5m / sの速
度で連続回転させ、磁気記録媒体薄膜に傷が生じるまで
の回転の数を記定した。結果を表1に示す。
表1の結果より明らかなように、耐摺動性は保護層を設
けることによって大幅に改善される。とくに真空中で強
磁性金属薄膜と保護層の形成を連続して行なったA、B
グループの耐摺動性の向上効果が著しく、基板温度を高
温に保ったまま連続して膜形成を行なったAグループの
試料の耐摺動性が特に優れている。
つまり耐摺動性を上げるには強磁性金属薄膜と保護層の
形成を途中空気にさらさずに連続して行なうことが第一
の条件として必要であり、さらに基板温度を高温に保っ
たまま膜の形成を連続して行なえば更に望ましい結果が
得られる。本実施例で述べたCo−Cr合金膜と31も
しくはSi合金からなる保護層の組合せについて真空度
の効果を類似の実験によって調べたところ5 XIO−
’ Torrより悪い真空になるとCo−Cr合金膜と
保護層の接合強度が低下し、耐摺動性が悪くなる傾向が
認められた。この場合、Go−Cr合金膜と保護層界面
に酸化層が存在した。またCo−Cr合金膜を形成して
から保護膜を形成しはじめる間の基板温度の耐摺動性に
及ぼす効果を調べたところ、基板の最低の温度が50℃
を切ると表面に真空中の残留ガスが吸着し易く、やはり
耐摺動性が50℃以上に基板を加熱して保護膜を形成し
た試料に比べて悪くなった。
一方、基板温度が高過ぎるとポリイミド基板が変質する
ため400℃以下とすることが必要であった・ 保護層を設けたA、BおよびCグループの試料勺 の深さ方行の組成分析をオージェ電子分光法によって行
なったところ、Cグループの試料では強磁性金属薄膜と
保護膜との界面に酸化層が明瞭に認められた。これに対
し、A、Bグループでは明瞭な酸化層は認められなかっ
た。
ここでGo−Cr強磁性金属4膜の代りに、C。
−V、 Go−Mo、 Co−W、 Cl0−Re、 
Co−Ni。
Go−Cr−Rh、Co−Cr−Ru、Go−5i、G
−Y、Co−La、  co−Pr、Go−Ce、Co
−5m。
Go−Mn、  Fe−Co、  Fe−Ni、  F
e−Si、  Fe−Rh、Fe−Vの強磁性金属薄膜
を用いた場合にもいずれも同様の効果が認められ、強磁
性金属膜を形成後連続してSiもしくはSiを主成分と
する合金から成る保MFJを形成することにより、耐摺
動性が著しく向上することがわかった。
尚、磁気記録媒体表面にさらに高分子系潤滑剤を追加塗
布することによって、一層優れた耐摺動性が得れた。
実施例2゜ 基板として表面をアルマイ1−化した直径100m厚さ
2mのAn円板を用いて、連続スパッタ装置を用いて以
下の手順で磁気記録媒体を作製した。
連続スパッタ装置の試料室を5X10−5Torrまで
排気した後3X10””TorrのArガスを導入し、
高周波出力4W/cJ、基板温度100℃の条件でCo
−80wt%Zr−9,5wし%Mo合金を5000人
の膜厚スパッタ蒸着した。ついでスパツタ−ターゲット
をCo−20,21,It%Cr合金に交換した。この
間、試料室内は3 XIO−’ TorrのAr雰囲気
、基板温度は100℃に保たれていたa Co  Cr
合金膜を2000人同様な条件でスパッタ蒸着した。さ
らに同様にスパッターターゲットをSiに交換し、同様
なスパッタ条件でSiから成る300人の保護層を形成
した。
Siスパッターターゲットの代りに5i−2vt%C,
Si−15wt%B、5i−5%1t、%Ge、Si−
10wt%Sn、  5i−40we% Sb、  S
i−5wt%Mn、Si−3wt%Cr、の各スパッタ
ーターゲットを用いた以外は前記と同様な条件で磁気記
録媒6体を作製した。この試料群をDグループとする。
比較試料としてGo−Cr合金膜を形成した後基板温度
を室温まで下げ3XIO−3TorrのAr雰囲気中で
24時間保った後、基板を150℃に加熱して保護膜を
形成した以外は前記と同様な条件で薄膜形成を行なった
磁気記録媒体を一組作製した。これらの試料をEグルー
プとする。
別の比較試料として、Co−Cr合金膜の形成後基板温
度を室温まで下げ、装置から取りはずして別のスパッタ
装置に装着し、6X10−’ Torrまで排気した後
2X10−5TorrのArガスを導入し5W/cdの
条件でSiおよび一連の81合金から成る300人の保
護層を形成した以外は本実施例の最初に述べたのと同様
の条件で薄膜形成を行なった磁気記録媒体を一組作製し
た。これらの試料をFグループとする。
この他、保護層を付着していない試料をり、E。
Fの各グループの試料を作る際に1個ずつ作製した。
このようにして得られた試料を実施例1と同様な条件で
耐摺動テストを行なった。結果を表2に示す。
表2の結果より明らかなように、耐摺動性はSiもしく
はSi合金から成る保護層を設けることによって大幅に
改善されることがわかった。とくに強磁性金属薄膜と保
護層の形成を連続して行な妨 ったり、Eグループの試料の耐摺動性の向上の結果が著
しい。基板温度を高温に保ったまま連続して膜形成を行
なったDグループの試料の耐摺動性が特に優れているこ
とがわかった。
保護層を設けたり、E、Fグループの試料の深さ方向の
組成分析をオージェ電子分光法によって行なった結果、
D、EグループではGo−Cr合金膜と保護膜界面に酸
化層がはっきり認められなか“ ったのに対し、Fグル
ープの試料では界面に多量の酸素が検出され酸化層が存
在していることがわかった。
基板温度を高温に保つことにより強磁性金属薄膜の表面
に試料室内の油蒸気などの不純物の吸着を防ぐことがで
き、このため保護層と強磁性金属薄膜の接合強度が大き
くなったためと解釈できる。
しかし基板温度が400℃以上になると強磁性金属薄膜
の磁気特性が劣化したり1強磁性金属薄膜と保護層材料
が反応する等の問題が生じた。従って基板温度は400
℃を越えないようにする必要がある。
さらにAn基板の代りにポリイミド、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリカーボネイト、ポリ塩化ビニリデン、
ガラス、黄銅を基板に用いた場合も類似の効果が得られ
た。
また、Aff基板上にCo−Crの代りニG o −V
 。
Co −Mo、 Go −Re、 Co −Cr −R
h、 Go −Cr−Ru、Co−Ni−0w Co−
Ni、Co−P、C。
−B、Go−5i、Go−Ni−P、Go−Ni−B。
Co−Ni−Ag、 Go−Ni−Nd、 Co−Ni
−Ce。
Co−Ni−Zn、Co−Ni−Cu、Co−Ni  
Hg。
Co−N1−W、Co−Ni−Re、Co−Mn−P。
Co−Zn−P、Fe−Go、Fe−Ni、Fe−5i
+Fe−Rh、Fe−V合金膜のいずれを用いてもSi
もしくはSi合金から成る保護層を強磁性金属薄膜の形
成に連続して付着することにより、同様に耐摺動性が大
幅に向上する効果が認められた。
なお、保護層はX線回折によりいずれも非晶質と認めら
れた。
実施例3゜ 実願例1における蒸着源5からSiの代りにGeを蒸発
させる他は、実施例1と同様の条件でGeを保護膜とす
る磁気記録媒体を作製した。また、実施例1と同様に、
Ge保B層の代りにGe−3wt%C,Qe−Lovt
、% Si+  Ge −30we% Sn。
Ge  25wt%Sb、 Ge −10wt%Bを用
いて同様な構造を持つ磁気記録媒体を作製した。この製
造条件で作製した試料をCグループとする。
比較試料として、実施例1におけるBグループと同様な
条件で薄膜形成を行なった磁気記録媒体を一組作製した
。この製造条件で作製した試料をHグループとする。さ
らに別の比較試料として、実施例1におけるCグループ
と同様な条件で薄膜形成を行なった磁気記録媒体を一組
作製した。この製造条件で作製した試料を1グループと
する。
この他、保護膜の形成していない試料をG、H。
■の各グループで標準試料として準備した。
このようにして得られた各試料について実施例1と同様
の耐摺動性テストを行なった。結果を表3に示す。
表3の結果より明らかなように、実施例1と同様に耐振
性は保護層を設けることによって大幅に改善される。と
くに真空中で強磁性金属薄膜と保謹層の形成を連続して
行なったG、Hグループの耐摺動性の向上効果が著しく
、基板温度を高温に保ったまま連続して膜形成を行なっ
たGグループの試料の耐摺動性が特に優れている。また
本実施例で述べたCo−Cr合金膜とGeもしくはGe
合金からなる保:!![の組合せについて真空度の効果
を類似の実験によって調べたところ5xto−’T o
rrより悪い真空になるとCo−Cr合金膜と保護層の
接合強度が低下し、耐摺動性が悪くなる傾向が認められ
た。上記の磁性薄膜においてCo −Cr合金膜と保護
層界面をオージェ電子分析を行なったところ、悪い真空
で作製した磁性薄膜では界面付近に酸化層が形成されて
いることが確認された。また、Co−Cr合金膜を形成
してから保護層を形成しはじめる間の基板温度の耐摺動
性に及ぼす効果を調べたところ、基板の最低の温度が5
0℃を切ると表面に真空中の残留ガスが吸着し易く、や
はり耐摺動性が悪くなった。
また、Co−Cr強磁性金属薄膜の代りに、実施例1と
同様に他の強磁性金属薄膜を眉いた場合にも同様の効果
が認められた。
実施例4゜ 実施例2において、Siのスパッターターゲットの代り
にGeのスパッターターゲットを用い。
その時の基板温度を150℃に設定し、200人の保護
層を形成する他は、実施例2と同様な条件でGeを保護
膜とする磁気記録媒体を作成した。
Geスパッターターゲットの代りにGe−2vt、%C
:、、 Qe −15wt%B、Ge−15%It%S
i、Ge−10wt%Sn、 Go  40wt%Sb
、Ge−5wt%Mn、Ge−3%+七%Crの各スパ
ッターターゲットを用いた以外は前記と同様な条件で磁
気記録媒体を作製した。この試料群をJグループとする
比較試料として実施例2におけるEグループと同様な条
件で薄膜形成を行なった磁気記録媒体を一組作製した。
尚、保護層の厚さは200人である。これらの試料をに
グループとする。
別の比較試料として、実施例2におけるFグループと同
様の条件で薄膜形成を行なった磁気記録媒体を一組作製
した。尚、保護層の厚さは200人である。これらの試
料群をLグループとする。
この他、保護層を形成していない試料をJ、K。
Lの各グループの試料を作る際に1個ずつ作製した。
このようにして得られた試料を実施例1と同様な条件で
耐摺動テストを行なった。結果を表4に示す。
表4の結果より明らかなように、実施例2と同様に耐摺
動性はGeもしくはGe合金がら成る保護層を設けるこ
とによって大幅に改善されることがわかった。とくに強
磁性金属薄膜と保護層の形成を連続して行なったJグル
ープの試料の耐摺動性の向上の効果が著しい、基板温度
を高温に保ったまま連続して膜形成を行なったJグルー
プの試料の耐摺動性が特に優れていることがわかった。
J、に、L各グループの試料において1強磁性金属膜と
保護層赤面をオージェ電子分析を行なったところ、J、
にグループの試料に比べてLグループの試料では界面に
酸化層や炭素化物の吸着層が形成されていることを確認
した。
また、AQ基板の代りに実施例2と同様に他の基板材料
を用いた場合も類似の効果が得られた。
また、AQ基板上にG o +−Crの代りに実施例2
と同様に他の強磁性金属薄膜を用いてもGeもしくはG
e合金から成る保護層を強磁性金属薄膜の形成に連続し
て付着することにより、同様に耐層動性が大幅に向上す
る効果が認められた。
なお、保ffJWはX線回折によりいずれも非晶質と認
められた。
実施例5゜ 基板としてポリイミドフィルムを用いて、スパッタ法に
よって第3図に示す構造の磁気記録媒体を作製した。ス
パッタ装置の試料室を5×10−’Paまで真空排気し
た後0.3PaのArガスを導入し、盲側波出力4W/
an?、基板温度100℃の条件で、Co−20wt%
Cr合金を0.3μm厚スパッタ蒸着した。ついで試料
室の真空を破らずにスパッターターゲットをBに変換し
、同様の条件で200人厚0保護層を形成した。
以下Bターゲットの代りにB4C)B4si。
B GSiターゲットを用いて同様の条件で保護1がこ
れらの材料から成る磁気記録媒体を作製した。
比較試料として、保護層を設けないもの、および保護層
がCrから成る類似の構造を、持つ試料を作製した。
これらの試料について、実施例1と同様の耐摺動テスト
を行なった。
さらに、耐蝕性テストも行ったが耐蝕性テストは試料を
湿度90%、温度60℃の環境中に1ケ月放置した後、
その表面を光学顕微鏡で検査することによって行なった
。結果を表5にまとめて示す。なお耐蝕性テストにおい
て0は強磁性金属4膜に腐蝕が全く認められなかった場
合、Δは光学顕微鏡で変色が認められた場合、Xは肉眼
で明らかに変色が認められた場合を示す。
このようにB糸材料の保護膜を設けた磁気記録媒体の耐
宿動性と耐蝕性はすぐれていることが判明した。耐蝕性
については、前に述べたSi、 Si合金、Ge、Ge
合金においても優れた効果を有する。
B系材料の保護膜を200人形成した試料と保護膜を形
成しない試料表面を走査型電子顕微鏡でa察し比較した
ところ、保護膜を形成した試料表面の方が起伏が少なく
平滑であることが判った。
また保護膜の膜厚が大きいほど耐摺動性が向上する傾向
が認められたが、磁気記録媒体とヘッド間の距離が増大
すると電磁変換特性が低下した。電磁変換特性を落さず
、しかも耐摺動性の良い膜厚の範囲は100〜800人
、さらに望ましくは150〜300λであった。
また、本実施例では強磁性金属薄膜を形成した後回−装
置内で連続してB系材料の保護膜を設けたが、保護膜の
接着強度が大きくなることが実験の結果明らかになった
さらに磁性体薄膜としてCoCr合金以外のC。
基合金、Fa基合金、Ni基合金の場合にもB、1Ba
C,B4Si、BGSiのいずれかの材料から成る保護
膜を設けることにより、耐摺動性と耐蝕性が向上した。
B4CとB 、Siの混晶であるB 4 S iz C
1−x等でも同等の効果が認められた。
ここでは磁性体膜と保護膜の形成をスパッタ法で行なっ
た場合について述べたが、蒸着法で膜の形成を行なって
も同様の効果が認められた。また非磁性基板としてAQ
、ガラス等を用いても同様に耐摺動性と耐蝕性が向上す
る効果が認められた。
〔発明の効果〕
本発明によれば、強磁性金属薄膜上に直接保護膜を形成
するようにしているので、強磁性金属薄膜と保護膜の接
着強度が向上し、その結果、磁気記録媒体の耐ヘツド摺
動性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による磁気記録媒体の製造方法を実施す
るための製造装置の構成の一例を示す側面・図、第2図
、第3図は本発明によって作製した磁気記録媒体の断面
構造の一例を示す断面図である。 1.13・・・基板、2・・・赤外線加熱ヒータ、3・
・・Ge蒸発源、4・・・Co −Cr蒸発源。 5・・・Si若しくはGe蒸発源、6・・・基板供給ロ
ール、7・・・基板巻取ロール、8・・・ガイドロール
、9・・・しやへい板、10・・・Gem、11.14
・・・強磁性金属薄膜、 12.15・・・保護層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、所定基板と、該基板上に形成された強磁性金属薄膜
    と、該強磁性金属薄膜上に直接形成された保護膜とを少
    なくとも有することを特徴とする磁気記録媒体。 2、特許請求の範囲第1項において、前記保護膜がSi
    から成ることを特徴とする磁気記録媒体。 3、特許請求の範囲第1項において、前記保護膜がSi
    を主成分とする合金から成ることを特徴とする磁気記録
    媒体。 4、特許請求の範囲第1項において、前記保護膜がGe
    から成ることを特徴とする磁気記録媒体。 5、特許請求の範囲第1項において、前記保護膜がGe
    を主成分とする合金から成ることを特徴とする磁気記録
    媒体。 6、特許請求の範囲第1項において、前記保護膜が、B
    、B_4C、B_4Si、B_6Siの群より選ばれた
    少なくとも1種の材料から成ることを特徴とする磁気記
    録媒体。 7、特許請求の範囲第1項乃至第6項のいずれかにおい
    て、前記強磁性金属薄膜がCoCr合金から成ることを
    特徴とする磁気記録媒体。 8、所定基板に強磁性金属薄膜を形成する工程、前記強
    磁性金属薄膜形成時の真空雰囲気下で該強磁性金属薄膜
    上に保護膜を形成する工程を少なくとも有することを特
    徴とする磁気記録媒体の製造方法。 9、特許請求の範囲第8項において、前記強磁性金属薄
    膜を形成する工程と、保護膜を形成する工程との間にお
    ける前記基板の温度を50℃以上400℃以下に保つこ
    とを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。 10、特許請求の範囲第8項若しくは第9項において、
    前記強磁性金属薄膜を形成する工程および保護膜を形成
    する工程が、5×10^−^5Torr以下の真空中で
    行う蒸着法によることを特徴とする磁気記録媒体の製造
    方法。 11、特許請求の範囲第8項若しくは第9項において、
    前記強磁性金属薄膜を形成する工程および保護膜形成す
    る工程をスパッタ法で行うことを特徴とする磁気記録媒
    体の製造方法。
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