JPS61103885A - ブレ−キ液用硼酸エステルの製造法 - Google Patents

ブレ−キ液用硼酸エステルの製造法

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JPS61103885A
JPS61103885A JP59225541A JP22554184A JPS61103885A JP S61103885 A JPS61103885 A JP S61103885A JP 59225541 A JP59225541 A JP 59225541A JP 22554184 A JP22554184 A JP 22554184A JP S61103885 A JPS61103885 A JP S61103885A
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boric acid
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active hydrogen
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Kenichiro Minagawa
皆川 賢一郎
Yoshinori Takano
高野 義教
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は金属の防食性4優れ、かつ吸湿時の安定、性が
良好なブレーキ液層硼酸エステルの製造法に関する。
〔従来の技術〕
自動車用油圧ブレーキに使用されるブレーキ液には安全
性の点から沸点が高く、金属腐食性がなく、経時的に沈
殿物等が発生しないことなどが要求されており、これら
の要求水準に応じJIS K2233に3種(DOT−
3相当)および4種(DOT−4相当)の2種類が規格
化されている。
このうちDOT−4規格に合格するブレーキ液の主成分
としては、ポリオキシアルキレングリコールモノアルキ
ルエーテルに代表されるポリエールと硼素化合物とを反
応させて得られる硼酸エステルが知られている。この硼
酸エステルの原料として用いられるポリエーテルは活性
水素を有するアルコールやグリコールにアルカリ触媒の
存在下、アルキレンオキシドを付加重合させた後、アル
カリ触媒を除去することによって得られる。
ここでアルカリ触媒を除去する方法としては、アルカリ
中和能を有する塩酸、硫酸、燐酸などの無機酸を用いて
中和塩を形成後、中和塩を濾別する方法、ならびにアル
カル吸着能を有する吸着剤で処理する方法(例えば特開
昭53−96098号)などが知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、無機酸を用いる方法では、形成される中
和塩のポリエーテルへの溶解性が高いため、中和塩を完
全に除去することが困難であり、この方法により製造し
たポリエーテルをブレーキ液の原料とした場合には、中
和塩に由来する金属腐食を引き起こすなどの問題点があ
った6また吸着剤で処理する方法では、多量の吸着剤を
使用しないかぎりアルカリ触媒を完全に除去することは
困難であり、アルカリ触媒の除去が不完全であると硼酸
エステル製造時に使用さ21する硼素     J化合
物と塩を形成し、ブレーキ液中に硼酸めアルカリ塩が残
留する。この硼酸のアルカリ塩は防食力を持つことが知
られており、ブレーキ液の防食性を高める上では効果的
であるが、ブレーキ液が使用時に吸湿し、さらに50℃
以上の高温下にさらされると、硼酸のアルカリ塩が結晶
として析出してブレーキシステムの作動不良をもたらす
という問題点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、上記の問題点を解消するためのもので、ポ
リエーテルの製造に用いたアルカリ触媒を特定の中和剤
で中和したのち、硼素化合物を添加して硼酸エステルを
製造することにより、防食性に優れ、かつ吸湿時におい
ても結晶の生成しないブレーキ液層硼酸エステルの製造
法を提供する。
本発明は、アルカリ触媒の存在下、活性水素を有する化
合物に炭素数2ないし4のアルキレンオキシドを活性水
素あたり1ないし1oモル付加反応させて得たポリエー
テルに、アルカル触媒1当量に対して0.5ないし1.
5当量のオキシ酸を添加して中和したのち、硼素化合物
を加えて硼酸エステル化することを特徴とするブレーキ
液層硼酸エステルの製造法である。
本発明において、活性水素を有する化合物としてはメタ
ノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペン
タノール、ヘキサノール、エチレングリコール、プロピ
レングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリ
コールなどのアルコール類、ならびにジメチルアミン、
ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ジブチルアミン、
シクロプロピルアミン、シクロブチルアミン、シクロペ
ンチルアミン、シクロヘキシルアミン、ジシクロヘキシ
ルアミン、ジアミノシクロヘキシルアミン、N−アミノ
プロピルシクロヘキシルアミン、モルホリン、ピペリジ
ンなどのアミン類があげられ、1種以上のものが使用で
きる。このうちブレーキ液基剤として適度なゴム膨潤性
を示すメタノール、エタノール、プロパノール、および
ブタノールがとくに好ましい。
アルキレンオキシドとしてはエチレンオキシド、プロピ
レンオキシド、ブチレンオキシド、テ1〜ラヒドロフラ
ンなどがあげられ、−ブレーキ液の要求特性およびブレ
ーキ液に配合されるグリコールエーテル系溶剤の特性に
応じ、それぞれ単独ないし混合物として1種以上のもの
が用いられる。このうちゴム膨潤性の点から、アルキレ
ンオキシドとしてはエチレンオキシドまたは(および)
プロピレンオキシドが好ましく、そのモル比は1010
ないし3/7、好ましくは1010ないし515が適当
である。
活性水素を有する化合物の活性水素あたりのアルキレン
オキシドの付加モル数は、硼酸エステルおよびそれを配
合したブレーキ液の粘度の点から1ないし10モルとさ
れる。
上記活性水素を有する化合物にアルキレンオキシドを付
加反応する際のアルカリ触媒としては、水酸化リチウム
、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどがあげられ、
通常活性水素を有する化合物およびアルキレンオキシド
の合計仕込量のo、oosないし0.5重量%使用する
アルカリ触媒の存在下、活性水素を有する化合物へのア
ルキレンオキシドの付加反応は常法によす行われる。一
般的な方法は、活性水素を有する化合物とアルカリ触媒
を気密容器に仕込み後、窒素などの不活性ガスの存在下
、アルキレンオキシドを圧入することにより付加反応が
行われ、ポリエーテル誘導体が生成する。この場合1反
応圧力としては工ないし5kg/cnf、反応温度とし
ては80ないし150℃が好ましい。
生成するポリエーテル誘導体中に存在するアルカリ触媒
の中和に使用されるオキシ酸としては、脂肪族オキシ酸
および芳香族オキシ酸があげられる。脂肪族オキシ酸の
例としてはグリコール酸、乳酸、とドロアクリル酸、オ
キシ酪酸、オキシ吉草酸、グリセリン酸、タルトロン酸
、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸などがあり、芳香族オキ
シ酸の例としてはオキシ安息香酸、没食子酸、マンデル
酸、トロパ酸などがあり、1種以上のものが使用できる
。これらのうちブレーキ液の防食性の点からとくに乳酸
、オキシ酪酸、グリセリン酸、リン      Iゴ酸
、酒石酸およびオキシ安息香酸が好ましい。
オキシ酸によるアルカリ触媒の中和は、前述の方法で得
たポリエーテル誘導体を20ないし90℃に保ち、窒素
ガスなどの不活性ガスの気流下、規定量のオキシ酸を添
加して1〜2時間攪拌することにより行われる。
アルカリ触媒1当量に対し使用されるオキシ酸の量は0
.5ないし1.5当量の間よ−り選択される。
0.5当量未満ではアルカリ金属の中和が不充分で吸湿
し、高温下にさらされた場合に硼酸のアルカリ塩が結晶
として析出し、1.5当量を超えると金属腐食を引き起
こすため好ましくない。
硼酸エステルを作る際に使用される硼素化合物としては
、硼酸、無水硼酸、トリフエノキシ硼素、トリメトキシ
硼素などがあり、これらも1種以上のものが使用可能で
ある。このうち取り扱い易さから硼酸または無水硼酸が
好ましい。
硼酸エステルの製造はオキシ酸で中和したポリエーテル
誘導体に硼素化合物を添加し、80ないし150℃の温
度で減圧下、脱水反応またはエステル交換反応を行うこ
とにより得られる。
上記により得られる硼酸エステルは適当な粘度を有し、
防食性に優れているとともに、吸湿時の安定性が良好で
あり、そのまま、またはグリコールエーテル系溶剤を配
合して、あるいはさらに必要により酸化防止剤、防錆剤
、pHN節刑などの通常用いられる各種添加剤を配合し
てブレーキ液として使用される。
上記の硼酸エステルを配合ブレーキ液はブレーキ液の規
格(JIS K2233)に適合し、かつ金属腐食を起
こすことなく、また吸湿による結晶の析出がなく、長期
にわたって安定して自動車用油圧ブレーキに使用可能で
ある。
〔発明の効果〕
本発明の方法により製造されるブレーキ液用硼酸エステ
ルは、特殊な中和剤を使用しているため、適当な粘度を
有し、金属の防食性に優れ、かつ吸湿時の安定性が良好
であり、優れた性能のブレーキ液を得ることができる。
〔実施例〕
以下、実施例、比較例および試験例により本発明を説明
する。
実施例1(試料Nα1) 気密反応容器にブタノール7.4kg(100モル)と
水酸化カリウム56g(1モル)をとり、窒素ガス雰囲
気下でエチレンオキシド17.6kg (400モル)
を100ないし130°Cの加温下、2ないし5kg/
c+#の加圧下で付加反応を行ったのち5同温度で1時
間の熟成を実施して粗ポリエーテル24.9kgを得た
。この粗ポリエーテルを窒素雰囲気下で50ないし70
℃に保持し、これに90%乳酸水溶液100 g (1
モル)を添加して1時間同温度で攪拌して中和を実施し
た。次いで、硼酸1.24kg(エステル化率60%相
当量)を添加し、100ないし120℃で窒素ガスを吹
きこみながら30ないし70mmHgの減圧下、5時間
の脱水反応を行って硼酸エステル25.5kgを得た。
実施例2(試料Nα2) 気密反応容器にメタノール3.2kg(100モル)と
水酸化カリウム56g(1モル)をとり、実施例1と同
条件でエチレンオキシド13 、2kg (300モル
)を付加反応させたのち、プロピレンオキシド11.6
kg(200モル)を同条件で付加・反応させ、1時間
の熟成を行って粗ポリエーテル27.9kgを得た。こ
の粗ボ;Jエーテルにオキシ酪酸130に(lJ5モル
)を添加し、実施例1と同条件で中和を行った。次いで
、硼酸0.82kg(エステル化率40%相当量)を添
加し。
実施例1と同条件で脱水を行って硼酸エステル27.5
kgを得た。
実施例3(試料Nα3) 気密反応容器にエタノール4.6kg(100モル)と
水酸化ナトリウム80g(2モル)をとり、実施例1と
同条件でエチレンオキシド26.4kg(600モル)
とプロピレンオキシド11.6kg(200モル)の混
合物を付加反応させたのち、1時間の熟成を行って粗ポ
リエーテル42.5kgを得た。この粗ポリエーテルに
グリセリン酸127g(1,2モル)を添加し、実施例
】と同条件で中和を行った。次いで硼MO,41kg 
(エステル化率20%相当量)を添加し、実施例1と同
条件で脱水を行って硼酸ニスチル42.5kgを得た。
実施例4(試料Nα4)              
      /気密反応容器にメタノール3.2kg(
100モル)、ブタノール7.4kg(100モル)お
よび水酸化カリウム56g(1モル)をとり、実施例1
と同条件でエチレンオキシド26.4kg(600モル
)を付加反応させたのち。
同条件で1時間熟成を行って粗ポリエーテル36,8k
gを得た。この粗ポリエーテルに90%乳酸130g(
1,3モル)を添加し、実施例1と同条件で中和を行っ
た。次いで、硼酸3.3kg(エステル化率80%相当
量)を添加し、実施例1と同条件で脱水を行って硼酸エ
ステル37.1kgを得た。
実施例5〜7(試料Nα5〜N(17)以下、同様の方
法で硼酸エステルを製造した。
なお、実施例6と7Vこおいては、アルキレンオキシド
はエチレンオキシドとプロピレンオキシドの混合物を用
いた。
用いた原料について、実施例1〜4とともに表1に示す
比較例1 (試料Ha 8ン 実施例1と同様の操作を行って粗ポリニーテルル24.
9kgを得たのち、粗ポリエーテル中の水酸化カリウム
を35%塩酸水溶液104g(1モル)で中和した。温
度80〜100℃、真空度50〜80n+mHgの条件
で窒素ガスを吹きこみながら2時間脱水を行い、生成し
た塩を濾別して精製ポリエーテル23.5kgを得た。
このN’l!1ポリエーテル中の01”イオンの量を測
定したところ46ppmであった。次いで精製ポリエー
テルに硼酸1.16kg (エステル化率56%相当量
)を添加し、実施例1と同様の方法で硼酸エステル23
.6kgを得た。
比較例2(試料Nα9) 実施例2と同様の操作を行って粗ポリエーテル27.9
kgを得たのち、粗ポリエーテルに5i02を主成分と
する吸着剤キョーワド600(協和化学工業(株)、商
品名)279gを添加し、80〜100℃で1時間攪拌
を行ったのち、吸着剤を濾別して精製ポリエーテル24
.5kgを得た。この精製ポリエーテル中のに1イオ、
ンの量を原子吸光分析法で測定したところ76ppmで
あった。次いでMillポリエーテルにl1II酸0.
72kg(エステル化率35%相当量)を添加し、実施
例1と同条件で脱水を行って硼酸エステル24.3kg
を得た。
比較例3〜5(試料&10〜Nα12)実施例と同様な
方法で、アルカリ触媒を中和するオキシ酸の使用量を本
発明の範囲外にした試料Nα10およびNa 11を、
またアルキレンオキシドの付加モル数の多い試料Nα1
2を製造した。なお、比較例4と5においては、アルキ
レンオキシドはエチレンオキシドとプロピレンオキシド
の混合物を用いた。用いた原料について表1に示す。
試験例1 実施例1〜7および比較例1〜5により製造した各硼酸
エステルについて、動粘度、加水安定性および金属腐食
性試験を実施し、その結果を表1に併記した。
動粘度および金属腐食性試験はJIS K2233に準
じて訓定した。加水安定性試験は、硼酸エステル90重
量%に対し水10重量%を添加して調製した試料100
gを200+o Qビーカーにとり、上部をアルミニウ
ムホイルで蓋をして、80℃に保持された恒温機中に1
2時間静置後、さらに室温で12時間静置する操作を1
サイクルとして、サイクル毎に結晶生成の有無を確認し
、以下に示す評価基準により加水安定性を判定した。
○:5サイクルでも結晶の発生が認められない。
X:1〜2サイクルで結晶の発生が認められる。
△:3〜4サイクルで結晶の発生が認められる。
表1の加水安定性の試験結果から明らかなように2本発
明の方法で得た硼酸エステルNα1〜Nn 7は5サイ
クルでも結晶の発生が認められず、安定性に優れている
ことがわかる。一方、吸着剤で処理しアルカリ触媒の除
去が不充分な硼酸エステル(Nα9)や、中和剤である
オキシ酸の少ない硼酸エステル(Nα11)では、それ
ぞれ3〜4および1〜2サイクルで結晶の発生が認めら
れ、ブレーキ液用硼酸エステルとして不適であることが
わかる。
また、金属腐食性試験でも、本発明の方法で得た硼酸エ
ステルNα1〜Nα7は、良好な防錆性を示したが、中
和剤として塩酸を使用して塩素イオンが残留している硼
酸エステル(Nα8)や、中和剤量の多い硼酸エステル
(Nα10)は金属腐食量が多く、ブレーキ液用硼酸エ
ステルとして不適であることがわかる。
さらに、アルキレンオキシドの付加モル数が多い硼酸エ
ステル(Nn12)は粘度が高すぎ、DOT−4規格に
合格するブレーキ液の成分として使用−する場合には少
量しか配合できず、原料として好ましくないことがわか
る。
以上のように本発明の方法で得た硼酸エステルは、粘度
がブレーキ液の配合成分として使用するに適当で、加水
安定性および金属の防食性に優れており、ブレーキ液用
硼酸エステルとして最適であることがわかる。
試験例2 実施例1および4で得られた硼酸エステルを用いてブレ
ーキ液を調製した。調製したブレーキ液の組成および物
性を表2に示す。
表2の結果からも明らかなように5本発明の方法で得た
硼酸エステルを配合成分としたブレーキ液は、ブレーキ
液の規格(JIS K2233)に適合していることが
わかる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アルカリ触媒の存在下、活性水素を有する化合物
    に炭素数2ないし4のアルキレンオキシドを活性水素あ
    たり1ないし10モル付加反応させて得たポリエーテル
    に、アルカル触媒1当量に対して0.5ないし1.5当
    量のオキシ酸を添加して中和したのち、硼素化合物を加
    えて硼酸エステル化することを特徴とするブレーキ液用
    硼酸エステルの製造法。
  2. (2)活性水素を有する化合物がメタノール、エタノー
    ル、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサ
    ノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、
    ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、ジメチル
    アミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ジブチル
    アミン、シクロプロピルアミン、シクロブチルアミン、
    シクロペンチルアミン、シクロヘキシルアミン、ジシク
    ロヘキシルアミン、ジアミノシクロヘキシルアミン、N
    −アミノプロピルシクロヘキシルアミン、モルホリン、
    およびピペリジンより選ばれる1種以上のものである特
    許請求の範囲第1項記載の製造法。
  3. (3)炭素数2ないし4のアルキレンオキシドがエチレ
    ンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、
    およびテトラヒドロフランより選ばれる1種以上のもの
    である特許請求の範囲第1項または第2項記載の製造法
  4. (4)オキシ酸がグリコール酸、乳酸、ヒドロアクリル
    酸、オキシ酪酸、オキシ吉草酸、グリセリン酸、タルト
    ロン酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、オキシ安息香酸
    、没食子酸、マンデル酸、およびトロパ酸より選ばれる
    1種以上のものである特許請求の範囲第1項ないし第3
    項のいずれかに記載の製造法。
  5. (5)硼素化合物が硼酸、無水硼酸、トリフェノキシ硼
    素、およびトリメトキシ硼素より選ばれる1種以上のも
    のである特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか
    に記載の製造法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02160773A (ja) * 1988-12-15 1990-06-20 Idemitsu Kosan Co Ltd 防錆・防食性不凍液用基材、防錆・防食性合成潤滑剤及び防錆・防食性含水液
JP2012180527A (ja) * 2000-02-02 2012-09-20 Cognis Ip Management Gmbh ホウ酸エステルの使用
JP2013530292A (ja) * 2010-07-01 2013-07-25 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 低粘度機能性流体
JP2021042296A (ja) * 2019-09-10 2021-03-18 住友ゴム工業株式会社 ポリマー含浸基材ゴムの製造方法

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