JPS61101590A - タール酸の精製方法 - Google Patents
タール酸の精製方法Info
- Publication number
- JPS61101590A JPS61101590A JP22283084A JP22283084A JPS61101590A JP S61101590 A JPS61101590 A JP S61101590A JP 22283084 A JP22283084 A JP 22283084A JP 22283084 A JP22283084 A JP 22283084A JP S61101590 A JPS61101590 A JP S61101590A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- tar
- tar acid
- obtd
- purified
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Working-Up Tar And Pitch (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は石炭乾留ないし石炭ガス化工程から副生ずるタ
ール酸の精製法に関する。□ タール酸とは、元来フェノール、クレゾール類、キシレ
ノール類を総称していうが、前記タール酸中には、通常
タール塩基と総称せられるアニIJン、ピリジン、ピコ
リン、ルチジン、キノリンなど塩基性窒素化合物その他
の不純物が含有せられて―る。
ール酸の精製法に関する。□ タール酸とは、元来フェノール、クレゾール類、キシレ
ノール類を総称していうが、前記タール酸中には、通常
タール塩基と総称せられるアニIJン、ピリジン、ピコ
リン、ルチジン、キノリンなど塩基性窒素化合物その他
の不純物が含有せられて―る。
タール酸は、それ自体で木材防腐剤、殺虫剤。
殺菌剤としての用途もあるが、合成樹脂や可塑剤などの
原料に供用する場合には、上記不純物は可及的に除去さ
れねばならない。しかも、近時資源的な理由から、合成
樹脂等の材料源として、石油系から石炭系へ見かえられ
て来ているので、タール酸精製法の開発は大きな課題と
なっている。
原料に供用する場合には、上記不純物は可及的に除去さ
れねばならない。しかも、近時資源的な理由から、合成
樹脂等の材料源として、石油系から石炭系へ見かえられ
て来ているので、タール酸精製法の開発は大きな課題と
なっている。
従来、石炭乾留工程からタール酸を取得するには、原料
たるタール軽油、カルポル油、ナフタリン油ないし吸収
油を、希薄苛性ソーダ水溶液で洗滌し、それによって原
料中のタール酸をそのソーダ塩に転化し、ついで、これ
をスチーミング法や軽油洗滌法によって、中性油分、タ
ール塩基を除去したのち、硫酸もしくは炭酸ガスによっ
て中和分解を行い、さらに必要に応じて蒸留等の手段を
採って来た。
たるタール軽油、カルポル油、ナフタリン油ないし吸収
油を、希薄苛性ソーダ水溶液で洗滌し、それによって原
料中のタール酸をそのソーダ塩に転化し、ついで、これ
をスチーミング法や軽油洗滌法によって、中性油分、タ
ール塩基を除去したのち、硫酸もしくは炭酸ガスによっ
て中和分解を行い、さらに必要に応じて蒸留等の手段を
採って来た。
ところが上記方法では、ピリジン、ピッリンのような比
較的低沸点塩基はスチーミング工程で除去すれ易いが、
アニリン、トルイジンのような高沸点塩基は除去が困難
であるのみならず、上記方法では、スチームないし軽油
の大量が必要とされ経済採算上も好ましくな≠。
較的低沸点塩基はスチーミング工程で除去すれ易いが、
アニリン、トルイジンのような高沸点塩基は除去が困難
であるのみならず、上記方法では、スチームないし軽油
の大量が必要とされ経済採算上も好ましくな≠。
本発明は如上観点から、芳香族アミンないしルチジンの
ような高沸点複素環式化合物を容易に減除するタール酸
の精製法を提供するものである。
ような高沸点複素環式化合物を容易に減除するタール酸
の精製法を提供するものである。
CljJ題点を解決するための手段〕
本発明者らは、タール酸にフンプレクソンを添加して蒸
留に付することによって、上記問題点が解決できること
を見出した。
留に付することによって、上記問題点が解決できること
を見出した。
本発明にいうタール酸とは、従来の技術の欄で述べたタ
ール酸ソーダ塩の酸による中和分解後の粗タール酸、粗
タール酸を脱水および/または脱ピツチして得られる精
製タール酸、精製タール酸を蒸留して得られるフェノー
ル、0−クレゾール、nhap−クレゾール、キシレノ
ール等をいう。換言すれば塩基性窒素化合物を含むター
ル酸をψう〇また、蒸留に付するに先立って添加するコ
ンプレクソンとは、下記(+)記載の官能基を有する化
合物である。
ール酸ソーダ塩の酸による中和分解後の粗タール酸、粗
タール酸を脱水および/または脱ピツチして得られる精
製タール酸、精製タール酸を蒸留して得られるフェノー
ル、0−クレゾール、nhap−クレゾール、キシレノ
ール等をいう。換言すれば塩基性窒素化合物を含むター
ル酸をψう〇また、蒸留に付するに先立って添加するコ
ンプレクソンとは、下記(+)記載の官能基を有する化
合物である。
そのようなコンプレクソンの典型例としてニトリロトリ
酢酸、エチレンジアミン四酢醗、トリエチレンテトラミ
ン六酢酸、1◆2−シクロヘキシルジアミン四酢酸など
が挙げられる。
酢酸、エチレンジアミン四酢醗、トリエチレンテトラミ
ン六酢酸、1◆2−シクロヘキシルジアミン四酢酸など
が挙げられる。
その添加量は、当然タール酸中に含有される塩基性不純
物置によって相違する。予じめ測定した分析値、あるい
は過去の実測に基いて推定しな塩基性不純物の量に対し
化学量論的等モル量、もしくはそれを若干1廻る添加量
が適当とされる。
物置によって相違する。予じめ測定した分析値、あるい
は過去の実測に基いて推定しな塩基性不純物の量に対し
化学量論的等モル量、もしくはそれを若干1廻る添加量
が適当とされる。
また蒸留条件は、常圧、加圧もしくは減圧の何れであっ
てもかまわな−。実用上は塔底温度は概ね200℃以下
の常圧ま念は減圧下での蒸留が適当とされよう。
てもかまわな−。実用上は塔底温度は概ね200℃以下
の常圧ま念は減圧下での蒸留が適当とされよう。
本発明方法による塩基性不純物除去機構は、必ずしも明
白ではないが、下記(ii)式に基いて、不純物中のア
ミノ基とコンブレクラン中のカルボン酸とが反応してイ
ミド結合が生成し、それが蒸留条件下に留去し鄭いため
と推定される。
白ではないが、下記(ii)式に基いて、不純物中のア
ミノ基とコンブレクラン中のカルボン酸とが反応してイ
ミド結合が生成し、それが蒸留条件下に留去し鄭いため
と推定される。
比較例
第1表所載の組成を有する粗タール@200yを200
wtの7ラスフに装入し、常圧下塔底温度180℃で
、理論段数15段の蒸留塔を用いて脱水を行なった。即
ち、まず塔頂より水と油分33.5pが留出した。
wtの7ラスフに装入し、常圧下塔底温度180℃で
、理論段数15段の蒸留塔を用いて脱水を行なった。即
ち、まず塔頂より水と油分33.5pが留出した。
第 1 表 粗タール酸の組成 (%)油分とは
水と共沸して留出するフェノールを主成分とするもので
ある。
水と共沸して留出するフェノールを主成分とするもので
ある。
つりで、ボトム温度を180℃に維持したiま減圧蒸留
に付し、最終圧力30txHgに至らしめた。
に付し、最終圧力30txHgに至らしめた。
フラスコ内にはピッチ状釜残14jFが残在し、144
Fの脱水・脱ピツチタール酸が留出した(ロス8.JT
)。
Fの脱水・脱ピツチタール酸が留出した(ロス8.JT
)。
脱水・脱ピツチタール酸中の塩基性窒素の分析値を第2
表に示す。
表に示す。
実施例
第1表記載の粗タール酸に、その含有する塩基性窒素化
合物と等モル量のコンブレクラン類を添加し、上記比較
例と同様の操作を行ない、脱水・脱ピツチタール酸を得
た。
合物と等モル量のコンブレクラン類を添加し、上記比較
例と同様の操作を行ない、脱水・脱ピツチタール酸を得
た。
物質収支は比較例と実質的に変わらない。
第2表に示すよう、に、本発明法によれば少量のコンプ
レクソンを添加して蒸留するという簡単な操作だけで、
特にアミノ基を持つ塩基性窒素化合物(アニリン、トル
イジンなど)の除去が有効に遂行できるのである。
レクソンを添加して蒸留するという簡単な操作だけで、
特にアミノ基を持つ塩基性窒素化合物(アニリン、トル
イジンなど)の除去が有効に遂行できるのである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)タール酸にコンプレクソンを添加して、蒸留に付す
ことを特徴とするタール酸の精製方法 2)コンプレクソンの添加量は、タール酸中に含有せら
れるタール塩基と当量ないしそれ以上である特許請求の
範囲1)記載の方法 3)蒸留は塔底温度200℃以下の蒸留である特許請求
の範囲1)および2)記載の方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22283084A JPS61101590A (ja) | 1984-10-22 | 1984-10-22 | タール酸の精製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22283084A JPS61101590A (ja) | 1984-10-22 | 1984-10-22 | タール酸の精製方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61101590A true JPS61101590A (ja) | 1986-05-20 |
JPH0145514B2 JPH0145514B2 (ja) | 1989-10-03 |
Family
ID=16788575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22283084A Granted JPS61101590A (ja) | 1984-10-22 | 1984-10-22 | タール酸の精製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61101590A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104893750A (zh) * | 2015-04-27 | 2015-09-09 | 陕西煤业化工集团神木天元化工有限公司 | 一种煤焦油提取吡啶类化合物的方法 |
CN105419836A (zh) * | 2015-11-20 | 2016-03-23 | 长岭炼化岳阳工程设计有限公司 | 煤焦油脱盐装置及脱盐方法 |
CN106675605A (zh) * | 2016-12-01 | 2017-05-17 | 中国石化长城能源化工(宁夏)有限公司 | 一种新的焦油残渣处理方法及装置 |
CN109097086A (zh) * | 2017-06-20 | 2018-12-28 | 中国石油化工股份有限公司 | 煤焦油预处理的方法 |
-
1984
- 1984-10-22 JP JP22283084A patent/JPS61101590A/ja active Granted
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104893750A (zh) * | 2015-04-27 | 2015-09-09 | 陕西煤业化工集团神木天元化工有限公司 | 一种煤焦油提取吡啶类化合物的方法 |
CN104893750B (zh) * | 2015-04-27 | 2017-12-15 | 陕西煤业化工集团神木天元化工有限公司 | 一种煤焦油提取吡啶类化合物的方法 |
CN105419836A (zh) * | 2015-11-20 | 2016-03-23 | 长岭炼化岳阳工程设计有限公司 | 煤焦油脱盐装置及脱盐方法 |
CN106675605A (zh) * | 2016-12-01 | 2017-05-17 | 中国石化长城能源化工(宁夏)有限公司 | 一种新的焦油残渣处理方法及装置 |
CN109097086A (zh) * | 2017-06-20 | 2018-12-28 | 中国石油化工股份有限公司 | 煤焦油预处理的方法 |
CN109097086B (zh) * | 2017-06-20 | 2021-04-06 | 中国石油化工股份有限公司 | 煤焦油预处理的方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0145514B2 (ja) | 1989-10-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US2623611A (en) | Method of separating acetylene | |
KR101269493B1 (ko) | 메틸 메타크릴레이트 정제시 생성되는 스트림으로부터 유용한 화합물을 회수하는 방법 | |
US2964535A (en) | Purification of nu-methyl pyrrolidone | |
JPS61101590A (ja) | タール酸の精製方法 | |
US3850758A (en) | Purification of crude maleic anhydride by treatment with dimethylbenzophenone | |
CN112079364B (zh) | 一种含氟、碘废料资源循环利用的方法 | |
KR840001839B1 (ko) | 가성알칼리 추출에 의한 아세토니트릴의 정제방법 | |
JP2974540B2 (ja) | フルオロアルキルスルホン酸の精製方法 | |
US2806861A (en) | Purification of maleic anhydride | |
JPS5930886A (ja) | タ−ル酸流からのタ−ル塩基の除去法 | |
JP6450503B1 (ja) | タール酸の製造方法 | |
WO2019187669A1 (ja) | タール酸の製造方法 | |
JPS6155190A (ja) | タ−ル酸の精製法 | |
US4443636A (en) | Refining lurgi tar acids | |
JPS6155191A (ja) | タ−ル酸の精製方法 | |
JPS62132992A (ja) | タ−ル酸の精製方法 | |
JP2569592B2 (ja) | タール酸の精製方法 | |
DE2758391A1 (de) | Verfahren zur verarbeitung eines benzylbenzoathaltigen teeres | |
US2798035A (en) | Manufacture of acrylonitrile | |
US2454019A (en) | Purification of hetekocyclic | |
US4565880A (en) | Maleic anhydride process | |
US1445668A (en) | Process of producing cresol | |
KR970001488B1 (ko) | 에틸렌글리콜을 함유하는 산업폐기물로부터 1,4-디옥산을 제조하는 방법 | |
RU2042611C1 (ru) | Способ концентрирования серной кислоты | |
JPS6087230A (ja) | インデンの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |