JPS609973B2 - ホトクロミツク硼珪酸塩ガラス - Google Patents

ホトクロミツク硼珪酸塩ガラス

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JPS609973B2
JPS609973B2 JP52008846A JP884677A JPS609973B2 JP S609973 B2 JPS609973 B2 JP S609973B2 JP 52008846 A JP52008846 A JP 52008846A JP 884677 A JP884677 A JP 884677A JP S609973 B2 JPS609973 B2 JP S609973B2
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photochromic
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borosilicate glass
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PIRUKINTON BURAZAASU PLC
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    • C03C3/00Glass compositions
    • C03C3/04Glass compositions containing silica
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はホトクロミックガラス即ち化学線に顔すと階色
化し、曝さないともとの状態、普通無色の状態に退色す
るガラス組成物に関するものである。
従来ホトクロミック棚珪酸塩ガラスは、例えば英国特許
第950906号の明細書に記載され、市場で入手し得
る。
これ等のガラスは望ましいホトクロミック特性を示すが
、化学線に対する露出および化学線の除去に対し比較的
応答が緩徐、即ち階色化および退色の速度がおそい。特
に眼のために応答が速く、特に退色速度の速いガラスを
得ることが望ましい。退色速度の遠いことは、ホトクロ
ミックガラスのレンズの眼鏡をかけている者が薄暗い部
屋に入る場合の如く、有効光線が突然減少するのを調整
する際役立つことが望ましい。本発明の目的は改善され
た特性を有し、特に化学線を照射する際譲導光学密度ま
たは光透過率の変化として測定されるホトクロミック作
用と放射の照射または除去に応答する応答速度とが同時
に改善されたホトクロミツク側蓮酸塩ガラスを提供せん
とするにある。
本発明において、ガラス全体に亘り分散したハロゲン化
銀結晶を有するホトクロミック棚珪酸塩ガラスは、バリ
ウムを含有することなく、且つ60秒以下の二分の一退
色時間を有し、次の成分Sj02
31.8〜58.り重量%&03
21.7〜26.1 〃N203
8.4〜16.8 〃R20
6.6〜14。
? 〃Cu0 0.004〜
0.24 〃を含有し「 但しR20はK20またはK
20とNa20或いはK20とNa20とLi20を表
わし、K20は1.6〜14.6%、Li20は0〜2
.9%、Na20は0〜4.8%の範囲の分量でありL
銀の含有量はA鞍○として表わして0.08〜0.3鷲
重量%の範囲であるが、ハロゲン含有量がガラスの0.
13〜0.58重量%の範囲にある。前記Si02、B
203、AI203、R20の含有量は、かかる成分を
かかる範囲に規定することによりホトクロミックガラス
として光に対する応答が迅速で、眼料用のレンズとして
形成し得る特性を有するガラス組成物が得られるからで
ある。
かかるガラスの場合には、化学線を照射する際の誘導光
学密度と、照射の開始および終了の際の急速な脂色化お
よび退色速度とがうまく組合さって得られる。
一般に階色化時間および退色時間は誘導光学密度が大な
る場合に一層長くなる。ガラスは更にガラスの2.6重
量%までの分量でMg○を含有するのが好ましい。更に
本発明の範囲内で有用な若干のガラスはP2Qをガラス
の12重量%までの分量で含有する。
本発明において、所要に応じて、上記範囲内のMg○と
P205を含有させることにより、ホトクロミックガラ
スとして光に対する応答が迅速で、眼料用のレンズとし
て形成し得る特性を有する他の好ましいガラス組成物が
得られるからである。
眼に用いるため、ガラスは標準値1.523はできるだ
け近い屈折率(no)(ナトリウムD線の波長の光に対
し測定される)を有するのが好ましい。屈折率をこの値
に調整するためZr02、T;02およびPboの添加
は価値があるが、これ等の成分の内の1種以上の分量を
、大になりすぎないように注意することが必要である。
Zの2の分量は液相温度が許容し得ぬほど上昇するのを
回避するためガラスの7重量%より多くしないのが良い
。Ti02の分量はガラスの望ましくない着色および晶
出の危険を防止するためガラスの5重量%より多くすべ
きではない。POOはガラスの7重量%までの分量で混
入することができる。他の添加剤を小量混入することが
できる。例えば着色剤を既知の方法で混入してガラスの
種々のホトクロミック着色以外に永久着色を行うことが
できる。既知の如く、ホトクロミツク効果は上記ハロゲ
ン化銀結晶により得られる。
少量の銅酸化物はホトクロミック効果を発現させる助け
となり、大量のCu○を使用して上記永久着色効果を得
ることができる。ホトクロミック成分、即ち銀(A軸○
として表わす)「銅酸化物およびハロゲン化物(CI、
BrおよびF)の好適分量は「ガラスの他の全成分を1
00%としこれ以上の分量として普通の規則に従って表
現され、次に示す通りである。Ag20
0.08〜0.39%Cu0
0.004〜1%CI
O.04〜0.5%Br
o〜10%F
O〜0.2%大部分の場合「ホ
トクロミック効果はガラスを熱処理することにより増大
させることができ「適当な熱処理の明細は主として特定
のガラスの粘度一温度の関係により決定される。一般に
熱処理時間はガラスの歪点と軟化点の間で、必要な熱処
理時間は低温では数時間であるが、高温では僅か数分で
ある。然し高温においては、ガラスの変形および曇りが
生ずるので、便利のためアニール点以上の20〜100
00の温度および10〜60分の熱処理時間を用いるの
が好ましい。上記明細はガラスに形成直後課するかまた
はガラスを加熱処理する前にアニーリングし常温まで冷
却することができる。
ガラスを加熱後冷却する速度は、いまいま最終製品のホ
トクロミツク特性に作用を及ぼすことが見出される。然
しこのことは‐−般的のこととして述べることはできず
、個々のガラスにつき実験により決定しなければならな
い。ガラスに対して課する温度ノ時間の明細は、ガラス
中のホトクロミック剤の濃度および最終製品のホトクロ
ミック特性の要求により決定される。
普通ホトクロミズムに貢献する成分のレベルが高し、ほ
ど熱処理時間は短かく、若干の場合には、ホトクロミズ
ムは融成物から冷却中またはガラスの徐冷中発現し得る
。普通熱処理が長過ぎないようにすべきである。この理
由は熱処理が長過ぎるとガラスが若干曇るようになるか
らである。下記表を参照し本発明の実施例につき説明す
る。
表は本発明のガラス組成物の例を示すもので、ガラスの
組成は酸化物基準で示し、ホトクロミック効果は誘導光
学密度(ODd)で示し、1′2FTは二分の一退色時
間で、ガラスが完全に脂色化した条件から、失われた光
透過率の半分が回復した条件まで退色するに要する時間
(秒)で、ェアマス(air−mass)2で標準の擬
太陽条件下厚さ2柳のガラスの標準試料を用いて測定し
た〔パリームーン、ジェイフランクリンインスト、(P
anyMoonJFranklinlnst、)230
(1940、第583〜61刀頁)参照。ェアマスは該
文献第593頁に記載されており、m=seco、但し
仇ま太陽の天頂角で、天頂の太陽の場合m=1であり、
第606頁に言己載されているように標準条件が要求さ
れる場合m=2である〕。誘導光学密度は十分脂色化し
た状態のガラスの光学密度と十分退色した状態の光学密
度の差で、光学密度は従来法で109。拝として定義さ
れ、但し、liは入射光の強さで、ltは透過光の強さ
である。従って譲導光学密度はホトクロミツク効果の真
の尺度で、事実所定容量のガラス中のホトクロミツク活
性化した銀原子の数に正比例する。二分の一退色時間(
1/がT)は化学線の除去に対するガラスの応答速度を
評価する。表にはまた各ガラスに施した温度(HT。0
)および熱処理時間を示す。
比較のためガラス3〜27に対しては夫々標準熱処理時
間である1時間を用いた。また表には各ガラスの屈折率
n。
を示す。表に示す組成物は次に示す方法でつくることが
できる。
バッチを酸化性または中性条件下1200〜16000
0の温度で融解し、冷却後450〜650q0の温度で
ァニーリングする。次いで最後の熱処理をアニーリング
点以上20〜100oCで10〜60分間行うことがで
きる。特定ガラスの最適熱処理温度範囲は傾斜炉技術に
より決定することができる。或る場合には、ガラスを加
熱処理中支持してガラスがたわむのを防止することが必
要である。融解中揮発損失またはバッチ成分を最小にす
るように注意する必要がある。
6の重量%のハロゲン化物成分および3の重量%の銀が
この様にして失われることがあり、バッチ調整中上記必
要な許容量を必要とする。
ガラスは、誘導光学密度として測定されるホトクロミッ
ク効果と「化学線への露出または化学線の除去に応答す
る速度とを有効に組合せて有する。
若干のガラスでは誘導光学密度が高くないことが分るが
へ これ等のガラスにおける応答速度は特に速い。本発
明のガラスは眼のためおよび化学線、例えば太陽光線か
らの一時的保護が必要で同時に化学線が存在しない場合
正常の透過に返えることが必要である他の用途に用いる
ことができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 全体に亘りハロゲン化銀結晶が分散し且つバリウム
    を含有しないホトクロミツク硼珪酸塩ガラスにおいて、
    上記ガラスは60秒以下の二分の一退色時間を有し、次
    の成分SiO_2 31.8〜58.7重量% B_2O_3 21.7〜26.1 〃 Al_2O_3 8.4〜16.8 〃 R_2O 6.6〜14.7 〃 CuO 0.004〜0.24 〃 を含有し、但しR_2OはK_2OまたはK_2OとN
    a_2O或いはK_2OとNa_2OとLi_2Oを表
    わし、K_2Oは1.6〜14.6%、Li_2Oは0
    〜2.9%、Na_2Oは0〜4.8%の範囲の分量で
    あり、銀の含有量はAg_2Oとして表わして0.08
    〜0.39重量%の範囲であるが、ハロゲンの含有量が
    ガラスの0.13〜0.58重量%の範囲であることを
    特徴とするホトクロミツク硼珪酸塩ガラス。
JP52008846A 1976-01-30 1977-01-31 ホトクロミツク硼珪酸塩ガラス Expired JPS609973B2 (ja)

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