JPS60994B2 - プレグナン系化合物の17α―エステル類の製造法 - Google Patents

プレグナン系化合物の17α―エステル類の製造法

Info

Publication number
JPS60994B2
JPS60994B2 JP8819576A JP8819576A JPS60994B2 JP S60994 B2 JPS60994 B2 JP S60994B2 JP 8819576 A JP8819576 A JP 8819576A JP 8819576 A JP8819576 A JP 8819576A JP S60994 B2 JPS60994 B2 JP S60994B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fatty acid
acid ester
lower fatty
hydrocortisone
day
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8819576A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5315360A (en
Inventor
徳明 釜野
安英 館
一 安井
貞文 大村
二郎 沢田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisho Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP8819576A priority Critical patent/JPS60994B2/ja
Publication of JPS5315360A publication Critical patent/JPS5315360A/ja
Publication of JPS60994B2 publication Critical patent/JPS60994B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Steroid Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は微生物によるプレグナン系化合物の118−ヒ
ドロキシ−17Q−低級脂肪酸ェステル類の製造法に関
する。
従来、プレグナン系化合物の118−ヒドロキシ−17
Q−脂肪酸ェステル類を得るには化学的合成法が行なわ
れていた。
この17−脂肪酸ェステル類を得るには1つには、11
6・17Q・21−トリヒドロキシステロィドの118
位水酸基と21位水酸基を異なった官能基で保護する必
要があるため、118・17Q・21−トリヒドロキシ
ステロイドから目的物17Q−脂肪酸ェステル類を合成
するのに数工程要するし、さらにこの合成法では適当な
反応条件の選択が難しく、予期しない副反応が起り、目
的物の収率が低下するおそれがある。次に、ステロイド
17は・21一環状オルトェステルから目的物17Q−
脂肪酸ェステルの製造法であるが原料にはかならず、1
7Q・21ージヒドロキシステロィドを選ばなくてはな
らず、本発明方法で述べるような21位がメチル体やハ
ロゲン体に応用することはできない。
また、前記環状オルトェステルの酸開裂に際して目的物
である17Q−脂肪酸ェステル以外にステロイド21ー
モノェステルの生成がわずかながら見られ、最終的には
両者の分離が必要となる欠点がある。本発明者らは、プ
レグナン系化合物の118−ヒドロキシ−17Q−低級
脂肪酸ェステルを簡単にかつ高収量で得ることを種々検
討した結果、微生物を利用することにより本発明の目的
を達成することができた。
すなわち、本発明は、プレグナン系化合物の118・1
7Q・21−トリ低級脂肪酸ェステルまたは118・1
7ばージ低級脂肪酸ェステルに、前記ェステル化合物の
118位および/または21位の低級脂肪酸ェステルを
ヒドロキシ化するノカルジア属放線菌に属する菌株を作
用させることを特徴とするプレグナン系化合物の118
ーヒドロキシー17Q−低級脂肪酸ェステルに関する。
本発明において、「低級脂肪酸」とは「炭素数が2〜5
の脂肪酸」を意味する。本発明に使われる微生物はプレ
グナン系化合物の118・21位の各低級脂肪酸ェステ
ルに対して関与し、それら以外の部分に対しては関与し
ない。
そのため、本発明の原料として使われるブレグナン系化
合物の118・17Q・21−トリ低級脂肪酸ェステル
または118・17Qージ低級脂肪酸ェステルは、上記
の理由から容易に理解される通り、反応に関与しない部
分については特に限定を要するものでないが、代表的な
ものとして次の一般式で表わされる化合物があげられる
。一般式 式中R,は炭素数が2〜5の低級アルカノィル基を示し
、R2は炭素数が2〜5の低級アルカノィル基またはペ
ンゾィルを示し「R3は水素源子、ハロゲン原子、水酸
基またはェステル化された水酸基を示す。
W,およびW2は各々水素原子、ハロゲン原子、もしく
はメチル基を示しまたはW,とW2は各々が結合してい
る炭素原子と共にシクロプロパン環もしくは二重結合を
形成する。Y,は水素原子、ハロゲン原子を示し、Y2
は水素涼子、ハロゲン原子またはメチル基を示し、Y3
は水素原子、メチル、メチレン、水酸基またはアセチル
オキシ基を示し、18位もしくは1創立のメチル基はあ
ってもなくてもよい。また、一般式(1)のステロイド
構造は環ノル体もしくは環ホモ体であってもまたは各ケ
トン基のェノール体であっても差しつかえない。また、
一般式(1)に入らない置換基が存在していてもよい。
次に、本発明の一般式(1)の各基を具体的に説明する
炭素数が2〜5の低級アルカノィル基はたとえばアセチ
ル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル
、イソバレ1′ルなどの道鎖または分枝状のものである
ハロゲン原子は塩素、臭素、フッ素またはヨウ素である
。ェステル化された水酸基のェステルの酸基としてはた
とえば酢酸、プロピオン酸、酪酸、ィソ酪酸、n−吉草
酸、ィソ吉草酸など直鎖または分枝状の低級脂肪酸であ
る。本発明の原料として使われるプレグナン系化合物の
118・17Q・21−トリ低級脂肪酸ェステルまたは
118・17Qージ低級脂肪酸ェステルは、既知の方法
でたとえば、プレグナン系化合物に無水力ルボン酸とp
−トルェンスルホン酸の如き強酸を使ってまたはカルボ
ン酸と無水トリフルオル酢酸とを使って製造できる。
また前記強酸触媒の代りに炭酸カルシウムのような塩基
性個体触媒を用いても同様に本発明の原料を製造するこ
とができる。本発明に用いられるノカルジア属放線菌に
属する菌株は、プレグナン系化合物の118・17Q・
21−トリ低級脂肪酸ェステルまたは118・17Qー
ジ低級脂肪酸ェステルの118位および/または21位
の低級脂肪酸ェステルをヒドロキシ化させることができ
る菌株であり、好ましいものとしてはたとえばノカルジ
ア属放線菌TM51勿朱がある。
この繭株は土壌から分離、保存していたもので、バージ
ーズ・マニュアル。オブ・デイターミナテイフ・バクテ
リオロジ−(氏r群y′sMan雌lofDeにrmi
雌tjveBacteriolo期)第8版(@197
4年)に述べられているノカルジア属放線菌の中、形態
学的第3類に分類される菌株とみられる。なお、このT
M512株は、微生物の名称「ノカルジア属放線菌株T
M512」おつび微生物寄託番号「徴工研菌寄第358
0号(FERM−PNo.3580)」として工業技術
院微生物工業技術研究所に寄託されている。前記菌株T
M512は液体振濠培養では、その液は欄濁して細菌培
養液体様の外観を呈するが、寒天固形培地上では、長い
豊富な白色の気菌糸を生じやすく、ノカルジア属の中で
も比較的ストレブトミセスに近縁のものと考えられる。
文献上からすると菌株TM512の性状と類似する菌種
には、ノカルジア フオルミケ(NMardbform
icae)1953{ストレプトミセス グリセウス
サブスピシ−ズ フオルミクス(S.griseuss
肋specちsformlc船)1969}、ノカルジ
ア ギブソニ(N.gbsonii)1953{ストレ
プトミセス ギブソニ(S‐尊bs。nii)1948
}、ノカルジア クロイシイ(N.kmoishii)
1952などが知られている。またアクテイノマデユラ
ダソンヴイレイ ストレインW186 ルシユバリヱ
・エ・ルシユバリエ(Acti肌madura deS
SonVmei Strain W186Lechev
alieretLechevaljer)1968ある
いはシユードノカルジア テルモフイラ ヘツセン(P
seudonocardiathenmophjlaH
essen)1957などのノカルジア属とストレプト
ミセス属の中間に位置すると見なされている放線菌群に
も本菌株は類似している。
本発明に使用される/カルジア属放線菌株TM512の
菌学的性質は次の通りである。
1形態 胞子形成菌糸:単純分岐で直線状あるいは緩い不規則な
屈曲をもち、気菌糸は次第に分節して結局胞子鎖となる
胞子:電子顕微鏡による表面構造は平滑で有鞘、大きさ
平均0.36×1.6山、形状はやや中大先細りでほぼ
円筒形、通常数十ないし百余個が連鎖している。
鞭毛胞子、胞子のう:何れも形成されない。
〔注〕本菌は寒天固形培地上では多くの場合分岐も屈曲
も少ない白色の気中菌糸を豊富に形成し、それらは間も
なく分岐点の前後を問わず分節化して全体が長大な胞子
鎖に変ずる。
液体培地を用し、振糧培養する場合は、外観上細菌培養
液の様に滴濁し、これを検鏡すると菌糸は一旦生長した
後次第に分断して数日以内に10仏前後の分岐のある断
片に変じているのが観察される。
0 各種培地上での生育状態 一般的な色調として、菌叢(気中菌糸)色は培地の種類
に関係なく白色であり、時に(培養4週頃から)部分的
に淡青色〜空色に着色することがある。
検鏡によればこの部分には緩い菌糸塊を形成しているこ
とが多い。生育(基生菌糸)色は微黄色である。拡散性
(溶性)色素を形成する場合は一般に黄色または青紫色
となる。30℃で6週間まで観察 m 生理的性質 tl} 生育温度:17〜37○の間で正常生育■ ゼ
ラチンの液化:陽性(グルコース・ベプトンゼラチン培
地上){3} スターチの加水分解:弱い陽性 (スターチ寒天塔地上) 【4)脱脂乳の凝固:疑陽性 【5ー 脱脂乳のべプトン化:陽性 ■ メラニン様色素の生成:疑陽性 (チロシン寒天培地およびべプトン・イースト鉄寒天塔
地上) {7i 硫化水素の生成:陰性 W 各種炭素源での生育 (プラィダム・ゴトリープ寒天培地上) {1} Lーアラビノース 良 (十〜日)(2l
D−キシロース やや良(十)t3} D−グルコー
ス 極良 (一)■ フラクトース やや良(十
) ■ シュクロース やや良(十) ■ イノシトール 極良 (什) 【71Lーラムノース 劣る (土) ‘8) ラフィノース やや良(十)‘9) ○凧
マンニツト 良 (十〜日)〔注〕( )内は生
育のISP式※表示で記号の内容は次の通りである。
什 グルコースと同等あるいはそれ以上 + グルコースより劣るが糖無添加より明らかに良い。
土 糖無添加よりわずかに良いが、グルコースより著し
く劣る。− Dーグルコースを指標として他を比較する
※ lnternatioMI Streptmyce
sProject本発明の原料であるプレグナン系化合
物の118・17Q・21−トリ低級脂肪酸ェステル類
または118・17はージ低級脂肪酸ェステル類をアセ
トン、酢酸エチルまたはアルコール類などの有機溶媒に
溶解し、この溶液を本発明方法に使用する菌の植付けと
同時に培地に入れるかあるいは菌の楯付後、菌が増殖し
た2日後に培地へ入れてもよい。
培養液に対する本発明の上言己原料の濃度は10〜20
0仏夕/似である。使用する培地はたとえば炭素源とし
てブドウ糖、果糖、乳糖、グリセリン、澱粉「大豆油な
どであり、窒素源としては肉エキス、ベプトン、きな粉
、コーンスチープリカー、綿実粕などを用いることがで
き、徴量成分としては各種ビタミン、金属塩類を添加す
ることができる。
これらの一連の操作は無菌的に行う。このようにして得
られた培養液は3000に2日〜6日間振糧あるいは蝿
杵処理を行う。反応の終点は反応液の一部をとり、酢酸
エチル抽出した液の薄層クロマトグラフィーにより知る
ことができる。反応終了後、反応液は炉紙あるいは炉布
で炉過し、炉液に酢酸エチルを加えて振糧抽出する。こ
れを遠心分離などを利用して分離した酢酸エチル層を減
圧下に濃縮して粗生成物を得る。この粗生成物は再結晶
により目的物プレグナン系化合物の118−ヒドロキシ
−17Q−低級脂肪酸ェステルを得ることができるが、
さらに、分取薄層クロマトグラフィーかカラムクロマト
グラフィーに付せばより純度の高い目的物を収率良く集
めることができる。プレグナン系化合物の118・17
・21−トリ低級脂肪酸ェステルにノカルジア属放線菌
を作用させるとL17Q位の低級脂肪酸ェステルがおか
されることなく118・21ージ低級脂肪酸ヱステルが
同時に除かれるので、目的物17Q−低級脂肪酸ェステ
ルをわずか一工程で高収率得ることができる。
原料に118・17Q山低級脂肪酸ェステル類を用いて
も前記同様の方法により113位の低級脂肪酸ェステル
が除かれて前記同様の効果がある。また、目的化合物を
製造するのに従来の化学的加水分解法では適当な反応条
件の選択が難しく、予期しない副反応が起り、目的物の
収率が低くなるおそれがあった。
本発明の方法はそのような欠点がなく一定状態で目的物
を製造できるという特徴がある。また、本発明で得られ
るプレグナン系化合物の118−ヒドロキシ−17Q−
低級脂肪酸ェステルは「臨床上著効を有する副腎皮質ホ
ルモン剤であり、リウマチの治療に有効である。
さらに抗炎症剤として経口、非経口および局所的に使用
される。特に局所的には各種の皮膚疾患すなわち皮膚炎
症、日焼け症、神経皮膚炎症、湿疹、虹門性器掻蛙症な
どに著効を示し、また、抗アレルギー炎症剤として端息
にも極めて有効である。このため、適当な稀釈剤に溶解
または分散して、水溶性クリーム、軟膏「 ローション
またはエアゾール組成物にするなどその応用「利用範囲
が広い。さらに、本発明目的化合物のうち21位メチル
体は有用な黄体ホルモン剤であり、経口、非経口的に医
療に供することができる。本発明を一層良く理解できる
ように、次に参考例および実施例を記載する。
参考例 I Waksma中著地の調製:イオン交換樹脂で精製
した水2そにグルコース20夕、肉エキス10夕、ベプ
トン10夕、塩化ナトリウム10夕を溶解し、IN−N
aOHでpH7.4に調製し、オートクレープ殺菌し、
培養液とした。
2 きな粉培地の調製:イオン交換樹脂で精製した水2
クモこ可溶性澱粉20夕、グルコース20夕、きな粉2
0夕、イースト・エキス10夕、塩化ナトリウム5夕、
炭酸カルシウム4夕、金属無機塩(CuS04、MnC
12、ZnS04、Mが04)徴量を溶解し、IN−N
aOHでpH7.2に調製し、オートクレープ殺菌を行
って培養液とした。
実施例 1 ハイドロコーチゾン 17−アセテートの製法ゆ ハイ
ドロコーチゾン(0.69)を氷酢酸(6泌)、無水酢
酸(6の【)、pートルェンスルホン酸(0.12夕)
と共に2独特間室温にて放置する。
この混合物を水(25の【)で稀釈し、1時間擬枠後ク
ロロホルム抽出し、抽出液を水希重炭酸水素ナトリウム
水溶液、再び水で洗浄し、芋硝乾燥後減圧下に濃縮した
。得られた残笹を分取薄層クロマトグラフィー〔(吸着
剤:シリカゲル、展開剤;nーヘキサン−クロロホルム
ーアセトン(4:3:3)〕に付すとハイドロコーチゾ
ン118・17Q・21ートリアセテート0152夕が
無晶形として得られた。上記トリアセテートは上述の展
開剤でRナ0.6を示し、赤外線吸収スペクトル(以下
IRという)水酸基の吸収がないことを確かめた。また
核磁気共鳴スペクトル(以下N.M.Rという)で3個
のアセチル基に起因するシグナルが見られた。分子量測
定値:4斑(マススベクトル分析より)。
元素分析値:C幻日3608(分子量488.56とし
て)計算値 ○ 66.37% 日 7.43
%実測値 C 66.51% 日7.39
%次にこの化合物(0.5夕)をアセトン25の上に溶
解した。
参考例で述べたWaksmad培養液2夕を500舷フ
ラスコ2の剛こ100の【ずつ分配し「 それぞれノカ
ルジア属放線菌株TM512を植付けしたものに上述の
ステロイド液をそれぞれ1.25凧【づっ加え、300
0で4日間振盤処理した。反応終了後、各フラスコの反
応液を炉遇し酢酸エチル抽出、遠0分離機にて酢酸エチ
ル層を分離させた。これを水洗し減圧下に濃縮して得ら
れた粗結晶を分取薄層クロマトグラフィーに付し、Rナ
値0.25を示す生成物を集めた。これをアセトンより
再結晶した。m.p.234〜2370 収量0.43
夕【b)ハイドロコーチゾン0.6夕を無水酢酸0.4
5の【無水ベンゼン60の‘、pートルェンスルホン酸
20双9の混合物に加え、5.虫時間還流した。
次いで冷後ベンゼン70の‘で希釈する。溶液を希重炭
酸水素ナトリウム水溶液、次いで水で洗浄。E硝乾燥後
減圧下に濃縮乾固した。残簿を‘a)と同様な分敬薄層
クロマトグラフィーに付し、0.55夕のハイドロコー
チゾン113・17Q・21−トリアセテートを得た。
このトリアセテート0.49を、アセトン40机‘に溶
解し、2.0の【ずつ当該TM512菌の楠付されたき
な粉培養液(全量800の‘)の20Mづっ分配された
40本の試験管にそれぞれ加えた。これを30o05日
間振縄培養した。反応終了後炉過、酢酸エチル抽出、抽
出液を水洗後濃縮し、【a}と同様に分取薄層クロマト
グラフィーに付したのち、生成物をアセトンより再結晶
した。m.p.234〜2370 収量0.30タ実施
例 2ハイドロコーチゾン 17ープロピオネートの製
法{a} ハイドロコーチゾン1夕をピリジン20の‘
に溶解し、無水酢酸14の‘を加え60q04朝時間反
応させた。
反応終了後氷中に注入し、クロロホルム抽出した。抽出
液を水、希塩酸、水で洗浄し辛硝乾燥した。溶媒を減圧
留去し残燈をシリカゲルクロマトグラフイ−(アセトン
:へキサン)に付しハイドロコーチゾン118・21−
ジアセテートを得、アセトン−へキサンより再結晶した
。m.P.185〜187.5oo 収量0.85タ次
いでこのジアセテート0.6夕を無水プロピオン酸0.
45肌、無水ベンゼン30の上、pートルェンスルホン
酸20の9の混合物に加え6時間還流した。冷後「ベン
ゼン70叫を加え、溶液を希重炭酸水素ナトリウム液「
次いで水で洗浄。E硝にて乾燥後減圧下濃縮。残澄を分
取薄層クロマトグラフィーに付し、無晶形のハイドロコ
ーチゾン17Q−プロピオネート 118・21−ジア
セテート0.54夕を得た。このトリェステル体は、I
Rで水酸基の吸収がなく、ェステル基の吸収が認められ
た。
N.M.R.分析(溶媒CDC13)により、アセチル
基2個とプロピル基1個の存在が認められた。
分子量測定値:502(マススベクトル分析により)。
元素分析値:C滋日3808(分子量502.58とし
て)計算値 C 66.91% 日 7.62
%実測値 C 70.04% 日7.61%
このトリェステル体0.5夕をアセトン25の‘に溶解
し、実施例1【a)と同様にWaksman培養液中で
当該TM512菌と30つ04日間綾濠培養した。
実施例1‘a)と同様に処理してハイドロコーチゾン1
7−プロピオネート(m.p.188〜191℃、アセ
トン−へキサンより再結晶)を得た。収量0.43夕【
b’ハイドロコーチゾン1夕を無水プロピオン酸10泌
、p−トルェンスルホン酸0.1夕と共に70〜80こ
0で3時間加熱した。
のち氷水にあげ塩化メチレンで抽出した。抽出液を水「
希炭酸ソ−ダ液、次いで水で洗浄しE硝乾燥した。溶媒
を減圧下に濃縮して得られた残澄をシリカゲルを吸着剤
とする乾式カラムクロマトグラフィーに付し(展開剤ア
セトンーヘキサン)、無晶形のハイドロコーチゾン11
8・17Q・21ートリプロピオネート0.28夕を得
た。このものは薄層クロマトグラフィーにて単一のスポ
ットを示し、IRにて水酸基の吸収が認められないこと
を確かめた。ついで、このトリェステル0.5夕を実施
例1‘aーと同じようにWaKsman培地中30qo
で当該TM512菌で処理した。
この場合反応完了には5日間を要した。
反応液から実施例1‘a}と同様に処理して得られた粗
生成物を上述のカラムクロマトグラフィーに付し、ハイ
ドロコーチゾン 17ープロピオネート(m.p.18
6〜19ぴ○)を得た。収量0。4タ実施例 3 ハイドロコーチゾン 17−ブチレートの製法ハイドロ
コ−チゾン116・21−ジアセテート(m.p.18
5〜187.5oo)0.25夕、無水酪酸1.9のと
、p−トルェンスルホン酸0.05夕、無水ベンゼン2
5泌の混合物を6時間煮沸した。
のち、反応混合物をメタノール25の‘で薄めたのち、
氷水中に注入した。クロロホルム抽出し、抽出液を水、
希重炭酸水素ナトリウム液、水で洗浄、三硝にて乾燥し
た。ついで溶媒を減圧下にて蟹去し、得られる残澄を分
取薄層クロマトグラフィーに付し精製した。ハイドロコ
ーチゾン118・21−ジアセテート−17−ブチレー
ト(悪晶形)の収量は、0.22夕であった。このもの
は薄層クロマトグラフィーで単一であり、IRにて水酸
基のないことを確かめた。このトリェステルはNM.R
分析(溶媒CDC13)によりアセチル基2個とブチル
基1個の存在が確認された。
分子量測定値:516(マススベクトル分析より)元素
分析値:C礎日4。
08(分子量516.61として)計算値 C 67
.42% 日 7.狐 %実測値 0 67.
28% 日 7.77 %ハイドロコーチゾン1
18021ージアセテート17−ブチレート0.2夕を
アセトン10の‘に溶解し、この0.5の‘ずつをそれ
ぞれ当該TM512菌の植付けの終ったWaKsman
培養液(全量400の【)の20肌ずつが分配されてい
る20本の試験管に配分した。
これを3000にて4日間振糧培養した。反応液を炉紙
澱適し、酢酸エチル抽出、抽出液を水で洗浄した。これ
をある程度減圧下にて濃縮してからシリカゲル薄層クロ
マト坂上に塗布し展開剤にアセトン・クロロホルム・シ
クロヘキサン(3:3:4)を用いて分取薄層クロマト
グラフィーを実施した。得られた生成物を酢酸エチルー
ヘキサン濠液より再結晶した。m.p.205〜207
0 収量0.17タ実施例 4ハイドロコーチゾン 1
7−ィソブチレートの製法ハイドロコーチゾン118・
21ージアセテートo.25夕、無水ィソ酪酸1.9の
‘、pートルェンスルホン酸0。
05夕「無水ベンゼン25肌の混合物を6時間煮沸した
のちし反応混合物をメタノール25叫で薄め、氷水中へ
注入した。クロロホルム抽出し「抽出液を水「希重炭酸
水素ナトリウム液、水で洗浄、三硝にて乾燥した。つい
で溶媒を減圧下にて留去し、得られる残澄を分取薄層ク
ロマトグラフィーに付し精製した。ハイドロコーチゾン
118・21−ジアセテート17ーィソブチレート(無
晶形)の収量は0.21夕であった。このものは薄層ク
ロマトグラフィーで単一であり、IRにて水酸基の吸収
がなく、ェステル基の吸収が見られた。
N.M.R.分析(CDC13)によりアセチル基2個
とプチル基1個の存在が認められた。分子量測定値:5
16(マススベクトル分析より)元素分析値:C囚日4
08(分子量516.61として)計算値 C67.
42% 日 7.80%実測値 C67.65
% 日7.78%ハイドロコーチゾン113・2
1−ジアセテート17−ィソブチレート0.2夕をアセ
トン10柵に溶解し、この0.5のとずつをそれぞれ当
該TM512菌の植付けの終ったWaksman培養液
(全量400の‘)の20必ずつが分配されている20
本の試験管に配分した。
これを30qCにて4日間振顔培養した。反応液を炉紙
炉遇し、酢酸エチル抽出、抽出液を水で洗浄した。これ
をある程度減圧下にて濃縮してからシリカゲル薄層クロ
マト板上に塗布し分取簿層クロマトグラフィーを実施し
た。得られた生成物を酢酸エチルーヘキサン鷹液より再
結晶した。m.P.202〜205午0、収量0.17
夕。生成物は薄層クロマトグラフィーにて単一スポット
を示し、IRにて水酸基の吸収と、N.M.Rにて、1
7ーイソブチル基に起因するシグナルが見られた。子量
測定値:432(マススベクトル分析より)元素分析値
:C偽日3606(分子量432.54として)計算値
069.42% 日 8.39%実測値
C69.56% 日8.43%実施例 5ハイド
ロコーチゾン 17ーイソバレレートの製法ハイドロコ
ーチゾン118・21ージアセテートo.25夕、無水
ィソ吉草酸2.0夕、pートルェンスルホン酸0.06
夕、無水ベンゼン26の‘の混合物を6時間煮沸した。
のち、反応混合物をノタノール26偽で薄め、氷水中へ
注入した。クロロホルム抽出し、抽出液を水、希重炭酸
水素ナトリウム液、水で洗浄し、苧硝にて乾燥した。つ
いで溶媒を減圧下にて留去し、得られる残澄を分取薄層
クロマトグラフィーに付し精製した。ハイドロコーチゾ
ン118・21−ジアセテート 17−イソバレレート
(無晶形)の収量は0.22夕であった。生成物は薄層
クロマトグラフィーで単一であり、IRにて水酸基の吸
収がなくェステル基の吸収が見られた。N.M.R分析
(CDC13)により、アセチル基2個とィソバレル基
1個の存在が認められた。元素分析値:Cの日4208
(分子量530.64として)計算値 ○67.90
% 日 7.98%実測値 ○68.02%
日8.01%ハイドロコーチゾン113・21ー
ジアセテート17−ィソバレレート0.2夕をアセトン
10叫に熔解し、この0.5の【ずつをそれぞれ当該T
M512菌の植付けの終ったWaksman培養液(全
量400の‘)の20の‘ずつが分配されている20本
の試験管に配分した。
これを30℃にて4日間振糧培養した。以後、実施例4
と同様に処理し、得られた残澄を分取薄層クロマトグラ
フィーに付し、生成物をアセトン−へキサン濠液より再
結晶した。m.p.197〜200℃ 収量0.17夕
。この生成物は、薄層クロマトグラフィーにて単一スポ
ットを示し、IRにてェステル基の吸収のほかに、水酸
基の吸収が現われた。
N.M.Rにて17−ィソバレレート基に起因するシグ
ナルが見られた。分子量測定値:446(マススベクト
ル分析より)元素分析値:C離日3806(分子量44
6.56として)計算値 069.93% 日
8.58%実測値 C69.37% 日8.5
5%実施例 6デキサメサゾン 17−プロピオネート
の製法デキサメサゾン1夕をピリジン20Mに溶かし、
無水酢酸14の‘を加え、60℃で4劉時間反応させた
のち、反応液を実施例2{a}に述べたハイドロコーチ
ゾン118’21ージアセテートの製法の場合と同じよ
うに処理し、デキサメサゾン118・21−ジアセテー
トを得た。m.p.135〜139qo:収量0.86
夕。この化合物は薄層クロマトグラフィーで単一のスポ
ットを示し、IRにて水酸基の吸収とNMRにて113
・21−ジアセチル基に起因する2本のシグナルが見ら
れた。分子量測定値:476(マススベクトル分析より
)元素分析値:C礎日3307F(分子量476.53
として)計算値 C 63.43% 日 6.77%
F 3.98%実測値 C 63.50% 日6.7
9% F 3.71%つぎに、この118・21−ジェ
ステル0.3夕を無水プロピオン酸0.3夕、無水ベン
ゼン20叫、p−トルェンスルホン酸12の9の混合物
に加え、反応混合物を8時間還流した。
つぎに溶液を冷やし、メタノール2の‘を加えて1時間
放置した。のち、氷水に反応液をあげ、塩化メチレンで
抽出した。抽出液を水洗、希重炭酸ナトリウム液、水で
洗浄し、苧硝にて乾燥した。塩化メチレンを減圧下にて
蟹去し、得られた粗生成物をシリカゲルを吸着剤とする
分取薄層クロマトグラフィー(展開剤);アセトンーク
ロロホルムーヘキサン(3:3:4))で精製し「無晶
形のデキサメサゾン118・21−ジアセテート 17
−プロピオネート0.25夕を得た。この化合物はIR
にて水酸基の吸収がなく、薄層クロマトグラフィーで単
一のスポットを示した。N.M.R分析(溶媒CDC1
3)より、アセチル基2個とプロピル基1個の存在が確
認された。元素分析値:29日幻08F(分子量532
.59として)計算値 ○ 64.45% 日7.00
% F 3.56%実測値 ○ 64.67% 日
7.11% F 3.48%つぎにこの113・17
・21−トリヱステル0.2夕をアセトン10叫に溶か
し「 この0.5似づつをあらかじめ当該TM512菌
の植付けの終了したきな粉培養液(全量400の‘)の
20の‘に分配された20本の試験管にそれぞれ加えた
これを30o05日間振濠培養した。反応終了後液をろ
過し、酢酸エチル抽出した。抽出液を水洗し、これをあ
る程度濃縮してから前述と同じく分取薄層クロマトグラ
フィーに付し生成物を得た。m.P.218〜2210
0 収量1.6タ実施例 7ベータメサゾン 17ープ
ロピオネートの製法ベータメサゾン1夕を用いた、実施
例2‘allこ述べたハイドロコーチゾン118・21
ージアセテートの製法と同じような方法でベータメサゾ
ン118・21ージアセテートm.p.122〜125
℃(アセトンーェーテルより再結晶)0.87夕を得た
ジェステルは、薄層クロマトグラフィーで単一スポット
を与えた。赤外線吸収スペクトルは、水酸基の吸収がな
く、ェステル基の存在が認められた。N.M.R分析(
溶媒CDC13)よりアセチル基2個の存在が確認され
た。分子量測定値:476(マススベクトル分析より)
元素分析値:C滋日3307F(分子量476.53と
して)計算値 0 63.48% 日 6.77%
F 3.98%実測値 0 63.53% 日6.72
% F 3.85%ついでこの116・21−ジアセ
テート0.6夕を無水プロピオン酸0.6羽‘、無水ベ
ンゼン40肌、p−トルェンスルホン酸14の9と混合
し、混合物を6時間還流した。
つぎに溶液を冷やし、メタノール40叫を加えて1時間
放置した。のち氷水に反応液をあげ、塩化メチレンで抽
出した。抽出液を水洗、希重炭酸ナトリウム液、水で洗
浄し、葦硝にて乾燥した。塩化メチレンを減圧下にて留
去し、得られた粗生成物をシリカゲルを用いた分取薄層
クロマトグラフィー(展開剤:アセトン・クロロホルム
・ヘキサン(3:3:4))で精製し、無晶形のベータ
メサゾン118・21ージアセテートー17−プロピオ
ネート0.51夕を得た。この化合物のIRは水酸基の
吸収がなく、薄層クロマトグラフィーで単一のスポット
を示した。N。
M.R分析(溶媒CDC13)より、アセチル基2個と
プロピル基1個の存在が確認された。元素分析値:C凶
日3706F(分子量532.59として)計算値 ○
64.45% 日 7.00% F 3.56%実
測値 0 66.61% 日6.97% F 3.7
9%つぎに、この118・17・21ートリエステル0
.2夕をァセトン10叫に溶かしたものを実施例6に述
べたデキサメサゾン113・17・21−トリエステル
を微生物で処理する方法と同様に微生物処理した。
この場合にWaksman培地を用いた。反応液からの
生成物の分離、精製についても実施例6と同様に行ない
、目的物であるベータメサゾン 17ープロピオネート
m.p.232〜23500(アセトンにて再結晶)0
.17夕を得た。実施例 8 ベータメサゾン 17ーバレレートの製法ベータメサゾ
ン19を用いて実施例7と同様な方法により、ベータメ
サゾン118・21−ジアセテート(m.p.122〜
125午0)0.Eミタを得た。
このジァセテート0.6夕を無水青草Z−J.6の上、
無水ベンゼン40私、pートルェンスルホン酸14の9
と混合し、混合物を8時間還流した。のち、実施例7と
同様に処理し、無晶形のベータメサゾン118121ー
ジアセテート 17ーバレレート0.46夕を得た。こ
の化合物は薄層クロマトグラフィーで単一なスポットを
示し、IRにて水酸基の吸収がなかった。N.M.R分
析(溶媒CDC13)より、アセチル基2個とバレレー
ト基1個の存在が確認された。元素分析値:C幻日4,
08F(分子量560.64として)計算値 0 66
.41% 日7.37% F 3.39%実測値 ○
66.63% 日7−29% F 3.18%つぎに
このトリェステル0.2夕を用いて実施例7と同じよう
にしてWakSman培養液中で微生物と反応させ、の
ち同じような分離、精製法を用いて、目的物ベータメサ
ゾン 17ーバレレートm.p.182〜184午0(
アセトンーヘキサンにて再結晶)0.155夕を得た。
実施例 9 タ プレドニソロン 17−アセテートの製法プレドニ
ソロン1夕を、氷酢酸10の【、無水酢酸10の【、p
ートルェソスルホン酸0.2夕と共に60こ0にて1q
時間加熱した。
のち、混合物を氷水中に注入し、クロロホルム抽出した
。抽出液を水、希炭0酸ナトリウム液、水で十分洗浄し
、芋硝乾燥後減圧下に濃縮した。得られた磯澄をシリカ
ゲルによる乾式クロマトグラフィー(展開剤:ベンゼン
−クロロホルム混液)に付した。薄層クロマトグラフィ
ーのチェックから単一スポットを示す鱒晶形タブレドニ
ソロン118・17・21ートリアセテート0.77夕
を得た。この化合物はmにて水酸基の吸収がなく、N.
M.Rにて3本のアセチル基のシグナルが現われた。分
子量測定値:486(マススベクトル分析より)0元素
分析値:C幻日3408(分子量486.54として)
計算値 ○66.65% 日 7.04%実測
値 C66.72% 日 7.03%つぎに、
トリェステル0.5夕をアセトン25のZに溶かし、実
施例1‘a)の場合と同様にWaksma吋培養液中で
微生物処理(30q04日間)し、プレドニソロン 1
7−アセテートm.p.240〜24が0(アセトン−
へキサンにて再結晶)0.42夕を得た。
実施例 10ハイドロコーチゾン 17−アセテート
21−ブロミドの製法ハイドロコーチゾン 21−ブロ
ミド(m.p.192〜194ご0)1.0夕をpート
ルェンスルホン酸0.2夕の存在する氷酢酸low‘と
無水酢酸10地の混合液中へ加え、混合物を60q03
時間加熱したのち一夜室温にて放置した。
これにメタノール10の‘を加えて蝿梓後混合液氷水に
注入した。クロロホルム抽出し、抽出液を水、希炭酸ナ
トリウム液、水で洗浄、芝硝乾燥した。減圧下にクロロ
ホルムを留去し、得られた残澄を分取薄層クロマトグラ
フィーにて精製し、m.p.177〜180o○(アセ
トンーヘキサン再結晶)のハイドロコーチゾン1181
17Q−ジアセテート 21nブロミド0.84夕を得
た。この化合物は薄層クロマトグラフィーで単一スポッ
トを示し、IRにて水酸基の吸収がなかった。N.M.
R分析(溶媒CDC13)より、アセチル基2個の存在
が認められた。分子量測定値:509(マススベクトル
分析より)元素分析値:C254306Br(分子量5
09.43として)計算値 ○ 58.94% 日6.
53% Br15.69%実測値 ○ 59.07%
日6.48% Br15.85%ついでこの118
・17Q−ジアセテート0.5夕をァセトン25机上に
溶解し、実施例1‘a’1こ示したようなWaksma
d培養液中で微生物と30004日間処理した。
実施例1【aーと同じような操作精製法を行ない、ハイ
ドロコーチゾン 17ーアセテート 21ーブロミドm
.p.204〜20500(分解)(アセトンーヘキサ
ン再結晶)0.41夕を得た。生成物は、薄層クロマト
グラフィーにて単一スポットを与え、IRで水酸基の吸
収とェステル基の吸収を示した。
N.M.R分析(CDC13)よりアセチル基1個の存
在が確認された。 4分子量測定値;46
7(マススベクトル分析より)元素分析値:C23は,
05Br(分子量467.40として)計算値 C 5
9.10% 日6.69% Br17.10%実測値
0 59.27% 日6.71% Br16.89%
実施例 11ハイドロコーチゾン 17ーブチレート
21ークロリドの製法ハイドロコーチゾン 21−クロ
リド(m.p.239〜24〆○(分解))1.0夕を
pートルェンスルホン酸0.2夕を加えた無水酪酸10
肌、トルヱン80のとの混合液中で6時間煮沸した。
冷却後トルェン80叫で薄め、氷水に注入した。トルェ
ン〜ベンゼン層を水、希炭酸ナトリウム液、水で洗浄し
、苧硝乾燥した。溶媒を減圧下にて留去し、得られる残
溝を分取薄層クロマトグラフィーで精製した。ハイドロ
コーチゾン118,17Qージブチレート 21−クロ
リド0.79のま無晶形として得られたが、薄層クロマ
トグラフィーで単一スポットを示し、IRにて水酸基の
吸収を与えず、ヱステル基の吸収が認められた。N.M
.R分析(溶媒CDC13)より、ブチル基2個の存在
が認められた。
元素分析値:C凶日4,06CI(分子量521.08
として)計算値 C 66.84% 日 7.93%
CZ 6.80%実測値 C 66.97% 日 7
.95% CZ 6.71%上述の118417Q−
ジブチレート−21−クロリド0.5夕を用いて実施例
1【a}と同様に行ない、Waksman培養液中で3
0q04日間微生物で処理した。
反応液の後処理、生成物の分離・精製も実施例1‘a}
と同様に行ない目的物のハイドロコーチゾン 17ーブ
チレート 21−クロリドm.p.192〜196qo
(アセトン−へキサンより再結晶)0.45夕を得た。
生成物は薄層クロマトグラフィーにて単一スポットを示
し、mで水酸基の吸収とェステル基の吸収を示した。
N.M.R分析(溶媒CDC13)より、ブチル基1個
の存在が確認された。分子量測定値ミ450(マススベ
クトル分析より)元素分析値:C歯日3505CI(分
子量450.99として)計算値 0 66.58%
日 7.82% CZ 7.86%実測値 C 66
.62% 日7.88% CZ 7.71%実施例 1
2ベータメサゾン 17−プロピオネート 21−クロ
リドの製法ベータメサゾン 21ークロリド(m.p.
231〜23400)1.0夕を、ベンゼン−塩化メチ
レン(4:1)80の‘に加え、さらに無水プロピオン
酸10瓜‘とp−トルェンスルホン酸0.1夕を加えて
、混合液を5時間煮沸した。
のち、塩化メチレン60叫を加え薄め氷水に注入した。
塩化メチレン層を水洗、希炭酸ナトリウム液「水で十分
に洗浄し、苧硝乾燥した。減圧下に溶媒を蟹去し、得ら
れた残笹を分取薄層クロマトグラフィーにて精製した。
生成物は薄層クロマトグラフィーで単一のスポットを示
し、IRにて水酸基の吸収がなく、ェステル基の吸収が
認められた。N.M.R分析(溶媒CDC13)より、
プロピル基2個の存在が認められた。
元素分析値;C28日繁06CIF(分子量523.0
3として)計算値064.29%日6.94% OZ6
.78% F3.63%実測値C64.41%日6.8
8% ,CZ6.57% F3.48%ついで、この1
18・17Q−ジプロピオネート21ークロリド0.5
夕を用いて、実施例1蜘に述べたと同様な微生物反応(
Waksman培養液中30q04日間処理)を行なっ
た。
反応液からの生成物の分離、精製も実施例1{a}と同
じように行ない、生成物ベータメサゾン 17ープロピ
オネート 21ークロリド0.44夕(m.p.193
〜196q○;アセトソ−へキサンにて再結晶)を得た
。生成物は薄層クロマトグラフィーで単一スポットを示
し「IRにて水酸基の吸収とェステル基の吸収を示した
N.M.R分析(CDC13)よりプロピル基1個の存
在が認められた。分子量測定値:466(マススベクト
ル分析より)元素分析値:C25日滋05CIF(分子
量466.97として)計算値064.30%日6.9
1% OZ7.59% F4.07%実測値C64.4
4%日6.87% CZ7.75% 日3.98%実施
例 13フルオロメソロン 17ーブチレートの製法フ
ルオロメソロン(9Qーフルオロー6Qーメチル−11
8・17Q一ジヒドロキシープレグナー1・4ージェン
ー3・20−ジオン)0.5夕を無水酪酸5の‘に加え
「 これをさらに新しい炭酸カルシウム(CaC03)
0.4夕を加えた。
この混合物を150℃1斑時間加熱した。冷却後、炭酸
カルシウムを炉過し、炉液を減圧下に濃縮した。得られ
た残澄をシリカゲル吸着剤とする分取薄層ク。マトグラ
フィー(展開剤:アセトンークロロホルムーへキサン(
3:3:4))に付し、Rナ0.6附近の生成物フルオ
ロメソロン118・17Qージブチレートを魚晶形とし
て分離精製した。収量0.43夕。この化合物は薄層ク
ロマトグラフィーで単一スポットを示し、IRにて水酸
基の吸収を与えず、ェステル基の吸収を示した。N.M
.R分析(溶媒CDC13)より、ブチル基2個の存在
が認められた。
元素分析値:C粉日4・06F(分子量516.63と
して)計算値 C 69.74%日8.00% F 3
.78%実測値 C 69.77%日7.95% F
3.91%つぎに、フルオロメソロン118・17Q−
ジブチレート0.2夕をアセトン10机に溶解し、実施
例3の方法に従って微生物処理Waksman培養液中
30℃5日間)を行なった。
反応液からの生成物の分離、精製は実施例3と同様に行
ない、生成物フルオロメソロン 17ーブチレート(m
.p.129〜133。○:アセトンーェーテルにて再
結晶;薄層クロマトグラフィーは上述の展開剤にてRナ
0.3を示す)0.15夕を得た。生成物は薄層クロマ
トグラフィーにて単一スポットを示し、mで水酸基とェ
ステル基の吸収が認められた。
N.M.R分析(溶媒CDC13)より、ブチル基1個
の存在が確認された。分子量測定値:446(マススベ
クトル分析より)元素分析値:6日3505F(分子量
446.54として)計算値 C 69.93% 日
7.90% F 4.25%実測値 C 70.05%
日7.86% F4.11%実施例 149−フルオ
ロー118・17ージヒドロキシブレグナ−4−エンー
3・20ージオン・17ーアセテート(フルロゲストン
・アセテート)の製法0 9−フルオロー118・17
ージヒドロキシプレグナー4ーェンー3・20−ジオン
(フルロゲストン;m.p.232〜235qC)1.
0夕をp−トルエンスルホン酸0.2夕の存在する氷酢
酸10の【と無水酢酸10の‘の混合液中へ加え、混合
物を60q03時間加熱したのち、一夜室温にて放置し
た。
こののち実施例10と同様に処理して得た粗生成物を酢
酸エチルーヘキサン混液にて再結晶し、m.p.242
〜243qoの9−フルオロ−118・17−ジヒドロ
キシプレグナ一4−エン−3・20−ジオン・11・1
7ージアセテート0.85夕を得た。このものは薄層ク
ロマトグラフィーで単一スポットを示し、IRは水酸基
の吸収がなく、ェステル基の存在が認められた。
N.M.R.分析(溶媒CDC13)よりアセチル基2
個の存在が確認された。分子量測定値:448(マスス
ベクトル分析より)元素分析値:C蜜日3306F(分
子量448.52として)計算値 ○ 66.94%
日 7.42% F 4.24%実測値 C 67.0
2%日7.40% F 4.01%ついでこの11・1
7ージアセテート0.5夕をアセトン25の‘に溶解し
、実施例1‘a}に示したようなWaksman培養液
中で微生物と30℃4日間処理した。
実施例1【a)と同じような操作、精製法を行ない、9
ーフルオロ−118・17ージヒドロキシプレグナー4
ーエン−3・20−ジオン・17−アセテート(フルロ
ゲストン・アセテート)(m.p.266〜26がo;
酢酸エチル−へキサンより再結晶)0.42夕を得た。
生成物は薄層クロマトグラフィーにて単一スポットを示
し、IRは水酸基の吸収とェステル基の吸収を示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 プレグナン系化合物の11β・17α・21−トリ
    低級脂肪酸エステルまたは11β・17α−ジ低級脂肪
    酸エステルに、前記エステル化合物の11β位および/
    または21位の低級脂肪酸エステルをヒドロキシ化する
    ノカルジア属放線菌に属する菌株を作用させることを特
    徴とするプレグナン系化合物の11β−ヒドロキシ−1
    7α−低級脂肪酸エステルの製造法。 2 プレグナン系化合物の11β−ヒドロキシ−17α
    −低級脂肪酸エステルがベータメサゾンの17α−低級
    脂肪酸エステル−21−ハライドである特許請求の範囲
    第1項に記載の製造法。 3 プレグナン系化合物の11β−ヒドロキシ−17α
    −低級脂肪酸エステルがベータメサゾンの17α−低級
    脂肪酸エステルである特許請求の範囲第1項に記載の製
    造法。 4 プレグナン系化合物の11β−ヒドロキシ−17α
    −低級脂肪酸エステルがハイドロコーチゾンの17α−
    低級脂肪酸エステル−21−ハライドである特許請求の
    範囲第1項に記載の製造法。 5 プレグナン系化合物の11β−ヒドロキシ−17α
    −低級脂肪酸エステルがハイドロコーチゾンの17α−
    低級脂肪酸エステルである特許請求の範囲第1項に記載
    の製造法。 6 プレグナン系化合物の11β−ヒドロキシ−17α
    −低級脂肪酸エステルがデキサメサゾンの17α−低級
    脂肪酸エステルである特許請求の範囲第1項に記載の製
    造法。 7 プレグナン系化合物の11β−ヒドロキシ−17α
    −低級脂肪酸エステルがプレドニソロンの17α−低級
    脂肪酸エステルである特許請求の範囲第1項に記載の製
    造法。 8 プレグナン系化合物の11β−ヒドロキシ−17α
    −低級脂肪酸エステルがフルオロメソロンの17α−低
    級脂肪酸エステルである特許請求の範囲第1項に記載の
    製造法。 9 プレグナン系化合物の11β−ヒドロキシ−17α
    −低級脂肪酸エステルが9−フルオロ−11β・17−
    ジヒドロキシプレグナ−4−エン−3・20−ジオンの
    17α−低級脂肪酸エステルである特許請求の範囲第1
    項に記載の製造法。 10 ベータメサゾンの17α−低級脂肪酸エステル−
    21−ハライドがベータメサゾン17−プロピオネート
    21−クロリドである特許請求の範囲第2項に記載の製
    造法。 11 ベータメサゾンの17α−低級脂肪酸エステルが
    ベータメサゾン17−バレレートである特許請求の範囲
    第3項に記載の製造法。 12 ハイドロコーチゾンの17α−低級脂肪酸エステ
    ル−21−ハライドが、ハイドロコーチゾン17−ブチ
    レート21−クロリドである特許請求の範囲第4項に記
    載の製造法。 13 ハイドロコーチゾンの17α−低級脂肪酸エステ
    ルがハイドロコーチゾン17−イソバレレートである特
    許請求の範囲第5項に記載の製造法。 14 デキサメサゾンの17α−低級脂肪酸エステルが
    デキサメサゾン17−プロピオネートである特許請求の
    範囲第6項に記載の製造法。 15 プレドニゾロンの17α−低級脂肪酸エステルが
    プレドニソロン17−アセテートである特許請求の範囲
    第7項に記載の製造法。 16 フルオロメソロンの17α−低級脂肪酸エステル
    がフルオロメソロン17−ブチレートである特許請求の
    範囲第8項に記載の製造法。 17 9−フルオロ−11β・17−ジヒドロキシプレ
    グナ−4−エン−3・20−ジオンの17α−低級脂肪
    酸エステルが9−フルオロ−11β・17−ジヒドロキ
    シプレグナ−4−エン−3・20−ジオン17−アセテ
    ートである特許請求の範囲第9項に記載の製造法。
JP8819576A 1976-07-26 1976-07-26 プレグナン系化合物の17α―エステル類の製造法 Expired JPS60994B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8819576A JPS60994B2 (ja) 1976-07-26 1976-07-26 プレグナン系化合物の17α―エステル類の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8819576A JPS60994B2 (ja) 1976-07-26 1976-07-26 プレグナン系化合物の17α―エステル類の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5315360A JPS5315360A (en) 1978-02-13
JPS60994B2 true JPS60994B2 (ja) 1985-01-11

Family

ID=13936107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8819576A Expired JPS60994B2 (ja) 1976-07-26 1976-07-26 プレグナン系化合物の17α―エステル類の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60994B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
UA116622C2 (uk) 2011-11-11 2018-04-25 Аллерган, Інк. Похідні 4-прегенен-11ss-17-21-тріол-3,20-діону для лікування хвороб очей

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5315360A (en) 1978-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1129795A (en) Preparation of monacolin k
US4435327A (en) 3β,7β,15α-Trihydroxy-5-androsten-17-one, its 3,15-dipivalate, and their preparation
EP0051143B1 (de) Verfahren zur Herstellung von 3-beta,7-beta-Dihydroxy-delta-5-steroiden
CA1251783A (en) 6.alpha.-METHYLPREDNISOLONE DERIVATIVES AND THEIR MANUFACTURE AND USE
IL27858A (en) Microbiological process for the preparation of 11beta-hydroxysteroids
US4579819A (en) Method for production of ursodeoxycholic acid by means of microbial transformation
PL103989B1 (pl) Sposob wytwarzania nowych 7 alfa-podstawionych estradioli
FI72729C (fi) Foerfarande foer framstaellning av nya terapeutiskt anvaendbara 6 -metylhydrokortisonderivat.
JPS60994B2 (ja) プレグナン系化合物の17α―エステル類の製造法
DE1059906B (de) Verfahren zur Herstellung von 1, 4-Pregnadienen
EP0941361B1 (en) A method for the preparation of steroid compounds
US2863806A (en) 17alpha hydroxylation of steroids by trichoderma viride
JPS6137280B2 (ja)
JPS6155953B2 (ja)
GB1597978A (en) Corticoids
JPS5926279B2 (ja) プレグナン系17−エステルの製法
US3009936A (en) Process for the manufacture of 21-hydroxy pregnenes and intermediates obtained thereby
CA1172590A (en) Steroids of the pregnane series substituted in the 17- position, and their manufacture and use
DE1167829B (de) Verfahren zur Herstellung von 21-Methyl-í¸-pregnen-11ª‰, 17ª‡-diol-3, 20-dion
US3251864A (en) delta4-pregnene-6beta, 20beta-diol-3-one and process for the production thereof
Howe et al. Microbial modification of diosgenin and hecogenin
US3285829A (en) Process for producing 16alpha-hydroxy-steroids using nocardia it alica
JPH0120878B2 (ja)
CH329194A (de) Verfahren zur Herstellung von 11-Oxy-steroiden
DE2753839A1 (de) Neue kortikoide