JPS609806Y2 - 圧力定着装置 - Google Patents

圧力定着装置

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JPS609806Y2
JPS609806Y2 JP1980115571U JP11557180U JPS609806Y2 JP S609806 Y2 JPS609806 Y2 JP S609806Y2 JP 1980115571 U JP1980115571 U JP 1980115571U JP 11557180 U JP11557180 U JP 11557180U JP S609806 Y2 JPS609806 Y2 JP S609806Y2
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JP
Japan
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paper
rollers
pressure
roller
toner image
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Expired
Application number
JP1980115571U
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English (en)
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JPS5739063U (ja
Inventor
正喜 中岡
正晴 大久保
Original Assignee
キヤノン株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本発明はトナー像をその支持材に圧力定着する圧力定着
装置に関する。
電子写真複写装置等、トナー像を形成する画像記録装置
に於いて、ヒーターを使用しない、つ舌イトタイムがい
らない、構造が簡単で安価である等々の理由で、700
〜1000に9程度の総荷重で加圧された、一般には2
又は3本のローラからなり、その間を未定着のトナー像
を支持した像支持材を通過させることにより定着を行う
圧力定着器が広く利用されるようになってきている。
しかし、この圧力定着器も利点や多い反面、いろいろの
問題もあり、例えば、紙のシワなどもその1つで、圧力
定着器では加圧力が大きいため従来の熱定着器で見られ
るシワとは異なり、シワの部分が透明化してしまい、最
悪の場合は像支持材がボロボロに切れてしまう。
そしてトナー像支持材、特に紙は、湿度変化によって吸
湿したり逆に紙の方から水分がとられたりすることによ
り、紙の周辺と中央部ののび又はちぢみ量に差が出て第
1図に示す如く、周辺部が波を打った状態となり、その
程度が大きいと、前記の如く加圧力が非常に強いため、
波打ちを完全に伸ばして先端から紙を押し広げる様にし
ていく圧力定着器ではシワの発生が多くなる。
これを第2図、第3図で説明すると、当初給紙カセット
中などに重ねて置かれた紙3は、その端部からの吸湿し
か行なわれないため、吸湿した端部が伸びて中央の吸湿
していない部分との伸びの差が生じ、第1図に示すよう
な波打ちを示す。
そしてこの紙3を矢印方向に回転する圧力定着器の高荷
重で加圧された錆性などの剛性ローラ1,2間に通すと
吸湿して伸びている端部から入っていくため、第2図の
ように剛性ローラ1,2の高加圧力によって先端が伸ば
されると当然伸びのもともとない中央部は先端の影響を
受けて矢印A方向によせられ、第3図に示す如く、波打
たされてついにはシワになってしまう。
そこでこのようなシワの発生を防止するため、従来よく
使われている方法は、紙に吸湿を防止するコーティング
処理を行い、紙の吸湿すなわち波打をなくする方法であ
るが、これは紙のコストアップを招来するので好ましい
方法ではない。
そこで本考案は上述した不都合を解決し、トナー像支持
材として普通紙が使用でき、その際その紙が吸湿して第
1図の如く波打ち状態になっていたとしてもシワの発生
を防止できる圧力定着装置の提供を主な目的とする。
以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第4図は本考案の一実施例の断面図である。
1.2は夫々前記の如く鋼などで構成された剛性ローラ
で、ローラ長手方向に関し1crn当り15乃至50に
9程度の圧力で相互に加圧されており、1は時計方向、
2は反時計方向に回転して像支持紙3を挟圧搬送する。
この時トナー像がその支持紙3に圧力のみにより定着さ
れる。
尚、紙3のトナー像支持面ばローラ1に圧接されるもの
とする。
4はローラ1,2の紙の入口側に設けられた案内板であ
る。
即ち紙3は案内板4を摺動し、その案内下にローラ対1
,2の圧接部に進入する。
上記案内板4の紙搬送方向に関する先端縁14は、第5
図に示すように、中央部(紙搬送方向と垂直な方向、つ
まり紙の幅方向に関する)が両端側よりもローラ1側に
せり出した円孤形状をなしている。
そして案内板4は、その最先端、即ちローラ1に対して
最もせり出した部分Aが、第4図に示される如き位置に
位置せしめられるように配置されている。
即ち、第4図に於いて、αはローラ1の回転中心軸より
見たA、 B間の角度である。
尚、Bはローラ1,2の圧接線である。
而してαは25度以上40度以下に設定する。
また第4図に於いて、lはローラ1の表面と前記A部間
の間隔(ローラ1の半径方向に測定した)である。
而してlは1Trr1n以上2TrrIrL以下に設定
される。
而して、紙3は案内板4に案内されて進行し、まずその
先端がローラ1に突き当たる。
その後ローラ1の回転に従って紙先端はローラ1,2の
圧接部Bに引き行まれ、紙3はローラ1,2に挟圧搬送
されることになるが、この時紙3の裏面、即ちトナー像
支持側面の裏面が前記案内板4の先端縁14でしごかれ
る。
そしてこの先端縁14は前記の如き円孤形状であるから
、より強くしごかれるのは紙のほぼ中央(幅方向に関す
る)であり、それ故第2,3図に示したように、中央に
よせられるように波打たされる傾向にある紙を巾方向へ
伸ばす(分散させる)ようにしごくという効果が得られ
る。
これによりシワの発生が防止できるものである。
尚、因に案内板として先端縁が直線状のものを使用して
みた処、本考案のものに比べて約m倍程度シワ発生の回
数が増加した。
また、α=25乃至40度については、上ローラ1の径
にも関係すると思われるが、圧力定着装置に於いて通常
使用されている直径20乃至60mmのローラであれば
、上記αの範囲で通常使用される紙は勿論、厚紙、OH
P紙でもローラ対間への確実なくい込みが得られる。
aが40度より大きくなると、像支持材先端がローラ1
に突き当ったままスリップしてローラ1,2の圧接部に
進行しない事故が発生し始める。
またαが25度より小になるとしごきに関する顕著な効
果が失われ、シワが発生しやすくなる。
モしてスキマlは1mより小さいとしごきすぎとなり逆
にシワがふえ、また2間より大きいとほとんど顕著な効
果が得られなかった。
尚、しごきすぎてシワが生ずると言うのは、中央部の波
形状をしごき過ぎてそのまま単に両側方向に押しやるこ
とになると、それがシワを生じさせるのである。
尚、案内部材先端縁形状は第5図のような単純な円孤形
状でもよいし、楕円形状などでもよい。
要するに像支持材をしごいた際に、その像支持材の中央
側から両側端側に徐々に波形状を分散消失させることが
できるように、先端縁の中央部が両端側よりも像支持材
搬送方向に(ローラに対して)せり出した形状であれば
よい。
その際、案内部材の最先端(最せり出し端)は、その幅
サイズの像支持材も幅方向に関する中心線を1つの共通
基準線に一致させつつ搬送する方式の装置にあっては、
この基準線に一致させた状態に配置されてよい。
一方、A4サイズ紙とB44サイズをタテ送りで搬送し
、どちらの幅サイズの像支持材も幅方向に関する一つの
側端線を一つの共通基準線に一致させつつ搬送するよう
な所謂側端基準方式の装置に於いては、案内部材の最先
端は、A4またはB4サイズの像支持材の幅方向に関す
る中心線が通る所、或いはAlp=サイズの上記中心線
が通る所と84rlliサイズの上記中心線が通る所の
中間などに一致させた状態で配置すればよい。
尚、この場合、案内板4の先端縁14の裾部は、例えば
第6図に示すように、A4サイズ紙でもB4サイズ紙で
も同じような逃げがとれるようになっているのがより好
ましい。
第6図でA4. B4として示した範囲は、夫々A4サ
イズ紙、B4サイズ紙の通過領域である。
以上本考案によれば、圧力定着装置に於いて、像支持材
が吸湿して波打っているような場合に於いても、簡単な
構成によりシワを防止することができ、特別吸湿防止コ
ーティングなどを施さない通常の紙も像支持材として利
用できるから非常に有用である。
尚、本考案は圧力定着ローラ対の周速を、このローラ対
に像支持材を搬送する速度より若干遅くしてローラ対に
挾持された像支持材の後方部にループを形成し、像支持
材の腰を強くすることによりシワ防止を計った圧力定着
装置にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は吸湿した紙、第2図、第3図は圧力定着装置で
シワが形成される原因、第4図、第5図は本考案の一実
施例、第6図は案内板の一例を夫々説明するための図で
ある。 1.2は圧力定着ローラ、4は案内板、14は案内板の
先端縁である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 加圧されたローラ対間にトナー像支持材を通過させてそ
    の像を圧力定着する装置に於いて、上記ローラ対間への
    トナー像支持材の進入を案内する案内部材であって、先
    端縁が中央部で両端側よりもローラ側にせり出した形状
    に構成された案内部材を有し、この案内部材の最先端を
    、トナー像圧接側ローラの回転中心より見てローラ対の
    圧接部から25乃至40度の位置であって、かつトナー
    像圧接側ローラの表面からl乃至21rIInの位置に
    位置せしめることを特徴とする圧力定着装置。
JP1980115571U 1980-08-14 1980-08-14 圧力定着装置 Expired JPS609806Y2 (ja)

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JP1980115571U JPS609806Y2 (ja) 1980-08-14 1980-08-14 圧力定着装置

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JP1980115571U JPS609806Y2 (ja) 1980-08-14 1980-08-14 圧力定着装置

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Publication Number Publication Date
JPS5739063U JPS5739063U (ja) 1982-03-02
JPS609806Y2 true JPS609806Y2 (ja) 1985-04-05

Family

ID=29476487

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JP1980115571U Expired JPS609806Y2 (ja) 1980-08-14 1980-08-14 圧力定着装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5926769A (ja) * 1982-08-04 1984-02-13 Hitachi Metals Ltd 圧力定着装置
US4566778A (en) * 1982-04-20 1986-01-28 Hitachi Metals, Ltd. Pressure fixing device

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50106642A (ja) * 1974-01-12 1975-08-22
JPS5349407U (ja) * 1976-09-30 1978-04-26

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55164648U (ja) * 1979-05-14 1980-11-26

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50106642A (ja) * 1974-01-12 1975-08-22
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JPS5739063U (ja) 1982-03-02

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