JPS6097881A - 印字ヘツド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は印字ヘッドに係シ、詳しくは印字ヘッドに接続
するアーマチュアを駆動して印字動作を行わせる複数個
の電磁石機構を円周方向に隣接配置してなるワイヤドツ
ト式の印字ヘッドに関する。

〔発明の背景〕

この種の印字ヘッドにおいては、近年、高速化および印
字ワイヤ本数増加の傾向にあシ、これに伴なって、印字
ヘッドの発熱が問題となってきている。この印字ヘッド
の発熱は、電流が電磁石機構のコイルに流れることによ
って発生する銅損と、このコイルの継鉄を通る磁束の急
激な変化によって生ずる鉄損との、２つにより起る。

前記発熱による印字ヘッドの７ＭＭ上昇を抑えるために
、従来の印字ヘッドでは、熱伝導率の良いアルミニウム
などで作った放熱フィンを継鉄に接するように配設して
、放熱を行う構造を採っている。

ところで、印字ヘッドは、キャリア上に搭載され、印字
用紙に対して走行しながら印字を行うため、茜速化に対
処するには、印字ヘッド自体の重蓋をできるだけ軽くシ
、キャリアを駆動するモータの負荷を低減する必要があ
る。

し力・シ、従来の印字ヘッドにおいては、放熱フィンが
継鉄とは別部品となるので、該放熱フィンをいかに軽量
に作ろうとも放熱フィンのＮ量分だけ貫くなり、印字ヘ
ッドの軽重化を図り難い。また継鉄と放熱フィンとの接
触面を均一な面に仕上げないと大きな接触熱抵抗となシ
、放熱特性を悪化させてしまう問題がある。

また、前記接触熱抵抗をなくすために、継鉄と放熱フィ
ンとを一体で作ることが考えられるが、しかし単に継鉄
と放熱フィンとを一体化したものでは、継鉄が磁気回路
の一部として有効に使われなくなる。つまシ継鉄に放熱
フィンとして使われる部分が増えてしまい、継鉄を磁気
回路として有効に使うようにするためにはアルミニウム
の比重の３倍も夏い縦鉄を大きくしなければならず、印
字ヘッド全体がきわめて重いものとなってしまう。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、継鉄を放熱フィンとして用いながらも
該継鉄の全部が磁気回路の一部として有効に使われるよ
うにして、軽量化が図れる印字ヘッドを提供することに
ある。

〔発明の４ｇ景〕 この目的を達成するために、本発明の印字ヘッドは、磁
気回路を形成する継鉄部を印字ヘッドの外周面となすよ
うに配置し、その継鉄部の外周面に、磁界の向きと平行
に継鉄部外周面に設けた凸部および凹部を円周方向に交
互に配置して形成される放熱部を設け、その放熱部の凸
部の幅を凹部の幅よシも小さくしたことを特徴とする。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。

図面は本発明によるワイヤドツト方式の印字ヘッドの正
面図で、下半部分を断面にて示しである。

１は印字ワイヤ、２は印字ワイヤ１の基端に接続するア
ーマチュア、３はアーマチュア２に設けた板ばね、４は
磁極５を具えた継鉄、６は継鉄、７は継鉄４，６間に設
けた永久磁石、８は継鉄４に装設されたコイル、９は印
字ワイヤ１を支持するガイド１０ａ、１０ｂおよび軸受
１１を保持する前面カバー、１２は板ばね３のばね力を
調整すると共にアーマチュア２を支持するねじ、１３は
後面カバー、１４は継鉄４、コイル８間の熱伝達を向上
させるため継鉄４内部および後面カバー１３内側に充填
された樹脂、１５はコイル８に電流を供給するためのコ
ネクタである。

前記継鉄６、アーマチュア２、磁極５、継鉄４によシ永
久磁石７の磁気回路を形成していると共に、継鉄４を印
字ヘッド自体の外周面となすように配置しである。そし
て、前記継鉄４の外周面に、磁界の向きと平行に継鉄外
局面に設けた凸部１６ａおよび凹部１６ｂを円周方向に
交互に配置して形成される放熱部１６を設けている。ま
た前記放熱部１６の凸部１６ａの幅ｔ！は凹部１６ｂの
幅を雪よシも小さくしである。

次に本発明の作用について説明する。印字開始前におい
ては、アーマチュア２が永久磁石７の吸引力によシ継鉄
４の磁極面に吸着されている。詳しく述べると永久磁石
７から発生する磁束が継鉄６、アーマチュア２、磁極５
、継鉄４を通る。このとき、板ばね３はたわんだ状態に
ある。次にコイル８に電流を流して、永久磁石７の吸引
力を磁極５で打ち消すと、アーマチュア２は、該アーマ
チュア２の角部と継鉄６の磁極面とで形成されるＡ点を
支点として回動し、これに接続する印字ワイヤ１の先端
が、図示していないインクリボンや紙などを打撃印字す
る。そして打撃印字時点でコイル８への電流の供給を止
めれば、アーマチュア２は永久磁石７の吸引力と印字時
の紙の反発力によって元の位置へ復帰する。

一方、前述した印字動作時にコイル８、継鉄４゜６で発
生した熱は、主として継鉄４の外周面よシ大気中に逃げ
ることになる。しかして、継鉄４の外周面には凸部１６
ａおよび凹部１６ｂからなる放熱部１６が形成されてい
て、継鉄４の外周面の表面積が大きくなっているので、
前記の熱は速やかに大気中に放熱される。また放熱部１
６の凹部１６ｂは磁界の向きと平行な長大形状となって
いるため、放熱フィンとして直接作用する凸部１６ｍに
も磁束が通ることになる。即ち継鉄４の全部が磁気回路
としてＭ効に働く。また、前記放熱部１６の凹部１６ｂ
の幅ｔ！が凸部１６Ｍの幅ｔ１よシも大きくなっていて
、該凹部１６ｂにおける外気の流れが良好に行われるの
で、継鉄４表面と外気との局所熱伝達率が高められ、高
い放熱効果が得られる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、継鉄を放熱フィ
ンとして用いながらも該継鉄の全部を磁気回路の一部と
して有効に使えるので、印字ヘッド全体の軽量化が図れ
て、印字速度の高速化に対応させることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明による印字ヘッドの側面図で、下半部分を
断面にて示す。 １・・・印字ワイヤ、２・・・アーマチュア、４．６・
・・継鉄、７・・・永久磁石、８・・・コイル、１６・
・・放熱部、１６ａ・・・凸部、１６ｂ・・・凹部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 印字ワイヤに接続するアーマチュアを駆動して印字動作
   を行わせる複数個の電磁石機構を円周方向に隣接配置し
   てなる印字ヘッドにおいて、磁気回路を形成する継鉄部
   を印字ヘッドの外周面となるように配置し、その継鉄部
   の外周面に、磁界の向きと平行に継鉄部外周面に設けた
   凸部および凹部を円周方向に交互に配置して形成される
   放熱部を設け、その放熱部の前記凸部の幅を前記凹部の
   幅よシも小さくしたことを特徴とする印字ヘッド。