JPS6095199A - 偏心型真空ポンプの給油潤滑方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 木弁明は主に自動車の制動倍力装煮において、真空発生
用に使用され、交流発電機と一体化された偏心型真空ポ
ンプの給油潤滑方法に関する。

従来の交流発電機と一体化された偏心型真空ポンプは、
第１図に示Ｊような交流発電機のハウジング１０にケー
シング２が取り付けられ、該ケーシング２内には摺動自
在に嵌装されたベーン４を有するロータ３が偏心して配
置され、前記ハウジング２にオイルシール８を有してす
べり軸受８により支持された交流発電機の回転軸５には
前記ロータ３が結合され、図示しない真空タンクに接続
された吸入チェックバルブ１および空気吐出パイプ７を
備えたものがある。このような真空ポンプにおいては、
ケーシング２のリア側に設けた給油口６から給油を行う
ためにロータ３とケーシング２の内壁とのクリアランス
によって油量が制御され、このクリアランスを厳しい公
差にて管理する必要がある。また、ロータ３、ケーシン
グ２の端面の振れでも油量が大きく左右され安定した油
量を供給Ｊることが難しい。従って、製品によっては油
不足でポンプ摺動部が異常に摩耗したり、逆に油が多す
ぎて騒音が増大することがしばしばある。

また、第２図に示すような真空ポンプにおいては、回転
軸５内に油量として軸線方向の長穴５ａおよびこれに交
差する貴通穴５ｂが段けられ、該貴通穴５ｂはハウジン
グ１０に設けた給油口６とＪべり軸受８を介して連通し
でおり、ポンプ内部には前記曲尺５ａ　、５ｂを介しＣ
油が回転軸５の先端部５Ｃから供給され、潤滑りること
ができる。

このような供給による油Ｍυ１ｕｌｌは、ポンプ室外（
この場合交流発電ＩＩ）に設けたすべり軸受８の内径物
の溝ａノよび穴で１７われ、はぼ安定した油量を維持で
きるが、回転軸５に長穴５ａと貫通穴５ムを設（Ｊるた
め、強度面およびコスト面でのデメリツ１〜がある。即
も強度上長穴５ａの径からある一定の肉厚を持つように
軸径を決定づるために小型軽石（ビに限界が生じてしま
う。また゛、これらの穴５ａ　、５ｂの加工でコストが
大になるとともに、内部に加１峙の微小な切屑が残り、
それが油によって真空ポンプ内に侵入した場合、摺動部
品等に悪影響を及ばＪ恐れがある。

本発明は、上記点に鑑みてなされたもので、回転軸に曲
尺を設【〕ることなく真空ポンプ内部に安定した油■を
供給して給油潤滑を行い、コストがかからず小型化も可
能であって、回転軸とロータとの嵌合部に直接油を供給
して摩耗に対応づることができる偏心型真空ポンプの給
油潤滑方法を提供づることを目的とするものである。

この目的を達成Ｊるために、本発明の偏心型真空ポンプ
の給油潤滑方法は、交流発電機のハウジングに取り付け
られたケーシング内に、前記交流発電機の回転軸結合さ
れたロータを偏心して配置し、該〇−夕に複数のベーン
を嵌着してなる偏心型真空ポンプにおいて、前記回転輪
ｉロータとの嵌合用溝に延長部を設けて、該延長部によ
り決定される必要とする油」を供給し、潤滑するように
したことを特徴としている。

以下図に示１本発明の詳細な説明する。第３図において
、１０は交流発ｆｆＨｔｌｌのハウジングであり、該ハ
ウジング１０にはプレート１１を挾んで偏心型真空ポン
プのケーシング２が取り（＝Ｊけられている。５は前記
交流発電機の回転軸であり、ハウジング１０との間にＡ
イルシール９を備え、スプライン部５６　ｋ：０−夕３
が嵌合されている。Ｏ−夕３は前記ケーシング２内に偏
心して配置され、ベーン４が複数個の溝内に摺動自在に
嵌挿され、ケーシング２とロータ３とベーン４とで形成
される室により空気の吸入、圧縮、排出作用を行う。

ケーシング２には、図示されない真空タンクに接続され
る吸入し１１、そして空気の１１出ロアが設けられてい
る。

上記構成の偏心型真空ポンプにおいては、ハウジング１
０に給油ロアが設けられ、回転軸５にはロータ３との１
訳合用スプライン部５ｄから延長されたスプライン溝５
０が設けられ、該スプラインｍ　５　ｄはスプライン部
５ｄのスプラインｆｉ５ｄ’のうちの任意の数だけ連通
ずるように・延・長された延長部を形成している。この
延長されたスプライン溝５０からなる延長部には前記給
油口６が接続され、ｉｌｌ消・冷却用の油は直接スプラ
イン溝５０に流入し、間欠して流入される。この油は交
流発電機に対してＡイルシール８によりシールされる。

」二記構成のような偏心型真空ポンプにおいて、回転軸
５のロータ３との嵌合部スプライン部５ｃのスプライン
溝５ｄ’　のうち任意の溝数だり延長したスプライン溝
５０に給油口６がら潤滑・冷Ｌ１用油が直接供給され、
スプライン溝５０は潤滑・冷ＮＪに必要とする油ｍを供
給するだけの溝数だけ選択して設けられているので、必
要な油を供給することかできる。また、駆動上置も摩耗
の心配がある回転軸５と１」−タ３との嵌合部にスプラ
イン溝５０を通して′直接油を供給することができる。

なお、偏心型真空ポンプの作動は従来周知のものと同様
であるのでここでは省略する。

上記実施例では、給油のために回転軸５とロータ３との
嵌合用スプライン部５ｄのスプライン溝５ｄ’を延長し
たスプライン溝５ｅを用いたが、給油口をケーシング２
に設けて、スプライン溝をケーシング２側に延長して直
接嵌合部スプライン部５ｄに潤滑・冷却用の油を供給づ
るようにしてもよい。又、スプラインでなくキー溝を利
用してもよい。

以上述べたように、本発明は偏心型真空ポンプにおいて
回転軸とロータとの嵌合用溝に延長部を設け、必要な油
量を供給するようにしたので、回転軸に穴をあけること
なく、溝を加工づる際に延長さμるだりでよく必要な潤
滑・冷却用の油の供給を容易に行う口とができると共に
製作が容易でコストもかからず、強度の面から真空ポン
プの小型化が可能になる。また、駆動上量も摩耗が心配
される回転軸とロータとの嵌合部に直接油を供給できる
という優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図ｄ３よび第２図は従来の偏心型真空ポンプの断面
図、第３図は本発明の実施例の断面図、おＪ、び第４図
は第３図におりる偏心型真空ポンプの回転軸の断面図で
ある。 ２・・・ケーシング、３・・・ロータ、４・・・ベーン
、５・・・回転軸、 ５ｄ・・・嵌合用溝となる例えばスプライン部、５ｄ’
　・・・スプライン溝、 ５ｅ・・・延長部、６・・・給油ｌ］、１０・・・ハウ
ジング。 代理人　浅　祠　皓 第１図 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 交流発電機のハウジングに取りｉ＝ｔ　Ｉノられたケー
   シング内に、前記交流発電機の回転軸に結合されたロー
   タを偏心して配置し、該ロータに複数のベーンを嵌着し
   てなる偏心型回転ポンプにおいて、前記回転軸とロータ
   との嵌合用溝に延長部を設け、該延長部により決定され
   る”油量を供給し、潤滑づるようにしたことを特徴とＪ
   る偏心型真空ポンプの給油潤滑方法。