JPS609413B2 - 電力系統安定化装置 - Google Patents
電力系統安定化装置Info
- Publication number
- JPS609413B2 JPS609413B2 JP53088582A JP8858278A JPS609413B2 JP S609413 B2 JPS609413 B2 JP S609413B2 JP 53088582 A JP53088582 A JP 53088582A JP 8858278 A JP8858278 A JP 8858278A JP S609413 B2 JPS609413 B2 JP S609413B2
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- voltage
- receiving end
- power
- induction motor
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- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
- Control Of Electrical Variables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、送配電系統の受電端に設置される電力系統
安定化装置に関する。
安定化装置に関する。
従来のこの種装置としては第1図に示すものがある。
図において、1,2及び3は夫々電力系統を構成する発
電機、送配電線及び受電端負荷である。4はこの電力系
統の受電端に接続された電力系統安定化装置で、電力ト
ランス5を介して送配電線2に接続されたコンデンサ6
、このコンデンサ回路に対して並列接続された、逆並列
接続サイリス夕回路7とIJアクトル8の直列回路(以
下、リアクトル回路という)、サィリスタ点弧制御回路
9及び検出トランス10から成り、第2図aに示す如き
動作特性を有している。
電機、送配電線及び受電端負荷である。4はこの電力系
統の受電端に接続された電力系統安定化装置で、電力ト
ランス5を介して送配電線2に接続されたコンデンサ6
、このコンデンサ回路に対して並列接続された、逆並列
接続サイリス夕回路7とIJアクトル8の直列回路(以
下、リアクトル回路という)、サィリスタ点弧制御回路
9及び検出トランス10から成り、第2図aに示す如き
動作特性を有している。
主回路を構成するサィリス夕7a及び7bは受電端電圧
Vの増減に対応してその導通中が制御され、受電端電圧
定電圧制御が行われる。第2図aにおいて、Yc及びY
n(n:1,2,3・・・・・・)は夫々コンデンサ回
路及びリアクトル回路の電圧特性を示し、Ysnは両回
路の合成電圧則ち安定化装置4の電圧特性を示している
。
Vの増減に対応してその導通中が制御され、受電端電圧
定電圧制御が行われる。第2図aにおいて、Yc及びY
n(n:1,2,3・・・・・・)は夫々コンデンサ回
路及びリアクトル回路の電圧特性を示し、Ysnは両回
路の合成電圧則ち安定化装置4の電圧特性を示している
。
説明の便宜上、Yc,Yn及びYsnはコンデンサ6の
ァドミツタンス、リアクトル8の等価アドミツタンス及
び両アドミッタンスの合成ァドミッタンスをも表わすも
のとする。上記構成においては、サィリスタ7a及び7
bの点弧角位相が変化すると、リアクトル8の等価アド
ミッタンスが、YMAxとYMINの範囲で、Y,,Y
2,Y3,・・・・・・と変化する為、受電端電圧Vの
増減に対応してサィリスタ7a及び7bの導通中が逆に
増減制御されると、安定化装置4のアドミツタンスYs
nが、YsM,NとYsM^xとの間で変化し、安定化
装置4は両アドミッタンスの間で、線Vxで示す如き一
定の動作特性を示し、負荷3が要求する無効電力を供給
して、受電端電圧Vをほぼ一定に保持する。
ァドミツタンス、リアクトル8の等価アドミツタンス及
び両アドミッタンスの合成ァドミッタンスをも表わすも
のとする。上記構成においては、サィリスタ7a及び7
bの点弧角位相が変化すると、リアクトル8の等価アド
ミッタンスが、YMAxとYMINの範囲で、Y,,Y
2,Y3,・・・・・・と変化する為、受電端電圧Vの
増減に対応してサィリスタ7a及び7bの導通中が逆に
増減制御されると、安定化装置4のアドミツタンスYs
nが、YsM,NとYsM^xとの間で変化し、安定化
装置4は両アドミッタンスの間で、線Vxで示す如き一
定の動作特性を示し、負荷3が要求する無効電力を供給
して、受電端電圧Vをほぼ一定に保持する。
しかし、安定化装置4が、動作特性Vx上の動作点■(
端子電圧yo)で運転している時に、負荷3が急変した
場合、サィリスタ7a及び7bを含むサィリス夕制御系
が直ちには応答しない為に、安定化装置4の動作点が、
上記動作特性Vx上を移動せず「一旦、Y乳上の点■に
移動し、上記サィリスタ制御系の応答に伴って、新しい
動作点■に移動し、負荷3の要求する無効電力を供給す
る。
端子電圧yo)で運転している時に、負荷3が急変した
場合、サィリスタ7a及び7bを含むサィリス夕制御系
が直ちには応答しない為に、安定化装置4の動作点が、
上記動作特性Vx上を移動せず「一旦、Y乳上の点■に
移動し、上記サィリスタ制御系の応答に伴って、新しい
動作点■に移動し、負荷3の要求する無効電力を供給す
る。
従って、この構成では、受電端電圧Vが、第2図bに示
す如く、電圧VoからV2に一旦降下したのち、新らし
い動作点■に対応する電圧V3(二V。)へと変化する
過渡電圧変動を生じるという欠点があった。この発明は
、上記した従来のものの欠点を除去する為になされたも
ので、進み要素であるコンデンサに対して並列接続され
る遅れ要素として、リアクトルに代えて無負荷又は軽負
荷誘導機を用い、誘導電導機の電圧保持作用により、遅
れ要素回路の電流制御系の遅れを補償することによって
、過渡電圧変動の発生を実質上抑制することのできる電
力系統安定化装置を提供することを目的とする。
す如く、電圧VoからV2に一旦降下したのち、新らし
い動作点■に対応する電圧V3(二V。)へと変化する
過渡電圧変動を生じるという欠点があった。この発明は
、上記した従来のものの欠点を除去する為になされたも
ので、進み要素であるコンデンサに対して並列接続され
る遅れ要素として、リアクトルに代えて無負荷又は軽負
荷誘導機を用い、誘導電導機の電圧保持作用により、遅
れ要素回路の電流制御系の遅れを補償することによって
、過渡電圧変動の発生を実質上抑制することのできる電
力系統安定化装置を提供することを目的とする。
以下、この発明の一実施例を図について説明する。
第3図においてト11‘よ誘導電動機で、第1図のIJ
アクトル8に代えて用いられたもので、他の構成は第1
図のものと同一である。
アクトル8に代えて用いられたもので、他の構成は第1
図のものと同一である。
誘導電動機11は無負荷運転される。この構成において
、誘導電動機liは発電機1に対して遅れ力率の負荷で
あるから、第竃図のりアクトル8の場合と同機に、サィ
リス夕7a,7bの点弧位相制御を行うことにより、遅
れ無効電力をとらせることができる。
、誘導電動機liは発電機1に対して遅れ力率の負荷で
あるから、第竃図のりアクトル8の場合と同機に、サィ
リス夕7a,7bの点弧位相制御を行うことにより、遅
れ無効電力をとらせることができる。
従って、このこの安定化装置4によって、受電端電圧を
一定にして、進みから遅れまで円滑に無効電力の制御を
自動的に行わせることができる。リアクトル8の場合と
異る点は、謙導電動機量1の磁束変化が大きな時間遅れ
を有している点で、2次電流の時間遅れ分だけ磁束変化
が遅れる。この遅れは一般に0.2秒〜2秒程度である
為、サィリスタ制御系の時間遅れよりも相当に大である
。従って、安定化装置4が第2図aに示す動作点■で運
転されていた場合に、負荷急変が生じた場合、急変直後
にはしサィリスタ制御系が応答せず、安定化装置4の動
作点は■から、負荷の要求する動作点■へ直ちには変化
しないが、誘導電動機11の上記電圧保持作用によって
受電端電圧は、急変前の電圧値に保持される。
一定にして、進みから遅れまで円滑に無効電力の制御を
自動的に行わせることができる。リアクトル8の場合と
異る点は、謙導電動機量1の磁束変化が大きな時間遅れ
を有している点で、2次電流の時間遅れ分だけ磁束変化
が遅れる。この遅れは一般に0.2秒〜2秒程度である
為、サィリスタ制御系の時間遅れよりも相当に大である
。従って、安定化装置4が第2図aに示す動作点■で運
転されていた場合に、負荷急変が生じた場合、急変直後
にはしサィリスタ制御系が応答せず、安定化装置4の動
作点は■から、負荷の要求する動作点■へ直ちには変化
しないが、誘導電動機11の上記電圧保持作用によって
受電端電圧は、急変前の電圧値に保持される。
この電圧保持作用は時間の経過と共に消滅するが、この
間にサィリスタ制御系が機能し始めるから、上記電圧保
持作用が消滅した時には、安定化装置4は新らしい動作
点■で安定している。従って、受電端電圧Vは第2図b
に点線で示す如く負荷急変時にもほぼ一定電圧に維持さ
れる。なお「誘導電動機11は軽負荷であれば機械的負
荷を取らせることができる。
間にサィリスタ制御系が機能し始めるから、上記電圧保
持作用が消滅した時には、安定化装置4は新らしい動作
点■で安定している。従って、受電端電圧Vは第2図b
に点線で示す如く負荷急変時にもほぼ一定電圧に維持さ
れる。なお「誘導電動機11は軽負荷であれば機械的負
荷を取らせることができる。
以上のように、この発明によれば、進み要素に対して遅
れ要素を並列接続し、この遅れ要素の入力電流を受電端
電圧の変動に対応し制御することにより、電力系統の安
定化を行う電力系統安定化装置において「 この遅れ要
素として誘導電動機を挿入し「入力電流を制御する制御
系の過渡応答特性を譲導電動機の磁束変化時定数の範囲
内としたから、受電端負荷の急変初期における上記入力
電流を制御する制御系の動作遅れ期間に生ずる受電機雷
圧の過渡変動を、誘導電動機の電圧保持作用によって補
償することができ、従釆に比しさめの細い電力系統安定
化作用を得ることができる。
れ要素を並列接続し、この遅れ要素の入力電流を受電端
電圧の変動に対応し制御することにより、電力系統の安
定化を行う電力系統安定化装置において「 この遅れ要
素として誘導電動機を挿入し「入力電流を制御する制御
系の過渡応答特性を譲導電動機の磁束変化時定数の範囲
内としたから、受電端負荷の急変初期における上記入力
電流を制御する制御系の動作遅れ期間に生ずる受電機雷
圧の過渡変動を、誘導電動機の電圧保持作用によって補
償することができ、従釆に比しさめの細い電力系統安定
化作用を得ることができる。
又上記したように制御系の過渡応答特性が、謙導電動機
の磁束変化時定数の範囲内にあればよいから、制御系に
対する設計上の要求を緩和することができる。
の磁束変化時定数の範囲内にあればよいから、制御系に
対する設計上の要求を緩和することができる。
第1図は電力系統安定化装置の従来例を示す回路図、第
2図a及びbは、夫々上記安定化装置の動作特性図及び
受電端の電圧変動を示す図、第3図は、この発明による
電力系統安定化装置の一実施例を示す回路図である。 6はコンデンサ「 7はサイリスタ回路、11は譲導電
動機である。 なお、図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。第1
図 第2図 第3図
2図a及びbは、夫々上記安定化装置の動作特性図及び
受電端の電圧変動を示す図、第3図は、この発明による
電力系統安定化装置の一実施例を示す回路図である。 6はコンデンサ「 7はサイリスタ回路、11は譲導電
動機である。 なお、図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。第1
図 第2図 第3図
Claims (1)
- 1 送配電線の受電端に接続される進み要素、この進み
要素に対して並列的に接続される無負荷誘導電動機、主
回路が該無負荷誘導電動機の入力側に挿入され上記無負
荷誘導電動機の入力電流の大きさを上記受電端の電圧変
動に対応して制御する制御系を備え、上記制御系の時間
遅れを上記無負荷誘導電動機の磁束変化時定数の範囲内
としたことを特徴とする電力系統安定化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53088582A JPS609413B2 (ja) | 1978-07-19 | 1978-07-19 | 電力系統安定化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53088582A JPS609413B2 (ja) | 1978-07-19 | 1978-07-19 | 電力系統安定化装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5517235A JPS5517235A (en) | 1980-02-06 |
JPS609413B2 true JPS609413B2 (ja) | 1985-03-09 |
Family
ID=13946830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53088582A Expired JPS609413B2 (ja) | 1978-07-19 | 1978-07-19 | 電力系統安定化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS609413B2 (ja) |
-
1978
- 1978-07-19 JP JP53088582A patent/JPS609413B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5517235A (en) | 1980-02-06 |
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