JPS6093999A - 化学除染廃液の処理方法 - Google Patents
化学除染廃液の処理方法Info
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- JPS6093999A JPS6093999A JP20310383A JP20310383A JPS6093999A JP S6093999 A JPS6093999 A JP S6093999A JP 20310383 A JP20310383 A JP 20310383A JP 20310383 A JP20310383 A JP 20310383A JP S6093999 A JPS6093999 A JP S6093999A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F1/00—Treatment of water, waste water, or sewage
- C02F1/46—Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods
- C02F1/461—Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis
- C02F1/467—Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis by electrochemical disinfection; by electrooxydation or by electroreduction
- C02F1/4672—Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis by electrochemical disinfection; by electrooxydation or by electroreduction by electrooxydation
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F2305/00—Use of specific compounds during water treatment
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- C02F2305/026—Fenton's reagent
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- Removal Of Specific Substances (AREA)
- Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、原子力発電所のブラントの配管や機器及び金
属廃棄物等を有機酸やキレート剤を含む除染液で洗浄す
る化学除染の使用済み廃液の処理方法に係り、特に、酸
化により処理する方法に関する。
属廃棄物等を有機酸やキレート剤を含む除染液で洗浄す
る化学除染の使用済み廃液の処理方法に係り、特に、酸
化により処理する方法に関する。
原子カプラントにおいては、運転時間が増加するに従っ
て一次系の配管、機器等の内面に放射性物質が蓄積され
、線量率が増大する。そのため、化学薬品を溶解させた
液を配管や機器の内部に流し込み、付着した放射性物質
を熔解させて除去する化学除染法は有効な方法と言われ
ており、海外ではPWRプラントやCANDUプラント
等を中心に多くの実績があり、国内でも機器配管等の腐
食防止を含めた技術開発が盛んに行われている。
て一次系の配管、機器等の内面に放射性物質が蓄積され
、線量率が増大する。そのため、化学薬品を溶解させた
液を配管や機器の内部に流し込み、付着した放射性物質
を熔解させて除去する化学除染法は有効な方法と言われ
ており、海外ではPWRプラントやCANDUプラント
等を中心に多くの実績があり、国内でも機器配管等の腐
食防止を含めた技術開発が盛んに行われている。
−次系の配管や機器に付着している放射性物質の多くは
、マグネタイト等の金属酸化物の中に取り込まれた状態
で存在していると言われている。
、マグネタイト等の金属酸化物の中に取り込まれた状態
で存在していると言われている。
従って、化学除染においては金WdO化物をi7元しな
がら溶解する有ta酸及び溶解した金属イオンの再付着
を防止し、安定な錯体として液中に保持するキレート剤
等をインヒビタ等と絹み合わせた除染液が多数開発され
てきた。このような有機酸やキレート剤等を用いた除染
液を使用した場合の除染廃液には、有機酸やキレート剤
の他に金属がイオン又は錯体の形で存在する。このよう
な除染廃液の処理方法のうち、除染液中の薬品濃度が薄
い場合、即ち、希薄液法の場合には、イオン交換樹脂法
が最も適していると言われている。また、高い除染性能
を得るために、濃度の高い薬品を用いる場合、即ち濃厚
液法の場合には、濃縮固化法が多く用いられてきた。し
かし、希薄液法で用いられているイオン交換樹脂法は液
中の有機酸やキレート剤等の濃度を高くすると、廃樹脂
の量が膨大となり、また、濃縮固化法では設備が大型化
し、既存の装置が使用できない場合には、適用が難しい
。
がら溶解する有ta酸及び溶解した金属イオンの再付着
を防止し、安定な錯体として液中に保持するキレート剤
等をインヒビタ等と絹み合わせた除染液が多数開発され
てきた。このような有機酸やキレート剤等を用いた除染
液を使用した場合の除染廃液には、有機酸やキレート剤
の他に金属がイオン又は錯体の形で存在する。このよう
な除染廃液の処理方法のうち、除染液中の薬品濃度が薄
い場合、即ち、希薄液法の場合には、イオン交換樹脂法
が最も適していると言われている。また、高い除染性能
を得るために、濃度の高い薬品を用いる場合、即ち濃厚
液法の場合には、濃縮固化法が多く用いられてきた。し
かし、希薄液法で用いられているイオン交換樹脂法は液
中の有機酸やキレート剤等の濃度を高くすると、廃樹脂
の量が膨大となり、また、濃縮固化法では設備が大型化
し、既存の装置が使用できない場合には、適用が難しい
。
こうした状況に対し、最近、除染液として有機酸に還元
剤を混合した液を用いて除染し、その廃液を処理するた
め、電解槽中で炭素等を電極として廃液の電解を行い、
陽極での酸化作用によって有機酸を分解し、析出する金
属水酸化物を固液分離し、ケーキを固化する方法が提案
されている。
剤を混合した液を用いて除染し、その廃液を処理するた
め、電解槽中で炭素等を電極として廃液の電解を行い、
陽極での酸化作用によって有機酸を分解し、析出する金
属水酸化物を固液分離し、ケーキを固化する方法が提案
されている。
更に、上記の方法において電解槽の陽極での酸化の代わ
りに、過酸化水素を酸化剤として用いて酸化する方法も
提案されている。
りに、過酸化水素を酸化剤として用いて酸化する方法も
提案されている。
しかし、廃液処理のため電解槽の陽極で酸化する方法で
は、例えばクエン酸等の炭素原子数の多い有機酸を除染
液に使用した場合に、その有機酸を分解するのに多くの
電力と時間を要し、効率が悪い。また、過酸化水素を用
いる方法では、除染廃液中に含まれる2価の鉄イオンの
ために、いわゆるフェントン酸化と呼ばれる反応が期待
され、酸化の効率を向上できるが、除染廃液中に溶解し
ている鉄の濃度4才除染時間やクラン1′(除染対象物
に付着している全屈酸化物)のM等により変動し、数百
ppmと低いこともある。このように鉄の濃度が低い場
合、過酸化水素による酸化の効率が低くなる。また、こ
れらの処理法においては、有機酸が分解すると、ρ11
が上がり、鉄等の金属は水酸化物として析出するが、水
酸化物(11脱水性が悪く、二次廃棄物が多くなるとい
う問題がある。
は、例えばクエン酸等の炭素原子数の多い有機酸を除染
液に使用した場合に、その有機酸を分解するのに多くの
電力と時間を要し、効率が悪い。また、過酸化水素を用
いる方法では、除染廃液中に含まれる2価の鉄イオンの
ために、いわゆるフェントン酸化と呼ばれる反応が期待
され、酸化の効率を向上できるが、除染廃液中に溶解し
ている鉄の濃度4才除染時間やクラン1′(除染対象物
に付着している全屈酸化物)のM等により変動し、数百
ppmと低いこともある。このように鉄の濃度が低い場
合、過酸化水素による酸化の効率が低くなる。また、こ
れらの処理法においては、有機酸が分解すると、ρ11
が上がり、鉄等の金属は水酸化物として析出するが、水
酸化物(11脱水性が悪く、二次廃棄物が多くなるとい
う問題がある。
このように、化学除染の廃液処理のため、電)Wや過酸
化水素を用いる酸化操作と析出する水酸化物を分離する
操作を組み合わせた方法では、酸化の効率が悪いこと及
び二次廃棄物の頃が多いという欠点がある。
化水素を用いる酸化操作と析出する水酸化物を分離する
操作を組み合わせた方法では、酸化の効率が悪いこと及
び二次廃棄物の頃が多いという欠点がある。
本発明の目的は、前記の従来技術の欠点を解消し、除染
廃液中の有機酸やキレート剤を効率よく酸化することが
でき、しかも二次廃棄物の排出量の少ない化学除染廃液
の処理方法を提供することにあり、この目的は過酸化水
素による酸化操作の前に除染廃液中の鉄濃度を高めるこ
とによって達成される。
廃液中の有機酸やキレート剤を効率よく酸化することが
でき、しかも二次廃棄物の排出量の少ない化学除染廃液
の処理方法を提供することにあり、この目的は過酸化水
素による酸化操作の前に除染廃液中の鉄濃度を高めるこ
とによって達成される。
詳述すれば、本発明による除染廃液の処理方法は、電解
槽内で鉄を含む材料を陽極とする電解操作により陽極か
ら鉄を熔解させる工程と、陽極を不溶性電極に変えて電
解を行うと共に、液中に過酸化水素を加えながら有機酸
やキレート剤を酸化する工程と、熔解した鉄及び予め液
中に含まれる金属を電解操作によって陰極側に析出させ
る工程とから成ることを特徴とする。
槽内で鉄を含む材料を陽極とする電解操作により陽極か
ら鉄を熔解させる工程と、陽極を不溶性電極に変えて電
解を行うと共に、液中に過酸化水素を加えながら有機酸
やキレート剤を酸化する工程と、熔解した鉄及び予め液
中に含まれる金属を電解操作によって陰極側に析出させ
る工程とから成ることを特徴とする。
有機酸やキレート剤は液中の鉄濃度の高い場合に効率よ
く酸化される。本発明方法では、鉄濃度を高くするため
に、電解槽で鉄を含む材料を陽極として電解を行い、鉄
を熔解させる。こうして鉄濃度を増加した後、陽極を炭
素板等の不溶性電極に切り換えて電解を行うと共に、過
酸化水素を添加しながら有機酸やキレート剤を酸化し、
これらの有機物の濃度がある程度以下に低下したら、過
酸化水素の添加を停止にし、熔1y?した鉄及び予め溶
解していた金属の大部分を陰極に析出させ、体積の小さ
い固化体として二次廃棄物をIJ1゛出することができ
る。
く酸化される。本発明方法では、鉄濃度を高くするため
に、電解槽で鉄を含む材料を陽極として電解を行い、鉄
を熔解させる。こうして鉄濃度を増加した後、陽極を炭
素板等の不溶性電極に切り換えて電解を行うと共に、過
酸化水素を添加しながら有機酸やキレート剤を酸化し、
これらの有機物の濃度がある程度以下に低下したら、過
酸化水素の添加を停止にし、熔1y?した鉄及び予め溶
解していた金属の大部分を陰極に析出させ、体積の小さ
い固化体として二次廃棄物をIJ1゛出することができ
る。
液中に存在する懸濁物を)濾過により除去し、な′お溶
存する少量の有機物や金属はイオン交換法により容易に
除去することができる。
存する少量の有機物や金属はイオン交換法により容易に
除去することができる。
次に、図面に基づいて本発明を詳述する。
図面は本発明方法を実施する装置のフローシートである
。この装置は主として電解槽l、電IW槽1に直流電流
を供給する直流電源装置2、電f’A″槽1で処理され
た液に含まれる懸濁液を後段で除く 。
。この装置は主として電解槽l、電IW槽1に直流電流
を供給する直流電源装置2、電f’A″槽1で処理され
た液に含まれる懸濁液を後段で除く 。
フィルタ8、更に後段に接続された混床式イオン交換樹
脂塔9及び電解槽1に接続した過酸化水素調整槽10か
ら成る。また、電解槽1内に番;1°、鉄を含む電極3
、例えば3341炭素鋼から成る電極3、及び炭素板か
ら成る電極4がそれぞれ設置され、更にこれらの電極の
中間には攪拌機6が設けられている。電極3及び電極4
は直流電源装置と配線で結合されているが、その間には
極性切り換え装置5が配設されている。
脂塔9及び電解槽1に接続した過酸化水素調整槽10か
ら成る。また、電解槽1内に番;1°、鉄を含む電極3
、例えば3341炭素鋼から成る電極3、及び炭素板か
ら成る電極4がそれぞれ設置され、更にこれらの電極の
中間には攪拌機6が設けられている。電極3及び電極4
は直流電源装置と配線で結合されているが、その間には
極性切り換え装置5が配設されている。
この廃液処理装置を用いて処理する場合、除染廃液を流
入管21より電解槽1へ一定量流入させる。除染廃液中
には、除染液として使用した有機酸やキレート剤の他に
、これらの有機物が除染操作中に分解して生じた低分子
有機物及び主として鉄から成る金属を含んでいる。液の
温度は、除染操作を終了した直後の状態、即ち高温であ
ってもよく、また除染操作後、貯留槽等に一時貯留し、
常温となった状態であってもよい。電解槽1中には、電
極3及び4が設置されているが、このうち鉄を含む電極
3が陽極となり、炭素板から成る電極4が陰極となるよ
うに極性切り換え装置5を設定する。直流電源装置2に
より電流を流すと、陽極は前記のように鉄を主成分とす
る板であり、除染廃液が強酸性であるため、比較的低い
電流密度で、鉄の溶解反応が起こる。この二[稈を鉄の
溶解工程と称する。
入管21より電解槽1へ一定量流入させる。除染廃液中
には、除染液として使用した有機酸やキレート剤の他に
、これらの有機物が除染操作中に分解して生じた低分子
有機物及び主として鉄から成る金属を含んでいる。液の
温度は、除染操作を終了した直後の状態、即ち高温であ
ってもよく、また除染操作後、貯留槽等に一時貯留し、
常温となった状態であってもよい。電解槽1中には、電
極3及び4が設置されているが、このうち鉄を含む電極
3が陽極となり、炭素板から成る電極4が陰極となるよ
うに極性切り換え装置5を設定する。直流電源装置2に
より電流を流すと、陽極は前記のように鉄を主成分とす
る板であり、除染廃液が強酸性であるため、比較的低い
電流密度で、鉄の溶解反応が起こる。この二[稈を鉄の
溶解工程と称する。
鉄の熔解工程は、液中の鉄濃度が後記の酸化工程に対し
て効果的であり、かつ陰極への析出が少なく維持できる
程度となるまで行う。
て効果的であり、かつ陰極への析出が少なく維持できる
程度となるまで行う。
鉄が所望濃度に達したら、電極3及び4の極性を切り換
え、電極3を陰極、電極4を陽極として電解を行う。こ
の時、過酸化水素1111i1整槽10から配管22を
介して電解槽1に過酸化水素を少量ずつ加えながら攪拌
機6を用いて槽内をII I’l!する。
え、電極3を陰極、電極4を陽極として電解を行う。こ
の時、過酸化水素1111i1整槽10から配管22を
介して電解槽1に過酸化水素を少量ずつ加えながら攪拌
機6を用いて槽内をII I’l!する。
この操作を酸化工程と称する。即ら、陽極を不溶性の炭
素板として電解を行うので、陽極からの金属の溶出は、
前段の熔解装置の時に炭素板に析出したごく一部の金属
が溶出する他にし1起こらず、酸素の発生又は有機酸や
キレ−I・刑の酸化骨IWが行われる。また、槽内金体
では過酸化水素による有機酸やキレート剤の酸化分解が
行われるが、廃液中の鉄濃度が前段の鉄溶解工程で高く
なっているので、下記の式で示されるように、フェント
ン反応によって水酸遊離基・OITが有機酸の酸化を促
進する。
素板として電解を行うので、陽極からの金属の溶出は、
前段の熔解装置の時に炭素板に析出したごく一部の金属
が溶出する他にし1起こらず、酸素の発生又は有機酸や
キレ−I・刑の酸化骨IWが行われる。また、槽内金体
では過酸化水素による有機酸やキレート剤の酸化分解が
行われるが、廃液中の鉄濃度が前段の鉄溶解工程で高く
なっているので、下記の式で示されるように、フェント
ン反応によって水酸遊離基・OITが有機酸の酸化を促
進する。
H2O2+Fe →Fe + HO+ −OHこの工程
の間、陰極では水素の発生と熔解している鉄等の金属の
析出、即ら電析が起こっている。
の間、陰極では水素の発生と熔解している鉄等の金属の
析出、即ら電析が起こっている。
廃液中の有機酸又はキレート剤の濃度がある程度以下ま
で低下したら、過酸化水素の供給を停止し、電解槽1の
電極3及び4の極性をそのままにして電解操作を続ける
。この操作を電析工程と称する。この工程では、陽極と
なっている電極4では引続き酸素の発生と残存している
有機酸の分解が起こり、陰極となっている電極3では水
素の発生、と鉄等の金属の電析が起こる。この電析工程
において、液中の有機酸やキレート剤及び金属の濃度が
減少してくると、電極間にかける電圧が上昇し、電力消
費が急激に増加してくる。そこで電解操作を停止し、電
析工程を終了する。
で低下したら、過酸化水素の供給を停止し、電解槽1の
電極3及び4の極性をそのままにして電解操作を続ける
。この操作を電析工程と称する。この工程では、陽極と
なっている電極4では引続き酸素の発生と残存している
有機酸の分解が起こり、陰極となっている電極3では水
素の発生、と鉄等の金属の電析が起こる。この電析工程
において、液中の有機酸やキレート剤及び金属の濃度が
減少してくると、電極間にかける電圧が上昇し、電力消
費が急激に増加してくる。そこで電解操作を停止し、電
析工程を終了する。
電析工程が終了したら、除染廃液をポンプ7によってフ
ィルタ8を経て混床式イオン交換樹脂塔9へ送られた後
に、処理水として流出管23より排出される。
ィルタ8を経て混床式イオン交換樹脂塔9へ送られた後
に、処理水として流出管23より排出される。
フィルタ8では、電析工程で電極3に析出した金属のう
ち剥離した小片、有機酸と金属との化合物の粒子、金属
水酸化物の粒子等の液中の懸濁物が除去される。
ち剥離した小片、有機酸と金属との化合物の粒子、金属
水酸化物の粒子等の液中の懸濁物が除去される。
また、混床式イオン交Jj!!樹脂塔9では、液中に残
存する有機酸又はキレ−1・刑、金属イオン、錯体等が
除去される。
存する有機酸又はキレ−1・刑、金属イオン、錯体等が
除去される。
なお、図面には、1個の電解槽で溶解工程、酸化及び電
析工程をすべて行う場合を示したが、2個の電解槽を用
いて、一方の電解槽で熔解工程、他方で酸化工程及び電
析工程を行ってもよく、この場合には電極の極性切り換
え装置は必要ではなくなり、連続操作が可能となる。
析工程をすべて行う場合を示したが、2個の電解槽を用
いて、一方の電解槽で熔解工程、他方で酸化工程及び電
析工程を行ってもよく、この場合には電極の極性切り換
え装置は必要ではなくなり、連続操作が可能となる。
以上の操作により、少ない電力消g量及び過酸化水素の
消費量で短時間に効率良く除染廃液中の有機酸又はキレ
−1−剤を効率良く酸化することができ、処理後に排出
する二次廃棄物の晴も著しく少なくすることができる。
消費量で短時間に効率良く除染廃液中の有機酸又はキレ
−1−剤を効率良く酸化することができ、処理後に排出
する二次廃棄物の晴も著しく少なくすることができる。
次に、実施例に基づいて本発明をfffj述するが、本
発明はこれに限定されるもので1;1ない。
発明はこれに限定されるもので1;1ない。
実施例
除染液として、蓚酸0.3Mとクエン酸0.2Mの混合
液を用いて、これを約90℃の温度で24時間循環して
SUS製配管の内面を除染した。この除染の後に排出さ
れた廃液を図面に示したフローシートにより処理した。
液を用いて、これを約90℃の温度で24時間循環して
SUS製配管の内面を除染した。この除染の後に排出さ
れた廃液を図面に示したフローシートにより処理した。
この除染廃液は約800■/lの鉄濃度、約22000
■/IlのCOD−Mn、約1.5のpHを示した。電
解槽には電極3として5S41炭素鋼から成る電極、電
極4として炭素板から成る電極を設置し、炭素鋼電極を
陽極として槽内の電流密度が約5A/drrrとなるよ
うに電流を流した。液中の鉄濃度が約3000mg//
となるまで、電解して鉄を熔解させた。
■/IlのCOD−Mn、約1.5のpHを示した。電
解槽には電極3として5S41炭素鋼から成る電極、電
極4として炭素板から成る電極を設置し、炭素鋼電極を
陽極として槽内の電流密度が約5A/drrrとなるよ
うに電流を流した。液中の鉄濃度が約3000mg//
となるまで、電解して鉄を熔解させた。
続いて、電解槽の電極の極性を切り換え、前記の炭素鋼
電極を陰極として電解を始めると共に、35%過酸化水
素水を少量ずつ電解槽内に攪拌下に添加しながら、電流
密度が約10A/drrlとなるように電流を流した。
電極を陰極として電解を始めると共に、35%過酸化水
素水を少量ずつ電解槽内に攪拌下に添加しながら、電流
密度が約10A/drrlとなるように電流を流した。
有機酸濃度がかなり低下したところで過酸化水素水の添
加を停止し、電解操作をそのまま続行し、電力消費が急
激に増加する時点で停止した。この段階で、廃液中のC
OD−Mn11度は約500nw/j!、金Ba度は溶
解した鉄も含めて約400mg/lであった。
加を停止し、電解操作をそのまま続行し、電力消費が急
激に増加する時点で停止した。この段階で、廃液中のC
OD−Mn11度は約500nw/j!、金Ba度は溶
解した鉄も含めて約400mg/lであった。
更に、フィルタ及びイオン交換樹脂塔に導通ずることに
より残留していたCOD成分及び金属はほぼ完全に除去
することができた。
より残留していたCOD成分及び金属はほぼ完全に除去
することができた。
この実施例により蓚酸及びクエン酸を酸化するのに要し
た電力の消費量は、電解酸化だけの場合の115であり
、また過酸化水素の使用量は過酸化水素による酸化だけ
を行う場合の1/3であった。更に、二次廃棄物の量は
、電解酸化だ番J及び過酸化水素酸化だけの場合に排出
される水酸化物スラッジを沈降分離し、セメント固化し
た場合に比べて約1/2であった。
た電力の消費量は、電解酸化だけの場合の115であり
、また過酸化水素の使用量は過酸化水素による酸化だけ
を行う場合の1/3であった。更に、二次廃棄物の量は
、電解酸化だ番J及び過酸化水素酸化だけの場合に排出
される水酸化物スラッジを沈降分離し、セメント固化し
た場合に比べて約1/2であった。
図面は、本発明方法を実施する装置のフローシートであ
る。 1・・・電解槽、3,4・・・電極、5・・・極性切り
換え装置、8・・・フィルタ、10・・・過酸化水素調
整槽。
る。 1・・・電解槽、3,4・・・電極、5・・・極性切り
換え装置、8・・・フィルタ、10・・・過酸化水素調
整槽。
Claims (1)
- 有機酸やキレート剤を用いた化学除染の使用済み廃液を
酸化処理する化学除染廃液の処理方法において、電解槽
内で鉄を含むJA!F+を陽極とする電解操作により陽
極から鉄を溶解させる工程と、陽極を不溶性電極に変え
て電解を行うと共に、液中に過酸化水素を加えながら有
機酸やキレ−1・刑を酸化する工程と、溶解した鉄及び
予め液中に含まれる金属を電解操作によって陰極側に析
出させる工程とから成ることを特徴とする化学除染廃液
の処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20310383A JPS6093999A (ja) | 1983-10-28 | 1983-10-28 | 化学除染廃液の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20310383A JPS6093999A (ja) | 1983-10-28 | 1983-10-28 | 化学除染廃液の処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6093999A true JPS6093999A (ja) | 1985-05-25 |
JPH0452916B2 JPH0452916B2 (ja) | 1992-08-25 |
Family
ID=16468434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20310383A Granted JPS6093999A (ja) | 1983-10-28 | 1983-10-28 | 化学除染廃液の処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6093999A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07110396A (ja) * | 1993-10-13 | 1995-04-25 | Morikawa Sangyo Kk | 放射性汚染物の処理方法 |
WO2000017113A1 (en) * | 1998-09-21 | 2000-03-30 | Research Foundation Of Suny | Electrochemical peroxidation of contaminated liquids and slurries |
JP2011515687A (ja) * | 2008-03-28 | 2011-05-19 | アレヴァ エンペー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 原子力蒸気発生器の湿式化学方式による洗浄の際に生じる洗浄溶液を調整する方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1983
- 1983-10-28 JP JP20310383A patent/JPS6093999A/ja active Granted
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JPH0452916B2 (ja) | 1992-08-25 |
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