JPS6093354A - オ−トラジオグラフイ−によるdνaもしくはdνa断片物の塩基配列決定方法 - Google Patents

オ−トラジオグラフイ−によるdνaもしくはdνa断片物の塩基配列決定方法

Info

Publication number
JPS6093354A
JPS6093354A JP58201231A JP20123183A JPS6093354A JP S6093354 A JPS6093354 A JP S6093354A JP 58201231 A JP58201231 A JP 58201231A JP 20123183 A JP20123183 A JP 20123183A JP S6093354 A JPS6093354 A JP S6093354A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dna
base sequence
stimulable phosphor
phosphor sheet
autoradiography
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP58201231A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0160783B2 (ja
Inventor
Hisashi Shiraishi
白石 久司
Junji Miyahara
宮原 諄二
Hisatoyo Kato
久豊 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP58201231A priority Critical patent/JPS6093354A/ja
Priority to CA000466347A priority patent/CA1257184A/en
Priority to DE8484112879T priority patent/DE3485110D1/de
Priority to EP19840112879 priority patent/EP0141382B1/en
Priority to FI844213A priority patent/FI844213L/fi
Publication of JPS6093354A publication Critical patent/JPS6093354A/ja
Publication of JPH0160783B2 publication Critical patent/JPH0160783B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/29Measurement performed on radiation beams, e.g. position or section of the beam; Measurement of spatial distribution of radiation
    • G01T1/2914Measurement of spatial distribution of radiation
    • G01T1/2921Static instruments for imaging the distribution of radioactivity in one or two dimensions; Radio-isotope cameras
    • G01T1/2942Static instruments for imaging the distribution of radioactivity in one or two dimensions; Radio-isotope cameras using autoradiographic methods
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/68Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving nucleic acids
    • C12Q1/6869Methods for sequencing

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Measurement Of Radiation (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Conversion Of X-Rays Into Visible Images (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、オーi・ラジオグラフィーを利用するDNA
もしくはDNA断片物の塩基配列決定方法に関するもの
である。
近年、急激に発達して来た分子生物学においては、生物
体の機能や複製のメカニズムを解明するために、生物体
のもつ遺伝情報を明らかにすることが必須のこととなっ
ている。とりわけ、4〜定の遺伝情報を111うDNA
 (もしくはDNA断片物、以下同様)なとの核酸の1
!!基配列を決定することは必要不可欠なこととなって
いる。
DNAの塩基配列を決定するための代表的な方法の一つ
として、サンカー拳クールンン(Sanger−Cou
lson)法が知られている。この方法は、DNAが二
本の鎖状分子からなる二重ラセン構造を有し、かつその
二本の鎖状分子は、各々四種類の塩基、すなわちアデニ
ン(A)、グアニン(G)、シトシン(C)、チミン(
T)なる塩基を有する構成単位から構成されていること
、そしてこの二本の鎖状分子の間はこれらの四種類の塩
基間の水素結合によって架橋されており、しかも各構成
単位間の水素結合はG−CおよびΔ−Tの二種類の組合
わせのみにおいて実現しているというDNAの特徴的な
構造に着11シ、DNA合成酵素によるDNA断片の合
成、ゲル電気泳動およびオートラジオグラフィーの1段
を巧みに利用してDNAの塩ノ、(配列を決定する方法
である。
サンガー・クールラン法において、塩基配列を決定しよ
うとしているDNAもしくはDNA断片物(これらを以
後、検体DNAという)と相補的なりNA断片を合成す
るためには幾つかの方法があるか、基本的には・末鎖の
検体DNAを鋳型(テンプレート)とし、」、記の四種
類の塩基を含むモノヌクレオシl’ lリフオスフェー
トの存在下でDNA合成酵素(DNAポリメラーゼ)を
作用させることにより、検体DNAと相補的な種々の長
さのDNA断片を合成する。このとき、一部のモノヌク
レオシドI・リフォスフェ−1・に放QJ性! 識が伺
与されたものを用いることにより、放射性標識された合
成りNA断片(DNA合成物)が得られる。
次に、この操作により得られる多数の合成りNA断片か
らなる混合物をゲル電気泳動法により支持媒体上に分離
展開する。この支持媒体についてオートラジオグラフィ
ー操作を行なうことにより、合成りNA断片が分#展開
されてなる分#1jり凹刻のオートラジオグラフを11
)る。そして、このu)視化されたオートラジオグラフ
に基づいて、鎖状分子の末端から順にそのJJ4ノ、(
配列を決定することができ、このようにして検体DNA
のすべてのjJ1基の配列を決定することかできる。
なお、上記に要約したサンカー・クールノン法の特徴お
よび操作についての筒中な記述は次の文献に見られる。
1′漬伝情報を原に6で読む・意表を衝いたDNAの塩
基配列解析法」三浦謹一部、現代化学、1977年9月
号46〜54頁(−東京化学同人刊)]二述のサンガー
・クールノン法は、検体り、 N Aと相補的なりNA
断片を合成するに際し、まずテンブレー1− D N 
Aにプライマーと呼ばれる短い鎖のDNA断片を対合さ
せ、このプライマー部分からDNAを伸長させて合成す
る。そのため、支持媒体1;に分離展開されたDNA断
片のオーI・ラジオグラフを解析する際に、プライマ一
部分の蹟1基配列は決定する必要がない。すなわち、比
較的短いDNA断片については解析する必要がなく、分
7、 Ijlの小さな、従って泳動速度の大きいDNA
断片が流出してしまうような泳動速度で分#展開を行な
ってもよい。このため、゛心気泳動による分離IjG開
速度を速めて分#展開の時間を短縮化できるという利点
がある。
さらに、DNAの合成過程で放射性物質を導入すること
ができるため、比放射能の高いDNA断片を得ることが
でき、オートラジオグラフィーにおける露光時間を短縮
化することができる。また比放射能の高いD N A断
片が得られるために、用いるテンプl、−) D N 
Aの最が少量で済むきいう利点もある。
このようなJ!F山から、サンガー・クールノン法は、
検体DNAの塩基特異的切断分解を利用するマキサム拳
ギルバート法とともに、DNAの塩基配列決定において
非常に注[1されている方法である。
従来において、上記のDNAの塩基配列決定に利用され
るオートラジオグラフィーは、放射性検品が伺与された
DNA断片が分#展開された支持媒体と高感度X線フィ
ルムなとの放射線フィルムとを一定時間重ね合わせて、
該フィルムを感光(あるいは、露光)させることによっ
て行なわれている。また、オートラジオグラフィーの検
出感度を高めるために増感紙を用いることも11なわれ
ている。このようなオートラジオグラフィーについては
、たとえば、次に示すような文献に記載されている。
生化学実験講座6 トレーサー実験法(上)271〜2
89頁、「8. オートラジオグラフィーj末吉徹、重
松閉則(1977年、−東京化学同人r4J ) 」二連のように、オートラジオグラフィーはDNAなど
の核酸の塩基配列を決定する上で、支持媒体−■二に分
#展開されたDNA断片の位置情報を得るための重要な
手段となっている。しかしながら、このように有用なオ
ートラジオグラフィーをDNAの塩基配列決定に適用す
るにあたっては、いくつかの問題がある。
その第一は、放射性標識物質を含む支持媒体上の放射性
物質の位置をnf視化するために、その支+y奴体と高
感度X線フィルJ、などの放射線フィルトとを一定時間
重ね合わせて、該フィルムを感光(露光)させることが
行なわれているが、この露光操作が長時間を必要とする
点である。すなわち従来より、DNAの塩基配列決定に
おけるオートラジオグツイーの露光操作は通常、数十時
間かけて実施されている。これは、支J、’+奴体七に
展開されたDNA断片などの試料の量が少ないこと、お
よび放射性標識物質が一般に32p等で部分的に標識さ
れた核酸であるため、高い放射性が伺+7.されていな
いことによる。
第二には、この露光操作は適冷、低温(たとえば、O℃
〜−80°C)で行なわなければならない点である。そ
の理由は、室温などの比較的高い温度では、放射線また
は蛍光による感光によって形成されたフィルムJ−の銀
塩中の潜像が退行して現像できない像となりやすく、ま
た、L記の試料が分#展開された支持媒体から、銀1ス
嘉に対して有害な成分が移動するなどして化学カブリを
形成しゃすいからである。さらに、蛍光増感紙を用いて
増感露光を行なう場合には、増感紙からの発光の輝度が
低いため、室温のような比較的高い温度では潜像を形成
しにくいという銀塩の特性にも依っている。
第三には、化学カブリなどによる画質の低下を防ぐため
に、放射性標識物質を含む支持媒体を乾燥した状態で放
射線フィルムと重ね合わせて露光させなければならない
点である。このため、通常は支持媒体の乾燥もしくは合
成樹脂フィルム等による支持媒体の包装が行なわれてい
る。
オー1ラジオグラフイーによってイ1すられた画像にこ
のようなカブリが発生ずると、支持媒体上に分K Ij
x開されたDNA断片の位置情報を高精度で得ることが
むずかしく、決定されるDNAの塩基配列の精度を著し
く低1・゛させることになる。
以1.の理由により、オートラシオクフィーの操1′1
が煩雑なものとなっており、このことによりDNAの1
;1X基配列を決定するための操作全体が煩雑になって
いる。
また、放射線フィルムの感光成分である銀塩は物理的な
刺激にも影響されやすく、露光操作時における操作11
」当店の手あるいは機器との接触などに起因する物理的
圧力などによって物理的カブリ現象を起こす傾向がある
。この点も得られるDNAの塩基配列の精度を低ドさせ
る原因となり、そのような放射線フィルムの物理カブリ
の発生を回避するためには、その取扱い作業において高
度の熟練と注意とを必要とし、塩基配列決定のための操
作をさらに複雑にする結果となる。
また、従来のオートラジオグラフィーでは」;記のよう
に長時間の露光操作が行なわれるため、放射性標識物質
以外に支持媒体に混入した不純物による放射能または自
然放射能もまた放射線フィルムの露光に関与し、得られ
る放射性標識物質の(,7置情報の精度を低ドさせると
の問題がある。そのような妨害を排除して適切な露光条
性を設定するためには、たとえば、対照試料を用いた並
行実験の実施、露光時間の適1に化なとか図られている
か、並行実験の実施による実験回数の増大、好適な露光
時間の決定を行なうためのY’ #ii実験の必要に1
なとにより、その操作全体が煩雑になるとの欠点がある
さらに、従来のオートラジオグラフィーによるDNAの
lii )人配列決定においては、画像化されたオーI
・ラジオグラフから必要な位置情報を得るために、分1
111展開された放射性標識化されているDNA断片の
泳動距離を目視によって読み取るというrli純な作業
を長時間に渡って行なうことが必要であった・ 本発明者は、従来のオートラジオグラフィーを利用する
DNAもしくはDNA断片物の墳墓配列決定方法におい
て附随するに記のような問題点の解決を目的として鋭意
研究を行なった結果、感光材料として放射線フィルムの
代りに、輝尽性蛍光体を含有する蓄積性蛍光体シートを
用いることにより、前記の問題点の解決あるいは欠点の
低減が実現することを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、 (1)塩基配列を決定しようとしているDNAもしくは
DNA断片物と相補的な塩基配列を有し、かつ放射性標
識が(J!7’されているDNA合成物からなる混合物
を調製する1稈; (2)該DNA合成物からなる混合物を支持媒体)、で
分離1i 1)1させる工程;(3)該支持媒体と、輝
尽性蛍光体を含有する蓄積性蛍光体シートとを一定時間
重ね合わせることにより、該支持媒体りの放射性標識物
質から放出される放射線エネルギーの少なくとも一部を
該蓄積性蛍光体シートに吸収させたのち、該シートを電
磁波により励起して該シートに蓄積されてしする放射線
エネルギーを輝尽光として放出させ、そしてその輝尽光
を検出することにより、放射性標識が旧年されたDNA
合成物の位置情報を得るに程;および、 (4)得られた位置情報に基づいて、1」的のDNAも
しくはDNA断片物の塩基配列を決定する工程; を含むことを特徴とするオートラジオグラフィーによる
DNAもしくはDNA断片物の塩基配夕1決定方法を提
供するものである。
なお、本発明において支持媒体1−の放射性標識物質の
「位置情報」とは、支持媒体1−における放射性標識物
質もしくはその集合体の位置を中心とする各種の情報、
たとえば、支持媒体−1ニに存在する放射性物質の集合
体の存在位置と形状、その位置における放射性物質の濃
度、分布などからなる情報の一つもしくは任意の組合わ
せとしてVt+られる各種の情報を意味する。
木発明において使用する蓄積性蛍光体シート・は放射線
像変換パネルとも呼ばれるものであり、その例は、たと
えば特開昭55−12145号公報などに記載されてお
り、−1it)的な構成としては既に公知である。
すなわち、蓄積性蛍光体シートは輝尽性蛍光体からなる
ものであり、被写体を透過した放射線エネルギー、ある
いは被検体から発せられた放射線エネルギーを該シート
の輝尽性蛍光体に吸収させ、そののちに該シートをOf
視乃至赤外領域の電磁波(励起光)を用いて励起するこ
とにより、該シートの輝尽性蛍光体中に蓄積されている
放射線エネルギーを張光として放出させることができる
ものである。従って、被写体あるいは被検体の放射線像
は、この蛍光を光電的に読み取って電気信号に変換し、
得られた電気信号を写真フィルムなどの記録材料、CR
Tなどの表示装置上に可視画像として再生するか、ある
いは数値化もしくは記号化した位置情報などとして表わ
すことができる。
木発明の方法によれば、DNAの塩基配列を決定するた
めのオートラジオグラフィーにおいて、従来のオートラ
ジオグラフィーで用いられている放射線フィルム、ある
いはそれと増感紙との組合わせの代りに、輝尽性蛍光体
を含有してなる蓄積性蛍光体シートを用いることにより
、露光時間の大幅な短縮化が実現されるのみでなく、露
光が環境温度あるいはその付近の温度という温度条件で
行なわれても、得られる位置情報の精度は低ドすること
がない。従って、従来においては冷却Fで長時間かけて
実施されていた露光操作が著しく簡便なものとなり、オ
ートラジオグラフィー操作が簡略化されるものである。
また、感光材料として蓄積性蛍光体シートを使用した場
合には、蓄積性蛍光体シーI・に蓄積記録された放射性
標識物質の位置情報を得るために特に画像化する必要は
なく、蓄積性蛍光体シーI・をレーザーなどの電磁波で
走査することにより上記の位置情報を読み出し、その位
置情報を画像、記号および/または数値、あるいはそれ
らの組合わせなどの任意な形態に変えて取り出すことが
可能となる。さらに、上記の位置情報を電気的手段など
を利用して更に処理することにより、所望の各種の形態
で、すなわち必ずしも画像の形で位置情報を得るのでは
なく、その画像情報についてデータ処理して得られる他
の情報として得ることも可能である。本発明においては
、蓄積性蛍光体シートを読み出して得られる放射性標識
物質の位置情報を有する電気信号あるいはデジタル信号
を、電気泳動などにより分11m展開された分離パター
ンとして画像情報の形で111るのみではなく、それを
コンピュータなどを利用して解析し、[−1的のDNA
の」ス1基配列情報として(11ることもI+7能であ
る。
さらに、オートラジオグラフィーの感光材料として1−
記の蓄積性蛍光体シートを利用することにより、従来よ
り放射線フィルムの使用において大きな問題となってい
た化学カブリおよび物理カブリが実質的に発生しなくな
る点も、DNAの塩基配列決定の精度の向」二および作
業性において非常に右利に作用する。また、支持媒体中
に含まれていた不純物の放射能または自然放射能などに
起因する精度の低下は、蓄積性蛍光体シートに蓄積記録
されている位置情報を電気的に処理することにより容易
に低減あるいは解消することがOf能となる。
従って、支持媒体1;に分#展開された放射性標識物質
の位置情報に基づ<DNAの塩〕、(配列決定のための
解析操作は著しく容易になり、同時に決定されるDNA
の塩基配列の精度を高めてその解析効率を向」−させる
ことが0■能となる。
以下に、本発明のオートラジオグラフィーによるDNA
もしくはDNA断片物の塩基配列決定方法ニツイテ、ジ
デオキシ法(dideoxy sequencingm
ethodまたは、鎖停止法ともいう)を例にとり、1
;を細に説明する。この方法は、前述のサンカー・クー
ルシン法のうち最もIli便かつ精度の高い方法として
汎用されている方法である。
まず、検体DNAを含む−・末鎖のDNAを用意する。
これをテンプレートDNAと呼ぶ。このDNAの一部に
対して相補的な短いDNA断片(プライづ−と呼ばれる
)を用意し、テンブレー1− DNAとハイブリダイズ
させたのち、テンプレートDNAと相補的なりNAの合
成を行なう。
DNAの合成は、プライマーを有するテンプレートDN
Aに、四種類の塩基をそれぞれ含むデオキシヌクレオシ
ドトリフオスフェート(d NTP)四種と特定の塩基
を含むジデオキシヌクレオシドトリフォスフェ−1,(
ddNTP)一種とを加え、DNAポリメラーゼを作用
させることにより、テンプレートDNAのプライマ一部
分からDNA鎖を伸長させて行なわれる。この合成過程
において、テンブレー1− D N Aにジデオキシヌ
クレオシドトリフォスフニーI・が組み込まれるとDN
Aの合成反応はそこで停止するため、プライマーから特
定の塩基の位置まで伸長された検体DNAと相補的なり
NA断片が得られる。たとえば、ジデオキシアデノシン
トリフォスフニー1.(ddATP)を用いた場合には
、末端がアデニン(A)で終わる種々の長さのDNA断
片の混合物が得られる。
上記DNAの合成において、四種のデオキシヌクレオシ
ドトリフオスフェートのうちの少なくとも一種のヌクレ
オチドとして32Pなどの放射性元素で標識化されたも
のを用いることにより、放射性標識が付与された合成り
NA断片を得ることができる。
L記の合成工程を異なる四種のジデオキシヌクレオシド
トリフオスフェートを用いて四回繰り返えし、四種類の
塩基特異的DNA合成物を得る。
なお、以」二に記述したジデオキシヌクレオシI−トリ
フォスフェ−1・を用いるDNA断ノ1の合成7Ji、
および得られたDNA合成物によるDNAの1!!ノ1
(配列決定法の詳細については、たとえば次の文献に詳
細に記載されている。
Sanger、 F、、 N1cklen、 S、 &
 Coulson、 A、 R,。
Proc、 Natl、 Acad、 Sci、 US
A、 74. pp、 54H−5481(1977) また、テンプレートDNAを得る方法としては種々のも
のが考案されているが、バクテリオファージM13を用
いたクローニング方法が最も簡便であり、この方法につ
いてはたとえば、次の文献に詳細に記載されている。
5chreier、 P、 H,、& Cortese
、 R,、J、 Mol。
Biol、、胆もpp、 IH−172(1979)次
に、得られた四種類の合成りNA断片混合物についてゲ
ル電気泳動操作を行ない、各々の混合物が分IIIyC
開されてなる支持媒体を得る。
この放射性標識化された合成りNA断片が分離力く開ご
れた支持媒体について、オートラジオグラフ測定を行な
うことにより、検体DNAの塩基配列を決定する。
本発明の特徴的な要件である支持媒体上に分離Ij4関
されてなる放射性標識物質の位置情報を得るためのオー
トラジオグラフィーは、まず、」:記支持媒体と蓄積性
蛍光体シートとを一定時間重ね合わせて露光操作を行な
うことにより、支持媒体1の放射性標識物質から放出さ
れる放射線の少なくとも一部を該シートに吸収させる。
露光操作において、上記の支持媒体と蓄積性蛍光体シー
トとを重ね合わせた状態は、通常は′1#積性蛍光体シ
ートと密着させることにより実現するが、必ずしも支持
媒体と蓄積性蛍光体シートとを密着させる必要はなく、
それらが近接した状態で配置されていてもよい。また、
支持媒体は必ずしも乾燥状態とする必要はなく、湿って
いてもよいし、あるいは所望により放射性標識されたD
NA断片からの放射線を妨げない程度の厚みのポリエチ
レンシート等で包まれていてもよい。
また、いわゆる露光時間は、支持媒体に含まれる放射性
標識物質の放射線強度、該物質の早、蓄積性蛍光体シー
トの感度、および支持媒体と蓄積性蛍光体シートとの位
置関係などにより変動するが、露光操作は一定時間、た
とえば数秒程度具1−は必要とする。ただし、本発明に
従って感光材料として蓄積性蛍光体シートを用いた場合
には、従来の放射線フィルムを使用する場合に必要な露
光時間に比較して、その露光時間は大幅に短縮される。
また、露光により支持媒体から蓄積性蛍光体シートに蓄
積記録された支持媒体中の放射性標識物質の位置情報を
読み出す操作において、該シ−1・に蓄積されているエ
ネルギーの強さ、分布、所望とする情報などに応じて各
種の電気的処理を施すことにより、たとえば得られる電
気信号の増幅率を任意の値に設定できるなど、得られる
位置情報を好適に処理することが可能となるため、露光
操作時における露光時間の厳密な制御は特に必要とはし
ない。
また、露光操作を実施する温度は特に制限はないが、本
発明における蓄積性fi?光体シートを利用したオート
ラジオグラフィーは、約10〜35℃などの環境温度に
て実施することがii)能である。
ただし、従来のオーi・ラジオグラフィーにおいて利用
されている低温(たとえば5°C伺近、あるいはそれ以
下の温度)において露光操作を行なうことも差しつかえ
ない。
1、記オートラジオグラフィーにおいて好適に使用され
る蓄積性蛍光体シートは、一般に基本構造として、支持
体と、この支持体上に設けられた輝尽性蛍光体を分散状
態で含有支持する結合剤からなる蛍光体層とから構成さ
れる。ただし、蛍光体層が自己支持性である場合には、
必ずしも支持体を設ける必要はない。
上記の構成を有する蓄積性蛍光体シートは、たとえば、
次に述べるような方法により製造することができる。
まず、輝尽性蛍光体粒子と結合剤とを適当な溶剤(たと
えば、低級アルコール、塩素原子含有炭化水素、ケトン
、エステル、エーテル)に加え、これを充分に混合して
、結合剤溶液中に輝尽性蛍光体が均一に分散した塗布液
を調製する。
結合剤の例としては、ゼラチン等の蛋白質、ポリ酢酸ビ
ニル、ニトロセルロース、ポリウレタン、ポリビニルア
ルコール、線状ポリエステルなどような合成高分子物質
などにより代表される結合剤を挙げることができる。
塗布液における結合剤と輝尽性iig光体との混合比は
、通常1:8乃至1:40(屯^11t)の範囲から選
ばれる。
次に、この塗布液を支持体の表面に均一に塗1(iする
ことにより塗布液の塗膜を形成する。この塗膜を徐々に
加熱することにより乾燥して、支持体」−へのイ1f光
体層の形成を完rする。蛍光体層の層厚は、一般に50
乃至500gmである。
支持体としては、従来の放射線写真法における増感紙(
または増感スクリーン)の支持体として用いられている
各種の材料から任意に選ぶことができる。そのような材
料の例としては、セルロースアセテート、ポリエチレン
テレフタレートなどのプラスチック物質のフィルム、ア
ルミニウム箔などの金属シート、通常の紙、バライタ紙
、レジンコ−1・紙などを挙げることができる。
なお、支持体の蛍光体層が設けられる側の表面には、接
着性付与層、光反躬層、光吸収層などが設けられていて
もよい。
以下全白 さらに、蛍光体層の支持体に接する側とは反対側の表面
に、蛍光体層を物理的および化学的に保護するための透
明な保護膜が設けられていてもよい。透明保護膜に用い
られる材料の例としては。
酢酸セルロース、ポリメチルメタクリレート、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレンを挙げることができ
る。透明保護膜の膜厚は、通常は約0.1乃至20ルm
である。
また、蓄積性蛍光体シートの表面は必要に応じて、親水
化処理などの表面処理が施されていてもよい。
本発明において利用される′#r積性蛍光体シートに用
いられる輝尽性蛍光体は、先に述べたように放射線を照
射した後、励起光を照射すると輝尽発光を示す蛍光体で
あるが、実用的な面からは4゜O〜850nmの波長範
囲の励起光によって300〜500nmの波長範囲の輝
尽発光を示す蛍光体であることが望ましい。そのような
師尽性弗光体の例としては、 米国特許第3,859,527号明細書に記載されてい
るSrS:Ce、Sm、SrS:Eu。
Sm、T’hOz : E r、およびLa2O2S:
Eu、Smなどの組成式で表わされる蛍光体、特開昭5
5−12142号公報に記載されているZnS :Cu
 、Pb、BaO@xAl2O3:Eu[ただし、0.
8≦X≦10]、および。
M2+0・xsi02 :A [ただし、M2+はMg
、Ca、Sr、Zn、Cd、またはBaであり、AはC
e、Tb、Eu、Tm、Pb、T文、Bi、またはMn
であり、Xは、0.5≦X≦2.5である]などの組成
式で表わされる蛍光体、特開+1fl 55−1214
3 ’−′J公報に記載されている (B a 1−z
−y 、Mgx 、Cay) FX :aEu2+ (
ただし、XはCflおよびBrのうちの少なくとも一つ
であり、Xおよびyは、0くX十y≦0.6、かツx 
y # 0−11’あり、aは、10−”≦a≦5 X
 10−”である]の組成式で表わされる蛍光体、 特開昭55−12144吋公報に記載されているLnO
X:XA[ただし、LnはLa、Y、Gd、およびLu
のうちの少なくとも一つ、XjiC文およびBrのうち
の少なくとも一つ、A 1tCeおよびTbのうちの少
なくとも−・つ、そして、Xは、O<x<O、lである
]の組成式で表わされる蛍光体、 特開昭55−12145号公報に記載されてl、)る(
 B a 1− X 、 M ” x ) F X :
 y A [ただし、MllはMg、Ca、S r、Z
n、およびCdのうちの少なくとも一つ、XはC1、B
r、およびIのうちの少なくとも一つ、AはEu、Tb
、Ce、Tm、 Dy、Pr、Ho、Nd、Yb、およ
びErのうちの少なくとも一つ、そしてXは、0≦X≦
0.6、yは、0≦y≦0.2である]のM1或式で表
わされる蛍光体、 特開+1?J 55−160078号公報に記載されて
いるM”FXe xA : yLn (ただし、Mlは
Ba、Ca、Sr、Mg、Zn、およびCd(7)うチ
ノ少なくとも一種、AはBe01Mg0.CaO,5r
O1BaO1ZnO,Au203、Y2O3、L a 
203、In2O2,5IOz、1文0 。、 Z r
02 、 Ge02 、 S n02 、 N b 2
05、Ta205、およびThO□のうちの少なくとも
〜・種、LnはEu、Tb、Ce、Tm、Dy、 Pr
、 Ho、 Nd、 Yb、 Er、 Sm、およびG
dのうちの少なくとも一種、XはC又、Br、およびI
のうちの少なくとも−・種であり、Xおよびyはそれぞ
れ5X10”−’≦x≦0.5、およびOくy≦0.2
である]の組成式で表わされる蛍光体、 特開昭56−116777号公報に記載されている(B
at−x 、M”X)F2 a aBaX2 :yEu
、zA[ただし、M璽はベリリウム、マグネシウJ\、
カルシウム、ストロンチウム、 、rn<鉛、およびカ
ドミウムのうちの少なくとも一種、Xは114素、臭素
、および沃素のうりの少なくとも一種、Aはジルコニウ
ムおよびスカンジウムのうちの少な、くとも一種であり
、a、x、y、および2はそれぞれ0.5≦a≦1.2
5.0≦X≦1.10−6≦y≦2 X l O−’、
およびO<z≦lO″′2であるコの組成式で表わされ
る蛍光体、特開昭57−23673号公報に記載されて
いる (B 1iL1−X 、M” X) F 2 I
I aB aXz :yEu、zB[ただし、Mlはベ
リリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム
、亜鉛。
およびカドミウムのうちの少なくとも−・種、Xは塩素
、臭素、および沃素のうちの少なくとも一種であり、a
、x、y、およびZはそれぞれ0.5≦a≦1.25、
O≦X≦1.10−”≦y≦2×10−1、およびO<
z≦2X10−’である]の組成式で表わされる蛍光体
、 特開昭57−23675号公報に記載されている (B
a l−x 、M”x) F2 e aBaX 2 :
yEu、zA[ただし1M1±ベリリウム、マグオ/つ
1.、カル/つ/、、 、 II II /J−2) 
1lII鉛およびカドミウムのうちの少なくとも一種、
Xは塩素、臭素、および沃素のうちの少なくとも一種、
Aは砒素および硅素のうちの少なくとも一種であり、a
、x、y、およびZはそれぞれ0.5≦a≦1.25.
0≦X≦1、io−’≦V≦2×10−′、およびO<
z≦5XIO−”である]の組威武で表わされる蛍光体
、 本出願人による特願昭56−167498号明細書に記
載されているM”OX : xCe [ただしMllは
Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Tb、Dy、Ho、E
r、Tm、Yb、およびBiからなる群より選ばれる少
なくとも一種の三価金属であり、XはC9,およびBr
のうちのいずれか一方あるいはその両方であり、Xは0
<x<0.1である]の組成式で表わされるイ1を光体
、本出願人による特願昭57−89875号明細−1に
記載されているB a 1− X M X 12 L 
X 、t2 F X :yEu2+[ただし、Mは、L
i、Na、に、Rb、およびCsからなる群より選ばれ
る少なくとも一種のアルカリ金属を表わし;Lは、Sc
、Y、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Gd、T
b、Dy、Ho、Er、Tm、Y b、Lu、A文、G
a、In、およびTlからなる群より選ばれる少なくと
も一種の三価金属を表わし;Xは、cx、Br、および
Iからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲンを
表わし;そして、Xはto−”≦X≦0.5、yはo<
y≦0.1である]の組成式で表わされる蛍光体、 本出願人による特願昭57−137374号明細書に記
載されているBaFXsxA: yEu”[ただし、X
は、C1、Br、およびIからなる群より選ばれる少な
くとも一種のハロゲンであり;Aは、テトラフルオロホ
ウ酸化合物の焼成物であり;ソシテ、x ハ10−” 
≦x ≦O’、 1 、 ’l ハ0くy≦0.1であ
る]の組成式で表わされる蛍光体、 本出願人による特願昭57−158048号明細書に記
載されているBaFX拳xA: yEu2+[ただし、
Xは、C!1.Br、および工からなる群より選ばれる
少なくとも一種のハロゲンであり;Aは、ヘキサフルオ
ロケイ酸、ヘキサフルオロチタン酸およびヘキサフルオ
ロシルコニウド酸)−価もしくは二価金属の塩からなる
ヘキサフルオロ化合物群より選ばれる少なくとも−・種
の化合物の焼成物であり;そして、Xは10−≦X≦0
゜1、yはo<y≦0.1である]の組成式で表わされ
る蛍光体、 本出願人による特願昭57−166320号明細書に記
載されているBaFX@xNaX’:a Eu 2+ 
[ただし、XおよびX”は、それぞれ0文、Br、およ
びIのうちの少なくとも一種であり、Xおよびaはそれ
ぞれ0 < x≦2、および0<a≦0.2である]の
組成式で表わされる蛍光体、 本出願人による特願昭57−166696号明細書に記
載されているM ” F X e x N a X ’
 :yEu2+:zA[ただし、MWは、Ba、Sr、
およびCaからなる群より選ばれる少なくとも一種のア
ルカリ−に類金)民であり;XおよびXoは、それぞれ
C1、Br、および■からなる群より選ばれる少なくと
も一種のハロゲンであり;Aは、V、Cr、Mn、Fe
、Co、およびNiより選ばれる少なくとも一種の遷移
金属であり;そして、Xは0<x≦2、yはo<y≦0
.2、および2は0 < z≦10−2である]の組成
式で表わされる蛍光体、 本出願人による特願昭57−184455号明細書に記
載されているM ” F X * a M ” X”・
bM’ ”X” 24 CM”X″’ 3. X A 
: y E u 2+[ただし、MllはBa、Sr、
およびCaからなる群より選ばれる少なくとも一種のア
ルカリ土類金属であり、 M IはLi、Na、に、R
b、およびC8からなる群より選ばれる少なくとも−・
種のアルカリ金属であり;M′1はBeおよびMgから
なる群より選ばれる少なくとも−・種の二価金属であり
; M ”はAJlj、Ga、In、およびTlかもな
る群より選ばれる少なくとも−・種の三価金属であり;
Aは金属酸化物であり:XはC1、Br、および工から
なる群より選ばれる少なくとも種のハロゲンであり;X
o、X゛°、およびXo゛は、F、C1、Br、および
Iからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲンで
あり;そして、aはO≦a≦2、bは0≦b≦1o−2
、CはO≦C≦10−2、かつa+b+c≧10−6で
あり;Xは0<X≦0.5、yはO< y < 0 、
2 テある]の組成式で表わされる蛍光体。
などを挙げることができる。
ただし、本発明の方法に用いられる蓄積性蛍光体シート
に含まれる輝尽性蛍光体は上述の蛍光体に限られるもの
ではなく、放射線の照射を受けたのち励起光の照射を受
けた場合に輝尽発光を示す蛍光体であればいかなるもの
であってもよい。
本発明に従うオートラジオグラフィーに利用される蓄積
性蛍光体シートの詳細については、たとえば本出願人に
よる特願昭57−193418号明細書に記載されてい
る。
次に、蓄積性蛍光体シートに蓄積記録された支持媒体に
の放射性標識物質の位置情報の読み出しが行なわれる。
この読み出し方法について、添伺図面の第1図に示した
読出’AUiCあるいは読取装置ν1)の例を参照しな
がら略述する。
第1図は、蓄積性蛍光体シート(以下においては、シー
トと略記することもある)lにP?積記録されている放
射性標識物質の一次元的な位置情報を仮に読み出すため
の先読み用続出部2と、放射性標識物質の位置情報を出
力するためにシート1に蓄積記録されている放射線画像
を読み出す機能を有する本読み用読出部3から構成され
る装置置の例の概略図を示している。
先読み用読出部2においては次のような先読み操作が行
なわれる。
レーザー光源4から発生したレーザー光5は支持媒体6
を通過することにより、このレーザー光5による励起に
応じて蓄積性蛍光体シー}1かも発生する輝尽発光の波
長領域に該当する波長領域の部分がカットされる。次い
でレーザー光は、カルへノミラー等の光偏向器7により
偏向処理され、平面反射鏡8により反射されたのちシー
} 1 −Lに一次元的に偏向して入射する。ここで用
いるレーザー光源4は、そのレーザー光5の波長領域が
、シートlから発する輝尽発光の主要波長領域と重複し
ないように選釈される。
蓄積性蛍光体シートlは、上記の偏向レーザー光の照射
下において矢印9の方向に移送される6従って、シート
1の全面にわたって偏向レーサー光が照射されるように
なる。なお、レーザー光源4の出力、レーザー光5のビ
ー/.%lY、レーザー光5の走査速度、シー1− 1
の移送速度については、先読み操作のレーザー光5のエ
ネルギーが本読み操作に用いられるエネルギーよりも小
さくなるように調整される。
蓄積性蛍光体シート1は、」一記のようなレーザー光の
IK1射を受けると,蓄積記録されている放射線エネル
ギーに比例する光量の輝尽発光を示し。
この光は先読み用導光性シー}10に入射する。
この導光性シート10はその入射面が直線状で。
蓄積性蛍光体シー1・1上の走査線に対向するように近
接して配置されており、その射出面は円環を形成し、フ
ォトマルなどの光検出器11の受光面に連絡している。
この導光性シートlOは、たとえばアクリル系合成樹脂
などの透明な熱可塑性樹脂シートを加」二し一Cつくら
れたもので、入射面より入射した光がその内部において
全反射しながら射出面へ伝達されるように構成されてい
る。蓄積性iir光体シートlからの輝尽発光はこの導
光性シー} 10内を導かれて射出面に到達し,その射
出面から射出されて光検出器1lに受光される。
光検出器11の受光面には、輝尽発光の波長領域の光の
みを透過し、励起光(レーザー光)の波長領域の光をカ
ットする支持媒体が貼着され、輝尽発光のみを検出しう
るよラにされている。光検出器llにより検出された輝
尽発光は電気信号に変換され,さらに増幅器l2により
増幅され出力される。増幅器l2から出力された蓄積記
録情報は、本読み用続出部3の制御回路13に入力され
る。制8回路13は、得られた蓄積記録情報に応じて、
濃度およびコントラス1・が最も均一でかつ観察読影性
能の優れた画像が得られるように、増幅率設定値a、収
録スケールファクターb、および、再生画像処理条件設
定値Cを出力する。
以」二のようにして先読み操作が終了した蓄積性蛍光体
シートlは、本読み用読出部3へ移送される。本読み用
読出部3においては次のような本読み操作が行なわれる
本読み用レーザー光源l4から発せられたレーザー光l
5は、前述の支持媒体6と同様な機能を有する支持媒体
16を通過したのちビーム・エクスパンダ−17により
ビーム径の大きさが厳密に調整される。次いでレーザー
光は、ガルバノミラ−等の光偏向器18により偏向処理
され、平面反射鏡19により反射されたのら蓄積性蛍光
体シート1 、、hに一次元的に偏向して入射する。な
お、光偏向器18と平面反射鏡19との間にはfOレン
ズ20等が配置され、シート1の上を偏向レーザー光で
走査した場合に、常に均一なビーム速度を維持するよう
にされている・ 蓄積性蛍光体シート1は、上記の偏向レーザー光の照射
「において、矢印21の方向に移送される。従って、先
読み操作におけると同様にシートlの全面にわたって偏
向レーザー光が照射されるようになる。
蓄積性蛍光体シート1は、上記のようにしてレーザー光
の照射を受けると、先読み操作におけると同様に、蓄積
記録されている放射線エネルギーに比例する光量の輝尽
発光を発し、この光は本読み用導光性シート22に入Q
1する。この本読み用導光性シート22は先読み用導光
性シートlOと同様の材質、構造を有しており、本読み
用導光性シート22の内部を全反射を繰返しつつ導かれ
た輝尽発光はその射出面から射出されて、光検出器23
に受光される。なお、光検出器23の受光面には輝尽発
光の波長領域のみを選択的に透過する支持媒体が貼着さ
れ、光検出器23が輝尽発光のみを検出するようにされ
ている。
光検出器23により検出された師M発光は電気信号に変
換され、前記の増幅率設定値aに従って感度設定された
増幅器24において適正レベルの電気信号に増幅された
のち、A/D変換器25に入力される。A/D変換器2
5は、収録スケールファクター設定値すに従い信号変動
幅に適したスケールファクターでデジタル信5J−に変
換され、信す処理回路26に入力される。信号処理回路
26では、再生画像処理条件設定値Cに基づいて、濃度
およびコントラストが適止で観察読影性能の優れた可視
画像が得られるように信号処理が行なわれ、処理された
情報は磁気テープなどの保存手段に蓄えられる。次いで
、必要に応じて所望の記録装置(図示なし)に伝送され
る。
記録装置としては、たとえば、感光材料上をレーザー光
等で走査して光学的に記録するもの、CRT等に電子的
に表示するもの、CRT等に表示された放射線画像をビ
デオ・プリンター等に記録するもの、熱線を用いて感熱
記録材料上に記録するものなど種々の原理に基づいた記
録装置を用いることができる。
ただし、記録装置は上記のように可視画像化するものに
限られるものではなく、前述したように放射性標識物質
の二次元的な位置情報を、たとえば数値化もしくは記号
化するなどして記録することもできる。
なお1本発明における蓄積性イ1?光体シートに蓄積記
録された支持媒体」二の放射性標識物質の位置情報を読
み出すための方法について、上記においては先読み操作
と本読み操作とからなる読出し操作を説明したが、本発
明において利用することができる読出し操作は、上記の
例に限られるものではない。たとえば、支持媒体上の放
射性物質の放射線°強度および、その支持媒体について
の蓄積性蛍光体シートの露光時間が予めわかっていれば
、上記の例において先読み操作を省略することもできる
また、本発明における蓄積性蛍光体シートに蓄積記録さ
れた放射性標識物質の位置情報を読み出すだめの方法は
、」;記に例示した方法に限られるものではない。
このようにして得られた支持媒体−4−の放射性標識物
質の二次元的な位置情報に基づいて、DNAの塩基配列
を決定することができる。すなわち、末端がそれぞれA
、G、T、Cのうちのいずれかの特定の塩基のみからな
る合成りNA断片混合物(塩基特異的DNA合成物)の
各分a jj%開列間で放射性標識物質の位置(泳動距
#)を相互に比較することにより、泳動距離の長い順に
末端の1M基を帰属させていくことにより、その塩基配
列を決定することができる。
なお、このようにしてDNA合成物に対して1真1基配
列を決定することは、に記の一本鎖のDNA合成物が目
的とする検体DNAの片方のDNA鎖と相補的であると
ころから、二本鎖の検体DNAのうちの一本鎖の塩基配
列を決定することに等しい。そして、この塩基配列の決
められた片方のDNA鎖から、二本鎖の検体DNA全て
についてその塩基配列を決定することができる。あるい
は、検体DNAが一本鎖のものである場合には、DNA
合成物に対して塩基配列を決定することによってこれに
相補的なりNAの塩基配列が決定されることになり、得
られた塩基配列から一本鎖の検体DNAの塩基配列を決
定することができる。
本発明において、オートラジオグラフィーを利用して支
持奴体上の放射性標識物質の二次元的な位4情報を得る
ことによりDNAの塩基配列を決定する方法は、上記の
ような放rAJ線フィルム等にオートラジオグラフを可
視画像化する方法に限られるものではなく、たとえば、
その位置情報を数値化もしくは記号化することにより、
得られた数値・記号等のデジタル値に基づいてDNAの
塩基配列を決定することも可能である。
さらには、得られたデジタル信吟にDNAの塩基配列決
定のための好適な信号処理を行なうことにより、直接に
検体DNAの塩基配列を得ることも可能である。このよ
うな信号処理方法については、たとえば本出願人による
下記の特許出願の明細書に記載されている。
特願昭58−1326号、特願昭58−1327号、特
願昭58−1328号および4.¥即閉58−1329
号。
L記においては、サンカー・クールシン法のうちジデオ
キシ法を利用するDNAの塩基配列決定方法について説
明したが、本発明の方法は、−に記のジデオキシ法に限
定yれるものではなく、プラス中マイナス法などの別の
サンガーΦクールソン法に適用することもできる。さら
に、本発明の方法はサンガー・クールシン法に限られる
ものではなく、オートラジオグラフィーによりDNA合
成物を利用してその塩基配列を決定することができる方
法であればいかなる方法にも適用することが1丁能であ
る。
また、合成りNA断片に放射性標識を付与するするため
に、ヌクレオチドに用いられる放射性核種の例としては
、32P、3 II、14 C、35Sを挙げることが
できる。
次に本発明の実施態様を、前述のジデオキシ法を利用し
たサンカーφクールソン法を例にして記載する。なお、
以下の実施例および比較例において用いた検体DNA 
(プラスミドpBR322)は既にその塩基配列が解明
されており、得られた塩基配列の結果を、それらの既知
データと比較して評価した。
また、以下の実施例において使用した蓄積性蛍光体シー
トは下記の方法により製造されたものである。
輝尽性の二価のユーロピウム賦活弗化臭化バリウム蛍光
体(BaFB’r : Eu2))cr)粒子と線廿ポ
リエステル樹脂との混合物にメチルエチルケトンを添加
し、さらに硝化度11.5%のニトロセルロースを添加
して蛍光体粒子を分散状態で含有する分散液を調製する
。次に、この分散液に燐酸トリクレジル、n−ブタノー
ル、そしてメチルエチルケトンを添加したのち、プロペ
ラミキサーを用いて充分に攪拌混合して、蛍光体粒子が
均一に分散し、結合剤と蛍光体との混合比が1=25(
重亀比)かつ粘度が25〜35PS (25°C)の塗
布液を調製する。
次に、ガラス板上に水平に置いたカーボンブラック練り
込みポリエチレンテレフタレートシート(支持体、厚み
:250ルm)のにに塗布液をドクターブレードを用い
て均一に塗布する。そして塗布後に、塗膜が形成された
支持体を乾燥器内に入れ、この乾燥器内部の温度を25
℃から100°Cに徐々に」二昇させて、塗膜の乾燥を
行なった。
このようにして、支持体−1;に層がか300ルmの蛍
光体層を形成する。
そして、この蛍光体層の上に、透明なポリエチレンテレ
フタレートフィルム(厚み:12μm)の片面にポリエ
ステル系接着剤を付与、したのち、接着剤層側を下に向
けて置いて接着することによリ、保護膜を形成し、支持
体、蛍光体層および保a膜から構成された蓄積性蛍光体
シートを製造する。
[実施例1] (1)検体DNAを含むテンブレー)DNAの調製 常法により、大腸菌プラスミドDNA (PBR322
)を制限酵素Bind−IIにより切断してDNA断片
1100nを得た。これに、バクテリオファージM13
mpB株(アマジャム社製、N4501)を上記と同じ
制限酵素Hind−Mで処理したちの20 ngをベク
ターDNAとして加え、T4D NAリガーゼを用いて
常法により接合させた。その後、対数成長期にあるE、
Co11K l 2株にこの組換えDNAを感染させて
、−夜培養した。
得られた組換えDNA(Ml:S)を含むE、Co11
培養閑(無色のプラーク)1mMを、2XTY培tel
(1i当り、バクトドリプI・ン16g、イースト抽出
物10g、および塩化すトリウム5gを含む)100m
fL上に木製のカスチルスティックを用いて植え付けた
。これを培養管に移して37°Cの温度で5時間振とう
したのち、遠心分離を行なってその上澄み液を採取する
ことにより、大腸菌を注意深く除去した。
この上澄み液を20%PEG (ポリエチレングリコー
ル8000)と2.5M塩化ナトリウムとを含む液に加
え、よく攪拌したのち、遠心分離によりPEG層を取り
除いた。底部に残ったペレット状の固形物にTE緩衝液
(10mMトリス・塩酸溶液および1mMのEDTAを
含む、pH8,0)100JLuを加え、次いでTE#
lf#1液で飽和されたフェノール50終りを加えて攪
拌したのち、室温で15分間放置した。得られた懸濁液
に遠心分離を行ない、その上澄み液を3M酢酸ナトリウ
ム溶液1oan中に移し、さらにエタノール250pL
交を加えて一20°Cの温度で一夜放置した。これを遠
心分離にかけて、その沈澱物を冷メタノールで洗浄し、
乾燥したのち、乾燥物をTE緩衝液50.9.に溶解し
て検体DNAを含むテンブレー)DNA溶液を得た。
(2)テンブレー1・DNA上へのプライマーのハイブ
リダイゼーション 蒸留水2.5gMに、上記のテンプレートDNA5p−
1、M13プライマー(アマジャム社製、N4502)
 1 glおよび旧enow反応緩衝液(10m M 
l・リス、pH8,5および10mM塩化マグネシウム
を含む)1.5ILJljを加えた後、55〜60°C
の温度で2時間培養して、プライマーがハイブリダイズ
したテンブレー)DNAを得た。
(3)合成反応 り記のプライマーがハイブリダイズしたテンプレートD
NAに、[α−32PgldATP(比放射能: 80
0 Ci/ mmole、アマジャム社製、P8103
84)2μ文およびKleno賛フラグメント(DNA
ポリメラーゼI) l IL!J、 (lunit)を
加えた。四本の試験管にこの混合物を2.5pL文ずつ
取り、さらに下記の第1表に示される成分からなる反応
用モノヌクレオチドの混合液(A#、C#、G#または
T#)211.文を添加して混合し、四種類の混合液を
得た。これらの混合液を室温にて15分間反応させた後
、それぞれにチェイス反応溶液(0,5mMの四種のモ
ノデオキシヌクレオシドトリフオスフェートの混合液)
2μ文を加えて、さらに15分間反応させた。次いで。
イオン交換処理したホルムアミド4舊文を加えて反応を
停止させた。
第1表 A# C# G# T# 1XTE緩衝液 20 20 20 200.5mMd
CTP 20 1 20 200.5mMdGTP 2
0 20 1 200.5mMdTTP 20 20 
20 10.1mMddATP 80 − − −0.
1+aMddCTP −60−− 0,3mMddGTP 60 − 0.5mMddTTP −−−60 このようにしてA#〜T#の四種類の溶液を用いて合成
することにより、アデニン(A)特異的DNA合成物、
シトシンCC>特異的DNA合成物、グアニン(G)特
異的DNA合成物、およびチミン(T)特異的DNA合
成物を得た。
(4)電気泳動用ゲルの調製 アクリルアミド5.7g、N、N’−メチレンビスアク
リルアミド0.3g、尿素42gおよび20mMのED
TAを含む1.0M)リス・ホウ酸緩衝液(pH53,
3)10m文を蒸留水に溶解して全綴を100m1とし
たゲル液を得た。このゲル液に窒素ガスを吹込んで酸素
を除いた後、これに10%過硫酸アンモニウム水溶液6
00μ文と触媒のTEMED (テトラメチルエチレン
ジアミン)25.文を加えた。このようにして処理した
ゲル液を、充分に洗浄した二枚の厚さ3mmのカラス板
から形成したモールド(0,5mmX200mmX40
0mm)の中に注入し、さらに」二記のゲル液の上端部
に、四個のスロット(各、0.5mmX15mmX20
mm)形成用のスロy)フォーマ−を挿入したのち、−
夜装置してゲル化させて目的の四個のスロットを有する
電気泳動用ゲルを調製した。
(5)電気泳動操作 ト述のようにして調製されたゲルを電気泳動装置に装着
したのち、 第1スロツトに(−A)特異的DNA合成物、第2スロ
ツトに(C)#異的DNA合成物、第3スロツトに(G
)特異的DNA合成物、第4スロツトに(T)#異的D
NA合成物、各々2ル見を、ミクロピペットを用いて注
入した。この際に、スロットに電極液を吹き付けること
により、ゲル中から溶出する尿素を除去してスロットを
洗浄したのち、上記DNA合成物の注入を行なった。
このゲルに2000V/40cmの直流電圧を印加して
試料の電気泳動を行なった。電気泳動は、DNA試料中
に予め添加しておいたマーカー色素BPB (ブロムフ
ェノールブルー)がゲルの下端から約3cmの位置に達
するまで継続したのち電源を切り、ゲルを泳動装置から
取り外した。
次いで一方のガラス板を除去したのち、ゲルを10%酢
酸中に15分間ずつ液を換えて数回浸漬してDNAを固
定し、さらにゲルを濾紙上に移し、減圧下にて加熱乾燥
した。
(6)オートラジオグラフ測定操作 1−記において得られた乾燥ゲルと蓄積性蛍光体シート
とを重ね合わせてカセット内に収納し、室温(約20°
C)にて、40分間露光したのち、第1図に示した読出
装置に装填して、蓄積性蛍光体シートに転写蓄積された
ゲル支持媒体上の放射性標識物質の位置を示す凹刻のオ
ートラジオグラフを読み出し、次いでその位置情報をデ
ジタル信号として記憶装置に保存させた6 1、記のデジタル情報に基づいてオートラジオグラフの
Oj視両画像得たところ、鮮明な画像が得られた。そし
て、この可視化されたオートラジオグラフを既知の大腸
菌プラスミドI)NA(pBR322)のオートラジオ
グラフと11<1合したところ、充分な一致が見られた
(7)DNAの塩基配列の決定 得られたオートラジオグラフ上の各々のスロットの泳動
列において、スロットの底から各泳動帯(分子量の相違
によって分離された放射性標識DNA断片に対応してい
る)までの距離を測定し、最も泳動距離の大きいものか
ら順に並べることにより数列(x ’+ 1を得た。こ
こで、Xは泳動[離、yは各塩基別のスロットに対応す
る記号(この場合は、第1スロツトがA、第2スロット
がC1第3スロツトがG、そして第4スロツトがTであ
る)、iは上記のようにして並べたときの順位を意味す
る。
次に、全てのxyIについてそのスロットに対応する記
号(y)を順に並べることにより、DNAの塩基配列を
得た。
以上のようにして得られた塩基配列は、調査対象とした
大腸菌プラスミドDNA (pBR322)の既知の塩
基配列に一致した。
上記の結果から、蓄積性蛍光体シートを用いて室温で短
時間のオートラジオグラフィー操作を行なうことにより
、バクテリオファージM13を用い−Cクローニングし
たpBR322の塩基配列をジデオキシ法によって決定
できることが明らかである。
[比較例1] 実施例1の(6)オートラジオグラフ測定操作において
、乾燥ゲルによる蓄積性蛍光体シートの露光操作を、蓄
積性fit光休シ体トの代りにX線フィルム(RXタイ
プ:富1−写rtフィルム■製)と蛍光増感紙(ライト
ニングプラス:米国デュポンン1製)とを組合わせて使
用し、通常のX線フィルム用カセツテに収納して実施例
1と同一の条件(室温、40分間露光)にて露光操作を
行なった。
次いでx!laフィルムを現像したが、判読Hf能なオ
ートラジオグラフを得ることができなかった。
次に−1,記の露光操作を、通常のジデオキシ法に準じ
て一80℃にて1000分間実施したのち。
同様にX線フィルムを現像したところ、実施例1にてI
if視画像画像て得られたオートラジオグラフと同程度
の鮮明度を有するオートラジオグラフを得ることができ
た。ここで得られたオートラジオグラフは、実施例1に
おいて可視画像として得られたオートラジオグラフと一
致した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明において蓄積性蛍光体シートに転写蓄
積された試料中の放射性標識物質の位置情報を読み出す
ための読出装置(あるいは読取装置)の例を示すもので
ある。 ■=蓄積性蛍光体シート、2:先読み用続出部、3:本
読み用続出部、4:レーザー光源、5:レーザー光、6
:フィルター、7:光偏向器、8:平面反射鏡、9:移
送方向、lO:先読み用導光性シート、ll:光検出器
、12:増幅器、13:制御回路、14:レーザー光源
、15:レーザー光、16:フィルター、17:ビーム
・エクスパングー、18:光偏向器、19 : t1z
面反射鏡、20:fθレンズ、21:移送方向、22:
本読み用導光性シート、23:光検出器、24:増幅器
、25 : A/D変換器、26:信号処理回路 手続補正書 昭和59年1月25日 昭和58年 特 楢 M1第201231号3、 補正
をする者 ′111411との関係 @詐出願人 4代理人 (i、hli正により増加する発明の数 な し7 補
正の対象 明細書の1発明の;1YJiUな説明」の欄明細書の「
発明の詳細な説明」の欄を下記の如く補+E致します。 記 −」組EfL−−辿止栽一 (+) 48頁1行目 カステルスティ、り → カク
テルステインク(2) 51頁15行目 25ル父 →
 圭旦且去席(3) 53頁8行目 40分 → −L
J分−を組合わせて (5)55頁11行目使用シ、 → 1ull。 (e) 55Lt13行目 40分 → 工旦分(7)
 55頁17行目 1000分 → ↓A立9分以 1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1o (1)塩基配列を決定しようとしているDNAも
    しくはDNA断片物と相補的な塩基配列を43し、かつ
    放射性標識が4−Jlj=されているDNA合成物から
    なる19合物を調製する1程;(2)該DNA合成物か
    らなる混合物を支持媒体1−で分I11展開させる工程
    ; (3)該支持媒体と、輝尽性蛍光体を含有する蓄積性蛍
    光体シー1・とを・定時間重ね合わせることにより、該
    支持媒体上の放射性標識物質から放出される放01線エ
    ネルギーの少なくとも一部を該蓄J+−性蛍光体シート
    に吸収させたのち、該シートを電磁波により励起しC+
    +にシートに蓄積されて1戸る成用線エネルギーを師J
    、<光として放出させ、そしてその輝尽光を検出するこ
    とにより、放射性標識が伺!j、されたDNA合成物の
    位置情報を得る工程:および、 (4)得られた位置情報に基づいて、1」的のDNAも
    しくはDNA断片物の塩基配列を決定する工程; を含むことを特徴とするオートラジオグラフィーによる
    DNAもしくはDNA断片物の塩基配列決定方法。 2゜−に記(1)の工程において、DNA合成物をサン
    ガー・クールンンJノ;により合成することを4.9徴
    とする特許請求の範囲第1項記載のオートラジオグラフ
    ィーによるDNAもしくはDNA断ノ断物1物基配列決
    定方法。 3゜上記(1)の1程において、DNA合成物をジデオ
    キシ法により合成することを!IH2Jとする特、11
    請求の範囲第2項記載のオートラジオグラフィーによる
    DNAもしくはDNA断ノ断物1物J、Bノ、(配列法
    定力〃、。 4゜上記(2)の工程において、DNA合成物の混合物
    をゲル電気泳動により分1!11: IN開させること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれ
    かの項記載のオーI・ラジオグラフィーによるDNAも
    しくはDNA断片物の塩基配列決定方法。 5、に記(3)の]二程において、蓄積性蛍光体シート
    を電磁波で時系列的に走査することにより励起すること
    を特徴とする特、il−請求の範囲第1項乃至第3項の
    いずれかの項記載のオートラジオグラフィーによるDN
    Aもしく l;l: D N A断片物の塩基配列決定
    方法。 6゜−1−記(3)の1程において、放射性標識物質の
    位置情報を画像として得ることを特徴とする特1i1請
    求の範囲第1q4乃至f53項のいずれかの項記載のオ
    ーi・ラジオグラフィーによるDNAもしくはDNA断
    片物の塩基配列決定方法。 7゜上記(3)の1程において、放射性標識物質の位置
    情報を記号および/または数値として得ることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項乃至第3ダ1のいずれかの項
    記載のオー;・ラジオグラフィーによるDNAもしくは
    DNA断」1物の塩基配列決定方法。 8゜上記蓄積性蛍光体シートが、支持体、輝尽性蛍光体
    を結合剤中に分散してなる蛍光体層および保護膜を含む
    ものであることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至
    第3項のいずれかの項記載のオートラジオグラフィーに
    よるDNAもしくはDNA断片物のli基配列決定方法
JP58201231A 1983-10-26 1983-10-26 オ−トラジオグラフイ−によるdνaもしくはdνa断片物の塩基配列決定方法 Granted JPS6093354A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58201231A JPS6093354A (ja) 1983-10-26 1983-10-26 オ−トラジオグラフイ−によるdνaもしくはdνa断片物の塩基配列決定方法
CA000466347A CA1257184A (en) 1983-10-26 1984-10-25 Method for determining base sequence of dna or dna fragment utilizing autoradiography
DE8484112879T DE3485110D1 (de) 1983-10-26 1984-10-25 Verfahren zur bestimmung der basensequenz der dns oder der dns-fragmente mittels autoradiographie.
EP19840112879 EP0141382B1 (en) 1983-10-26 1984-10-25 Method for determining base sequence of dna or dna fragment utilizing autoradiography
FI844213A FI844213L (fi) 1983-10-26 1984-10-26 Foerfarande foer bestaemning av bassekvensen foer dna och dna-fragment genom att anvaenda autoradiografi.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58201231A JPS6093354A (ja) 1983-10-26 1983-10-26 オ−トラジオグラフイ−によるdνaもしくはdνa断片物の塩基配列決定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6093354A true JPS6093354A (ja) 1985-05-25
JPH0160783B2 JPH0160783B2 (ja) 1989-12-25

Family

ID=16437505

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58201231A Granted JPS6093354A (ja) 1983-10-26 1983-10-26 オ−トラジオグラフイ−によるdνaもしくはdνa断片物の塩基配列決定方法

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP0141382B1 (ja)
JP (1) JPS6093354A (ja)
CA (1) CA1257184A (ja)
DE (1) DE3485110D1 (ja)
FI (1) FI844213L (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4865968A (en) * 1985-04-01 1989-09-12 The Salk Institute For Biological Studies DNA sequencing
DE3684030D1 (de) * 1985-04-19 1992-04-09 Fuji Photo Film Co Ltd Signalverarbeitungsverfahren um die reihenfolge der basen von nukleinsaeure festzustellen.
US4863849A (en) * 1985-07-18 1989-09-05 New York Medical College Automatable process for sequencing nucleotide
JPH0799353B2 (ja) * 1987-03-31 1995-10-25 株式会社島津製作所 塩基配列決定装置
GB2231958A (en) * 1989-04-07 1990-11-28 Hamamatsu Photonics Kk Measuring fluorescence characteristics
FR2650840B1 (fr) 1989-08-11 1991-11-29 Bertin & Cie Procede rapide de detection et/ou d'identification d'une seule base sur une sequence d'acide nucleique, et ses applications
GB2294319B (en) * 1994-10-20 1999-06-16 Cambridge Imaging Ltd Improved imaging method and apparatus
US7022477B2 (en) * 2001-05-18 2006-04-04 Fuji Photo Film Co., Ltd. Detection of target substances utilizing biochemically specific binding reaction

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL7905433A (nl) * 1978-07-12 1980-01-15 Fuji Photo Film Co Ltd Werkwijze en inrichting voor het registreren en weergeven van een stralingsbeeld.
US4446237A (en) * 1981-03-27 1984-05-01 Life Technologies, Inc. Method for detection of a suspect viral deoxyribonucleic acid in an acellular biological fluid
US4717653A (en) * 1981-09-25 1988-01-05 Webster John A Jr Method for identifying and characterizing organisms
US4389670A (en) * 1981-12-30 1983-06-21 The United States Of America As Represented By The United States Department Of Energy Electronic method for autofluorography of macromolecules on two-D matrices
FI834004A (fi) * 1982-11-05 1984-05-06 Fuji Photo Film Co Ltd Autoradiografisk process
DE3477585D1 (en) * 1983-01-08 1989-05-11 Fuji Photo Film Co Ltd Method for determination of base sequence of dna or dna fragment
JPS59181335A (ja) * 1983-03-31 1984-10-15 Fuji Photo Film Co Ltd オ−トラジオグラフイ−における信号検出方法
JPS6010174A (ja) * 1983-06-29 1985-01-19 Fuji Photo Film Co Ltd オ−トラジオグラフイ−による遺伝子のスクリ−ニング方法
JPS6066998A (ja) * 1983-09-19 1985-04-17 Fuji Photo Film Co Ltd オ−トラジオグラフィ−による遺伝子のスクリ−ニング方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0141382A3 (en) 1987-12-16
JPH0160783B2 (ja) 1989-12-25
CA1257184A (en) 1989-07-11
EP0141382B1 (en) 1991-09-25
FI844213A0 (fi) 1984-10-26
DE3485110D1 (de) 1991-10-31
FI844213L (fi) 1985-04-27
EP0141382A2 (en) 1985-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0132621B1 (en) Autoradiographic gene-screening method
JPH0248080B2 (ja)
US5260190A (en) Autoradiographic process
US5270162A (en) Autoradiographic gene-screening method
JPS6093354A (ja) オ−トラジオグラフイ−によるdνaもしくはdνa断片物の塩基配列決定方法
EP0159523B1 (en) Autoradiographic process
JPH043952B2 (ja)
EP0111154B1 (en) Autoradiographic process
JPH0160784B2 (ja)
JPH11265033A (ja) 画像記録・読み取りシステム
JPS59155759A (ja) オ−トラジオグラフイ−用測定キツト
JPS59126246A (ja) Dnaもしくはdna部分分解物の塩基配列決定方法
JP2945547B2 (ja) オートラジオグラム測定方法
JP2945548B2 (ja) オートラジオグラム測定方法
JPH0462032B2 (ja)
JPH0228099B2 (ja) Ootorajiogurafuiiniokerushingoshorihoho
JPS59126530A (ja) オ−トラジオグラフイ−における信号処理方法
JPH0465997B2 (ja)
JPS6118864A (ja) Dnaもしくはdna断片物の塩基配列決定方法
JPS60233558A (ja) オ−トラジオグラフイ−における信号処理方法
JPS6118869A (ja) オ−トラジオグラフイ−における信号処理方法
JPH06258258A (ja) オートラジオグラフィー画像のフレアの消去方法
JPH08261941A (ja) 化学発光検出方法および装置
JPH0160781B2 (ja)