JPS6093223A - 固形燃料供給開閉器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、固形燃料燃焼装置における固形燃料供給開閉
器に関するものである。

従来例の構成とその問題点 従来のこの種の固形燃料供給開閉器は、第１図〜第４図
に示すように構成されていた。すなわち、１ｄ燃焼器で
、この燃焼器１の一部にはスライド溝３を有した投入筒
２を固定している。４は板状の一枚のシャッタで、この
シャッタ４は前記スライド溝３に沿って摺動可能な状態
で設けている。

５は駆動／ヤフトで、固定ボス６を介してシャッタ４の
一端に固定されている。７は駆動シャフト５を１部線作
動さぜる駆動モータ、８はシャッタ４の閉状態位置を決
定するためのりミツトスイッチ、９はシャッタ４の開状
態位置を決定するためのリミットスイッチで、前記駆動
シャフト６に固定されたりミツトボス１０によりスイッ
チングが行なわれるようになっている。またこの固形燃
料供給開閉器は、第３図および第４図に示すように、燃
料供給の有無を検出するだめの燃料検出回路１１と、動
作指令スイッチ１２を含む開閉指令回路１３と、駆動シ
ャフト５を駆動させる駆動モータ７から成るシャツタ開
閉駆動回路１４とで構成されている。

次に上記従来例の動作を説明する。まず固形燃料１６の
供給があると、その固形燃料１６の有無を検出して動作
指令スイッチ１２が、シャッタ４を開動作する方向に作
動して電源がＯＮされる。

この瞬間、シャッタ４は開放し始め、そしてリミットス
イッチ９が作動した時点で電源が遮断され、停止する。

このシャッタ４の開動作の間に固形燃料１６が投入筒２
を通って燃焼器１の中に供給される。次いで、動作指令
スイッチ１２がシャッタ４を閉動作する方向に作動して
電源がＯＮされ、そしてシャッタ４は閉動作をし始め、
リミットスイッチ８が作動した時点で電源が遮断される
とともに、停止し、一連のシャッタ４の開閉とともに燃
料供給が行なわれることになる。

しかしながら上記のような構成では、シャッタ４の開動
作あるいは閉動作過程において、燃焼器１の内部の燃焼
雰囲気と外部の大気雰囲気が投入筒２を介して通い合う
状態になるため、燃焼器１の内部が負圧の場合は、外部
雰囲気が燃焼器１の内部に流れ込み、その結果、酸素過
剰状態となって安定燃焼状態がくずされ、不安定燃焼状
態になる。また燃焼器１の内部が正圧の場合は、投入筒
２を通って燃焼炎あるいは燃焼ガス（例えばＣ０１Ｃｏ
２．ＳＯｘ、ＮＯｘ等）が吹き出して外気を有害ガスで
汚染し、危険な状態になるという問題点がある。また、
このような問題点を解決するために、ツヤツタ４の開閉
動作時間を速くして外気と通い合う時間を極力短くすれ
ば、固形燃料１５が落下し切る１でにシャッタ４が閉じ
、その結果、シャッタ４部に固形燃料１６が詰まり易く
なり、したがって、この場合はシャッタ４の開閉駆動回
路１４に支障をきだし、一連の供給動作が停止してしま
う６、その結果として、シャッタ４が途中で停止するだ
め、外気の燃焼器１内への流れ込み、あるいに［燃焼ガ
スの吹き出し等の計が非常に多くなり、その結果、前述
の問題点がさらに大きくなる等のｆΦ々の欠点を有して
いた。

発明の目的 本発明は、上記従来の欠点に鑑み、固形燃料の供給過程
において、燃焼器内部の燃焼雰囲気と外部の大気雰囲気
が通い合う状態をなくし、安定して確実に固形燃料の供
給を行なうとともに、燃焼器内の燃焼状態への外乱を遮
断して安定燃焼状態の維持を可能とし、また有害燃焼ガ
スあるいは燃焼炎が外部に吹き出さないようにし安全状
態の確保を行ない、さらに燃料詰まり等によりシャッタ
部分の動作の支障が生じた場合、駆動部との関連を断ち
、次の一連の駆動動作で、その支障を解除□することが
できる固形燃料供給開閉器を提供することを目的とする
。

発明の構成 上記目的を達成するだめに本発明は、固形燃料を燃焼器
に供給する供給パイプと、この供給、Ｃイブの上下にス
ライド可能に設けられた第一シャッタおよび第二シャッ
タと、これらのシャッタを閉動作させる方向に付勢した
スプリングと、このスプリングのバネ力に抗して第一シ
ャッタを押し開ける方向に、かつ第二シャッタを引き開
ける方向に作動させる駆動レバーとを有し、前記駆動レ
バーの一端に設けた駆動シャフトの中央に、前記それぞ
れのシャッタを開動作させ、かつ駆動電源を遮断させた
状態において前記スプリングの反発力に耐える力を有し
た駆動モータを設け、かつ駆動シャフトの他端延長上に
は、前記それぞれのシャッタの開閉ストロークを決定す
るリミットスイッチを固定し、さらに回路構成としては
、固形燃料の供給の有無を検出する燃料検出回路と、検
出後遅延作動をさせるだめのタイマ遅延回路と、前記第
一および第二シャッタの開閉を指令する正転・逆転指令
回路と、駆動用モータの正転・逆転駆動回路と、駆動電
源遮断時に保持力を得るための電磁ブレーキ作動回路と
で構成したもので、この構成によれば、固形燃料の供給
過程においては、第一のシャッタが閉じて気密室を形成
した段階で、初めて第二のシャッタが開かれて固形燃料
が燃焼器内に供給されるため、燃焼器内部の燃焼雰囲気
と外部の大気雰囲気が通い合うという状態はなくなり、
その結果、気密状態を保持しながら安定して確実に固形
燃料の供給を行なうことができるため、燃焼状態への外
乱を遮断し、安定燃焼状態の維持が可能となるものであ
る。またこれにより、有害燃焼ガスあるいは燃焼炎が外
部に吹き出すこともなくなるため、安全状態の確保が可
能となるものである。さらに、万−燃料詰まり等により
シャッタ部分の動作の支障が生じた場合は、シャッタと
駆動部との関連が断たれるため、駆動モータの供給動作
が停止することなく、次の一連の供給動作でその支障を
解除することができ、その結果、安定して確実に燃料供
給を行なうことが可能となる等、種々のすぐれた効果を
有するものである。

実施例の説明 以下、本発明の一実施例について、第６図〜第１２図に
もとづいて説明する。

１６は固形燃料を使用する燃焼器で、その一部に燃料投
入筒１７を固定し、かっこの燃料投入筒１７の先端には
、スライド溝１８．１９を有したガイドカバー２０と燃
料供給パイプ２１を固定している。２２は供給パイプ２
１の上部に設けられ、かつ立ち上り部２２ａを有する第
一シャッタ、２３は供給パイプ２１の下部に設けられ、
かつ立ち上り部２３ａを有する第二シャッタで、この第
二シャッタ２３および前記第一シャッタ２２はスライド
溝１９および１８に沿って摺動可能な状態で設けている
。２４．２５はスライド案内シャフトで、前記第一およ
び第二シャッタ２２．２３の一端に固定されている。２
６．２７は前記スライド案内シャツ）２４．２５が遊嵌
する支持板、２８．２９は前記第一および第二シャッタ
２２．２３を閉動作する方向に付勢するスプリングで、
このスプリング２８．２９は前記案内シャツ）２４．２
５にそれぞれ遊嵌している。３０は引掛爪３１を有した
駆動レバーで、この駆動レバー３ｏの一端には駆動シャ
フト３２を固定し、かつこの駆動シャフト３２の中央に
は、前記第一および第二シャッタ２２．２３を開動作さ
せ、かつ駆動電源を遮断した状態において、スプリング
２８．２９の反発力に耐える保持力を有した駆動モータ
３３を設けている。また駆動シャフト３２の他端延長上
には第一および第二シャッタ２２．２３の開閉ストロー
クを決定するリミットスイッチ３４．３５を設けており
、このリミットスイッチ３４．３５は駆動シャフト３２
の他端に設けたリミットボス３６によりスイッチングが
行なわれるようになっている。

また回路構成としては、第１１図および第１２図に示す
ように、固形燃料の供給の有無を検出する燃料検出回路
３７と、検出後遅延作動させるだめのタイマ遅延回路３
８と、動作指令スイッチ３９を有し、かつ前記第一およ
び第二シャッタ２２゜２３の開閉を指令する正転・逆転
指令回路４ｏと、駆動モータ３３から成る正転・逆転駆
動回路４１と、駆動電源遮断時に保持力を得るための非
励磁型電磁ブレーキ４２とリレー４３から成る電磁ブレ
ーキ作動回路４４とで構成している。

上記構成において、次にその動作を説明する。

まず固形燃料４６の供給落下があると、その固形燃料４
４の有無を検出して、所定時間経過した後、動作指令ス
イッチ３９が作動して電源がＯＮされる。この瞬間、駆
動モータ３３によシ駆動しバー３０が矢印六方向に作動
し始めるとともに第一シャッタ２２がスプリング２８の
反発力で押圧され、第７図に示すように第一シャッタ２
２の立ち上り部２２ａが供給パイプ２１に衝突した時点
で停止し、供給パイプ２１の内部を気密状態にする。そ
してこの駆動レバー３０はさらに矢印六方向に作動しよ
うとした時点で、第一シャッタ２２と駆動レバー３ｏの
関連が断たれるとともに、第二／ヤッタ２３の立ち上り
部２３ａに駆動レバー３０の引掛爪３１が衝突し、その
ままの状態でリミットスイッチ３５が作動する時点まで
駆動し、第二シャッタ２３は、第８図に示すように強制
的に引っ張られて開放状態となり、固形燃料４５が投入
筒１７を介して燃焼器１６内へ供給される。

この時点においては駆動モータ３３への電源が遮断され
るが、それと同時に非励磁作動型電磁ブレーキ４２への
電源も断たれるため、スプリング２９の反発力に打ち勝
つだけの保持力が得られて第二シャッタ２３は静止する
ことになる。次いで動作指令スイッチ３９が反転し、駆
動レバー３ｏが矢印Ｂ方向に作動し始めるとともに第二
シャッタ２３がスプリング２９の反発力で押圧され、第
７図に示すように、第二シャッタ２３の立ち上り部２３
ａが供給パイプ２１に衝突した時点で停止し、投入筒１
７の開口部を遮断する。そしてこの駆動レバー３０はさ
らに矢印Ｂ方向に作動しようとした時点で第二シャッタ
２３と駆動レバー３０の引掛爪３１との関連が断たれる
とともに、第一シャッタ２２と駆動レバー３０が衝突し
、そのままの状態でリミットスイッチ３４が作動するま
で駆動し、そして第一シャッタ２２は第６図に示すよう
に強制的に押され、開放状態、つまり初期の燃料待ち受
け状態とな、る。この時点で、駆動モータ３３への電源
が遮断されるが、それと同時に非励磁作動型電磁ブレー
キ４２への電源も断たれるため、スプリング２８の反発
力に打ち勝つだけの保持力が得られて第一シャッタ２２
は静止することになる。

以上で一連の燃料供給開閉動作が終了したことになる。

以上のように燃料供給動作の過程において、第一／ヤノ
タ２２が閉じて気密室を形成したうえで、第二ンヤノタ
２３が開閉して固形燃料４５が燃焼器１６内へ供給され
ることにより、燃焼器１６内部の燃焼雰囲気と外部の大
気雰囲気との関連は、第一シャッタ２２によって遮断さ
れることになり、その結果、燃焼状態への外乱がなくな
ゑため、安定燃焼状態の維持が可能となる。また有害燃
焼ガスあるいは燃焼炎が外部に吹き出すことなく、安全
状態の確保が可能となる。さらに、燃料供給落下の初期
状態において、燃料検出後、タイマ遅延回路により所定
時間遅延させて駆動が開始するようにしたため、供給ノ
くイブ２１内への導びき工程を確実に行なうことができ
る。また第９図、第１０図に示すように、燃料供給落下
時の・ζラツキ等により、万一、第一あるいは第二ツヤ
ツタ２２　、２３と供給パイプ１７間で固形燃料４５の
詰まり現象による支障が生じた場合、例えば、第一シャ
ッタ２２での支障の場合であれば、第９図のように固形
燃料４５が詰まった時点で、駆動し、＜−３０と第一シ
ャッタ２２との関連が断たれ、そして駆動レバー３ｏの
みが作動を続け、矢印Ｂ方向への作動時において、再度
第一シャッタ２２と駆動レバー３０が接触して強制的に
所定位置まで押し開くため、詰まり現象の解除を行なう
ことができる。

また第二シャッタ２３での支障であれば、第１０図のよ
うに固形燃料４５が詰まった時点で、駆動レバー３０の
引掛爪３１と第二シャッタ２３の立ち上り部２３ａとの
関連が断たれ、駆動し／Ｃ−ｓ。

のみが作動を続け、次の一連の動作の矢印六方向への作
動時において、引掛爪３１と立上り部２３ａが衝突して
強制的に所定位置まで引き開くため、詰まり現象の解除
を行なうことができる。このように本発明の一実施例に
おいては、外気との遮断を行ないながら、固形燃料を確
実に安定して供給することができる。

なお、上記実施例においては、固形燃料燃焼装置の固形
燃料供給開閉器に関するものについて説明したが、その
他に、外気雰囲気と内気雰囲気との遮断を行ないながら
物の出し入れが要求されるような装置への適用も同様な
考え方および構成で可能となるものである。

発明の効果 以上のように本発明によれば、′”固形燃料を燃焼に羽
に供給する供給パイプと、この供給パイプの上下にスラ
イド可能に設けられた第一および第二シャッタと、これ
らのシャッタを閉動作させる方向に付勢したスプリング
と、−個の駆動モータとで構成するとともに、燃料検出
回路、タイマ遅延回路、第一および第二シャッタの開閉
を指令する正転・逆転指令回路と、駆動用モータの正転
・逆転駆動回路と、電磁ブレーキ作動回路との組み合わ
せにより、燃料供給落下から燃焼器内への一連の供給動
作の工程を決定づけ、第一シャッタが閉じて気密室を形
成した段階で、初めて第二シャッタが開閉して燃焼器内
へ供給されるようにしているため、燃焼器内部の燃焼雰
囲気と外部の大気雰囲気との関連は、第一シャッタによ
って遮断されることになり、その結果、燃焼状態への外
乱がなくなるため、安定燃焼状態の維持が可能となる。

またこれにより、有害燃焼ガスあるいは燃焼炎が外部に
吹き出すこともなくなるため、安全状態の確保が可能と
なる。さらに、固形燃料の供給落下検出後、タイマ遅延
回路により所定時間遅らせて駆動を開始するようにして
いるため、供給パイプ内への導びき、工程を確実に行な
うことができる。まだ、万−燃料詰まり等によりシャッ
タ部分の動作の支障が生じた場合においても、シャッタ
と駆動部の関連が断たれるため、駆動モータの供給動作
が停止することなく、次の一連の供給動作でその支障を
解除することができ、その結果、安定して確実に燃料供
給を行なうことが可能となる等、種々のすぐれた効果を
有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来における固形燃料供給開閉器の部分断面図
、第２図はその構成要素機構の作動説明図、第３図は駆
動回路図、第４図はそのブロック回路図、第５図は本発
明の一実施例を示す固形燃料供給開閉器の部分断面図、
第６図〜第８図はその構成要素機構の動作説明図、第９
図および第１０図は固形燃料が詰ま多現象を起こした場
合の状態説明図、第１１図は同固形燃料供給開閉器の駆
動回路図、第１２図はそのブロック回路図である。 １６・・・・燃焼器、２１・・・・供給パイプ、２２・
・・・−第一シャッタ、２３・・・・−第二シャッタ、
２４．２５・スライド案内シャフト、２６．２７・・・
・支持板、２８．２９・・・・スプリング、３０・・・
・・・駆動レバー、３３・・・・駆動モータ、３４．３
５・・・・・リミットスイッチ、３７・・・・・燃料検
出回路、３８・・・・・タイマ遅延回路、４０・・・・
正転・逆転指令回路、４１　・正転・逆転駆動回路、４
４・・・・−電磁ブレーキ作動回路、４６・・・・固形
燃料。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名＠１
図 第　３　図 ＠４図 ＠５図 ＼ 第６＠

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 固形燃料を燃焼器に供給する供給パイプと、この供給パ
   イプの上下にスライド可能に設けられた第一ンヤノタお
   よび第二シャッタと、これらのシャッタの一端に固定さ
   れたスライド案内シャフトと、前記シャッタの他端に固
   定され、がっ、前記スライド案内ツヤ７トが遊嵌する支
   持板と、前記第一および第二ツヤツタと前記支持板との
   間に設けられ、かつ前記第一および第二ンヤノタを常時
   閉イ′１動さぜる方向に付勢し、さらに前記スライド案
   内シャフトに遊嵌するスプリングと、このスプリングの
   バネ力に抗して、前記第一シャッタを押し開ける方向に
   、かつ前記第二／ヤノタを引き開ける方向に作動させる
   駆動レバーと、この駆動レバーの一端に設けた駆動シャ
   フトと、この駆動シャフトの中央に固定され、かつ前記
   第一および第二シャッタをそれぞれスライド開動作させ
   るとともに、駆動電源を遮断した状態において、前記ス
   プリングによる反発力に耐える保持力を有する駆動用モ
   ーフと、前記駆動シャフトの他端延長上に固定され、前
   記第一および第二シャッタの開閉動作のストロークを決
   定するりミツトスイッチとを有し、さらに前記固形燃料
   供給の有無を検出する燃料検出回路と、検出後遅延作動
   をさせるだめのタイマ遅延回路と、前記第一および第二
   シャッタの開閉を指令する正転・逆転指令回路と、駆動
   用モータの正転・逆転駆動回路と、駆動電源遮断時に保
   持力を得るだめの電磁ブレーキ作動回路とを備え、前記
   固形燃料の供給とともに、所定時間遅れて前記駆動レバ
   ーが作動し、正転・逆転の一連の動作で、前記第一シャ
   ッタが閉じ、かつ第二シャッタを開閉し、再度第一シャ
   ッタを開放するといった一連の順序だった動作を行なう
   ようにした固形燃料供給開閉器。