JPS6089419A - 新規な〔1〕ベンズエピノ〔3,4−b〕ピリジン誘導体を有効成分とする抗潰瘍剤 - Google Patents

新規な〔1〕ベンズエピノ〔3,4−b〕ピリジン誘導体を有効成分とする抗潰瘍剤

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JPS6089419A
JPS6089419A JP58196976A JP19697683A JPS6089419A JP S6089419 A JPS6089419 A JP S6089419A JP 58196976 A JP58196976 A JP 58196976A JP 19697683 A JP19697683 A JP 19697683A JP S6089419 A JPS6089419 A JP S6089419A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規な〔1〕ペンズエビノ [3,4−b〕
ピリジン誘導体およびその酸付加塩を有効成分とする抗
潰瘍剤に関する。
さらに詳しくは、本発明は 一般式(1) (式中、R1は水素原子、アルキル基、ハロゲン化アル
キル基、アルコキシ基またはハロゲン原子を表わし、X
は酸素原子または硫黄原子を表わし、四環を表わし、Z
は水素原子、アルキル基またはアシル基を表わし、nは
1−3の整数を表わす。)は2を表わし、Zは前記と同
意義。)を表わす。〕で表わされる新規な〔1〕ペンズ
エビノ (3,’4−b〕ピリジン誘導体およびその酸
付加塩を有効成分とする抗潰瘍剤に関する。
以下に、本発明の詳細な説明する。
一般式(1)で表わされる目的化合物(以下、化合物l
と称す。゛)において、R1におけるアルキル基しては
、炭素数1−5のアルキル基、例えばメチル、エチル、
プロピル、ブチル、ペンチル基あげられる。ハロゲン化
アルキル基としては、素数1−3のハロゲン化アルキル
基、例えばトリフルオロメチル、トリクロロメチル、ト
リブロモメチル基があげられる。アルコキシ基としては
、炭素数1−5のアルコキシ基、例えばメトキシ、エト
キシ、プロポキシ、ブトキシ、ペンチルオキシ基があげ
られる。ハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素、
ヨウ素等、があげられる。
Yにおける置換アミノ基の置換基としては、モノ又はジ
置換基であってよく、炭素数1−5のアルキル基、例え
ばメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル基があ
げられる。ヘテロ環としては、ピペラジン、ピペリジン
、モルホリン、ピロリジン、ピリジン、キヌクリジン、
イミダゾール、インドール、キノリン、ピロリチジン等
があげられる。ヘテロ環の置換基としては、メチル、エ
チル、プロピル、ブチル、ペンチル基等の炭素数1−5
のアルキル基、またはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等ハ
ロゲン原子等があげられる。
Zにおけるアルキル基としては、炭素数1−5のアルキ
ル基、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペン
チル基があげられる。アシル基としては、炭素数1−5
のアシル基、例えばホルミル、アセチル、プロピオニル
、ブチリル、バレリル、フルオロアセチル、ジフルオロ
アセチル、トリフルオロアセチル、クロロアセチル、ジ
クロロアセチル、トリクロロアセチル、ブロモアセチル
、ジブロモアセチル、トリブロモアセデル基等があげら
れる。
化合物Iの酸付加塩としては、薬理学的に許容される無
機酸との塩、例えば塩酸塩、臭化水素酸°塩、硫酸塩、
リン酸塩等、有機酸との塩、例えば酢酸塩、マレイン酸
塩、フマル酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、シュウ酸塩、
安息香酸塩の塩があげられる。
次に、化合物Iの急性毒性試験および抗潰瘍作用試験を
示す。
急性毒性試験 体重20±1gのdd系雌雄マウス1群5匹用い、化合
物Iを経口(po:0.3■/g)または腹腔内(ip
:0.1■/g)で投与した。投与7日後の死亡状況を
観察し、MLD (最小死亡量)値をめた。化合物lの
うち代表的なものについて結果を第1表に示す。
抗潰瘍作用試験 実験には17時間絶食した1Jonryu系雄性ラツト
(体重19l90−2l0を用い、化合物Iを経口(p
 o : 30 */kg)投与直後、高木らの考案し
た拘束ケージに入れ(Jap、J、Pharmacol
、+ 18+9 (196B))、23±1℃の水中に
ラットの剣状突起までつけ、7時間経過後、ラットを炭
酸ガスで致死せしめ、各ラットの胃を取り出し、腺胃に
生じた胃損傷の長さを実体顕微鏡にて観測測定し、それ
らの和をもって各ラットの損傷指数とした。
ラットは1群4−5匹用いた。また試験化合物は生理食
塩水に溶解するかあるいは生理食塩水にポリエチレング
リコール400を適量加えたものに溶解もしくは懸濁し
て用いた。溶媒(生理食塩水又は生理食塩水−ポリエチ
レングリコール400混合物)投与群と損傷指数を比較
し、次式より抑制率をめた。化合物Iのうち代表的なも
のについて結果を第1表に示す。
第 1 表 注)*塩酸塩 化合物lは、その薬理作用にかんがみて、投与目的に対
する各種の製薬形態で使用可能である。
本発明の製薬組成物は活性成分としての遊離または酸付
加塩の形態にある有効な量の特定化合4勿を、薬理的に
受容しうる担体と均一に混合して製造できる。この担体
は投与に対して望ましも)製剤の形態に応じて、広い範
囲の形態をとること力くできる。
これらの製薬組成物は、経口的又番よ注射へよるtSt
与に対して適する単位服用形態にあることカベ望ましい
。経口服用形態にある組成物の調製におし)では、何ん
らかの有用な薬理的に受容しうる1旦体力へ使用できる
。例えば、懸濁剤およびシロ・ノブ剤の如き経口液体關
製物は、水、シュークロース、ソルビトール、フラクト
ースなどの糖類、ポリエチレングリコール、プロピレン
グリコールなどのグリコール類、ゴマ油、オリーブ油、
大豆油などの油類、アルキルパラヒドロキシベンゾエー
トなどのtlJlj W4 剤、ストロベリー・フレー
バー、ペラパーミントなどのフレーバー類などを使用し
て製造できる。散剤、丸剤、カプセルおよび錠剤はラク
トース、グルコース、シュークロース、マニトールなど
の賦形剤、澱粉、アルギン酸ソーダなどの崩壊剤、マグ
ネシウムステアレート、タルクなどの湯沢剤、ポリビニ
ルアルコール、ヒドロキシプロピルセルロース、ゼラチ
ンなどの結合剤、脂肪酸エステルなどの表面活性剤、グ
リセリンなどの可塑剤などを用いて製造できる。錠剤お
よびカプセルは投与が容易であるという理由で、最も有
用な単位経口投与剤である。錠剤やカプセルを製造する
際には、個体の製薬担体が用いられる。 又、注射用の
溶液は、塩溶液、グルコース溶液または、塩水とグルコ
ース溶液の混合物から成る担体を用いてrIAfi!I
することができる。
化合物Iの有効用量は10−50■/人(約60kg)
7日であり、その投与回数は1日約3回が好まししい。
次に、化合物Iの製造例を説明する。
化合物Iは、一般式(11) (式中、R1およびXは前記と同意義)で表わされる化
合物■を原料として、有機合成化学の手法としてよく知
られている以下に述べる方法によって製造することがで
きる。
前記、化合物Hのうち、一部の化合物の製法は既知であ
り、例えば、特開昭49−117496゜Chem、 
r’harm、 Bull−+ 29. 3515 (
1981)等に記載されており、記載されていない化合
物Hについても記載方法と同様な方法で製造される。
製法A 化合物■ 化合物■ 化合物■ 化合物1 (式中、R1、R2およびXは前記と同意義を示し、Q
はハロゲン原子を表す。)化合物■を還元して化合物■
とし、さらに該化合物■とハロゲン化剤とを反応させ、
化合物■あるいは化合物IVの酸付加塩とする。ついで
、該化合物■あるいは化合物■の酸付加塩とアミン(Z
 ’ −NH−(CHz ) n Y :化合物■また
はおよびnは前記と同意義を示し、2′は水素原子また
は炭素数1−5のアルキル基を表す。)〕とを反応させ
て、化合物Iを得ることができる。
さらに、製法Aを詳細に説明する。
化合物1uは、化合物■を、通常、水素化アルミニウム
リチウムや水素化ホウ素ナトリウムなどの金属水素錯化
合物を用いる方法で還元することにより得られる。
すなわち、水素化アルミニウムリチウムを用いて化合物
■を還元する場合には、化合物■をジエチルエーテル、
ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、エチレ
ングリコールジメチルエーテルなどの乾燥溶媒に溶解あ
るいは懸濁させ、ついで該化合物Hに対して0.3 ’
−2,0当量の水素化アルミニウムリチウムを加えて、
0℃からその溶媒の沸点までの間の適宜な温度で30分
間から3時間攪拌すると還元が終結する。その後、常法
に従って後処理することによって化合物■が得られる。
また、水素化ホウ素ナトリウムを用いて化合物11を還
元する場合には、化合物■を水、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノニル、エチレングリコールジメチルエ
ーテル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド
等の溶媒に溶解ある0は懸濁させ、ついで該化合物■に
対して0.3−1.0当量の水素化ホウ素ナトリウムを
加えて0−60℃の適宜な温度で1−8時間攪拌すると
還元が終結する。その後常法に従って後処理することに
よって化合物■が得られる。
その他、接触水素添加法を用いることにより、化合物1
Ijt還元して化合物■を得ることも可11ヒである。
このようにして得られた化合物■を各種)\ロゲン化剤
で化合物1vあるいは化合物■の酸付加塩とする。この
場合、ハロゲン化剤として、ハロゲン化チオニルを用い
る方法、ハロゲン化リンを用L)る方法で、このハロゲ
ン化は容易に行える。すなわち、ハロゲン化チオニルと
しては塩化チオニル、臭化チオニル等を用いることがで
き、これらをそのまま過剰に用いるか、あるいはベンゼ
ン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、クロロホル
ム、四塩化炭素、ジメチルホルムアミド、ジエチルエー
テルなどの溶媒中、必要ならばピリジン、キノリン、ジ
メチルアニリン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエ
チルアミン等の第三級アミンの存在下に化合物■と0−
70℃の適宜な温度で1−5時間反応させることにより
、化合物■あるいは化合物IVの酸付加塩が得られる。
またハロゲン化リンとしては、三塩化リン、五塩化リン
、三臭化リン、五臭化リン、オキシ塩化リン、オキシ臭
化リン等を用いることができ、前述のハロゲン化チオニ
ルを用いる場合と同様の条件で化合物■あるは化合物1
vの酸付加塩が得られる。
その他、ハロゲン化水素を用いる方法によっても化合物
■をハロゲン化し化合物■ある−いは化合物1vの酸付
加塩を得ることも可能である。
このようにして得られた化合物IVあるいは化合物IV
の酸付加塩を化合物■または化合物IVと反応させるこ
とによって、化合物Iが得られる。すなわち、化合物■
または化合物■を化合物IVあるいは化合物■の酸付加
塩に対して2−10当量用い、必要ならばジクロロメタ
ン、クロロホルム、四塩化tA+−t、 、ベンゼン、
トルエン、キシレン、ジエチルエーテル、ジイソプロピ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ヘキサ
ン、シクロヘキサン、アセトニトリル、二硫化炭素、酢
酸エチル、ジメチルホルムアミド等の不活性溶媒中、−
10〜120℃の適宜な温度で30分間から3時間反応
さゼると化合物1が生成する。なお、この反応の際、ハ
ロゲン化水素の捕捉剤として炭酸ナトリウム、炭酸水素
ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、ピリジ
ン、キノリン、ジメチルアニリン、トリエチルアミン、
ジイソプロピルエチルアミンなどの塩基を共存させるこ
とによって、化合物■または化合物IVの使用量を1当
量ですますことが可能である。
製法B 化合物IV 化合物■ 化合物1′ (式中、X、Y、Z’、Qおよびnは前記と同意義。) 製法Aでられる化合物■あるいは化合物tVの酸付加塩
とアンモニアあるいはアミン(Z ’ −NH2:化合
物■(式中、Z′は前記と同意義)〕とを反応させ化合
物■とし、さらに該化合物■とY−(CHz)n W:
化合物■(式中、Wは塩素、臭素・ヨウ素等のハロゲン
原子あるいはメチルスルボニルオキシ、フェニルスルホ
ニルオキシ、p−トルエンスルホニルオキシ基等のスル
ホニルオキシ基等を表わす)あるいは化合物■の酸付加
塩を反応させて化合物1′を得ることができる。
さらに製法Bを詳細に説明する。
化合物■をそのまま過剰に用いるが、あるいはベンゼン
、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、クロロホルム
、四塩化炭素、ジメチルホルムアミド、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アセトニトリル
、酢酸エチル等の不活性溶媒中、−78〜50 ’cの
適宜な温度で30分間から3時間、化合物■あるいは化
合物IVの酸付加塩と反応させることにより化合物■が
得られる。
このようにして得られた化合物■を化合物■に対して1
−5当量の化合物■あるいは化合物■の酸付加塩とジク
ロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン、ジエチルエーテル、ジイソプロピル
エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ヘキサン
、シクロヘキサン、メタノール、エタノール、プロパツ
ール、アセトニトリル、二硫化炭素、酢酸エチル、ジメ
チルホルムアミドなどの溶媒中、必要ならば炭酸ナトリ
ウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カ
リウム、ピリジン、キノリン、ジメチルアニリン、トリ
エチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等塩基の共
存下、また、必要ならば触媒量のヨウ化ナトリウム、ヨ
ウ化カリウム等のヨウ化物の共存下、 0−120℃の
適宜な温度で30分間から6時間反応させると化合物l
′が生成する。
このようにして製法AおよびBで得られた化合物は、M
離塩基として結晶もしくは油状で得られるので、必要な
らばカラムクロマトグラフィーあるいは再結晶操作を行
うことによって目的化合物をさらに高純度の精製品とす
ることができる。
さらに、生理学的に使用可能な無機酸、たとえば塩酸、
硫酸、臭化水素酸、リン酸、あるいは有機酸たとえば酢
酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、シュウ
酸、安息香酸などを常法に従って作用させることにより
、化合物1(711m付加塩を容易に製造することがで
きる。
化合物Iの具体例の名称、その構造およびその理科学的
性質を第12および3表にそれぞれ示す。
尚、化合物1,2.・・・・、26は後記の参考例1.
2.・・・・、26の化合物1.2.・・・・、26に
相当する。
第 2 表 以下に実施例および参考例を示す。尚各参考例で得られ
た化合物の融点、赤外線吸収スペクトル、核磁気共鳴ス
ペクトルおよび元素分析値は第3表に示されている。
実施例1:錠剤 常法により次の組成により錠剤を作製した。
5− (2−(ジエチルアミノ)エチル〕アミノー5.
11−ジヒドロ(1)ベンズオキセピノ(3,4−b)
ピリジン三塩酸塩l水和物(化合物1の二塩酸塩1水和
物)20■ 乳糖 60mg 馬鈴薯でんぷん 30mg ポリビニルアルコール 2■ ステアリン酸マグネシウム 1IIl[rタール色素 
微量 実施例2:散剤 常法により次の組成により散剤を作製した。
5− (2−(ジメチルアミノ)エチルコアミノ−5,
11−ジヒドロ〔1〕ベンズオキセピノ(3,4−b)
ピリジン二塩酸塩%水和物(化合物5の二塩酸塩%水和
物)20■ 乳糖 280■ 実施例3;シロップ剤 常法により次の組成によりシロップ剤を作製した。
5−(2−(ジイソプロピルアミノ)エチル)7ミ/−
5,11−ジヒドロ(1)ベンズオキセピノ(3,4−
b)ピリジン三塩酸塩2水和物(化合物24の二塩酸塩
2水和物) 300■精製白糖 40g パラオキシ安息香酸メチル 40■ バラオキシ安息香酸プロピル 10■ ストロベリー・フレーバ 0.1ml これに水を加えて全量100m1とする。
参考例1 5−オキソ−5,11−ジヒドロ〔1〕ベンズオキセピ
ノ (3,4−b)ピリジン11.1 gをエタノール
160m1に溶解し、水素化ホウ素ナトリウム1.3g
を添加し室温で3時間攪拌する。反応液を減圧濃縮して
エタノールを留去し、残渣に水50m1と酢酸エチル1
00m1を加えて振とう後水層を分液棄却し、酢酸エチ
ル層を乾燥後減圧濃縮すると、5−ヒドロキシ−5,1
エージヒドロ(1〕ベンズオキセピノ (3,4−b)
ピリジンの粗結晶10、5 gが得られる。この粗結晶
をイソプロパツールから再結晶精製すると、精製結晶9
.5gが得られる。
融点:t43−+44℃ 赤外線吸収スペクトル: (KBr錠剤、C111−’
)3200.1590,1485,1215゜1040
、 800 核磁気共鳴スペクトル: (CDCj!3. δ値。
ppm) 5.19および5.42 (AB’q、2 H) 、 
5.78(s、 IH) 、 6.95−7.60 (
m、 5H) 。
7.80 (dd、 IH) 、 8.33 (dd、
 IH)元素分析値: (Cl 3 H+ + N O
*とL’?”)(%)c HN 理論値j 73.23 5.20 6.57実測値=7
3.01 5.04 6.4Bこのようにして得られた
5−ヒドロキシ−5,11−ジヒドロ〔1〕ベンズオキ
セピノ (3,4−b)ピリジン1.5gをジクロロメ
タン15m1に懸濁させ、水冷下、塩化チオニノν1.
7gをジクロロメタン5ml溶解した溶液を10分間で
滴下する。滴下終了後、均一になった反応液を室温で1
時間攪拌する。反応液を減圧濃縮してジクロロメタンお
よび過剰の塩化チオニルを留去すると、濃縮残渣として
5−クロロ−5,11−ジヒドロ(1)ペンズオオキビ
ノ(3,4−b)ピリジンの塩酸付加塩が得られる。
これをジクロロメタン10m1に溶解し、N、N−ジエ
チルエチレンジアミン4.2gをジクロロメタン20m
1に溶解した中に滴下し、ついで室温で3時間攪拌する
。反応終了後、水20m1およびジクロロメタン20m
1を添加し、振とう後水層を分液棄却し、ジクロロメタ
ン層を乾燥後減圧濃縮する。残渣をシリカゲルクロマト
グラフィーで相製し、その主分画を濃縮すると、5−(
2−(ジエチルアミノ)エチルコアミノ−5,11−ジ
ヒドロ〔1〕ベンズオキセピノ (3,4−b) ピリ
ジン(化合物1)2.0gが油状遊離塩基として収率9
1%で得られる。
これをインプロパツールに溶解し、塩化水素のイソプロ
パツール溶液を添加すると3塩酸塩1水和物2.6gが
得られる。
参考例2−23 参考例1において原料5−ヒドロキシ−5,11−ジヒ
ドロ〔1〕ベンズオキセピノ (3,4−b)ピリジン
1.5gおよびN、 N−ジエチルエチレンジアミン4
.2gの代わりに第4表に示す原料を用いる以外は参考
例1と同様にして第4表に示す化合物2−23を得る。
参考例24 5−ヒドロキシ、5,11−ジヒドロ(1)ベンズオキ
セピノ (3,4−b)ピリジン4.3gから参考例工
と同様な方法で得られた、5−クロロ−5゜11−ジヒ
ドロ(1)ベンズオキセピノ (3,4−b〕ピリジン
の塩酸付加塩をジクロロメタン50m1に溶解し、アン
モニアのジルロロメタン溶液200m1中に水冷下漬下
し、ついで室温で2時攪拌する。反応終了後水50m1
を添加し、振とう後水層を分液棄却し、ジクロロメタン
層を乾燥後減圧濃縮すると、5−アミノ−5,■1−ジ
ヒドロ〔1〕ベンズオキセピノ (3,4−b)ピリジ
ンの粗結晶4.2gが得られる。この粗結晶をジイソプ
ロピルエーテルから再結晶精製すると、精製結晶3.6
gが得られる。
融点: 72−73℃ 赤外線吸収スペクトル: (KBr錠剤、cm −’ 
)3280、ts9o; 1490,1430゜122
0.1050.770 核磁気共鳴スペクトル: (CDC13、δ値、ppm
) 4.92 (s、IH)、5.11and5.52 (
q。
2H,AB、type)、6.90−7.47 (m。
5H)、7.65 (dd、IH)、8.37 (dd
IH) 元素分析値: (CIffHI 2 N z Oとして
)(%)C’HN 理論値 73.56 5.70 13.20実測値 7
3.56 5.54 13.33このようにして得られ
た5−アミノ−5,11−一ジヒドロ〔1〕ベンズオキ
セピノ (3,4−b)ピリジン2.0gと2−ジイソ
プロピルアミノエチルクロリドの塩基塩2.8g及びト
リエチルアミン3.9mlをトルエン35m1に溶解し
これにヨウ化ナトリウム0.2gを加え3時間還流する
。反応終了後トルエン35m1と水20m1を加え、振
とう後水層を分液棄却し、トルエン層を乾燥後、減圧濃
縮する。その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーで精製し、その主分画を濃縮すると5−〔2−(ジイ
ソプロピルアミノ)エチルシアミノ−5,11−ジヒド
ロ (1)ベンズオキセピノ 〔3,4−b)ピリジン
(化合物24)2.2gが油状遊離塩基として収率69
%で得られる。
参考例25 5−オキソ−5,11−ジヒドロ〔1〕ベンズオキセピ
ノ (3,4−b)ピリジン2.1gと3−アミノキヌ
クリジン8.8gを乾燥ベンゼン50m1に溶解し、こ
の溶液に四塩化チタン1.1gを20m1の乾燥ベンゼ
ンに溶解した溶液を水冷斥滴下する。
滴下終了後、水冷下で3時間続いて室温で2日間攪拌す
る。反応終了後、沈殿物をろ別し、ろ液を濃縮する。残
渣に酢酸エチル150m1と水30m1を加え、振とう
後水層を分岐棄却し、酢酸エチル層を乾燥後濃縮する。
残渣をシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、その主
分画を濃縮すると、5−(3−キヌクリジニル)イミノ
−5,11−ジヒドロ〔1〕ベンズオキセピノ [3,
4−b)ピリジン1.35gが結晶として得られる。こ
れをメタノール20m1に溶解し、塩酸を用いてpH5
にg整した後、シアン化水素化ホウ素ナトリウム1.0
gを加え40−50℃で8時間反応する。反応終了後、
水30m1を添加し、ついで1規定の水酸化ナトリウム
水溶液を用いてpH12に關整した後、酢酸エチル10
0m1で2回抽出を行う。酢酸エチル層を乾燥後減圧濃
縮する。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーで精製し
、その主分画を濃縮すると、5−(3−キヌクリジニル
)アミノ−5,11−ジヒドロ〔1〕ベンズオキセピノ
 (3,ib)ピリジン(化合物25)1.0gがジア
ステレオマー混合物として得られる。
参考例26゜ 参考例1で得られた5−(2−(ジエチルアミノ)エチ
ルコアミノ−5,11−ジヒドロ C1)ベンズオキセ
ピノ (3,4−b)ピリジン〔化合物1〕2.1gと
トリエチルアミン]、Omlをジクロロメタン50m1
に溶解し、この中に塩化アセチル0.6gを水冷下滴下
する。滴下終了後室温で1時間攪拌する。反応終了後、
20m1を添加し、振とう後、水層を分岐棄却しジクロ
ロメタン層を乾燥後、減圧濃縮すると、5 (N−アセ
チル−N−C2−(ジエチルアミノ)エチル〕)アミノ
−5,11−ジヒドロ 〔1〕ベンズオキセピノ (3
,4−b) ピリジン(化合物26)2.1gが油状遊
離塩基として収率91%で得られる。
特許出願人(102)協和醗酵工業株式会社手続ネFl
i正糊 1 事件の表示 昭和58年特許願第’196976号 2 発明の名称 新規な「1」ベンズエピノロ3.4−b]ごリジン誘η
体を有効成分とする抗潰瘍剤 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 郵便番号 100 住 所 東京都千代田区大手町−丁目6番1号名 称 
(102>協和!!!酵工業株式会社(置: 03−2
01−7211内線2751)5 補正の内容 2)同書第15頁3行 [理科学的性質を第1,2および3表jを「理化学的性
質を第2.3(15よび4表」に訂正する。
3)同書第20頁第4表の化合物1の理化学的性質の欄
を次の様に補正する。
4 ) 103書第21頁第4表化合物12の元素分析
値の欄「3塩酸塩1/2水和物として」を[3塩酸塩1
水和物どしてJに訂正する。
5〉同書第22員第4表化合物18の元素分析値の欄[
3塩酸塩1/2水和物どして」を「3塩酸塩2水和物と
して」に訂正する。
6)同書第24頁3行 [第3表」を「第4表Jに訂正する。
7 ) IBJ@第26第26打 下6m1溶解」をl’5mlに溶解」に訂正する。
8)同書用26頁下1行 1”オオキビノJを「オキセピノ」に訂正する。
9 ) fi5m第27頁16行の後に次の文章を加入
する。
「又、該油状遊1li1塩基をイソプロパツールに溶解
し、これに濃塩酸を加えたのら、還流下に加熱しながら
アセトンを加える。ついで、室温下で攪拌すると白色結
晶が析出する。晶析の後、濾過し、アセトンで十分に洗
浄し、乾燥すると3塩酸塩が得られる。」10〉同南第
33頁9行 「塩基塩」を「塩酸塩」に訂正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式(1) 〔式中、R1は水素原子、アルキル基、ハロゲン化アル
    キル基、アルコキシ基またはハロゲン原子を表わし、X
    は酸素原子または硫黄原子を表わし、四環を表わし、Z
    は水素原子、アルキル基またはアシル基を表わし、nは
    1−3の整数を表わす。)、は2を表わし、Zは前記と
    同意義。)を表わす。〕で表わされる新規な(1)ペン
    ズエピノ (3,4−b〕ピリジン誘導体およびその酸
    付加塩を有効成分とする抗潰瘍剤。
JP58196976A 1983-06-24 1983-10-21 新規な〔1〕ベンズエピノ〔3,4−b〕ピリジン誘導体を有効成分とする抗潰瘍剤 Granted JPS6089419A (ja)

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CA000457146A CA1237428A (en) 1983-06-24 1984-06-21 ¬1| benzepino¬3,4-b|pyridine derivative
US06/623,084 US4547496A (en) 1983-06-24 1984-06-21 Antiulcer [1] benzepino[3,4-b]pyridine and compositions
DE8484107193T DE3485040D1 (de) 1983-06-24 1984-06-22 (1) benzepino(3,4-b)pyridin-derivate.
AT84107193T ATE67205T1 (de) 1983-06-24 1984-06-22 (1> benzepino(3,4-b)pyridin-derivate.
EP84107193A EP0129879B1 (en) 1983-06-24 1984-06-22 A [1] benzepino(3,4-b)pyridine derivative

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0655674B1 (ja) * 1986-06-26 1994-07-27 Kyowa Hakko Kogyo Kk

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JPH0655674B1 (ja) * 1986-06-26 1994-07-27 Kyowa Hakko Kogyo Kk

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