JPS6088892A - 扇風機兼用温風機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明は、暑いときに扇風機として、寒いときに温風
機として使用することができる扇風機兼周温Ｍｔ、機に
関する。

（ロ）従来技術 １台の送風機を扇風機と温風機とに使い分けるために、
扇風機の羽根前方に１〜２　ＫＷのヒータを取付けたも
のや、電気ストーブ後方に小型の送風機を設けたものな
どが知られている。′　しかじ、前者では、扇風機とし
ての風量が大きすぎて風温を上げることができないため
、温風機として必要な機能を付与することはできない。

　これに対し、後者では、小型の送風機から送り出され
る風の温度を十分に上げることはできるが、送風機の風
量が小さすぎるため、扇風機として要求される機能を満
足させることができない不都合があった。

また、これらの不都合を解消するため、送風機を扇風機
として使用するときには、羽根を送風効率の良い方向に
回転して強風を得、温風機として使用するときには、羽
根を送風効率の悪い逆方向に回転してヒータを通過する
風量を少なくし、温風を得るようにした構造のものも知
られているが、この場合には、次のような問題点が指適
される。

（１）扇風機として使用するときと温風機とじて使用す
るときとで送風方向が逆になる。

（２）空気の対流による暖房効果しか期待できない。

（３）　ヒータのニクロム線は年中露出しているためヒ
ータにほこりが付着し易く、ヒータに通電したときほこ
りの焼ける臭が出る。

（４）　夏期に強風ノツチで使用すると、ニクロム線の
風切シ音が発生する。

（ハ）発明の目的 この発明は、これらの事情に鑑みてなされたものであシ
、その主要な目的の一つは、温風機または扇風機への切
換えに際してそれぞれの性能を十分に発揮させる制御手
段を備えた扇風機兼用温風機を提供することにある。

に）発明の構成 この発明は、前面に排気口を、後方に吸気口をそれぞれ
有する本体ケースと、この本体ケース内に設置された送
風機と、この送風機の風量選択手段と、ヒータと、この
ヒータを切換移動させ送風機の送風流路の内・外に切換
位置し得るヒータ位置切換手段と、このヒータ位置切換
手段の作動によシヒータが送風機の送風流路内に移動す
るときに、ヒータをオンさせると共に送風機の風量選択
手段を作動させて送風機の風量を弱風に選択する制御手
段とを備えた扇風機兼用温風機である。

（ホ）実施例 以下、第１図乃至第７図に示す実施例に基づいてこの発
明を詳述する。　なお、これによってこの発明が限定さ
れるものではない。

扇風機兼用温風機（１）は、送風機の箱形本体ケース（
以下単にケースと称すこともある）（２１、該ケース（
２）内に設けられる送風機（３）、温風機として使用す
るときの空気加熱用ヒータ（４）、および該ヒータ（４
）が通電されたときに送風機（３）の送風量を弱（弱風
）の方に切換える制御回路（５）から主として構成され
ている。

ケース（２）は上下、左右の金属製側板（２ａ）、（２
ｂ）によって前面に排気口（６）が、後方に吸気口（７
）が形成された直方体の形状をしておシ、ケース（２）
の排気口（６）の前方には、安全カバー（８）が取付け
られている。　羽根（９）を備えた送風機（３）のモー
タ（１０１は、２本の支柱（１１）によって保持され、
これら支柱はケース（２）の後側の上下側板（２ａ）　
、　（２ａ）にネジ（２）によシ保持される。　ケース
（２）の左右側板（２ｂ）　。

（２ｂ）の内側には、それぞれ上下対称の位置に配設さ
れたヒータ位置切換手段としての２個のヒータスライド
板ＯＪがスリーブ圓をはさんでネジｕ９とナラ）　（１
Ｇ）で固定されている（特に第５図参照）。

ヒータ（４）は両端を保持金具αηによって反射根囲に
固定されておシ、該反射板ＯＱは、左右両端をそれぞれ
２個のネジ（１ωによってヒータスライド板（１３）に
設けられたヒータ回転摺動用の長穴■、　（２１）に摺
動可能に取付けられている。　ネジ１９）の外径よシ若
干広い幅を有する長穴（４）、　ｔａに沿っての反射根
囲の回転摺動を円滑にするとともに、移動中の反射板α
印が羽根（９）と接触するのを防止するため、長穴（４
）、　（２１）には適当な曲率が与えられるほか、第３
図に示す収納状態にあるヒータ（４）と、第４図に示す
使用状態にある、つまり送風機の送風流路内にあるヒー
タ（４）とをその位置に保持するため、長大ｍ　、　（
２１１のいずれか一方の端部には屈曲部（２０ａ）。

（２１ａ）が設けられている。　ヒータ（４）としては
図示のような石英管が適しているが、ニクロム線ヒータ
やハニカムヒータ等のような公知のヒー′夕も使用する
ことができる。　この場合、使用するヒータの種類によ
って取付は部の構造は多少変更を要することはいうまで
もない。

ケース（２）の上側側板（２ａ）には、送風機（３）の
起動、停止を行５とともに送風量を選択する、つまシ、
強・中・弱に切換えるメインスイッチ（２）が設けられ
ておシ、ケース（２）内には各ヒータ（４）が使用状態
の位置にセットされたときにオンされ、非使用時にオフ
されるヒータリミットスイッチ例、（２）が設けられて
いるほか、ヒータ（４）が使用状態にセットされたとき
だけ送風機（３）の風量を自動的に弱の方に切換える第
２ヒータリミツトスイツチｃ２５）が設けられている。

第７図は、制御回路（５）の−例を示したものである。

　温風機として使用するときの回路は、従来第８図に示
す如く、送風機（３）のメインスイッチ（２）とヒータ
（４）との間に、メインスイッチ（２）の起動・停止に
連動して自動的に回路を閉じたシ開いたシする接点（ａ
）　、　（ｂ）が設けられていた。　しかし、このよう
な回路では、ヒータ（４）が引き出されてヒータリミッ
トスイッチ（２ａｌ、Ｈがオンされたときに、誤って送
風機（３）のメインスイッチ（支）を強にセットすると
、送風が強すぎて暖房機として不向きであった。

第７図に示す制御回路（５）は、上記欠点を解決したも
ので、メインスイッチ（支）に第８図に示す接点（ａ）
　、　（ｂ）のほかに、メインスイッチ（支）の起動・
停止に連動して弱の端子との間を閉じたり開いたりする
接点（ｃ）　、　（ｄ）を設けるとともに、いずれかの
ヒータ（４）が引き出されたときに切換えが行われる接
点（ｅ）　、　（ｆ）　、　（ｇ）を有する第２のヒー
タリミットスイッチ（２５）を設けたものである。　第
２のヒータリミットスイッチ（支）はヒータ（４）が第
３図に示す収納時にあるとき、接点（ｇ）と接点（ｆ）
が閉じられ、ヒータ（４）が第４図に示す引き出し時に
あるとき、接点（ｇ）と接点（ｅ）が閉じられる。　こ
の実施例では、ヒータリミットスイッチ（ハ）、（至）
と第２のヒータリミットスイッチ（２５）は別々に設け
られているが、ヒータリミットスイッチ（２３）　、　
（２４）の中に第２ヒータリミツトスイツチ傷）の機能
を組み込むようにしてもよいことは勿論である。

装置を上記のように構成した場合、温風機として使用す
るためヒータ（４）を反射板α印とともに長穴＋ｎ　、
　（２１１に沿って回転摺動し羽根（９）の前方、つま
り送風機の送風流路内に位置させると（第２図、第４図
）、ヒータリミットスイッチ（ｎ＋　、　（２４）がオ
ンされるとともに第２ヒータリミツトスイツチ妬）が接
点（ｅ）　、　（ｆ）を接続し、接点（ｆ）、（ロ））
を開くように切換えられるから、風速切換え用のメイン
スイッチ□□□のボタンは強・中・弱のいずれを押して
も、送風機（３）は弱風でしか回転せず、風温を上げる
ことができるから、温風機としての機能を十分に発揮さ
せることができる。　また、扇風機として使用するため
ヒータ（４）をケース（２）の上下側板（２ａ）、（２
ａ）と対向する位置に収納させると（第１図、第３図）
、ヒータリミットスイッチは、（至）がオフされるとと
もに第２ヒータリミツトスイツチ（２５）が接点（ｆ）
、ハ）を閉じ方向に切換えられるから、送風機（３）の
風量を強・中・弱に切換えることができる。　その上、
ヒータ（４）は不使用時には羽根（９）の前方から退避
するとともに反射板Ｑ８）によってほこり等が付着する
のを防止されているから、風切り音の発生やヒータ（４
）通電時のほこり等の焼ける臭いの発生をも少くするこ
とができる。

なお、上記実施例では、２個のヒータ（４）がケース（
２）の上下側板（２ａ）　、　（２ａ）に対向するよう
に収納される場合につい゛Ｃ説明したが、ヒータ（４）
は１個でもよくケース（２）の左右側板（ｚｂ）　、　
（２ｂ）に対向するように収納してもよい。

（へ）発明の効果 この発明杜、ヒータが送風機の送風流路内に移動すると
きに、これに連動してヒータのオンと共に送に機の送風
量を自動的に弱風の方に切換えるようにしたものである
から、１台の装置によってきわめて簡便に扇風機と温風
機としての機能をそれぞれ十分に発揮させることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例で扇風機として使用すると
きの斜視図、第２図は温風機として使用するときの斜視
図、第３図および第４図は縦断面図で、第３図はヒータ
収納時、第４図はヒータ使用時を示す。　第５図は上下
側板を取除いて示した分解斜視図、第６図は反射板取付
部の要部断面図、第７図はこの発明の一実施例の制御回
路図、第８図は従来の制御回路図である。 （１）・・・・・・・・・扇風機兼用温風機、（２）・
・・・・・・・・箱形ケース、（３）・・・・・・・・
・送風機、（４）・・・・・・・・・ヒータ、（５）・
・・・・・・・・制御回路、（６）・・・・・・・・・
排気口、（７）・・・・・・・・・吸気口、（１□□□
・・・・・・・・・ヒータスライド板、Ｈ、（２３１＝
−＝−・ヒータリミットスイッチ。 ゛１１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. Ｚ　前面に盤気口を、後方に吸気口をそれぞれ有する本
   体ケースと、この本体ケース内に設置された送風機と、
   この送風機の風量選択手段と、ヒータと、このヒータを
   切換移動させ送風機の送風流・路の内・外に切換位置し
   得るヒータ位置切換手段と、このヒータ位置切換手段の
   作動によりヒータが送風機の送風流路内に移動するとき
   に、ヒータをオンさせると共に送風機の風量選択手段を
   作動させて送風機の風量を弱風に選択する制御手段とを
   備えた扇風機兼用温風機。