JPS6088063A - 導電性樹脂組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、高剛性、耐溶剤性９寸法安定性、成形加工性
、かつ導電性の優れた樹脂組成物に関する。

ＩＣの高速、高密度の進歩の早さに伴い、電子機器に対
する電磁波シールドの問題が表面化してきた。装置６外
部からばかりでなく、内部ＩＣ同志でも互いにノイズを
影響しない安定性、信頼性に疑問を投げかけている。軽
量小型傾向の動きの中、ハウジング材や、構成部品にプ
ラスチラダが使用され出してから、その加工性の良さ、
量産性などの特性の他に、剛性、シールド性などの要求
が出されてきた。プラスチックに導電性を付与し、電磁
波シールドの効果を持たせる方法として、Ｚｎ俗射、ス
パッタリング、プラスチックメッキ、導電性塗料、炭素
絨維複合材、Ａｌフレーク複合材などが上布され一部実
用化している。しかしこれらの方法は、精密小物の電子
機器に適用する際必ずしも問題がないとは言えず％Ｚｎ
溶剤法は、剥ｉ’ｉ、１．により長期信頼性で、複雑形
状の成形品へはｆａ１１部への効果の確実性１作業環境
上での有害性などで充分でない。スパッタリングは、装
置コストが高いのと、大気生産に向かない。プラスチッ
クメッキは、部分メッキが不１ｊ能な上、メッキ可能な
樹脂が限定されている。導電性塗料は、剥離、ヒビ割れ
などで信頼性の点で、複雑形状成形品への適用が難かし
く、マスクが必要などで量産性の点で問題が有る。炭素
繊維複合材は高いシールド効果を得るためには、２０〜
３０重量％と高充填する必要があり、剛性など強度は向
上するが、加工性が劣る他、高価な材料になってくる。

Ａ１フレーク複合材は、フレーク粒径が１％以上で小物
精密部品を成製するとき、ゲートつまりが生じ形になら
ず、又充分なシールド効果を実現するためには、２０〜
６０容量％を添加しなくてはならず、ペース樹脂の基本
物性を悪化させ、薄肉品として形に仕上げるのが不可能
に近い。

一方、電子機器のパーソナル化、製造工程でのＦＡ化、
ロボットによる製造ライン化など、小物精密部品の精度
９強度の面でプラスチック材料サイドに厳しく要求され
ている。又製品を身につけて携帯することで、耐箭撃性
、耐溶剤性、耐熱性など今まで以上に予想されえないほ
どの使用環境を想定して、製品化しなくてはならなくな
った。しかし市販のＡＢＳ樹脂は剛性、耐熱性に弱く、
ポリカーボネート（以後ＰＣ）樹脂は、耐沼剤性。

加工性に難があり、ポリアセタール樹脂は耐雨撃性に、
ナイロン樹脂は、高湿度環境下での強度や寸法安定性に
問題がある。

以上を考慮し、研究・検討を重ねた結果；本提案に至っ
た。つまり、耐溶剤性、高ｊｌａｌｌ性１寸法安定性、
流動加工性、導電性に優れ、Ｍ密小４ＩＩＪ電子機器分
野において特にすばらしい特性を実現した。

それは、ＰＣ梢刀旨３０〜９５重量％に対し、ポリブチ
レンテレフタレート樹脂（以後、ＰＢＴ　）　１〜３０
ｆ＜ｉｔ％、シリコン（以後、ｓｌ）オイルα１ル５重
量％、炭案繊維（以後、ＯＦ　）　０．　ｉ〜３０重量
％、ガラス繊維（以後、Ｇ　Ｆ　）　０．１〜３０重址
％、ステンレス繊維（以後、Ｍ、Ｆ）１〜３０重社％の
組成から成る樹脂組成物であることを見い出し、本発明
に到達した。

本発明に使用されるＰｃ９Ｊ脂は、■単官能性芳香族ま
たは脂肪酸ヒドロキシ化合物から得られる炭酸のジエス
テルとヒドロキシ化合物とのエステル交換反応によるも
のでも、■酸結合剤（たとえば苛性アルカリ、ピリジン
）の存在下で、ジヒドロキシ化合物とホスゲンとの反応
によるもののどちらでもよく、工業的手法により生産さ
れる分子社ｉ　ｏ、　ｏ　ｏ　ｏ〜１０　ｏ、　ｏ　ｏ
　ｏのＰＣ樹刀旨であればよい。

Ｐ　Ｂ　Ｔ　ｉｔ４脂は、ブチレングリコールとテレ７
クル酸の重合によりＴＡ造され、市販されているもので
良い。

８１オイルは、液状のまま又は、樹脂に含浸した状態で
添加してもよい。

ＯＦは、ｐＡＮ系又はピッチ系のどちらでもよく、線径
１〜６０μ９アスペクト比１００以上の高性能炭素繊維
を用いる。表面処理として、エポキシ系、アクリル系、
シラン系、チタネート系が適用される。

ＧＦは、線径５〜８０μ、アスペクト比５０以上のスト
ランドタイプとロービングタイプが考えられる。シラン
系、チタネート系の表ｔＷ処理が良いステンレス繊維は
、線径１〜５０μ、アスペクト比５０以上のストランド
又はロービングタイプが良い。溶融引き抜き法の他、ビ
ビリ振動切削法も可能である。エポキシ系、アクリル系
、シラン系、チタネート系の表面処理剤が適用される。

本発明の配合でｐｏ樹脂を３０重量％駄下転すると、強
度、剛性、クリープ性が確保されなくなり、好ましくは
６０〜８０重社％がよい。ＰＢＴ樹脂は１重量％以下で
は、耐溶剤性、流動加工性が悪くなり、５０重社％以上
では、剛性が劣る。好ましくは１０〜１５重量％がよい
。８１オイルは、流動加工性を向上させ５重垣％以上で
は、一定以上の期待する効果を示さず、むしろ他の要因
を劣化させる。好ましくは０２〜１重鼠％装置い。

ＯＦは、高剛性、導電性に効果を示すが３０重対％以上
の添加は、価格、高いシールド効果が得られないの点で
問題がある。好ましくは５〜２０重貸％である。（）Ｆ
は、３０重対％以上の添加では剛性は向上するが、外観
が悪くなり、成形機や金型の摩耗を早くする。好ましく
は、１０〜２０重量％が良い。Ｍｌ’は、導電性と剛性
に効果があり価格、流動加工性で６０重量％以上の添加
は難しい。好ソしくけ５〜１５重Ｍ％が良い。それによ
って、体積固有抵抗値は、１０１〜１０−）Ω−ｍの範
囲に及ぶものである。

本発明の重要な点は、■一般に高強度樹脂としては粘度
が高く、低い添加量で高いシールド効果を得るためアス
ペクト比の大きい金属繊維（たとえば３３Ｂ　、Ａｌな
ど）を使用しているが、溶融混練する際、金属繊維が切
断されてシールド効果がほとんど見い出せない状態であ
る。ことでステンレス繊維を使用することで、曲け、ひ
ねり応力が高いため長繊維のまま存在し、効果を発揮す
る。その上、その形状から細いゲートにも曲がって通過
し流動性を良くしつつ、高アスペクト比のため少ない添
加量で、樹脂の基本物性をそこなわずに、シールド性を
高めている。したがって成形品の外傾は良く、表面は清
めらかでかつ寸法精度が高くなっている。

又、ＯＦを同時に添加することで、単独使用の場合より
著しい相乗効果を実現できたことも見い出した。

なお本発明の組成物に、一般に用いられている充填剤、
滑剤、難燃剤、金属劣化防止剤、酸素や熱への安定剤、
顔料、などを加えても、無効にはならない。

本発明樹脂組成物の製造法は、ヘンシルミキサー、バン
バリーミキサ−、ニーグー、ロールミル。

押出機など混合機を使用し溶融混練しペレットにする。

又各成分をあらかじめマスターバッチ方式で、ブレンド
しておき、成形時に同時投入することも可１１目である
。つまり、製造工程で、２〜３段の投入方式も良い。成
形方式は、押出成形、射出成形、プレス成形、圧縮成形
、真空成形、押出シート成形、ブロー成形など一般に使
われている成形方式を適用して良い。

本発明の樹脂組成物の代表的な用途として、（Ａ）プリ
ンター、ＦＤＤ　、ワードプロセッサー、マイコン、パ
ソコン、ファクシミリｔＴｖ１７器９通信機器１時計、
カメラ＋　Ｖ　Ｔ　Ｒｓ　”ｋＬ車、映像撮影機器など
のハウジング材や内部部品としてあげられるが、これら
に限定したものではない。

以下、実施例および比較例により本発明を具体的に説明
する。

実施例１゜ ｐｏ樹脂（分子量２０，０００）　５９．２重量％ＰＢ
Ｔ樹脂　１０．４重量％ Ｂ１オイル　０．３重量％ ｏｒ（厚さ０．５μシラン系表面処理品）５．０重量％ ＧＦ（厚さ０．５μシラン系表面処理品）１５．０重斌
％ ＭＦ（厚さ［ｌＬ５μの表面処理品ン１０・０重量％を
、２４１ｉｌｌ押出機（池貝鉄工所、ＰＯＭ３０　）で
、温度２８０℃、スクリュー回転数１００　ｒｐｍ　で
混練した。得られたペレットを、温度１００℃×６時間
乾燥後、射出成形機（目積樹脂工業、ＰＳ４０ンで、シ
リンダ一温度２９０℃、射出圧力１゜８００今１ｗｉ　
ｅ金型温度１００℃で成形した。成型品を、引張強度、
引張弾性率、／ツチ付工ｚｏｄ薊撃値１寸法精度、四塩
化炭素：プタノールー１：１＃媒中での応力割れテスト
、フローテスターによる流れ性１体積固有抵抗値を測定
した。

第１表にまとめて示す。

以上のように、本発明の樹脂組成物は、今まで上布され
ていなかった新規な物性組合せが、実現でき、精密電子
機器を中心に、大きく効果が期待できる有益な調料であ
る。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （Ｎポリカーボネート樹脂　３０〜９５重１％（Ｂ）ポ
   リブチレンテレフタレート樹脂１〜３０重量％ （０）シリコンオイル　０．１〜５重鼠％（Ｄ）炭素繊
   維　ｏ、　１〜３０重鯰％（縛ガラス繊維　０，１〜３
   ０重量％ （ハステンレス繊維　１〜３０重社％ の組成からなることを特徴とする尋電性樹脂組成物。