JPS6087288A - τ型もしくは変形τ型無金属フタロシアニンの製造法 - Google Patents

τ型もしくは変形τ型無金属フタロシアニンの製造法

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JPS6087288A
JPS6087288A JP19436283A JP19436283A JPS6087288A JP S6087288 A JPS6087288 A JP S6087288A JP 19436283 A JP19436283 A JP 19436283A JP 19436283 A JP19436283 A JP 19436283A JP S6087288 A JPS6087288 A JP S6087288A
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高野 繁正
Toshio Enokida
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学 澤田
Isao Kumano
熊野 勇夫
Atsushi Tsunoda
敦 角田
Hiroyuki Oka
弘幸 岡
Yasuki Mori
森 靖樹
Toshikazu Narahara
奈良原 俊和
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、τ型もしくは変形τ型無金属フタロシアニン
の製造法に関する。
従来、無金属フタロシアニンは顔料などとしての着色用
途あるいは有機半導体、特に電子写真感光体用の光導電
体素子の一つとして注目されている。無金属フタロシア
ニンには、α、β、r、X。
πなどの各種結晶形のものが知られている。α型は無定
形であり、τ型はその変形と考えられ、これらは結晶と
してのエネルギー準位が高く、安定性が低い。また、β
型は最も結晶のエネルギー準位が低り、シたがって結晶
の安定性が高いと考えられており、X型およびR型はそ
の中間にあるものと考えられている。
本発明者等は、長波長のレーザ光に十分の感度を有する
新規な結晶形であるτ型および変形τ型無金属フタロシ
アニンを用いる電子写真感光体を発明した(特願昭57
−66963号および特願昭58− )。これらのτ型
および変形τ型無金属フタロシアニンは、上記のように
分類すればやはりα型とβ型の中間に位置するものと考
えられる。
τ型無金属フタロシアニンは、CuKα+/Niの1.
541人のX線を使用した際、プラシグ角度(2θ±0
.2度)が7.6,9.2,16.8.1?、4゜20
.4および20.9に強い線を示すX線回折図形を有す
るものである。特に、赤外線吸収スペクトルが700〜
760c+n−’の間に751±2印−1が最も強い4
本の吸収帯を、1320〜1340■−1の間に2本の
ほぼ同じ強さの吸収帯を、3288±3cm−’に特徴
的な吸収を有するものが望ましい。
τ型無金属フタロシアニンの代表的な製造方法はα型無
金属フタロシアニンを50〜180℃。
好ましくは60〜130℃においてτ型を示すに足りる
十分な時間攪拌あるいは機械的歪力をもってミリングす
るものである。なお、X線回折および赤外線吸収スペク
トルは、製造時における条件の相違によって結晶中の格
子欠陥あるいは転移のでき方等によって多少のズレがで
るために範囲をもって示したものである。
τ型無金属フタロシアニンの原料となるα型無金属フタ
ロシアニンは、モーザーおよびトーツスの[フタロシア
ニン化合物j (Moser and Thomas″
Phthalocyanine Compounds”
 )などの公知の方法および他の適当な方法によって得
られるものが使用できる。例えば、無金属フタロシアニ
ンは硫酸などの酸によって脱金属ができる金属フタロシ
アニン、例えばリチウムフタロシアニン、ナトリウムフ
タロシアニン、カルシウムフタロシアニン。
マグネシウムフタロシアニンなどの酸処理によって、ま
た、フタロジニトリル、アミノイミノイソインドレニン
もしくはアルコキシイミノイソインドレニンなどから直
接合成したものが使用できる。
このようにして得られる無金属フタロシアニンは高温で
の反応ではβ型であり9反応条件によってはα型とβ型
との混合物として得られる。したがって、この無金属フ
タロシアニンを望ましくは5℃以下で硫酸などの酸に溶
解もしくは酸塩にしたものを水、好ましくは氷水中に注
ぎ再析出、もしくは加水分解することによってα型の無
金属フタロシアニンとする。α型態金属フタロシアニン
ハ乾燥状態もしくは水ペースト状態で撹拌もしくはミリ
ングされる。このときの分散メディアとしては通常顔料
の分散、乳化、混合などに用いられるものでよく1例え
ばガラスピーズ、スチールビーズ、アルミナボール、フ
リント石などを挙げることができる。しかし3分散メデ
ィアは必ずしも必要ではない。磨砕助剤としては2通常
顔料分散の磨砕助剤として用いられるもの2例えば食塩
1重炭酸ソーダ、ぼう硝などを挙げることができる。
攪拌、ミリング時分散媒を必要とする場合には撹拌、ミ
リング時の温度において液状のもの2例えば、グリセリ
ン、エチレングリコール、ジエチレングリコールなどの
アルコール系溶剤、ポリエチレングリコール系分散媒、
エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリ
コールモノブチルエーテルなどのセロソルブ系分散媒、
ケトン系分散媒、エステルケトン系などの分散媒を使用
することができる。
結晶転移工程において使用される攪拌、ミリング装置と
しては2例えばサンドミル、ニーダ−。
ホモミキサー、アジター、スターラー、バンバリーミキ
サ−、ボールミル、アトライターなどを挙げることがで
きる。
結晶転移工程における温度範囲は50〜180℃、好ま
しくは60〜130℃で行う。また1通常の結晶転移工
程におけると同様に結晶核を用いるのも有効な方法であ
る。
τ型への結晶転移速度は攪拌、ミリングの効率。
5− 歪力、原料の粒子径、温度などの種々の条件に依存する
。結晶転移工程終了後1通常の精製法で磨砕助剤および
分散媒などを除去し、乾燥することによって目的とする
τ型無金属フタロシアニンを得ることができる。
変形τ型無金属フタロシアニンは、ブラッグ角度(2θ
±0.2度)が7.5.9.1. 16.8. 1?。
3、 20.3. 20.8. 21.4および21.
7に強い線を示すX線回折図形を有するものである。特
に赤外線吸収スペクトルが700〜760cm−’の間
に753±2cm−’が最も強い4本の吸収帯を、13
20〜1340cm=’の間に2本のほぼ同じ強さの吸
収帯を、3297±3c11−’に特徴的な吸収を有す
るものが望ましい。
変形τ型無金属フタロシアニンは、τ型無金属フタロシ
アニンとほぼ同様な製造方法によって得ることができる
以上のとおり、τ型および変形τ型無金属フタロシアニ
ンは、無金属フタロシアニンを合成し。
α型に結晶転移させ、さらに長時間ミリングする、とい
う主工程と、ろ過、水洗、精製、乾燥などの−6= 多くの副工程を要するという点に工業上の問題があった
本発明者等はこのような問題を解決すべく研究の結果、
一段の合成によってτ型および変形τ型無金属フタロシ
アニンを製造することに成功したものである。すなわち
本発明は、フタロジニトリル、イソイントレンもしくは
イソインドレニン系フタロシアニンプレカーサーを水酸
基を有する有機溶媒中で塩基性物質の存在下で加熱して
無金属フタロシアニンを合成する際、τ型もしくは変形
τ型無金属フタロシアニン、あるいはτ型もしくは変形
τ型に類似する結晶形を有する金属もしくは無金属フタ
ロシアニンを種結晶として添加することを特徴とするτ
型もしくは変形τ型無金属フタロシアニンの製造法を提
供するものである。
本発明において、原料としてはフタロジニトリル、イソ
イントレンもしくはイソインドレニン系のフタロシアニ
ンプレカーサーであり、プレカーサーとしては1−アミ
ノ−3−イミノイソインドレニン、1−アミノ−3,3
−ジメトキシイソインドレニン、■−メルカプトー3−
イミノイソインドレニン、1.3−ジイミノイソインド
レニンおよびそれらの塩などのイソインドレニン系化合
物があり、また、イミノオキソイソインドリン。
ジイミノイソインドリンなどのイソインドリン系化合物
がある。これらの化合物のベンゼン核は。
ハロゲン原子、アルキル基などの各種置換基を有するも
のでもよいが、置換基数の増加にともなってτ型および
変形τ型無金属フタロシアニンの収率が低下するおそれ
があるため1本発明の目的が達成される範囲内の使用に
とどめるべきである。
本発明にとして使用する水酸基を有する有機溶媒として
は、メタノール、エタノール、プロパツール、イソプロ
パツール、ブタノール、アミルアルコール、ベンジルア
ルコールなどのアルコール類、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコール、エチレングリコール、ジエチ
レングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピ
レングリコール、グリセリン、ペンタエリスリトールな
どの多価アルコール類、クロロエタノール、1−クロロ
−2−プロパツール、1.3−ジクロロ−2−プロパツ
ール、チオジェタノールなどの置換アルコールR,フェ
ノール、クレゾール、キシレノールなどのフェノール類
、メチルセロソルブ。
エチルセロソルフ、ブチルセロソルブ、ペンチルセロソ
ルブなどのセロソルブ類、エチレングリコールモノアセ
テート、グリセリンジアセテートなどのエステル類など
を挙げることができる。
これらの溶媒は単独もしくは2種以上の混合物として使
用することができ、使用量は反応が円滑に進む量であれ
ばよいが、前記合成原料に対して3〜15倍量が適当で
ある。
本発明に使用する塩基性物質としては、一般の強塩基性
を示すものであればよく9例えばアルカリ金属水酸化物
、アルカリ金属炭酸化物、アンモニア、ジエチルアミン
、トリエチルアミン、n −プロピルアミン、ジ−n−
プロピルアミン、トリーn−プロピルアミン、n−ブチ
ルアミン、n −アミルアミン、n−ヘキシルアミン、
エタノールアミン、ジェタノールアミン、トリエタノー
ルアミン、エチレンジアミン、トリメチレンジアミン、
テトラメチレンジアミン、ペンタメチレンジアミン、ヘ
キサメチレンジアミン、ピリジン、アニ9− リンなどのアミン類、アルカリ金属過酸化物、尿素、ビ
ユレット、アルカリ金属硫化物、あるいは特開昭58−
23854号に開示されている。1.8−ジアザシクロ
(5,4,0)ウンデセン−7(以下DBUと言う。)
および1.5−ジアザビシクロ(4,3,0)ノネン−
5(以下DBNと言う。)などを挙げることができる。
本発明において使用できる種結晶としては、τ型を製造
する際にはτ型の種結晶を、また、変形τ型を製造する
際には変形τ型の種結晶を用いることが好ましいが1本
発明者等の研究によれば。
必ずしも同種の種結晶を用いなくとも種々の反応条件を
設定することによって、異種結晶形の無金属フタロシア
ニンもしくは金属フタロシアニンを種結晶を用いても目
的とするτ型もしくは変形τ型無金属フタロシアニンを
得ることができるとの知見を得ている。すなわち、τ型
もしくは変形τ型に類似する結晶形を有するX型無金属
フタロシアニン(特公昭44−14106号公報)、X
型金属フタロシアニン(特公昭46−42512号公報
)、e型銅フタロシアニン(特公昭40−2780号公
報)、R型銅−10= フタロシアニン(USP3051721号公報)、δ型
銅フタロシアニン(USP3160635号公報)、さ
らに後記詳述するη型および変形η型態金属フタロシア
ニンなどを使用することができる。さらに、場合によっ
ては反応条件の選択により、τ型の種結晶で変形τ型が
、また変形τ型の種結晶でτ型の無金属フタロシアニン
を製造することもできる。このことは、τ型および変形
τ型の無金属フタロシアニンはエネルギー準位的にα型
とβ型との中間に位置するが、X型などの結晶に比較し
てエネルギー準位が低いところにあり、結晶が安定であ
るために類似する他の種結晶を用いてもτ型もしくは変
形τ型無金属フタロシアニンが生成することによるもの
と推定される。
これらの種結晶の使用量は、触媒量以上の使用で効果を
示すが工業的には原料に対して20重量%以下とするこ
とが適当である。
本発明において、τ型もしくは変形τ型無金属フタロシ
アニンを得るための合成条件としては。
溶媒の量1反応温度2種結晶の種類と量および反応時間
などの適宜の選択によって目的とする結晶形のものを得
ることができる。τ型無金属フタロシアニンを得るには
、溶媒の量を大とすること。
反応温度を低めとすること9種結晶の量を小とすること
5および反応時間を長くすることであり。
変形τ無金属フタロシアニンを得るには、その逆の条件
とすればよい。
η型態金属フタロシアニンは2本発明者等の発明(特願
昭57−66963号)に係るものであり、無金属フタ
ロシアニン、特にα型無金属フタロシアニン100重量
部と、ベンゼン核に置換基を有する無金属フタロシアニ
ン、またはベンゼン核に置換基を有してもよいフタロシ
アニン窒素同構体もしくは金属フタロシアニンの1種も
しくは2種以上50重量部以下との混合物を、30〜2
20℃。
好ましくは60〜130℃においてτ型無金属フタロシ
アニンを得ると同様の撹拌もしくはミリングすることに
よって製造することができるものであり、純粋な無金属
フタロシアニンに限らず、他のフタロシアニン類との混
合物をも指称するものである。このη型態金属フタロシ
アニンは、赤外線吸収スペクトルが700〜76(1(
IJll−’の間に753±lC:m’が最も強い4本
の吸収帯を、1320〜1340c111−’の間に2
本のほぼ同じ強さの吸収帯を、3285±5c+u−’
に特徴的な吸収を有するものである。本発明者等の研究
によると、η型態金属フタロシアニンは、ブラッグ角度
が7.6゜9.2,16.8,17.4および28.5
に強いピークを示すX線回折図形を有するものと、7.
6. 9.2゜16.8,17.4,21.5および2
7.5に強いピークを示すX線回折図形を有するものと
がある。
上記フタロシアニンの置換基としては、アミノ基、ニト
ロ基、アルキル基、アルコキシ基、シアノ基、メルカプ
ト基、ハロゲン原子などがあり。
さらにスルホン基、カルボン酸基、またはそれらの金属
塩、アンモニウム基、アミン塩などを比較的簡単な置換
基として例示することができる。さらに、ベンゼン核に
アルキレン基、スルホニル基。
カルボニル基、イミノ基などを介して種々の置換基を導
入することができ、これらは、従来、フタロシアニン顔
料の技術分野において凝集防止剤。
結晶成長防止剤あるいは結晶転移防止剤として公知のも
の(例えばUSP4088507号)、も13− しくは未知のものを使用することができる。また。
金属フタロシアニンとしては銅、ニッケル、コバルト、
亜鉛、錫、アルミニウムなどの各種金属フタロシアニン
を例示することができる。窒素同構体としては、各種の
ポルフィン類9例えばフタロシアニンのベンゼン核の一
つ以上をキノリン核に置き換えた銅テトラビリジノボル
フィラジンなどがある。
変形η無金属フタロシアニンは、η型態金属フタロシア
ニンとほぼ同様にして得ることができ。
赤外線吸収スペクトルが700〜760cm−’の間に
753±jam−’が最も強い4本の吸収帯を、132
0〜l 340am−’の間に2本のほぼ同じ強さの吸
収帯を、3297±5C11−’に特徴的な吸収を有す
るものである。本発明者等の研究によると。
変形η型態金属フタロシアニンは、ブラッグ角度が7.
5.9.1. 16.8.17.3.20.3.20.
8゜21.4および27.5に強いピークを示すX線回
折図形を有するものと、?、5,9.1.16.8,1
7゜3、20.3.20.8.21.4.22.1.2
7.4および28.5に強いピークを示すX線回折図形
を有14− するものとがある。
本発明において、τ型無金属フタロシアニンの結晶成長
あるいは結晶転移防止のため、顔料の技術分野において
公知のように置換基を有する無金属フタロシアニン、置
換基を有してもよい金属フタロシアニンもフタロシアニ
ン窒素同構体を添加することができ、これらはη型態金
属フタロシアニンの製造法において述べたようなものを
使用することができ、添加時期はτ型結晶が生成された
後が好ましい。
本発明に係る製造法によると1種結晶を添加しない場合
に比較して収率が高く、また、一段反応であるために、
工程が増すことによって避けられない異物の混入がなく
、さらに低温反応であるため副反応に伴う精製しずらい
高分子量副生物がないために純度が高く光導電体素子な
どの電子材料としては好ましいものを得ることができる
という利点がある。また1本発明に係るτおよび変形τ
型無金属フタロシアニンは、結晶性がよく、耐熱性に優
れており、特に、790〜810nmに感度の極大を示
すため、半導体レーザ用感光体として最適である。
以下参考例、実施例によって本発明をさらに具体的に説
明する。例中部は重量部を示す。
参考例1 α型無金属フタロシアニン10部に9表1に示す磨砕助
剤20部、溶媒8部をニーダーに入れ。
それぞれ80℃で7〜15時間ニーディングし。
サンプリングして、X線回折図でτ型に転移したことを
確認の後、ニーダ−より取り出し、水およびメタノール
で磨砕助剤、溶媒を洗浄除去後、2%の希硫酸水溶液中
で攪拌、精製し、ろ過、水洗。
乾燥して鮮明な色相の青色結晶を得た。これらの結晶は
赤外線吸収スペクトルの測定によってもτ型無金属フタ
ロシアニンであることが確認された。
以下余白 表 1 参考例2 α型態金属フタロシアエフ10部1食塩200部および
溶媒としてエチレングリコール300部をサンドミルに
入れ、100℃で20時間ミリングした。サンプリング
して、X線回折図で変形τ型に転移したことを確認の後
、ニーダ−より取り出し、参考例1と同様にして青色結
晶を得た。この結晶は赤外線吸収スペクトルの測定によ
っても変形τ型無金属フタロシアニンであることが確認
された。
参考例3 17− 無金属フタロシアニン100部1表2に示す各種フタロ
シアニンの誘導体各々10部を氷冷した98%硫酸に溶
解し、この溶液を水中に投入し。
沈でん物をろ過、水洗、乾燥することによって均一な混
合物を得た。この混合物100部1粉砕食塩200部お
よびポリエチレングリコール80部をニーダーに入れ、
それぞれ90℃で7〜20時間ニーディングした。サン
プリングして、X線回折図でη型に転移したことを確認
の後、ニーダ−より取り出し、水およびメタノールで磨
砕助剤。
溶媒を洗浄除去後、2%の希硫酸水溶液中で攪拌。
精製し、参考例1と同様にして青色結晶を得た。
この結晶は赤外線吸収スペクトルの測定によってもη型
態金属フタロシアニンであることが確認された。
以下余白 =18− 表 2 表2中、 CuPcは銅フタロシアニン残基を、 Pc
はフタロシアニン残基を表わす。また、ジエチルアミノ
メチル基は平均1.1個、ピペリジノメチル基は平均2
.2個導入されたものである。
参考例4 α型無金属フタロシアニン100部、下記フタロシアニ
ン誘導体15部、粉砕食塩200部およびポリエチレン
グリコール80部をニーダーに入れ、100℃で8時間
ニーディングした。サンプリングして、X線回折図で変
形η型に転移したことを確認の後、ニーダ−より取り出
し、参考例1と同様にして青色結晶を得た。この結晶は
赤外線吸収スペクトルの測定によっても変形η型態金属
フタロシアニンであることが確認された。
P C−+−C0C)(Ω NHC,H,、)2.。
実施例1 フタロジニトリル32部、無水硫化ナトリウム濠6部、
イソプロパツール200部および表3に示す種結晶5部
をイソプロパツールの還流下に10時間反応し、生成物
をろ過、メタノールおよびアセトンで精製9乾燥し、X
線回折図および赤外線吸収スペクトルをとったところ1
表3に示すようにそれぞれτ型および変形τ型無金属フ
タロシアニンであった。
表 3 表中MP−Pcは無金属フタロシアニンを示す。
実施例2 フタロジニトリル50部、DBU60部、エチレングリ
コール500部および表4に示す種結晶5部を110℃
にて20時間反応させ、以下実施例1と同様にしてX線
回折図および赤外線吸収スペクトルをとったところ2表
4に示すようにそれぞれτ型および変形τ型無金属フタ
ロシアニンであった。
表 4 21一 実施例3 表5に示すような、原料30部、塩基生物質1゜5倍モ
ル量/原料2種結晶3部および溶媒を各々の条件にて反
応させ、以下実施例1と同様にしてX線回折図および赤
外線吸収スペクトルをとったところ9表5に示すように
それぞれτ型および変形τ型無金属フタロシアニンであ
った。
以下余白 22−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、フタロジニトリル、イソインドリンもしくはイソイ
    ンドレニン系フタロシアニンプレカーサーを水酸基を有
    する有機溶媒中で塩基性物質の存在下で加熱して無金属
    フタロシアニンを合成する際。 τ型もしくは変形τ型無金属フタロシアニン、あるいは
    τ型もしくは変形τ型に類似する結晶形を有する金属も
    しくは無金属フタロシアニンを種結晶として添加するこ
    とを特徴とするτ型もしくは変形τ型無金属フタロシア
    ニンの製造法。
JP19436283A 1983-10-19 1983-10-19 τ型もしくは変形τ型無金属フタロシアニンの製造法 Granted JPS6087288A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0592955A2 (de) * 1992-10-16 1994-04-20 BASF Aktiengesellschaft Metallfreies Phthalocyanin der gamma-Modifikation
EP0658604A2 (de) * 1993-12-17 1995-06-21 Basf Aktiengesellschaft Verfahren zur Herstellung von metalfreien Phthalocyaninen

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EP0658604A3 (de) * 1993-12-17 1995-11-29 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von metalfreien Phthalocyaninen.

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