JPS6087185A

JPS6087185A - エレベ−タの減速装置

Info

Publication number: JPS6087185A
Application number: JP19488483A
Authority: JP
Inventors: 真治山崎; 井上　昭雄; 二川　暁美
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1983-10-18
Filing date: 1983-10-18
Publication date: 1985-05-16
Also published as: JPS6320755B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕この発明はエレベータの巻上機に用いられる減速装置の
改良に関するものである。

〔従来技術〕

エレベータの機械室には、電動機により駆動される巻上
機が設置される。そして、この巻上機の減速装置に、例
えば実開昭５５−１４０８５０号公報に示されるように
、ローラがその円周面で接触しかつ互いに押圧されるこ
とによシ動力を伝達するようにしたものが提案されてい
る。これを第１図〜第４図により説明する〇図中、（１）はエレベータの′昇降路、（２）は昇降路
（１）の上方に設置された機械室、（３）は機械室（２
）の床忙敷設された機械台、（４）は機械台（３）の上
に防振ゴム（５）を介して支持された基台、（６）は基
台（４）の上に設置された巻上電動機、（６ａ）は電動
機（６）の出力軸で、減速機（７）の入力軸、（７ａ）
は減速機（７）ノ本体、（７ｂ）は同じくカバー、（７
ｃ）は入力軸（６ａ）に圧入された太陽ローラからなる
第１０−ラ、（７ｄ）は本体（７ａ）内に圧入された円
筒状の外環、（７１３）は外環（マｄ）に内接する３個
の円筒状の遊星ローラからなる第２０−ラ、（７ｆ）は
第２０−ラ（７ｅ）を回転自在に支持する軸、（７ｇ）
は軸（７ｆ）が固着された保持具、（７ｈ）は保持具（
７ｇ）に固着され本体（マａ）内に設けられた軸受（７
１）によシ支持された出力軸、（８）は出方軸（’？ｈ
）に結合された駆動綱車、（９）は基台（４）に装着さ
れたそらせ車、００は綱車（８）及びそらせ車（９）に
巻き掛けられた主索、αυ、（２）はそれぞれ主索Ｑ０
の端部に結合され昇降路（１）内に配置されたがご及び
っり合お′もシである。

すなわち、電動機（６）の駆動による入力軸（６ａ）の
回転トルクは、第１０−ラ（７ｃ）の弾性変形による圧
接力の摩擦によって第２０−ラ（７θ）に伝達される○
第２０−ラ（７ｅ）は自身が回転しながら外環（７ｃ）
の内周に沿って回転する。すなわち、第２０−ラ（７ｅ
）は自転しながら、第１０−ラ（７Ｃ）の周囲を公転す
る。この減速された公転成分が保持具（７ｇ）を介して
出力軸（７ｈ）に伝達されるー、この出力軸（７ｈ）の
回転により、綱車（８）は駆動され、主索０〔を介して
かとα力及びつり合おもり（２）は互いに昇降する。

このように、減速機（７）のトルク伝達は、第１０−ラ
（７Ｃ）、第２０−ラ（’７ｅ）及び外環（７ｄ）との
圧接力の摩擦によって行われる。そして、との圧接力は
初期の設計段階で決定される。したがって、エレベータ
のように負荷変動が大きい場合には、圧接面相互間で滑
りを生じ、トルク伝達が不可能になる場合がある。これ
を避けるため、負荷変動の最大値を想定した設計が必要
となり、必然的に減速機（７）を大きくしなければなら
ず、高価となる０〔発明の概要〕この発明は上記不具合を改良するもので、第２０−ラの
外側に設けられた外環を中空の弾性体で構成し、この中
空部に油を充てんし、この油に油圧装置にょシ圧力を与
えて外環を変形させることにより、ロー２間の圧接力減
退にょるローラの滑シを防止し、無用に減速機を大きく
すること彦く、長期間の円滑な動力伝達が期待できるよ
うにＬ５たエレベータの減速装置を提供することを目的
とする。

〔発明の実施例〕

以下、第５図〜第７図にょシとの発明の一実施例を説明
する。

図中、（’ｉ’、ｄ）は中空弾性体が円環状に形成され
た外環で、本体（７ａ）及び第２０−５　（７ｅ）に接
する円周部（７ｄａ）は薄肉に、これと垂直をなす側方
部（ｖａｂ）は厚肉に形成されている。α→は外環（７
ｄ）の中空部に連通ずる導油管で、油圧シリンダａＧに
結合されている。シリンダ０６は減速機（７）の本体（
７ａ）に引きばねｏＯに２しって結合され、プランジャ
◇ηは主索部に接触する張り車（ト）に連結されている
。（１’Ｊはシリンダ（２）、導油管ａ＜及び外環（７
ｄ）に充てんされた油である。上記以外は第１図〜第４
図と同様である。

すなわち、張シ車０枠は主索（１０１の張力に対応する
位置に変位する。これに応じてプランジャＱ′７）の位
置も移動するので、外環（マｄ）内の油Ｑつの圧力も変
化する。したがって、外環（７ｄ）の円周部（ｌａ）の
半径方向への変形量も変化する。これで、かご（ロ）内
の負荷変動に応じて外環（’７ｄ）、第２０−ラ（マｅ
）及び第１０−ラ（７Ｃ）相互間の圧接力は変化し、必
要な圧接力を確保することができる。したがって、圧接
面相互間で滑シを生じることもなく、また初期に過大な
圧接力を付与する必要もない。

なお、外環（力は角管状のものとして説明しだが、だ円
管状のものでもよい。

〔発明の効果〕

以上述べたとお）この発明では、エレベータの巻上電動
機が結合された入力軸に第１０−ンを、駆動綱車が結合
された出力軸に第２０−ラを結合し、この第２０−ラと
内周で接する中空弾性体の外環を設け、この外環の中空
部に油を充てんし、これに油圧装置で圧力を与えるよう
にしたので、外環の油圧による変形により、ロー２間の
圧接力減退によるローラの滑りを防止し、無用に減速機
を大きくすることなく、小形かつ安価に構成することが
できる。

また、上記油圧装置を、主索の張力に対応して制御する
ようにしたので、かご内負荷に対応した圧接力をローラ
間に発生させることができ、常に最適の動力伝達を長期
間にわたシ継続することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はエレベータの昇降路及び機械室の縦断面図、第
２図は第１図の巻上機部分の左側面図、第３図は従来の
エレベータの減速装置を示す第２図の減速機の縦断面図
、第４図は第３図のＩＶ−■線断面図、第５図はこの発
明によるエレベータの減速装置の一実施例を示す正面図
、第６図は第５図の減速機の縦断面図、第７図は第６図
の■−■線断面図である。（６）・・・巻上電動機、（６ａ）・・・入“力軸、（
７）・・減速機、（マＣ）・・・第１０−ラ、（７ｄ）
・・・外環、（７ｅ）・・・第２０−。う、（７ｆ）・・同左軸、（７ｇ）・・・保持具、（７
ｈ）・・出力軸、（８）・・・駆動綱車、（１０１・・
・主索、α４）・・・導油管、（イ）・油圧シリンダ、
任ノ・・・プランジャ、ＱＩ・・・油なお、図中同一符
号は同−又は相当部分を示す。代理人　大岩増雄第１図第２図第３・図、Ｊ第４１４第５図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）入力軸には巻上電動機が、出力軸にはかごに結合
された主索を駆動する駆動綱車がそれぞれ結合され、上
記入力軸に結合された第１０−ラと上記出力軸に結合さ
れた第２０−ラとが互いにこれらの円周面で圧接される
ことにより、上記入力軸の動力を摩擦力で上記出力軸に
伝達するようにしたものにおいて、中空の弾性体で円環
状に形成されその内側で上記第２０−ラに接する外環、
上記外環の中空部に充てんされた油、及び上記外環の中
空部に連結され上記油に圧力を与える油圧装置を備えた
ことを特徴とするエレベータの減速装置０
（２）入力軸には巻上電動機が、出力軸にはかごに結合
された主索を駆動する駆動綱車がそれぞれ結合され、上
記入力軸に結合された第１０−ラと上記出力軸に結合さ
れた第２−一うとが互いにこれらの円周面で圧接される
ことにより、上記入力軸の動力を摩擦力で上記出力軸に
伝達するようにしたものにおいて、中空の弾性体で円環
状に形成されその内側で上記第２０−ラに接する外環、
上記外環の中空部に充てんされた油、上記外環の中空部
に連結され上記油に圧力を与える油圧装置、及び上記主
索と固定部の間に設けられ上記主索の張力に対応して上
記油圧装置を制御する油圧制御装置を備えたことを特徴
とするエレベータの減速装置。