JPS6145109Y2 - - Google Patents

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JPS6145109Y2
JPS6145109Y2 JP15662781U JP15662781U JPS6145109Y2 JP S6145109 Y2 JPS6145109 Y2 JP S6145109Y2 JP 15662781 U JP15662781 U JP 15662781U JP 15662781 U JP15662781 U JP 15662781U JP S6145109 Y2 JPS6145109 Y2 JP S6145109Y2
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JP
Japan
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drum
drive shaft
shaft
gear
capstan
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JP15662781U
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JPS5860689U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はウインチに係る。
例えば、電力ケーブル布設時の緊線用に使用さ
れるウインチは、内燃機関等の動力源により駆動
される油圧ポンプを使用して、キヤプスタンに減
速機を介して連結した油圧モータを駆動するよう
になつている。而して、キヤプスタンの回転によ
り引取られたワイヤは、ドラムに巻取られるよう
にされている。
本出願人は、実公昭51−35074号において上記
のようなウインチにつき開示した。その概略を説
明すれば下記の通りである。すなわち、第1図に
示すように、基台1の一側に設置したエンジン2
の出力軸に油圧ポンプ―モータ3を直結し、油圧
ポンプ―モータ3の出力軸を減速機4,5を介し
てキヤプスタン6の駆動軸7に連結している。一
方、ワイヤロープ巻取り用のドラム8は、その中
空のドラム軸9をキヤプスタン6の駆動軸7と平
行にして基台1上に設置されている。なお、ドラ
ム軸9の中空部10内には、一定トルク以上です
べりを生じる安全クラツチ11で連結された駆動
側12aおよび被動側12bより成るドラム駆動
軸12が同心的に配置され、被動側12bはキー
13によりドラム8と連結されている。また、駆
動側12aはチエーン14を介してキヤプスタン
6の駆動軸7と連動関係とされている。なお、図
中15は駆動側12aとスプロケツト16間に設
けた第1の一方向クラツチで、ワイヤロープを巻
取る方向にのみ回転力を伝達するものとされてい
る。
さらに、被動側12bにはドラムのワイヤロー
プ巻取り方向の回転に対しては空転する一方向ク
ラツチ17を介してブレーキドラム18が取付け
てある。ブレーキドラム18には、ブレーキバン
ド19が設けてある。
図中、20は駆動軸12を支持する軸受、21
はトラバーサを示している。
上記構成のウインチにおいて、ブレーキバンド
19を完全に緊締しておけば、キヤプスタン6の
回転と同時にドラム駆動軸12の被動側12bが
回転し、安全クラツチ11の設定トルク以下の巻
取りトルクであれば、ドラム8が回転し、引取つ
たワイヤロープのドラム8への巻取りが行われ
る。巻取りが進行し、ドラム8上のワイヤロープ
の巻回径が大きくなりキヤプスタン6の引取り速
度より巻取り速度が大きくなる。これによりドラ
ム8に対する負荷が大きくなり、これが安全クラ
ツチ11の設定トルクをこえると、安全クラツチ
11においてすべりを生じドラム8の巻取り速度
を下げワイヤロープに過大な張力が作用するのを
防止する。また、何らかの原因でドラム8が逆転
しようとすれば、ブレーキが作用し逆転は防止さ
れる。
上記開示のウインチは、前記のようにドラム上
のワイヤロープの巻太りに自動的に応動してドラ
ムの巻取り速度を低下させ、安全にワイヤロープ
の巻取りをなし得るものであるが、キヤプスタン
とドラムとを分離して配置してあるため、基台1
が大きなものとなり使用に際し大きなスペースを
必要とする欠点があつた。
本考案は上記の事情に基きなされたもので、よ
り小型に構成し得るウインチを提供する。
以下、図面につき本考案の詳細を説明する。第
2図において、エンジン等の原動機2の出力軸に
は2箇の油圧ポンプ30,30が直結してあり、
各油圧ポンプの吐出圧油は操作台31を経由し
て、キヤプスタン32,32を駆動する減速機3
3,33の入力軸を駆動する油圧モータ34,3
4に印加されている。キヤプスタン32,32の
駆動軸35,35は、キヤプスタン32,32の
反対側に突出され、それらの駆動軸35,35に
は、第3図に詳細を示した機構を介してドラム3
6,36が装着されている。なお、各駆動軸には
ブレーキバンド(第3図示38)と協働するブレ
ーキドラム37,37が取付けらている。
第3図において、ドラム36は中空のドラム軸
39を有し、その内部には、キヤプスタン32の
駆動軸35を同心的に包囲し、駆動軸35に対し
遊嵌されたブレーキドラム37とキー40により
一体化した中空軸41が収容され、この中空軸4
1はドラム端板の軸受42および中空軸41先端
内周と駆動軸35中間部外周間に挿入したニード
ルベアリング43により支持されている。
また、中空軸42先端にはスラストベアリング
44を介して駆動軸35先端に下記のようにして
装着した歯車45の端面が当接されている。歯車
45は、中心部の駆動軸35先端部を包囲する筒
体46を有し、この筒体内には駆動軸35を支持
するベアリング47と、後に述べる方向のトルク
伝達のみを駆動軸35と筒体46との間で行う第
1の一方向タラツチ48とが収容されている。
ドラム36のブレーキドラム37側の端板内面
には、歯車45と同形同大の歯車49が同心的に
固着されている。なお、この歯車は中空軸41に
対しては連結されていない。
中空軸41の先端には、直径方向に延びるアー
ム50が固着され、このアーム50の両端には両
端にそれぞれ歯車45、同49と噛合する同形同
大のピニオン51をそなえたピニオン軸52が、
後に述べる方向の回転のみを許容す第2の一方向
クラツチ53を介して取付けられている。なお、
図中、54は歯車45の中心の筒体46を端板に
支持する軸受を示す。
上記の構成において、第1の一方向クラツチ4
8は駆動軸38正転方向のみのトルク伝達を行う
ものとし、第2の一方向クラツチ53は、駆動軸
正転従つて歯車45の正転によるピニオン51、
従つてピニオン軸52の回転を許容するものとさ
れている。
よつて、駆動軸正転時にあつて、ブレーキドラ
ム37にあるブレーキトルクを印加しておけば、
駆動軸35の回転は歯車45を介し、ピニオン5
1、ピニオン軸52、ピニオン51を経由して、
歯車49を回転させることとなり、これによりド
ラム36は回転される。
第2図において、キヤプスタン32で引取られ
たワイヤロープ54は、ガイドプーリ55,55
において折返され、ドラム36に導かれている。
上記構成の本考案ウインチにおいて、ワイヤロ
ープ54の巻取りは次の如くして行われる。ま
ず、ブレーキバンド38を緊締してブレーキドラ
ム37従つて中空軸41に所定のブレーキトルク
を印加しておく。この状態で、キヤプスタン32
の駆動軸35を起動し、キヤプスタン32による
ワイヤロープ54の引取りおよびドラム36上へ
の巻取りを開始する。
駆動軸35のトルクは、一方向クラツチ48を
介して歯車45に伝達され、歯車45はピニオン
51、ピニオン軸52、ピニオン51を介して歯
車49を回転させ、ドラム36を回転させる。
上記のドラム36の回転により、キヤプスタン
32により引取られたワイヤロープ54はドラム
上に巻取られて行くが、ワイヤロープのドラム3
6上における巻径が巻太りにより増大すると、巻
取り速度がキヤプスタンの引取り速度より大とな
り、ドラム36には大きな負荷がかかることとな
る。負荷が大きくなり、ブレーキトルクをこえる
と、ピニオン51,51は歯車45,49に対し
て公転を開始し、アーム50従つて中空軸41は
ブレーキドラム37をすべらせ乍ら回転を開始す
る。これにより、ドラム36の駆動速度は減少せ
しめられ、巻太りの分だけ周速が減じられるので
安全にワイヤロープの巻取りがなされる。
ワイヤロープの繰出し時には駆動軸35は逆転
される。ドラム36は一方向クラツチ48,53
の作用により駆動軸35に対して空転して乍らワ
イヤロープの繰出しに追従するが、一方向クラツ
チが介在されているので、ワイヤロープの繰出し
よりもはやく回転することはない。
上記のように、本考案のウインチは巻取りドラ
ム上のワイヤロープ巻回径が増大した時、自動的
に巻取り速度を減少させて安全にワイヤロープの
巻取りを行うことができ、しかも従来のこの種の
ウインチよりも小型化されているので、使用する
際広い場所を必要としない。
なお、第2図に示すように複数のウインチを配
置して、操作盤31によりそれらの全部またはそ
れらの中任意の数のウインチを切換えて使用する
こともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のウインチの一例を示す模式図、
第2図は本考案一実施例の模式図、第3図はその
要部断面図である。 30……油圧ポンプ、32……キヤプスタン、
33……減速機、34……油圧モータ、35……
駆動軸、36……ドラム、37……ブレーキドラ
ム、41……中空軸、46,49……歯車、48
……第1の一方向クラツチ、50……アーム、5
1……ピニオン、52……ピニオン軸、53……
第2の一方向クラツチ、55……ガイドプーリ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 原動機により駆動される油圧ポンプと、この油
    圧ポンプの吐出圧油を印加される油圧モータと、
    この油圧モータにより減速機を介して駆動される
    駆動軸を有するキヤプスタンと、前記駆動軸を同
    心的に包囲しブレーキドラムをそなえた中空軸
    と、この中空軸に可回動に且つ同心的に支持され
    たドラムと、このドラムの端板に遊嵌され前記駆
    動軸に駆動軸正転方向のトルク伝達のみを行う第
    1の一方向クラツチを介して装着された歯車と、
    前記中空軸に同心的且つ可回動に装着されドラム
    の他方の端板に固着され前記歯車と同形同大の歯
    車と、前記中空軸に固着され直径方向に突出した
    アーム両端に前記第1の一方向クラツチと同一方
    向のトルク伝達方向を有する第2の一方向クラツ
    チを介して装着されたピニオン軸と、各ピニオン
    軸両端にそれぞれ固着され前記各歯車と噛合する
    同形同大のピニオンと、前記キヤプスタンからド
    ラムにワイヤロープを導くガイドプーリとを有す
    ることを特徴とするウインチ。
JP15662781U 1981-10-21 1981-10-21 ウインチ Granted JPS5860689U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15662781U JPS5860689U (ja) 1981-10-21 1981-10-21 ウインチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15662781U JPS5860689U (ja) 1981-10-21 1981-10-21 ウインチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5860689U JPS5860689U (ja) 1983-04-23
JPS6145109Y2 true JPS6145109Y2 (ja) 1986-12-18

Family

ID=29949162

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15662781U Granted JPS5860689U (ja) 1981-10-21 1981-10-21 ウインチ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0455031Y2 (ja) * 1988-08-19 1992-12-24

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Publication number Publication date
JPS5860689U (ja) 1983-04-23

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