JPS6086703A - 敷設用フラツトケ−ブル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の技術分野） 本発明は、敷設用フラットケーブルに関する。

（発明の技術的背景とその問題点） 従来、フラットケーブルとしては複数本の導体をシート
状絶縁体で挟んだものや、絶縁被覆を有する導体を並列
に接続したもの等が知られている。このような従来形状
のフラットケーブルをカーペットの下に布設した場合に
はケーブルコアに直接荷重が加わってしまうので、ケー
ブルコアが変形し、その電気的特性が劣下してしまう虞
れがあった。また、この種のケーブルのシースにポリ塩
化ビニル等の柔い合成樹脂を用いた場合には長期間に亘
って荷重が加えられるとシースに塑性変形（クリープ）
が生じ、やはりケーブルコアが変形して電気的特性が劣
下してしまう。

更に、従来形状のフラットケーブルは、機器や他のケー
ブルと接続するためにその端末のシース部分をケーブル
コア周面に傷を付けることがないようにカッターにより
切断し、除去しなければならない。このため、端末処理
作業に手間と時間を要していた。しかも、カーペット下
にフラットケ−プルを布設する場合には予めケーブルを
計尺して切断した後に端末処理作業をすることが多く、
従って、シース切り裂き時のミスは許されない。

（発明の目的） 本発明の目的は、ケーブルコアに荷重が加わらず、しか
も端末処理の確実、容易な構造を有する敷設用フラット
ケーブルを提供することにある。

（発明の概要） 本発明は、シースの長手方向に沿った中央部を両面側か
ら凹ませて薄肉に形成し、この薄肉部にケーブルコアを
配設したことを特徴とする。

（発明の実施例） 以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する
。

本発明に係る敷設用フラットケーブルは、第１１４及び
第２図に示すように、ケーブルコア１とこのケーブルコ
ア１上に設けられている幅広のポリ塩化ビニルから成る
シース２とを備える。ケーブルコア１は、一対の導体３
．３と、これら溝体上に押出被覆されているポリエチレ
ンから成る絶縁層４と、絶縁層４間に配されているドレ
インワイヤ５と、これらに縦添えされているポリエチレ
ンラミネートアルミニウムテープから成る遮蔽層６とを
含む。一方、シース２は、長手方向に沿った中央部が上
・下面側で凹み、薄肉２ａに形成されている。従って、
薄肉部２ａの両側には相対的に肉厚が大きくなる肉厚部
２ｂ、２ｂが位置することになる。そして、前記したケ
ーブルコア１はシース２のＶ＋ｊ）肉厚２ａの中央に配
設されている。

このように、シース２の中央部に薄肉部２ａを設け、該
薄肉部２ａにケーブルコア１を配設すると、本発明の敷
設用フラットケーブルをカーペットの下に布設した場合
シース２の両肉厚部２ｂ、２ｂに荷重が加わるだけで薄
肉部２ａには直接荷重が加わることがない。従って、ケ
ーブルコア１が荷重により変形するのを有効に防１１−
することができる。また、長期間布設していても薄肉部
２ａに荷重が加わることがないことから殆どこの薄肉部
にクリープが発生せず、従って、長期に亘ってケーブル
の電気的特性を保持することができる。

そして、このようにシース２に薄肉部２ａを設けると、
第５図に示すように、手によりφＶ肉厚２ａを直接ケー
ブルの長手方向に引き裂き、又はドレインワイヤ５を引
いて容易にケーブル※；ん末の薄肉部２ａをケーブルの
長手方向に沿って引き裂くことができ。従って、その後
は薄肉部２ａからケーブルコア１を引き出してシース２
とケーブルコア１を分離し、端末のシース２部分を切断
するだけで他のケーブル等との接続を行うことができる
。よって、端末処理作業−力辷非常に簡単、かつ短時間
で行うことができる上にこの作業が容易になることから
作業ミスを有効かつ確実に防止することかてきる。

上記実施例の敷設用フラットケーブルを通常の電話用ケ
ーブルとして用いる場合には導体３として軟銅線を用い
、また電子式押ボタン電話用のケーブルとして用いる場
合には２本又は３木の敷設用フラットケーブルを各シー
ス２端面２Ｃを相互に溶剤にて接着して用いればよい。

また、電子機器等のデータ伝送用ケーブルとして用いる
場合には導体３として錫めっき線等を用いればよい。

第３図には本発明の他の実施例が示されている。この実
施例ではケーブルコアｌはドレインワイヤ５を含まず、
単に導体３、絶縁層４及び遮蔽層６とから形成されてい
る。そして、ケーブルコア１周面から薄肉部２ａの凹面
２ｄまでの肉厚がケーブルコア１の外径よりも著しく小
さくなっている。従って、この実施例の敷設用フラン［
・ケーブルにおいても単に手のみでシース２の薄肉部２
ａを引き裂くことが可能である。例えば、ケーブルコア
１の外径が０．９６ｍｍの場合には前記肉厚を０．１８
ｍｍ以下にすると、極めて容易に手だけで薄肉部２ａを
引き裂くことができる。

第４図には本発明の更に他の実施例が示されている。こ
の実施例ではケーブルコア１は、やはりドレインワイヤ
５を有せず、しかもシース２の肉厚部２ｂに一部が含ま
れた状態で薄肉部２ａに配設されている。ところで、引
き裂き力がケーブルに加わった場合この力は薄肉部２ａ
と肉厚部２ｂとの境に集中する。従って、本実施例で示
すようにこの力の集中する位１ｒＪに前記ケーブルコア
１を配設すると、この位置の肉厚が極めて小さくなって
いることから、手のみにて容易にこの位置からシース２
を引き裂くことができる。尚、本実施例において、ケー
ブルコア１を肉厚部２ｂ近傍に配設するだけでも同様な
効果が得られる。

（発明の効果） 本発明によれば、フラットケーブルのシースの中央部を
両面から凹ませてシースに薄肉部を形成し、該薄肉部に
ケーブルコアを配設したことで、カーベント等の下にフ
ラットケーブルを布設してもケーブルコアに直接荷重か
加わることがなく、しかもケーブル端末のシースを薄肉
部を手により引き裂くことで容易に除去することができ
る。従って、長期間に亘って電気的特性が劣下せず、し
かも端末処理を簡単、短時間でかつ容易に行うことがで
きる敷設用フラットケーブルを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明に係る敷設用フラットケーブ
ルの断面図と斜視図、第３図及び第４図はそれぞれ本発
明の他の実施例に係る敷設用フラットケーブルの断面図
、第５図は本発明のケーブルの引き裂いた状態を示す斜
視図である。 １−−−−−−一ケーブルコア、 ２−−−−−−−シース、 ２　ａ　−−−−−一薄肉部、 ２ｂ−−−一−−肉厚部、 ２ｃｍ−−−−一端面、 ２ｄ−−−−−一凹面、 ３−−−−−−一導体、 ４−一−−−−−絶縁層、 ５−−−一−−−Ｆレインワイヤ、 Ｆ３−一−−−−−遮蔽層。 （他１名） 第１図 どａ 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ケーブルコア上にシースが設けられている敷設用フ
   ラットケーブルであって、前記シースはケーブルの長手
   方向に沿った中央部が両面側から凹む薄肉に形成され、
   該薄肉部に前記ケーブルコアが配設されていることを特
   徴とする敷設用フラットケーブル。 ２、前記薄肉部の前記ケーブルコア周面から凹面までの
   肉厚は前記ケーブルコアの外径よりも小さいことを特徴
   とする特許請求の範囲第１項に記載の敷設用フラットケ
   ーブル。 ３、前記ケーブルコアは前記薄肉部の両側に位置する肉
   厚部近傍部分又は一部が前記肉厚部側に含まれて配設さ
   れていることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載
   の敷設用フラットケーブル。