JPS6084020A - 緊急警報放送受信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はテレビジョン受像機を利用した緊急警報放送受
信装置に関する。

従来例の構成とその問題点 現在、人命や社会生活に直接、重大な影警をおよほす大
地震の予知や津波警報などの情報を放送局より送信し、
テレビジョン受像機のスイッチが切れていても自動的に
スイッチが入るようにして上記緊急放送を受信できるよ
うにしたシステムの実用化が進められつつある。第１図
に従来の緊急警報放送受信装置の構成例を示す。図にお
いて１はチューナ、２は映像中間周波増幅・検波回路、
３は音声検波回路、４は音声増幅出力回路、６はスピー
カ、６は選局回路であり、これらはテレビジョン受像機
を構成している。７は電源回路で、上記した各回路には
、テレビジョン受像機の電源スィッチの大切にかかわり
なく常時、この電源回路７より電源を供給して緊急警報
放送受信装置の状態としている。上記音声検波回路３の
出力端からは音声検波信号が出力され、緊急警報放送デ
コーダ回路８および音声増幅出力回路４にそれぞれ供給
される。上記緊急警報放送デコーダ回路８はＦＳＸ信号
の２値信号への復調回路とこの２値信号の符号判別回路
より構成されており、緊急警報放送が受信されるとその
出力はハイレベルとなる。

上記緊急警報放送デコーダ回路８の出力端は音声出力段
電源制御回路９に接続されている。端子１０はフライバ
ックトランス（図示せず）より作られる電源の供給端に
接続されており、したがってテレビジョン受像機の電源
スィッチが閉じられるとこの端子１ｏに電圧が印加され
る。上記音声出力段電源制御回路９は、緊急警報放送デ
コーダ回路８の出力と端子１０の論理和を取り、テレビ
ジョン受１象機の電源スィッチが投入されるか、緊急警
報放送が受信されたときに出力を発生し、スイッチ回路
１１を閉じるように働く、上記スイッチ回路１１は電源
回路７と音声増幅出力回路４の電源端子との間に挿入さ
れており、したがって上記音声出力段電源制御回路９よ
り出力が発せられると音声増幅出力回路４に電源が供給
されてスピーカ５を鳴らす。テレビジョン受像機の視聴
者はこれにより、緊急警報放送を聞くことができる。

このような装置において、緊急警報音の大きさを通常の
テレビジョン放送による音声と同様に調整できることが
望まれる。たとえば、緊、＠警報放送の内容によって利
用者が音量を調整し／ζい場合がある。また緊急警報放
送をいったん確認すると音量を小さくしたいこともある
。そこで第２図に示すような手段が提案されている。第
２図において第１図と同一物には同一番号を符している
。第２図においては、音声検波回路３と音声増幅出力回
路４との間に音量制御回路１２を挿入し、音量制御され
た音声出力を音声増幅出力回路４に加える。音量制御回
路１２は音量制御切替回路１３からの直流電圧によって
音量制御がなされる。上記音量制御切替回路１３は緊急
警報放送デコーダ回路８の出力で、テレビジョン受像機
のもつ遠隔制御送信器（図示せず）で制御されているデ
ジタル−アナログ変換器（図示せず）より端子１４に加
わる出力電圧と緊急警報音音量ボリューム１６の中点電
圧とを切替えるようにしており、緊急警報放送が受信さ
れたときは端子１４の出力電圧の状態にかかわらず、緊
急警報音音量ボリューム１５で設定された音量になるよ
うに働く。

したがって本構成によれば、ボリューム１６を調整する
ことによって緊急警報音の大きさを調整することが可能
となるが、その音量設定は緊急警報音が確実に聞けるよ
うに最大もしくは最大に近い値にするのが好ましい。と
ころが、実際の使用に当ってこのボリューム１５をテレ
ビジョン受像機の前面に配置すると、誤って音量ボリュ
ーム１５を最小の状態に設定してしまって、緊急警報放
送受信中にもかかわらず緊急警報が聞こえないという問
題が生じやすい。

発明の目的 本発明は上記問題点に鑑み、音量ボリュームの設定位置
にかかわらず少なくともあるレベル以上の音量で緊急警
報音が聞けるようにすることを目的とする。

発明の構成 本発明による緊急警報放送受信装置は、音量ボリューム
の基準電位側端子と、基準電位点との間に抵抗を挿入し
、音量ボリュームを最小に設定したとしても、上記抵抗
の働きによりあるレベル以上の音量で緊急警報音が聞け
るようにしたものであり、したがってたとえ音量ボリュ
ームに対していたずらをしたとしても緊急警報音を必ら
ず聞くことができるようになり、実用上極めて有利とな
る。

実施例の説明 以下本発明の一実施例を第３図を用いて説明する。なお
図中、第１図、第２図と同一物には同一番号を付して詳
細な説明は省略する。第３図においては音量ボリューム
１５の基準電位側端子と基準電位点（アース）との間に
抵抗１６を挿入している。音量ボリューム１６０基準電
位側端子と反対側の端子には電流制限用の抵抗１７を接
続し、この抵抗１７の他端は上記電源回路７より十Ｂ電
圧が供給される端子に接続している。したがって本構成
によれば、誤って音量ボリューム１６の可動端子を基準
電位側端子いっばいまで移動させていても上記抵抗１６
によりある値の直流電圧を音量制御回路１２へ供給する
ことができ、あるレベルの音量で緊急警報音も聞くこと
ができる。

発明の効果 以上本発明によれば、誤まって音量ボリュームを最小の
位置にしてしまっても、それ以上のあるレベルの音量で
緊急警報音を聞くことができるようになり、緊急警報放
送を受信中にもかかわらず緊急警報音が発しない゛とい
うことがなくなり、実用上極めて効果的なものとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は緊急警報放送受信装置の基本構成を示すブロッ
ク図、第２図は緊急警報音の調整用ボリュームを設置し
た受信装置のブロック図、第３図は本発明の一実施例に
おける緊急警報放送受信装置のブロック図である。 １・・・・・・チューナ、２・・・・・・中間周波増幅
・検波回路、３・・・・・・音声検波回路、４・・・・
・・音声増幅出力回路、６・・・・・選局回路、７・・
・・・電源回路、８・・・・・緊急警報放送デコーダ回
路、９・・・・・・音声出力段電源制御回路、１１・・
・・・・スイッチ回路、１２・・・・・・音量制御回路
、１３・・・・・・音量制御切替回路、１５・・・・・
音量ボリューム、１６・・・・・・抵抗。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 扼２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 少なくともチューナ、選局回路、映像中間周波増幅・検
   波回路、音声中間周波増幅・検波回路および音量制御回
   路へテレビジョン受像機の電源の大切にかかわらず常時
   電源を供給する電源供給手段と、この電源供給手段によ
   って電源が供給される緊急警報放送受信デコーダ回路と
   、上記テレビジョン受像機の動作時に発生する信号ある
   いは緊急警報放送受信時に上記デコーダ回路より出力さ
   れる信号を受けると上記電源供給手段からの電源を音声
   増幅出力回路に供給するように制御する手段と、テレビ
   ジョン受像機の音量制御電圧発生手段と、緊急警報音の
   音量制御電圧発生手段と、緊急警報放送受信時には上記
   デコーダ回路の出力信号にて上記緊急警報音の音量制御
   電圧発生手段を上記音量制御回路に接続するようにし、
   それ以外のときは上記テレビジョン受像機の音量制御電
   圧発生手段を上記音量制御回路へ接続する手段を備え、
   上記緊急警報音の音量制御電圧発生手段は、一方の固定
   端子を上記電源回路より電源電圧が供給される端子に接
   続した音量ボリュームと、この音量ボリュームの他方の
   固定端子と基準電位点との間に挿入された抵抗とを有す
   る緊急警報放送受信装置。