JPS6083742A - 段階的加圧方法ならびにその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、段階的加圧方法ならびにその装置に関する。

現在使用されている高性能鋳型造型機に於いては、加圧
用ヘッドを複数に分割したセグメント方式としている。

個々の動作部をセグメントシリンダあるいはピーンフー
トシリンダと呼んでいる。各セグメントシリンダの動作
・制御の例を第１図に示す。図中、１は上部シリンダ。

２は加圧ヘッド、３はセグメントシリンダ、４は模型、
５は模型取付台、６は鋳枠、８は鋳型用砂、１４は圧力
制御弁（シーケンス弁）を示す。

第１図に示す方式に類似した方式としては、例えば特公
昭３５−７０５４号、同４８−１３６０８号各明細書に
記載されている。第１図に示す方式の場合、加圧動作に
よりセグメントシリンダ内の油圧が上昇するが、その最
高値は圧力制御弁１４により調節てれる。この場合、鋳
型用砂は、セグメントシリンダの先端に取り付られた加
圧用先端ブロックの接する面よりも圧縮される傾向があ
り、それ故に最終的に加圧をしたい模型面側の加圧力の
伝達が阻害され、加圧に際して充分な圧縮が行なわれな
い部位が存在することがある。特に、鋳枠の壁側、模型
の角部に於いてはその傾向が顕著である〇一方、実際面
では、それら圧縮困難な部位に対しては、より高い加圧
力を与えて、模型側に必賛な圧縮を加えている。但し、
この場合、加圧用先端ブロック側は、過剰に圧縮される
為、この造型作業に続ぐ鋳込作業に於いて、発生ガスの
透過性の低下や解を時の砂塊の多量発生等の弊害を判な
う。

本発明は、従来の加圧方式では充分な力１１圧がされな
かった部位を、より有効かつ確実に加圧を行なうことを
可能にすると同時に、最適の加圧力の設定により過剰圧
縮の発生も防止するためになされたものである０ すなわち、本発明は、 予め決められたプログラムに従い選択的にセグメントシ
リンダを作動させて、特定部分のみを所定の圧力で加圧
し、砂を圧縮し、引き続き他の部分を前記圧力とは異な
る圧力で加圧することを特徴とする、段階的加圧方法、 各セグメントシリンダの動作順序および加圧力を、模型
形状および加圧する砂の厚さに応じて最適条件の選択を
可能とすべく各セグメントシリンダの油圧系統に、油圧
切換弁および圧力調整弁を設けたことを特徴とする、加
圧装置、に関するものである。

以下に、本発明を図面により説明する。

第２図（イ）、（ロ）は、本発明に用いる鋳型造型機を
示す。（ロ）は（イ）の八−Ａ断面図を示す。

以下の図において、（イ）と（ロ）の関係は同様である
。図中、０１は上部シリンダ、０２は加圧ヘッド、０３
はセグメントシリンダ、０４は模型、０５は模型取付台
、０６は鋳枠、０７は増枠を示す。

第３図は、本発明による加圧シリンダの制御を示すフロ
ーシートである。図中、１１は油圧ポンプ、１２は方向
切換弁、１３は油圧切換弁（ここでは１３−１．１３−
２．１３−３　の３つを設けた例を示す）、１４は圧力
調節弁（減圧弁）（ここでは１４−１．１４−２．１４
−３　の３つを設けた例を示す）、１５は逆止弁、１６
は絞り弁（逆止弁封）、１７は圧力スイッチ、１８はリ
リーフ弁、１９はタンクを示す。

本発明による装置の動作を、第４−１図〜第４−６図に
従って説明する。

先ず、第４−１図において、別の砂投入装置０９により
、鋳枠０６に鋳型川砂０８を入れる。

砂投入装置０９が退いた後に、第４−２図に示すように
、上部シリンダ０１を作動させて加圧ヘッド０２を下降
させる。この状態での鋳型川砂０８の圧縮は、後に続け
る加圧を阻害せぬように下降ストロークを調節するか、
あるいは上部シリンダの出力を加減する。なお、第４−
２図中のＨ，Ｈ’は砂０８の高畜を示している０次に、
予め決められたプログラムに従い、所定のセグメントシ
リンダ０３を伸ばす。該当シリンダを第４−３図（ロ）
のハツチングで示す。

これにより、第４−３図（イ）に示すように、模型０４
の内側の閉塞部α、模型０４と模型取付台０５の接合し
た角部β、及び枠壁部ｒを先ず加圧する。この時、該当
のセグメントシリンダの第３図に示した方向切換弁１２
は、ｒ伸」　のコイルを励磁する。又、同時に６段階の
油圧設定（高圧、中圧、低圧）の内の予め決められた選
択圧力に従って、油圧切換弁１〆を励磁する。

例えば、′高圧”の１３−１を励磁する。セグメントシ
リンダの「伸」動作により、鋳型川砂は圧縮されるに従
いシリンダのヘッド側の圧力が立ち上がり、圧力調節弁
１４にその通路を閉じる。この結果、油の流れが閉止さ
れ、ポンプ１１の吐出側の圧力がＩＪ　ＩＪ−フ弁１８
の設定値となる。これを、圧力スイッチ１７により検出
し、第一段階の加圧動作、即ち選択されたセグメントシ
リンダの加圧動・作、が完了されたものとし、再びシリ
ンダを縮めるべく、方向切換弁１２の「縮」側を励磁す
る。

尚、第３図に於いて、逆止弁１５は、「縮」動作時の油
の逆流を効率良くする為に設け、又絞り弁１６は、「伸
」動作時の動作速度をコントロールする為に設けられる
０ 第４−４図は全てのセグメントシリンダが縮んだ状態を
示す。この状態の検知も、上記と同様に、圧力スイッチ
１７により行なう。

次に、第４−５図において、第二段階として第一段階加
圧動作で動作させなかったセグメントシリンダを動作き
せる。該当シリンダを第４−５図（ロ）のハツチングで
示す。本図の動作においては、必然的に、第４−４図で
凸部となって残った部分の鋳型用砂を崩しながら加圧を
行なう為、先に加圧して四部となる部分に鋳型用砂を補
充する効果もある。又、この時の加圧の油圧は、鋳型用
砂の厚みにより、予め決定しておく。例として挙げれば
、ハンチング部のセグメントシリンダには、第６図の弁
１３−２による「中圧」を選択すれば良い。また、クロ
スハツチング部のセグメントシリンダには、第３図の弁
１３−３による「低圧」を選択すれば良い。

引き続き、Ｍ４−６図において、第三段階の加圧動作と
して縮んでいるセグメントシリンダを再び伸ばして最終
加圧を行なう。この時の油圧は、「低圧」を選択すれば
充分である〇第４−６図で示した加圧終了後、全てのセ
グメントシリンダ０３を縮めると同時に、上部シリンダ
０１に引き込み、加圧ヘッド０２を上昇させ、一連の加
圧動作を終了する。

尚、前述の動作順序の内のいくつかは、例えば第４−４
図や第４−６図の状態は、造型の状況に応じて省略し、
サイクルの短縮を計ることも可能である。

又、加圧動作は、例として示した三段階に限らず、必要
に応じてさらに多数の複数段階にて実施することもでき
る０ 以上の模型に応じた動作順序、圧力設定選択等のプログ
ラムデータの入力、出力は、コンピュータメモリを活用
することにより、頻繁な模型交換を判なう造型作業にも
充分に適用することができる。かぐして、本発明では、
通常実施されている上方よりの加圧に於いて、加圧力の
伝達が不充分で圧縮不足となっていた部分、特に枠壁側
〔第４−３図（イ）中のｒＬ模型の内側の閉塞部〔第４
−３図（イ）中のα〕等に対して、選択的に、その他の
部分に先行して局部カロ圧を行なうことにより、該当部
の充分な圧縮が達成できる。また、引き続き行なう残り
部分は、さらに低い圧力による圧縮で、必要な強度を有
する砂型ができる為、過剰圧縮による弊害の防止と省エ
ネルギー生産に寄与する０又、この時の圧力も鋳型用砂
の厚みにより、中圧あるいは低圧と、適正に選択するこ
とにより、従来以上に均一に圧縮さｉ′Ｌｆｃ砂型を得
ることを可能にする。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来の鋳型造型機の概要を示し、第２図は、
本発明による鋳型造型機の概吸を示す。第３図は、本発
明による加圧シリンダの制御のフローシートを示し、第
４〜１図〜第４−６図は、本発明による装置の動作態様
の一例を示す。 復代理人　内　１）　明 復代理人　萩　原　亮　− ノ４

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　予め決められたプログラムに従い選択的にセグ
   メントシリンダを作動させて、特定部分のみを所定の圧
   力で加圧し、砂を圧縮し、引き続き他の部分を前記圧力
   とは異なる圧力で加圧することを特徴とする、段階的加
   圧方法。
2. （２）各セグメントシリンダの動作順序および加圧力を
   、模型形状および加圧する砂の厚さに応じて最適条件の
   選択を可能とすべく各セグメントシリンダの油圧系統に
   、油圧切換弁および圧力調整弁を設けたことを特徴とす
   る、加圧装置。