JPS60825Y2 - 液面レベル検出表示装置付液体容器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、容器内の液残量、つまり、液面レベルを知る
ことができるようにしである魔法瓶等の液体容器で、詳
しくは、金属製容器内の液面レベルを検出する静電容量
式液面レベル検出装置と、これによって検出された液面
レベルを表示する装置とを備えさせである液面レベル検
出表示装置付液体容器で関し、その目的は、本来的に備
わっている構成の有効利用によって、構造の簡素化並び
にコストダウンを図らんとする点にある。

先ず、本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、テ
ーブル上等に安定載置可能で、かっ、提手ＩＡを備えた
外装ケース１、その外周を断熱材２で被覆されたステン
レス製容器３、こノ容器３の上部開口３Ａを開閉する着
脱自在なステンレス製の蓋４、前記容器３を底部から加
熱するための電熱ヒータ５及び、揺動開閉自在で、閉塞
状態において前記蓋４を閉蓋状態に固定保持する外蓋６
を備えさせである加熱器兼用魔法瓶（液体容器の一例）
であって、前記Ｍ４には、これの閉蓋状態においてその
液吸込ロアａを前記容器３の底部近くに位置させるステ
ンレス製の揚液管７と、外部への揚液吐出管８とが取付
けられている。

前記外蓋６には、閉蓋状態において前記蓋４に形成の通
路４Ａを介して前記容器３内に空気を圧送供給する手動
操作式のポンプ９が取付けられている。

もって、魔法瓶は、ポンプ９を介して容器３内に空気を
圧送供給すことによって、その供給空気圧をもって収容
液を外部に取出せるべく、つまり、一般にいうところの
エアーポンプ付のものに構成されている。

図中１０は、前記容器３とＭ４との接当面間に介在され
た環状のパツキンであり、１１は、前記電熱ヒータ５の
外部電流（一般には家庭用電源）との接続用コンセント
であり、１２は、前記外蓋６を閉蓋状態に固定保持する
ための固定具であり、１３と１４は、前記ヒータ５によ
る加熱時に点灯する表示部と保温時に点灯する表示部で
ある。

而して、前記容器３内の液面レベルを検出する静電容量
式液面レベル検出装置１５と、これによる検出液面レベ
ルを、発光ダイオード１６ａ・・・（液晶でも良い。

）をもって段階的に表示する装置１６とを設ける。

前記検出装置１５は、対設させた検出用電極１５Ａ、１
５Ａ’と、これら電極１５Ａ、１５Ａ’対の検出結果に
基づいて前記表示装置１を作動させる回路１５Ｂとから
構成され、前記電極１５Ａ。

１５Ａ′の一方１５Ａは、前記容器にて兼用構成され、
他方の電極１５Ａ′は、前記揚液管７にて兼用構成され
ている。

前記他方の電極１５Ａ′つまり、揚液管７の回路１５Ｂ
への接続手段は、揚液管７と蓋４とを通電可能に接触さ
せるとともに、前記容器３と外装ケース１との間に位置
させた電線１７を介して前記回路１５Ｂに接続する接点
部材１８を、閉蓋状態にある蓋４に接触するように設け
る手段である。

尚、前記蓋４及び接点部材１８は、前記パツキン１０を
介して容器３に対し絶縁されている。

尚、前記検出装置１５及び表示装置１６の電源は、外部
電源である。

又、表示装置１６としては、検出液面レベル（又は液残
量）をデジタル表示するものやアナログ表示するもので
あっても良く、電源としては、液体容器自体に備えさせ
る電池（乾電池、二次電池、水銀電池、銀電池、アルカ
リ電池、リチウム電池、太陽電池等の各種電池）であっ
ても良い。

加えて、容器３、揚液管７の金属としては、鉄、アルミ
ニウム、銅を挙げることができる。

以上要するに、本考案による液面レベル検出表示装置付
液体容器は、前記液面レベル検出装置１５における検出
用電極１５Ａ、１５Ａ’対の一方のもの１５Ａを前記容
器３にて兼用構成させである事を特徴とする。

従って、本考案によれば、本来的に備わっている金属製
容器３をもって検出用電極１５Ａ、１５Ａ′の一方１５
Ａを兼用構成するから、特別な電極が１つ不要となり、
構造の簡素化及びコストダウンを図り得るに至った。

特に、実施例のように、他方の電極１５Ａ′をも金属製
揚液管７をもって兼用構成させる場合は、特別な電極が
一切不要で、より一層、構成の簡素化、コストダウンを
図り得る。

本考案対象の液体容器としては、実施例で示した魔法瓶
の他に、電動エアポンプにより容器３内に空気を圧送し
て内容液を取出す形式の液体容器、電動スクリューによ
り内容液を取出す形式の液体容器、携帯用の液体容器等
を挙げることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は一部切欠き側面図、第２図は要部の正面図であ
る。 ３・・・・・・金属製容器、５・・・・・・電熱ヒータ
、７・・・・・・金属製揚液管、７ａ・・・・・・液吸
込口、１５・・・・・・静電容量式液面レベル検出装置
、１５Ａ、１５Ａ’・・・・・・検出用電極、１６・・
・・・・液面レベル表示装置。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■ 金属製容器３内の液面レベルを検出する静電容量式
   液面レベル検出装置１５と、これによって検出された液
   面レベルを表示する装置１６とを備えさせである液面レ
   ベル検出表示装置付液体容器であって、前記液面レベル
   検出装置１５における検出用電極１５Ａ、１５Ａ’対の
   一方のもの１５Ａを前記容器３にて兼用構成させである
   事を特徴する液面レベル検出表示装置付液体容器。 ■ 対象とする液体容器が前記容器３加熱用の電熱ヒー
   タ５を備えたものである実用新案登録請求の範囲第■項
   に記載の液面レベル検出表示装置付液体容器。 ■ 対象とする液体容器が、前記容器３の底部又はその
   近くにその液吸込みロアａを位置させる金属製揚液管７
   を備えたものである実用新案登録請求の範囲第■項又は
   第■項に記載の液面レベル検出表示装置付液体容器。 ■ 前記金属製揚液管７が検出用電極１５Ａ、１５Ａ’
   対の他方のもの１５Ａ′を兼用構成するものである実用
   新案登録請求の範囲第■項に記載の液面レベル検出表示
   装置付液体容器。