JP2000139709A - 加熱源分離型の真空二重ポット - Google Patents

加熱源分離型の真空二重ポット

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JP2000139709A
JP2000139709A JP10312852A JP31285298A JP2000139709A JP 2000139709 A JP2000139709 A JP 2000139709A JP 10312852 A JP10312852 A JP 10312852A JP 31285298 A JP31285298 A JP 31285298A JP 2000139709 A JP2000139709 A JP 2000139709A
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heating
pot body
pot
vacuum double
vacuum
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JP10312852A
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Toshiaki Kawai
敏明 河合
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Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
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Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 真空二重容器を加熱源により内容液を加熱ま
たは/および冷却しながら、真空二重容器およびヒータ
の個別の有効利用が便利に図れるようにする。 【解決手段】 加熱面1上の容器に加熱作用または/お
よび冷却作用を与える加熱源2を持った加熱台3と、こ
の加熱台3の上に前記加熱作用または/および冷却作用
を受けるように、かつ着脱できるように装着される真空
二重のポット本体4と、ポット本体4に設けられて、内
容液を外部に案内する吐出路5およびこの吐出路5を通
じてポット本体4内の内容液を外部に吐出する吐出ポン
プ6とを備えることにより、加熱台3およびポット本体
4の組み合わせ使用のほか、加熱台3およびポット本体
4の分離によるそれぞれの加熱作用や保温、保冷機能を
活かした個別使用もできるようにし、上記の目的を達成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は加熱源分離型の真空
二重ポットに関し、例えば家庭用の電気ポットなどに利
用される。
【0002】
【従来の技術】いま、省資源、省エネルギーが各分野で
要求されてきている。四六時中使用し続けている家庭用
電気機器でも同様である。通電負荷の大きなヒータを用
いている電気ポットなどでは急務になってきている。
【0003】そこで、金属製の真空二重容器を利用した
電気ポットも実現している。これによって、真空二重容
器の真空空間による断熱性が向上する分だけ省エネルギ
ーが図れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで本発明者等
は、真空二重容器を用いて貯湯して省エネルギーを図る
のに、真空二重容器のより有効な用途開発を試みた。そ
の結果、真空二重容器の断熱効果は保温、保冷のいずれ
にも有効であり、それ単独で使用する用途があること、
真空二重容器内の内容液を加熱するヒータも加熱源とし
てはそれ単独で使用する用途があること、電源のコンセ
ントのない所でのヒータの使用は無理なことなどを知見
した。
【0005】しかし、従来は金属製の真空二重容器とヒ
ータとを一体に組み付けた電気ポットしか提供されてい
ない。従って、前記のような特性を活かし切れていな
い。
【0006】本発明の目的は、真空二重容器を加熱源に
よる内容液の加熱または/および冷却に利用しながら、
真空二重容器およびヒータの個別の有効利用が便利に図
れる加熱源分離型の真空二重ポットを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の加熱源分離型の真空二重ポットは、真空
二重構造をなす内容器に加熱作用を与える加熱源を持っ
た加熱台と、この加熱台の上に前記加熱作用を受けるよ
うに、かつ着脱できるように装着される上記内容器を有
した真空二重のポット本体と、このポット本体を加熱台
に載置した状態並びにポット本体を加熱台から取り外し
た状態のいずれの場合にも、内容器内の内容液を吐出操
作できる吐出操作機構とを備えたことを備えたことを1
つの特徴としている。
【0008】これにより、真空二重構造の内容器を有し
たポット本体は加熱台の上に装着することによって、加
熱台側の加熱源から加熱作用を受けて内容液を加熱さ
れ、湯沸かしや保温を行って貯湯しながら使用に供する
ことができるし、加熱台から分離して加熱作用を受けな
くなっても、真空二重構造による断熱性を活かした貯湯
を続けながらある間十分な温度の内容液を使用に供する
ことができるので、電源コンセントのない所での給湯な
どに軽量かつかさ低く用いることができ便利である。ま
た、上記ポット本体を単独使用するのに、冷水を入れた
り、内容液に氷を入れて保冷するような用途にも真空二
重構造による断熱性を活かして用いることができ、しか
も、保冷などの際にはポット本体のまわりに結露が生じ
るが、加熱台との分離により加熱源がヒータなどであっ
てもこれに悪影響しない利点がある。同時に、加熱台も
ポット本体と分離して、あるいはポット本体の単独使用
中に、他の容器類を載せて加熱する偏平な加熱調理器と
して単独使用することができるので便利である。
【0009】加熱源は自身の発熱によって、あるいはポ
ット本体を電磁誘導などで発熱させて加熱作用を行うも
のでもよく本発明の加熱源分離型の真空二重ポットは、
加熱面上の容器に電磁誘導による加熱作用を与える加熱
源を持った加熱台と、この加熱台の上に着脱できるよう
に装着され、かつ前記加熱作用を受けるように磁性体部
分を有した真空二重のポット本体とを備えたことを別の
特徴とし、加熱台は電磁調理器としての使用ができ、ポ
ット本体および加熱台を単独使用する場合の容器は少な
くとも内筒の底部に磁性体を有することが必要である。
【0010】本発明の加熱源分離型の真空二重ポット
は、また、真空二重構造をなす内容器に加熱の設定に応
じて加熱作用を与える加熱源を持った加熱台と、この加
熱台の上に前記加熱作用または冷却作用を受けるよう
に、かつ着脱できるように装着される上記内容器を有し
たポット本体と、上記加熱台に設けられて真空二重容器
をなす内容器に冷却の設定に応じて冷却作用を及ぼす冷
熱の加熱源を備えたことを他の特徴としている。
【0011】これにより、上記各真空二重ポットの場合
に加え、ポット本体内の内容液を加熱して貯湯するのに
加え、強制冷却して保冷することが設定により選択して
行えるのでさらに便利である。この場合の加熱操作する
加熱源と、冷却操作する冷熱の加熱源とは個別のもので
も、加熱部と冷却部が切り換わるような同一物でもよ
い。
【0012】本発明の加熱源分離型の真空二重ポット
は、また、加熱面上の容器に加熱作用または/および冷
却作用を与える加熱源を持った加熱台と、この加熱台の
上に前記加熱作用または/および冷却作用を受けるよう
に、かつ着脱できるように装着される真空二重のポット
本体と、ポット本体に設けられて、内容液を外部に案内
する吐出路およびこの吐出路を通じてポット本体内の内
容液を外部に吐出する吐出ポンプとを備えたことを今1
つの特徴としている。
【0013】これにより、上記の各真空二重ポットの場
合に加え、ポット本体が加熱台との組み合わせで内容液
を加熱または/および冷却をし、また単独で保温または
/および保冷を行って使用に供するのに、ポット本体を
傾けて内容液を注出するようなことなく、定置したまま
吐出ポンプを働かせて内容液を吐出し使用に供せるの
で、容量の大きなポット本体などであっても便利であ
る。吐出ポンプは手動でも電動でもよい。
【0014】特に、吐出ポンプが電動であり、これが一
次電池または加熱台側の一次コイルと対向したポット本
体側の二次コイルからの給電によって駆動されるもので
あると、家庭用電源のないところでも吐出ポンプを駆動
して内容液を自動吐出することができ便利であるし、二
次電池を用いることもできる。
【0015】二次電池が加熱台側の一次コイルと対向し
たポット本体側の二次コイルからの給電によって充電さ
れるものであると、ポット本体を加熱台に装着して組み
合わせ使用している間は、加熱台側からポット本体との
分離を阻害しない非接触な状態で自動的に充電すること
ができ便利である。
【0016】ポット本体が、加熱台の加熱面との対向部
が真空空間を形成しない非真空底部とされていると、加
熱台側からの加熱作用が加熱源の発熱による場合でも、
加熱源からの電磁誘導による場合でも、ポット本体内の
内容液は非真空底部を介して、あるいは非真空底部の発
熱により効率よく加熱される。
【0017】加熱台とポット本体とは制御に必要な信号
を光通信によって行うと、加熱台とポット本体との分離
を阻害しない非接触な信号の授受が簡単に実現する。
【0018】加熱台が、ポット本体を収容するケース体
であると、ポット本体を加熱台に装着して用いるのに、
ポット本体の真空二重構造による断熱性と、ポット本体
とケース形態をなす加熱台との間の空間の空気が外部と
行き来しにくい状態になることによる断熱性とによっ
て、ポット本体内の内容液の熱が外部により逃げにくく
なるので、その分熱効率が向上し省エネルギーが図れ
る。
【0019】本発明のそれ以上の目的および特徴は、以
下の詳細な説明および図面によって明らかになる。本発
明の各特徴は可能な限りにおいて、それ単独で、あるい
は種々な組合せで複合して用いることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
てその幾つかの実施例とともに図1〜図6を参照しなが
ら説明し、本発明の理解に供する。
【0021】本実施の形態は図1、図4、図6の各実施
例で示すように、加熱面1上の容器に加熱作用を与える
加熱源2を持った加熱台3と、この加熱台3の上に前記
加熱作用を受けるように、かつ着脱できるように装着さ
れる真空二重のポット本体4とを備えている。従って、
真空二重のポット本体4は図1や図4に示すように加熱
台3の上に装着することによって、加熱台3側の加熱源
2から加熱作用を受けて内容液を加熱され、湯沸かしや
保温を行って貯湯しながら使用に供することができる。
また、図6に示すようにポット本体4を加熱台3から分
離して加熱作用を受けなくなっても、真空二重構造によ
る断熱性を活かした貯湯を続けながらある間十分な温度
の内容液を使用に供することができ、電源コンセントの
ない所での給湯などに軽量かつかさ低く用いることがで
き便利である。
【0022】また、真空二重のポット本体を単独使用す
るのに、冷水を入れたり、内容液に氷を入れて保冷する
ような用途にも真空二重構造による断熱性を活かして用
いることができる。しかも、保冷などの際にはポット本
体4のまわりに結露が生じるが、加熱台との分離により
加熱源2がヒータなどであってもこれに悪影響しない利
点がある。従って、加熱源2として、マイカなどの絶縁
基板にニクロム線を巻き付けて、マイカなどの絶縁基板
の間に挟み込んだ構造の面ヒータなどを用いても、分離
使用されさえすれば差し支えない。
【0023】これらと同時に、加熱台3もポット本体4
と分離して、あるいはポット本体4の単独使用中に、他
の容器類を載せて加熱する加熱調理器として単独使用す
ることができるので便利である。
【0024】加熱源2は自身の発熱によって、あるいは
ポット本体4を電磁誘導などで発熱させて加熱作用を行
うものでもよく、場合によっては加熱と冷却とを設定に
応じて行えるものでもよい。これを1つの加熱源2で行
えるものとしては例えばペルチェ素子がある。しかし、
加熱源2と冷却源とを併設して切換え使用することもで
きる。
【0025】また、本実施の形態では、図1、図2に示
すように、ポット本体4に設けられて、内容液を外部に
案内する吐出路5およびこの吐出路5を通じてポット本
体4内の内容液を外部に吐出する吐出ポンプ6とを備え
たものとしてある。これにより、ポット本体4が加熱台
3との組み合わせで内容液を加熱または/および冷却を
し、また単独で保温または/および保冷を行って使用に
供するのに、ポット本体4を傾けて内容液を注出するよ
うなことなく、定置したまま吐出ポンプ6を働かせて内
容液を吐出し使用に供せるので、容量の大きなポット本
体4などであっても便利である。吐出ポンプ6は図1に
示すようにモータ7で駆動する電動タイプでも、図4に
示す手動タイプでもよい。
【0026】ここで、図1〜図3に示す1つの実施例に
ついて説明する。加熱台3は合成樹脂製の脚付きの基台
31とこれに上方から被せたカバー32とで偏平に形成
され、ポット本体4の底部の凹部4aと嵌まり合う凸部
3aを有し、この嵌め合いによって装着されたポット本
体4を位置決めでき、不用意な位置ずれや脱落を防止す
る。凸部3aの上端に加熱面1を形成している。加熱面
1は加熱源2としてのワークコイル2aを内側に収容し
たコイルケース8が形成している。コイルケース8は前
記凸部3a内に下方から収容され、上面の加熱面1が凸
部3aの上面の開口3bから上方に臨まされている。コ
イルケース8の中央部にはセンサケース9が収容されて
いる。
【0027】センサケース9は温度センサ11を加熱面
1の中央の開口1aから突出するようにばね12で付勢
して保持しており、加熱台3上にポット本体4などの容
器が装着され、あるいは載せられると、温度センサ11
がばね12に抗して押し下げられる形でそれら容器類と
圧接し、内容液や調理物などの温度を検出できるように
している。加熱台3内にはさらに、電源回路やワークコ
イル2aを駆動などの主な動作を制御する加熱台3側の
制御回路61a、およびこの制御回路61aの発熱素子
を冷却するファン14、およびポット本体4側への給電
用の一次コイル15、ポット本体4側と信号の授受を光
通信により行う光通信器16などが設けられている。
【0028】ポット本体4は真空二重容器21を外装ケ
ース22に収容した構造のものとしてある。しかし、真
空二重容器21の胴部などが外部に露出する外装ケース
なしの構造にしてもよい。真空二重容器21の外鍔21
aを形成し、この外鍔21aをポット本体4の肩部23
の上向きの段部24上に、この段部24に続く立上がり
壁25に対向して配置してある。
【0029】外装ケース22は合成樹脂製で前記凹部4
aを持った底22aと胴22bとが一体に形成されてい
る。しかし、金属製でもよく胴22bが金属製である場
合は、構造や形状が複雑になりがちな底22aは合成樹
脂製にするのが好適である。
【0030】外装ケース22が底22a、胴22bとも
合成樹脂製であっても、成形や全体の組み立てなどとの
関係から必要に応じて分割されてもよい。真空二重容器
21を構成する内外筒124、125はともに熱伝導性
の低い金属で、ワークコイル2aからの電磁誘導で発熱
され加熱作用を受けられるステンレス鋼板製で、電磁誘
導加熱、および断熱性の確保に好適である。しかし、加
熱作用が加熱源2の発熱による場合はステンレス鋼に限
られることはない。また、電磁誘導加熱のためには真空
二重容器21は底部、特に内筒124の底部に磁性体を
持ったものであればよい。その意味で、外筒125は磁
性を有しないアルミニウム合金やその他の金属板、ある
いは合成樹脂などで形成してもよいし、内筒124と外
筒125との接合部の間に断熱材を挟み込んで双方間を
断熱すると、内筒124が発熱することによる熱、およ
びこれによって加熱される内容液の熱が外部に逃げるの
をさらに抑制することができ、熱効率が向上する。
【0031】真空二重容器21の金属製の内外筒12
4、125の間を真空空間29としてあるが、内筒12
4は底124bを持った容器形状をしているが、外筒1
25は筒形状であって下端部の内側への折り曲げ部12
5bなどで内筒124の底124bに外側から当てがい
溶接やろう接などして真空漏れがないように気密に一体
化している。これによってできる真空二重容器21の真
空空間29を形成しない一重底部である内筒124の底
124bが、前記加熱面1に対向して加熱源2からの加
熱作用を受けるようにしている。このために、外装ケー
ス22の底22aには前記底124bが直接加熱面1に
極く近接して対向させるように凹部4aの天井壁22c
を薄く形成している。天井壁22cには温度センサ11
を底124bに当接させる逃げ孔22dが設けられてい
る。もっとも、天井壁22cを設けず底124bが加熱
面1に直接対向し、あるいは接触するようにもできる。
このようにすると、加熱源2が発熱して加熱するもので
ある場合に好適である。
【0032】以上によって、底124bは加熱台3の凸
部3aと、ポット本体4の凹部4aとが嵌まり合った奥
部で発熱し、その熱が下方および側方に逃げるのをよく
防止されて、内容液を効率よく加熱することができる
し、しかも、真空二重容器21の真空空間29による断
熱性、および真空二重容器21と外装ケース22との間
の閉空間28での空気が外部との行き来するのが防止さ
れることによる断熱性によって、ポット本体4内の内容
液の熱が外部に逃げるのをよく防止される。このよう
に、加熱効率がよく保温効率がよいので全体として省エ
ネルギーが大きく図れる。また、真空二重のポット本体
4はこれが単独で取り扱われても、真空二重容器21の
底124bは底22aから凹部4aの奥に位置して、外
装ケース22の載置時の座面になる載置面から大きく後
退しているので、外力を受けにくく変形や損傷すること
が防止される。底124bが露出している場合に特に有
効である。
【0033】真空二重容器21を構成する内外筒12
4、125の外鍔は、外周部どうしが溶接接合されてい
る。この内外筒124、125の外鍔が重なった状態で
の溶接接合を行うために、外筒125は外鍔21aの内
周から真っ直ぐ下に延びるストレートな胴部分を持った
ものとし、内筒124は、外筒125の開口部内周に密
に嵌まり合う口部91を持つとともに、これに続く内側
にやや絞って形成した真空二重容器21の開口34を介
して、口部91に近い径まで拡張した胴部を持ち、外筒
125との間に真空空間29を形成する閉空間を形成す
るようにしている。開口34が小さいほど、真空二重容
器21内から蓋33を通じて上方に向かう熱の逃げを防
止するのに真空空間29の働きが増大する。
【0034】ポット本体4の肩部23は、形状や構造が
複雑なことから合成樹脂製の独立した肩部材としてあ
る。肩部材23は外装ケース22の上端に上方から嵌め
合わせ、肩部材23の内周を形成している立上がり壁2
5の下部にある上向き段部24上に真空二重容器21の
外鍔21aを載置させて支持し、真空二重容器21の底
部と外装ケース22の底22aとの間を図示しない金具
とねじとにより連結して、外装ケース22、肩部材2
3、および真空二重容器21を一体に結合しポット本体
4を構成している。
【0035】ポット本体4の肩部材23が形成するポッ
ト本体4の開口35には蓋33が設けられ、この開口3
5を真空二重容器21の開口34とともに開閉するよう
にしてある。この開閉のために蓋33は肩部材23の後
部に設けられた軸受部36に、ヒンジピン36aによっ
て着脱できるように枢支されている。蓋33の着脱は、
ヒンジピン36aを中心にした回動により開閉する動作
において、蓋33がポット本体4の開口35との嵌まり
合い位置から外れた開き位置でヒンジピン36aを、軸
受部36に対し、その内向きのスリットを通じて嵌め入
れたり引き出したりして行える。
【0036】蓋33は真空二重容器21からの蒸気を外
部に逃がす蒸気通路37が形成され、蓋33の真空二重
容器21内に対面する位置の内側開口37aと、外部に
露出する外面に形成された外側開口37bとの間で通じ
ている。蒸気通路37の途中には、ポット本体4が横転
して内容液が進入してきた場合にそれを一時溜め込み、
あるいは迂回させて、外側開口37bに至るのを遅らせ
る安全経路37cを設けてある。これにより、ポット本
体4が横転して内容液が蒸気通路37を通じて外部に流
出するまでにポット本体4を起こすなどの処置ができる
ようになる。また、蒸気通路37にはポット本体4の横
転時に、蒸気通路37に進入しようとし、あるいは進入
した内容液が先に進むのを阻止するように自重などで働
く転倒時止水弁38が適所に設けられている。図示する
実施例では内側開口37aの直ぐ内側に設けてある。
【0037】蓋33の前部には閉じ位置で肩部材23側
の係止部39に係合して蓋33を閉じ位置にロックする
ロック部材41が設けられ、蓋33が閉じられたときに
係止部39に自動的に係合するようにばね42の付勢に
よってロック位置に常時突出するようにしている。これ
に対応して蓋33にはロック部材41を後退操作して前
記ロックを解除するロック解除部材43が設けられてい
る。ロック解除部材43は軸44によって蓋33に枢支
されたレバータイプのものとされ、後端43aを指など
で引き上げて反時計回りに回動させることでロック部材
41をばね42に抗して後退させてロックを解除し、続
いてロック解除操作で起き上がった後端43aをそのま
ま持ち上げることによりロックを解除された蓋33を持
ち上げこれを開くことができる。
【0038】真空二重容器21の一重の底124bの部
分にはまた内容液をポット本体4外に吐出する吐出路5
が接続され吐出ポンプ6によって内容液を外部に吐出で
きるようにしている。吐出ポンプ6は遠心ポンプであっ
て真空二重容器21の底124bとほぼ同一のレベルに
設けられ、真空二重容器21内から流れ込む内容液を吐
出路5を通じてポット本体4外に臨む吐出口5aに向け
送りだし、吐出口5aから外部に吐出させ使用に供す
る。吐出ポンプ6は真空二重容器21内に空気を送り込
んで内容液を加圧し、吐出路5を通じて押出吐出させる
ようにも設けられる。また、いずれの吐出方式でも手動
ポンプに置き換えることができる。吐出ポンプ6はその
駆動モータ7とともに軸線が縦に向くように真空二重容
器21と外装ケース22との胴部の間に配置し、吐出路
5は真空二重容器21の一重の底124bに基部を接続
されて外部に延び、吐出ポンプ6まで真空二重容器21
の底部と外装ケース22の底22aとの間を側方に引き
出された後、吐出ポンプ6を経て立上がり、肩部材23
が形成する前方へ嘴状に突出した突出部23a内を通じ
て、突出部23aの下部を覆うパイプカバー47の開口
40から吐出口5aが外部へ下向きに開口するようにし
ている。また、外装ケース22の底22aの内側には加
熱台3側の給電用の一次コイル15と対応する二次コイ
ル48が設けられ、一次コイル15からトランス方式の
給電作用を受ける。これら一次コイル15および二次コ
イル48のトランス作用によって加熱台3からポット本
体4側への給電に際し必要な変圧を行うことができる。
外装ケース22の底22aの内側には加熱台3の側の光
通信器16との間で信号を授受する光通信器49が設け
られている。以上の構成によって真空二重容器21の底
部と外装ケース22の底22aとの間は小さなスペース
があればよくなり、ポット本体4の高さ寸法が圧縮さ
れ、加熱台3と合わせて通常の電気ポットの高さ程度に
抑えられる。
【0039】ポット本体4の肩部材23の突出部23a
の上面には操作パネル51が設けられ、これに沸騰/カ
ルキ除去キー85、内容液を吐出する給湯キー86、タ
イマー設定キー87、および保温温度を選択する保温キ
ー88に加え、沸騰表示ランプ83や保温表示ランプ8
4、タイマー表示ランプ90などが配列され、モード設
定などの操作部や、操作に対応する表示、あるいは動作
状態を示す表示を行うようにしてある。操作パネル51
の下には前記操作および表示に対応する信号の授受およ
び動作を行う操作基板53が設けられている。吐出路5
は肩部材23の突出部23aとパイプカバー47との間
に入った部分で逆U字状のユニット5bを構成し、この
ユニット5bに転倒時止水弁54と吐出口5aを設けて
いる。
【0040】また、加熱台3にも操作パネル55が設け
られ、電源のオン、オフを行う電源キー56、加熱台3
を単独使用するときのウォーマ温度設定キー57、煮炊
きするときの煮物キー58などが設けられている。ポッ
ト本体4が載置されているときは電源キー56だけが機
能し、ポット本体4が載置されていないときは電源キー
56、ウォーマ温度設定キー57、および煮物キー58
など全ての操作キーが機能するように制御する。加熱台
3は例えば電源コード59をマグネットプラグ59aで
接続して電源との接続が図られる。
【0041】図3にそのような制御を行う制御回路61
の一例を示してある。制御回路61は加熱台3の側の制
御回路61aとポット本体4側の制御回路61bとが、
前記一次コイル15と二次コイル48、および光通信器
16と光通信器49での非接触に関係付けて構成され、
加熱台3とポット本体4の分離使用を妨げないようにし
ている。加熱台3の側の制御回路61aは家庭用の交流
電源が供給され、これを整流回路62で整流してワーク
コイル2a、このワークコイル2aを駆動制御するマイ
コン制御回路63、ドライブ回路64、およびポット本
体4側への給電用のAC/DCコンバータ65に給電す
る。マイコン制御回路63には光通信器16が送受信回
路66を介して接続され、操作パネル55の各種キーも
接続されている。もっとも、操作パネル55の電源キー
56はマグネットプラグ59aの接続、接続解除で代替
することができる。AC/DCコンバータ65には一次
コイル15が接続されている。
【0042】ポット本体4側の制御回路61bは、二次
コイル48に二次電池69および平滑回路67を介して
吐出ポンプ6の駆動モータ7、操作パネル51、および
スイッチ操作制御回路68が接続されている。スイッチ
操作制御回路68には光通信器49が接続されている。
二次電池69はポット本体4が加熱台3との組み合わせ
使用によって加熱台3から給電されている間に充電さ
れ、ポット本体4が単独使用されるときに二次電池69
から給電して吐出ポンプ6の駆動など必要な動作および
制御ができるようにする。もっとも、二次電池69に代
えて一次電池を用いてもよい。図に示す実施例ではポッ
ト本体4の単独使用時は節電上、吐出ポンプ6の駆動と
それに関連した操作および表示に対応するだけにしてあ
るが、これに限られることはなく、他の動作制御も行え
るようにすることもできる。また、真空二重容器21内
には吐出路5の接続部開口を利用して活性炭を利用した
浄水器110がばね111によって装着され内容液に浸
漬されてそれを浄水するようにしている。これは必要に
応じて用いられる。
【0043】図4、図5に示す実施例は、加熱台3の上
面が加熱面1とともに平坦に形成されて、単独使用に適
した形態にしてある。ポット本体4は真空二重容器21
の胴部および底部が露出した単純構造とされ、肩部材2
3が上端に装着されて必要な上端部構造を構成してい
る。蓋33に手動操作するベローズポンプタイプの吐出
ポンプ6が内蔵され、蓋33の上面に露出する押圧板7
1によって押圧操作することで、ポット本体4内の内容
液を加圧し、吐出路5を通じて吐出口5aへ押出吐出で
きるようにしている。従って、この実施例ではポット本
体4を単独使用して内容液を吐出するのに電源は不要で
ある。蒸気通路37と吐出ポンプ6との機能が損なわれ
ないように、吐出ポンプ6の加圧操作に連動して蒸気通
路37を閉じるとともに吐出ポンプ6からの加圧空気を
真空二重容器21内に送り込めるようにし、吐出ポンプ
6の加圧操作の解除に連動して吐出ポンプ6と真空二重
容器21との連絡を断ち、蒸気通路37が真空二重容器
21に通じるように切り換わる切換え弁機構72が設け
られている。
【0044】真空二重容器21を構成する内筒124は
磁性を有するステンレス鋼などの金属板で形成するのに
対し、外筒125は磁性を有しないアルミニウム合金な
どの金属板、合成樹脂などで形成してあり、内外筒12
4、125の底部も真空空間29を形成しているが、そ
れによる底部間のギャップを小さく設定して、ワークコ
イル2aからの電磁誘導によって内筒124の底部が発
熱されて内容液を有効に加熱できるようにしている。こ
れにより、内筒124が発熱した熱はさらに外部に逃げ
にくくなり、内容液の加熱に有効利用されるので、加熱
効率および熱効率共に向上し省エネルギーを図る上で好
ましい。
【0045】上記のような構成のポット本体4は操作パ
ネルや電気回路、電気機器のない構造の簡単なもので、
機能および外観もシンプルになり安価に供せる。加熱台
3は操作パネル55を有しているが、これには内容液を
沸騰させる沸騰キー81、加熱温度設定キー82、沸騰
表示ランプ83、および保温表示ランプ84が設けら
れ、加熱台3の上に載置したポット本体4内の内容液を
湯沸かしして設定温度で保温することができるようにし
ている。加熱台3を単独使用するときは、沸騰モードや
保温モードを他の用途に用いる。もっとも、他の動作モ
ードを装備するようにもできる。
【0046】図6に示す実施例は、加熱台3を電気ポッ
トの外装タイプに構成し、その底部に加熱および冷却を
切換え行う加熱源2を持ち、真空二重容器21を持った
ポット本体4を収容すると加熱源2に底部が対向し合
い、内容液が設定に応じ加熱か冷却されるようにする。
このような加熱源2としてペルチェ素子2bを採用して
いる。しかし、これに限られることはなく、加熱機構と
冷却機構とを併設して切換え使用するようにもできる。
【0047】加熱台3はどのように構成されてもよいが
図に示す実施例では、台本体91の外周に筒状の金属製
の外装体92が連結され、これの上端に合成樹脂製の肩
部材93が装着されて、上記電気ポットの外装タイプの
形態を有している。台本体91にその主要機能を装備
し、肩部材93の前部に嘴状に突出した突出部93aの
前面に操作パネル55が設けられ、加熱モードを選択す
る加熱キー94と加熱表示ランプ94a、および冷却モ
ードを選択する冷却キー95と冷却表示ランプ95a
が、沸騰/カルキ除去キー85、沸騰表示ランプ83、
保温キー97、保温表示ランプ84とともに設けられて
いる。
【0048】ポット本体4はペルチェ素子2bからの加
熱または冷却を受けるために、図1に示す実施例のよう
に一重底部を有した真空二重容器21を採用し、その上
端に肩部材23を持ち、この肩部材23に図4の実施例
に示すような手動式のベローズポンプタイプの吐出ポン
プを内蔵した蓋33を装着したもので、一重底部に接続
して外部に延びる吐出路5を通じて内容液を外部に吐出
できるようにしてあり、吐出路5の立上がり部が透明な
液量表示部5cを構成し、これを樹脂カバー101の液
量表示窓101aを通じて外観し内容液の液量を視認で
きるようにしている。加熱台3の側では外装体92に前
記液量表示窓101aに対応する液量標示窓102を設
け、液量標示窓102および液量標示窓101aを二重
に通して液量を視認できるようにしている。
【0049】
【発明の効果】本発明の加熱源分離型の真空二重ポット
の1つの特徴によれば、真空二重構造の内容器を有した
ポット本体は加熱台の上に装着することによって、加熱
台側の加熱源から加熱作用を受けて内容液を加熱され、
湯沸かしや保温を行って貯湯しながら使用に供すること
ができるし、加熱台から分離して加熱作用を受けなくな
っても、真空二重構造による断熱性を活かした貯湯を続
けながらある間十分な温度の内容液を使用に供すること
ができるので、電源コンセントのない所での給湯などに
軽量かつかさ低く用いることができ便利である。また、
上記ポット本体を単独使用するのに、冷水を入れたり、
内容液に氷を入れて保冷するような用途にも真空二重構
造による断熱性を活かして用いることができ、しかも、
保冷などの際にはポット本体のまわりに結露が生じる
が、加熱台との分離により加熱源がヒータなどであって
もこれに悪影響しない利点がある。同時に、加熱台もポ
ット本体と分離して、あるいはポット本体の単独使用中
に、他の容器類を載せて加熱する偏平な加熱調理器とし
て単独使用することができるので便利である。
【0050】加熱源は自身の発熱によって、あるいはポ
ット本体を電磁誘導などで発熱させて加熱作用を行うも
のでもよく本発明の加熱源分離型の真空二重ポットは、
加熱面上の容器に電磁誘導による加熱作用を与える加熱
源を持った加熱台と、この加熱台の上に着脱できるよう
に装着され、かつ前記加熱作用を受けるように磁性体部
分を有した真空二重のポット本体とを備えたことを別の
特徴とし、加熱台は電磁調理器としての使用ができ、ポ
ット本体および加熱台を単独使用する場合の容器は磁性
体よりなるものに限られる。
【0051】本発明の加熱源分離型の真空二重ポットの
他の特徴によれば、上記各真空二重ポットの場合に加
え、ポット本体内の内容液を加熱して貯湯するのに加
え、強制冷却して保冷することが設定により選択して行
えるのでさらに便利である。
【0052】本発明の加熱源分離型の真空二重ポットの
今1つの特徴によれば、上記の各真空二重ポットの場合
に加え、ポット本体が加熱台との組み合わせで内容液を
加熱または/および冷却をし、また単独で保温または/
および保冷を行って使用に供するのに、ポット本体を傾
けて内容液を吐出するようなことなく、定置したまま吐
出ポンプを働かせて内容液を吐出し使用に供せるので、
容量の大きなポット本体などであっても便利である。吐
出ポンプは手動でも電動でもよい。
【0053】特に、吐出ポンプが電動であり、これが一
次電池あるいは加熱台側の一次コイルと対向したポット
本体側の二次コイルからの給電によって駆動されると、
電源のないところでも吐出ポンプを駆動して内容液を自
動吐出することができ便利であるし、二次電池は充電に
より繰り返し使用ができる利点がある。一次電池に代え
て二次電池を用いることもできる。
【0054】二次電池が加熱台側の一次コイルと対向し
たポット本体側の二次コイルからの給電によって充電さ
れるものであると、ポット本体を加熱台に装着して組み
合わせ使用している間は、加熱台側からポット本体との
分離を阻害しない非接触な状態で自動的に充電すること
ができ便利である。
【0055】ポット本体が、加熱台の加熱面との対向部
が真空空間を形成しない非真空底部とされていると、加
熱台側からの加熱作用が加熱源の発熱による場合でも、
加熱源からの電磁誘導による場合でも、ポット本体内の
内容液は非真空底部を介して、あるいは非真空底部の発
熱により効率よく加熱される。
【0056】非真空底部は真空二重容器を構成する内外
筒の一方による一重底部であるのが加熱の効率上好適で
ある。
【0057】加熱台とポット本体とは制御に必要な信号
を光通信によって行うと、加熱台とポット本体との分離
を阻害しない非接触な信号の授受が簡単に実現する。
【0058】加熱台が、ポット本体を収容するケース体
であると、ポット本体を加熱台に装着して用いるのに、
ポット本体の真空二重構造による断熱性と、ポット本体
とケース形態をなす加熱台との間の空間の空気が外部と
行き来しにくい状態になることによる断熱性とによっ
て、ポット本体内の内容液の熱が外部により逃げにくく
なるので、その分熱効率が向上し省エネルギーが図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の真空二重ポットとしての
1つの実施例を示す断面図である。
【図2】図1のポットの加熱台とポット本体とを分離し
て見た斜視図である。
【図3】図1のポットの制御回路の電気回路図である。
【図4】本発明の実施の形態の真空二重ポットとしての
別の実施例を示す断面図である。
【図5】図4のポットの斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態の真空二重ポットとしての
今1つの実施例を示す加熱台とポット本体とを分離して
見た斜視図である。
【符号の説明】
1 加熱面 2 加熱源 2a ワークコイル 2b ペルチェ素子 3 加熱台 4 ポット本体 5 吐出路 6 吐出ポンプ 7 モータ 15 一次コイル 16 光通信器 48 二次コイル 49 光通信器 51、55 操作パネル 61 制御回路 61a 加熱台側の制御回路 61b ポット本体側の制御回路 69 二次電池
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B002 AA14 AA16 AA18 BA04 BA31 BA44 BA51 BA55 BA59 BA60 CA12 CA14 CA32 CA34 CA50 4B055 AA34 AA50 BA22 BA23 BA25 BA27 BA38 CA09 CA10 CA68 CA71 CA73 CA75 CA90 CB13 CB18 CC01 CC04 CC10 CC52 CC58 CC61 CC68 CD51 CD58 CD61 CD62 CD72 CD73 DA02 DA08 DB01 DB04 DB14 DB30 EA05 EA07 FA02 FA16 FA17 FC06 GA04 GB32 GB50 GC12 GC38 GD01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空二重構造をなす内容器に加熱作用を
    与える加熱源を持った加熱台と、この加熱台の上に前記
    加熱作用を受けるように、かつ着脱できるように装着さ
    れる上記内容器を有した真空二重のポット本体と、この
    ポット本体を加熱台に載置した状態並びにポット本体を
    加熱台から取り外した状態のいずれの場合にも、内容器
    内の内容液を吐出操作できる吐出操作機構とを備えたこ
    とを特徴とする加熱源分離型の真空二重ポット。
  2. 【請求項2】 加熱面上の容器に電磁誘導による加熱作
    用を与える加熱源を持った加熱台と、この加熱台の上に
    着脱できるように装着され、かつ前記加熱作用を受ける
    ように磁性体部分を有した真空二重のポット本体とを備
    えたことを特徴とする加熱源分離型の真空二重ポット。
  3. 【請求項3】 真空二重構造をなす内容器に加熱の設定
    に応じて加熱作用を与える加熱源を持った加熱台と、こ
    の加熱台の上に前記加熱作用または冷却作用を受けるよ
    うに、かつ着脱できるように装着される上記内容器を有
    したポット本体と、上記加熱台に設けられて真空二重容
    器をなす内容器に冷却の設定に応じて冷却作用を及ぼす
    冷熱の加熱源を備えたことを特徴とする加熱源分離型の
    真空二重ポット。
  4. 【請求項4】 真空二重構造をなす内容器に加熱作用ま
    たは/および冷却作用を与える加熱源を持った加熱台
    と、この加熱台の上に上記加熱作用または/および冷却
    作用を受けるように、かつ着脱できるように装着される
    上記内容器を有したポット本体と、ポット本体に設けら
    れて、内容液を外部に案内する吐出路およびこの吐出路
    を通じてポット本体内の内容液を外部に吐出する吐出ポ
    ンプを有した吐出機構とを備えたことを特徴とする加熱
    源分離型の真空二重ポット。
  5. 【請求項5】 吐出ポンプは電動であり、これが一次電
    池または加熱台側の一次コイルと対向したポット本体側
    の二次コイルからの給電によって駆動される請求項4に
    記載の加熱源分離型の真空二重ポット。
  6. 【請求項6】 ポット本体は二次コイルによって充電さ
    れる二次電池を電源として持っている請求項5に記載の
    加熱源分離型の真空二重ポット。
  7. 【請求項7】 ポット本体は、加熱台の加熱面との対向
    部が真空空間を形成しない非真空底部とされている請求
    項1〜6のいずれか一項に記載の加熱源分離型の真空二
    重ポット。
  8. 【請求項8】 加熱台とポット本体とは制御に必要な信
    号を光通信によって行う請求項1〜7のいずれか一項に
    記載の加熱源分離型の真空二重ポット。
  9. 【請求項9】 加熱台は、ポット本体を収容するケース
    体である請求項1〜8のいずれか一項に記載の加熱源分
    離型の真空二重ポット。
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