JPS608242B2 - 液相反応方法 - Google Patents

液相反応方法

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JPS608242B2
JPS608242B2 JP10513581A JP10513581A JPS608242B2 JP S608242 B2 JPS608242 B2 JP S608242B2 JP 10513581 A JP10513581 A JP 10513581A JP 10513581 A JP10513581 A JP 10513581A JP S608242 B2 JPS608242 B2 JP S608242B2
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liquid phase
phase reaction
tubular reactor
coil
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茂美 白木
才治 中野
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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    • B01J19/18Stationary reactors having moving elements inside
    • B01J19/20Stationary reactors having moving elements inside in the form of helices, e.g. screw reactors
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  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、管型反応器(tめ山ar reactor)
を用いた液相反応方法に関し、とくに、優れた熱コント
ロールが容易に達成できると共に濠れた均一反応性を賦
与できる改善された均一混合流動作用を伴った搬送作用
ならびに効果を達成できる管型反応器による液相反応方
法、とくには比較的高い粘度の液相反応系の管型反応器
を用いた液相反応に適用するのに適した液相反応方法に
関する。
更に詳しくは、本発明は反応区域中に反応容器の長さ方
向に沿って延びた回転搬送部材を有する管型反応器中に
於て、該部材の回転条件下に、反応成分を流通させて該
反応成分の液相反応を行うに際し、{ィ} 該都材が円
筒形らせん状コイル型部材である管型反応器中で、該液
相反応を行い、且つ‘oー 核らせん状コイル型部村の
回転により生ずる送り方向と該液相反応混合物を流す方
向とが互いに逆向さとなるように該液相反応混合物を流
通させて反応を行うことを特徴とする液相反応方法に関
する。
化学反応を行う工業的な装置として、完全混合型の糟型
反応器を用いることが多い。
ところが、槽型反応器を用いて工業的に有利な連続反応
を行うと、供給原料反応成分に滞留時間分布が生じる。
このため、たとえばチーグラー型触媒を用いるオレフィ
ン重合のような触媒使用の反応では、有効に触媒が使用
されなかったり、均一な反応が行われ難くて得られる生
成物が不均一になったりするトラブルがある。このよう
な欠点を解消するためにピストンフロー型反応が可能な
管型反応器を使用する方法が知られている。
しかしながら、反応熱、コントロール、たとえば発熱反
応に際してはその除去の面から工業的規模における管型
反応器の採用には種々の解決すべき問題点があり、広く
実用化されるには至っていない。更に、管型反応区域に
おける均一反応性を達成するための均一混合流動作用効
果を得るためにも、装置が操作上に解決すべき多くのト
ラブルがある。
従釆、管型反応器中に該反応区域の長さの方向に沿って
延びた回転搬送部材を有する管型反応器を利用した気相
重合方法について特公昭33−8989号(対応U.S
.P.No.3254070)が知られている。
この提案においては、該回転搬送部村として、スクリュ
ー・コンペアー型部材を有するェクストルダータィプの
重合槽が「その第4図に例示されている。この提案に開
示されたェクストルダー・タイプの重合槽は、その反応
区域長さ/該反応区域断面蓬の比は可成り小さく、約7
程度にすぎない。
更に、この提案においては、そのスクリュー−コンペア
ー型部材のスクリュー。ブレードによる搬送作用による
反応混合物系の搬送効果は期待できるが、満足すべき均
一混合流動作用を伴った搬送作用ならびに効果は期待で
きない。又、気相反応混合物流の熱コントロール及び操
作上の観点からも工業的規模での実施は困難である。又
更に、反応混合物流の熱コントロールや均一混合流動作
用の確保が実際上達成し得ないのに加えて、均一な滞留
時間の確保が困難であるトラブルがあり、更にスクリュ
ーシャフト部分に気相重合塊状生成物が形成され易く、
装置及び操作のいずれの面からも不都合である。本発明
者らは、先に気相反応や液相反応に工業的に採用しうる
改善された管型反応器による反応方法につき、侍腰昭5
5−74377号において提案した。
この提案は円筒形らせん状コイル型搬送部材を反応区域
内部に備えた管型反応器を使用する技術を包含するもの
であった。この提案においては搬送装置を内部に有する
管型重合器中で、単量体を流通させて重合を行うことか
らなり、該管型重合器はその管長/管蓬比が約20以上
で、該搬送装置はらせん状搬送装置であり、且つ該らせ
ん状搬送装置のらせん部の外周速度が約0.3m/se
c以上となる回転速度条件下に該重合を行うことを特徴
とする重合方法が提案されている。本発明者らは、上記
先願提案における円筒形らせん状コイル型部材を有する
管型反応器による反応方式に関して、更に研究を進めた
その結果、反応区域中に、反応容器の長さ方向に沿って
延びた回転搬送部村を有する管型反応器中に於て、該部
材の回転条件下に反応成分を流速ごせて該反応成分の液
相反応(溶液状反応及びスラリー状反応を包含し、気相
反応を除外した呼称である)を行うに際して、該部材が
円筒形らせん状コイル型部材である管型反応器中で該液
相反応を行い、且つ上記本発明者等の先厭発明において
言及されていない条件、すなわち譲らせん状コイル型部
材の回転により生ずる送り方向と該液相反応混合物を流
す方向とが互いに逆向きとなるように、好ましくは該部
材の回転方向が駆動側からみて順方向(右巻きコイルの
場合は右方向、左巻きコイルの場合は左方同)であって
、その送り方向と該液相反応混合物を流す方向とが互い
に逆向さとなるように該液相反応混合物を流通させて反
応を行うことによって、一層改善された諸効果が達成で
きることを発見した。
本発明者等の研究によれば、上記本発明要件{ィー及び
【o)を充足する条件下に管型反応器中で液相反応を行
うことによって、該液相反応の優れた熱コントロールが
容易に達成できると共に、該コイル型回転搬送部材の回
転所要動力を過大にする必要なしに且つ該コイル型部材
の不当な変形や損傷の発生を防止しながら、優れた均一
反応性及び均一滞留時間を賦与できる顕著に改善された
ね一混合流動作用を伴った澄梓混合搬送作用ならびに効
果を達成して極めて円滑な液相反応を行い得ることを発
見した。
従って、本発明の目的は管型反応器を用いた優れた改善
諸効果を達成できる液相反応方法を提供するにある。
本発明の上記目的及び更に多くの他の目的ならびに利点
は「以下の記載から一層明らかとなるであろう。
本発明によれば、反応区域中に反応容器の長さ方向に沿
って延びた回転搬送部村を有する管型反応器中に於て、
該部村の回転条件下に反応成分を流通させて該反応成分
の液相反応を行うに際し、前記要件‘ィ}及び{。
}を満足するように該液相反応を行う。以下「添付図面
を用いて本発明液相反応方法について更に詳しく説明す
る。
添付第1図は、本発明方法の実施に用いるのに適した液
相管型反応器の一例を示す正面図である。第1図に於て
は、管型反応器の一部を切欠し、且つ一部を管型反応器
の管体軸線に沿う横断面図で示してある。第1図の例に
示したように反応成分供給口8及び反応生成物流取出口
6を有する管型反応器4の反応区域(反応器4の内壁で
区切られた反応成分供給口8から反応生成物流取出口6
に至る距離(L)間の空間の呼称である)中に、反応器
4の内壁面から或るクリアランスをおいて、且つ該反応
容器4の長さ方向に沿って延びた円筒形らせん状コイル
部材3が設けられている。
第1図に於て談部材3は正面図で示してある。該円筒形
らせん状コイル部材3の少なくとも一方の端部は回転シ
ャフト22の末端部に固定されたヘッド20に取り付け
られており、適当な駆動手段(図示していない)によっ
て該回転シャフト22を、例えば図中矢印で示した方向
に回転させることによって、該部材3を同方向に回転さ
せることができる。第1図の例に於ては回転シャフト2
2と回転ヘッド20とはカップリング21を介して連結
され部村23を介して駆動される例で示されており、又
反応器4からの内容物の漏洩を防止するためのシール部
12が設けられている。円筒形らせん状コイル部材3の
ヘッド20への取り付け、ヘッド20と回転シャフト2
2との接続、シール部の構造などは当業者の容易に設計
変更可能なことであって、そのような変更態様を適宜採
用してよい。又、第1図の例に於て所望により回転ヘッ
ド20と反応器4内壁との間隙に反応生成物がはいり込
むのを防止するために、カップリング21が設けられて
いる側の反応器4内に開□する洗浄用流体流入口を付設
して流体をフラツシングすることもできる。第1図の例
においては、反応器4の外周面に熱コントロール用のジ
ャケット、冷却(発熱反応の場合)もしくは加熱(吸熱
反応の場合)用の媒体のための冷却もしくは加熱用ジャ
ケットーが付設された例が示されている。
該冷却もしくは加熱用媒体入口14及び出口15を介し
てジャケット1内に冷媒もしくは熱煤を流通させて反応
温度コントロールを行うことができる。更に、第1図の
例に於ては、オレフイン類の重合もしくは共重合の場合
を例にした触媒10及び分子量調節剤供給口9が供給口
8に近接して設けられた例が示されているが、このよう
な追加の供給口は液相反応の種類に応じて適宜に付設す
ることができる。又、上記の例において反応成分オレフ
ィン供給口8に上記触媒及び分子量調節剤の一方もしく
は両方の役目を兼用させることもできる。添付第2図に
は、第1図に示したタイプの円筒形らせん状コイル部材
3の一例についての部分的拡大断面図が示されている(
回転ヘッド20及び部村3は正面図で示されてある)。
第2図中、aはらせん状コイル部材3を形成しているコ
イル・ワイヤ一の断面積、点線cで示した円筒は該コイ
ルにより形成される円筒形状を示し、rcは該コイルの
円筒外径を示す。
又、図中rtは反応器4の内径、すなわち管型反応器の
反応区域断面径を示す。従って、該反応区域断面積とは
、直径rtを有する円形断面積を指す。又第2図中、r
aはコイル部材3で形成される円筒cの内径である。本
発明方法の実施に際して、第2図によく示されている円
筒形らせん状コイル型部材3のコイル円筒外径(rc)
/反応区域断面径(rt)の比が、好ましくは約0.7
〜0.9ふ より好ましくは約0.75〜約0.9であ
る管型反応器中で液相反応を行うのがよい。
この比を充足する円筒形らせん状コイル型部材の使用に
よって、優れた均一反応性及び均一滞留時間の賦与に寄
与すると共に、反応容器内壁円周方向の充分な流れの発
生が確保され、総括伝熱係数を大きくすることができ単
位反応区域容積当りの反応量を大きくすることができる
。更に又、円筒形らせん状コイル型部材の不当な変形や
損傷の発生が好都合に回避でき、部材3の回転の所要動
力を過大にする必要ないこ、顕著に改善された均一混合
流動作用を伴った搬送作用ならびに効果が達成され、極
めて円滑な液相反応を行うことが可能となると共に、液
相反応の温度コントロールを容易、且つ効果的に行うこ
とができる。上記(rc)/(rt)の比が過少となる
と上記単位容積当りの反応量の増大が困難となったり、
製品品質の低下を招いたりする。
また過大となると反応容器の器墜の境膜伝熱係数は良く
なるものの容器内側の鷹拝が不充分となるので全体の総
括伝熱係数が悪化し、均一混合流動作用が悪化し、更に
所要動力の増大やコイル型部材の変形や損傷などのトラ
ブルを生じやすくなるので、本発明方法においては、上
記(rc)/(rt)の比を満足するように行うのが好
ましい。本発明方法に於て、管型反応器の前記反応区域
の長さ(L)/反応区域断面径(rt)の比は、好まし
くは約20以上、より好ましくは約40以上である。
この比が約2氏未満過小にすぎると液相反応系流の適切
な、且つ延長された均一な滞留時間の確保に悪影響を生
じやすく、又液相反応系の熱コントロールも不充分とな
って、単位時間当りの反応生成物収量を増大する利点も
悪化したり、製品品質も悪化するので、上記例示の(L
)/(rt)の比を採用するのがよい。該(L)/(r
t)の比の上限には、特別な制約はないが、約500の
華度以下で充分である。本発明方法の実施に際しては、
複数ケの単位反応容器を連結して液相反応を行うことが
でき、この際にも各単位反応容器が上記(L)/(rt
)の比を満足するのがよい。又、本発明方法の実施に際
し、円筒形らせん状コイル型部材が反応区域中に占める
占有スペース容量は、コイルの強度、回転安定性などの
観点から許容されるかぎり、なるべく小であることが有
利である。該円筒形らせん状コイル型部材を形成してい
るワイヤ−断面積(a)/該反応区域断面積の比が約1
/16以下、より好ましくは約1′25以下であるのが
よい。その下限には上記観点からみて自ら制約があるが
、例えば約1/1000程度であり、更に好ましい該比
としては約1/50〜約1/1000の範囲を例示する
ことができる。更に、反応区域断面直径(rt)は適宜
に選択できるが、例えば約15〜約30仇hn程度が好
ましく、より好ましくは約20〜約20仇hn程度であ
る。
該直径(rt)の下限は、工業的有用性からみて自ら制
約があり、又上限は反応容器の管壁からの熱コントロー
ルの容易さからみて適宜に選択できるが、上記例示の如
き範囲で(rt)を選択するのがよい。円筒形らせん状
コイル型部材3の材質は適宜に選択でき、例えば、カー
ボンスチール、ステンレススチール、Ni、Cr、Co
、Tiなどを主成分として含有する合金類、その他の金
属材料を例示することができる。
又、本発明に於て円筒形らせん状コイル型部村3のピッ
チ(第2図中、p)は適宜に選択でき、部分的にピッチ
を変更することも可能であるが、等ピッチであるのが好
ましい。
該ピッチとしてはコイル円筒外径(rc)の約0.3〜
約2.5倍程度を例示でき、より好ましくは約0.4〜
約2.M音程度である。第1図及び第2図に示した例に
於て、回転ヘッド20と回転シャフト22との連結は任
意の手段で行うことができ、例えばネジ結合、フランジ
結合、スブラィン結合などの連結手段を例示することが
できる。
又第1図に於て回転ヘッド2川こ連結されたコイル型部
材3の池端(図示していない)は、自由端とするのが普
通であるが、望むならばそれ自体公知の手段によって、
該部材3の回転を阻害しない受け部材中に終わらせるこ
ともでき、このような手段としては、例えば該部材3に
テンション・ストレスを与えるスラストベアリングの如
き手段を例示できる。本発明方法の実施に際して、円筒
形らせん状コイル型部材3の円筒(C)(第2図参照)
の回転周遼度は、適宜に変更できるが、約0.1の/s
ec以上、好ましくは約0.3m/sec以上、たとえ
ば約0.3〜約7m/sec、より好ましくは約0.7
〜約4m/sec程度に選択するのがよい。
又、該コイル型部材3の回転数も適宜にコントロールで
きるが、例えば約6.0〜約200仇pm程度の回転数
の採用を例示することができる。本発明液相反応方法に
よれば、上述の如く反応区域中に反応容器の長さ方向に
沿って延びた円筒形らせん状コイル型部材を有する管型
反応器中で該液相反応を行い、且つ該らせん状コイル型
部材の回転により生ずる送り方向と該液相反応混合物を
流す方向とが互いに逆向さとなるようにまた該液相反応
混合物を流通させて反応を行う。この際、譲らせん状コ
イル型部材3のらせんの巻き方向及び該部材3の回転方
向を適宜に選択することによって、該部材3の回転によ
り生ずる搬送方向を該部材3を回転ヘッド20に取り付
いた側から該部材3の池端側へむかう方向にすることが
できるし、或は又該送り方向を該他端側から該回転ヘッ
ド20‘こ取り付けた側へむかう方向とすることもでき
、所望により、いずれの態様の送り方向を採用すること
もできる。本発明方法に於ては、譲らせん状コイル型部
材の回転により生ずる送り方向と液相反応混合物流を流
す方向とが互いに逆向さとなるように、該コイル型部材
の回転方向及び/又は液相反応混合物流を流す方向を設
定する。
このようにすることによって、すなわちコイル型部材3
の送り方向を上記の他端側から回転ヘッド20への取り
付け側にむかうようにすると、該コイル型部材3に引張
り応力が作用することになり、その結果、該部材3の作
動を安定にし、且つ該部材3を駆動するための動力も低
減できる利益がある。このことは、液相反応混合物流が
比較的高粘度の液体である場合により顕著である。又、
このようにすることによって反応区域における健梓混合
効果がより良好となり、更に管型反応器の器壁を介して
の伝熱効果もより良好となる利益がある。上記コイル型
部材3の送り方向とは、該部材3を水平に設置した場に
固体を置いて該部材3を回転させた際、該固体が搬送さ
れていく方向を指す。
例えば上記部材3の駆動都側からみて、該部材3の他端
部が順回転(右巻きコイルの場合は右方向、左巻きコイ
ルの場合は左方向)している場合にはその送り方向は、
上記コイル池端側から上記駆動部側へ向う方向となる。
本発明方法の実施に際して、液相反応混合物流の平均流
速は適宜に選択できるが、例えば約0.005〜約0.
8の/sec、より好ましくは約0.007〜約0.5
m/secの平均流速の流速条件を採用するのが好まし
い。
本発明方法の実施に際して、管型反応器は単位反応器の
単独使用でもよいし、複数ケの単位反応器を適当に連結
して使用することもできる。
連結方式も適宜に選択でき、直列連結方法、並列連結方
式、循環回路形式連結方式、これらの方式の適宜な組合
せ連結方式などを例示することができる。例えば液相反
応の実施に際して、管型反応器の一端から他端へ反応成
分を流通させながら行う方法のみならず、原料反応成分
を1個所又は2個所以上から供給する方法、反応生成物
を1個所又は2個所以上から取り出す方法、下流側の反
応生成物の一部を上流側に循環させる方法(例えば、前
記特磯昭55−74377号に図示されるようなタイプ
)、あるいはこれらの組み合わせの方法などを採用する
ことができる。添付第3図には、2ケの単位管型反応器
を直列に連結した態様の一例が示されている。
この例においては、単位管型反応器は夫々が反応区域下
流側に向って下方にゆるやかに傾斜した状態で連結され
た例で示されている。
又、この例はオレフィンの液相重合に適した例で示され
ている。第3図に於て、管型反応器4a,4bの内部に
は、夫々モ…ター2a,2bで駆動される円筒形らせん
状コイル型部材3a,3bが設けられている。
該反応器の外部には、該コイル型部材3a,3bを所定
の回転数で回転させるための減速機11a,11bと該
反応器内部からの液体の漏洩を防止するための軸封装置
12a,12bが設けられている。この例においては、
反応器4a,4bの外面には重合熱を除去するための熱
コントロール用に冷却用ジャケットla,lbが設けら
れている。反応器4aの下流側に反応器4bの上流側が
あり、冷却ジャケット5を備えた通路6を介して液相反
応混合物の流通可能に連結されている。反応器4bの他
端に連結して生成重合体を系外に排出するための排出ド
ラム7が設けられている。又、反応器4aには単量体、
溶媒、触媒、分子量調節剤などを供給するための適当数
の供給ライン8,9,10が設けられている。連続重合
反応の定常状態において、各冷却ジャケットには袷煤た
とえば冷却用水が流されており反応器壁を介して重合熱
を除去する。
又、高温で反応を行わせる場合には冷煤として飽和水を
用いることもできる。第3図の例においては、円筒形ら
せん状コイル型部材のらせんの巻き方向として右巻きの
ものを用い、該部材の回転方向は駆動側から見て右回転
とした。単量体、溶媒、触媒などはライン8,9,10
から供給され、単量体は管型反応器中を下流側に進むに
従って消費され、重合体が形成されていく。排出弁13
をその上流側の圧力が一定になるように調節して、重合
体を連続的に又は間欠的に排出ドラム7に排出すること
ができる。図中14は冷煤供給ライン、15はその排出
ラインである。本発明の方法に於て液相反応とは反応系
内に液相が存在するような反応を意味し、溶液状の反応
のみならず、固液の共存する懸濁反応、あるいは気相も
存在する気液接触反応なども包含している。
とくに本発明は反応速度が早く、反応熱を急遠に除去す
る必要がある反応系、あるいは粘度の高い反応系、例え
ば反応系の粘度が約3比ps以上のような系に適用する
と効果的である。しかしながらこれより低粘度の反応系
にも適用しうる。その代表的な反応として、種々の単量
体の重合もしくは共重合の反応を挙げることができる。
例えばオレフィン類やビニル単量体などの重合もしくは
共重合(以下単に重合ということがある)などに適用す
ることができる。これらの代表的な例としてオレフィン
類の重合について以下に更に詳細に述べる。オレフィン
重合の一例として、オレフィンの単独重合、オレフィン
同志の共重合、オレフィンと他の単量体の共重合などを
挙げることがきる。
重合に用いることのできるオレフインとしては、エチレ
ン「プロピレン、1−プテン、1ーベンテン、1ーヘキ
セン、1ーオクチン、1ーデセン「4ーメチルー1ーベ
ンテソ、3ーメチル−1ーベンテン、スチレン、Q−メ
チルスチレン、ブタジエン、イソプレン「1,4ーヘキ
サジエン、ジシクロベンタジエン、5−エチリデンー2
ーノルボルネンなどを例示することができる。これらの
オレフィンの重合に用いることのできる触媒として、遷
移金属化合物触媒成分と有機金属化合物触媒成分を必須
とする触媒を例示することができる。
遷移金属化合物触媒成分は、チタン、バナジウム、クロ
ム、ジルコニウムなどの遷移金属の化合物であって、使
用条件下に液状のものであっても固体状のものであって
もよい。
これらは単一化合物である必要はなく、他の化合物に担
持されていたりあるいは混合されていてもよい。さらに
他の化合物との錯化合物や複化合物であってもよい。好
適な上記成分は遷移金属1ミリモル当り5,000タ以
上、とくに8,000タ以上のオレフイン重合体を製造
することができる高活性成分であって、その代表的なも
のとしてマグネシウム化合物によって高活性化されたチ
タン触媒成分を例示することができる。とくに、最初の
20分に遷移金属1ミリモル当り5,000タ以上、と
くに8,000タ以上の重合体を製造する遷移金属触媒
成分を用いるオレフィン重合に本発明を適用することが
好ましい。例えばチタン、マグネシウム及びハロゲンを
必須成分とする固体状のチタン触媒成分であって、非晶
化されたハロゲン化マグネシウムを含有し、その比表面
積は、好ましくは40で/タ以上、とくに好ましくは8
0ないし800め/夕の成分を例示することができる。
そして電子供与体、例えば有機酸ヱステル、酸ハラィド
、酸無水物、ケトン、酸アミド、第三アミン、無機酸ェ
ステル、リン酸ェステル、亜リン酸ェステル、エーテル
などを含有していてもよい。この触媒成分は、例えば、
チタンを0.5ないし1の重量%、とくにないし8重量
%含有し、チタン/マグネシウム(原子比)が1′2な
し、し1/100「とくに1′3なし、し1/50、ハ
ロゲン/チタン(原子比)が4なし、100、とくに6
なし、し8い電子供与体/チタン(モル比)が0なし、
し10、とくに0なし、し6の範囲にあるものが好まし
い。これらの触媒成分についてはすでに数多く提案され
ており、広く知られている。有機金属触媒成分は、周期
律表第1族ないし第3族の金属と炭素の結合を有する有
機金属化合物であって、その具体例としては「アルカリ
金属の有機化合物、アルカリ士類金属の有機金属化合物
、有機アルミニウム化合物などであり、アルキルリチウ
ム、アリールナトリウム、アルキルマグネシウム、アリ
ールマグネシウム、アルキルマグネシウムハライド、ア
リールマグネシウムハライド「アルキルマグネシウムヒ
ドリド、トリアルキルアルミニウム、アルキルアルミニ
ウムハライド、アルキルアルミニウムヒドリド、アルキ
ルアルミニウムアルコキシド、アルキルリチウムアルミ
ニウム、これらの混合物などである。前記2成分に加え
、立体規則性、分子量、分子量分布などを調節する目的
で、電子供与体触媒成分、例えば有機酸ヱステル、無機
酸ェステル、カルボン酸ハラィド、カルボン酸アミド、
第三アミン、酸無水物、エーテル、ケトン、アルデヒド
などを使用してもよい。
この成分は重合に際し、予め有機金属化合物触媒成分と
鰭化合物(又は付加化合物)を形成させてから使用して
もよく、またトリハロゲン化アルミニウムのようなルイ
ス酸の如き他の化合物と錆化合物(又は付加化合物)を
形成した形で使用してもよい。オレフィン重合を液相中
で行うために、反応溶媒を用いる。
このような目的に用いられる反応溶媒としては、オレフ
ィン自身を溶媒としてもよいし、プロパン、ブタン、ベ
ンタン、ヘキサン、へブタン、オクタン、デカン、灯油
のような脂肪族炭化水素、シクロベンタン、メチルシク
ロベンタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサンの
ような脂環族炭化水素、ベンゼン、トルェン、キシレン
のような芳香族炭化水素、エチルクロリド、エチレンク
ロリド、クロルベンゼンのようなハロゲン化炭化水素、
あるいはこれらの混合物などを例示することができる。
オレフィンの重合において、遷移金属化合物触媒成分の
使用量は、例えば液相1夕当り遷移金属換算で約0.0
001なし、し約1ミリモル/夕、有機金属化合物触媒
成分を該金属/遷移金属(原子比)が約1なし、し約2
,000程度となるように調節し、約10ないし約30
0こC、とくに約100なし、し約260℃の温度で大
気圧ないし約100k9/均G、とくに約2なし・し約
70k9/塊Gの条件下で重合を行うのがよい。
この際、重合体濃度は、例えば約30ないし約400k
9/舵、好ましくは約50ないし約350k9/あの如
き範囲とすることができる。本発明は上記の如きオレフ
ィン重合に限らず、広い液相反応に適用しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施に通した管型反応器の一例を示
す正面図、第2図は円筒形らせん状コイル部材の一例の
部分拡大図、第3図は2ケの単位管型反応器を直列に連
結した態様の一例を示す図面である。 第1図 第2図 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 反応区域中に反応容器の長さ方向に沿って延びた回
    転搬送部材を有する管型反応器中に於て、該部材の回転
    条件下に、反応成分を流通させて該反応成分の液相反応
    を行うに際し、(イ) 該部材が、円筒形らせん状コイ
    ル型部材である管型反応器中で、該液相反応を行い、且
    つ(ロ) 該らせん状コイル型部材の回転により生ずる
    送り方向と該液相反応混合物を流す方向とが互いに逆向
    きとなるように該液相反応混合物を流通させて反応を行
    うことを特徴とする液相反応方法。 2 該らせん状コイル型部材の回転方向が駆動側からみ
    て順方向(右巻きコイルの場合は右方向、左巻きコイル
    の場合は左方向)である特許請求の範囲第1項記載の方
    法。
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