JPS6082309A - 型締装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 この発明は、射出成形機もしくはダイカスト機の型締装
置に関するものである。

〔従来技術とその問題点〕

一般に、射出成形機等の型締装置においてｅよ、射出時
金型内の圧力により型が開かれようとするのを抑えるた
め、型締中は大きな型締力が要求され、一方成形品の固
化後はその取出しに必要なストロークだけ速やかに型を
開き、凰を開く動作には成形品の取出しに充分なストロ
ークの確保と生産性向上の点から型開閉速度の高速化が
要求される。

しかるに、近時射出成形機等はその需要が大形化の傾向
を示し、このため油圧式型締装置においては１機械重量
の軽減および据付面積の減少と共に大きな能力全有し、
しかも油圧駆動源の小形化とその作動のｔ”＋　ｉｌＡ
化とを図シ、製造コストおよび運転コストの低減を図る
ため、金型の移動と型締めとを単一のシリンダで行わず
、ブースト７リンダにより移動グイプレートを移動して
金型の開閉を行い、別に設けた型締シリンダ（油圧シリ
ンダ）により移動ダイグレートを固定ダイプレートに強
圧して型締めを行う方式が実施されている。

第１図は、従来の射出成形機の典型的な構成例を示す縦
断面図である。すなわち、第１図において、参照符号１
０は支持フレームを示し、この支持フレーム１０の一端
には固定金型１２を取付けた固定ダイグレート１４が固
定されている。また、支持フレーム１０の他端には前記
固定ダイプレート１４と対向して移動金型１６を取付け
た移動ダイプレート１８が摺動可能に載置される。固定
ダイグレート１４には、複数の油圧シリンダ２０を設け
て、こｔＬら油圧シリンダ２０の内部ピストン２２の一
側面よりそれぞれタイバー２４を移動ダイグレート側に
延設する。これらのタイバー２４は、対向する移動ダイ
プレート１８の挿通孔３６を貫通してその先端部が支持
板２６に接続固定されている。なお、固定ダイグレート
１４の一側部には、ブーストシリンダ２８を固定し、こ
のブーストシリンダ２Ｂの内部ピストン６０と接続され
るロッド３′２の先端部を移動ダイプレート１８の一側
部に適宜固定する。また、タイバー２４の一部には、そ
れぞれねじ部６４全形成し、一方このタイバー２４を挿
通ずる挿通孔６６を設けた移動ダイグレート１８の移動
金型１６を取付けた面とは反対側面に、前記タイバー２
４のねじ部６４と噛合するハーフナツト６８を前記挿通
孔３６の軸心に対し略直角方向に移動自在に設ける。こ
のように、ハーフナツト３８を設けた移動ダイズレート
１８の中央部には、支持板２６を貫通する軸４０を突設
し、この軸４０の先端部には、前記支持板２６に対する
ストップリング４２を位置調整可能に設ける。すなわち
、前記軸４０の先端部には、ストップリング４２の位置
変更を行うための複数の円周溝４４が適宜設けられてい
る。

このように構成された従来の型締装置は、まず型閉じに
際してブーストシリンダ２８の一方の油室４６に圧油を
供給することによシ移動ダイプレート１８を固定ダイグ
レート１４側へ移動させる。このようにして、固定金型
１２と移動像型１６との型閉じが完了する直前において
。

移動ダイプレート１８に突設した４４１１４０に位置決
めされたストップリング４２が支持板２６に係合する。

この時、移動ダイプレート１８に設けたハーフナツト６
８を前記挿通孔６６の軸心に対し略直角方向に移動させ
てこれをタイツ（−２４の一部に形成したねじ部６４に
噛合させる。

従って、この場合、タイバー２４は、前記）１−ノナッ
ト６８により移動ダイグレート１８と一体的に結合され
る。次いで、固定ダイプレート１４に設けた油圧シリン
ダ２０の一方の油室４８に圧油を供給し、タイバー２４
を直接固定ダイグレート側に移動さぜることにより、移
動ダイグレート１８ｔ−固定ダイプレート１４１１１１
１へ移動させて固定金型１２と移動金型１６との型締め
′ｆｉ：達成することができる。

しかし、今日の射出成形機等にあっては、益々犬型化の
傾向にありかつ多品種少量生産の髪束が多く、このため
軽量化、小型化と共に金型交換作業の容易化とコスト低
減の面からさらに操作性の優れた型締装置が要望される
に至っている。すなわち、前述した従来装置における金
型交換作業は、天井走行うレーン等で金型を吊るしてこ
れを成形機の上方まで吊り上げた後、タイバーの間に吊
り下げて成形機に取付けるのが一般的である。このため
、特に大型の成形機を設置する建屋は高い天井を必要と
し、設備費が嵩む難点がある。また、金型の寸法が平行
するタイバーの間隔よｐ大きい時には、金型を９０　旋
回させた状態で上方より挿入し、挿入完了後再度９０　
旋回させて取付けているが、この場合、作業面で多くの
工数を要するばかシでなく、作業上多くの危険を伴う難
点がある。

そして、このような問題点を克服するため、タイバー引
抜装置を設けてタイバーの引抜きと共に金型の交換作業
の容易化を実現することも提案されているが、この種の
装置は極めて高価となるため、標準装備の機構でタイバ
ーの引抜きを簡便に達成し得る装置が要望されている。

また、従来装置では、タイバー２４．支持板２６および
これと係合するストップリング４２を備えた輔４０から
なる型厚調整機構が、装置本体よシ突出しているため装
置の据付面積を多く必要としておシ、また大型機になる
にしたがって金型を吊シ上げるだめのクレーンを高くす
る必要があり、工場の建屋を充分高くしなければならず
、式らに一層の設置面積の縮少化や現イ１−屋内での大
型機の設置μ工能性等が要求されている。

さらに、従来装置は、金型の変換に伴い、金型の厚さが
変わる毎に型厚調整をしなければならず、このため自動
型厚調整装置を組込んだものも実施化されているが、製
造コストが増大するため、低コストで型厚調整を円滑に
達成しイＵる装置が要求されている。しかも、装置全体
の自動化への適用性を高めて性能の向上を図ると共に装
置の総重量を低減して小形化葡実現し、ＶＣ置の製造コ
スト卦よび運転コストをより一層低減しイ０ることが要
求されている。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、タイバーと移動ダイグレートとの保合
並びに結合固定を行う手段を移動ダイグレートに設けた
タイバー挿通孔の開口部周辺に設けることにより、移動
ダイグレートのタイバー挿通孔に対しタイバーを離間し
得るよう構成することができ、タイバーの実質的な寸法
低減がｉｆＪ能となって設置面積の縮少化を達成し、さ
らに金型交換作業の容易化と共に金型交換時の型厚調整
も簡易かつ迅速に達成することができ、製造コスト並び
に運転コストの低減を容易に実現できる型締装置を提供
するにある。

〔発明の構成Ｊ 本発明に係る型締装置は、固定金型を保持する固定ダイ
プレートと、移動金型を保持する移動ダイズレートと、
前記移動ダイプレートを固定ダイグレートに対し進退動
作させる手段と、前記移動ダイズレートが固定ダイグレ
ートに接近し固定金型と移動金型が型閉じされる直前に
移動ダイグレートと結合固定されて型締めを行うタイバ
ーとからなシ、移動ダイプレートに設けられたタイバー
挿通孔に対するタイバーの挿通位置関係において移動ダ
イグレートとタイバーを係止させる手段を設けたことを
特徴とする。

すなわち、本発明においては、型締めに際し移動ダイグ
レートとタイバーとの保合および結合固定を行う手段と
して、移動ダイプレートに設けたタイバー挿通孔に対し
離ｉｂ’ｌ　Ｌ得るようタイバーを構成配置したことに
より、タイバーの設計を小形化することができると共に
従来において大幅に設置面積を占有していた機構の省略
が可能とな勺、軽量でしかも金型交換作業並びに型厚調
整゛も迅速に対応することができる高性能かつ信頼性の
高い成形機を提供することができる。

従って１本発明に係る型締装置においては、移動ダイズ
レートとタイバーの係止手段としてタイバーの一部に移
動ダイプレートの金型取付面側と係止するようストップ
リングを設ければ好適である。この場合、ストップリン
グは、タイバーに対し位置調整自在に設ければ、型厚調
整を行うのに好適である。

また、移動ダイプレートとタイバーの係止手段として、
移動ダイプレートの金型取付面の反対面上にタイバーの
先端を係止するようストッパを設けることもできる。こ
の場合、ストッパは、タイバー軸方向寸法の異なる複数
のストッパを交換自在に設けれは、型厚調＠を行うのに
好適である。

一方、タイバーと移動ダイプレートとを結合固定するに
は、移動ダイプレートの金型取付面の反対面上にタイバ
ー挿通孔の軸心に対し略直角にハーフナツトを移動自在
に設け、タイバーの一部に前記ハーフナツトと噛合する
ねじ部を設ければ好適である。

代案として、タイバーと移動ダイプレートとを結合固定
するには、移動ダイプレートの金型取付面の反対面上に
タイバー挿通孔の軸心に対し略直角に係止ブロックを移
動自在に設け、タイバーの一部に前記係止ブロックと嵌
合する円１．１溝を設けることもできる。この場合、タ
イツ（−に複数の円周溝を設けることにより型厚調波全
容易に行うことができる。

また、本発明の型締装置において、タイツ（−の端部全
型開き状態において移動ダイプレートのタイバー挿通孔
の開口部よシ離間した状態で保持さｔＬるよう構成すれ
ば好適である。

代案として、Ａｉｊ記タイバーの端部を、型開き状態に
おいて移動ダイグレートのタイツく一挿通孔内に挿入状
態で保持されるようｆｉ４成したυ。

移動ダイグレートの金型取付面におけるタイツく一挿通
孔の開口部にガイド管を取付け、前記タイバーの端部を
型開き状態において前記ガイド管内ｔこ挿入状態で保持
されるよう４４４成すれば。

タイバーに対する移動ダイグレートの移動をより一層安
定化することができる。

さらに、本発明の型？ｆ１６装置において、型締めを何
うためタイバーを移動する躯動手段として油圧シリンダ
ｅ−［用すれば好適である。そこで、タイバーの一端部
が固定される油圧シリンダの内部ピストンの他側面にロ
ッドを延設してこのロッドを油圧シリンダの外部に突出
させれば好適である。この場合、油圧シリンダから突出
したロッドの端部を連結杆で相互に連結固定することも
できる。

なお、前記のように内部ピストンの仙１１１面にロッド
を延設することに代えて、固定ダイグレートから突出す
るタイバーを囲繞保持するタイバーガイド全段けること
も可能である。

さらにまた、油圧シリンダの一部を交換自在に設けるこ
とにより、ストローク長を可変に設定することができる
。この場合、−もしくは抜型の交換作業を容易化するこ
とができる。

〔発明の実施例〕

次に、本発明に係る型締装置の実施例につき、添付図面
をき照しながら以下詳細に説明する。

第２図乃至第６図は、本発明に係る型締装置の実施例を
示すものである。本実施例の型締装置において、参照符
号５０は支持フレームを示し、この支持フレーム５０の
一端上には固定金型５２を取付けた固定ダイグレート５
４が固定され、また支持フレーム５０の他端上には前記
周定ダイプレート５４と対向して移動金型５６を取イ」
けた移動ダイグレート５８が摺動可能に載置される。１
．’ｉＪ定グイグレート５４には、複数（本実施例では
４基）の油圧シリンダ６０を設けて、これら油圧シリン
ダ６０の内部ピストン６２の移動ダイプレート５８側の
面よしそ几ぞれタイバー６４を移動ダイプレート５８方
向に延設する。また、固定ダイプレート５４の一側部に
は、ブーストシリンダ６６を固定し、このブーストンリ
ンダ６６の内部ピストン６８と接続′ＣＳれるロッド７
０の先端部を移動ダイグレート５８の−ｉｔ＋ｔ＋部に
適宜固定する。さらに、タイバー６４の一部には、それ
ぞれねじ部７２を形成し、一方このタイバー６４を挿通
する挿通孔７４を設けた移動ダイグレート５８の移動金
型５６を取付けた面とは反対側面に前記タイバー６４の
ねじ部７２と噛合するハーフナツト７６を前記挿通孔７
４の軸心と略直角方向に移Ｔｒｂ自在に設ける。

以上の構成は、従来の型締装置の構成と同じである。し
かるに１本発明においては、従来の型締装置に共通して
設けられていた支持板２６とその案内軸４０とを取除き
移動ダイグレート５８に設けられたタイバー挿通孔７４
に対するタイバー６４の挿通位置関係において移動ダイ
プレート５８とタイバー６４とを直接係止させる手段を
設けることによル、型締めに際して適亘タイバー６４が
移動ダイグレート５８の挿通孔７４を貫通すると同時に
係止するよう構成したものである。

このため、本発明に係る型締装置の一実施例においては
、例えば第２図に示すように、タイバー６４の先端が移
動ダイグレート５８の型開き状態における移動ダイグレ
ート５８の挿通孔７４よシ若干離間する寸法に設定し、
かつこのタイバー６４の一部にストップリング７８を位
ｉｆＡ整自在に設けたものである。この場合、移動ダイ
グレート５８の挿通孔７４とタイバー６４との心合せを
円滑に行うため、挿通孔７４の開口縁部をテーバ状に拡
開しておけば好適である。

また、タイバー６４の待機状態において、移動ダイズレ
ート５８が移動して固定金型５２と移動金ｍ５６とが型
閉じを完了する直前に、タイバー６４に設けたストップ
リング７８が移動ダイプレート５８の挿通孔７４の金型
取付面側に係止しかつ夕・ｆパー６４に設置ｒｊだねじ
部７２と移動ダイプレート５８に設けたハーフナツト７
６とが噛合するよう位置決めする。なお、ハーフナツト
７６の移動手段としては、流体圧シリンダその他の駆動
機構を適宜採用することができる。

擾た、第３図および第４図に示すように、移動ダイプレ
ート５８の金型取付面側において、１１Ｊ記挿通孔７４
の開口部にガイド管８２を延設し、移動ダイプレート５
８の型開き状態においてタイバー６４の先端部を前記ガ
イド管８２で挿通保持するよう構成する。このような構
成によシ、型閉じ時にタイバー６４が移動ダイグレート
５８の挿通孔７４に再挿入される動作が実質的になくな
り動作が安定する。この場合、ストップリンタフ８の移
動ダイプレート５８に対する係止位置は、前記ガイド管
８２の開口端部となるため、タイバー６４のねじ部７２
とストップリング７８との相対位置を適宜調整する必要
がある。特に、前Ｇピガイド菅８２はこれを着脱自在に
設けておけば、後述する金型交換作業に際し有利である
。一方、タイバー６４に設けたねじ部７２とハーフナツ
ト７６との結合に関し、タイバー６４にねじ部７２に代
えて円周溝を設け、この溝内に前記ハーフナツト７６に
代えて係止ブロックを所定の移動手段によシ移動させて
嵌合するよう構成することによっても、前述したねじ部
７２とハーフナツト７６の場合と同様に移動ダイプレー
ト５８とタイバー６４との結合固定を容易に達成するこ
とができる。

さらに型締めに際して前記タイバー６４を移動するため
の油圧シリンダ６Ｑは、タイバー６４のストローク長を
充分多く確保できるよう設計すれば、移動ダイプレート
５６を型開き状態にしてタイバー６４【固定ダイプレー
ト５４側へ充分移動させることによシ、移動ダイプレー
ト５８の金型取付面とタイバー６４の先端部との距離が
相当離間し、金型の交換作業を容易化することができる
。すなわち、移動ダイグレート５８の金型取付面とタイ
バー６４の先端部との距離を充分１’ｌｆｔ間させるこ
とができれば、金型を成形機の横方向から出し入れ可能
となり、金型を必要以上に上方へ吊り上げたシする必要
がなくなり、金型交換作業の工程の簡略化と共に成形機
の設置空間の大幅な縮少化を実現できかつ設備コストの
低減および運転コストの低減ｆ：達成することができる
。

このように４成した本実施例＜おける型締装置ｉ（ｔは
、型閉じに際してブーストシリンダ６６の一方の油室８
４に圧油を供給することによシ、移動ダイプレート５８
を固定ダイプレート５４側へ移動し、固定金型５２と移
動並型５６との型閉じが完了する直前において、タイバ
ー６４に設けたストップリング７８が移動ダイグレート
５８の挿通孔７４に設けたガイド管８２の開口端部に係
合する（第４図参照）。この時、移動ダイグレート５８
に設けたハーフナツト７６を移動手段８０により挿通孔
７４の軸心と略直角方向に移動させれば、これをタイバ
ー６４に形成したねじ部７２に噛合させることができる
（第４図および第５図参照ン。この結果、タイバー６４
は、従来の型締装置と同様に移動ダイグレート５８との
結合固定を容易に達成することができる・次いで、固定
ダイプレート５４に設けた油圧シリンダ６０の一方の油
室８６に圧油を供給すれば、タイバー６４を直接移動さ
せることＶＣよって移動ダイプレート５８を固定ダイプ
レート５４側へ移動させて、固定ｒ型５２と移動金型５
６との型締めを達成することができる。

第６図に示す実施例は、ガイド管８２を省略すると共に
型開き状態においてタイバー６４の先端が移動ダイプレ
ート５８の挿通孔７４内に挿入状態を保持するようにし
たものである。その他の構成は、前述した実施例と全く
同じであり、同一の構成部分については同一の参照符号
ケ付してその詳細な説明は省略する。従って、このよう
な構成からなる型締装置によっても、前記実施例と全く
同様の利点を有する型締作業を実現することができる。

第７図および第８図は、本発明に係る型締装置の別の実
施例を示すものである。すなわち、本実施例ｔこおいて
は、前述した実施例の型締装置の油圧シリンダ６Ｕに設
けた内部ピストン６２に対し、タイバー６４と反対方向
にロッド８８を接続してこ１Ｌを固定ダイズレート５４
の外部に突出させたものである。このように構成するこ
とにより、タイバー６４を実質的に６点支持することと
なシ、タイバー６４の保持状態を安定化することができ
る。さらに、本実施例の型締装置においては、固定グイ
プレート５４よりそれぞれ突出したロッド８８の端部を
、＋［互に連結杆９０で結合することにより、各油圧シ
リンダ６０における内部ピストン６２の移動の同期化を
簡便に達成することができるので好適である。

なお、前述したタイバー６４を実質的に６点支持する手
段として、前記のように内部ピストン６２に対しタイバ
ー６４と反対方向にロッド８８を接続することに代えて
、固定ダイプレート５４から突出するタイバー６４を囲
繞保持するように、固定グイプレート５４にタイバーガ
イド９１（第２図に破線で示す）を設けることも可能で
ある。

第９図は１本発明に係る型締装置のざらに別の変形例を
示すもので、前述した第７図および第８図に示す実施例
の型締装置に使用するタイバー６４＆て対し、ねじ部７
２を軸方向に充分延設すると共にストップリング７８を
位置調整可能に取付けるための円周溝９２をその軸方向
に適宜離間して鏝数個所設けたものである。このように
構成することによシ、金型交換によシ金型の寸法が変わ
っても移動ダイグレート５８とタイバー６４との係止並
びに結合固定すべき適正な位置決めを行９型厚調整を簡
便に実現することができる。なお、移動ダイプレート５
８とタイバー６４との結合固定を行う手段として、ハー
フナツト７６に代えて係止ブロックを使用する際には、
前述したねじ部７２に代えてストップリング７８を取付
けるための円周溝９２と同様の係止ブロックを嵌合する
ための円周溝（図示せず）を軸方向に適宜離間して複数
個新設ければ好適である。また、本実施例において、油
圧シリンダ６０を構成する固定ダイグレート５４のシリ
ンダ部材９４を、内部ピストン６２のス）ｏ−り長を町
ル１ｖ整に設定し得るようそれぞれ寸法の異なるシリン
ダ部材と交換自在に取付けるよう構成することにより、
前述したタイバー６４の型厚調整に伴うストロークの調
整も簡便に達成することができ好適である。なお、第９
図は、第７図および第８図に示す実施例の変形例として
示したが、本実施例は当然第２図乃至第６図に示す実施
例にも適用することができることは勿論である。

第１０図および第１１図は、本発明に係る型締装置のさ
らに別の実施例を示すものである。

すなわち、本実施例においては、タイバー６４に対する
ストップリング７８の取付けを省略し、このストップリ
ング７８と同等の機能を有するストッパ９６を移動ダイ
グレート５８の挿通孔７４の開口部に対して設けたもの
である。このストッパ９６は、一端を閉塞した円筒体が
らな勺、移動ダイプレート５８の移動並型５６を取付け
た面とは反対側面における前記挿通孔７４の開口部に固
定するものであって、閉塞端面９８にタイバー６４の先
端部を当接するよう構成したものである。なお、本実施
例においても、前記ストッパ９乙の外周部に適宜移動手
段８ｏを介してハーフナツト７６を進退自在に設け、タ
イバー６４に設けたねじ部７２との噛合全行うよう構成
する。このように構成することによっても、型締めに際
し前述した実施例と同様にタイバー６４と移動ダイプレ
ート５８との結合固定が達成され１円滑な型締めを達成
することができる６％に、本実施例によれば、タイバー
６４へのストップリング７８の取付けが省略されるため
、タイバー６４の軸径を細くしても充分その強度を保持
することができるので、装置の小形化に寄与する。なお
、本実施例におけるタイバー６４の油圧シリンダ６０に
おける保持構造につき、第７図および第８図に示す実施
例と同一構成としたものを示したが、第２図乃至第６図
に示す実施例と同様の構成とすることも可能であるばか
りでなく、第９図に示す変形例を応用することも可能で
ある。また、本実施例において、蛇型交換時にｉ？ける
型厚調啓は、前記ストッパ９６の軸方向寸法ｔの異なる
ものを交換可能に取付りることによシ容易に達成するこ
とができる。

なお、前述の実施例においては、金型の型閉じを行う駆
動手段として油圧シリンダからなるブーストシリンダ、
金型の型締めを行う駆動手段として油圧シリンダをそれ
ぞれ使用した場合を示したが、これらの駆動手段に代え
てモータもしくはサーボモータ等の駆動手段の使用も可
能である。また、前述した第２図乃至第１１図に示す実
施例は、各実施例を部分的に組合せて使用することも可
能である。

〔発明の効果〕

前述した種々の実施例から明らかなように、本発明に係
る型締装置は、型締めに際し移動ダイグレートの移動に
伴い、この移動ダイプレートをタイバーに直接係止させ
て結合固定するよう構成したものであるから、タイバー
の寸法を比較的短く構成して装置の小形化と共に重量の
軽減を達成し、さらに移動ダイグレートに対するタイバ
ーの大幅な後退を可能にしてその離間距離を充分保持し
て金型交換作業を容易化することができる。

また、本発明装置においては、タイバーツ移動を行う油
圧シリンダは、そのストローク長を充分長くしたものを
採用することにより、前述したように金型の交換作業が
容易化され、しかもストップリングもしくはストッパの
位置調整により金型交換時の型厚訓読も迅速に対処でき
る利点がある。

特に１本発明装置は、従来の型締装置と比較してタイバ
ーの長さを短く設定し得ると共に従来装置のように移動
ダイグレートの外側に常時位置していた支持板その他の
構成部品を全て省略することができるため、型締装置の
移動ダイプレートの移動方向寸法を大幅に縮少すること
ができる。この場合、固定ダイプレート側における油圧
シリンダの増大やその内部ピストンに対するロンドの増
設もしくはこれらのロンドを相互に連結する連結杆の増
設は、射出ユニットが占有する据付面積内に収められる
ので設置面積の増大を伴うことなく容易に対処すること
ができる。

また、前述したように各タイバーが完全に移動ダイズレ
ートから離間する構成となっていることから、油圧シリ
ンダのタイバー軸受部分に設ける軸受部材と軸封部材の
交換等の保守作業を簡便に達成することができるばか勺
でなく。

金型交換作業も既設の建屋の状態で大型金型の搬入も容
易化され、作業性の向上と共に運転コストの著しい低減
を図ることかできる。

さらに、本発明装置において、型締めに際し；ｉ！！数
の油圧シリンダを同時にしかも全て同期させて内部ピス
トンの移動を行うことが要求されるが、特に連結杆を有
しないものでは油圧系のサーボ機構を応用して位置制御
を行うよう構成すれば好適である。

以上、本発明の好適な実施例について説りＪしたが、本
発明の精神を逸脱しない範囲内において種々の設ｎｆ変
更をなし得ることは勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の型ｌｔｉ装置の一構成例を示す縦断面図
、第２図は本発明に係る型締装置の一実施例を示す型開
き状態の平面断面図、第３図乃至８１！５図は本発明に
係る型締装置の他の実施例を示すものであって、第３図
は型開き状態の平面断面図、第４図は型締め状態の平面
断面図。 第５図は移動ダイグレートの端面側から見た側面図、第
６図は第２図乃至第５図に示す型締装置の変形例を示す
型開き状態の平面断面図、第７図および第８図は本発明
に係る型締装置の別の火施例を示すｍ開き状態と型締め
状態のそれぞれ平面断面図、第９図は本発明に係る型締
装置の変形例を示す要部断面説明図、第１０図および第
１１図は本発明に係る型締装置のさらに別の実施例を示
す型開き状態と型締め状態のそれぞれ平面断面図である
。 １０・・・支持フレーム　１２・・・固定金型１４・・
・固定グイプレート　１６・・・移　動　金　型１８・
・・移動ダイプレート２０・・・油圧シリンダ２２・・
・内部ピストン　２４・・・タ　イ　パー２６・・・支
　持　板　２８・・・ブーストシリンダ６０・・・内部
ピストン　６２・・・ロ　ン　ド３４・・・ね　じ　部
　３６・・・挿　通　孔６８・・・ハーフナツト　４ｏ
川軸 ４２・・・ストップリング　４４・・・円　周　溝４６
・・・油　室　４８・・・油　室 ５０・・・支持フレーム　５２・・・固定金型５４・・
・固定グイプレート５６・・・移　勘合型５８・・・移
動グイプレート６ｏ川油圧シリンダ６２・・・内部ピス
トン　６４・・・タ　イ　パー６６・・・ブーストシリ
ンダ　６８・・・内部ピストン７０　・・・　ロ　ン　
ド　７２　・・・　ね　じ　部７４・・・挿　通　孔　
７６・・・ハーフナツト７８・・・ストップリング　８
ｏ・・・移動子　段８２・・・ガイ　ド管　８４・・・
油　室８６・・・油　室　８８・・・ロ　ッ　ド９０°
°・連　結　杆　９１　・・・タイバーガイド９２・・
・ストップリング用円周溝 ９４・・・シリンダ部材　９６・・・ス　ト　ッ　パ９
８・・・閉幕端面

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）固定金型を保持する固定ダイプレートと、移動金
   型を保持する容動ダイグレートと、前ｄ己移動ダイプレ
   ートを固定ダイグレートに対し進退動作させる手段と、
   前記移動ダイプレートが固定ダイグレートに接近し固定
   金型と移動金型が型閉じさｎる直前に移動ダイプレート
   と結合固定されて型締めを行うタイバーとからなり、移
   動ダイプレートに設けられたタイバー挿通孔に対するタ
   イバーの挿通位置関係において移動ダイズレートとタイ
   バーを係止させる手段を設けたことを特徴とする型締装
   置。 （２、特許請求の範囲第１項記載の型締装置において、
   移Ｌｉｌ＋グイプレートとタイバーの係止手段は、タイ
   バーの一部に移動ダイプレートのψ型取付面側と係止す
   るよう設けたストップリングからなる型締装置。 （３）特許請求の範囲第２項記載の型締装置において、
   タイバーにストップリングを位置調整自在に設けてなる
   型締装置。 閤）特許請求の範囲第１項記載の型締装置において、移
   動グイグレートとタイバーの係止手段は、移動ダイグレ
   ートの金型取付面の反対面上にタイバーの先端を係止す
   るよう設けたストッパからなる型締装置。 ６）特許請求の範囲第４項記載の型締装置において、タ
   イバー軸方向寸法の異なる榎数のストッパを交換自在に
   設けてなる型締装置。 （６）特許請求の範囲第１項乃至第５項のいずれかに記
   載の型締装置において、移動グイグレートの金型取付面
   の反対面上にタイバー挿通孔の軸心に対し略直角にハー
   フナツトを移動自在に設け、タイバーの一部に前記ハー
   フナツトと噛合するねじ部を設けてタイバーと移動ダイ
   プレートとを結合固定することからなる型締装置。 （ハ　特許請求の範囲第１項乃至第５項のいずれかに記
   載の型締装置において、移動ダイプレートの金型取付面
   の反対面上にタイツ（−挿通孔の軸心に対し略直角に係
   止ブロックを移動自在に設け、タイバーの一部に前記係
   止ブロックと嵌合する円周溝を設けてタイツぐ−と移動
   グイプレートとを結合固定することからなる型締装置。 （８）特許請求の範囲第７項記載の型締装置において、
   タイバーに係止ブロックと嵌合する複数の円周溝を設け
   てなる型締装置。 （９）　特許請求の範囲第１項乃至第８項のいずれかに
   Ｍｔ載の型締装置において、油圧シリンダによシ型締め
   を行うことからなる型締装置。 （１０）特許請求の範囲第９項６１．８載の型締装置に
   おいて、油圧シリンダの内部ピストンの一側面に固定し
   たタイバーの端部が、型開き状態において移動ダイグレ
   ートのタイバー挿通孔内に挿入状態で保持されるよう構
   成してなる型締装置。 （１１）特許請求の範囲第９項記載の型締装置において
   、油圧シリンダの内部ピストンの一側面に固定したタイ
   バーの端部が、型開き状態において移動ダイグレートの
   タイバー挿通孔の開口部よシ離間した状態で保持ばれる
   よう構成してなる型締装置。 （１２、特許請求の範囲第９項記載の型締装置において
   、移動ダイグレートの金型取付面におけるタイバー挿通
   孔の開口部にガイド管を取付け、一方油圧ゾリンダの内
   部ピストンの一側面に固定したタイバーの端部が、型開
   き状態において前記ガイド管内に挿入状態で保持される
   よう構成してなる型締装置。 （１３）特許請求の範囲第９項乃至第１２項のいずれか
   に記載の型締装置において、油圧シリンダの内部ピスト
   ンの一側面に固定したタイバーの固定ダイグレートから
   突出するｔｉｔｓ分に、タイバーを囲繞保持するタイバ
   ーガイドを設けてなる型締装置Ｗ６ （１４）　＠許請求の範囲第９項乃至第１２項のいずれ
   かに記載の型締装置において、−側面にり４バーがｌｉ
   ！ｊ　足さｔＬる油圧シリンダの内部ピストンの他１１
   １１１面にロッドを延設してこのロッドを油圧シリンダ
   の外部に突出させてなる型締装置。 （１５）特許請求の範囲第１４項記載の型締装置におい
   て、油圧シリンダから突出したロッドの端部を連結杆で
   相互に連結固定してなる型締装置。 （１６）特許請求の範囲第９項乃至第１５項のいずれか
   に記載の型締装置において、油圧シリンダの一部を交換
   自在に設けてストローク長を可変に設定し得るよう構成
   してなる型締装置。 （１７）特許請求の範囲第９項乃至第１６項のいずれか
   に記載の型締装置において、−もしくは複数の油圧シリ
   ンダのストロークを他の油圧シリンダよシ長く設定して
   なる型締装置。