JPS6080970A - 電子パワ−ステアリング制御システムの車速センサ異常判定方法 - Google Patents
電子パワ−ステアリング制御システムの車速センサ異常判定方法Info
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- JPS6080970A JPS6080970A JP58189822A JP18982283A JPS6080970A JP S6080970 A JPS6080970 A JP S6080970A JP 58189822 A JP58189822 A JP 58189822A JP 18982283 A JP18982283 A JP 18982283A JP S6080970 A JPS6080970 A JP S6080970A
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- vehicle
- speed sensor
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D6/00—Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Power Steering Mechanism (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、車速に感応して操舵力を制御するパワーステ
アリングの電子制御において、車速センサの異常を判定
してフェイルセーフ処理に移行するための電子パワース
テアリング制御システムの車速センサ異常判定方法に関
する。
アリングの電子制御において、車速センサの異常を判定
してフェイルセーフ処理に移行するための電子パワース
テアリング制御システムの車速センサ異常判定方法に関
する。
(従来技術)
従来、マイクロコンピュータによるプログラム制御で実
現される車速に感応した操舵力の制御では、車速センサ
の検出車速に基づいて予め定めた操舵力の制御パターン
に従ってパワーステアリング機構に液圧ポンプより供給
する液量または圧力を可変させており、車速センサの断
線等により故障した場合には、車速に応じた操舵力の制
御機能が失われてしまう。
現される車速に感応した操舵力の制御では、車速センサ
の検出車速に基づいて予め定めた操舵力の制御パターン
に従ってパワーステアリング機構に液圧ポンプより供給
する液量または圧力を可変させており、車速センサの断
線等により故障した場合には、車速に応じた操舵力の制
御機能が失われてしまう。
そこで第1図のフローチャートに示すように、プ、ロッ
クaで車速に基づく操舵力の制御を行なった後に、まず
一定周期毎に検出している前回の車速と今回の車速の速
度差を演算して一定値と比較−2− し、車速センサに断線、ショート等の異常が発生すれば
速度が急変することから、速度差が一定値以上となった
ときには判別ブロックbで車速センサの異常と判定し、
ブロックCのフェイルセーフ処理に移行し、パワーステ
アリングの車速に感応した制御を停止すると共に運転者
に警報し、更に操舵力をパワーステアリング制御で可変
される範囲の中間値に固定するようにしている。
クaで車速に基づく操舵力の制御を行なった後に、まず
一定周期毎に検出している前回の車速と今回の車速の速
度差を演算して一定値と比較−2− し、車速センサに断線、ショート等の異常が発生すれば
速度が急変することから、速度差が一定値以上となった
ときには判別ブロックbで車速センサの異常と判定し、
ブロックCのフェイルセーフ処理に移行し、パワーステ
アリングの車速に感応した制御を停止すると共に運転者
に警報し、更に操舵力をパワーステアリング制御で可変
される範囲の中間値に固定するようにしている。
一方、車両の停止中に車速センサが故障した場合には、
最初から車速は零であるため判別ブロックbの処理では
車速センサの異常を判定することができない。そこで、
判別ブロックbで速度差が一定値を下回っていた場合に
は、判別ブロックdに進んで車速が零か否かを判定し、
車速が零のときには、判別ブロックeで車両の停止条件
を判定する。
最初から車速は零であるため判別ブロックbの処理では
車速センサの異常を判定することができない。そこで、
判別ブロックbで速度差が一定値を下回っていた場合に
は、判別ブロックdに進んで車速が零か否かを判定し、
車速が零のときには、判別ブロックeで車両の停止条件
を判定する。
この停止条件の判定は、マニュアルトランスミッション
車(MT車)とオートマチックトランスミッション車(
AT車)とで異なり、MT車では、クラッチ接続され、
ギヤ位置がニュトラル以外で−3− あり、更にブレーキを踏んでいないことの全条件が得ら
れれば走行と判定し、いずれか1つでも成立しなければ
車両の停止と判断し、車両が走行していても車速は零で
あることがら車速センサの異常と判定してプロCのフェ
イルセーフ処理に移行する。
車(MT車)とオートマチックトランスミッション車(
AT車)とで異なり、MT車では、クラッチ接続され、
ギヤ位置がニュトラル以外で−3− あり、更にブレーキを踏んでいないことの全条件が得ら
れれば走行と判定し、いずれか1つでも成立しなければ
車両の停止と判断し、車両が走行していても車速は零で
あることがら車速センサの異常と判定してプロCのフェ
イルセーフ処理に移行する。
また、AT車の停止条件は、ギア位置がパーキングまた
はニュートラル以外であり、パーキングブレーキが解除
されており、更にブレーキを踏んでいないことの全条件
の成立で走行状態と判定され、いずれか1つの条件でも
成立していないときには車両は停止状態と判定され、走
行中にもかかわらず車速が零であることがら車速センサ
の異常と判定されて同様にブロックCの7エイルセーフ
処理に移行するようにしている。
はニュートラル以外であり、パーキングブレーキが解除
されており、更にブレーキを踏んでいないことの全条件
の成立で走行状態と判定され、いずれか1つの条件でも
成立していないときには車両は停止状態と判定され、走
行中にもかかわらず車速が零であることがら車速センサ
の異常と判定されて同様にブロックCの7エイルセーフ
処理に移行するようにしている。
このような車速の急変と車速零のときの停止条件という
2重の判正により、あらゆる車速センサの異常を判別し
て確実に7工イルセー7作動を実行することができ、高
い信頼性を得ている。
2重の判正により、あらゆる車速センサの異常を判別し
て確実に7工イルセー7作動を実行することができ、高
い信頼性を得ている。
しかしながら、このような従来の車速センサの−4−
異常判定方法にあっては、AT車においてドライイブレ
ンジにギアを入れたまま昇り勾配の坂道で停止する所謂
クリープストップを行なった場合には、車速が零である
にもかかわらず、走行条件の1つであるギア位置がニュ
ートラルまたはパーキング以外の位置となって走行中と
判定され、車速センサは正常であるにもかかわらず、ク
リープストップで車速センサの異常と判定されてフェイ
ルセーフ処理に移行し、フェイルセーフ処理の誤動作で
操舵力が正常時の据切りより遥かに重くなってしまうと
いう問題があった。
ンジにギアを入れたまま昇り勾配の坂道で停止する所謂
クリープストップを行なった場合には、車速が零である
にもかかわらず、走行条件の1つであるギア位置がニュ
ートラルまたはパーキング以外の位置となって走行中と
判定され、車速センサは正常であるにもかかわらず、ク
リープストップで車速センサの異常と判定されてフェイ
ルセーフ処理に移行し、フェイルセーフ処理の誤動作で
操舵力が正常時の据切りより遥かに重くなってしまうと
いう問題があった。
(発明の目的)
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
ので、AT車のクリープストップにおける誤った車速セ
ンサの異常判定を防止して異常判定の信頼性を向上する
ようにした電子パワーステアリング制御システムの車速
センサ異常判定方法を提供することを目的とする。
ので、AT車のクリープストップにおける誤った車速セ
ンサの異常判定を防止して異常判定の信頼性を向上する
ようにした電子パワーステアリング制御システムの車速
センサ異常判定方法を提供することを目的とする。
(発明の構成)
この目的を達成するため本発明は、次のステー 5 −
ツブからなる車速センサ異常判別方法を行なうようにし
たものである。
たものである。
即ち、一定周期毎に検出した今回の車速と前回の車速と
の速度差を検出し、この速度差が所定値以上のとき車速
センサの異常と判定してフェイルセーフ処理に移行し、
速度差が所定値を下回っているときには、次に車速が零
か否かを判別し、車速が零のときは、車両の停止条件を
判定し、停止が判定されなかったときは一定の遅延時間
経過後に再麿停止条件を判定し、この再判定でも停止条
件が得られなかったときには車速センサの異常と判定し
て前記のフェイルセーフ処理に移行するようにしたもの
である。
の速度差を検出し、この速度差が所定値以上のとき車速
センサの異常と判定してフェイルセーフ処理に移行し、
速度差が所定値を下回っているときには、次に車速が零
か否かを判別し、車速が零のときは、車両の停止条件を
判定し、停止が判定されなかったときは一定の遅延時間
経過後に再麿停止条件を判定し、この再判定でも停止条
件が得られなかったときには車速センサの異常と判定し
て前記のフェイルセーフ処理に移行するようにしたもの
である。
(実施例)
第2図は本発明の車速センサ異常判定方法が実施される
電子パワーステアリング制御システムの装置構成をオー
トマチックトランスミッション車を例にとって示した説
明図である。
電子パワーステアリング制御システムの装置構成をオー
トマチックトランスミッション車を例にとって示した説
明図である。
まず構成を説明すると、1はマイクロコンピュータを内
蔵したコントローラであり、検出車速に−6− 基づいて低速で操舵力が軽く、車速が増加するにつれて
操舵力を重くするパワーステアリングの制御プログラム
に基づいた制御を実行する。コントローラ1に対しては
車速を検出する車速センサ2が接続され、車速センサ2
としては、例えばスピードメータケーブルで回転される
磁石とリードスイッチを組み合せた無接点形のセンサが
使用され、コントローラ1に対しては、車速に比例した
周波数のパルス信号を入力する。従って、コントローラ
1においては、車速センサ2よりのパルス信号でゲート
を開いてクロックパルスを計数し、この計数値を車速と
して検出する。
蔵したコントローラであり、検出車速に−6− 基づいて低速で操舵力が軽く、車速が増加するにつれて
操舵力を重くするパワーステアリングの制御プログラム
に基づいた制御を実行する。コントローラ1に対しては
車速を検出する車速センサ2が接続され、車速センサ2
としては、例えばスピードメータケーブルで回転される
磁石とリードスイッチを組み合せた無接点形のセンサが
使用され、コントローラ1に対しては、車速に比例した
周波数のパルス信号を入力する。従って、コントローラ
1においては、車速センサ2よりのパルス信号でゲート
を開いてクロックパルスを計数し、この計数値を車速と
して検出する。
更に、コントローラ1に対しては車両の停止条件を検出
するため、インヒビタスイッチ3.ストップランプスイ
ッチ4およびパーキングブレーキスイッチ5が接続され
、インヒビタスイッチ3はオートマチックトランスミッ
ションの操作レバーをニュートラルまたはパーキング位
置としたときにスイッチ接点を閉じ、ニュートラルまた
はパーキング以外の位置でオフとなる。ストップランプ
−7− スイッチ4は、ブレーキペダルの踏み込みでスイッチ接
点を閉じて、ストップランプ6を点灯する。
するため、インヒビタスイッチ3.ストップランプスイ
ッチ4およびパーキングブレーキスイッチ5が接続され
、インヒビタスイッチ3はオートマチックトランスミッ
ションの操作レバーをニュートラルまたはパーキング位
置としたときにスイッチ接点を閉じ、ニュートラルまた
はパーキング以外の位置でオフとなる。ストップランプ
−7− スイッチ4は、ブレーキペダルの踏み込みでスイッチ接
点を閉じて、ストップランプ6を点灯する。
更に、パーキングブレーキスイッチ5はパーキングブレ
ーキの操作でオンする。
ーキの操作でオンする。
7はバッテリイであり、ヒュージブルリンク8およびイ
グニッションスイッチ9を介してバッテリイア圧を供給
しており、イグニッションスイッチ9の出力側は電源ヒ
ユーズ10.11をもって2系統に分けられる。電源ヒ
ユーズ10側よりコントローラ1にバッテリイ電圧を供
給し、また電源ヒユーズ11側にはコントローラ1でシ
ステムの異常を検出したときに点灯する警報ランプ12
にバッテリイ電圧を供給している。また、コントローラ
1の接地側は、バッテリイアのマイナス側に接続され、
更にコントローラ1が有する自己診断機能による診断結
果を外部表示させるためにスイッチ接点を開くための自
己診断スイッチ13が設けられており、この自己診断ス
イッチ13としては、コントローラ1とバッテリイアの
アース側とを接続する着脱自在なコネクタで構成され、
コー 8 − ネクタを人為的に外すことで自己診断スイッチ13とし
ての機能を得るようにしている。
グニッションスイッチ9を介してバッテリイア圧を供給
しており、イグニッションスイッチ9の出力側は電源ヒ
ユーズ10.11をもって2系統に分けられる。電源ヒ
ユーズ10側よりコントローラ1にバッテリイ電圧を供
給し、また電源ヒユーズ11側にはコントローラ1でシ
ステムの異常を検出したときに点灯する警報ランプ12
にバッテリイ電圧を供給している。また、コントローラ
1の接地側は、バッテリイアのマイナス側に接続され、
更にコントローラ1が有する自己診断機能による診断結
果を外部表示させるためにスイッチ接点を開くための自
己診断スイッチ13が設けられており、この自己診断ス
イッチ13としては、コントローラ1とバッテリイアの
アース側とを接続する着脱自在なコネクタで構成され、
コー 8 − ネクタを人為的に外すことで自己診断スイッチ13とし
ての機能を得るようにしている。
次に、コントローラ1により駆動されるパワーステアリ
ング駆動系を説明する。14は液圧ポンプ、15はタン
ク、16はステアリングホイール17による操舵機構に
組み込まれたパワステ駆動部であり、液圧ポンプ14.
パワステ駆動部16およびタンク15に戻る直列回路を
形成しており、更にパワステ駆動部16と並列に流量制
御部18が設けられ、流量制御部18には、コントロー
ラ1の出力で駆動されるリニアソレノイド19により開
度が可変される流量制御弁20と、流量制御弁20の前
後差圧を一定に保つように制御する定流量制御弁21が
設けられており、流量制御弁20の開度調整によりパワ
ステ駆動部16に対する液圧ポンプ14よりの流量をバ
イパスし、パワステ駆動部16における操舵力を可変制
御している。
ング駆動系を説明する。14は液圧ポンプ、15はタン
ク、16はステアリングホイール17による操舵機構に
組み込まれたパワステ駆動部であり、液圧ポンプ14.
パワステ駆動部16およびタンク15に戻る直列回路を
形成しており、更にパワステ駆動部16と並列に流量制
御部18が設けられ、流量制御部18には、コントロー
ラ1の出力で駆動されるリニアソレノイド19により開
度が可変される流量制御弁20と、流量制御弁20の前
後差圧を一定に保つように制御する定流量制御弁21が
設けられており、流量制御弁20の開度調整によりパワ
ステ駆動部16に対する液圧ポンプ14よりの流量をバ
イパスし、パワステ駆動部16における操舵力を可変制
御している。
次に、第3図のフローチャートを参照して第2図のシス
テム構成における車速センサの異常判別方法の実施例を
説明する。
テム構成における車速センサの異常判別方法の実施例を
説明する。
−9−
まず、第3図のフローチャートから明らかなように、本
発明の車速センサ異常判別方法のプログラム処理は、車
速の急変を判別する第1の判別ルーチン30と、車速が
零となったときに停止F条件を判別する第2の判別ルー
チン40と、判別ルーチン40で車速センサの異常が判
別されたときに一定時間遅延させた後に再度停止条件を
判別するディレィ処理ルーチン50と、第1の判別ルー
チン30またはディレィ処理ルーチン50における異常
判別に基づいて実行されるフェイルセーフ処理ルーチン
60とで構成されている。
発明の車速センサ異常判別方法のプログラム処理は、車
速の急変を判別する第1の判別ルーチン30と、車速が
零となったときに停止F条件を判別する第2の判別ルー
チン40と、判別ルーチン40で車速センサの異常が判
別されたときに一定時間遅延させた後に再度停止条件を
判別するディレィ処理ルーチン50と、第1の判別ルー
チン30またはディレィ処理ルーチン50における異常
判別に基づいて実行されるフェイルセーフ処理ルーチン
60とで構成されている。
次に、第3図のフローチャートに従って異常判定方法を
詳細に説明する。
詳細に説明する。
イグニッションスイッチ9をオンすると、システムに電
源供給が行なわれて作動状態となる。まずブロックaで
、車速センサ2で検出し、そのときの車速Vnに基づい
た操舵力が得られるようにリニアソレノイド19を駆動
し、流量制御弁20によるバイパス量の調整でパワステ
駆動部16に対する流量を決め、続いてブロックbでデ
ィレィ−10− 処理ルーチン50で用いられるタイマを初期化し、第1
の判別ルーチン30へ移行する。
源供給が行なわれて作動状態となる。まずブロックaで
、車速センサ2で検出し、そのときの車速Vnに基づい
た操舵力が得られるようにリニアソレノイド19を駆動
し、流量制御弁20によるバイパス量の調整でパワステ
駆動部16に対する流量を決め、続いてブロックbでデ
ィレィ−10− 処理ルーチン50で用いられるタイマを初期化し、第1
の判別ルーチン30へ移行する。
この判別ルーチン30では、まずブロックCで今回の車
速Vnを読み込み、このとき前回検出した車速V n−
1がすでに得られていることから、判別ブロックdで今
回の車速Vnと前回の車速V n−1との差の絶対値1
Vn−Vn−iを演算し、演算した速度差を予め定めた
所定値Δ■と比較する。
速Vnを読み込み、このとき前回検出した車速V n−
1がすでに得られていることから、判別ブロックdで今
回の車速Vnと前回の車速V n−1との差の絶対値1
Vn−Vn−iを演算し、演算した速度差を予め定めた
所定値Δ■と比較する。
このとき、車速センサ2が正常であれば、所定値ΔV以
上となる急激な速度変化がないことから、第2の判別ル
ーチン40のブロックeに進み、車両が走行を始めて車
速Vnが零でないために、ブロックfに戻り、今回の車
速Vnを前回の車速y n−+に置き換え、再びブロッ
クaの処理に戻る。
上となる急激な速度変化がないことから、第2の判別ル
ーチン40のブロックeに進み、車両が走行を始めて車
速Vnが零でないために、ブロックfに戻り、今回の車
速Vnを前回の車速y n−+に置き換え、再びブロッ
クaの処理に戻る。
以下、一定のプログラムサイクル毎に上述の処理を繰り
返している。
返している。
次に、車両の走行中に車速センサが断線またはショート
等の故障を起こしたとすると車速が零となり、判別ブロ
ックdにおける所定値ΔVを上回る速度差を生じ、この
速度差の急変は、判別ブロー 11 − ツクdで判別され、続いてブロックgに進/uでストッ
プランプスイッチ4のオン・オフをチェックし、ストッ
プランプスイッチ4がオフであれば急ブレーキによる速
度の急変でないことから、車速センサ2の異常と判別し
てフェイルセーフ処理ルーチン60へ進む。
等の故障を起こしたとすると車速が零となり、判別ブロ
ックdにおける所定値ΔVを上回る速度差を生じ、この
速度差の急変は、判別ブロー 11 − ツクdで判別され、続いてブロックgに進/uでストッ
プランプスイッチ4のオン・オフをチェックし、ストッ
プランプスイッチ4がオフであれば急ブレーキによる速
度の急変でないことから、車速センサ2の異常と判別し
てフェイルセーフ処理ルーチン60へ進む。
フェイルセーフ処理ルーチン60では、まずブロックh
でコントローラ1による制御を停止し、続いてブロック
iで警報ランプ12を点灯して運転者にシステム故障を
報知し、更にブロックjに進んでコントローラ1により
可変される操舵力の範囲の中間の値となるように、リニ
アソレノイド19に一定電流を流し、車速の如何にかか
わらず中間値となる一定の操舵力が得られるように7工
イルレーフ作動を行なう。
でコントローラ1による制御を停止し、続いてブロック
iで警報ランプ12を点灯して運転者にシステム故障を
報知し、更にブロックjに進んでコントローラ1により
可変される操舵力の範囲の中間の値となるように、リニ
アソレノイド19に一定電流を流し、車速の如何にかか
わらず中間値となる一定の操舵力が得られるように7工
イルレーフ作動を行なう。
次に、車両の停止中に車速センサ2が故障したとすると
、車両の19止、走行の如何にかかわらず車速は常に零
となり、第1の判別ルーチン30では、車速センサの異
常を判別することができず、判別ブロックdから第2の
判別ルーチン40の判−12− 別ブロックeに進み、車速Vn=Oが判別される。
、車両の19止、走行の如何にかかわらず車速は常に零
となり、第1の判別ルーチン30では、車速センサの異
常を判別することができず、判別ブロックdから第2の
判別ルーチン40の判−12− 別ブロックeに進み、車速Vn=Oが判別される。
続いて判別ブロックに、l、、およびmにおいて順次ス
トップランプスイッチ4.インヒビタスイッチ3、更に
パーキングブレーキスイッチ5の状態がチェックされ、
走行中においてはすべてのスイッチがオフとなっている
ことから、ディレィ処理ルーチン50に進む。
トップランプスイッチ4.インヒビタスイッチ3、更に
パーキングブレーキスイッチ5の状態がチェックされ、
走行中においてはすべてのスイッチがオフとなっている
ことから、ディレィ処理ルーチン50に進む。
ディレィ処理ルーチン50では、まずブロックnで一定
時間、例えば30秒程陵の時間遅延をタイマの計数によ
り実行し、一定時間を経過すると判別ブロック0で第2
の判別ルーチン40におけると同様にインヒビタスイッ
チ3.ストップランプスイッチ4.およびパーキングブ
レーキスイッチ5の状態を再度判別し、スイッチ状態に
変化がなく、依然として走行状態と判定された場合には
、車速センサの異常と判定してフェイルセーフ処理ルー
チン60へ移行し、コントローラ1の制御停止、警報ラ
ンプ12による警報、更に操舵力を中間値に固定的に設
定するフェイルセーフ作動を行なう。
時間、例えば30秒程陵の時間遅延をタイマの計数によ
り実行し、一定時間を経過すると判別ブロック0で第2
の判別ルーチン40におけると同様にインヒビタスイッ
チ3.ストップランプスイッチ4.およびパーキングブ
レーキスイッチ5の状態を再度判別し、スイッチ状態に
変化がなく、依然として走行状態と判定された場合には
、車速センサの異常と判定してフェイルセーフ処理ルー
チン60へ移行し、コントローラ1の制御停止、警報ラ
ンプ12による警報、更に操舵力を中間値に固定的に設
定するフェイルセーフ作動を行なう。
−13−
次に、昇り勾配の坂道でドライブレンジに入れたまま車
両を停止状態とする所謂クリープストップを行なったと
きの判別処理を説明する。
両を停止状態とする所謂クリープストップを行なったと
きの判別処理を説明する。
このクリープストップにおいては、車速Vn=0である
から、第2の判別ルーチン40に進んで判別ブロックe
でVn =Oが判別され、判別ブロックに、11.、m
で停止条件の有無が判定される。
から、第2の判別ルーチン40に進んで判別ブロックe
でVn =Oが判別され、判別ブロックに、11.、m
で停止条件の有無が判定される。
このとき、クリープストップであることからブレーキは
踏まれず、ストップランプスイッチ4はオフ、また、ド
ライブレンジにあることからインヒビタスイッチ3もオ
フ、更にパーキングブレーキも操作していないことから
パーキングブレーキスイッチ5もオフである。その結果
、クリープストップであるにもかかわらず、走行中と判
別され、ディレィ処理ルーチン50へ移行する。
踏まれず、ストップランプスイッチ4はオフ、また、ド
ライブレンジにあることからインヒビタスイッチ3もオ
フ、更にパーキングブレーキも操作していないことから
パーキングブレーキスイッチ5もオフである。その結果
、クリープストップであるにもかかわらず、走行中と判
別され、ディレィ処理ルーチン50へ移行する。
ディレィ処理ルーチン50では、ブロックnで一定の時
間遅延が行なわれ、例えば30秒経過した後、判別ブロ
ック0で再度第2の判別ルーチン40における判別ブロ
ックe、に一一の状態変化を判定する。
間遅延が行なわれ、例えば30秒経過した後、判別ブロ
ック0で再度第2の判別ルーチン40における判別ブロ
ックe、に一一の状態変化を判定する。
−14−
このとき、クリープストップにより停止していた車両が
ブロックnの一定のディレィ時間を経過する前に再びス
タートしたとすると、車速センサ2が正常であることか
ら、車速Vnが零以上となり、状態変化があることから
、再び第1の判別ルーチン30に戻り、クリープストッ
プからスタートしたときの車速Vnを読み込んで判別ブ
ロックdで前回の車速と今回の車速との差を比較し、所
定値ΔV以上であることから、判別ブロックeに進み、
判別ブロックeでvnが零以上であることからブロック
fで今回の車速Vnを前回の車速Vn−+に置き換え、
再びブロックaのパワステ制御に戻る。
ブロックnの一定のディレィ時間を経過する前に再びス
タートしたとすると、車速センサ2が正常であることか
ら、車速Vnが零以上となり、状態変化があることから
、再び第1の判別ルーチン30に戻り、クリープストッ
プからスタートしたときの車速Vnを読み込んで判別ブ
ロックdで前回の車速と今回の車速との差を比較し、所
定値ΔV以上であることから、判別ブロックeに進み、
判別ブロックeでvnが零以上であることからブロック
fで今回の車速Vnを前回の車速Vn−+に置き換え、
再びブロックaのパワステ制御に戻る。
このように、クリープストップにより第2の判別ルーチ
ン40で車速センサの異常と判別されても、ディレィ処
理ルーチン50における一定の遅延時間以内に車両が再
スタートする限り、フェイルセーフ処理に移行すること
がなく、ディレィ処理ルーチン50における遅延時間を
通常の走行における信号持ち等のクリープストップ時間
を越え−15− る適正な時間とすることにより、クリープストップによ
る誤った車速センサの異常判別で7工イルセーフ作動を
行なってしまうことが確実に防止される。
ン40で車速センサの異常と判別されても、ディレィ処
理ルーチン50における一定の遅延時間以内に車両が再
スタートする限り、フェイルセーフ処理に移行すること
がなく、ディレィ処理ルーチン50における遅延時間を
通常の走行における信号持ち等のクリープストップ時間
を越え−15− る適正な時間とすることにより、クリープストップによ
る誤った車速センサの異常判別で7工イルセーフ作動を
行なってしまうことが確実に防止される。
(発明の効果)
以上説明してきたように本発明によれば、車速の急変か
ら車速センサの異常を判定する処理と車速が零のときに
走行状態を検出して車速センサの異常を判定する処理と
の二重の判定処理に加えて、車速が零で走行中と判定さ
れたときに、一定の遅延時間経過後に再度、車速および
走行状態の判定処理を行なうようにしたため、オートマ
チックトランスミッション車のクリープストップで誤っ
た車速センサの異常が判定されても、クリープストップ
から一定時間経過後に再度同じ判定を行なうため、この
遅延時間の間に車両がスタートすることで誤った車速セ
ンサの異常判定が防止され、フェイルセーフ作動に移行
するための車速センサ異常判定処理の誤認識率を大幅に
低減し、信頼性の高い車速センサの異常判定を行なうこ
とができる。
ら車速センサの異常を判定する処理と車速が零のときに
走行状態を検出して車速センサの異常を判定する処理と
の二重の判定処理に加えて、車速が零で走行中と判定さ
れたときに、一定の遅延時間経過後に再度、車速および
走行状態の判定処理を行なうようにしたため、オートマ
チックトランスミッション車のクリープストップで誤っ
た車速センサの異常が判定されても、クリープストップ
から一定時間経過後に再度同じ判定を行なうため、この
遅延時間の間に車両がスタートすることで誤った車速セ
ンサの異常判定が防止され、フェイルセーフ作動に移行
するための車速センサ異常判定処理の誤認識率を大幅に
低減し、信頼性の高い車速センサの異常判定を行なうこ
とができる。
−16−
第1,2図は従来装置を示した説明図、第3図は電子パ
ワーステアリング制御を例にとって本発明の一実施例を
示したシステム説明図、第4図は第3図の実施例におけ
る制御ユニットと警報ランプの車両設置状態を示した車
両平面図、第5図は本発明による自己診断結果の表示制
御を示したフローチャート、第6図は本発明による警報
ランプの点滅制御パターンを示した説明図、第7図は全
項目が正常なときの表示パターンの他の例を示した説明
図である。 1:制御ユニット 10:電子コントローラ 11:バツテリイ 12:イグニッションスイッチ 13:ヒユーズ 14:チェックスイッチ 15:クラッチスイッチ 16:ストップランプスイッチ 17:ニュートラルスイッチ ー 17 − 18:舵角センサ 19:車速センサ 20:液圧ポンプ 21:タンク 22:パワステ駆動部 23:流量制御部 24:リニアソレノイド 25:流量制御弁 26:定流量制御弁 27:ステアリングホイール 30:表示制御ユニット 32:警報ランプ 33ニドランクルーム 34:インストパネル 35ニドライバーズシート 36:信号線 37:ワイヤハーネス ー 15 −
ワーステアリング制御を例にとって本発明の一実施例を
示したシステム説明図、第4図は第3図の実施例におけ
る制御ユニットと警報ランプの車両設置状態を示した車
両平面図、第5図は本発明による自己診断結果の表示制
御を示したフローチャート、第6図は本発明による警報
ランプの点滅制御パターンを示した説明図、第7図は全
項目が正常なときの表示パターンの他の例を示した説明
図である。 1:制御ユニット 10:電子コントローラ 11:バツテリイ 12:イグニッションスイッチ 13:ヒユーズ 14:チェックスイッチ 15:クラッチスイッチ 16:ストップランプスイッチ 17:ニュートラルスイッチ ー 17 − 18:舵角センサ 19:車速センサ 20:液圧ポンプ 21:タンク 22:パワステ駆動部 23:流量制御部 24:リニアソレノイド 25:流量制御弁 26:定流量制御弁 27:ステアリングホイール 30:表示制御ユニット 32:警報ランプ 33ニドランクルーム 34:インストパネル 35ニドライバーズシート 36:信号線 37:ワイヤハーネス ー 15 −
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 車速センサにより車速を一定周期毎に検出し、今回と前
回の車速から速度差を演算し、該速度差が所定値以上の
ときフェイルセーフ処理に移行し、 該速度差が前記所定値を下回っているときには、車速が
零か否かを判定し、 車速零を判定したときに、予め定められた車両の停止条
件を判定し、 該停止条件の判定で停止条件が得られなかったときには
、一定の遅延時間後に再度前記車両の停止条件を判定し
、 該車両の停止条件の再判定で停止条件が再度得られなか
ったときには前記フェイルセーフ処理に移行することを
特徴とする電子パワーステアリング制御システムの車速
センサ異常判別方法。 −1−
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58189822A JPS6080970A (ja) | 1983-10-13 | 1983-10-13 | 電子パワ−ステアリング制御システムの車速センサ異常判定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58189822A JPS6080970A (ja) | 1983-10-13 | 1983-10-13 | 電子パワ−ステアリング制御システムの車速センサ異常判定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6080970A true JPS6080970A (ja) | 1985-05-08 |
JPH0314671B2 JPH0314671B2 (ja) | 1991-02-27 |
Family
ID=16247784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58189822A Granted JPS6080970A (ja) | 1983-10-13 | 1983-10-13 | 電子パワ−ステアリング制御システムの車速センサ異常判定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6080970A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61261166A (ja) * | 1985-05-16 | 1986-11-19 | Koyo Seiko Co Ltd | 動力舵取装置における車速応答制御方法 |
JPS61261164A (ja) * | 1985-05-13 | 1986-11-19 | Nissan Motor Co Ltd | 全油圧式パワ−ステアリング装置 |
JPS6259165A (ja) * | 1985-09-06 | 1987-03-14 | Nippon Denso Co Ltd | パワ−ステアリング制御装置 |
EP0247863A2 (en) * | 1986-05-27 | 1987-12-02 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Motor-driven power steering system for a vehicle |
JPS63162369A (ja) * | 1986-12-26 | 1988-07-05 | Nippon Seiko Kk | モ−タ駆動式パワ−ステアリング制御装置 |
-
1983
- 1983-10-13 JP JP58189822A patent/JPS6080970A/ja active Granted
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61261164A (ja) * | 1985-05-13 | 1986-11-19 | Nissan Motor Co Ltd | 全油圧式パワ−ステアリング装置 |
JPH0424270B2 (ja) * | 1985-05-13 | 1992-04-24 | Nissan Motor | |
JPS61261166A (ja) * | 1985-05-16 | 1986-11-19 | Koyo Seiko Co Ltd | 動力舵取装置における車速応答制御方法 |
JPS6259165A (ja) * | 1985-09-06 | 1987-03-14 | Nippon Denso Co Ltd | パワ−ステアリング制御装置 |
JPH0464911B2 (ja) * | 1985-09-06 | 1992-10-16 | Nippon Denso Kk | |
EP0247863A2 (en) * | 1986-05-27 | 1987-12-02 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Motor-driven power steering system for a vehicle |
JPS63162369A (ja) * | 1986-12-26 | 1988-07-05 | Nippon Seiko Kk | モ−タ駆動式パワ−ステアリング制御装置 |
JPH069972B2 (ja) * | 1986-12-26 | 1994-02-09 | 日本精工株式会社 | モ−タ駆動式パワ−ステアリング制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0314671B2 (ja) | 1991-02-27 |
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