JPS6080649A - 横葺外囲体における接続構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、接続箇所を簡易な構成にできると共に、極め
て水密的に施工でき、横葺用建築用板の長手方向の熱伸
縮に良好に対応できる横葺外囲体における接続構造に関
する。

既に出願人は、屋根又は壁等の横葺外囲体において、長
手方向を適宜の長さとした横葺用建築用板を運１ｕｌｌ
性、取り扱い性等の勝れた面より開発。

実施しているが、その接続箇所の水密性、取付施工性を
さらに良好にし、構成が簡単で目、つ長手方向に伸縮自
在のものが要望されている。

そこで発明者は、前記要望点を解決すべく鋭意。

研究を重ねた結果、本発明を、主板の一例に下馳部を、
他側に上馳部を各々形成した長手方向に適宜の長さの横
葺用建築用板を該長手方向に適宜の間隔をおいて下地材
上に配設し、その間隔箇所の隣接する横葺用建築用板の
主板端縁間箇所の下面を、裏当て主板の幅方向の両側よ
り上側に折返し縁を形成した裏当て板にて塞ぐようにし
、前を主板端縁の一部を上側に各々折返して係止辺を設
け、継手主板の幅方向の両側より係止縁を下側に折返し
た継手板の両側の係止縁を前記間隔箇所の左右側の係止
辺に挿入係止しつつその継手板にて間隔箇所付近を覆う
ようにし、その係止箇所が主板の係止辺の基部と継手板
の係止縁の基部の中間位置に存在するように設け、さら
に継手板の前端の屈曲部を上馳部に係合し、その後端を
下馳部内に挿入したことにより、接続箇所を簡易な構成
にできると共に、極めて水密的に施工でき、横杆用建築
用板のし平方向の熱伸縮に良好に対応でき前記の要望点
等を解決し、その目的を達成したものである。

以下、図面の実施例に基づき本発明を説明する。

Ａは横杆用建築用板であって、その長平方向の長さは、
運搬可能で且つ取り扱いやすい長さとして、例えば約５
ｍ乃至１０数ｍに形成され、該横杆用建築用板Ａを長手
方向に直交する断面としてみると、その主板１の一側（
水上側）より内側上方に向かう下馳部２が形成され、そ
の主板１の他側（水下側）より内側下方に向かう上馳部
３が一体形成されている。該上馳部３は、下段の横杆用
建築用板への前記下馳部２に適宜係合するように構成さ
れている。前記主板１はその一例より平坦部。

緩傾斜部と平坦部とに屈曲形成され、その主板ｌ下馳部
２上馳部３とからなる横杆用建築用板Ａは一枚の金属板
が適宜屈曲されて一体形成され、その横杆用建築用板へ
の主板１の下面から下馳部２の裏面まで発泡合成樹脂等
の断熱材４が必要に応して貼着されている（第５図点線
参照）。その横杆用建築用板Ａ、Ａがその長平方向に適
宜の間隔（約５数ｃｍ乃至約２０数ｃｍ）をおいて下地
材Ｂ上に直列に載置される。このとき、下地材Ｂに金属
クルキ等の金Ｅ製支持材５又は木製支持材６等が存在す
る場合には、これらの長手方向に対して横杆用建築用板
への長手方向が直交（略直交も含む）するようにして載
置される。さらにその間隔箇所の隣接する横杆用建築用
板Ａ、Ａの対向する同一平面上の主板１，１端縁箇所各
々が裏当て板Ｃにて裏当てされている。該裏当て扱Ｃは
、裏当て主板７の幅方向の両側より、該側部のし平方向
に上側に折返し縁７ａ、７ａが形成され、その裏当て主
板７の幅方向の中間位置に複数の膨出条７ｂ。

７ｂ、・・・・・・（第３図、第５図では４条）力くそ
の裏当て主板７の長手方向に必要に応して形成されてい
る。その裏当て主板７の前端には、前記上１ｒｌｌｌ！
ｎ１４３に載置する屈曲部８が設けられ、その裏当て主
１枝７の後端に、立上り片９が設けられてし）る。その
裏当て主板７の前後方向の長さ、その側部力・らみた形
状は前記の横杆用建築用板Ａの主板１と［３同等をなし
ている。又、第５図点線に示すように前記屈曲部８の下
端より内方に係止端縁８ａ力く形成されることもあるし
、その立上り片９の手前乙こ第５図点線に示すように発
泡合成樹脂等の防ｚｋ＋オが介在されることもある。

このような裏当て板Ｃの前側が、下段の４＆葺用建築用
板Ａの下馳部２にＱ置され、後側力（下ｔｔＮオＢ上に
載せられ、対向子る主板１．１端縁箇所力く支持されて
いる。実際の施工に当たって番よ、間ｔｌＦ％箇所とな
る位置に予め裏当て板Ｃを下地材Ｂ上Ｇ乙載置し、そし
てこの上に横杆用建築用板Ａ、Ａの対向する主板１，１
端縁箇所を載置する。この主板１，１端縁には、該端縁
に沿って中間等の一部が係止辺１ａ、ｌａとして上側に
折返して屈曲形成され、対向する係止辺１ａ、ｌａは互
いに外向きになるように設けられている。該係１に１辺
１ａ。

１ａの成形するのには、現場にて工具等にて行う。

Ｄは継手板であって、皐−手主板１０の幅方向の両側よ
り係止縁１０ａ、１０ａが下側に折返し形成され、その
継手主板１０の前端には、前記上馳部３に係合する屈曲
部１１が設けられ、その継手主板ｌＯの１＆端に、立上
り片１２が設けられている。その継手主板１０の前後方
向の長さ、その側部からみた形状は前記の描画用建築用
板への主板１と略同等をなし、実際には、継手板りはそ
の横杆用建築用板Ａの主板１の屈曲状態のものより僅か
に反るような形状をなし、横杆用建築用板Ａ上に載置係
止するときに、弾性限度内におけるスプリングバック現
象にてより密着するように形成することが多い。又、そ
の継手板りの具体的実施例では、第５図、第６図に示す
ように継手主板１０及び屈曲部１１の幅方向の両側より
、該側部の長手方向の全体に比較的に幅広の係止縁１０
ａ、１０ａが下側に折返して形成されていたり、或いは
第７図に示すように継手主板１０の幅方向の両側より、
該側部の長手方向の中間に比較的に幅広の係止縁１０ａ
、１０ａが下側に折返し形成され、該係止縁］Ｏａの両
端側に比較的幅狭の折返し縁１０ｂ、１０ｂが下側に形
成されている。又、前記立上り片１２は継手主板１０の
幅方向の一部又は全体に単に垂直状や適宜屈曲されて形
成されている（第５図乃至第７図参照）。

前記継手板り等による接続部のを付構造として第３図、
第４図に示す如くその継手板りの両側の係止縁１０ａ、
１０ａが、前記間隔箇所の隣接する横幕用建築用板Ａ、
Ａの対向する主板１，１端縁の係止辺１ａ、ｌａに挿入
係止され、同時に、その継手板りの継手主板１０にて前
記隣接する横幕用建築用板Ａ、Ａの間隔箇所及び左右側
の係止辺１ａ、ｌａ箇所が覆われるようにして載置され
、その係止箇所が主板１の係止辺１ａの基部と継手板り
の係止縁ｌＯａの基部の中間位置に存在するように設け
られている。即ち、その横幕用建築用板Ａ７！ｌ＜長手
方向に熱伸縮できるスペースが確保されている。そして
継手板りの前端の屈曲部１１が前記隣接する横幕用建築
用板Ａ、Ａの対向する端の上馳部３．３に係合され、そ
の後端の立上り片１２が隣接する描画用建築用４Ｆｊ、
Ａ、Ａの対向する端の下馳部２，２の内部に挿入される
。そしてその横幕用建築用板Ａの下馳部２が吊子１３の
山状等の係止部１３ａにて係止され、且つ吊子１３の取
付部１３ｂが前記金属製支持材５又は木製支持材６にリ
ヘソト、トリルビス等の止着具１４にて固着されている
。このように接続箇所を介してその横Ｈ用建築用板Ａが
該長平方向に直列に複数葺成され、次いでこの段の上側
（水−上側）に、横幕用建築用板Ａの上馳部３が下段の
横幕用建築用板Ａの下馳部２に係合される。このとき、
上段の横幕用建築用板Ａの長平方向の中間位置の上馳部
３が下段の横幕用建築用板Ａ、Ａの間隔箇所の下馳部２
．２に係合され、順次接続位置（継手板りの箇所）を含
んで全体的に一文字葺きになるように葺成されて屋根又
は壁等の横骨外囲体が施工されている。

前記下地材Ｂは第１図に示すように金属製支持材５と発
泡合成樹脂板又は木毛板１石綿板等の断熱板１５とで形
成されたり、或いは第４図に示すように垂木等の木製支
持材６と野地板等の下地板１６とで形成されている。或
いは図示しないが、鉄筋コンクリート製の下地材Ｂも存
在する。又、第８図に示すように前記金属製支持材５の
門形部の頂部には、その長手方向に一定間隔（前記描画
用建築用板人の幅方向の働き幅に相当している）に前記
横幕用建築用板Ａの主板１の一側（水上側の下馳部２　
＋ｌ１ｌＩ　）☆ｌｊｌを適宜当接する断面直角三角形
状等の突起部５ａ、５’ａ、・・・・・・が設けられる
こともある。

又、前記横幕用建築用板Ａの断面形状の実施例は種々の
ものが存在しており、特に前記下馳部２と上馳部３との
実施例は多く、第１図、第２図に示す如く下馳部２が山
形状をなし、これに対応して上馳部３がＬ字状に形成さ
れされている。或いは図示しないが、これらの実施例に
限定されず、係合できるものであるならば他の適宜の形
状のものも下馳部２と上馳部３との範喘に包含される。

又、第２図、第８図に示す如くその下馳部２に、−上段
の横幕用建築用板Ａの上馳部３が係合されると、下馳部
２と上馳部３と主板１の上馳部３寄りの部分とで略三角
状の間隙部１７が必要に応して形成されている。図中１
８はｆｆｌ屋、胴縁等の構造材である。

次に作用効果について説明する。

本発明においては、主板１の一側に下馳部２を、他側に
上馳部３を各々形成した長手方向に適宜の長さの横負用
建築用板Ａを該長平方向に適宜の間隔をおいて下地材Ｂ
上に配設し、その間隔箇所の隣接する横杆用建築用板Ａ
、Ａの主板１，１端縁間箇所の下面を、裏当て主板７の
幅方向の両側より上側に折返し１ｔ７ａ、７ａを形成し
た裏当て板Ｃにて塞ぐようにし、前記主板１，１端縁の
一部を上側に各々折返して係止辺１ａ、〜１ａを設け、
継手主板１０の幅方向の両側より係止縁１０ａ２１０ａ
を下側に折返した継手板りの両側の係止１３１０ａ、１
０ａを前記間隔箇所の左右側の係止辺ｌａ、ｌａに挿入
係止しつつその継手板りにて間隔箇所付近を覆うように
し、その係止箇所が主板１の係止辺１ａの基部と継手板
りの係止縁１０ａの基部の中間位置に存在するように設
け、さらに継手板りの前端の屈曲部１１を上馳部３に係
合し、その後端を下馳部２内に挿入したことにより、第
１にその接続箇所を極めて水密的に施工できるし、第２
に接続箇所の取付施工が簡易且つ迅速にできるし、第３
に接続箇所を強固にできるし、第４に横幕用建築用板Ａ
の長平方向の熱伸縮に良好に対応できる等の作用効果を
奏する。

該作用効果を詳述すると、まず、接続箇所を断面として
みたときに、その主板１．１端縁からその間隔箇所に雨
水が浸入したとしても、両側に折返し縁７ａ、７ａを形
成した裏当て板Ｃなる隠れ樋状部に流下して水下側から
外部に流出させることができ、極めて簡単なる構成にて
水密性の勝れた接続構造を提供できる。又、継手板りの
両側の係止縁１０ａ、１０ａを前記間隔箇所の左右側の
係止辺１．ａ、１ａに挿入係止し、継手板りの前端の屈
曲部１１を上馳部３に係合し、その後端を下馳部２内に
挿入したことによって強い風雨があっても継手板りが外
れることもなく接続箇所を強固にできる。特に、本発明
では、その継手板りを挿入係止するのに、主板１，１醋
１縁の係止辺１ａ。

１ａが一部であるため、挿入係止時に部材相互がせりあ
う等することも少なくなり、挿入するのにも僅かな力で
済み、極めて能率的にでき、ひいては描画外囲体全体の
作業能率を向上させることができる。又、その主板１．
１端縁の係止辺１ａ。

１ａを形成するのに、一部であることから現場にても簡
単に折返し加工できる利点がある。さらに裏当て板Ｃに
て接続箇所を支持したので、作業中等にその箇所に乗っ
たとしても変形歪等を防止して強固にできる。

又、その描画用建築用板へが伸縮度の高い材質（銅等）
であっても、或いはその描画用建築用板へを取付施工す
る地域の温度差が大きくても、その横幕用建築用板Ａが
該長手方向の外気温に対応して生ずる熱伸縮を、その接
続箇所の間隔箇所や、その係止箇所が主板１の係止辺１
ａの基部と継手板りの係止＆ｔｌＯａの基部の中間位置
に存在するように設けたことによる間隙部等によってそ
れを吸収することができるし、特にその継手４Ｆｊ、Ｄ
は間隔箇所の何れの側の横幕用建築用板Ａの端に固着さ
れておらず、自由になっていること等から、左右側の横
幕用建築用板Ａ、Ａひいては描画外囲体全体にも熱応力
を住じさせず、特に外表面に露出する横幕用建築用板Ａ
の主板１には変形歪等が殆ど発生しないものにできる。

又、ｇＶ手板りの係止縁１０ａが折返されているため、
描画用建築用板へが適宜熱伸縮して移動してもその横幕
用建築用板Ａの主板１の外表面に傷等を生しさせないよ
うにできる。以上のようなことは地震等の外力に対して
も変形歪等が殆ど発生しない強固な接続構造にできるし
、従来の歪発生によって強度が低下することや、板鳴現
象も防止できる。

以上のように、強固でしかも水蜜的に接続できると同時
に、横幕用建築用板Ａが該長手方向の外気温に対応した
熱伸縮をその接続箇所の間隔箇所等にて吸収することが
でき、これらの構成が極めて簡単で、簡易且つ迅速に接
続施工できる所に本発明の大きな特長がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を有する横葺屋根の斜視図、第２図は第
１図の要部の縦断側面図、第３図は第２図ｒｎ−ｍ矢視
断面図、第４図は本発明の別の実施例の断面図、第５図
は本発明を構成する主要部材の分解斜視図、第６図、第
７図は別の実施例の継手板の斜視図、第８図は描画外囲
体の上下段の保合構造の断面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）主板の一側に下馳部を、他側に上馳部を各々形成
   した長手方向に適宜の長さの横葺用建築用板を該長手方
   向に適宜の間隔をおいて下地材上に配設し、その間隔箇
   所の隣接する横葺用建築用板の主板端縁間箇所の下面を
   、裏当て主板の幅方向の両側より上側に折返し縁を形成
   した裏当て板にて　−塞ぐようにし、前記主板端縁の一
   部を上側に各々折返して係止辺を設け、継手主板の幅方
   向の両側より係止縁を下側に折返した継手板の両側の係
   止縁を前記間隔箇所の左右側の係止辺に挿入係止しつつ
   その継手板にて間隔箇所付近を覆うようにし、その係止
   箇所が主板の係止辺の基部と継手板の係止縁の基部の中
   間位置に存在するように設け、さらに継手板の前端の屈
   曲部を上馳部に係合し、その後端を下馳部内に挿入した
   ことを特徴とした横葺外囲体における接続構造。