JPS608006Y2 - 樋伸縮継手 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （技術分野） 本考案は樋伸縮継手に関する。

（従来技術） 従来例えば実開昭５４−９２５１冴公報に記載されてい
るように、水上側部の内周面に形成されるリブ凸部の表
面を、一方に接続される軒樋の外周面が摺動し他方に接
続される軒樋がその厚さ分だけ低くなされたものが存す
る。

また実開昭５２−１３１６５涛公報に記載されているよ
うに、軒樋が嵌合された左側半休の左接合部の外端部付
近内周面に周設された防水材面を、他の軒樋が接続され
た右側半休の右接合部が摺動自在に嵌合され右接合部の
外端部付近外周面に突条が周設されたものが存する。

しかしながら、上記のいずれにおいても、摺動する一方
の軒樋を内壁側から押える押え板が無いので、強風によ
って引抜かれたりすることがあり接続が不安定であった
。

（目 的） 本考案は上記従来の樋伸縮継手における欠点を解消し、
強風によっても引抜かれたりすることが無い接続が安定
な樋伸縮継手を提供するこを目的とする。

（考案の要旨） 本考案は溝形状の継手体１の一端部付近に樋接続部２が
設けられ、樋接続部２には樋挟着片３が設けられ、樋挟
着片３と継手体１との間に樋８が挿入接合されるような
され、継手体１の他端部寄りの内壁面からは樋支持部４
が突設され、樋支持部４には止水材５が設けられ、樋支
持部４よりも樋接続部２寄りの継手体１の内部に樋内壁
面押え板６が設けられ、樋内壁面押え板６の上端部は両
側縁において継手体１の内壁上端部に一体とされてなる
、樋伸縮継手に存する。

（考案の構成） 次に本考案の構成の一例を図面とともに説明する。

継手体１は断面略角溝状体に形成され、一端部付近に樋
接続部２が設けられている。

樋接続部２の内壁には内周方向に間隔をおいて樋挟着片
３が設けられている。

継手体１の他端部付近の内壁面には樋支持部４が突設さ
れている。

樋支持部４は立壁部に樋の断面形状の透孔が形成され、
接続される樋８の外面に当接されるようになされている
。

樋支持部４の上面部には止水材５が嵌着されている。

止水材５は合成樹脂発泡体あるいはゴム等からなり、樋
８の外面と樋支持部４との間の止水を行う。

継手体１の樋支持部４より樋接続部２寄りの継手体１の
内部に樋内壁面押え板６が設けられている。

樋内壁面押え板６は継手体１の内壁面との間に樋８が挿
通されうる間隔をあけて樋８の内壁面に接する形状とな
されている。

樋内壁面押え板６の上端部は両側縁において継手体１の
内壁上端部に一体とされている。

このため樋内壁面押え板６の上端部の両側縁に突縁が形
成されこの突縁が継手体１の内壁上端部に一体とされて
いる。

継手体１の他端部には継手体１の内方に向けて樋８の外
周面に沿う形状の樋受突条７が突設されている。

この樋伸縮継手は樋８，８の端部間を接続する。

まず樋８の端部を樋接続部２と樋挟着片３の間に挿入し
て挟着させ、樋接続部２とを接続する。

次にもう一方の樋８の端部を継手体１の他端部から挿入
する。

樋８は樋受突条７に受けられ、止水材５が樋８の外面に
当接しながら樋支持部４に支持され、樋内壁面押え板が
樋８の内壁面に当接して樋８を押える。

樋８は樋支持部４及び樋内壁面押え板６に沿って摺動す
ることができる。

樋８を流れる水は止水材５によって止水される。

本考案樋伸縮継手は上記の構成になされているので、気
温の変化による樋８，８の伸縮を吸収でき、継手体１は
一方の樋８と接続され、他方の樋８は樋支持部４に支持
され、樋８の内壁面が樋内壁面押え板６に押さえられて
いるので、強風によっても樋８，８が継手体１から外れ
ることがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案樋伸縮継手の一例を示す斜視図、第２図
は第１図の樋伸縮継手の使用例を示す斜視図、第３図は
第２図の縦断面図である。 １・・・・・・・・・継手体、２・・・・・・樋接続部
、３・・・・・・樋挟着片、４・・・・・・樋支持部、
５・・・・・・止水材、６・・・・・・樋内壁面押え板
、７・・・・・・樋受突条。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 溝形状の継手体の一端部付近に樋接続部が設けられ、樋
   接続部には樋挟着片が設けられ、樋挟着片と継手体との
   間に樋が挿入接合されるようなされ、継手体の他端部寄
   りの内壁面からは樋支持部が突設され、樋支持部には止
   木材が設けられ、樋支持部より樋接続部寄りの継手体の
   内部に樋内壁面押え板が設けられ、樋内壁面押え板の上
   端部は両側縁において継手体の内壁上端部に一体とされ
   てなる、樋伸縮継手。