JPS6079191A

JPS6079191A - ロ−タリ−コンプレツサ

Info

Publication number: JPS6079191A
Application number: JP18758883A
Authority: JP
Inventors: Tsunenori Shibuya; 渋谷　常則
Original assignee: Diesel Kiki Co Ltd
Current assignee: Bosch Corp
Priority date: 1983-10-06
Filing date: 1983-10-06
Publication date: 1985-05-04

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明はロータリーコンプレッサ、特に軸受は部分から
オイル漏れ、ガス漏れを防止するための構造に関するも
のである。

従来、ロータリーコンプレッサは第１図、第２図に示す
ように構成されるもので、各図に多いて１はシャフトで
あり、これにはロータ２が取付けられる。上記ロータ２
の周壁にはほぼ中心軸方向に延長するベーン溝３が複数
個設けられ、このベーン溝３に板状のベーン４が収納さ
れる。上記シャフト１とロータ２との間にはリング状の
中空部５が設けられ、この中空部５にベーン溝３の下側
の中央部分が連通ずる。上記ロータ２は、はぼ楕円状と
なった中空部を有するシリンダ６の内部に収納されるも
ので、上記シリンダ６の両端には固定板？Ａ、７Ｂが取
付けられており、一方の固定板７Ａはその中央部にシャ
フト１を保持する筒状の軸受は部８を有している。

上記固定板７Ａの外側にはヘッド９が取付けられており
、このヘッド９の中央部の孔９Ａを上記シャフト１が貫
通する。孔９Ａに対応するシャフト１の外周にシャフト
シール９Ｂに当接するシー小部材１１が設けられる。こ
の場合、シール部材１１と孔９Ａの内面との間にギャッ
プが形成され、このギャップがシール室１２となってい
る。上記中空部５とシール室１２とはオイル穴１３を介
して連通している。ヘッド９には吸入コネクタ１４が取
付けられ、この吸入コネクタ１４からの冷媒ガスは吸入
チャンバ１５を介して吸入ボート１６゜１６から圧縮室
１７．１７に導かれる。チャンバ１５よりもシャフト１
側にはチャンバ１８が設けられる。上記へソド９にはね
じ１９によってシェル２０が取付けられている。このシ
ェル２０は上記シリンダ６側全体を被うキャップ状とな
っており、シェル２０の底壁２１と固定板７Ｂとの間で
吐出チャンバ２２が形成されており、この吐出チャンバ
２２の下部側及びシリンダ６の下面とシェル２１の下部
側壁部との空間にオイル２３が溜められる。上記固定板
７Ａには上下方向に延長する芽イル孔２４が形成され、
このオイル孔２４を介してオイル２３が軸受は部８とシ
ャフト１との間に侵入する。なお上記吐出チャンバ１８
と吐出チャンバ２２とは図示しない孔を介して互いに連
通し、吐出チャンバ１８は吐出チャンバ２２の容積を大
きくするためのもので、その圧力は吐出チャンバ２２の
圧力Ｐｄと等しく保たれる。シェル２１には吐出コネク
タ２５が接続される。

以上の構成において、吸入コネクタ１４からの冷媒ガス
は吸入チャンバ１５．吸入ボート１６゜１６を介して圧
縮室１７に入り、ここで圧縮された後吐出ボート２５．
吐出パルプ２６を介して吐出チャンバ２２に流出される
。一方、圧縮室１７において圧縮されたガスは、ベーン
サイド間隙２７、ベーン面間隙２８．ロータサイド間隙
２９を介してロータ２に設けた中空部５に一部流れ、中
空部５内の圧力を高めることになる。また、吐出チャン
バ２２内の圧力Ｐｄのためにオイル２３がオイル孔２４
を介して押上げられ軸受は部８とシャフト１との間を通
って中空部５に流れる。従って中空部５には圧縮室１７
側からの冷媒ガスの一部と、オイル２３の一部が供給さ
れるので所定の圧力Ｐｍに設定され、この圧力ＰＩ１１
によってベーン４をシリンダ６方向に押圧することがで
きる。なお。

軸受は部８とシャフト１との間に、オイル孔２４を介し
て供給されたオイルはシール室１２にも流れる。この場
合、シール室１２と中空部５とはオイル穴１３を介して
連通しているのでシール室１２内の圧力はＰ−に設定さ
れる。中空部５はロータサイド間隙２９を介して吸入工
程にある圧縮室に連通し、中空部５内の圧力はその圧縮
室に向かって流れるため圧力Ｐａは高くなることなく、
一定に保持される。

上記中空部５内の圧力Ｐｓ＋と、吐出チャンバ２２゜１
８内の圧力Ｐｄと、吸入チャンバ１５内の圧力Ｐｇとの
関係は次式で示すようになる。

Ｐｍ＝　（Ｐｄ＋Ｐｓ）　％しかしながら、このような構成によれば、このコンプレ
ッサを停止すると、第３図に示すように各圧力Ｐｄ、、
Ｐａ＋、　Ｐｓは徐々に一定の圧力Ｐ１に達するのであ
るが、中空部５及びシール室１２の圧力Ｐ閣が圧力ＰＩ
に達するのに比較的長い時間を要し、このためコンプレ
ッサを停止した後もシール室１２５− 内の圧力が高い圧力に保たれる。一方コンブレッサを停
止した状態においてはシール部材１１とシャフトシール
９Ｂとの間に油膜が形成されないために、上記シール室
１２内の圧力によってシール部材１１を介してオイル、
ガスが外部に漏れてしまうという欠点を有していた。

本発明の目的はシール室における圧力をコンプレッ号停
止時に吐出チャンバ側に逃がすようにして上記欠点を除
去するものであり、以下実施例を用いて詳細に説明する
。

第４図ないし第６図は本発明によるロータリーコンプレ
ッサの一実施例を示す断面図であり、第１図、第２図と
同じものは同一符号を用いている。

この場合ヘッド９にチェックバルブ４０が形成される。

このチェックバルブ４０は、第５図、第６図に示すよう
に上記吸入チャンバ１５側が開口し、この開口部に蓋体
４１を有する孔４２と、この孔４２における底部からシ
ャフト１方向に延長４する小孔４３と、小孔４３とシー
ル室１２との間を連通ずるボー目」と、孔４２内に収納
されて６− 小孔４３に着座するボール弁４５と、孔４３内に収納さ
れ、ボール弁４５を孔４２方向に附勢するスプリング４
６と、孔４２と吐出チャンバ１８とを連通ずるポート４
７とから構成される。

以上の構成によれば、第３図に示すようにコンプレッサ
の停止時間ｔｏから所定の時間Ｔ１までは吐出チャンバ
１８内の圧力Ｐｄがシール室１２内の圧力Ｐｎ＋よりも
高いのでボール弁４５が小孔４３側に着座している。時
間ｔ１を経過すると、ＰＩＩｌがＰｄよりも高くなるの
でボール弁４５がスプリング４６によって押上げられ、
シール室１２がボート４４゜小孔４３．孔４２．ポート
４７を介して吐出チャンバ１８に連通ずるのでシール室
１２内の圧力を吐出チャンバ１８に逃がすことができる
。すなわち時間Ｔ＋において、圧力ＰＩＩｌが曲線ｍに
示すように急激に低下して圧力ＰＬに達する。このため
シール室１２内のオイルが漏れるおそれがなくなる。な
お、実際は、スプリング４６のスプリング力によって時
間ｔｌに達する前にボール弁４５が開かれるので、時間
ｔｏでコンプレッサが停止するとただちにオイル室１２
の圧力が低下する。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は従来のロータリーコンプレッサの一例
を示す断面図、第３図は各位置の圧力の変化を説明する
ための特性図、第４図ないし第６図は本発明によるロー
タリーコンプレッサの一実施例を示す断面図である。１・・・シャフト、２・・・ロータ、３・・・ベーン溝
、４・・・ベーン、５・・・中空部、８・・・軸受は部
、９・・・ヘッド、１２・・・シール室、１８．２２・
・・吐出チャンバ、２１・・・シェル、・４０・・・チ
ェソクバルフ、４５・・・ボール弁、４６・・・スプリ
ング。特許出願人　□ヂーゼル機器株式会社代理人　弁理士　宮　園　純　−

Claims

【特許請求の範囲】

シャフトに固定されたロータと、このロータを収容する
シリンダと、上記シャフトと軸受けに接して軸受けとシ
ャフトとの間に供給されるオイルの漏れを防止するシー
ル部材と、上記シール部材の外周に設けられてオイルを
収容するシール室と、オイルを収容するスペースを有し
、かつ上記ロータの駆動に基づいて供給される圧縮され
たガスを収容して、このガス圧によってオイルを上記シ
ール室に導くチャンバとからなるロータリーコンプレッ
サにおいて、上記シール室とチャンバとを連通ずる通気
孔にチェックバルブを設け、このチェックバルブをコン
プレッサ停止時にシール室内の圧力によって開くように
したことを特徴とするロータリーコンプレッサ。