JPS6076417A - 自動制御空調装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は自動制御空調装置に係り、特に自動車の自動
制御空調装置における特定モードの制御の改善に関する
。

（従来技術） 自動車の車室内外の温度などを検出し、これに基づいて
設定温度が得られる様に自動制御する自動制御空調装置
は知られている。

この種の装置においては、一般に、車室内温度が目標温
度と離れている程空気を吹出すためのブロアモータの回
転数は高く、目標温度に近づくに従って回転数は低くな
る。

この様な従来装置でブロアモータが低速回転域に到達し
ており、窓ガラスが曇っている場合、デフロスタ側及び
フロア側への吹出しを行い且つ温調制御を行ういわゆる
デミストモードへの切換えを必要とする場合があった。

しかし、従来装置ではデミストモードに切換えた際も自
動制御モードにおける低速回転をブロアモータに維持さ
せていた。

このため、デミストモードによるガラス曇りの除去が迅
速でなく効果を半減させていた。

（発明の目的） この発明は、以」−の従来技術の欠点を除去しようとし
て成されたものであり、自動制御モードにおける低速回
転域からデミストモードに切換えた際にも充分なデミス
ト効果の期待できる自動制御空調装置を提供することを
目的とする。

（発明の構成） この目的を達成するため、この発明によれば、温度に関
連した物理的環境因子を検出し電気信号として出力する
検出手段と、車室内の温度を設定するため乗員の設定操
作に従って電気信号を送出する車室温度設定装置と、空
気の吹出量を決定するブロアモータと、このモータの回
転数を制御するモータ制御回路と、前記検出手段並びに
前記車室温度設定装置の出力信号を基に車室内に最適環
境を形成すべく演算を施しこの演算結果に基づいて前記
モータ制御回路に指令信号を送出する演算制御装置とを
具え、車室温度が前記設定装置の操作に基づく目標車室
温度に近づくに従って前記ブロアモータの回転速度を下
げる様にした自動制御モードを有する空調装置において
、車窓の曇りを除去するデミストモードを形成するデミ
ストスイッチを設け、前記演算制御装置はこのデミスト
スイッチによりデミストモードが選択された指令に基づ
き前記ブロアモータの回転数が一定値以下であるときは
一定時間前記プロアモータの回転数を上昇させ、その後
徐々に前記自動制御モードによる回転数に復帰させる様
に指令信号を送出するようにする。

（発明の効果） 以上の様な構成とすることにより、この発明によれば次
の様な効果を奏する自動制御空調装置を提供することが
できる。

＋ｌ）自動制御モードからデミストモードへ切換えた後
吹出風量が増加することにより、迅速なデミスト効果（
窓ガラスの曇り取り効果）が期待できる。

（２）自動制御モードへ自動的に復帰するため、乗員の
一次的な操作が尊重される。すなわち、通常の自動制御
モードへ切換える再操作を必要とせず、乗員にとって煩
わしさが回避できる。

（３）デミストモードから自動制御モードに至る際ブロ
アモータの回転数は連続的に漸減するため、乗員はブロ
アモータが急激に回転数を変えることによって生ずる不
快感を免れることができる。

・（発明の実施例） 以下、添付図面に従ってこの発明の詳細な説明する。尚
、各図において同一の符号は同一の対象を示すものとす
る。

第１図はこの発明の実施１ダ１を示す系統図である。

同図によれば、システムチェンバ１０、駆動装置２０、
検出手段並びに車室内設定手段などを含む部分３０、及
び演算制御装置４０に分けて図示されている。

システムチェンバ１０は、外気導入ダクト１１、内気導
入ダク目２、内外気切換ドア１３、プロアファン１４、
エバポレーク１５、ヒータコア１６、エアミクスドア１
７＾、１７Ｂ　、１７Ｃ及びフロアト了１８八、ベンチ
レータドア１８Ｂ並びにデフロスタドア１８Ｇを具えて
いる。同図のシステムは各ドア】８八〜１８Ｃの選択に
よって足元吹出口Ａ、ベンチレータ吹出口Ｒ、デフロス
タ吹出口Ｃのいずれか二つを選択する二層吹出し制御を
実行する。

外気導入ダクト１１は車室外の空気を導入するためのダ
クトであり、内気導入ダクト１２は車室内の空気を再導
入するためのダクトであり、内外気切換ドア１３によっ
ていずれのダクト１１又は１２から空気を取入れるかを
選択する。

プロアファン１４は、ダク目１．１２から導入された空
気を車室内に向けて送り出すものである。このプロアフ
ァン１４の直後にはエバポレータ１５が配備されており
、冷気を形成する。

ヒータコア１６は、エンジンの冷却水を基に暖気を形成
しこれをエバポレータ１５の冷気と混合させるものであ
り、エアミクスドア１７八〜１７Ｃの開度によって混合
割合を調整する。

尚、各要素１３．１４．１７＾〜１７Ｃ、１８八〜１８
Ｃは乗員の操作又は自動的な操作がされるものであり、
この明細書中で必要に応じて「操作要素」としている。

駆動装置２０は前述の温度に関連した操作要素１３．１
４．１７八〜１７Ｃ、１Ｂ八〜１８Ｃを駆動するための
ものであり、切換アクチュエータ２１、モータ制御回路
２２、開度調節アクチュエータ２３、及び切換アクチュ
エータ２４を具えている。切換アクチュエータ２１は指
令信号ｃｃｉによって内外気切換ドア１３を所定の切換
方向に駆動する。モータ制御回路２２は指令信号ＣＣ２
に基づいてプロアファン１４の回転速度を決定する。開
度調節アクチュエータ２３は、エアミクスドア１７八〜
１７Ｃの開度を指令信号ＣＣ３に基づいて決定する。切
換アクチュエータ２４は指令信号ＣＣ４によってドア１
８八〜１８ｃの開閉を行い、前述の様にいずれか二つの
吹出口を選択する。

部分３０は、温度に関連した物理的環境因子を検出し電
気信号として出方する検出手段、温度に関連した車室内
外の情況により乗員の設定操作に従って電気信号を送出
する車内設定手段、及びその他の手段を具えている。

検出手段としては、外気の温度を検出する外気温センサ
３１、車室内の温度を検出する室温センサ３２、吹出温
度を検出する吹出温センサ３３、日射量を検出する日射
センサ３４が設けられている。

車内設定手段としては、希望する車室温度を設定するた
めの温度設定スイッチ３５、窓の曇りを除去するための
デミストスイッチ３７が設けられている。

その他の手段は、ＡＤコンバータ３８及び温度表示装置
３９である。ＡＤコンバータ３８は各センサ３１〜３４
の信号を後処理のためにディジタル信号とする。

温度表示装置３９は、温度設定スイッチ３５による設定
温度を表示するものであり螢光管、ＬＥＤ　、液晶など
によるセグメント表示の他各種の方法が可能である。

尚、この明細書で［温度に関係した物理的環境因子」と
は、温度のみでなく、湿度、日射量などを含み、また車
室内の温度に影響を与える因子例えば車速度などをも必
要に応じて含むものである。

演算制御装置４０は、各検出手段及び設定手段などから
の信号ＳＳ１〜ＳＳ６　、Ｃ５，ＬＳ、　ＤＳＬ　、Ｄ
Ｓ２に基づいて制御指令信号ＣＣＩ〜ＣＣ４を送出し、
車室内に最適環境を形成する様にする。すなわち、この
演算制御装置４０の指令信号によって内外気切換ドア１
３の切換方向、プロアファン１４の回転速度、エアミク
スドア１７八〜１７Ｇの開度、各ドア１８Ａ〜１８Ｇの
開閉状態を制御することにより、最適な空気を車室内に
送り込むことができる。

この演算制御装置４０のうち、この発明に関連した部分
の構成は第２図に示す様である。同図によれば、車室目
標温度演算回路４１、室内温度差演算回路４２、風量変
更回路４４が示されている。

室内目標温度演算回路４１は、外気温センサ３１によっ
て与えられる外気温信号Ｓ３１及び温度設定スイッチ３
５によって与えられる設定温信号Ｃ３に基づき、体感温
度が設定温度に近づくためには、車室内を何度にすれば
よいかを演算する。この目標温度信号はＴＲＯである。

室内温度差演算回路４２は、この目標温度Ｔｌｌ０と車
室温センサ３２によって検出した現在の車室内の温度Ｓ
Ｓ２との差へＴを演算するものである。

風量演算回路４３は、差信号△Ｔによってブロアモータ
の回転数乃至は回転速度Ｒを決定するものである。一般
に、目標温度Ｔｌｌ０と車室？ＩＡＳＳ２との差が大き
いほどモータの回転数は大きい。

風量変更回路４４は、演算回路４３の決定した回転数信
号Ｒを必要に応じて変更するものであり、変更指令ＤＳ
Ｉ　はデミストスイッチ３７によって与えられる。

すなわち、回転数信号Ｒがある低速回転域に到達するま
では信号Ｒは修正を受けることなくそのまま風量変更回
路４４を通過する。例えば、ブロアモータの印加電圧Ｖ
と時間Ｔとの関係でいえば、第３図に示す様に、空調装
置を起動しＶ　＝　ＶＨの高゛い電圧で駆動される時点
から、室内温度が目標温０ 度に近づきｖ＝ｖしの低い電圧で駆動されるに至る時点
Ｔ＝ｔ、までは回路４４により信号Ｒが修正を受けるこ
とはない。従って、この風量変更回路４４は変更指令信
号ＤＳＬを受付けることのできる閾値を有する。

デミストスイッチ３７による変更指令信号Ｉ）ＳＬを風
量変更回路４４が受付けた場合には、Ｔ１時間の間中低
速回転Ｖ＝ＶＭ（第３図）にブロアモータの回転を上昇
させる。次に、これに引続＜’ｈ待時間間にブロアモー
タの回転数を通常の自動制御モードにおける低速回転Ｖ
＝Ｖｗ（第３図）までブロアモータの回転数を漸減させ
て、自動制御モードに復帰する。

以上から分かる様に、風量変更回路４４は時定数Ｔ１、
Ｔ、のタイマを有する。

尚、以上の説明では、デミストスイッチ３７による指令
信号ＤＳ１はｖ＝ｖＬとなったときに受入れられるとし
て説明したが、ｖ　＝　ＶＭ以下となったときはいつで
もこの指令信号ＤＳＩを受入れられる様にしてもよい。

１ デミストスイッチ３７は、指令信号ＤＳ１に重ねて、そ
の操作に基づく信号ＤＳ２によってアクチュエータ２２
を駆動しデフロスタ側Ｃ及びフロアＡ側への吹出しが行
われる様になっている。

次に、第４図のフローチャー１・を参照しつつ、この実
施例の動作を説明する。尚、以下で（１）、（２）など
の番号はフローチャート中の番号と対応する。

空調装置のスイッチがオン状態になると、システムは起
動しく１）、外気温度、車室温度、設定温度が読込まれ
（２）、室内目標温度演算回路４１及び室内温度差演算
回路４２を介して風量演算回路４３で現在必要な風量を
演算する（３）。

この後、風量変更回路４４でデミストスイッチ３７がオ
ン状態にあるか（４）を判断する。

スイッチ３７がオン状態にない場合は、システムは通常
の自動制御モード（６）にあり、車室内温度が目標温度
に近づくに従ってブロアモータの回転数を下げる。

デミストスイッチ３７がオン状態とされた場合には、タ
イマが起動しく８）、ブロアモータの駆動電圧２ ＶをＶ　＝　Ｖｚとする（９）。この状態はタイマの動
作が終了するまで１１時間の間持続されるＧＯｏこのタ
イマの動作が終了すると次のタイマが起動しく１．１）
、ブロアモータの駆動電圧■はｖＭからｖＬに向かって
減少し始める（１２）。この状態はタイマ動作が終了す
るまで１２時間の間持続する（１３）。

１２時間の後、ブロアモータの駆動電圧■はＶ−ＶＬと
なり、通常の自動制御モードである低速回転に復帰する
。（１４）。

この発明は、以上の実施例に限定されることなく、この
発明の目的を達成し得る範囲において、各種の変形例を
含むものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例の系統図、第２図は第１図の
実施例の要部を詳細に示す系統図、第３図は第１図の実
施例の動作の要点を説明するための特性図、第４図は第
１図の実施例の動作を説明するめのフローチャートであ
る。 １０・・・システムチェンバ、２０・・・駆動回路、２
２・・・モータ制御回路、３１〜３４・・・検出手段、
３５・・・温度設定３ スイッチ、３７・・・デミストスイッチ、４０・・・演
算制御装置。 特許出願人　日産車体株式会社 復代理人　弁理士　藤原宏之 ４

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）温度に関連した物理的環境因子を検出し電気信号
   として出力する検出手段と、車室内の温度を設定するた
   め乗員の設定操作に従って電気信号を送出する車室温度
   設定装置と、空気の吹出量を決定するブロアモータと、
   このモータの回転数を制御するモータ制御回路と、前記
   検出手段並びに前記車室温度設定装置の出力信号を基に
   車室内に最適環境を形成すべく演算を施しこの演算結果
   に基づいて前記モータ制御回路に指令信号を送出する演
   算制御装置とを具え、車室温度が前記設定装置の操作に
   基づく目標車室温度に近づくに従って前記ブロアモータ
   の回転速度を下げる様にした自動制御モードを有する空
   調装置において、車窓の曇りを除去するデミストモード
   を形成するデミストスイッチを設け、前記演算制御装置
   はこのデミストスイッチによりデミストモードが選択さ
   れた指令に基づき前記ブロアモータの回転数が一定値以
   下であるときは一定時間前記ブロアモータの回転数を上
   昇させ、その後徐々に前記自動制御モードによる回転数
   に復帰させる様に指令信号を送出することを特徴とする
   自動制御空調装置。