JPS6075685A - 銀面層を有する複合シ−ト状物 - Google Patents

銀面層を有する複合シ−ト状物

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JPS6075685A
JPS6075685A JP18423783A JP18423783A JPS6075685A JP S6075685 A JPS6075685 A JP S6075685A JP 18423783 A JP18423783 A JP 18423783A JP 18423783 A JP18423783 A JP 18423783A JP S6075685 A JPS6075685 A JP S6075685A
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JP
Japan
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layer
fiber
sheet
entangled
fibers
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Pending
Application number
JP18423783A
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English (en)
Inventor
Kenkichi Yagi
八木 健吉
Hiroyasu Kato
博恭 加藤
Shiro Imai
史朗 今井
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、外観と表面感触に優れ、機械的強力にも優れ
た新規な銀面層を有する複合体シート状物に関する。
従来、シートの補強や伸び止めのため織物または編物を
不織層と組み合せた繊維シートを銀面層付人工皮革の基
拐に使用することが、行なわれてきた。例えば不織布の
表面に織物層を設け、その上にポリウレタンなどの樹脂
被覆層を設けて銀面層としたもの、織物あるいは編物の
上または上下に抄造法などによシネ職層を積層し、その
一方の表面にポリウレタンの約0.03朋程度の膜を転
写して銀面層としたもの、寿どの例が挙げられる。
しかしこれらの従来技術を用いた人工皮革は、不織布層
、織物もしくは編物層およびポリウレタンなどの弾性体
樹脂からの銀面層という6つの全く異なった性質の層が
、一つの複合体ノートを構成しているので総合的なバラ
ンスをう壕くとるのが難しく、風合のしなやかさや柔軟
さ、銀面層と繊維層との一体感に今一つ欠けたものであ
る上、銀面層が弾性体樹脂からなっている凹凸防止に織
物を利用したものであるが、織物層と被覆層の剥離が起
シやすく、またゴム感と反発性の著しいものであった。
後者は織物もしくは編物を不織布の内部もしくは裏面に
存在させ、不織層の強力補強に利用しているものであり
、上記の織物層と被覆層との剥離の問題は解決されてい
るが、不織層の上にポリウレタン膜を転写しであるので
、不織層とポリウレタン膜との剥離が生じやすいもので
ある。また、表層がポリウレタン膜により被覆されてい
るため、ゴムライク感やプラスチック光沢の強いもので
ある。
本発明は、織物や編物と不織構造を組み合せることの長
所は生かし、かつ従来の技術では解決でき橙かった銀面
のゴムライク感や反発性を解消し、外観品位、感触と機
械的強力や耐傷性の共に優れた銀面層を有する複合シー
ト状物を得ることを目的になされたものである。
本発明の目的は、極細単繊維の三次元絡合体の内部層ま
だは裏面層に、該三次元絡合体を構成する極細単繊維の
絡着により不離一体に編物または織物を埋め込んでなる
複合シート状物であって、該三次元絡合体の少なくとも
−の表層部に主として内部層から連続している極細単繊
維の繊維交絡点間距離がsooミクロン以下の緻密女交
絡体とその空隙部に存在する樹脂とからなる銀面層を有
することを特徴とする複合シート状物によシ達成できる
すなわち本発明は、極細繊維の三次元交絡体内部層また
は裏面層に織物もしくは編物が不離一体に埋め込まれて
いるため三次元交絡体内での層間剥離がなく、また三次
元交絡体の表層部は、内部層から連続している極細単繊
維の繊維交絡点間距離が500ミクロン以下の緻密な交
絡体とその空隙に存在する樹脂とからなる銀面層となっ
ているため、三次元交絡体と銀面層との剥離もなく、機
械的強力の優れた複合体シート状物を与える。さらにか
かる銀面層は従来のポリウレタン膜のような被覆層では
なく、極細繊維の交絡体とその空隙部に存在する樹脂と
からなっているので、ゴム感や反発感は全くなく、一体
感があって良好な感触を有し、また外観もプラスチック
光沢がなく、天然感のある品位の高いものとなる。
本発明における極細繊維は、繊度が平均的に0.2デニ
ール以下のものが好ましい。0.2デニールより太い場
合は、繊維の剛性が過大で銀面層の柔軟性や表面のしわ
形態が損われるばかりでなく、揉みなどにより亀裂が発
生しやすく表面に凹凸が発生したりして緻密でしなやか
な銀面層の形成がむつかしい。0.2デニール以下好ま
しくは0.05デニール以下の極細繊維を用いることに
よって、はじめて繊維どうしの交絡が緻密にでき、平滑
性がよくしなやかで、亀裂が発生しにくく手になじみの
よい銀面層を有する複合7−1・状物が得られる。
本発明の複合シート状物の銀面層における繊維構造は極
細繊維が相互に緻密に交絡していることが必要である。
すなわち繊維の交絡密度が高いということでちる。繊維
の交絡密度を測る一つの方法として、後述する繊維交絡
点間距離を測定する方法があるが、銀面層の繊維は、こ
の方法での測定値が500μ以下の交絡密度を有してい
ることが必要である。この値が500μより大きい構造
のもの、たとえば繊維の交絡をニードルパンチだけで粗
く行なった絡みの少ない繊維構造のものなどは、繊維の
交絡力がほとんどないかまたは少ないため、擦過、揉み
、くり返しせん断力などを受けたとき、表面が毛羽立っ
たシ亀裂が発生したりしやすいだめ好ましくない。こう
した欠点をなくすだめには、繊維交絡点間距離は500
μ以下、好寸しくは200μ以下であることが必要であ
る。
ここで、繊維交絡点間距離とは、つぎの方法でめた値の
ことであり、繊維の交絡の緻密さを示す一つの尺度とし
て値が小さいほど交絡が緻密であることを示すものであ
る。図は銀面層における構成繊維を表面側から観察した
ときの構成繊維の拡大模式図である。構成繊維をf11
f2、f3、・・・・・・としそのうちの任意の2本の
繊維f□、ffが交絡する点をalとしalで上になっ
ている繊維f2が他の繊維の下になる形で交差する点ま
でたどっていきその交差した点をa2(f。
とf3の交絡点)とする。同様にaS、a4、aS・・
・・・・とする。つぎにこうしてめた交絡点の間の直線
水平距離a1a2、a2 aS、a3a、、a4a5、
aS a、、aS a、 、 a、 a、、a3a8、
a、 a、、a、 ao、a、 aS ・・・・・・を
測定し、これら多数の測定値の平均値をめこれを繊維交
絡点間距離とする。
本発明においては、銀面層の極細繊維の主体はその内部
層の極細繊維と連続していることが必要である。すなわ
ち本発明の三次元絡合体の表層部を形成する銀面層とそ
の内部層とでは繊維は実質的に連続しており、かつ該内
部層の極細繊維は、さらに埋め込まれた織物あるいは編
物に不離一体に絡み着いている(以下絡着と称する)。
さらに銀面層と内部層を形成する極細繊維の交絡密度に
おいては、銀面層における交絡密度が、内部層における
それよりも高い繊維構造のものは、特に一体感のある風
合のシート物が得られしかも銀面層と三次元絡合体層が
剥離することがないことから好ましく用いられる。
もちろん三次元絡合体および織編物層にはポリウレタン
などのバインダー樹脂が小]与されていても良い。
本発明で使用される極細繊維は繊維形成能を有する高分
子物質からなり、例えば、ナイロン6、ナイロン66、
ナイロン12、共重合ナイロンなどのポリアミド、ポリ
エチレンテレフタレート、共重合ポリエチレンテレフタ
レート、ポリブチレンテレフタレート、共重合ポリブチ
レンテレフタレートなどのポリニスデル、ポリエチレン
、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリウレタン
、ポリアクリロニトリルおよびビニル重合体などがあげ
られる。
本発明の銀面層は、かかる極細単繊維が緻密に交絡した
交絡体の空隙部分に樹脂が付与されていることにより形
成される。好ましくは皮革調のシボ模様の凹凸がその表
面に賦型されて形成される。
銀面層の樹脂の付着構造については格別な限定はなく目
的によって変わりうるが、衣料用など柔軟性ややわらか
な感触が特に要求される場合は、銀面層の表面に近くな
るにつれて樹脂が多く付着した構造のもの、銀面層の最
表面のごく薄い層の樹脂料量が特に多く、その他は全く
樹脂が付着していないか伺着していてもわずかの量であ
るような構造のもの、あるいは、表面部分の樹脂は非多
孔質でそれ以下は多孔質である構造のものなどが好まし
い。また、耐傷性の特に高いことが要求される場合は、
銀面層の空隙部分にほとんどすき壕なく樹脂が充填され
た構造のものが好ましい。
銀面層に用いる樹111−1は、たとえば、ポリアミド
、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリアクニトリルブ
タジェン共重合体、ポリアミノ酸、ポリアミノ酸ポリウ
レタン共重合体、/リコン樹脂などの合成樹脂まだは天
然高分子樹脂、またはこれら樹脂の混合物などである。
更に必要によっては可塑剤、充填剤、安定剤、顔料、染
料、架橋剤等を添加してもよい。ポリウレタン樹脂また
はこれに他の樹脂や添加剤を加えたものは、特に柔軟な
風合や感触をもち耐屈曲性のよい銀面層が得られるため
好ましく用いられる。
本発明に用いられる織物あるいは編物には、格別の限定
はなく、一般には20g/m〜100g/mの目付を有
するものが用いられる。風合と補強力との兼ね合いから
60〜80 g / mの目付の範囲がさらに好ましい
。かかる織物あるいは編物を、本発明の三次元絡合体の
内部または裏面に不離一体に埋め込むことにより複合シ
ート状物の引裂強力の向上や伸びの抑制、せん断疲労特
性の向上が図れる。
本発明の複合ノート状物を製造する方法としては、メル
トブロー法、スーパードロー法、フラッシュ紡糸法など
の直接紡糸により紡糸した極細繊維、あるいは高分子配
列体繊維や混合紡糸繊維のような海島型多成分系繊維の
海成分を抽出除去して得た極細繊維、分割剥離可能な多
成分系繊維から分割して得だ極細繊維などの極細繊維を
、フィラメントもしくはカットした短繊維の状態て、シ
ート化する。シート化の方法はランダムウニツバ−や抄
造機を用いる方法やメルトブロー法などで直接7−1・
化する方法がとれる。
これらの方法により得られたウェブを前述の織物あるい
は編物の上に重ね、あるいはその上下に重ね積層シート
とする。この際ニードルパンチなどにより形態固定して
おくのも良い。積層ソートあるいはニードルパンチした
積層シートは、次に高速の流体流による噴き当て処理を
うけ、積層シートの極細繊維を三次元的に互いに交絡さ
せるとともに、織物あるいは編物と極細繊維の一部とを
互いに交絡させ、三次元交絡体と織物あるいは編物が一
体化し埋め込まれた状態にする。あらかじめニードルパ
ンチした積層シートは繊維密度が高くなっているので高
速流体処理の条件を選択することによシ、表層部付近の
交絡を特に強く行なわしめることも出来、三次元交絡体
の表層部と内層部の交絡度を変えて、銀面層における交
絡密度が内部層のそれよりも高い繊維構造のものにする
こともできる。
ここでいう流体とは、流体あるいは気体であり、特別な
場合は、きわめて微細な固体を含むものであってもよい
が、取り扱いやすさ、コスト、流体としての衝突エネル
ギー量の点から水が最も好ましく用いられる。このよう
な流体を加圧し、孔径の小さいノズルあるいは間隔のせ
まいスリットから噴射させ高速の柱状流あるいはカーテ
ン状流とし、繊維シートの少なくとも一面に噴き当てて
極細繊維の交絡および織物あるいは編物への絡着を行な
う。この処理は両面から行なっても、もちろん良い。液
体にかける圧力は、極細繊維の交絡のしやすさや繊維シ
ートの構造によって異なり、交絡しやすい場合は、5〜
70Kg/iの比較的低圧でよいが、交絡しにくい場合
は、7o〜30 oKp/fflの高圧、特にIDDK
y/c7Iを越える超高圧が好ましい。表層部の極細繊
維の繊維交絡点間距離が500μ以下、好ましくは20
0μ以下に彦るよう圧力やノズルの条件を選択すること
が必要である。
また、噴き当て回数を増すことにより交絡の程度を高め
ることも可能であり、噴き当てのたびごとに圧力を変化
させてもよい。またノズルを揺動する方法や、パルス流
を用いる方法や斜め方向から噴き当てる方法も打撃欠点
を消す意味から好ましい。
しかる後、必要に応じてポリウレタンエラストマーなど
の樹脂の溶液又は分散液を含浸し湿式又は乾式によって
凝固させる。
しかる後、得られた繊維ソートの極細繊維が交絡した層
へ前記した銀面層用樹脂の溶液又は分散液をリバースロ
ールコーティング、グラビアコーティング、ナイフコー
ティング、スリットコーティング、スプレーなどの方法
で付与し湿式又は乾式によって凝固させ、ロール面ある
いはシート面に重ね合わせ加圧必要に応じて加熱し、繊
維と樹脂とを一体化せしめ、銀面層を形成せしめると同
時に表面の平滑化を行なう。
ここで、樹脂を伺与する前に繊維シートにプレスなどの
処理を行ない表面の平滑化することも好ましい方法であ
る。銀面形成のとき表面にシボ模様のあるエンボスロー
ルあるいはンボ賦型シートを使用すると一体化、平滑化
とシボ賦型が同時に行なえるため好ましい。さらに必要
に応じて、仕上げ剤塗布、染色、揉みなどの処理を行な
ってもよい。
本発明の銀面層を有する複合シート状物は、織物もしく
は編物によシ補強された三次元交絡体構造と、従来のよ
うな弾性体の膜による銀面層ではなく、三次元交絡体構
造の表層部の極めて緻密な極細繊維交絡体と、その空隙
に存在する樹脂とから形成された新規な銀面層を有する
ので、風合や感触に一体感があり、耐傷性や機械的強力
に優れており、外観品位の良好な、ゴム感や反発感のな
い性質を示すので、衣料用の銀材人工皮革をはじめ、靴
用中華、ハンドバッグ、カバン、ベルト、家具、袋物、
手袋、壁装材、ボールの表革、自動車座席シート、自動
車内装彦ど各種の用途に好ましく用いられる。
以下に示す実施例は、本発明をより明確にするだめのも
のであって、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例において、部および係とあるのは特に記載のない
かぎり重量に関するものである。寸だ平均交絡点間距離
の値は100個の測定値の平均値とした。
実施例1 海成分としてポリスチレン60部、島成分としてナイロ
ン640部からなる1フイラメント中に島本数が76本
である高分子配列体繊維の6.8デニール、ろ0朋長の
ステープルを、トリクロルエチレンでポリスチレンを溶
解し、0.02デニールのナイロン6極細繊維を得た。
この極細繊維を水中に分散し0.1 %のスラリーを助
剤を用いて調整し、二層抄き式抄紙機により、中間層に
50g/m”の目付のナイロン織物を挿入し、上下に極
細繊維集合層を積層した繊維シートを得た。繊維シート
の目付は250g/77L″であった。
この繊維シートを100メツシユの金網上に乗せ、20
Kr/fflの圧力をかけた水を小孔が一列に並んだノ
ズルから噴射させ表裏の両/表面から噴き当てた。
この処理により繊維シートの形態固定と織物への極細繊
維の絡着ができた。次いで繊維シートの一方の表面に孔
径0.1 mmの孔が孔の中心間距離0.6 mrnの
ピッチで一列に並んだノズルからノズルを揺動させなか
ら5oKr/iの圧力をかけた水を、その表面に高速で
噴射し、同じ条件で合計2回処理し、つぎに圧力を50
Kg/cntに下げノズルを振動させながら同様の処理
を1回行なった。得られた繊維シートは表層の極細繊維
が相互に緻密に交絡した繊維構造を有するものであった
つぎに不織布(A)、(B)、(0)それぞれに、ポリ
エチレンアジペートとポリブチレンアジペートとの混合
ジオールとP、P/ −ジフェニルメタンジイソシアネ
ートのプレポリマーをエチレン// リコールで鎖伸長
して得られたポリウレタンの5チジメチルホルムアミド
(以下I)Ml−という)溶液を含浸し表面に付着した
液をスフレイパーで除去して水中へ導入して凝固した。
しかる後80℃の熱水中で十分洗浄しDMFを除去した
つぎに、このシートの表面から、含浸に用いたポリウレ
タンと組成は同じであるが硬さをやや硬くしたポリウレ
タンの10%溶液に顔料を添加した溶液をグラビアコー
タで付与し乾燥後加熱エンボスロールに通してプレスし
皮革様シボ模様を型押しした。さらに常圧で液流染色機
を用いて染色し、通常の方法で仕上げ加工を行なった。
この処理により表面は天然カーフそっくりの層を有して
いた。また引張や引裂、屈曲性質なども実用レベルをは
るかにオーバーする優れた機械的性質を示していた。
この複合シート状物に付与されているポリウレタンおよ
び仕上げ剤を溶剤で抽出除去し、銀面層表面の構成繊維
の繊維交絡点間距離を測定した。平均繊維交絡点間距離
は156μであった。
一方20Kr/cT?Lの水流処理のみを行ない、80
Ky / crlと50に9/dの高速水流噴き当て処
理を行なわないで、その他は同様にして得た複合シート
状物は、−芯木発明の目的の銀面層を形成していたが、
表面の緻密な外観という点では前記の本発明例よりやや
劣るものであった。このものの繊維交絡点間距離は41
0μであった。
実施例2 メルトブロー法によりナイロン6の約0.005デニー
ルの極細繊維を紡糸し、目付が40g/m′のナイロン
織物の上に約410g/yy?のウェブを形成し、3.
500本/dのニードルパンチを行なった。このニード
ルパンチ不織布を熱水で収縮させた後実施例1と同様の
ノズルで、ウェブ面から100Kp/cIlで高速水流
処理を2回織物面から50Kp/fflで1回行ない乾
燥したところ、表層は約13Dミクロンの繊維交絡点間
距離をもっており、内部は表層から連続した繊維がルー
ズにランダム絡合しており、裏面の織物へさらに極細繊
維が絡着している繊維シートを得た。
次に該繊維ソートの極細繊維交絡面に、ポリエチレンア
ジペート、ポリブチレンアジペートおヨヒポリエチレン
グリコールの混合ジオール(混合割合60:20:20
)とl)、p/−ジフェニルメタンジイソシアネ−1・
のプレポリマーをエチレングリコールで鎖伸長して得ら
れたポリウレタンの10%溶液に顔料を添加した溶液を
グラビアコータで伺力し乾燥後加熱エンボスロールに通
してプレスし皮革様シボ模様を型押しした。
さらに1:2型金属錯塩染料を用いて常圧で染色を行な
って本発明の複合シート状物を得た。
得られた複合シート状物は、良く揉むと非常に柔軟で一
体感のある風合となり、表面の感触や外観は衣料用の天
然羊革のような感じであった。このものは特にバインダ
ー樹脂は付与されていないにもかかわらず機械的強さは
実用レベルであり、銀面の擦過傷もつきに<<、ついて
もポリウレタンがはがれるよう女ことはなく目立ちにく
いものであった。
【図面の簡単な説明】
図は銀面層における構成繊維を表面側から観察したとき
の構成繊維の拡大模式図である。 図においてfl、f2、fl、f4、f5およびf6 
は構成繊維、al、a2、a3、a4、a5、a6、a
l、a8およびa、は構成繊維の交絡点をそれぞれ示す
。 特許出願人 東 し 株 代金 社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 極細単繊維の三次元絡合体の内部層または裏面層に、該
    三次元絡合体を構成する極細単繊維の絡着により不離一
    体に編物まだは織物を埋め込んでなる複合シート状物で
    あって、該三次元絡合体の少なくとも−の表層部に主と
    して内部層から連続している極細単繊維の繊維交絡点間
    距離が500ミクロン以下の緻密な交絡体とその空隙部
    に存在する樹脂とからなる銀面層を有することを特徴と
    する複合シート状物。
JP18423783A 1983-10-01 1983-10-01 銀面層を有する複合シ−ト状物 Pending JPS6075685A (ja)

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