JPS6075462A - Ν−アルキルデカヒドロイソキノリンの製造方法 - Google Patents
Ν−アルキルデカヒドロイソキノリンの製造方法Info
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- JPS6075462A JPS6075462A JP18072483A JP18072483A JPS6075462A JP S6075462 A JPS6075462 A JP S6075462A JP 18072483 A JP18072483 A JP 18072483A JP 18072483 A JP18072483 A JP 18072483A JP S6075462 A JPS6075462 A JP S6075462A
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- purified
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、医薬、農薬等の原料化合物として有用なN
−アルキルデカヒドロイソキノリンの製造法に係り、特
にタール系イソキノリンを原料にして一段階でN−アル
キルデカヒドロイソキノリンを製造する方法に関する。
−アルキルデカヒドロイソキノリンの製造法に係り、特
にタール系イソキノリンを原料にして一段階でN−アル
キルデカヒドロイソキノリンを製造する方法に関する。
従来、この種のN−アルキルデカヒドロイソキノリンの
製造方法として、メタノール中でインキノリンをラネー
ニッケルの存在下に水素化し、イソキノリン核の水素化
と同時にN原子にメチル基を導入することが知られてい
る( J、 C,S、 1954p 8798〜380
2 )。しかしながら、この方法ではその収率が通常5
0チより低く、我々の実験によると原料イソキノリンと
してタール系イソキノリンを使用すると反応が全く進行
せず、N−メチルデカヒドロイソキノリンを得ることが
できなかった。
製造方法として、メタノール中でインキノリンをラネー
ニッケルの存在下に水素化し、イソキノリン核の水素化
と同時にN原子にメチル基を導入することが知られてい
る( J、 C,S、 1954p 8798〜380
2 )。しかしながら、この方法ではその収率が通常5
0チより低く、我々の実験によると原料イソキノリンと
してタール系イソキノリンを使用すると反応が全く進行
せず、N−メチルデカヒドロイソキノリンを得ることが
できなかった。
そこで、本発明者等は、タール系インキノリンを使用し
た場合に反応が全く進行しない原因を突止め、タール系
イソキノリンを原料にして一段階でN−アルキルデカヒ
ドロイソキノリンを製造する方法について鋭意研究を重
ねた結果、出発原料のタール系イソキノリンについて特
定の前処理を行うことにより、単にN−アルキルデカヒ
ドロイソキノリンを一段階で製造し得るだけでなく、そ
の収率も向上することを見い出し、本発明を完成したも
のである。
た場合に反応が全く進行しない原因を突止め、タール系
イソキノリンを原料にして一段階でN−アルキルデカヒ
ドロイソキノリンを製造する方法について鋭意研究を重
ねた結果、出発原料のタール系イソキノリンについて特
定の前処理を行うことにより、単にN−アルキルデカヒ
ドロイソキノリンを一段階で製造し得るだけでなく、そ
の収率も向上することを見い出し、本発明を完成したも
のである。
すなわち、本発明は、コールタール油又は石炭液化油か
ら酸抽出により得られたイソキノリン、すなわちタール
系イソキノリンに酸を付加させてイソキノリニウム塩に
した後精製し、得られた精製イソギノリ〉1クム塩をア
ルカリ分解して精製イソキノリンとし、この精製イソキ
ノリンをアルコールの存在下に水素化触媒を用いて水素
化するN−アルキルデカヒドロイソキノリンの製造方法
である。
ら酸抽出により得られたイソキノリン、すなわちタール
系イソキノリンに酸を付加させてイソキノリニウム塩に
した後精製し、得られた精製イソギノリ〉1クム塩をア
ルカリ分解して精製イソキノリンとし、この精製イソキ
ノリンをアルコールの存在下に水素化触媒を用いて水素
化するN−アルキルデカヒドロイソキノリンの製造方法
である。
本発明で使用するタール系イソキノリンは、コールター
ル油又は石炭液化油から酸抽出されたタール塩基分を蒸
留して得たものであり、硫黄化合物が全硫黄分として通
常01〜8%程度含有されている。
ル油又は石炭液化油から酸抽出されたタール塩基分を蒸
留して得たものであり、硫黄化合物が全硫黄分として通
常01〜8%程度含有されている。
上記タール系イソキノリンをイソキノリニウム塩にする
ための酸としては、硫酸、塩酸等の鉱酸類あるいは酢酸
等の有機酸類がある。
ための酸としては、硫酸、塩酸等の鉱酸類あるいは酢酸
等の有機酸類がある。
」二記酸を用いてタール系イソキノリンをイソキノリニ
ウム塩にする方法は、従来公知の如何なる方法であって
もよく、例えばタール系イソキノリン中に酸を冷時滴下
する。また、得られたインキノリニウム塩を精製する方
法どしては、再結晶法、洗浄法、分散晶析法等の公知の
方法あるいはこれらの組合せが適用できる。再結晶溶媒
としては、メタノール、エタノール、イソプロパツール
等のアルコール類、水、その他極性溶媒あるいはこれに
他の無極性溶媒を加えた混合溶媒が使用される。
ウム塩にする方法は、従来公知の如何なる方法であって
もよく、例えばタール系イソキノリン中に酸を冷時滴下
する。また、得られたインキノリニウム塩を精製する方
法どしては、再結晶法、洗浄法、分散晶析法等の公知の
方法あるいはこれらの組合せが適用できる。再結晶溶媒
としては、メタノール、エタノール、イソプロパツール
等のアルコール類、水、その他極性溶媒あるいはこれに
他の無極性溶媒を加えた混合溶媒が使用される。
また、洗浄溶媒としては、アルコール類、脂肪族炭化水
素、芳香族炭化水素、クロロホルム、水等が使用される
。
素、芳香族炭化水素、クロロホルム、水等が使用される
。
再結晶法等により精製された精製イソキノリニウム塩を
アルカリ分解するために使用されるアルカリとしては、
例えば苛性ソーダ水溶液、苛性カリ水溶液、アンモニア
水等の従来公知のものを使用することができる。
アルカリ分解するために使用されるアルカリとしては、
例えば苛性ソーダ水溶液、苛性カリ水溶液、アンモニア
水等の従来公知のものを使用することができる。
精製イソキノリニウム塩のアルカリ分解によって得られ
た精製イソキノリンは、そのまま次の水素化の工程に使
用することもできるが、好ましくは一旦蒸留するのがよ
い。
た精製イソキノリンは、そのまま次の水素化の工程に使
用することもできるが、好ましくは一旦蒸留するのがよ
い。
上記精製イソキノリンを水素化する際に使用されるアル
コールは、水素化生成物であるデカヒドロイソギノリン
のN原子に導入すべきアルキル基により決定されるが、
好ましくはメタノール、エタノールである。
コールは、水素化生成物であるデカヒドロイソギノリン
のN原子に導入すべきアルキル基により決定されるが、
好ましくはメタノール、エタノールである。
また、水素化に使用する水素化触媒としては、金属ニッ
ケルを含有するニッケル触媒、金属ルテニウムを含有す
るルテニウム触媒等があるが、好ましくはニッケル触媒
である。
ケルを含有するニッケル触媒、金属ルテニウムを含有す
るルテニウム触媒等があるが、好ましくはニッケル触媒
である。
このイソキノリン核の水素化と同時にN−アルキル化を
行う際の反応条件としては、反応温度にライては通常1
20〜250℃、好ましくは150〜230°Cであり
、水素圧力については100kg/cm2・0以上であ
り、また、反応時間については原則として水素の吸収が
終了するまで通常5時間以上である。
行う際の反応条件としては、反応温度にライては通常1
20〜250℃、好ましくは150〜230°Cであり
、水素圧力については100kg/cm2・0以上であ
り、また、反応時間については原則として水素の吸収が
終了するまで通常5時間以上である。
本発明方法によれば、従来全く反応が進行しなかったタ
ール系イソキノリンを原料として使用した場合でも、イ
ソキノリンから一段階でN−アルキルデカヒドロイソキ
ノリンを製造することができ、また、その収率の向上を
図ることができる。
ール系イソキノリンを原料として使用した場合でも、イ
ソキノリンから一段階でN−アルキルデカヒドロイソキ
ノリンを製造することができ、また、その収率の向上を
図ることができる。
以下、実施例に基づいて本発明方法を説明する。
実施例1〜8
コールタール油の酸抽出で得られたタール塩基より分離
精製された工業用イソキノリン(純度97チ、全硫黄分
2.0%) 709g (5,3モル)に濃塩酸595
g (5,6モル)を水冷攪拌下に滴下し、30分間
反応させた。反応混合物中の水を減圧下に留去して得ら
れた灰白色固体について、イソプロパツール8+メタノ
ール2の割合の混合溶媒で再結晶し、mp 187〜1
89°Cで柱状結晶のイソキノリン塩酸塩を得た。この
イソキノリン塩酸塩については再度エタノールで2回再
結晶し、mp191=192℃で白色針状晶のイソキノ
リン塩酸塩336gを得た。
精製された工業用イソキノリン(純度97チ、全硫黄分
2.0%) 709g (5,3モル)に濃塩酸595
g (5,6モル)を水冷攪拌下に滴下し、30分間
反応させた。反応混合物中の水を減圧下に留去して得ら
れた灰白色固体について、イソプロパツール8+メタノ
ール2の割合の混合溶媒で再結晶し、mp 187〜1
89°Cで柱状結晶のイソキノリン塩酸塩を得た。この
イソキノリン塩酸塩については再度エタノールで2回再
結晶し、mp191=192℃で白色針状晶のイソキノ
リン塩酸塩336gを得た。
また、このようにして得られた精製イソキノリン塩酸塩
を水に溶解し、20%KOHaqで分解してイソキノリ
ンを遊離させ、蒸留して精製イソキノリン(純度99.
9チ以上、全硫黄分lppm以下)i2ogを得た。
を水に溶解し、20%KOHaqで分解してイソキノリ
ンを遊離させ、蒸留して精製イソキノリン(純度99.
9チ以上、全硫黄分lppm以下)i2ogを得た。
上記精製イソキノリン、メタノール及び耐硫黄性安定化
ニッケル(日揮化学■製商品名N−11FII )を第
1表に示す割合でオートクレーブに仕込み、第1表に示
す反応条件で水素化を行った。この時の水素吸収モル数
、水素吸収率(対原料モル比)、N−メチルデカヒドロ
イソキノリンの収率及びデカヒドロイソキノリンとN−
メチル−1,2,8,4。
ニッケル(日揮化学■製商品名N−11FII )を第
1表に示す割合でオートクレーブに仕込み、第1表に示
す反応条件で水素化を行った。この時の水素吸収モル数
、水素吸収率(対原料モル比)、N−メチルデカヒドロ
イソキノリンの収率及びデカヒドロイソキノリンとN−
メチル−1,2,8,4。
−テトラヒドロイソキノリンの収率をめた。結果を第1
表に示す。
表に示す。
第1表
より不めた。
Claims (1)
- コールタール油又は石炭液化油から酸抽出により得られ
たイソキノリンに酸を付加させてインキノリニウム塩に
した後精製し、得られた精製イソキノリニウム塩をアル
カリ分解して精製イソキノリンとし、この精製イソキノ
リンをアルコールの存在下に水素化触媒を用いて水素化
することを特徴とするN−アルキルデカヒドロイソキノ
リンの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18072483A JPS6075462A (ja) | 1983-09-30 | 1983-09-30 | Ν−アルキルデカヒドロイソキノリンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18072483A JPS6075462A (ja) | 1983-09-30 | 1983-09-30 | Ν−アルキルデカヒドロイソキノリンの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6075462A true JPS6075462A (ja) | 1985-04-27 |
JPH0421664B2 JPH0421664B2 (ja) | 1992-04-13 |
Family
ID=16088198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18072483A Granted JPS6075462A (ja) | 1983-09-30 | 1983-09-30 | Ν−アルキルデカヒドロイソキノリンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6075462A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60142961A (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-29 | Dainippon Ink & Chem Inc | Ν−アルキルデカヒドロイソキノリンの製造方法 |
JPS61254564A (ja) * | 1985-05-02 | 1986-11-12 | Nippon Steel Chem Co Ltd | イソキノリンの精製法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5798266A (en) * | 1980-12-10 | 1982-06-18 | Nippon Steel Chem Co Ltd | Preparation of isoquinoline |
JPS5826825A (ja) * | 1981-07-28 | 1983-02-17 | アライド・コ−ポレ−シヨン | メチルナフタレン並びにインド−ルを含むタ−ル塩基の製造方法 |
-
1983
- 1983-09-30 JP JP18072483A patent/JPS6075462A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5798266A (en) * | 1980-12-10 | 1982-06-18 | Nippon Steel Chem Co Ltd | Preparation of isoquinoline |
JPS5826825A (ja) * | 1981-07-28 | 1983-02-17 | アライド・コ−ポレ−シヨン | メチルナフタレン並びにインド−ルを含むタ−ル塩基の製造方法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60142961A (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-29 | Dainippon Ink & Chem Inc | Ν−アルキルデカヒドロイソキノリンの製造方法 |
JPH0374214B2 (ja) * | 1983-12-28 | 1991-11-26 | ||
JPS61254564A (ja) * | 1985-05-02 | 1986-11-12 | Nippon Steel Chem Co Ltd | イソキノリンの精製法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0421664B2 (ja) | 1992-04-13 |
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