JPS607469Y2 - チップ状固体電解コンデンサ - Google Patents

チップ状固体電解コンデンサ

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JPS607469Y2
JPS607469Y2 JP4607779U JP4607779U JPS607469Y2 JP S607469 Y2 JPS607469 Y2 JP S607469Y2 JP 4607779 U JP4607779 U JP 4607779U JP 4607779 U JP4607779 U JP 4607779U JP S607469 Y2 JPS607469 Y2 JP S607469Y2
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shaped
cap
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terminal
cathode
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JP4607779U
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JPS55145043U (ja
Inventor
信男 長谷川
功 入蔵
政芳 竹村
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松下電器産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はフェースボンディングタイプのチップ状固体電
解コンデンサに関するもので、詳しくは寸法精度が高く
、しかも外部からの衝撃に対して特性劣化がない機械的
強度の優れたチップ状固体電解コンデンサを提供するも
のである。
従来、フェースボンディングタイプのチップ状固体電解
コンデンサとしては、コンデンサ素子の陽極側および陰
極側に半田付は可能な金属材料よりなるキャップ状端子
を被せ、かつそのキャップ状端子とコンデンサ素子の突
出導入線および陰極としての半田層と接続し、そしてキ
ャップ状端子により覆われていない中間部分に絶縁性樹
脂皮膜を設けた構造のものがある。
しかしながら、このような従来のチップ状固体電解コン
デンサは、コンデンサ素子と接してキャップ状端子があ
るため、キャップ状端子に外部から衝撃等が加わると、
そのまま直接コンデンサ素子にその外部力が加わり、コ
ンデンサの特性が劣化するという欠点が生じる。
また、コンデンサ素子の外表面は凹凸であるため、キャ
ップ状端子を均一な寸法精度でコンデンサ素子に被せる
ことは難しく、従って完成品としての寸法精度もばらつ
きの大きなものとなっていた。
本考案はこのような従来の欠点を解決するものであり、
以下本考案によるチップ状固体電解コンデンサについて
第1図〜第8図の図面を用いて説明する。
第1図に本考案の一実施例によるチップ状固体電解コン
デンサの外観を示し、第2図にその内部構造を示してお
り、図において1はコンデンサ素子であり、このコンデ
ンサ素子1はタンタルのような弁作用金属の焼結体から
なる陽極基体の表面に陽極酸化により誘電体性酸化皮膜
を形成し、その上に二酸化マンガンのような半導体層、
カーボンのような陰極層、銀ペイントのような陰極導電
層を順次積層形成することにより構成されており、また
このコンデンサ素子1の陰極基体からはタンタルからな
る陽極リード線2が引出されている。
さらに、このコンデンサ素子1の陽極リード線2側とは
反対側の端面の陰極導電層には、陰極リード線3が半田
4により接続されている。
5は絶縁性の外装樹脂であり、この外装樹脂5は前記陽
極リード線2および陰極リード線3の先端部分を残して
前記コンデンサ素子1全体を覆うもので、モールド成形
により形成されている。
6.7はこの外装樹脂5上からコンデンサ素子1の陽極
リード線2および陰極リード線3を引出したそれぞれの
端部に被せた半田付は可能な金属材料よりなるキャップ
状陽極端子とキャップ状陰極端子であり、このキャップ
状陽極端子6およびキャップ状陰極端子7はそれぞれ前
記陽極リード線2および陰極リード線3に溶接により接
続されている。
8はコンデンサ素子1の陽極リード線2を引出した側の
端面に配置したテフロンよりなる絶縁板であり、この絶
縁板8により陽極としての陽極リード線2と陰極集電体
としての陰極層との接触を防いでいる。
ここで、上記構成による本考案のチップ状固体電解コン
デンサでは、キャップ状陽極端子6およびキャップ状陰
極端子7の部分が他の部分より突出しているが、第3図
に示すようにキャップ状陽極端子6およびキャップ状陰
極端子7が嵌り合う外装樹脂5の端部を他の部分より内
側に引っ込まさせておくことにより、外周面を面一にす
ることができる。
また、上記実施例のチップ状固体電解コンデンサは、円
柱形状であるが、第4図a −dに示すように角柱形状
、正四角柱形状、三角柱形状、六角柱形状などの種々の
形状にしてもよく、また本考案の構造であれば、コンデ
ンサ素子1の形状に関係なく簡単に種々の形状にするこ
とができる。
さらに、キャップ状陽極端子6、キャップ状陰極端子7
としても、第5図a ” eに示すように軸方向に複数
の割れ目を入れたキャップ状陽極端子6′、キャップ状
陰極端子7′を用いてもよく、この場合にはそのキャッ
プ状の端子の分離片のバネ性を利用してコンデンサ素子
1の外装樹脂5の上からしっかりと嵌め合せることがで
き、嵌め合いの適合率力塙くなり、端子取付けの自動化
ができる。
次に、本考案のチップ状固体電解コンデンサを製造する
場合の方法について第6図〜第8図の図面を用いて説明
する。
まず、第6図aに示すように、長尺状の給電リボン9に
等間隔でタンタルからなる複数個の焼結体から引出した
タンタルからなる陽極リード線2を溶接により接続した
状態で酸化タンタル皮膜、二酸化マンガン層、カーボン
層、銀ペイント層の形成を行なってコンデンサ素子1を
構成する。
その後、第6図すに示すようにコンデンサ素子1の最外
殻の銀ペイント層に半田付は可能な陰極リード線3を半
田4により接続する。
この半田4は、ディッピングや溶射等により塗布乾燥さ
せられている。
その後、第6図Cに示すように陽極リード線2および陰
極リード線3を備えたコンデンサ素子1をモールド成形
用金型にセットし、キャスティングやトランスファーモ
ールディング等のモールド成形により外装樹脂5で外装
する。
このモールド外装は、コンデンサ素子1を給電リボン9
に取付けた状態で行なうため、効率よく行なうことがで
きる。
その後、第6図dに示すように、コンデンサ素子1を給
電リボン9から切離し、そして中央に穴をあけた半田付
は可能なキャップ状陽極端子6およびキャップ状陰極端
子7を前記穴に前記陽極リード線2および陰極リード線
3を通してコンデンサ素子1の端部に外装樹脂5の上か
ら被せ、陽極リード線2および陰極リード線3とキャッ
プ状陽極端子6およびキャップ状陰極端子7とを光ビー
ム溶接、アーク溶接、レーザー光線による溶接等により
瞬間的に接続腰これと同時に溶断あるいはカッターによ
り陽極リード線2および陰極リード線3を切断して第6
図eに示すようなチップ状固体電解コンデンサを得る。
ここで、上記製造工程において、キャップ状陽極端子6
およびキャップ状陰極端子7に、端部から中央部に至る
切込み溝6a、?aを設けておけば、第7図に示すよう
にコンデンサ素子1を給電リボン9に取付けた状態でキ
ャップ状陽極、陰極端子6,7の取付けが行なうことが
でき、作業性が良好となる。
また、第8図に示すようにコンデンサ素子1の陽極リー
ド線2にあらかじめ半田付は可能なリード線10を溶接
により接続しておけば、キャップ状陽極、陰極端子6,
7との接続を半田付けにより行なうことができる。
また、極性表示についても、キャップ状陽極端子6およ
びキャップ状陰極端子7に、印刷や刻印することにより
行なったり、端子形状を変えることにより行なえばよく
、さらにはキャップ状陽極端子6またはキャップ状陰極
端子7のいずれか一方を鉄、ニッケル等の強磁性金属で
構成すれば、磁力による極性判別が可能となる。
以上のように本考案によるチップ状固体電解コンデンサ
は、陽極リード線および陰極リード線を突出させたコン
デンサ素子全体を前記陽極リード線および陰極リード線
の先端部を残してモールド成形による外装樹脂で覆い、
かつ前記コンデンサ素子の陽極リード線および陰極リー
ド線が突出する端部に前記外装樹脂の上から半田付は可
能な金属材料からなるキャップ状陽極端子およびキャッ
プ状陰極端子を被せるとともに、そのキャップ状陽極端
子およびキャップ状陰極端子をそれぞれ前記陽極リード
線および陰極リード線に接続したものであり、キャップ
状陽極端子や陰極端子に外部から機械的衝撃、熱的衝撃
が加わった場合でも、コンデンサ素子に直接その衝撃が
加わらず、コンデンサ素子とキャップ状の端子間の外装
樹脂が吸収し、これによってコンデンサ素子における各
接触部分の結合力が悪くなり、コンデンサの特性が劣化
することがなく、さらには耐湿特性も向上する。
また、キャップ状の端子の取付けは、コンデンサ素子を
モールド成形による外装樹脂で覆った後に行なわれるた
め、キャップ状の端子を均一な寸法精度で取付けること
ができ、完成品としての寸法精度を向上させることがで
きるとともに、キャップ状の端子の取付は時に陽極リー
ド線2に加わるストレスによる不良をなくすことができ
る等、実用的価値の高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例によるチップ状固体電解コン
デンサの外観を示す斜視図、第2図は同コンデンサの内
部構造を示す断面図、第3図は本考案の他の実施例によ
るチップ状固体電解コンデンサの内部構造を示す断面図
、第4図a〜dはそれぞれ本考案のチップ状固体電解コ
ンデンサの形状の例を示す斜視図、第5図a ”−eは
それぞれ本考案のチップ状固体電解コンデンサの端子形
状の例を示す斜視図、第6図a ” eは本考案のチッ
プ状固体電解コンデンサを得るための製造工程を示す斜
視図、第7図および第8図はそれぞれの製造工程におけ
る要部の他の例を示す斜視図である。 1・・・・・・コンデンサ素子、2・・・・・・陽極リ
ード線、3・・・・・・陰極リード線、5・・・・・・
外装樹脂、6,6′・・・・・・キャップ状陽極端子、
7,7′・・・・・・キャップ状陰極端子、6a、7a
・・・・・・切込み溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 相対する端面から陽極リード線および陰極リード線
    を突出させたコンデンサ素子全体を前記陽極リード線お
    よび陰極リード線の先端部を残してモールド成形による
    外装樹脂で覆い、かつ前記コンデンサ素子の陽極リード
    線および陰極リード線が突出する端部に前記外装樹脂の
    上から半田付は可能な金属材料からなるキャップ状陽極
    端子およびキャップ状陰極端子を被せるとともに、その
    キャップ状陽極端子およびキャップ状陰極端子をそれぞ
    れ前記陽極リード線および陰極リード線に接続してなる
    チップ状固体電解コンデンサ。 2 キャップ状陽極端子およびキャップ状陰極端子に軸
    方向に複数の割れ目を入れてなる実用新案登録請求の範
    囲第1項に記載のチップ状固体電解コンデンサ。 3 キャップ状陽極端子およびキャップ状陰極端子に端
    部から中央部に至る切込み溝を設けてなる実用新案登録
    請求の範囲第1項に記載のチップ状固体電解コンデンサ
JP4607779U 1979-04-06 1979-04-06 チップ状固体電解コンデンサ Expired JPS607469Y2 (ja)

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JPS55145043U JPS55145043U (ja) 1980-10-17
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