JPS607431B2 - 陰極線管装置 - Google Patents

陰極線管装置

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JPS607431B2
JPS607431B2 JP8145577A JP8145577A JPS607431B2 JP S607431 B2 JPS607431 B2 JP S607431B2 JP 8145577 A JP8145577 A JP 8145577A JP 8145577 A JP8145577 A JP 8145577A JP S607431 B2 JPS607431 B2 JP S607431B2
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JP
Japan
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circuit
ray tube
cathode ray
waveform
frequency
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Expired
Application number
JP8145577A
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English (en)
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JPS5416120A (en
Inventor
浩一郎 倉橋
重樹 池端
秀人 宮崎
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPS607431B2 publication Critical patent/JPS607431B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は陰極線管装置に係り、特に、ダイナミックフオ
ーカス回路に関するものである。
従来、陰極線管装置において高精細度の画像形成を行う
場合、画面全域にわたって走査電子ビームのフオーカス
を合わせるために通常ダイナミックフオーカス回路が用
いられている。
このダイナミックフオーカス回路はラスタ走査形式の陰
極線管装置においては、水平および垂直走査波形である
2つのこぎり歯状波形電圧を、時間的に積分して2つの
パラボラ波形電圧を発生させ、この2つのパラボラ波形
電圧を加算した後、増幅回路によつて大振中に増幅し陰
極線管のフオーカス電極に印加するように構成されてい
る。しかしながら上記のような増幅回路の最終段に使用
するトランジスタのコレクタ−ベース間容量などの影響
により特に高城では良好な周波数特性を得るのが困難で
あり、また波形歪が生じるために良好なダイナミックフ
オーカス特性が得られないなどの欠点があつた。本発明
は上記の従来のものの欠点を除去するためになされたも
ので、上述の大振中を得るための増幅回路において、ト
ランジスタのコレクターベース間容量などによって生ず
る周波数特性の高域での劣化を逆利用して簡単な構成に
よって効果的なダイナミックフオーカス回路を提供する
ことを目的としている。
すなわち上記トランジスタのコレクターベース間の容量
などが影響を及ぼす高域周波数、言い換えれば水平走査
周波数の入力信号に対しては従来の増幅回路としてでは
なく、積分回路としての機能をもたせ、比較的低域周波
数すなわち垂直走査周波数の入力信号に対しては従来通
り増幅回路としての機能をもたせることにより、必要な
性能を有する大振中ダイナミックフオーカス電圧を発生
し得るようにしたものである。以下、本発明によるダイ
ナミックフオーカス回路を第1図にいて説明すると、I
A,IBはそのれぞれ入力e,,e2の入力端子、2A
,2Bは抵抗値R,,R2なる抵抗、4はフィードバッ
クコンデンサ、5は開ループ利得(ゲイン)−Aなる増
幅器、6は出力eoなる出力端子、7はダイナミックフ
オーカスされる陰極線管、8はこの陰極線管7のフオー
カス電極である。第1図の構成による回路の出力電圧e
oは次の如くになる。
したがってこの回路の閉ループ利得(ゲイン)をG,,
2(jの)=−e。
/e,,e2とするとi G(iの)lの周波数特性は
近似的に第2図に示す線図のようになる。(のc)はG
(iの)の高城しや断周波数とすれば‘1’式よりした
がって、2つの入力信号e,,e2のそれぞれの周波数
を(のH),(のv)とすると高滅しや断周波数のcと
の関係を■V《山C《の日 ,.,
…(3}なる条件に選ぶものとすると、入力信号だ,の
周波数の日に対するゲインGH(jw)は(但し山H》
のc)……■ となり入力信号e3の周波数(■v)に対するゲインG
v(jの)は(但しのv《のc)
……【5’となる。
すなわち第1図の回路は、(のH)なる周波数に対して
は積分回路としての動作を行ない、A(帆)なる周波数
こ対しては、ゲィンに庇の増幅回路としての動作をおこ
なうものである。
ここで、テレビジョン走査を例にとって説明すると、水
平走査周波数は約1歌HZ、垂直走査周波数は60HZ
であり両者の比は250:1である。したがつて上記周
波数(のH),(のv)をそれぞれ上記水平および垂直
走査周波数に対応させれば上記{3’式を満たすしや断
周波数(のc)を設定することは充分可能である。した
がって、上記第1図に示す回路は水平走査周波数領域で
は積分回路として動作し、垂直走査周波数領域では増幅
器として動作する不完全積分回路となる。したがって、
第3図Bに示す如く、入力端子IAの入力に水平走査用
のこぎり波電流に比例した水平のこぎり波形電圧(eH
)を用い第3図Aに示すごとく入力端子IBの入力に、
垂直走査用のこぎり波電流を積分して得られる垂直パラ
ボラ電圧(ev)を用いると、第3図Cに示すごとく上
記水平のこぎり波電圧(eH)を垂直パラボラ電圧(e
v)との合成波形電圧(eo)が得られる。この波形電
圧を第1図の陰極線管7のフオーカス電極8に印加する
ことにより、所望のダイナミックフオーカスが実現でき
る。なお、第1図の回路において増幅器5自身が高域し
や断特性をもつが、これは次式のように無視できる。す
なわち、増幅器5の周波数特性がA=へ/(1十iwT
)で与えられる場合‘1}式の分母は分母 で与えられる。
したがって、のHTノAo《1なるようの日を定めれば
分母= よって‘1’式と同様に不完全積分の動作をする。
従来のごとく増幅器を開ループで使用した場合において
は、増幅器自身の高滅しや断周波数について、のHT《
1なるようにしなければ、水平パラボラ波形について波
形歪が発生していたのに反し、本発明の如く、水平走査
周波数において積分回路としての動作をおこなわせるこ
とにより、増幅器自身の高城しや断特性を無視し得るよ
うになし得る。第4図は本発明によるダイナミックフオ
ーカス回路のより具体的な一実施例を示す回路図であり
、図において、IBは垂直偏向電流を積分して得られた
垂直パラボラ波形電圧(ev)の入力端子、2Bはこの
入力端子IBの入力抵抗、IAは水平偏向電流に比例し
た水平のこぎり波形電圧(eH)の入力端子、2Aはこ
の入力端子IAの入力抵抗、11はコレクタ抵抗、12
はトランジスタ、13はェミッ夕抵抗、4はフィードバ
ックコンデソサであるが、このコンデンサの代り‘こト
ランジスタ12のベースーコレクタ間容量のみを利用し
てももよい。
この第4図の回路において、トランジスタ12とコレク
タ抵抗11および、ェミッタ抵抗13で構成される増幅
回路の電圧利得は近似的にAニRc/Reで与えられる
から、このAを用いて第1図について説明したと同じよ
うに各定数をさめることにより、第1図の回路と同様に
水平走査周波数に対しては積分回路として動作し、垂直
走査周波数に対しては増幅回路として動作する不完全増
幅回路として動作させ得る。したがって、出力端子6に
は水平垂直パラボラの合成波形が得られる。なお、第4
図の回路では、コレクタ抵抗11と、フィードバックコ
ンデソサ4とによる時定数(RcC)で定まる高滅しや
断特性が生じるが、これも第1図について説明したごと
〈、のHRcC/A《1に選定すればよい。ところでA
=Rc/Reであるから山HRcC/A=のHReCで
あり、のHReC《1は容易に実現でき、これにより、
コレクタ抵抗11の波形歪nの波形歪に対する影響は除
去できる。第5図は、本発明によるダイナミックフオー
カス回路のさらに改良した一例を示す図であり、図にお
いて14は、トランジスタ12のエミツタに付加して援
縞されたコンデンサで、このコンデンサの容量(Ce)
とェミッタ抵抗13の抵抗値(Re)との積になる時定
数(ReCe)を適当な値に選べば、第5図の回路の開
ループゲインは高城部のみ大とすることが可能であるか
ら、第5図の回路の周波数特性を第3図の線図のように
することができる。
これは上記水平周波数(■H)に対するるゲイン式すな
わち上記【4}式においてAを大にすることであり、ま
た上記のHRcC/A《1なる条件が容易に満足される
ので、より安定な動作が期待できることになる。なお、
第1、第4および第5図において」2つの入力を加算す
るために抵抗による加算回路を例示したが、たとえばこ
の加算を他のバッファ段において行ない不完全積分のみ
を第1、第4、第6図に示したごとき構成によっておこ
なうなどの変形でももよいことは言うまでもない。
以上のように本発明に係る陰極線管装置においては、低
域の周波数特性平坦部では垂直パラボラ波形の電圧の増
幅器として動作させ、高城の一次遅れ要素による周波数
特性劣化部では水平のこぎり波形電圧の積分を行なわせ
るようにしたダイナミックフオーカス回路を用いたこと
により、簡単な構成で高精細度のダイナミックフオーカ
ス補正を得ることができるので、高精細度のディスプレ
イ装置などに適用しても、極めて大なる実用的効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による陰極線管装置の基本構成を示すす
回路図、第2図は第1図の回路におけるゲインの近似的
な周波数特性を示す線図、第3図は本発明の陰極線管装
置に用いるダイナミックフオーカス回路の動作を示す線
図、第4図は本発明に用いるダイナミックフオーカス回
路の一実施例を示す回路図、第5図は第4図をさらに改
良した他の実施例を示す回路図、第6図は第5図の回路
図を説明するための近似的な周波数特性を示す線図であ
る。 IA,IBは入力端子、2A,2B,11,13は抵抗
、4,14はコンデンサ、5は増幅器、6は出力端子、
7は陰極線管、8はフオーカス電極、12はトランジス
タであり、図中同一符号はそれぞれ同一または相当部分
を示す。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 電子ビームのラスタ走査によつて画像を現出させる
    陰極線管、およびこの陰極線管に印加される垂直偏向波
    形を積分して得られる垂直パラボラ波形電圧と、水平偏
    向波形に比例した水平のこぎり波形電圧との二つの電圧
    信号を合成する合成手段を備え、この合成された電圧信
    号の垂直波形の周波数領域に対しては、増幅回路として
    動作させ、一方水平波形の周波数領域に対しては、積分
    回路として動作させる不完全積分回路を構成するように
    したダイナミツクフオーカス回路を備えてなる陰極線管
    装置。
JP8145577A 1977-07-06 1977-07-06 陰極線管装置 Expired JPS607431B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8145577A JPS607431B2 (ja) 1977-07-06 1977-07-06 陰極線管装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP8145577A JPS607431B2 (ja) 1977-07-06 1977-07-06 陰極線管装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5416120A JPS5416120A (en) 1979-02-06
JPS607431B2 true JPS607431B2 (ja) 1985-02-25

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ID=13746866

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JP8145577A Expired JPS607431B2 (ja) 1977-07-06 1977-07-06 陰極線管装置

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JP (1) JPS607431B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3027013U (ja) * 1995-09-20 1996-07-30 泉 丸山 ベーパーロック感知装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3027013U (ja) * 1995-09-20 1996-07-30 泉 丸山 ベーパーロック感知装置

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JPS5416120A (en) 1979-02-06

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