JP2814561B2 - ダイナミックフォーカス回路 - Google Patents

ダイナミックフォーカス回路

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JP2814561B2 JP13222289A JP13222289A JP2814561B2 JP 2814561 B2 JP2814561 B2 JP 2814561B2 JP 13222289 A JP13222289 A JP 13222289A JP 13222289 A JP13222289 A JP 13222289A JP 2814561 B2 JP2814561 B2 JP 2814561B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、大型や高精細度の陰極線管に使用されるダ
イナミックフォーカス回路に関する。
〔発明の概要〕
本発明はダイナミックフォーカス回路に関し、所定の
振幅に増幅された水平周期のパラボラ波と垂直周期のパ
ラボラ波をクランプ手段で合成することにより、簡単な
構成で所定の制御信号が得られるようにするものであ
る。
〔従来の技術〕
一般にTV受像機を構成する陰極線管においては、偏向
中心から表示面までの距離が表示面の中央と周辺部とで
異なるために、電子ビームの焦点を表示面の全面に亘っ
て結ばせることが単純にはできない。従って通常表示面
の中央で焦点を合わせた場合には周辺部でビーム径が拡
大し、スポットサイズが劣化してしまっている。
これに対してこのようなスポットサイズの劣化を改善
する目的で、陰極線管のいわゆるフォーカス電極に水平
及び垂直偏向に同期したパラボラ波形を印加して、焦点
が表示面の全面に亘って結ばれるようにするダイナミッ
クフォーカスが考えられている。このようなダイナミッ
クフォーカスは、特に大型や高精細度の陰極線管には不
可欠なものである。
そこでこのようなダイナミックフォーカスを行うため
の回路として、従来からトランスを用いる回路が提案さ
れていた(公開実用昭和61−44960号等参照)。
しかしながらこのようなトランスを用いる方式では、
大振幅の波形も容易に得られる反面、波形の歪が生じや
すく、また出力インピーダンスが高くなって配線の引回
しが困難になってしまう。さらに偏向周波数が可変のい
わゆるマルチスキャン装置等では、一定振幅のパラボラ
を得ることが難しいなどの欠点があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
このようなトランス方式の回路に対して、いわゆるト
ランジスタアンプを用いる方式が考えられる。これによ
れば上述のトランス方式の欠点は解消できる。しかしな
がらトランジスタを用いた場合には、その耐圧の制限に
よって大振幅の波形に制限が生じてしまう。
すなわち一般に使用可能な高速高耐圧のトランジスタ
では、コレクタ・ベース間の耐圧VCBOは1500V程度が上
限である。このためトランジスタアンプのB+電元は安
全を見込んで1050〜1200Vが最大値であり、アンプ出力
としてはB+電源を1200Vとした場合で1150VP-P程度が
限界となる。さらに部品のばらつきや温度による直流レ
ベルの変動等を考慮すると、上述の値は一層低いものに
なってしまう。
一方、陰極線管の設計で高画質化を追求して行った結
果、上述のダイナミックフォーカスを行うためのパラボ
ラ波形として、垂直周期(V)の成分で300VP-P,水平周
期(H)の成分で1000VP-Pを要求される陰極線管も形成
され、これらが合成された制御信号としては第4図に示
すように1300VP-Pが必要とされる場合が生じた。
従って従来のトランジスタアンプを用いる回路では、
このような陰極線管のダイナミックフォーカスを行うこ
とは不可能であった。
この出願はこのような点に鑑みてなされたものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、垂直周期のパラボラ波(端子T1)を所定の
振幅に増幅する第1のトランジスタアンプ(Q1,Q2
と、水平周期のパラボラ波(端子T2)を所定の振幅に増
幅する第2のトランジスタアンプ(Q3,Q4)と、ダイオ
ードクランプ(D)とを有し、上記水平周期のパラボラ
波の増幅出力を上記垂直周期のパラボラ波の増幅出力で
クランプして所定の制御信号(端子T3)を形成するよう
にしたダイナミックフォーカス回路である。
〔作用〕
これによれば、所定の振幅に増幅された水平周期のパ
ラボラ波と垂直周期のパラボラ波とがクランプ手段で合
成されることによって、所定の高圧の制御信号を極めて
簡単な構成で得ることができる。
〔実施例〕
第1図において、入力端子T1には垂直周期(V)のパ
ラボラ波形が入力され、この波形がアンプを構成するト
ランジスタQ1,Q2に供給される。また入力端子T2には水
平周期(H)のパラボラ波形が入力され、この波形がア
ンプを構成するトランジスタQ3,Q4に供給される。なお
トランジスタQ1〜Q4には例えば1100Vの電源電圧B+が
供給されている。
そしてトランジスタQ2からの出力信号がクランプ用の
ダイオードDのアノードに供給されると共に、トランジ
スタQ4からの出力信号がカプリングコンデンサCcを介し
てダイオードDのカソードに供給される。なおRは放電
抵抗、Cdはデカプリングコンデンサ、Cpは必要に応じて
設けられるピーキングコンデンサである。
従ってこの回路において、トランジスタQ2のエミッタ
の出力端には第2図Aに示すように例えば300VP-P
振幅に増幅された垂直周期のパラボラ波形が出力される
と共に、トランジスタQ4のエミッタの出力端には同図
Bに示すように例えば1000VP-Pの振幅に増幅された水平
周期のパラボラ波形が出力される。そしてこれらの出力
信号がダイオードDのアノード・カソードに供給される
ことによって、ダイオードDのカソードの出力端に
は、同図Cに示すような水平周期のパラボラ波の増幅出
力を垂直周期のパラボラ波の増幅出力でクランプした所
定の制御信号が形成され、この信号が出力端子T3に取出
される。
すなわちこの回路によれば、例えば1000VP-Pに増幅さ
れた水平周期のパラボラ波と300VP-Pに増幅された垂直
周期のパラボラ波とがクランプ手段で合成されることに
よって、例えば1300VP-Pの制御信号を極めて簡単な構成
で得ることができるものである。
こうして上述と回路によれば、大振幅を要するダイナ
ミックフォーカス波形をトランジスタ回路で実現でき、
このためいわゆるマルチスキャン装置への適用も容易に
行うことができる。またトランジスタの選定の幅が広が
り、さらに電源電圧B+を低くできるので抵抗やトラン
ジスタの発熱も低くすることができる。
なお上述の回路において、ダイオードDの向きは逆で
もよいが、上述の場合に出力波形が第3図Aに示すよう
になるのに対して、逆向きとすると同図Bに示すように
なり、プリント基板のパターン耐圧等を考慮すると上述
の向きの方が好ましい。
また上述の回路において、トランジスタQ1,Q2またはQ
3,Q4によるトランジスタアンプの構成は上述の例に限ら
ず、カスコードアンプや帰還型アンプ,演算アンプとの
併用等、種々の構成が考えられる。
さらに出力端子T3に取出される制御信号は、直接フォ
ーカス電極に印加する構成もあるが、図示のように例え
ば7〜8kVの供給されるボリュームVRからの電圧に重畳
してフォーカス電極に印加されるようにしてもよい。
〔発明の効果〕
この発明によれば、所定の振幅に増幅された水平周期
のパラボラ波と垂直周期のパラボラ波とがクランプ手段
で合成されることによって、所定の高圧の制御信号を極
めて簡単な構成で得ることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一例の構成図、第2図〜第4図はその
説明のための図である。 Q1〜Q4はアンプを構成するトランジスタ、Dはクランプ
用ダイオード、T1,T2は入力端子、T3は出力端子であ
る。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】垂直周期のパラボラ波を所定の振幅に増幅
    する第1のトランジスタアンプと、 水平周期のパラボラ波を所定の振幅に増幅する第2のト
    ランジスタアンプと、 ダイオードクランプとを有し、 上記水平周期のパラボラ波の増幅出力を上記垂直周期の
    パラボラ波の増幅出力でクランプして所定の制御信号を
    形成するようにしたダイナミックフォーカス回路。
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