JPS6073971A - 規模可変型集合住宅およびその構築方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、集合住宅を構築する際に仕切壁又は床の一
方又は両方に予め開口予定部を設け、該部を堅固に閉塞
すると共に、容易かつ支承なく開口し得るようにした規
模可変の集合住宅および前記開口予定部にＩノ旧］づ−
ると共に、必要な仕切壁などを新設して住宅の規模を可
変にすることを目的どした規模可変型集合住宅およびそ
の構築方法に関するものである。

従来集合住宅における各住宅の規模は不変である為に、
各集合住宅では複数種の規模の住宅を集合して構築し、
需要者の要望に合せて提供している。従って一部屋の面
積の可変については、可動仕切壁などを用いてその要望
に応じ得るとしても、住宅規模の変更は不可能であるか
ら、居住後住宅規模に対する需要が変化した時には、隣
接したー住宅を購入するか、現有住宅を出て、希望する
規模の住宅に移転しな【プればならない。

然し乍らこの発明によれば、上下又は左右の隣接が空い
た時には、必要に応じて規模を変化させ、これを残留者
に販売し、又は需要者の希望に応じた規模に再分割して
販売することができるなと、前記従来の問題点を解決し
たのである。

元来集合住宅の構築時には、想定需要壱層の希望面積Ｊ
３よび最も好まれるであろうプランによって各種面積、
各柵プランの集合住宅を構築するのであるが、入居後一
定時間経過後には、希望住宅規模の変化その他の理由に
よって移転問題を生じるが、このような場合に、住宅規
模が可変であるならば、移転希望者の何％かは定着する
ものとｌｌｔ定される。このような場合に、この発明に
よって集合住宅を構築しておけば、比較的低部な費用に
よりその目的を達成することができる。

従来、間仕切壁にはＯＩ体強度に対する配慮がなされて
いないので、間仕切壁の撤去又は設置場所の変更は比較
的自由であるが、各住宅間の仕切壁については躯体強度
に影響するので、開口部を設けたり、設置位置を変えた
りすることは不可能に近い。然し乍ら、仕切壁又は床を
構築する際に予め開口予定部を設け、当該開口部がある
ことを考慮した設計のもとに住宅を構築してあれば、前
記開口部を開けると否とに拘わらず、所定の強度を有す
ることになる。然して仕切壁を新設する場合については
、強度補強となるので、設置場所および工法などについ
て特別の考慮を払う必要はない。

住宅規模の変更については、同一フロア−の変更（水平
）と、上下関係の変更（垂直）との二通が考えられる。

例えば３　Ｌ　Ｄ　Ｋの隣接二住宅を、４ＬＤＫと２Ｌ
ＤＫ又は５ＬＤＫと１　ＬＤＫに規模変更することが可
能である。このような場合に各住宅の水回り装置は予め
一側にまとめて設計しておく必要がある。また上下関係
の変更に際しては、階段設置場所と床開口予定部との位
置関係に留意する必要があることは勿論である。

前記においては専ら新築の住宅規模を変更する際にし、
仕切壁又は床に開口部を設（プて、広狭側れかに変更す
る場合を説明したが、これとは逆に、開口部を塞いで上
下を分離したり、左右隣接住宅の仕切壁を塞いで規模を
変更し得ることは勿論である。

即ちこの発明の実施例を第２図、第３図乃至第５図の図
面に基づいて説明すれば、場所打ちコンクリート柱１、
プレキャスト又は場所打ち耐震壁２、プレキャスト梁３
、プレキャスト又は場所打ち耐震壁４、プレキャスト片
持スラブ５、プレキャスト逆梁６およびプレキャスト又
は場所打ち若しくは両者の混用から成る床スラブ７より
なる二つの隣接３ＬＤＫ住宅ＡＳ’Ｂ（第３図）のブー
キ１１スト又は場所打ら耐震壁４ａに開口部８を設ける
ど共に、場所打ち仕切壁９を新設寸れば、４ｌ−ＤＫ住
宅Ｃと２ＬＤＫ住宅りとが出来る（第４図）。またプレ
キャスト又は場所打ち耐震壁４ａに間口部８を設はドア
ーなどを設置すると共に、仕切壁１０を新設すれば、５
ＬＤＫ住宅ＥどＩ　ＬＤＫ住宅Ｆとが出来る（第５図）
。この発明の開口予定部１１．１１ａ、１１１＋は、例
えば第２図のようにプレキャスト又は場所打ち耐震壁４
．４ａ、４１）へ設けられ、床スラブ７へ開口予定部１
７′ｈ一般けられている。またプレキャスト逆梁６を設
けることによって、採光面積を増大することかできる。

前記における開口予定部１１ば例えば第６図のＪ：うに
、プレキャスト 開口部８を設け、この開口部８に同質の閉塞壁１２を嵌
め込み、閉塞壁１２の周囲に連結材１３を突設して前記
開口部８の縁部へ埋設連結し、前記閉塞壁１２の周縁と
、開口部８の縁部との間隙へ目地材１４を充填したもの
である。この場合にブレキャスト又は場所打ち耐震壁４
は、間口部８があるものとして強度計算しである。この
点第２図のＪ：うに場所打ちの床スラブの間口予定部１
７の場所は、床スラブ７に、開口予定部１７にそって補
強鉄筋若しくはＰＳ鋼線を配置して十分の強度を保有さ
せである。前記と逆に、隣接４ＬＤＫ住宅Ｃと２ＬＤＫ
住宅りとから、二つの３　Ｌ　Ｄ　Ｋ住宅Ａ、Ｂを改造
する場合には、開口部８を塞ぎ、仕切壁９を撤去すれば
よいことになる。

前記実施例にＪ３いては、水平方向へ隣接する二つの住
宅の規模を変更する場合について述べた。

次に第１図のように垂直方向への規模変更の際は、例え
ば１８．１９．２０などのように床スラブ７の開口予定
部に開口し、階上と階下との間に階段を新設づることに
よって規模を変更することができる。この場合に垂直方
向と水平方向へ同時に規模変更することがでさることは
勿論、垂直方向に連接したー住宅を二住宅に規模変更し
、夫々の水平方向隣接住宅相互間に規模変更の改造を行
うことも可能である。

即ちこの発明によれば、予め設定した条件によって、水
平方向および垂直方向に住宅規模を変更し、−住宅の間
取りおよび床面積を多種多様に変更して居住者の経年需
要変化に追随し得る効果がある。また画一的でプランお
よび床面積共に種類の少ない集合住宅を連設しても、需
要者の多種類の要望に応えることができるのＣ１定住性
を向」ニし、又は販売効率を向上し得る効果がある。ま
た住宅規模の変更に際しては、従来の間仕切変更又はレ
イアウト変更程度の費用でなし得るから、需要者の負担
増は増改築に比し、著しく少なくてすむ効果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の集合住宅の配置状態の一例を示ず正
面図、第２図は同じく一部拡人斜祝図、−’　、　′＊
　、＋　第３図は同 じく隣接２住宅の鳥臘図、第４図は同じく第３図の規模
を４ＬＤＫと２１−　Ｄ　Ｋに変更した鳥嘩図、第５図
は同じく第３図の規模を５ＬＤＫと１ＬＤＫに変更した
場合の鳥瞳図、第６図は間口予定部の構造を示す一部拡
大正面図である。 １・・・場所打ちコンクリ−１−柱 ２・・・プレキャスト又は場所打ち耐震壁３・・・プレ
キャスト梁 ４．４ａ　、４ｂ・・・ブリキ１！スト又は場所打ち耐
震壁　５・・・プレキャスト片持スラブ ６・・・プレキャスト逆梁　７・・・床スラブ８・・・
間口部　９・・・仕切壁 １０・・・仕切壁 １１．１１ａ、１１ｂ、１７・・・開口予定部Ａ、Ｂ・
・・３ＬＤＫ住宅　Ｃ・・・４ＬＤＫ住宅Ｄ・・・２　
Ｌ　Ｄ　Ｋ住宅　Ｆ・・・５ＬＤＫ住宅Ｆ・・・Ｉ　Ｌ
ＤＫ住宅　１２・・・閉塞壁特許出願人　画成建設　株
式会社 代理人　鈴木正次 第３図 第４図 第５図 ］ 第６図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　所定規模の住宅を順次溝築したフロアを所定階数構
   築した集合住宅において、前記住宅の一部又は全部の仕
   切壁／床に予め開口予定部を設けたことを特徴とする規
   模可変型集合住宅 ２　規模可変は水平方向又は垂直方向とした特許請求の
   範囲第１項記載の規模可変型集合住宅３　規模可変は床
   面積又は部屋数又は床面積および部屋数とした特許請求
   の範囲第１項記載の規模可する部材よりなる閉塞部材で
   一体的に閉鎖された特許請求の範囲第１項記載の規模可
   変型集合住宅５　隣接住宅の仕切壁又は床の間口予定部
   から閉塞部材を除去して、隣接部屋とめ通過設備を設け
   て同一住宅内に組み入れると共に、必要な仕切壁を新設
   することを特徴とした規模可変型集合住宅の構築方法 ６　閉塞部材は、仕切壁又は床の開口予定部に嵌合され
   、開口縁との連結材を具備した特許請求の範囲第５項記
   載の規模可変型集合住宅の構築方法７　通過設備はドア
   ー若しくは開口又は階段とした特許請求の範囲第５項記
   載の規模可変型集合住宅の構築方法 ８　仕切壁又は床の強度は開口予定部に開口した場合を
   ！！準として設計された特許請求の範囲第５項記載の規
   模可変型集合住宅の構築方法