JPS6073819A - 光学部品の製造方法 - Google Patents
光学部品の製造方法Info
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- JPS6073819A JPS6073819A JP18414083A JP18414083A JPS6073819A JP S6073819 A JPS6073819 A JP S6073819A JP 18414083 A JP18414083 A JP 18414083A JP 18414083 A JP18414083 A JP 18414083A JP S6073819 A JPS6073819 A JP S6073819A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は光学部品の製造方法に関する。
従来光学部品であるレンズ、ミラーおよびフィルターな
どの多くはガラスで形成ざtLでいた、カラスには多く
の神類があり、要求に応じた光学特注を有する光学部品
が形成できる他、平面や球面の光学表面が研l禍により
高鞘耽で形成できるからである・。しかし、研摩は加工
時間が長くかかり、また加工コストも商くなる欠点があ
る、また、特に非球面光学素子を形成1−る場合、加工
コストは一層^くなる欠点がある。
どの多くはガラスで形成ざtLでいた、カラスには多く
の神類があり、要求に応じた光学特注を有する光学部品
が形成できる他、平面や球面の光学表面が研l禍により
高鞘耽で形成できるからである・。しかし、研摩は加工
時間が長くかかり、また加工コストも商くなる欠点があ
る、また、特に非球面光学素子を形成1−る場合、加工
コストは一層^くなる欠点がある。
これらの欠点を解消する光学部品の他の製造法として、
透明な樹脂を型に注入して成形加工していわゆるプラス
チックレンズ′kW造する方法がある。この方法では研
摩加工が不敬で、適当な成形条件t−選べば低コストで
大量生産が可能である。
透明な樹脂を型に注入して成形加工していわゆるプラス
チックレンズ′kW造する方法がある。この方法では研
摩加工が不敬で、適当な成形条件t−選べば低コストで
大量生産が可能である。
しかし、光学部品としての商い光学祠度全備えたものを
つくるのは容易でfλく、丈た、物理的あるいは化学的
性質においてもガラス材料に比べて劣っており、特に、
熱膨張率や熱による屈折率亥化が大きく、加工に際して
内部に歪やひけが生じやすい欠点がある、 このよう1λガラス材料と樹脂材料のもつ双方の欠点を
補う方法として、両者の材料を併用した光学部品の製造
方法がある。この方法は、形成しようとする光学部品の
光学表面を有するマスターとカラス基板とを近接して配
置し、その間隙に樹脂を挟んで又は注入して固化するこ
とによって、ガλ ラス基板とマスターとの間に光学表面を有する樹脂層を
形成し、次いでマスターとカラス基板とを分離すること
で、ガラス基板と樹脂層とからなる光学部品を形成する
ものである、 この方法では、多くはカラス基板をある程V尚楕度4こ
研摩することが必要であるが、樹脂1−によって光学部
品としての光学λRILk得ることがでらるため、カラ
ス自体のi+を摩工程を大幅に省略でき、また、樹脂層
は薄膜に1よっているので、熱膨張や熱による屈折率の
変化による影響が小さく、歪やひけの発生も最小限に押
えることができる。非球面レンズなどの非球面を備えた
光学部品もマスク−の形状を非球面にすることによって
球面の場合と全く同様に容易に形成できる。このマスタ
ーを用いる方法の最も大きい問題点は、マスターとガラ
ス基板との間に樹脂層を形成後、マスターとカラス基板
とを分離する際、[7J lid Itりとマスターが
樹脂層の光学表面1i−損傷することなく分離すること
が容易でlλい点にある、そこで従来この問題に対処す
るために、樹脂材料中にマスターとの接着性を阻止して
1IilI型を容易にする物質を混入する方法があり、
シリコーンオイル、各押ワックスhyhどが用いらt+
、ている。これらの物)!jは多くの場合樹脂材料との
相浴性がないか、又は低いものであって、成形した樹脂
層の表面にfFA /’+出して離型の効果?果すもの
である、したがって南脂II O)+胛械的特注、透明
性、表面物性等を劣化させることが多い。また成形した
叫脂層の表面jこ他の光学部品の接着を行う等の二次加
工に除しては、料快看削の接着性を低下させるので好ま
しいことでばfxい、−万能型剤を樹脂材料中に混入し
fxいで、マスターの表面に塗布して離型層とし、樹脂
材料とマスターとの接着を防ぐ方法も一般的に利用され
ている方法である。
つくるのは容易でfλく、丈た、物理的あるいは化学的
性質においてもガラス材料に比べて劣っており、特に、
熱膨張率や熱による屈折率亥化が大きく、加工に際して
内部に歪やひけが生じやすい欠点がある、 このよう1λガラス材料と樹脂材料のもつ双方の欠点を
補う方法として、両者の材料を併用した光学部品の製造
方法がある。この方法は、形成しようとする光学部品の
光学表面を有するマスターとカラス基板とを近接して配
置し、その間隙に樹脂を挟んで又は注入して固化するこ
とによって、ガλ ラス基板とマスターとの間に光学表面を有する樹脂層を
形成し、次いでマスターとカラス基板とを分離すること
で、ガラス基板と樹脂層とからなる光学部品を形成する
ものである、 この方法では、多くはカラス基板をある程V尚楕度4こ
研摩することが必要であるが、樹脂1−によって光学部
品としての光学λRILk得ることがでらるため、カラ
ス自体のi+を摩工程を大幅に省略でき、また、樹脂層
は薄膜に1よっているので、熱膨張や熱による屈折率の
変化による影響が小さく、歪やひけの発生も最小限に押
えることができる。非球面レンズなどの非球面を備えた
光学部品もマスク−の形状を非球面にすることによって
球面の場合と全く同様に容易に形成できる。このマスタ
ーを用いる方法の最も大きい問題点は、マスターとガラ
ス基板との間に樹脂層を形成後、マスターとカラス基板
とを分離する際、[7J lid Itりとマスターが
樹脂層の光学表面1i−損傷することなく分離すること
が容易でlλい点にある、そこで従来この問題に対処す
るために、樹脂材料中にマスターとの接着性を阻止して
1IilI型を容易にする物質を混入する方法があり、
シリコーンオイル、各押ワックスhyhどが用いらt+
、ている。これらの物)!jは多くの場合樹脂材料との
相浴性がないか、又は低いものであって、成形した樹脂
層の表面にfFA /’+出して離型の効果?果すもの
である、したがって南脂II O)+胛械的特注、透明
性、表面物性等を劣化させることが多い。また成形した
叫脂層の表面jこ他の光学部品の接着を行う等の二次加
工に除しては、料快看削の接着性を低下させるので好ま
しいことでばfxい、−万能型剤を樹脂材料中に混入し
fxいで、マスターの表面に塗布して離型層とし、樹脂
材料とマスターとの接着を防ぐ方法も一般的に利用され
ている方法である。
このような離型層としてはシリコーンオイル。
シリコ−フグ11−ス、シ11コーンワニス、カルナバ
ワックス、ミネラルワックス、フッ素樹脂の粉末または
コーティング被膜、水溶性樹脂、グリセリン、各種の油
屈類、ステf llン酸塩等が用いられている。しかし
ながら、これらの離型剤では、十分なmW効果が期待で
きなかったものである。
ワックス、ミネラルワックス、フッ素樹脂の粉末または
コーティング被膜、水溶性樹脂、グリセリン、各種の油
屈類、ステf llン酸塩等が用いられている。しかし
ながら、これらの離型剤では、十分なmW効果が期待で
きなかったものである。
特に従来の離型剤ではレンズ、ミラー等の光学部品の精
密成形では、成形材料がアクリル4111脂、エポキシ
樹脂1脂等の液状モノマー又はオ11ゴマ−が多く利用
されている。このようなrfffi状材料の注入の際、
な211)んずくエポキシ樹脂のようにとくに接着性の
すぐれた材料の場ばはとくにマスターとの接着が起りや
すい。また、光学部品の場合は、樹脂層表面の成形精度
が問題とさJする1こめ、離型層はできるたけ薄いこと
が望まれるが、従来の離型剤では、薄くできないか、薄
くすると部分的に八−型1−が剥醸してしよう間鴎があ
った。
密成形では、成形材料がアクリル4111脂、エポキシ
樹脂1脂等の液状モノマー又はオ11ゴマ−が多く利用
されている。このようなrfffi状材料の注入の際、
な211)んずくエポキシ樹脂のようにとくに接着性の
すぐれた材料の場ばはとくにマスターとの接着が起りや
すい。また、光学部品の場合は、樹脂層表面の成形精度
が問題とさJする1こめ、離型層はできるたけ薄いこと
が望まれるが、従来の離型剤では、薄くできないか、薄
くすると部分的に八−型1−が剥醸してしよう間鴎があ
った。
このような畑点を趙ける一つの方法として、従来、金・
銀拳銅などの金属蒸着FJを])1を型層に利用する方
法が知られ−Cいる。そ7tにはまずマスター表面にこ
れらの金属をスパッ7711ング、真空蒸宥双どの手段
できわめて薄い膜として形成する。この上に所望の樹脂
材料をたとえはキャスティングなどで江型しM型を行う
。このとき離型用の金楓蒸着Inは成形品の表面−に付
着して視力)ら外さノtでくる。したがって次の工程と
して成形品表闇に材層した1離型Itの金FA帖會取除
く必要があり、酸・アルカリ等で化学的にr?+ 14
したり、粘右テープ等を用いて引きはがす、包械的手段
が利用されている。
銀拳銅などの金属蒸着FJを])1を型層に利用する方
法が知られ−Cいる。そ7tにはまずマスター表面にこ
れらの金属をスパッ7711ング、真空蒸宥双どの手段
できわめて薄い膜として形成する。この上に所望の樹脂
材料をたとえはキャスティングなどで江型しM型を行う
。このとき離型用の金楓蒸着Inは成形品の表面−に付
着して視力)ら外さノtでくる。したがって次の工程と
して成形品表闇に材層した1離型Itの金FA帖會取除
く必要があり、酸・アルカリ等で化学的にr?+ 14
したり、粘右テープ等を用いて引きはがす、包械的手段
が利用されている。
そのため成形品の表面が薬品の影響をうけて肌荒れを起
したリキズが入るなどの!l−害が生じるとともに離型
1−除去の工程が必要と7(る/よどの欠点が生じてく
る。
したリキズが入るなどの!l−害が生じるとともに離型
1−除去の工程が必要と7(る/よどの欠点が生じてく
る。
而して木元明は離tJl性が良好で、離型作用の持続性
に優れ、且つ薄く形成できる離型層を用いることによっ
て、元学梢度の高い粉面t−有する)“C学部品の製造
方法を提供することを主たる目的とする。
に優れ、且つ薄く形成できる離型層を用いることによっ
て、元学梢度の高い粉面t−有する)“C学部品の製造
方法を提供することを主たる目的とする。
また本発明は、上記離型層上に反射防止膜、反射膜等の
光の透過・反射を制御するためにいオ)ゆる光学薄暎會
形成することによって、かかる光学薄膜を有する光学部
品の製造方法を提供することを主たる目的とする。
光の透過・反射を制御するためにいオ)ゆる光学薄暎會
形成することによって、かかる光学薄膜を有する光学部
品の製造方法を提供することを主たる目的とする。
本発明は、表向に離iM層を有するマスターとガラス基
板との間に形成される間隙に樹脂全介在させることによ
りガラス基板表面に樹脂1−を形成した後、マスターを
分離してカラス基板と樹脂層からなる光学部品を製造す
る方法において、フッ素1嵯換炭化水素基とアルコキシ
シラン基若しくはハロゲン化シラン基とを有する化合物
からなるm型層上に光学薄膜を形成し、マスターを分離
した際、該光学薄膜が該4@館層上に転写1−ること′
ft特徴とするものである、 本発明による光学部品の製造方法の代表的な態様は第1
図〜第6図に示される。
板との間に形成される間隙に樹脂全介在させることによ
りガラス基板表面に樹脂1−を形成した後、マスターを
分離してカラス基板と樹脂層からなる光学部品を製造す
る方法において、フッ素1嵯換炭化水素基とアルコキシ
シラン基若しくはハロゲン化シラン基とを有する化合物
からなるm型層上に光学薄膜を形成し、マスターを分離
した際、該光学薄膜が該4@館層上に転写1−ること′
ft特徴とするものである、 本発明による光学部品の製造方法の代表的な態様は第1
図〜第6図に示される。
第1図は、カラス、金部などの基板lの上にマスター2
が固定されている部材を示す。マスター2の表面は成形
しようとする光学表面精度を有し’Cおり、ガラス、金
属などで形成されている。このマス・q−2上に第2図
に示−tように離型層3を形成する。この離型層はフッ
素置換炭化水素基とアルコキシシラン基若しくはハロゲ
ン化シラン基とを有する化合物で形成する、 次に、離型1−3の上に第3図に示すように、光学薄膜
の1つである反射防止層4を形成する。
が固定されている部材を示す。マスター2の表面は成形
しようとする光学表面精度を有し’Cおり、ガラス、金
属などで形成されている。このマス・q−2上に第2図
に示−tように離型層3を形成する。この離型層はフッ
素置換炭化水素基とアルコキシシラン基若しくはハロゲ
ン化シラン基とを有する化合物で形成する、 次に、離型1−3の上に第3図に示すように、光学薄膜
の1つである反射防止層4を形成する。
一方、與4図に示すように、ガラス基板5を支持部材6
に固定載置し、カラス基板5の上には明脂″7を少量間
下しておく。次に第5図に示すように、ガラス基板5の
上に一7スター2vil−重ねることによって、マスタ
ー2とカラス基板5との間隙に樹脂が充満し固化して樹
脂I@9が形成できる。マスターとガラス基板との所望
の間隙はスペーサー8によって確保される、次に、マス
ター2全カラス基板から分離することによつU、1’6
図に示すような反射防止層4と光学表面をゼするIM脂
ノー8とガラス基板4から成る光学部品が形成できるも
のである。マストの表面が平面の場合、球面の場合およ
び非球面の場合にはそれぞれ、フィルター、球面レンズ
および非球面レンズあるいは、ミラー球面ミラー、非球
面ミラーなどの光学部品が成形できるものである。
に固定載置し、カラス基板5の上には明脂″7を少量間
下しておく。次に第5図に示すように、ガラス基板5の
上に一7スター2vil−重ねることによって、マスタ
ー2とカラス基板5との間隙に樹脂が充満し固化して樹
脂I@9が形成できる。マスターとガラス基板との所望
の間隙はスペーサー8によって確保される、次に、マス
ター2全カラス基板から分離することによつU、1’6
図に示すような反射防止層4と光学表面をゼするIM脂
ノー8とガラス基板4から成る光学部品が形成できるも
のである。マストの表面が平面の場合、球面の場合およ
び非球面の場合にはそれぞれ、フィルター、球面レンズ
および非球面レンズあるいは、ミラー球面ミラー、非球
面ミラーなどの光学部品が成形できるものである。
本発明に用いる離W剤の代表的なものは、フッ素置換炭
化水素基と、欠の一般式で示されるアルコキシシラン&
(1)又はハロゲン化シラン基(2)ヲ有するもので
ある。
化水素基と、欠の一般式で示されるアルコキシシラン&
(1)又はハロゲン化シラン基(2)ヲ有するもので
ある。
Sl (CIR工)HJI(3n) (1)S i X
m RH(3−m > −(2Jここで、 R4および
”Itはアルキル基(闘えは、メチル基、エチル基、プ
ロピル基、ブチル基など)、nお上びmはl、2才たは
3.1(JTIはアルキル基(例えば、メチル基、エチ
ル7表、プロピル基、ブチル基1jと)又はアルコキシ
基(例えは、メトキシ基、エトキシ基、ブトキシAkf
、にど)である、、Xはハロゲン原子(1例えば4、C
d、Br、I)である。また、14% I尤■、Rz又
はXがSlに2堤上結合している場合には、上記の基又
は原子の1IIi2囲内で例えは、2つのR11がアル
キル基とアルコキシ基であるように異つ°Cいてもよい
。
m RH(3−m > −(2Jここで、 R4および
”Itはアルキル基(闘えは、メチル基、エチル基、プ
ロピル基、ブチル基など)、nお上びmはl、2才たは
3.1(JTIはアルキル基(例えば、メチル基、エチ
ル7表、プロピル基、ブチル基1jと)又はアルコキシ
基(例えは、メトキシ基、エトキシ基、ブトキシAkf
、にど)である、、Xはハロゲン原子(1例えば4、C
d、Br、I)である。また、14% I尤■、Rz又
はXがSlに2堤上結合している場合には、上記の基又
は原子の1IIi2囲内で例えは、2つのR11がアル
キル基とアルコキシ基であるように異つ°Cいてもよい
。
フッ素置換炭化水素基としては、′待に分子構造基tλ
どのパーフルオロ基(a旧よひaは整数)をもつフッ素
置倶炭化水A基が好ましく、また、パーフルオロ基の長
さが炭素数にして2個以上が好、pt、<、CFs (
CF! ) a O)CFsにっゾ<CF*%の賎は5
以上が適切である、 またパーフルオロ基は直鎖である必要はなく、を有して
いてもよい。この場合にはKは4以上が好ましい。この
ように本発明1こHける鼎型性は、こツバ−フルオロ糸
によって発揮さ第1〜るものである。
どのパーフルオロ基(a旧よひaは整数)をもつフッ素
置倶炭化水A基が好ましく、また、パーフルオロ基の長
さが炭素数にして2個以上が好、pt、<、CFs (
CF! ) a O)CFsにっゾ<CF*%の賎は5
以上が適切である、 またパーフルオロ基は直鎖である必要はなく、を有して
いてもよい。この場合にはKは4以上が好ましい。この
ように本発明1こHける鼎型性は、こツバ−フルオロ糸
によって発揮さ第1〜るものである。
本発明で使用する離型剤の、パーフルオロ基のない方の
一端は少くとも1つのアルコキシシラン基あるいはハロ
ゲン化シラン基金有している。アルコキシシラン基−8
iott□、およびハロゲン化シラン基−8IXは水分
と反応して一8i0H,となりさらにこれがガラス、金
属等の型材料の表面に存在する一〇H基との間で脱水縮
合又は水垢結合等を起して結合する。
一端は少くとも1つのアルコキシシラン基あるいはハロ
ゲン化シラン基金有している。アルコキシシラン基−8
iott□、およびハロゲン化シラン基−8IXは水分
と反応して一8i0H,となりさらにこれがガラス、金
属等の型材料の表面に存在する一〇H基との間で脱水縮
合又は水垢結合等を起して結合する。
すなわち本発明に使用する離型剤ね、その一端で成形用
のマスターの表面に化学結合し、他端にパーフルオロ基
を配向してマスター表面を被う・こととなり、薄くて耐
火性に優れ均一な離型層を形成することがで建る。
のマスターの表面に化学結合し、他端にパーフルオロ基
を配向してマスター表面を被う・こととなり、薄くて耐
火性に優れ均一な離型層を形成することがで建る。
パーフルオロ基とアルコキシシラン基又はハロゲン化シ
ラン基の珪素ノ京子とは直接結合されていてもよいし構
造単位として・−CCHt)l・−0−(C1ot)
1−0−、−N)1− CCHt> 1−NH−。
ラン基の珪素ノ京子とは直接結合されていてもよいし構
造単位として・−CCHt)l・−0−(C1ot)
1−0−、−N)1− CCHt> 1−NH−。
(CHx) 0 (C,Ht)l−1CCkLx)l
Nkl (C,tb)A’−1CO1’JH(CHt)
l 、−COO(Cut) l−等の償造分介して結
合されていてもよい。これらの構造は可能なかぎり悔い
ものでlは3又はそれ以下がよい。具体的な化合物例と
しては、下記のものを挙げることができる。
Nkl (C,tb)A’−1CO1’JH(CHt)
l 、−COO(Cut) l−等の償造分介して結
合されていてもよい。これらの構造は可能なかぎり悔い
ものでlは3又はそれ以下がよい。具体的な化合物例と
しては、下記のものを挙げることができる。
(1)CFm−(CFt)y (CHt)s NH(C
ut)s 5t(OCHs)s(2)CFs (CF山
0 (CHt)s O5i(OCHs)s(3) CF
s −(CFy)t−NH−(CHJ、−NH−5t(
OCRs)s(’)CFH(CFJy (CHt)3
0 (CH2)3 81(OCH3)11(5)CFs
(CFy)a C0N1((Cut)s 81(OC
Jln)s(6)CFs (CF、)? (CHt)、
−81(OCHs)3(7) CF8 (OFり a
coo (CH2) 3− S i (OCHsl 3
(8) CFs −(CF2) t−(CH,) s
−NH−(CM、l 、−SiCl。
ut)s 5t(OCHs)s(2)CFs (CF山
0 (CHt)s O5i(OCHs)s(3) CF
s −(CFy)t−NH−(CHJ、−NH−5t(
OCRs)s(’)CFH(CFJy (CHt)3
0 (CH2)3 81(OCH3)11(5)CFs
(CFy)a C0N1((Cut)s 81(OC
Jln)s(6)CFs (CF、)? (CHt)、
−81(OCHs)3(7) CF8 (OFり a
coo (CH2) 3− S i (OCHsl 3
(8) CFs −(CF2) t−(CH,) s
−NH−(CM、l 、−SiCl。
(9) CFs −(CFt)t−0−(CHt)s−
0−5iC1゜QI CFs −(CF2) ? −N
H−(CHt) s −N)i −S i (CL&)
?I uUcFs (CF2)t (CH2)3−0 (C,
H2)s 5t(OCR,)。
0−5iC1゜QI CFs −(CF2) ? −N
H−(CHt) s −N)i −S i (CL&)
?I uUcFs (CF2)t (CH2)3−0 (C,
H2)s 5t(OCR,)。
I
←2 CF3 (CF2)、t (CHJ B−81(
OCH3) tl 上記のフッ素離型剤は通常は固体であるが、これをマス
ター表面に、I商用するには有機溶剤に溶解した溶液と
する必要がある。離型剤の分子構造によって異ってくる
が、多くはその溶媒としてフッ化炭化水素系の浴−剤又
はそれに若干の有機溶媒を混合した鳴のが適している。
OCH3) tl 上記のフッ素離型剤は通常は固体であるが、これをマス
ター表面に、I商用するには有機溶剤に溶解した溶液と
する必要がある。離型剤の分子構造によって異ってくる
が、多くはその溶媒としてフッ化炭化水素系の浴−剤又
はそれに若干の有機溶媒を混合した鳴のが適している。
たとえはcCV−cc12F。
CCl 、F −CCIF2あるいはこれらとエタノー
ル、エタノール、アセトン、トリクロルエチレンなど相
溶性のある有機溶媒を混合したものを用いることができ
る。溶媒の濃度はとくに限定はないが必要とする離型膜
はとくに薄いことが特徴であるので、濃度は低いもので
充分であり1〜3重i%でよい。
ル、エタノール、アセトン、トリクロルエチレンなど相
溶性のある有機溶媒を混合したものを用いることができ
る。溶媒の濃度はとくに限定はないが必要とする離型膜
はとくに薄いことが特徴であるので、濃度は低いもので
充分であり1〜3重i%でよい。
この溶液をマスターの表面に塗布するには浸漬塗布スプ
レー塗布、ハケ塗り等の通常の塗布方法を用いることが
できる、とくに光学部品ではホコリ・ゴミ等の付着は好
ましく1λいので、塗布1−る溶液、塗布雰囲気、型そ
のもの等はホコl i取除いておく必要がある。塗布後
は通常は自然乾燥で溶媒を蒸発させて乾燥塗膜とするが
、このとき塗布された膜厚はとくに規定するべきもので
はないが、20μ以下が適当である。
レー塗布、ハケ塗り等の通常の塗布方法を用いることが
できる、とくに光学部品ではホコリ・ゴミ等の付着は好
ましく1λいので、塗布1−る溶液、塗布雰囲気、型そ
のもの等はホコl i取除いておく必要がある。塗布後
は通常は自然乾燥で溶媒を蒸発させて乾燥塗膜とするが
、このとき塗布された膜厚はとくに規定するべきもので
はないが、20μ以下が適当である。
離型層はマスター表面と強固に密着するように、必要に
応じて離型剤をマスター表面に化合結合するように処理
することが有効である。このための処理例としては、ア
ミン又は酸による処理が挙げられる。例えば、 離型剤の塗布が終ったマスターは、アミンを含有する処
理液中で加熱処理される。こ\で用いるアミンは1級ア
ミン、2級アミン、3級アミンの何れでもよいが、とく
に1級アミンと2級アミンが有効である。具体的にはた
とえばエチルアミン。
応じて離型剤をマスター表面に化合結合するように処理
することが有効である。このための処理例としては、ア
ミン又は酸による処理が挙げられる。例えば、 離型剤の塗布が終ったマスターは、アミンを含有する処
理液中で加熱処理される。こ\で用いるアミンは1級ア
ミン、2級アミン、3級アミンの何れでもよいが、とく
に1級アミンと2級アミンが有効である。具体的にはた
とえばエチルアミン。
プロピルアミン、ブチルアミン、アミルアミン。
ヘキシル1′ミン等の1級アミンや2級アミンとしては
ジエチルアミン等がある。これらのアミンはいずれも水
浴性のアミンで、少くとも200i%まで水に溶解する
。
ジエチルアミン等がある。これらのアミンはいずれも水
浴性のアミンで、少くとも200i%まで水に溶解する
。
これらのアミンは処理液から離型層中に拡散し、離型剤
のアルコキシシラン又はハロゲン化シランの基と反応し
て、下地のマスター表面の一〇Hとの脱水縮合を促進す
ることがその目的であるので、分子構造はなるべく n
i単な構造を持ちかつ分子歇も小さく、離型剤層2内に
拡散しゃすいものが適している。これらアミンのi&[
は15重量%以下望しくハ、0.5〜3重量%程度が適
している◎この処理液のもう一つの作用は離型剤末端の
一5i−OR□又はsixを一8iOHに加水分解する
ことにあるので、この処理液は水を有することが要件で
ある。し−たがって処理液としてはアミンの水浴液を用
いる。
のアルコキシシラン又はハロゲン化シランの基と反応し
て、下地のマスター表面の一〇Hとの脱水縮合を促進す
ることがその目的であるので、分子構造はなるべく n
i単な構造を持ちかつ分子歇も小さく、離型剤層2内に
拡散しゃすいものが適している。これらアミンのi&[
は15重量%以下望しくハ、0.5〜3重量%程度が適
している◎この処理液のもう一つの作用は離型剤末端の
一5i−OR□又はsixを一8iOHに加水分解する
ことにあるので、この処理液は水を有することが要件で
ある。し−たがって処理液としてはアミンの水浴液を用
いる。
この処理液中での処理は60〜95℃の温度で0.5〜
3時間程度の条件下で行われるのがよい。
3時間程度の条件下で行われるのがよい。
温度は反応促進の意味では高温である方がよいが、95
℃を越えると水が沸騰を起し、気泡が激しく発生してマ
スター表面を攻撃して離型剤層を機械的に脱落させるこ
とがあるので上記の通り60〜95℃が適切である。
℃を越えると水が沸騰を起し、気泡が激しく発生してマ
スター表面を攻撃して離型剤層を機械的に脱落させるこ
とがあるので上記の通り60〜95℃が適切である。
また、本発明の好ましい具体例では、アミン化合物又は
酸の水溶液を予めマスターの表面に塗布し、これを乾燥
した後に、前述と同様のパーフルオロ基とアルコキシシ
ラン基若しくは、ハロゲン化シラン基を4)なくとも有
する離型剤を塗布することによって離型膜を形成するこ
ともできる。
酸の水溶液を予めマスターの表面に塗布し、これを乾燥
した後に、前述と同様のパーフルオロ基とアルコキシシ
ラン基若しくは、ハロゲン化シラン基を4)なくとも有
する離型剤を塗布することによって離型膜を形成するこ
ともできる。
アミンは離型処理に際してあらかじめマスターの表面に
塗布されるが、このときマスター材料として用いられる
ガラス又は金属の表面に存在する一OH基との間に水素
結合を起すかあるいは単純な吸着を起すなどしてマスタ
ー表面に結合する、次に離型剤がこの上に塗布され、後
述の熱水処理を行われるときに、離型剤分子構造の末端
の一8it)Rfi又は−8iXを一8iOHに加水分
解し、さらに型表面の−OHと脱水結合を起す際に、こ
れらのアミンは触媒作用を発揮する。したがって水の存
在は必須であるので、あらかじめ使用するアミンも水溶
液として使用するのが妥当である。しかしながら次に使
用される離型剤は、水と相溶性がないので、このアミン
処理の後にマスターの表面が液体の水あるいはアミンで
濡れた状態では、離型剤を塗布する時にその溶液から離
型剤が析出して均一な塗膜とIより得ない。そこでアミ
ン浴液塗布後のマスターは一応乾燥状態にする必要があ
る。
塗布されるが、このときマスター材料として用いられる
ガラス又は金属の表面に存在する一OH基との間に水素
結合を起すかあるいは単純な吸着を起すなどしてマスタ
ー表面に結合する、次に離型剤がこの上に塗布され、後
述の熱水処理を行われるときに、離型剤分子構造の末端
の一8it)Rfi又は−8iXを一8iOHに加水分
解し、さらに型表面の−OHと脱水結合を起す際に、こ
れらのアミンは触媒作用を発揮する。したがって水の存
在は必須であるので、あらかじめ使用するアミンも水溶
液として使用するのが妥当である。しかしながら次に使
用される離型剤は、水と相溶性がないので、このアミン
処理の後にマスターの表面が液体の水あるいはアミンで
濡れた状態では、離型剤を塗布する時にその溶液から離
型剤が析出して均一な塗膜とIより得ない。そこでアミ
ン浴液塗布後のマスターは一応乾燥状態にする必要があ
る。
し力)し型表面から完全にアミンを無くすることは無意
味であるので、”乾燥は風乾かあるいは6()〜70″
C程度の温度で短時間に止めるべきである。
味であるので、”乾燥は風乾かあるいは6()〜70″
C程度の温度で短時間に止めるべきである。
次に、このようにアミンをあらかじめ塗布し乾燥したマ
スターの上に前述の離型剤ケ塗布する工程が用いられる
。離型剤の塗布が終ったマス、ターは、次に熱水中で処
理を行う。この処理は水を離型剤層を通してマスター表
面に拡散させ、あらかじめ塗布されているアミンと共に
先に記した離型剤中のアルコキシシラ“ン基又はハロゲ
ン化シラン基を加水分解しかつマスター表面の一〇H基
と結合させる化学反応を促進するために必要な処理であ
る。
スターの上に前述の離型剤ケ塗布する工程が用いられる
。離型剤の塗布が終ったマス、ターは、次に熱水中で処
理を行う。この処理は水を離型剤層を通してマスター表
面に拡散させ、あらかじめ塗布されているアミンと共に
先に記した離型剤中のアルコキシシラ“ン基又はハロゲ
ン化シラン基を加水分解しかつマスター表面の一〇H基
と結合させる化学反応を促進するために必要な処理であ
る。
したがって反応促進の目的からはより商い温度が好まし
いが、水が沸騰を起すと気泡によって離型層が破壊され
、ピンホールの発生等があるので注意しなければならな
い。したがって好ましい処理温度は6(1〜95℃、時
間は0.5〜3時間程度が良好な結果を得る。
いが、水が沸騰を起すと気泡によって離型層が破壊され
、ピンホールの発生等があるので注意しなければならな
い。したがって好ましい処理温度は6(1〜95℃、時
間は0.5〜3時間程度が良好な結果を得る。
本発明の別の好ましい具体例では、パーフルオロ基とア
ルコキシシラン基若しくはハロゲン化シラン基を少なく
とも有する離型処理剤をマスターの上に塗布し、仄いて
酸の水溶液に浸漬することによって離型層を形成するこ
とができる。
ルコキシシラン基若しくはハロゲン化シラン基を少なく
とも有する離型処理剤をマスターの上に塗布し、仄いて
酸の水溶液に浸漬することによって離型層を形成するこ
とができる。
離型剤の塗布後の型は、特に酸の水浴液中で加熱処理す
る。こ\で用いる酸として社、塩酸、硝酸、硫酸、リン
酸などの無機酸、ギ酸、酢酸、シュウ酸、トルエンスル
フォン酸などの有機酸が利用できる。これらの酸は処理
液から離型剤塗膜中を拡散しマスター表面との界面に至
って離型剤のアルコキシシラン基又はハロゲン化シラン
基と反応してこれらを加水分解して一5ionとすると
共にさらにマスター表面にイr在する−011との間で
縮合奮起させる触媒としての作用をする。なおこのとき
−8iOi<4又は−8tXを−5tunとするには水
の存在が必要でおるので、これらの酸は水溶液として使
用され、その濃度は5重量%又はそれ以下とし、処理液
のpHが3.0又はそれ以下とする濃度であることが望
ましい。この処理液中での処理条件は60〜95℃で0
.5〜50時間程度である。
る。こ\で用いる酸として社、塩酸、硝酸、硫酸、リン
酸などの無機酸、ギ酸、酢酸、シュウ酸、トルエンスル
フォン酸などの有機酸が利用できる。これらの酸は処理
液から離型剤塗膜中を拡散しマスター表面との界面に至
って離型剤のアルコキシシラン基又はハロゲン化シラン
基と反応してこれらを加水分解して一5ionとすると
共にさらにマスター表面にイr在する−011との間で
縮合奮起させる触媒としての作用をする。なおこのとき
−8iOi<4又は−8tXを−5tunとするには水
の存在が必要でおるので、これらの酸は水溶液として使
用され、その濃度は5重量%又はそれ以下とし、処理液
のpHが3.0又はそれ以下とする濃度であることが望
ましい。この処理液中での処理条件は60〜95℃で0
.5〜50時間程度である。
温度は反応促進の目的からすれば高温の方が好ましいが
、95℃を超えると沸騰が起り、気泡によって離型剤が
脱落す、ることがあり好ましいことではない。
、95℃を超えると沸騰が起り、気泡によって離型剤が
脱落す、ることがあり好ましいことではない。
アミン、酸いずれの場合も水溶液として処理することに
なるが、このときの処理条件は反応促進の面からはなる
べく高温がよく、一方では処理液が沸騰すると気泡によ
って離型層が脱落させられる危険がある。そのために6
0〜95℃程度の温度でたとえば0.5〜50時間の処
理を行う。しかしながらはげしい沸騰は起らなくても離
型処理をした表面には小さな気泡が多数発生してくる場
合がある。これはたとえば60℃のような比較的低い温
度においても起る現象である。離型剤を塗布されたマス
々−の表面は疎水性となつCいるため、このように−塵
発生した気泡は機械的攪拌等を行つCもその表面エネル
ギーの関係から容易に取除くことかで@ない。さらに一
度マスターを処理液から取り出して水分を取ってから再
開処理液中に入れるというような方法で一度発生した気
泡を完全に*抄除いても再度気泡は発生する。このよう
に気泡が付着した離型層の部分は当然処理液と接触でき
ないので上記の化学処理が進行しない。又場合によると
気泡は離型J−の表面ではなく、その内部から発生して
きて離型)−に孔をあけて下地を露出させてしまう場曾
もある、かかる場合には、心安に応じて、アミン又は酸
の処理液の媒体としてエチレングリコール、ポリエチレ
ングリコール、グ11セリン等の水と完全に相溶性のあ
る高沸点の2価アルコール又は3価アルコールIA゛ど
の多価アlレコールを用いる。すなわち多価アルコール
に上記反応の要件としてのアミン又は酸と水を溶解した
溶液を処理溶液とするものである。14々実験の結果、
水の含有量が気泡発生にとって重要な関係があることが
わかり上記多価アルコールにメ\1し溶解する水の濃1
屍を15重檄チ以下5重量%以上が好ましい結果を得る
。処理に用いるアミン又は、酸はそれぞれ数東緘%程度
必要に応じた一度とすればよい。
なるが、このときの処理条件は反応促進の面からはなる
べく高温がよく、一方では処理液が沸騰すると気泡によ
って離型層が脱落させられる危険がある。そのために6
0〜95℃程度の温度でたとえば0.5〜50時間の処
理を行う。しかしながらはげしい沸騰は起らなくても離
型処理をした表面には小さな気泡が多数発生してくる場
合がある。これはたとえば60℃のような比較的低い温
度においても起る現象である。離型剤を塗布されたマス
々−の表面は疎水性となつCいるため、このように−塵
発生した気泡は機械的攪拌等を行つCもその表面エネル
ギーの関係から容易に取除くことかで@ない。さらに一
度マスターを処理液から取り出して水分を取ってから再
開処理液中に入れるというような方法で一度発生した気
泡を完全に*抄除いても再度気泡は発生する。このよう
に気泡が付着した離型層の部分は当然処理液と接触でき
ないので上記の化学処理が進行しない。又場合によると
気泡は離型J−の表面ではなく、その内部から発生して
きて離型)−に孔をあけて下地を露出させてしまう場曾
もある、かかる場合には、心安に応じて、アミン又は酸
の処理液の媒体としてエチレングリコール、ポリエチレ
ングリコール、グ11セリン等の水と完全に相溶性のあ
る高沸点の2価アルコール又は3価アルコールIA゛ど
の多価アlレコールを用いる。すなわち多価アルコール
に上記反応の要件としてのアミン又は酸と水を溶解した
溶液を処理溶液とするものである。14々実験の結果、
水の含有量が気泡発生にとって重要な関係があることが
わかり上記多価アルコールにメ\1し溶解する水の濃1
屍を15重檄チ以下5重量%以上が好ましい結果を得る
。処理に用いるアミン又は、酸はそれぞれ数東緘%程度
必要に応じた一度とすればよい。
以上は離型層全直接マスター上に塗布する方法について
記したが、この他に、あら/ハじめアミン溶液又は酸浴
液によってマスターを処理した後に離型剤を塗布する方
法も開発した。この場合は離型剤塗布後は上記2方法と
同様の工程で、水のみによって加熱処理を行うのである
が、この際も小さt、c気泡が発生し、かつその気泡の
挙動は上目己と全く同じである。したがってこの方法を
用いる場合は離型剤塗布後の熱処理のとき、水のみで処
理するのでなく、必要に応じて上記の多価アルコールに
例えば15■”itチ以下5重量−以上の水を溶解した
溶液を使用する、このようにすることによって、処理中
に気泡が発生することなく、ピンホールや欠陥のない離
型層を型上に形成することができる。
記したが、この他に、あら/ハじめアミン溶液又は酸浴
液によってマスターを処理した後に離型剤を塗布する方
法も開発した。この場合は離型剤塗布後は上記2方法と
同様の工程で、水のみによって加熱処理を行うのである
が、この際も小さt、c気泡が発生し、かつその気泡の
挙動は上目己と全く同じである。したがってこの方法を
用いる場合は離型剤塗布後の熱処理のとき、水のみで処
理するのでなく、必要に応じて上記の多価アルコールに
例えば15■”itチ以下5重量−以上の水を溶解した
溶液を使用する、このようにすることによって、処理中
に気泡が発生することなく、ピンホールや欠陥のない離
型層を型上に形成することができる。
このようにして形成された離型層は必ザに応じて薄膜化
処理される。この薄膜化処理は、上記したアミン又はψ
・1支による処理によってマスター表面に化学結合によ
って密着している1碓型剤を少<5′く辷(マスター表
面に均一に残して他の離型剤を除去することによって行
う、この除去手段としては、離型1−の摺擦処理、離型
層表面の溶剤による溶解除去など:IIM亘選択すれば
よいが、特に、フッ化炭化水素系などのflrvシー中
に入れ超音波洗浄を行うことで余分な離型剤が溶解させ
たり、又は一度樹脂金離型層の表面で硬化してから分離
することでマスター表面に結合した薄い離型層のみが除
去されずに残すことが好適である。
処理される。この薄膜化処理は、上記したアミン又はψ
・1支による処理によってマスター表面に化学結合によ
って密着している1碓型剤を少<5′く辷(マスター表
面に均一に残して他の離型剤を除去することによって行
う、この除去手段としては、離型1−の摺擦処理、離型
層表面の溶剤による溶解除去など:IIM亘選択すれば
よいが、特に、フッ化炭化水素系などのflrvシー中
に入れ超音波洗浄を行うことで余分な離型剤が溶解させ
たり、又は一度樹脂金離型層の表面で硬化してから分離
することでマスター表面に結合した薄い離型層のみが除
去されずに残すことが好適である。
なお場合によってはマスター表面との結合を促進してさ
らに強固な離型層とするためにこの後100〜150℃
の温度で1〜2時間の熱処理を行ってもよい。
らに強固な離型層とするためにこの後100〜150℃
の温度で1〜2時間の熱処理を行ってもよい。
離型層の上に形成する光学薄膜としては、たとえば反射
防止膜を例によればStO,と’l’1Qx(2<x<
0.5 )の組合せ、stoとsto、の組合せ等によ
る2層、3層の反射防止膜あるいはMgFによる単層膜
等が可能であり、その蒸着条件、プロセス等も従来実施
されているものが適用できる。すなわち真空蒸着、イオ
ンブレーティング、スパッタリング等の技術が適用でき
る。
防止膜を例によればStO,と’l’1Qx(2<x<
0.5 )の組合せ、stoとsto、の組合せ等によ
る2層、3層の反射防止膜あるいはMgFによる単層膜
等が可能であり、その蒸着条件、プロセス等も従来実施
されているものが適用できる。すなわち真空蒸着、イオ
ンブレーティング、スパッタリング等の技術が適用でき
る。
この個当業界で使用され−Cいる反射防止以外の増反射
や選択的に光の透過、反射を制御するAl 。
や選択的に光の透過、反射を制御するAl 。
Ag + 5n02μどの光学薄膜も適用できることは
明らかである。
明らかである。
ただし本発明においては、このように形成された光学薄
膜の上に樹脂1−全成形硬化してから離型したとき、こ
の光学薄膜が樹脂層表面に転移して離型される。したが
って本来光学特性を発揮するときの光学薄膜の構成を、
あらかじめ離型層表面に施しておくことになるのでこの
光、学薄膜が多層構造を有するときは、その層構成の1
1序を逆にして形成しておくことが必要である。
膜の上に樹脂1−全成形硬化してから離型したとき、こ
の光学薄膜が樹脂層表面に転移して離型される。したが
って本来光学特性を発揮するときの光学薄膜の構成を、
あらかじめ離型層表面に施しておくことになるのでこの
光、学薄膜が多層構造を有するときは、その層構成の1
1序を逆にして形成しておくことが必要である。
樹脂層形成用の樹脂としては、例えばメチルメタアクリ
レートなどのアクリル系モノマー又はオリゴマー、スチ
レン又はスチレンを主体とする共重合を目的とするコモ
ノマーの混合体又はそのオリゴマー、エポキシ樹脂、不
飽和ポリエステル樹脂等のプレポリマー等の材料を使用
することができる。
レートなどのアクリル系モノマー又はオリゴマー、スチ
レン又はスチレンを主体とする共重合を目的とするコモ
ノマーの混合体又はそのオリゴマー、エポキシ樹脂、不
飽和ポリエステル樹脂等のプレポリマー等の材料を使用
することができる。
これらの樹脂は液状でマスター表面の光学薄膜に接触し
て硬化するのでこれら光学薄膜に対する接着はきわめて
すぐれたものとなる。
て硬化するのでこれら光学薄膜に対する接着はきわめて
すぐれたものとなる。
実施例1
直径約50闘、厚さ約10+lIJのBK−7ガラスの
円形基板に、表面を非球面に研摩仕上げを行ったマスタ
ーをエポキシ系接着剤で接着してマスター部材を作る、
これをフ・ソ素糸有機シロキサン化合物FS7116(
ダイキン工業株式会社製、商品名)ヲダイフロン5−3
(ダイキン工業株式会社製、商品名)で約3倍に希釈し
た溶液中に浸漬して表面に均一に塗布し自然乾燥する。
円形基板に、表面を非球面に研摩仕上げを行ったマスタ
ーをエポキシ系接着剤で接着してマスター部材を作る、
これをフ・ソ素糸有機シロキサン化合物FS7116(
ダイキン工業株式会社製、商品名)ヲダイフロン5−3
(ダイキン工業株式会社製、商品名)で約3倍に希釈し
た溶液中に浸漬して表面に均一に塗布し自然乾燥する。
次にこのマスη−を約1重8%のn−プロピルrミン水
m液中に浸漬して90“Cで約1時間加熱処理する。
m液中に浸漬して90“Cで約1時間加熱処理する。
仄にこのマスターをダイフロンS−3中につけて超音波
洗浄を約3分間行って、離型層を形成した。
洗浄を約3分間行って、離型層を形成した。
これを蒸着装置のサンプルボルダ−に保持し、約80
’Qに加熱しながら真空度2 X 1 (1−’ To
rrになるまで排気した後、酸素を真空槽内に入れて7
X10−1lTOrrまで真空度を下げてからslu、
を1分当り30 m・pの速さで1/4λ(λ=55’
Omμ)の模厚になるまで蒸着した。次にもう一度真空
度k 2 X I O−’ Torrまで上げてからS
iOを1分間に130 m−Hの蒸着速度で1/4λ(
λ= 550mμ)になるまで蒸着した。このようにし
て第3図に示されるように離型層の上に反射防止層を蒸
着したマスターを得た。次に第4図に示すように黄銅製
の支持部材6の中心部に四球面を持ったレンズ状の5F
−4ガラスよりなるガラス基板5を置き、この上におか
れるマスグーとガラス基板の間に最大部分で約0.3肩
x、最小部分で約0.1a+mの間隙を作るように作製
したスペーサー8 ’lc Irt < 、ついで透明
なエポキシ(財脂エボテック301−2(エポキシテク
ノロジー社製、商品名)の少轍をガラス基板の凹部にお
き、この上から第5図に示すようなマスター會はめ込む
。これt槽温槽に入れ80℃3時間加熱硬化し、徐冷し
てから取出す。次いでマスターを支持部材から引出すと
マスター表面に硬化したエポキシ樹脂を介してカフス基
板が樹層して取り出されてくる。マスターの表面に涜っ
てカミソリの刃を当て軽<衡撃を加えるとガラス基板は
、表面に反射防止層を持った樹脂層とともに容品にマス
ターから離型でき、46図に示すよい反射率を示し、か
つマスター表面に忠実なきイ〕めで精度の高い表1j]
Tを示した。
’Qに加熱しながら真空度2 X 1 (1−’ To
rrになるまで排気した後、酸素を真空槽内に入れて7
X10−1lTOrrまで真空度を下げてからslu、
を1分当り30 m・pの速さで1/4λ(λ=55’
Omμ)の模厚になるまで蒸着した。次にもう一度真空
度k 2 X I O−’ Torrまで上げてからS
iOを1分間に130 m−Hの蒸着速度で1/4λ(
λ= 550mμ)になるまで蒸着した。このようにし
て第3図に示されるように離型層の上に反射防止層を蒸
着したマスターを得た。次に第4図に示すように黄銅製
の支持部材6の中心部に四球面を持ったレンズ状の5F
−4ガラスよりなるガラス基板5を置き、この上におか
れるマスグーとガラス基板の間に最大部分で約0.3肩
x、最小部分で約0.1a+mの間隙を作るように作製
したスペーサー8 ’lc Irt < 、ついで透明
なエポキシ(財脂エボテック301−2(エポキシテク
ノロジー社製、商品名)の少轍をガラス基板の凹部にお
き、この上から第5図に示すようなマスター會はめ込む
。これt槽温槽に入れ80℃3時間加熱硬化し、徐冷し
てから取出す。次いでマスターを支持部材から引出すと
マスター表面に硬化したエポキシ樹脂を介してカフス基
板が樹層して取り出されてくる。マスターの表面に涜っ
てカミソリの刃を当て軽<衡撃を加えるとガラス基板は
、表面に反射防止層を持った樹脂層とともに容品にマス
ターから離型でき、46図に示すよい反射率を示し、か
つマスター表面に忠実なきイ〕めで精度の高い表1j]
Tを示した。
なおFS−116の赤外吸収スペクトルを用7図に示す
。このチャートから明らかなようにFS−116はCF
a−(CFz)n’sとS i (OCH,) 、基を
有する化合物であることがわかる。図中11はC−Fの
振動スペクトル、12は5iOCH113はStOの振
動スペクトルを示している。
。このチャートから明らかなようにFS−116はCF
a−(CFz)n’sとS i (OCH,) 、基を
有する化合物であることがわかる。図中11はC−Fの
振動スペクトル、12は5iOCH113はStOの振
動スペクトルを示している。
実施例2
実、袖例1で用いたマスター會n ’ CaF+tCH
1CH2Si(OCRs)sの化学構造を有する液晶5
じ開用特殊シランLP−8T(信越化学工菜株式会社製
、商品名)tダイフロンS−3で約2嵐1ばチに俗解し
たb液中に浸漬して、表面に均一にLP−8T’(+−
塗布し、自然乾燥する。次にこのマスターを約1 貞M
%のn−ブチルアミン、約5重遺チの水、約96重量
−のエチレングリコールより成るflJ T&中に浸し
て90℃約1時iiJ]の加熱処理を行う。次にこのマ
スター會ダイフロンS−3中につけて約3分間超音波洗
浄を行って、離型層を形成した。次にこれを蒸着装置の
サンプルホルダーに保持し、$71(1”Cに加熱しな
がら真空度2 X 10−’ Torrになるまで排気
した後%融素を真空槽内に入れて7 X l 11−’
’I”Orrまで真空度を下げて力)ら8jO*を1分
間当り30咋の速さで1/4λ(λ=’550mμ)の
膜厚になるまで蒸着した。次にもう一度^空度を2Xl
O−’Torrまで上げてから510111−1分間に
130m、ccの蒸着速度で1/4λ(λ=550mμ
)になるまで蒸着した。このようにして第3図に示すよ
うな離型層の上に反射防止1−を蒸着したマスターを得
た。このマスターを用いて、実施例1と同様のプロセス
でエポキシ樹脂エポテック301−Sl用いて成形を行
ったところエボテック301−2の硬化物の表面に比し
て約2チ反射率の低い反射防止層を表面に有するレンズ
が得られた。この表面はきわめて楕髪の高い非球面であ
ってマスターの表面ケ忠実に転写したものであった。
1CH2Si(OCRs)sの化学構造を有する液晶5
じ開用特殊シランLP−8T(信越化学工菜株式会社製
、商品名)tダイフロンS−3で約2嵐1ばチに俗解し
たb液中に浸漬して、表面に均一にLP−8T’(+−
塗布し、自然乾燥する。次にこのマスターを約1 貞M
%のn−ブチルアミン、約5重遺チの水、約96重量
−のエチレングリコールより成るflJ T&中に浸し
て90℃約1時iiJ]の加熱処理を行う。次にこのマ
スター會ダイフロンS−3中につけて約3分間超音波洗
浄を行って、離型層を形成した。次にこれを蒸着装置の
サンプルホルダーに保持し、$71(1”Cに加熱しな
がら真空度2 X 10−’ Torrになるまで排気
した後%融素を真空槽内に入れて7 X l 11−’
’I”Orrまで真空度を下げて力)ら8jO*を1分
間当り30咋の速さで1/4λ(λ=’550mμ)の
膜厚になるまで蒸着した。次にもう一度^空度を2Xl
O−’Torrまで上げてから510111−1分間に
130m、ccの蒸着速度で1/4λ(λ=550mμ
)になるまで蒸着した。このようにして第3図に示すよ
うな離型層の上に反射防止1−を蒸着したマスターを得
た。このマスターを用いて、実施例1と同様のプロセス
でエポキシ樹脂エポテック301−Sl用いて成形を行
ったところエボテック301−2の硬化物の表面に比し
て約2チ反射率の低い反射防止層を表面に有するレンズ
が得られた。この表面はきわめて楕髪の高い非球面であ
ってマスターの表面ケ忠実に転写したものであった。
実施例3
金型用金属材料YSSマルエージング鋼YAG(日立金
属株式会社製、商品名)を用いて第1図に示すようなマ
スター部材全一体のものとして研削仕上げで作成した。
属株式会社製、商品名)を用いて第1図に示すようなマ
スター部材全一体のものとして研削仕上げで作成した。
マスター表面の部分は非球面の研摩仕上げとした。この
マスターを目1f出のFS−116の約2重Jt4のダ
イフロン5−38液に浸漬塗布し、次いでこれtn−ア
ミルアミン1重量%、水5嘔欺チ、クリセリン9410
の溶液中で90℃1時間の熱処理を行った。次いでこれ
tダイフロンS−3中に入れて3分間超音波洗沖する。
マスターを目1f出のFS−116の約2重Jt4のダ
イフロン5−38液に浸漬塗布し、次いでこれtn−ア
ミルアミン1重量%、水5嘔欺チ、クリセリン9410
の溶液中で90℃1時間の熱処理を行った。次いでこれ
tダイフロンS−3中に入れて3分間超音波洗沖する。
こil、を蒸着装置に入れ、実施例1におけると全く同
一のプロセスで反射防止1−會蒸層した。
一のプロセスで反射防止1−會蒸層した。
次いでエボテック301−2 (エポキシ樹脂)ヲ用い
て実施例1と同じプロセスでキャスティング成型を行っ
た。成型後の障型はカミソリの刃金用いてきわめで容易
にでき、表面に反射防止層を有するレンズが得られた。
て実施例1と同じプロセスでキャスティング成型を行っ
た。成型後の障型はカミソリの刃金用いてきわめで容易
にでき、表面に反射防止層を有するレンズが得られた。
表面の形状の精度はきわめて高くマスター表面の形状τ
正確に転写していたO 実施例4 フッ素系有機シロキサン化合物C7F15CO+JHC
1(20H2Ci(、S i (OCt(、)3ノ約2
重解チダイフロン5−3m液を用いて実施1例1で用い
たマスターに塗布処理を行った。こi″Lを1−ICノ
1恵献饅、水5車祈チ、−T−チL/ 7 /)−1コ
一ル94重vtybよりなる溶f改中で90′G1時間
の加熱処理を行った。その後これをダイフロンS−3中
で約3分間超音波洗浄を行って離型I@全形成した。次
にこのマスターを蒸着装置に入れ2 X l 0−1l
’I’orrの真空に保ちながらsio。
正確に転写していたO 実施例4 フッ素系有機シロキサン化合物C7F15CO+JHC
1(20H2Ci(、S i (OCt(、)3ノ約2
重解チダイフロン5−3m液を用いて実施1例1で用い
たマスターに塗布処理を行った。こi″Lを1−ICノ
1恵献饅、水5車祈チ、−T−チL/ 7 /)−1コ
一ル94重vtybよりなる溶f改中で90′G1時間
の加熱処理を行った。その後これをダイフロンS−3中
で約3分間超音波洗浄を行って離型I@全形成した。次
にこのマスターを蒸着装置に入れ2 X l 0−1l
’I’orrの真空に保ちながらsio。
を190mμの厚さに蒸着した。次いでSioを毎分1
30mμの蒸着速度で20mμの厚さになるまで蒸着す
る。次いで真空度が7 X l O”” l’orrに
なるまで酸素を導入して5lOz’t 190 tnμ
の厚さまで蒸着した。このマスターを用いて、実施例1
に示したと全く同一のプロセスでキャスティング成型を
行った。成型後の離型はカミソリの刃を用いてきわめて
容易にでき、表面に光学薄膜を有するし“ンズが得られ
た。表面はきわめて精度の高い非球面でマスター表面の
形状を正確に転写していた。
30mμの蒸着速度で20mμの厚さになるまで蒸着す
る。次いで真空度が7 X l O”” l’orrに
なるまで酸素を導入して5lOz’t 190 tnμ
の厚さまで蒸着した。このマスターを用いて、実施例1
に示したと全く同一のプロセスでキャスティング成型を
行った。成型後の離型はカミソリの刃を用いてきわめて
容易にでき、表面に光学薄膜を有するし“ンズが得られ
た。表面はきわめて精度の高い非球面でマスター表面の
形状を正確に転写していた。
実施例5
フッ素系有機シロキサン化合物C,F、に00C1bC
HtCHzS l (0CHs) sの約2重量%のダ
イフロンS−3溶液を用いて実施例1で用いたマスター
に塗布処理を行った。これを約1重量%のMCI、約5
車量チの水、約94重敏チのエチレングリコールより成
る溶液中に入れて90℃で約1時間の熱処理を行った。
HtCHzS l (0CHs) sの約2重量%のダ
イフロンS−3溶液を用いて実施例1で用いたマスター
に塗布処理を行った。これを約1重量%のMCI、約5
車量チの水、約94重敏チのエチレングリコールより成
る溶液中に入れて90℃で約1時間の熱処理を行った。
次いでこれをダイフロンS−3中に入れて約3分間超音
波洗浄する。これを蒸着装置に入れ実施例1における全
く回−のプロセスで反射防止層を蒸着した。次いでエボ
テック3 (11−2會用いて実施例1と同じプロセス
で成型を行った。
波洗浄する。これを蒸着装置に入れ実施例1における全
く回−のプロセスで反射防止層を蒸着した。次いでエボ
テック3 (11−2會用いて実施例1と同じプロセス
で成型を行った。
成型後の離型はカミノリの刃を用いてきわめて容易にで
き、表向に反射防止層を有するレンズが得られた。表面
の形状の4#肛はきわめて高くマスター表面の形状を正
確に転写していた、 比較例1 実施例1で用いたマスター表面にシリコーン系ペースト
状離型剤KS−61(信越化学工業株式会社間品名)會
不織布金用いて塗布した。このときマスターを60℃に
加熱し、 pht型剤を軟化させて、できるだけマスタ
ー表面が平滑になるようlこ拭き上げた。このマスター
?!−蒸宥装置に入れ、実施V’!l 1におけると全
く同一のプロセスで反射防止層を蒸着したが、#:着装
ばから取り出してみると均一な蒸着層がついていなくて
、斑らであった。
き、表向に反射防止層を有するレンズが得られた。表面
の形状の4#肛はきわめて高くマスター表面の形状を正
確に転写していた、 比較例1 実施例1で用いたマスター表面にシリコーン系ペースト
状離型剤KS−61(信越化学工業株式会社間品名)會
不織布金用いて塗布した。このときマスターを60℃に
加熱し、 pht型剤を軟化させて、できるだけマスタ
ー表面が平滑になるようlこ拭き上げた。このマスター
?!−蒸宥装置に入れ、実施V’!l 1におけると全
く同一のプロセスで反射防止層を蒸着したが、#:着装
ばから取り出してみると均一な蒸着層がついていなくて
、斑らであった。
これを用いて実施例1と同一のエポキシ樹脂を用イ、同
一のプロセスで成型実験全行ったが、成型後の離型がき
わめて困難で、レンズがわれてしまった。
一のプロセスで成型実験全行ったが、成型後の離型がき
わめて困難で、レンズがわれてしまった。
比較例2
実施例1で用いたマスター表面にシリコーンワニス離型
剤KS−700(信越化学工業株式会社製、商品名)?
:n−ヘキサンを用いて約10倍に希釈したものを塗布
した。これを不織布を用いて光学的曲面の精度を害さぬ
ようきれいに拭き上げてから、270’Cで1時間焼付
けを行ってから徐冷して離型層を形成した。次いでこの
マスターを基板にエポキシ樹脂接着剤を用いて接着し、
第2図に示すようなマスターとした。これt蒸着装置に
入れ、実施例1と全く同様にして反射防止層を蒸着した
。次いでこのマス・シーを用いて実施例1と全く同様に
てレンズの成形を行ったところ、レンズのマスターから
のPs、型がかなり困難となりカミソリ刃の打撃によっ
てガラス基板にヒビが入ってしまった。なお離型された
表面では一部反射防止膜が付着していない部分が生じて
いた。
剤KS−700(信越化学工業株式会社製、商品名)?
:n−ヘキサンを用いて約10倍に希釈したものを塗布
した。これを不織布を用いて光学的曲面の精度を害さぬ
ようきれいに拭き上げてから、270’Cで1時間焼付
けを行ってから徐冷して離型層を形成した。次いでこの
マスターを基板にエポキシ樹脂接着剤を用いて接着し、
第2図に示すようなマスターとした。これt蒸着装置に
入れ、実施例1と全く同様にして反射防止層を蒸着した
。次いでこのマス・シーを用いて実施例1と全く同様に
てレンズの成形を行ったところ、レンズのマスターから
のPs、型がかなり困難となりカミソリ刃の打撃によっ
てガラス基板にヒビが入ってしまった。なお離型された
表面では一部反射防止膜が付着していない部分が生じて
いた。
比較例3
実施例1で用いたマスターを約80’C,に加熱してお
き、このマスターの表面にカルナウバワックス(融点約
65℃)をこすりつけて俗解しながら塗布する。次に不
織布を用いて余分に付着しているカルナウバワックスを
拭きとり表面を平滑な表面に仕上げてから常温にもどす
。このマスターを用いて実施例1と全く同じプロセスで
、反射防止膜を蒸着したが、装置から取り出しCみると
マスターの表面には均一な蒸着層がついてなかった。
き、このマスターの表面にカルナウバワックス(融点約
65℃)をこすりつけて俗解しながら塗布する。次に不
織布を用いて余分に付着しているカルナウバワックスを
拭きとり表面を平滑な表面に仕上げてから常温にもどす
。このマスターを用いて実施例1と全く同じプロセスで
、反射防止膜を蒸着したが、装置から取り出しCみると
マスターの表面には均一な蒸着層がついてなかった。
これを用いて実施Mlと同一の方法でレンズ全成型した
が、離型が不可能であった。
が、離型が不可能であった。
第1図は本発明に用いるマスターの断面図である。
第2図は表面に離型層を形成したマスターの断面図であ
る。 第3“図は離型層の上に反射防止層を形成したマスター
の断面図である。 第4図は光学部品を形成するためにガラス基板全支持部
材に配置した状態の断面図である。 第5図はガラス基板とマスターを重ねた状態の断面図で
ある。 第6図は形成された光学部品の断面図である。 第7図は実施例で用いた離型剤の赤外吸収スペクトル特
性を示すグラフである。 l・・・・・・基板、 2・・・・・・マスター、3・
・・・・・離型1−1 4・・・・・・反射防止層、5
・・・・・・ガラス基板、 6・・・・・・支持部材、
7・・・・・・樹脂、 8・・・・・・スペーサー、9
・・・・・・樹脂層。 出願人 キャノン株式会社
る。 第3“図は離型層の上に反射防止層を形成したマスター
の断面図である。 第4図は光学部品を形成するためにガラス基板全支持部
材に配置した状態の断面図である。 第5図はガラス基板とマスターを重ねた状態の断面図で
ある。 第6図は形成された光学部品の断面図である。 第7図は実施例で用いた離型剤の赤外吸収スペクトル特
性を示すグラフである。 l・・・・・・基板、 2・・・・・・マスター、3・
・・・・・離型1−1 4・・・・・・反射防止層、5
・・・・・・ガラス基板、 6・・・・・・支持部材、
7・・・・・・樹脂、 8・・・・・・スペーサー、9
・・・・・・樹脂層。 出願人 キャノン株式会社
Claims (2)
- (1)表面に離型層を有するマスターとガラス基板との
間に形成される間隙に樹脂を介在させることによりガラ
ス基板表面に樹脂層を形成した後、マスターを分離して
ガラス基板と樹脂層からなる光学部品を製造する方法に
おいて、フ・ソ素1直換炭化水素基とアルコキシシラン
基若しくは/Xロゲン化シラン基とを有する化合物から
なる離型層上に光学薄pat形成し、マスターを分離し
た際、該光学薄暎が該樹脂層に転写することを特徴とす
る光学部品の製造方法。 - (2) マスター表面にフッ素置換炭化水素基とアルコ
キシシラン基若しくはハロゲン化シラン基とを有する化
合物を塗布後、塗布した化合物の一部をマスター表面全
体に均一に残して他會除去することにより形成した離型
層である特許請求の範囲第1項記載の光学部品のIJA
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18414083A JPS6073819A (ja) | 1983-09-30 | 1983-09-30 | 光学部品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18414083A JPS6073819A (ja) | 1983-09-30 | 1983-09-30 | 光学部品の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6073819A true JPS6073819A (ja) | 1985-04-26 |
Family
ID=16148066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18414083A Pending JPS6073819A (ja) | 1983-09-30 | 1983-09-30 | 光学部品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6073819A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109624446A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-04-16 | 中国南玻集团股份有限公司 | 防指纹低反射高强度防爆裂玻璃 |
-
1983
- 1983-09-30 JP JP18414083A patent/JPS6073819A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109624446A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-04-16 | 中国南玻集团股份有限公司 | 防指纹低反射高强度防爆裂玻璃 |
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