JPS607379B2 - ウエハー加熱用治具 - Google Patents
ウエハー加熱用治具Info
- Publication number
- JPS607379B2 JPS607379B2 JP12070677A JP12070677A JPS607379B2 JP S607379 B2 JPS607379 B2 JP S607379B2 JP 12070677 A JP12070677 A JP 12070677A JP 12070677 A JP12070677 A JP 12070677A JP S607379 B2 JPS607379 B2 JP S607379B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silicon carbide
- wafer heating
- heating jig
- thickness
- wafer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はワェハー加熱用治具の改良に関するものである
。
。
一般に、この種の治具はウェハーの焼成、エッチングに
際して使用されるため、熱的及び化学的に安定な材料か
ら造られることが要求されている。
際して使用されるため、熱的及び化学的に安定な材料か
ら造られることが要求されている。
しかして、従来のゥェハー加熱用治具は炭素基村に熱的
、化学的に安定な炭化珪素被膜を形成したものが用いら
れているが、これを急熱急袷等の過酷な条件で使用する
と、炭化珪素被膜が剥離、クラックを発生して炭素基村
が露出し、基材中の種々の成分が揮散してウェハーに悪
影響を与える問題があった。
、化学的に安定な炭化珪素被膜を形成したものが用いら
れているが、これを急熱急袷等の過酷な条件で使用する
と、炭化珪素被膜が剥離、クラックを発生して炭素基村
が露出し、基材中の種々の成分が揮散してウェハーに悪
影響を与える問題があった。
この対策として気孔率の大きい、つまり繊密性に乏しい
炭化珪素被膜を形成し、急熱急冷によるクラックの発生
を防止することが考えられるが、反面繊密性が乏しいと
、内側の炭素基村中からガスが発生したり、機械的強度
が低下するなどの不都合さが生じ、抜本的な解決手段で
はない。このようなことから、本発明者は上記欠点を解
消するために鋭意研究を重ねた結果、上述した炭化珪素
被膜の剥離、クラックの発生がその厚さに基因すること
を究明し、炭素基材表面に形成する炭化珪素被膜を所定
の厚として、かつ繊密質とすることによって、急熱急冷
等の過酷な条件で使用しても炭化珪素被膜の剥離、クラ
ックの発生を防止できると共に、気密性が良好なゥェハ
−加熱用治臭を見し、出した。
炭化珪素被膜を形成し、急熱急冷によるクラックの発生
を防止することが考えられるが、反面繊密性が乏しいと
、内側の炭素基村中からガスが発生したり、機械的強度
が低下するなどの不都合さが生じ、抜本的な解決手段で
はない。このようなことから、本発明者は上記欠点を解
消するために鋭意研究を重ねた結果、上述した炭化珪素
被膜の剥離、クラックの発生がその厚さに基因すること
を究明し、炭素基材表面に形成する炭化珪素被膜を所定
の厚として、かつ繊密質とすることによって、急熱急冷
等の過酷な条件で使用しても炭化珪素被膜の剥離、クラ
ックの発生を防止できると共に、気密性が良好なゥェハ
−加熱用治臭を見し、出した。
即ち、本発明のウェハー加熱用捨臭は、炭素基材表面に
厚さ30〜400仏仇で、膜厚方向に貫通する連続気孔
の存在しない通気度が零の綾密質炭化珪素被膜を形成せ
しめてなるものである。
厚さ30〜400仏仇で、膜厚方向に貫通する連続気孔
の存在しない通気度が零の綾密質炭化珪素被膜を形成せ
しめてなるものである。
本発明における繊密質炭化珪素被膜の厚さを上記範囲に
限定した理由は、その厚さを30一肌未満にすると、炭
素基材全面を通気度が零の炭化珪素被膜で被覆すること
が困難となり、かつ仮に被覆できても腰厚のばらつきに
より極めて薄い部分が生じて使用中の種々の薬品による
エッチングやゥェハーによる摩耗によって該部分が局所
的に除去され、いずれにしても得られた指具が通気性を
生じるようになる。
限定した理由は、その厚さを30一肌未満にすると、炭
素基材全面を通気度が零の炭化珪素被膜で被覆すること
が困難となり、かつ仮に被覆できても腰厚のばらつきに
より極めて薄い部分が生じて使用中の種々の薬品による
エッチングやゥェハーによる摩耗によって該部分が局所
的に除去され、いずれにしても得られた指具が通気性を
生じるようになる。
一方、前記炭化珪素被膜の厚さが400山肌を越えると
、急熱急冷等の苛酷な条件で使用した場合、スポールに
より剥離、クラックを生じる。ここで、通気性はコーテ
ィング品を湯で煮沸して、気泡の発生の有無で判断した
。
、急熱急冷等の苛酷な条件で使用した場合、スポールに
より剥離、クラックを生じる。ここで、通気性はコーテ
ィング品を湯で煮沸して、気泡の発生の有無で判断した
。
なお、本発明のウェハー加熱用捨具を製造するためには
、たとえば炭素基材に炭素源とシリコン源を導入し、減
圧下で加熱して炭素とシリコンとを反応させて、該基村
表面に所定厚さの炭化珪素をコーティングすることによ
り得られる。
、たとえば炭素基材に炭素源とシリコン源を導入し、減
圧下で加熱して炭素とシリコンとを反応させて、該基村
表面に所定厚さの炭化珪素をコーティングすることによ
り得られる。
次に、本発明に実施例を説明する。
実施例1〜7及び比較例1〜4
構成粒子が0.03〜0.1仏の、常温から400oo
までの平均熱膨脹係数4.0〜4.2×10‐6(1/
00)、寸法100×550×1仇舷の炭素基材に、シ
リコン源と炭素源を導入し、減圧下で所望時間加熱せし
めて下記表に示す如き膜厚の異なる繊密質炭化珪素被膜
を有する11種のウェハー加熱用沿具を得た。
までの平均熱膨脹係数4.0〜4.2×10‐6(1/
00)、寸法100×550×1仇舷の炭素基材に、シ
リコン源と炭素源を導入し、減圧下で所望時間加熱せし
めて下記表に示す如き膜厚の異なる繊密質炭化珪素被膜
を有する11種のウェハー加熱用沿具を得た。
しかして、11種のウェハー加熱用治臭を各々5個づつ
用意し、これらを高周波炉で常温から1400℃まで5
分間で昇温し、5分間保持後常温下に曝らす急熱急冷試
験を5回繰り返し行ない、各々の拾具の炭化珪素被膜の
状態を調べた。その結果を下記表に併記した。表 本実施例及び比較例においては、構成粒子が「0.03
〜0.1仏凧、常温から40000までの平均熱膨脹係
数4.0〜4.2×10‐6(1/〇○)の炭素基材を
用いたが、炭素基材はこの範囲のものに限らず、例えば
平均粒径5.0〜10.0仏肌,40000までの平均
熱膨脹係数4.3〜5.0×10‐6(1/℃)のもの
を用いても前記表と同等の効果が認められるものである
。
用意し、これらを高周波炉で常温から1400℃まで5
分間で昇温し、5分間保持後常温下に曝らす急熱急冷試
験を5回繰り返し行ない、各々の拾具の炭化珪素被膜の
状態を調べた。その結果を下記表に併記した。表 本実施例及び比較例においては、構成粒子が「0.03
〜0.1仏凧、常温から40000までの平均熱膨脹係
数4.0〜4.2×10‐6(1/〇○)の炭素基材を
用いたが、炭素基材はこの範囲のものに限らず、例えば
平均粒径5.0〜10.0仏肌,40000までの平均
熱膨脹係数4.3〜5.0×10‐6(1/℃)のもの
を用いても前記表と同等の効果が認められるものである
。
Claims (1)
- 1 炭素基材表面に厚さ30〜400μmで、膜厚方向
に貫通する連続気孔の存在しない通気度が零の緻密質炭
化珪素被膜を形成せしめてなるウエハー加熱用治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12070677A JPS607379B2 (ja) | 1977-10-07 | 1977-10-07 | ウエハー加熱用治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12070677A JPS607379B2 (ja) | 1977-10-07 | 1977-10-07 | ウエハー加熱用治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5453959A JPS5453959A (en) | 1979-04-27 |
JPS607379B2 true JPS607379B2 (ja) | 1985-02-23 |
Family
ID=14792965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12070677A Expired JPS607379B2 (ja) | 1977-10-07 | 1977-10-07 | ウエハー加熱用治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS607379B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61128474U (ja) * | 1985-01-30 | 1986-08-12 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03217016A (ja) * | 1990-01-23 | 1991-09-24 | Hitachi Chem Co Ltd | 半導体製造装置用部材 |
-
1977
- 1977-10-07 JP JP12070677A patent/JPS607379B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61128474U (ja) * | 1985-01-30 | 1986-08-12 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5453959A (en) | 1979-04-27 |
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