JPS6072736A

JPS6072736A - 通電ヘツド

Info

Publication number: JPS6072736A
Application number: JP58182128A
Authority: JP
Inventors: Yutaka Nishimura; 豊西村; Katsuhide Tsukamoto; 勝秀塚本; Yoshitaka Yoshikawa; 吉川　義隆; Kazushi Ono; 一志小野; Tetsuhiro Sano; 哲弘佐野
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1983-09-29
Filing date: 1983-09-29
Publication date: 1985-04-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野従来例の構成とその問題点２　ページ近年、オフィスオートメーションにより種々の端末機が
要求されている。その中でも電気信号を可視像に変換す
る記録装置、いわゆるプリンタはその需要が大きいにも
かかわらず、性能的に満足のゆくものが少ない。種々あ
る記録装置の中で、放電破壊記録装置は高速性と記録の
保存性および経済性について優れていて一般によく使わ
れている。しかし、この記録装置の印字品質はあまり良
いものではない。すなわち解像度があまり良くなく、現
在５〜６ドツト／■が一般的である。放電破壊記録装置
は本来もっと解像度を高くできる能力があるにもかかわ
らず、性能が低くおさえられているのは、書き込みヘッ
ドの製造の難かしさのためであった。

放電破壊記録装置は蒸着アルミ層、黒色層、基紙層から
なる放電破壊記録紙の蒸着アルミ層を接地し、この蒸着
アルミ層に電圧を印加した電極を接触させ、接触部分を
加熱あるいは放電破壊により蒸着アルミを取り除き、下
地の黒色層を露出させて印字を行うものである。そのた
め、・良好な書３　ページき込みを行うには第１図ａのように針金（電極針）１１
を露出し、接触を確実に行うよう書き込み電極が作られ
ている。１２は固定部１３はリードである。電極針を露
出（突出）させ々い第１図すのような場合は、電極針１
４の周りが破壊され、ここに記録時に発生するゴミがた
まり、電極針同志の絶縁が損われ、良好な書き込みがで
きない。そこで、電極針を突出させ、しかも丈夫なもの
で作成する必要があり、したがって、太くてかつ硬いも
のを用いなければならなかった。そのだめ、解像度を上
げることができなかった。

この様な問題を解決するために、電気的導体層と電気的
絶縁層を交互に厚み方向に積層した積層体から所望の形
状に切り出し、電気的導体層の各々の端面が記録紙と接
触し記録する通電ヘッドが提案された。以下図面を参照
しながら積層タイプの通電ヘッドについて説明する。第
２図は積層体の斜視図であり、２０１は電気的導体層、
２０２は電気的絶縁層である。第３図は、積層体から所
望の形状に切り出した通電ヘッドの斜視図で、３０１は
電気的導体層、３０２は電気的絶縁層であり、これを用
いて書き込みの動作を第４図で説明する。

第４図において、４０１は放電破壊記録紙と呼ばれよく
知られているものである。これは、アルミ蒸着層４０２
．黒色層４０３．基紙４０４がら成っている。４０６は
積層タイプの通電ヘッドの斜視図である。

第４図を用いて記録の方法を簡単に説明する。

電気的導体層４０６の端面は、放電破壊記録紙４０１の
表面のアルミ蒸着層４０２と接触して、矢印の方向に移
動する。その際電気信号源から電気信号が、放電破壊記
録紙４０１と電気的導体層４０６に通電される。この通
電によりアルミ蒸着層４０２が破壊され黒色層４０３が
露出し、電気信号に応じたパターンが可視化される。し
かしながら上記の様な構成において、連続して通電によ
る書き込みを行うと、電気的絶縁層が、放電により発生
するジュール熱のため軟化し、極短が場合、電気的絶縁
層が炭化したり、放電により発生する５ページアルミの融着物などの導電性の異物・ゴミが、電極間に
付着して短絡を起こす。まだ耐熱性を重視した材料を電
気的絶縁層に用いると、接着強度が弱く、積層体から切
り出す際の機械加工で、はく離が生じ、所望の通電ヘッ
ドの作製が困難であり、また書き込み中に通電ヘッドの
先端が変形または、はく離するという問題点があった。

このような問題は、通電を利用する他の記録方法にもみ
られた。

発明の目的本発明の目的は、通電を利用する記録装置に用いられる
、高解像度かつ安価で耐久性の優れた通電ヘッドを提供
することである。

発明の構成本発明の通電ヘッドは、電気的導体層と電気的絶縁層を
交互に厚み方向に積み重ねた積層体からなり前記電気的
導体層の端面が記録紙と接触し記録する通電ヘッドであ
って、前記絶縁層が、六方晶窒化硼素及びタルクの混合
物で２５〜６０ｗｔ％含まれてかつ、前記混合物中の１
つの組成である。

六方晶窒化硼素が５ｗｔ％以上含有した材料を用い６ペ
ージることにより、構成したものであり、これにより、高解
像度かつ安価で、しかも耐久性に優れた通電ヘッドとす
るものである。

実施例の説明以下本発明の実施例について、図面、比較例を参照しな
がら説明する。

電気的導体層として厚さ３５μｍの電解銅箔。

電気的絶縁層として、下記の組成物（ｗｔ％）エポキシ
樹脂（ビスフェノールＡ型）３６硬化剤　（酸無水物）
２６六方晶硼素（バインダー１％以内）１０タルク　（不純
物１チ以内、真比重２．８）　３０モ一ス硬度２．平均
粒径６μｍを、三本ロールで混練し、前記電解銅箔に６６μｍの厚
さで塗工し、それらを２４枚積層し、１８０℃２時間、
ｓｏＫｇ／ｃ−ｉｔの圧力で、熱プレスを行い第２図の
ような積層体を得た。さらに所望の形状に切り出し、第
３図のような通電ヘッドＡを得た。

次いで上記と同様の手段を用い、六方晶窒化硼素・タル
クの替わりに、酸化アルミニウム、４０ｗｔ７ページ係添加した通電ヘッドＢを得た。さらに充てん剤を全く
含まない、エポキシ樹脂と硬化剤のみを電気的絶縁層に
用いた通電−＼ラドＣを得た。

得られた通電ヘッドＡ、Ｂ、Ｃは、電極間ピンチ１００
μｍ、即ち解像度１０本／岨の放電破壊記録に用いる通
電ヘッドとして使用できるものであった。通電ヘッドＡ
は、Ａ−４タイプ（１行２０（７）、６行／秒の速さ）
で連続１０００行の書き込み後の通電ヘッドの状況を調
べても、電極同志の短絡もみられず、高品位の印字が維
持されていた。

酸化アルミニウムを含有する通電ヘッドＢは、ヘッド先
端が硬いため、記録紙に、ひっかき傷が常時発生し、ま
たアルミ融着物などの導電性のゴミが付着し、３〜４ケ
所の短絡が発生した。充てん剤を全く含まない通電ヘッ
ドＣは、放電により発生する熱の為、電極付近に大きな
穴があき、そこにアルミ融着物などの導電性の異物・ゴ
ミがたまり、電極同志で短絡し、１００行もかけない状
態であった。上記のように、積層タイプの通電ヘッドに
おいて、電気的絶縁層に、六方晶窒化硼素特開昭ＧＯ−
７２７３１；（３）どタルクを含有した材料を用いることにより、高品位の
印字が、連続書き込みを行っても維持される。これは、
六方晶窒化硼素タルクなどの層状物質の優れた耐熱性、
電気絶縁性潤滑特性などに起因している。またタルクだ
けの添加では、若干耐熱性・ゴミの付着がみられたが六
方晶窒化硼素とタルクを組み合わせることにより改善さ
れた。タルクも六方晶窒化硼素も、柔らかく、充てん剤
としてエポキシ樹脂に添加しても、記録紙と接触する際
に、記録紙に傷を付けないばかりか、わずかに削られて
、常に新たな通電ヘッドの先端が、現われて、異物の伺
着を防いでいる。次に本発明の他の実施例について説明
する。電気的絶縁層として、ビスフェノールＡ型のエポ
キシ樹脂、硬化剤として芳香族アミンを用い、六方晶窒
化硼素タルクの添加量を変えて、最適添加量の検討を行
った。

以　下　余　白９ページ第１表　大方晶窒化硼素の最適添加量＊ｈ−ＢＮ：六方晶窒化ホウ素第２表　タルクの最適添加量１０ページ第１表の如く六方晶窒化硼素だけの添加では、２０　ｗ
ｔ％から効果があり、タルクだけの添加では、３０　ｗ
ｔ％以上の添加が必要であった。大方晶窒化硼素は、非
常に高価な材料であり、タルクの場合は、安価ではある
が、特性的に若干六方晶窒化硼素より劣る。そこで、六
方晶窒化硼素とタルクとを組み合わせることにより、特
性、コスト共に満足する添加量の検討を行なった。

第３表　六方晶窒化硼素・タルクの最適添加量１１／、
−ッ第３表は、第１，２表と同様の項目のチェックを行ない
、それらの総合評価を記した。各チェック項目の説明を
すると、印字品質は、連続１ｏＯ０行の書き込みを行い
、電極同志の短絡による印字劣化をみた。ゴミの付きに
くさは、電気的絶縁層に付着したアルミナ蒸着物を含む
導電性のゴミの付着の程度を調べた。その結果印字品質
とゴミの付着は、密接な関係のあることが判明した。六
方晶窒化硼素タルク等の層状物質が有する優れた潤滑特
性が、ゴミの付着を防いでいると考えられる。

硬さは、放電破壊紙の通電ヘッドの接触による傷付き性
を観察し、難燃性は、ＵＬ−９４に準拠しくテストピー
スの厚み）％インチでＶ−ｏ相当をＯとした。加工性は
、積層体の接着強度、切断時の機械加工性をみた。

第３表で明らかな様に、六方晶窒化硼素を、５ｗｔＬ％
添加するとタルクは、２０　ｗｔ９６の添加で効果があ
り、六方晶窒化硼素を１０ｗｔ％添加すると、タルクは
１５ｗｔ％の添加で効果があった。

すなわち、少くとも六方晶窒化硼素を５ｗｔ％以特開昭
ＧＯ−７２７３６（４）上添加し、六方晶窒化硼素とタルクの合計添加量２６〜
５　Ｑ　ｗｔ％含有した材料を積層タイプの通電ヘッド
の電気的絶縁層に用いると、放電破壊記録の欠点である
、熱による通電ヘッドの損傷、アルミ融着物の通電ヘッ
ドへの付着が大幅に改善でき高品位の印字が、長期間保
障可能となった。また六方晶窒化硼素とタルクを組み合
わせて用いることにより、タルク単独で使用した際の特
性的な低下を防ぎ、しかも六方晶窒化硼素の添加量を低
減できるため、大幅なコストダウンとなる。しかし、六
方晶窒化硼素、タルク等の層状物質を、比較的多く添加
することにより、樹脂の接着強度も低下する。そのだめ
耐熱性の良好な、ポリイミド、ビスマレイミドなどの樹
脂を用いると、積層体の接着強度が低下し、切り出し時
の機械加工において、通電ヘッド先端の変形、あるいは
、はく離が生じてしまい、接着力の強いエポキシ樹脂を
用いるのが望ましい結果が得られた。

発明の効果以上の説明のように本発明は、電気的導体層と１３ペー
ジ電気的絶縁層を交互に厚み方向に積み重ねだ積層体から
なり、前記電気的導体層の端面が記録紙と接触し記録す
る通電ヘッドであって、前記電気的絶縁層が、六方晶窒
化硼素及びタルクの混合物で２５〜６０　ｗｔ％含まれ
てかつ、前記混合物中の１つの組成である六方晶窒化硼
素が５ｗｔ％以上含有するように構成されており、これ
により、安価で高解像しかも長寿命の通電ヘッドが得ら
れ、エポキシ樹脂に、六方晶窒化硼素・タルクを含有さ
せることにより、機械的な強度の強い通電ヘッドが得ら
れる。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ、ｂは、従来の通電ヘッドの斜視図、第２図は
本発明に係る積層体の斜視図、第３図は本発明の通電ヘ
ッドの斜視図、第４図は同ヘッドの書き込み部分の斜視
図である。１０１．１０４・・・・・・電極、１０２・・・・・・
固定部、１０３・・・・・・リード、２０１　．３０１
　．４０６・・・・・・電気的導体層、２０２．３０２
．４０７・・・・・・電気的絶縁層、４０１・・・・・
・放電破壊記録紙、４０２・・・１４ページ・・・アルミ蒸着層、４０３・・・・・・黒色層、４０
４・・・・・・基紙、４０６・・・・・・通電ヘッド。代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第　
１　図（す（ｂ〕第２図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）電気的導体層と電気的絶縁層を交互に厚み方向に
積み重ねだ積層体からなり前記電気的導体層の端面が記
録紙と接触し記録する通電ヘッドであって前記電気的絶
縁層が、六方晶窒化硼素及びりが５ｗｔ％以上含有して
いることを特徴とする通電ヘッド。
（２）電気絶縁層がエポキシ樹脂に、タルクと六方晶窒
化硼素を含有させたことを特徴とする特許請求の範囲第
１項記載の通電ヘッド。